JP2020124417A - グリル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】くん製を容易に作ることができるグリル装置を提供する。【解決手段】グリル装置1は、加熱室30とバーナーとを備えている。バーナーは、加熱室30に配置された調理容器4を加熱する。グリル装置1は、火力変更部及び制御部を更に備えている。火力変更部は、バーナーの火力を変更する。制御部は、火力変更部を制御して、くん製材が配置された調理容器4をバーナーで加熱する自動くん製運転を実行可能である。制御部20は、自動くん製運転において、くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように火力変更部を制御する。【選択図】図1
Description
本開示は、グリル装置に関する。
特許文献1には、ガスコンロが開示されている。このガスコンロには、肉や魚などの被調理物を焼くグリル調理に用いられるガスグリルが組み込まれている。このガスグリルでは、「魚:姿焼き」、「魚:切り身」、「ハンバーグ」、「グリルチキン」及び「トースト」の中から選択されたメニューに応じて、グリル自動制御が実行されることにより、自動調理が行われる。
上述したガスコンロは、食材をくん煙して、くん製を作ることが容易ではないという課題がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、くん製を容易に作ることができるグリル装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るグリル装置は、加熱室と、前記加熱室に配置された調理容器を加熱するバーナーとを備えたグリル装置である。前記グリル装置は、前記バーナーの火力を変更する火力変更部と、制御部とを更に備えている。前記制御部は、前記火力変更部を制御して、くん製材が配置された前記調理容器を前記バーナーで加熱する自動くん製運転を実行可能である。前記制御部は、前記自動くん製運転において、前記くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように前記火力変更部を制御する。
前記一態様に係るグリル装置は、くん製を容易に作ることができる
図1に示す本実施形態のグリル装置1は、ガスグリル付こんろであって、詳しくは、キッチンカウンター(図示せず)に形成された孔に上方より挿入されて設置されるドロップインこんろである。グリル装置1は、一般的なグリル装置と同様、調理対象物又は調理対象物が配置された容器を火で加熱するグリル調理が可能な装置であり、このグリル調理に加えて、くん製材(くん煙材)を加熱して発生する煙により食材をいぶす自動くん製運転を実行可能である。
以下、グリル装置1について、グリル装置1の設置状態における方向を用いて説明する。具体的には、グリル装置1から見て、設計上、利用者が位置する方向を前方と規定する。また、グリル装置1を前方から見たときを基準にして、左右方向を規定する。
図1に示すように、本実施形態のグリル装置1は、ケーシング10、複数のこんろバーナー11及び天板12を備えている。ケーシング10は、上方に開口した箱状に形成されている。ケーシング10の内部には、複数のこんろバーナー11が設置されている。天板12はケーシング10上に設置されている。天板12はケーシング10の上面を覆っている。複数のこんろバーナー11の各々は、天板12に形成された孔を貫通して、天板12の上方に向かって突出している。
グリル装置1は、複数のこんろ用操作部13を備えている。複数のこんろ用操作部13は、複数のこんろバーナー11にそれぞれ一対一で対応している。利用者は、各こんろ用操作部13を操作することで、対応するこんろバーナー11の点火と消火の切換え及び火力の変更を行うことができる。
グリル装置1は、加熱室30を有している。本実施形態の加熱室30は、グリル庫であって、前方に開口した箱状に形成されている。加熱室30は、ケーシング10と天板12とで囲まれた空間に位置している。
図2及び図3に示すように、加熱室30は、底部300、左右の側壁部301、後壁部302及び天井部303を有している。加熱室30の内側には、底部300、左右の側壁部301、後壁部302及び天井部303で囲まれた加熱空間が形成されている。加熱室30の前端部には、開口部304が形成されている。加熱室30の内部空間は、開口部304を介してケーシング10(図1参照)の前方に開放される。
本実施形態のグリル装置1は、開口部304を開閉する扉31(図1参照)と、扉31を支持した支持機構32(図2)とを更に有している。支持機構32は、加熱室30に設置されており、扉31を前後方向に移動可能に支持している。支持機構32は、例えば、左右一対のスライドレールで構成される。利用者は、扉31を前後方向に移動することで、加熱室30の開口部304を扉31によって開閉することができる。
本実施形態のグリル装置1は、加熱室30(加熱空間)に出入可能に配置される調理容器4を更に有している。調理容器4は、魚、鶏等のグリル調理の対象となる調理対象物を収容可能である。自動くん製運転では、グリル調理の対象となる調理対象物に代えて、くん製材とこのくん製材を加熱することによって発生する煙でいぶされる食材とが調理容器4に配置される。すなわち、調理容器4には、内容物として、グリル調理の対象となる調理対象物、あるいはくん製材と食材とが配置される。調理容器4は、開口部304を通過して加熱室30に出し入れされる。
