JP2020123705A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記固定部は、前記伸縮部と前記固定部との境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が凹んだ凹部を有し、前記伸縮部は、前記伸縮部と前記固定部との前記境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が突出した凸部を有し、前記伸縮部の凸部は、前記固定部の凹部に嵌め込まれているようにしてもよい。
まず、本実施の形態に係る配線基板10について説明する。図1は、実施の形態に係る配線基板の断面を示す断面図である。また、図2は、図1に示す配線基板10を基材20の第1面21側から見た配線基板の平面を示す平面図である。なお、図1に示す断面図は、図2の配線基板10を線A−Aに沿って切断した場合の図である。なお、図2において、基材20の第2面22側に位置する基材20の固定部Xは点線で表されている。また、図3は、図2の配線基板10を線B−Bに沿って切断した場合を示す断面図である。
基材20は、伸縮性を有するよう構成された部材である。基材20は、電子部品51及び配線52側に位置する第1面21と、第1面21の反対側に位置する第2面22と、を含む。この基材20は、第1の弾性係数を有する伸縮部Yと、基材20の第1面21の面内方向に伸縮部Yと隣接し且つ第1の弾性係数よりも大きい第2の弾性係数を有する固定部Xと、を備えている。配線52は、基材20の伸縮部Yの第1面21側に位置している。そして、電子部品51は、基材20の固定部Xの第1面21側に位置し、配線52に接続されている。なお、電子部品51は、例えば、配線基板10に搭載される電子部品に接続される接続用電極である。なお、各図中では、簡単のため、接続用電極と電子部品とを同じ符号51で表記するものとするが、接続用電極が、電子部品である場合や電子部品の構成要素である場合も含まれるものとする。
基材20の固定部Xと伸縮部Yとは、接着剤等により接続されていてもよい。あるいは、平坦な面上に固定部Xを置いて、伸縮部Yとなる液状の材料を流し込み、当該材料を固定部Xと一体化させながら硬化させることで、基材20の固定部Xと伸縮部Yの構成を形成することもできる。この液状の材料を流し込むことにより、剛体である固定部Xの形状がコの字型やテーパー形状を有する場合にも、固定部と伸縮部を容易に形成することができる。 この基材20の固定部X及び伸縮部Yの厚みは、例えば10mm以下であり、より好ましくは1mm以下である。基材20の伸縮部Yの厚みを小さくすることにより、基材20の伸縮に要する力を低減することができる。また、基材20の固定部X及び伸縮部Yの厚みを小さくすることにより、配線基板10を用いた製品全体の厚みを小さくすることができる。これにより、例えば、配線基板10を用いた製品が、人の腕などの身体の一部に取り付けるセンサである場合に、装着感を低減することができる。基材20の厚みは、10μm以上であってもよい。
基材20の固定部Xは、基材20の伸縮を制御するために配線基板10に設けられた部材である。なお、図1に示す例において、基材20の固定部Xの第1面21側に配置され電子部品51は、配線52に接続される接続用電極を少なくとも有する。電子部品51は、能動部品であってもよく、受動部品であってもよく、機構部品であってもよい。なお、既述のように、簡単のため、電子部品51を接続用電極51として表す場合がある。
支持基板40は、基材20の伸縮部Yよりも低い伸縮性を有するよう構成された板状の部材である。支持基板40は、基材20側に位置する第2面42と、第2面42の反対側に位置する第1面41と、を含む。図1に示す例において、支持基板40は、その第1面41側において電子部品51及び配線52を支持している。また、支持基板40は、その第2面42側において基材20の第1面に接合されている。例えば、基材20と支持基板40との間に、接着剤を含む接着層60が設けられていてもよい。接着層60を構成する材料としては、例えばアクリル系接着剤、シリコーン系接着剤等を用いることができる。接着層60の厚みは、例えば5μm以上且つ200μm以下である。
図1に示す例において、電子部品51は、基材20の固定部Xの第1面21側に位置し、配線52に接続される接続用電極を少なくとも有する。電子部品51は、能動部品であってもよく、受動部品であってもよく、機構部品であってもよい。なお、既述のように、簡単のため、電子部品51を接続用電極51として表す場合がある。
電子部品51の例としては、トランジスタ、LSI(Large-Scale Integration)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、リレー、LED、OLED、LCDなどの発光素子、センサ、ブザー等の発音部品、振動を発する振動部品、冷却発熱をコントロールするペルチェ素子や電熱線などの冷発熱部品、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、圧電素子、スイッチ、コネクタなどを挙げることができる。電子部品51の上述の例のうち、センサが好ましく用いられる。センサとしては、例えば、温度センサ、圧力センサ、光センサ、光電センサ、近接センサ、せん断力センサ、生体センサ、レーザーセンサ、マイクロ波センサ、湿度センサ、歪みセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、変位センサ、磁気センサ、ガスセンサ、GPSセンサ、超音波センサ、臭いセンサ、脳波センサ、電流センサ、振動センサ、脈波センサ、心電センサ、光度センサ等を挙げることができる。これらのセンサのうち、生体センサが特に好ましい。生体センサは、心拍や脈拍、心電、血圧、体温、血中酸素濃度等の生体情報を測定することができる。