自動くん製運転において調理容器4に配置されるくん製材は、例えば、スモークチップ、スモークウッド又は木の枝等である。くん製材の材料は、例えば、サクラ、ウイスキーオーク、ヒッコリー、ブナ、りんご、ナラ、クルミ等である。くん製材には、木材の他、スモークピート(促進剤)、ザラメ糖等の添加物が含まれていてもよい。また、自動くん製運転において調理容器4に配置される食材は、例えば、チーズ、魚、ハム、ナッツ、手羽先、ゆで卵等である。
本実施形態の調理容器4は、図4に示すように、容器本体40と、蓋41とを有している。容器本体40は、金属製であり、詳しくは、アルミニウム合金製である。容器本体40は、上面に開口部400が形成された容器状に形成されている。容器本体40は、上方から見て矩形状で水平面に沿って広がった板状の底部401と、底部401の周縁から上方に向かって突出した周壁部402とを有している。蓋41は、容器本体40の上端部に着脱可能に取り付けられ、開口部400を閉塞する。
本実施形態のグリル装置1は、支持体42を更に備えている。支持体42は、自動くん製運転が行われる際に調理容器4内に配置され、いぶされる食材を調理容器4内において底部401から上方に離れた位置で支持する。これにより、容器本体40の底部401にくん製材が載せられた状態において、食材をくん製材から上方に離れた位置に配置することができる。
本実施形態の支持体42は、金属製の線材から形成された網であって、食材を支持する水平面に沿って広がった支持部分420と、支持部分420から下方に向かって突出した複数の脚部421とを有している。支持体42は、図4に示すように、複数の脚部421が容器本体40の底部401の上面に接した状態で調理容器4内に配置され、食材は、支持部分420に載せられて支持される。支持部分420には、網目である、上下方向に貫通した孔422が複数形成されている。くん製材から出た煙は、複数の孔422を通過することができる。
図3に示すように、本実施形態のグリル装置1は、調理容器4を支持する支持枠5を更に有している。調理容器4は、支持枠5に対して着脱可能に取り付けられている。支持枠5は、調理容器4を下方から支持している。支持枠5は、上方から見て矩形の枠状に形成されている。支持枠5は、例えば、金属製の線材から形成される。
支持枠5の前端部は、扉31に対して着脱可能に連結されている。調理容器4が支持枠5に支持され、かつ、支持枠5が扉31に連結された状態において、支持枠5及び調理容器4は、扉31と連動して前後方向に移動する。
調理容器4が支持枠5に支持され、かつ、支持枠5が扉31に連結された状態において、扉31が開口部304を閉じる閉位置に配置されたとき、支持枠5及び調理容器4は、図3に示すように、加熱室30内の所定位置に配置される。利用者は、扉31を閉位置より前方に動かして開くことで、支持枠5及び調理容器4を、加熱室30の開口部304よりも前方に配置することができる。
グリル装置1は、加熱部33を更に有している。加熱部33は、バーナー330,331を有しており、バーナー330,331で生じた炎により、加熱室30に配置された調理容器4及びこの調理容器4に配置された内容物を加熱する。グリル調理の際には、調理容器4及び調理容器4に配置された調理対象物が、バーナー330,331によって加熱される。自動くん製運転の際には、調理容器4及び調理容器4に配置された、くん製材並びに食材が、バーナー330,331によって加熱される。これにより、くん製材を加熱することによって発生した煙により、食材がいぶされて、くん製が作られる。
本実施形態の加熱部33は、複数のバーナー330,331を有している。具体的に加熱部33は、複数のバーナーとして、上バーナー330及び下バーナー331を有している。上バーナー330及び下バーナー331の各々は、ブンゼンバーナーである。上バーナー330は、加熱室30の上部(詳しくは天井部303)に取り付けられている。上バーナー330は、加熱室30内に配置された調理容器4の上方に位置し、調理容器4及び調理容器4の内容物を上方から加熱する。
下バーナー331は、加熱室30の下部(詳しくは底部300)に設置されている。下バーナー331は、加熱室30内に配置された調理容器4の下方に位置し、調理容器4及び調理容器4に配置された内容物を下方から加熱する。下バーナー331で生じた炎は、調理容器4の底部401に当たる。
本実施形態の加熱部33は、図5に示すガス供給路34を更に有している。ガス供給路34は、上バーナー330及び下バーナー331に都市ガス等の燃料ガスを供給する。本実施形態のガス供給路34は、主流路340と、主流路340から分岐した一対の分岐路341,342とを有している。主流路340には、燃料ガスが供給される。一対の分岐路341,342のうちの一方は、上バーナー330に通じる上バーナー用流路341であり、他方は下バーナー331に通じる下バーナー用流路342である。
本実施形態の加熱部33は、上バーナー330の火力及び下バーナー331の火力を変更する火力変更部35を更に有している。火力変更部35によって、上バーナー330の火力及び下バーナー331の火力を変更することで、加熱部33の単位時間当たりの加熱量が変更される。なお、本開示における加熱部33の単位時間当たりの加熱量とは、加熱部33から単位時間当たりに発生する熱量である。また、本実施形態のように、加熱部33が複数のバーナー330,331を有する場合、加熱部33の単位時間当たりの加熱量とは、全てのバーナー330,331から発生する単位時間当たりの熱量の合計である。以下、加熱部33の単位時間当たりの加熱量を、単に加熱量という。
本実施形態の火力変更部35は、上バーナー用点火プラグ351、上バーナー用火力調節部352、下バーナー用点火プラグ353及び下バーナー用火力調節部354を有している。
上バーナー330には、上バーナー330を点火するための上バーナー用点火プラグ351が設置されている。下バーナー331には、下バーナー331を点火するための下バーナー用点火プラグ353が設置されている。
ガス供給路34から上バーナー330に燃料ガスが供給されている状態で、上バーナー用点火プラグ351が作動してスパークが生じることにより、上バーナー330は点火される。ガス供給路34から下バーナー331に燃料ガスが供給されている状態で、下バーナー用点火プラグ353が作動してスパークが生じることにより、下バーナー331は点火される。
本実施形態の上バーナー用火力調節部352は、上バーナー用流路341に設けられたガス量調整弁352aである。ガス量調整弁352aは、例えば、ステッピングモータの駆動により燃料ガスの流量を調整する弁である。上バーナー330の火力は、ガス量調整弁352aの開度を変更することによって調節される。
本実施形態の下バーナー用火力調節部354は、下バーナー用流路342に設けられたガス量調整弁354aである。ガス量調整弁354aは、例えば、ステッピングモータの駆動により燃料ガスの流量を調整する弁である。下バーナー331の火力は、ガス量調整弁354aの開度を変更することによって調節される。
グリル装置1は、図2及び図3に示す温度検知部36を更に有している。温度検知部36は、加熱室30に配置された調理容器4の温度を検知する。本実施形態の温度検知部36は、下バーナー331の平面視における中央部に設置された温度センサーであり、加熱室30内に配置された調理容器4の下方に位置する。
温度検知部36は、温度検知部36の上端部に位置する検知部分360を有している。検知部分360は、温度検知部36における他部に対して上下方向に移動可能である。検知部分360には、例えば、ばね等の付勢部材により、上方に向かう力が加えられている。
加熱室30内に調理容器4が配置されたとき、検知部分360は、調理容器4の底部401の中央部の下面に接触する。これにより、温度情報として、調理容器4の底部401の温度が、温度検知部36によって検知可能になる。
本実施形態のグリル装置1は、利用者によって操作される操作部として、図1に示すグリル用操作部14を備えている。利用者は、グリル用操作部14を操作することにより、自動調理運転の設定と実行、並びに自動くん製運転の設定と実行を行うことができる。
本実施形態の自動調理運転の設定では、鶏、パン等の調理対象物の種類の違い、切り身、姿焼き等の調理対象物の状態の違い、調理方法等に応じて設定された複数の調理メニューの中から選択された任意の調理メニューが設定され、かつ、任意の火加減が設定される。
自動調理運転は、調理対象物が収容された調理容器4が加熱室30に配置された状態で行われる。ただし、この場合、加熱室30に配置される調理容器4は、調理対象物が収容された容器本体40の開口部400が蓋41によって塞がれた状態であってもよいし、調理対象物が収容された容器本体40に蓋41が取り付けられていない状態であってもよい。
また、本実施形態の自動くん製運転の設定では、いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量(例えば、10g、20g等)のうちの1種又は2種以上の組み合わせが設定される。自動くん製運転は、くん製材及び食材が収容された調理容器4(図4参照)が加熱室30に配置された状態で行われる。この場合、くん製材は、容器本体40の底部401に載せられ、食材は上述したように調理容器4内に配置された支持体42によって、くん製材から上方に離れた位置に配置される。また、容器本体40の開口部400は、蓋41で塞がれた状態とされる。
図6に示すように、本実施形態のグリル装置1は、制御部20を更に備えている。制御部20は、例えば、マイクロコンピューターで構成される。制御部20は、上バーナー用点火プラグ351、上バーナー用火力調節部352(ガス量調整弁352a)、下バーナー用点火プラグ353及び下バーナー用火力調節部354(ガス量調整弁354a)に、電気的に接続されている。また、制御部20は、温度検知部36及びグリル用操作部14にも、電気的に接続されている。
制御部20は、グリル用操作部14が操作されて自動調理運転の実行の指令がなされたとき、火力変更部35を制御することにより、図3に示すように、加熱室30内に配置された調理容器4及びこの調理容器4に配置された調理対象物を加熱する。自動調理運転において、制御部20は、上述した自動調理運転の設定において設定された事項(調理メニュー及び火加減)及び温度検知部36の検知結果に基づき、火力変更部35を制御し、調理容器4及び調理容器4に配置された調理対象物を加熱部33によって加熱する。
図6に示す制御部20は、グリル用操作部14が操作されて自動くん製運転の実行の指令がなされたとき、火力変更部35を制御することにより、加熱室30内に配置された調理容器4、並びにこの調理容器4に配置されたくん製材及び食材を加熱する。自動くん製運転において、制御部20は、上述した自動くん製運転の設定において設定された事項(いぶし加減等)及び温度検知部36の検知結果に基づき、火力変更部35を制御して、加熱部33による調理容器4及び調理容器4に配置されたくん製材並びに食材を加熱する。