配線52は、電子部品51の電極、すなわち、接続用電極51に接続された、導電性を有する部材である。例えば図2に示すように、配線52の一端及び他端が、2つの電子部品51の接続用電極にそれぞれ接続されている。図2に示すように、複数の配線52が2つの電子部品51の間に設けられていてもよい。そして、既述のように、配線52は、基材20の伸縮部Yの第1面21側に位置している。
そして、この配線52が延在する方向において、配線52の幅は、例えば、図2に示すように、接続用電極51の幅よりも、小さくなっている。
そして、接続用電極51と配線52とは、例えば、同じ材料で構成されている。
配線52に用いられ得る、それ自体は伸縮性を有さない材料としては、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、白金、クロム等の金属や、これらの金属を含む合金が挙げられる。配線52の材料自体が伸縮性を有さない場合、配線52としては、金属膜を用いることができる。
次に、基材20の固定部Xについて、電子部品51及び配線52との位置関係に基づいて説明する。
続いて、配線52の断面構造について、図8を参照して詳細に説明する。図8は、図1に示す配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
すなわち、配線52は、基材20の伸縮部Yの第1面21側において、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部57を有する。
ここで、図12は、実施の形態に係る配線基板10の製造方法の各工程の一例を示す図である。以下、図12を参照して、配線基板10の製造方法について説明する。
図13は、第1の変形例に係る配線基板を示す断面図である。
上述の実施の形態においては、電子部品51及び配線52が、基材20の伸縮部Yの第1の弾性係数よりも高い第3の弾性係数を有する支持基板40によって支持される例を示したが、これに限られることはない。図13に示すように、電子部品51及び配線52は、基材20の第1面21に設けられていてもよい。
図16は、第2の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
上述の実施の形態及び各変形例においては、電子部品51が、配線基板10に実装される前の段階で予めパッケージ化されたものである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、電子部品51は、電子部品51の構成要素の一部が配線基板10に実装された後、一部の構成要素を封止することによって構成されるものであってもよい。例えば図16に示すように、電子部品51は、チップ513と、チップ513と配線52とを接続するワイヤ514と、チップ513及びワイヤ514とを覆う樹脂515と、を有していてもよい。ワイヤ514が、配線52に接続される電極として機能する。このような電子部品51を設ける工程においては、まず、チップ513を配線基板10の例えば支持基板40上に載置する。この際、接着剤などを用いてチップ513を配線基板10に固定してもよい。続いて、ワイヤ514をチップ513及び配線52に接続する。ワイヤ514は、金、アルミニウム、銅などを含む。続いて、チップ513及びワイヤ514上に液状の樹脂を滴下して、チップ513及びワイヤ514を覆う樹脂515を形成する。この工程は、ポッティングとも称されるものである。樹脂515としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などを用いることができる。図16に示すように電子部品51が樹脂515を含む場合、樹脂515の端部が電子部品51の外縁512となる。
上述の実施の形態及び各変形例においては、電子部品51が、配線基板10の各構成要素とは別の部材からなる部品である例を示した。下記の変形例においては、電子部品51が、配線基板10の複数の構成要素のうちの少なくとも1つの構成要素と一体的な部材を含む例について説明する。
図22は、第4の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。配線基板10には、配線52に加えて、絶縁層45を介して配線52に積層された交差配線59が更に設けられている。本変形例においては、交差配線59が電子部品51を構成する。交差配線59は、平面視において配線52と交差するよう延びている。配線52と交差配線59との間に絶縁層45を設けることにより、交差配線59が配線52とショートが生じてしまうことを抑制することができる。絶縁層45を構成する材料としては、ポリイミド、アクリル、ウレタン、エポキシ等の有機系樹脂、あるいは、SiO2、アルミナ等の無機系材料が用いられ得る。
図23は、第5の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の実施形態では、基材20の第1面21の法線方向において、伸縮部Yの厚さと固定部Xの厚さが同じである例を説明したが、例えば、図23に示すように、基材20の第1面21の法線方向において、伸縮部Yの厚さYdは、固定部Xの厚さXd、よりも大きくなるようにしてもよい。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図24は、第6の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の実施形態では、基材20の固定部Xと伸縮部Yとが隣接し、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、面で接触し固定されている例を説明したが、例えば、図24に示すように、基材20の固定部Xは、当該基材20の伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52が延在する方向に沿った断面が凹んだ凹部XOを有し、更に、当該基材20の伸縮部Yは、当該基材20の伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52が延在する方向に沿った断面が突出した凸部YTを有するようにしてもよい。