図7は、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。制御部20は、自動くん製運転において、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上を維持するように火力変更部35を制御する。また、制御部20は、上述した自動くん製運転の設定において設定された事項(いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせ)に基づき、自動くん製運転の実行予定時間TAを決定し、自動くん製運転の開始後、決定された実行予定時間TAが経過した時点で自動くん製運転を終了する。この場合、制御部20は、例えば、自動くん製運転の設定において、強く香味付けされるようにいぶし加減等が設定された場合、弱く香味付けされるようにいぶし加減等が設定された場合よりも、自動くん製運転時間が長くなるように設定する。
具体的に自動くん製運転では、制御部20は、図8に示すフローチャートに従って火力変更部35を制御する。なお、本実施形態の自動くん製運転では、上バーナー330は用いられず、調理容器4及び調理容器4に配置された内容物は、下バーナー331で生じた炎だけで加熱される。
利用者によりグリル用操作部14が操作されて、自動くん製運転の実行の指令がなされたとき、制御部20は、ステップS1の処理を実行する。ステップS1において、制御部20は、火力変更部35を制御して、下バーナー331を点火し、かつ、下バーナー331の火力を予め設定された第1所定火力とする。
第1所定火力は、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上の温度になるまで加熱可能な火力である。具体的に本実施形態の所定火力は、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、1250kcal/hとなる火力である。
制御部20は、ステップS1に続いてステップS2の処理を実行する。ステップS2において、制御部20は、温度検知部36によって検知した調理容器4の温度tが予め設定された所定温度ta以上であるか否かを判定する。所定温度taは、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上になるときの調理容器4の温度である。本実施形態の所定温度taは、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発火温度(例えば、320℃)未満となり、かつ、当該くん製材がタールを発生するタール発生温度(例えば、300℃)未満となる温度に設定されており、具体的には、270℃である。なお、図7中t1は、くん製材が発煙温度になったときに温度検知部36によって検知される温度であり、例えば、250℃である。また、図7中t2は、くん製材がタール発生温度になったときに温度検知部36によって検知される温度であり、例えば、300℃である。
ステップS2において、温度tが所定温度ta以上でなければ、制御部20は、ステップS3において一定時間待機した後、ステップS2の処理を実行する。ステップS2において、温度tが所定温度ta以上であれば、制御部20は、ステップS4の処理を実行する。
ステップS4において、制御部20は、火力変更部35を制御して、下バーナー331の火力を予め設定された第2所定火力とする。第2所定火力は、第1所定火力よりも弱い火力であり、かつ、温度検知部36によって検知される調理容器4の温度tが、所定温度taを維持する火力である。具体的に本実施形態の第2所定火力は、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、800kcal/hとなる火力である。
制御部20は、ステップS4に続いてステップS5の処理を実行する。ステップS5において、制御部20は、自動くん製運転を開始した時点から経過した時間Tが、当該自動くん製運転の設定に基づいて決定された実行予定時間TA以上であるか否かを判定する。
ステップS5において、時間Tが実行予定時間TA以上でなければ、制御部20は、ステップS6において一定時間待機した後、ステップS5の処理を実行する。ステップS5において、時間Tが実行予定時間TA以上であれば、制御部20は、ステップS7において、火力変更部35を制御して、下バーナー331を消火し、自動くん製運転を終了する。すなわち、本実施形態では、自動くん製運転が、自動くん製運転の開始から実行予定時間TAが経過した時点で終了する。
図7からも明らかなように、本実施形態の自動くん製運転では、温度検知部36の検知結果に基づいて、くん製材の温度が、くん製材の発煙温度以上を維持するように火力変更部35が制御される。このため、調理容器4内において十分な量の煙が発生した状態を維持することができ、容易にくん製を作ることができる。
また、本実施形態の自動くん製運転では、くん製材の温度が、くん製材が発火する発火温度及びくん製材からタールが発生するタール発生温度よりも低くなるように火力変更部35を制御する。このため、自動くん製運転において、くん製材が発火したり、くん製材からタールが発生したりすることを防止できる。
また、本実施形態では、グリル用操作部14の操作により設定された、いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせに基づいて実行予定時間TAが設定され、自動くん製運転の開始後、実行予定時間TAが経過した時点で自動くん製運転を終了する。このため、利用者の好みや食材の種類等に応じて、適切なくん製を作ることができる。
また、本実施形態の自動くん製運転では、温度検知部36で検知した調理容器4の温度が所定温度taに到達した後は、下バーナー331の火力が弱くなるため、省エネルギー化を実現できる。
次に上記実施形態の変形例1〜3について説明する。なお、以下の変形例1〜3の説明では、上記実施形態と共通する要素については同一の符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
図9は、変形例1のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、上記実施形態における図8のステップS4の処理において下バーナー331の火力として設定される第2所定火力が異なる。
図9は、変形例1のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、上記実施形態における図8のステップS4の処理において下バーナー331の火力として設定される第2所定火力が異なる。
本変形例の第2所定火力は、上記実施形態の第2所定火力よりも弱い火力であり、下バーナー331の火力が第2所定火力に切り替えられた時点から、温度検知部36によって検知される調理容器4の温度tが徐々に降下するような火力である。ただし、この場合も第2所定火力は、自動くん製運転中においては、常時、くん製材の温度が発煙温度以上となるような火力に設定される。具体的に本実施形態の第2所定火力は、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、500kcal/hとなる火力である。
本変形例では、温度検知部36で検知した調理容器4の温度tが所定温度taに到達した後は、下バーナー331の火力が第1実施形態の場合よりも弱くなるので、更なる省エネルギー化を実現できる。
(変形例2)
図10は、変形例2のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、上記実施形態における図8のステップS4の処理において下バーナー331の火力として設定される第2所定火力が異なる。
図10は、変形例2のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、上記実施形態における図8のステップS4の処理において下バーナー331の火力として設定される第2所定火力が異なる。
本変形例の第2所定火力は、上記実施形態の第2所定火力よりも強い火力であり、下バーナー331の火力が第2所定火力に切り替えられた時点から、温度検知部36によって検知される調理容器4の温度tが徐々に上昇する火力である。すなわち、本変形例では、温度検知部36で検知した調理容器4の温度tが所定温度taに到達した後は、下バーナー331の火力が第1実施形態の場合よりも強くなる。ただし、本変形例でも、第2所定火力は、第1所定火力よりも弱い。また、第2所定火力は、自動くん製運転中においては、常時、くん製材の温度が発火温度未満で、かつ、タール発生温度未満となるような火力に設定される。具体的に本実施形態の第2所定火力は、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、950kcal/hとなる火力である。
(変形例3)
図11は、変形例3のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、図12に示すフローチャートに従って火力変更部35を制御することにより、自動くん製運転を実行する。
図11は、変形例3のグリル装置1によって、自動くん製運転を実行したときにおける、自動くん製運転の開始から経過した時間Tと、温度検知部36によって検知した温度tとの関係を示したグラフである。本変形例のグリル装置1における制御部20は、図12に示すフローチャートに従って火力変更部35を制御することにより、自動くん製運転を実行する。
利用者によりグリル用操作部14が操作されて、自動くん製運転の実行の指令がなされたとき、制御部20は、ステップS11の処理を実行する。ステップS11において、制御部20は、火力変更部35を制御して、下バーナー331を点火し、かつ、下バーナー331の火力を予め設定された第1所定火力とする。
本変形例の第1所定火力は、第1実施形態の第1所定火力と同様の火力である。すなわち、本変形例の第1所定火力は、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上の温度になるまで加熱可能な火力であり、具体的には、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、1250kcal/hとなる火力である。
制御部20は、ステップS11に続いてステップS12の処理を実行する。ステップS12において、制御部20は、自動くん製運転を開始した時点から経過した時間Tが、当該自動くん製運転の設定に基づいて決定された実行予定時間TA以上であるか否かを判定する。
ステップS12において、時間Tが実行予定時間TA以上でなければ、制御部20はステップS13の処理を実行する。ステップS13において制御部20は、温度検知部36によって検知した調理容器4の温度tが、予め設定された第1所定温度tb以上であるか否かを判定する。第1所定温度tbは、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上になるときの調理容器4の温度である。本実施形態の第1所定温度tbは、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発火温度(例えば、320℃)未満となり、かつ、当該くん製材がタールを発生するタール発生温度(例えば、300℃)未満となる温度に設定されており、具体的には、275℃である。
ステップS13において温度tが第1所定温度tb以上でなければ、制御部20は、ステップS14において一定時間待機した後、ステップS12の処理を実行する。ステップS13において温度tが第1所定温度tb以上であれば、制御部20は、ステップS15の処理を実行する。
ステップS15において、制御部20は、火力変更部35を制御して、下バーナー331の火力を予め設定された第2所定火力とする。第2所定火力は、第1所定火力よりも弱い火力であり、かつ、上記実施形態の第2所定火力よりも弱い火力である。具体的に本実施形態の第2所定火力は、加熱部33(下バーナー331)の加熱量が、300kcal/hとなる火力である。
制御部20は、ステップS15に続いてステップS16の処理を実行する。ステップS16において、制御部20は、自動くん製運転を開始した時点から経過した時間Tが、当該自動くん製運転の設定に基づいて決定された実行予定時間TA以上であるか否かを判定する。ステップS16において、時間Tが実行予定時間TA以上でなければ、制御部20はステップS17の処理を実行する。
ステップS17において制御部20は、温度検知部36によって検知した調理容器4の温度tが、予め設定された第2所定温度tc以下であるか否かを判定する。第2所定温度tcは、第1所定温度tbよりも低い温度であり、かつ、調理容器4に配置されたくん製材の温度が、当該くん製材の発煙温度以上になるときの調理容器4の温度である。本実施形態の第2所定温度tcは、265℃である。
ステップS17において温度tが第2所定温度tc以下でなければ、制御部20は、ステップS18において一定時間待機した後、ステップS16の処理を実行する。ステップS18において温度tが第2所定温度tc以下であれば、制御部20は、ステップS11の処理を実行する。
ステップS12において時間Tが実行予定時間TA以上である場合、制御部20は、ステップS19において下バーナー331を消火して自動くん製運転を終了する。また、ステップS16において時間Tが実行予定時間TA以上である場合、制御部20は、ステップS20において下バーナー331を消火して自動くん製運転を終了する。
本変形例の自動くん製運転では、調理容器4内のくん製材の温度が、一定の温度範囲に維持されるように火力変更部35が制御される。この場合、温度検知部36で検知した調理容器4の温度tが、所定温度taに到達したとき、下バーナー331の火力が上記実施形態の第2所定火力よりも弱くなるので、更なる省エネルギー化を実現できる。
(他の変形例)
上記実施形態及び各変形例のグリル装置1は、適宜設計変更可能である。例えば、グリル装置1は、自動くん製運転の終了を報知する報知部を備えてもよい。報知部は、例えば、ブザー、スピーカー等の発音装置、文字、図柄等を表示する表示装置、光を発する電灯、あるいはこれら複数の装置の組み合わせである。
上記実施形態及び各変形例のグリル装置1は、適宜設計変更可能である。例えば、グリル装置1は、自動くん製運転の終了を報知する報知部を備えてもよい。報知部は、例えば、ブザー、スピーカー等の発音装置、文字、図柄等を表示する表示装置、光を発する電灯、あるいはこれら複数の装置の組み合わせである。
また、上記実施形態、変形例1及び変形例2における所定温度ta、並びに変形例3における第1所定温度tb及び第2所定温度tcは、限定されず、調理容器4の材質及び形状、食材の種類、くん製材の種類、加熱部33の能力等に応じて適宜変更可能である。また、上記実施形態、変形例1及び変形例2における所定温度ta、並びに、変形例3における第1所定温度tb及び第2所定温度tcは、調理容器4に配置されたくん製材の温度がタール発生温度よりも高くなる温度であってもよい。
また、上記実施形態及び各変形例における第1所定火力及び第2所定火力も限定されない。また、変形例1及び変形例3における第2所定火力を、下バーナー331が消火された状態となる「切」にしてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例では、下バーナー331に代えて上バーナー330が点火されてもよいし、上バーナー330及び下バーナー331が点火されてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例における自動くん製運転の設定では、前述したいぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせの設定に代えて、グリル用操作部14の操作により、実行予定時間TAが設定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例の温度検知部36は、調理容器4の底部401に接触する温度センサーであるが、周壁部402等、調理容器4における底部401以外の箇所に接触する温度センサーであってもよい。また、温度検知部36は、調理容器4の温度を直接検知するものに限られず、例えば、調理容器4に接触しない状態で加熱室30内に配置される温度センサー等の、調理容器4の温度と相関する温度を検知するものであってもよい。すなわち、本開示における調理容器4の温度を検知する温度検知部36には、調理容器4の温度を直接検知するものだけでなく、調理容器4の温度と相関する温度を検知するものも含まれる。
また、上記実施形態及び各変形例では、自動くん製運転における下バーナー331の火力を、温度検知部36の検知結果に基づいて切り換えたが、例えば、自動くん製運転の開始から経過した時間に基づいて切り換えてもよい。
また、調理容器4は蓋41を有さなくてもよい。この場合、利用者は、例えば、容器本体40に蓋41に代わるアルミ箔等の部材を取り付けて、自動くん製運転を行ってもよい。また、加熱調理器1は、支持体42を備えてなくてもよい。
また、本開示の技術は、例えば、グリルを備えたテーブルこんろ、こんろを備えないガスグリル等、食材又は食材が配置される容器等が直接火で加熱されるその他のグリル装置1にも適用可能である。すなわち、本開示における加熱調理器1は、食材又は食材が配置される容器を直接火で加熱する工程を実行可能な装置であればよい。
(態様)
以上説明した実施形態及び各変形例から明らかなように、第1の態様のグリル装置(1)は、以下に示す構成を有する。グリル装置(1)は、加熱室(30)とバーナー(330,331)とを備えている。バーナー(330,331)は、加熱室(30)に配置された調理容器(4)を加熱する。グリル装置(1)は、火力変更部(35)及び制御部(20)を更に備えている。火力変更部(35)は、バーナー(330,331)の火力を変更する。制御部(20)は、火力変更部(35)を制御して、くん製材が配置された調理容器(4)をバーナー(330,331)で加熱する自動くん製運転を実行可能である。制御部(20)は、自動くん製運転において、くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように火力変更部(35)を制御する。
以上説明した実施形態及び各変形例から明らかなように、第1の態様のグリル装置(1)は、以下に示す構成を有する。グリル装置(1)は、加熱室(30)とバーナー(330,331)とを備えている。バーナー(330,331)は、加熱室(30)に配置された調理容器(4)を加熱する。グリル装置(1)は、火力変更部(35)及び制御部(20)を更に備えている。火力変更部(35)は、バーナー(330,331)の火力を変更する。制御部(20)は、火力変更部(35)を制御して、くん製材が配置された調理容器(4)をバーナー(330,331)で加熱する自動くん製運転を実行可能である。制御部(20)は、自動くん製運転において、くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように火力変更部(35)を制御する。
この態様によれば、加熱室(30)内に配置された加熱対象物を直接火で加熱するグリル装置(1)を用い、くん製を作る機能のみを備えた専用機を用いることなく、くん製を容易に作ることができる。
第2の態様のグリル装置(1)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様のグリル装置(1)は、温度検知部(36)を更に備えている。温度検知部(36)は、調理容器(4)の温度を検知する。制御部(20)は、温度検知部(36)の検知結果に基づいて、くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように火力変更部(35)を制御する。
この態様によれば、自動くん製運転において、調理容器(4)の温度を検知する温度検知部(36)の検知結果に基づいて、くん製材の温度が発煙温度以上を維持することができる。
第3の態様のグリル装置(1)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様は、以下に示す構成を有している。グリル装置(1)は、調理容器(4)を更に備えている。調理容器(4)は、容器本体(40)と、蓋(41)とを有している。容器本体(40)は、上面に開口部(400)が形成された容器状に形成されている。蓋(41)は、開口部(400)を塞ぐ。
この態様によれば、容器本体(40)と蓋(41)とで囲まれた、調理容器(4)内の空間に、くん製材及び食材を配置して、自動くん製運転を実行することで、くん製を作ることができる。
第4の態様のグリル装置(1)は、第1〜第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様の制御部(20)は、自動くん製運転において、くん製材の温度が、くん製材からタールが発生するタール発生温度よりも低くなるように火力変更部(35)を制御する。
この態様によれば、自動くん製運転において、くん製材からタールが発生することを防止できる。
第5の態様のグリル装置(1)は、第1〜第4のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様の制御部(20)は、自動くん製運転において、くん製材の温度が、くん製材が発火する発火温度よりも低くなるように火力変更部(35)を制御する。
この態様によれば、自動くん製運転において、くん製材が発火することを防止できる。
第6の態様のグリル装置(1)は、第1〜第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様のグリル装置(1)は、以下の構成を有している。グリル装置(1)は、利用者が、いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせを設定するための操作部(14)を更に備えている。制御部(20)は、自動くん製運転の開始後、操作部(14)の操作により設定された事項に基づいて決定された、自動くん製運転の実行予定時間(TA)が経過した時点で自動くん製運転を終了する。
この態様によれば、利用者が操作部(14)を操作して設定した、いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせの事項に基づいて、自動くん製運転の終了時点が決定される。このため、利用者の好みや食材の種類等に応じて、適切なくん製を作ることができる。
第7の態様のグリル装置(1)は、第1〜第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様のグリル装置(1)は、以下の構成を有する。グリル装置(1)は、利用者が自動くん製運転の実行予定時間(TA)を設定するための操作部(14)を更に備えている。制御部(20)は、自動くん製運転の開始後、操作部(14)の操作により設定された実行予定時間(TA)が経過した時点で自動くん製運転を終了する。
この態様によれば、利用者が操作部(14)を操作して設定した実行予定時間(TA)により、自動くん製運転の終了時点が決定される。このため、利用者の好みのいぶし加減でくん製を作ることができる。
TA 実行予定時間
1 グリル装置
14 グリル用操作部(操作部)
20 制御部
30 加熱室
330 上バーナー(バーナー)
331 下バーナー(バーナー)
35 火力変更部
36 温度検知部
4 調理容器
40 容器本体
400 開口部
41 蓋
1 グリル装置
14 グリル用操作部(操作部)
20 制御部
30 加熱室
330 上バーナー(バーナー)
331 下バーナー(バーナー)
35 火力変更部
36 温度検知部
4 調理容器
40 容器本体
400 開口部
41 蓋
Claims (7)
- 加熱室と、
前記加熱室に配置された調理容器を加熱するバーナーとを備えたグリル装置であって、
前記バーナーの火力を変更する火力変更部と、
制御部とを更に備え、
前記制御部は、前記火力変更部を制御して、くん製材が配置された前記調理容器を前記バーナーで加熱する自動くん製運転を実行可能であり、
前記制御部は、前記自動くん製運転において、前記くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように前記火力変更部を制御する、
グリル装置。 - 前記調理容器の温度を検知する温度検知部を更に備え、
前記制御部は、前記温度検知部の検知結果に基づいて、前記くん製材の温度が発煙温度以上を維持するように前記火力変更部を制御する、
請求項1に記載のグリル装置。 - 前記調理容器を更に備え、
前記調理容器は、
上面に開口部が形成された容器状の容器本体と、
前記開口部を塞ぐ蓋とを有した、
請求項1又は請求項2に記載のグリル装置。 - 前記制御部は、前記自動くん製運転において、前記くん製材の温度が、前記くん製材からタールが発生するタール発生温度よりも低くなるように前記火力変更部を制御する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリル装置。 - 前記制御部は、前記自動くん製運転において、前記くん製材の温度が、前記くん製材が発火する発火温度よりも低くなるように前記火力変更部を制御する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリル装置。 - 利用者が、いぶし加減、食材の種類、食材の量、くん製材の種類及びくん製材の量のうちの1種又は2種以上の組み合わせを設定するための操作部を更に備え、
前記制御部は、前記自動くん製運転の開始後、前記操作部の操作により設定された事項に基づいて決定された、前記自動くん製運転の実行予定時間が経過した時点で前記自動くん製運転を終了する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のグリル装置。 - 利用者が前記自動くん製運転の実行予定時間を設定するための操作部を更に備え、
前記制御部は、前記自動くん製運転の開始後、前記操作部の操作により設定された実行予定時間が経過した時点で前記自動くん製運転を終了する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のグリル装置。
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- 2019-02-06 JP JP2019019619A patent/JP2020124417A/ja active Pending
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