この場合、伸縮部Yの凸部YTは、固定部Xの凹部XOに嵌め込まれて、伸縮部Yと固定部Xとが嵌合し、例えば、伸縮部Yと固定部Xとの間の接着面積を大きくすることができる。
これにより、伸縮部Yと固定部Xとが分離等するのを抑制できるので、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図25は、第7の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
上述の第6の変形例では、伸縮部Yの凸部YTが、固定部Xの凹部XOに嵌め込まれて、伸縮部Yと固定部Xとが嵌合する例を説明したが、例えば、図25に示すように、配線基板10は、伸縮部Yの凸部YTと固定部Xの凹部XOとを貫通し、伸縮部Yと固定部Xとを係合する係合部材Kを更に備えるようにしてもよい。
すなわち、伸縮部Yの凸部YTと固定部Xの凹部XOとが、係合部材Kによりかしめられることとなる。これにより、伸縮部Yと固定部Xとが分離等するのをより抑制できるので、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図26は、第8の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の実施形態では、基材20の固定部Xは、伸縮部Yとの境界面Qの面内方向が、基材20の第1面21の面内方向に対して直角になっている例を説明したが、例えば、図26に示すように、基材20の固定部Xは、伸縮部Yとの境界面Qの面内方向が、基材20の第1面21の面内方向に対して、鈍角θbになるように、傾斜しているようにしてもよい。
これにより、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、基材20の剛性が段階的に変化することとなるので、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図27は、第9の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の実施形態では、基材20の固定部Xは、伸縮部Yとの境界面Qの面内方向が、基材20の第1面21の面内方向に対して直角になっている例を説明したが、例えば、図27に示すように、基材20の固定部Xは、伸縮部Yとの境界面Qの面内方向が、基材20の第1面21の面内方向に対して、鋭角θaになるように、傾斜しているようにしてもよい。これにより、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、基材20の剛性が段階的に変化することとなるので、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図28は、第10の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の第6の変形例では、伸縮部Yの凸部YTが、固定部Xの凹部XOに嵌め込まれて、伸縮部Yと固定部Xとが嵌合する例を説明したが、例えば、図28に示すように、基材20の伸縮部Yは、当該基材20の伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52が延在する方向に沿った断面が凹んだ凹部YOを有し、更に、当該基材20の固定部Xは、当該基材20の伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52が延在する方向に沿った断面が突出した凸部XTを有するようにしてもよい。
この場合、固定部Xの凸部XTは、伸縮部Yの凹部YOに嵌め込まれて、伸縮部Yと固定部Xとが嵌合し、例えば、伸縮部Yと固定部Xとの間の接着面積を大きくすることができる。
これにより、伸縮部Yと固定部Xとが分離等するのを抑制できるので、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
図29は、第11の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
既述の実施形態では、配線52は、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、だぶついていない、すなわち平坦である例を説明したが、例えば、図29に示すように、配線52は、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む追加蛇腹形状部Zが設けられている、すなわちだぶついているようにしてもよい。これにより、伸縮部Yと固定部Xとの境界近傍Wにおいて、配線52に印加される応力を低減することができる。
本変形例によっても、電子部品、すなわち接続用電極51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
上述の実施の形態及び各変形例においては、配線基板10が、基材20の第1面21側に搭載された電子部品51を備える例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、配線基板10は、電子部品51を備えていなくてもよい。例えば、電子部品51が搭載されていない状態の基材20に蛇腹形状部57が生じていてもよい。また、電子部品51が搭載されていない状態の支持基板40が基材20に貼り合されてもよい。また、配線基板10は、電子部品51が搭載されていない状態で出荷されてもよい。
配線基板10として、支持基板40、接着層60及び基材20を備えるものを作製した。以下、配線基板10の作製方法について説明する。
接着層60として粘着シート8146(3M社製)を用い、その粘着シート上に固定部Xとして厚さ500μm、幅1mmのポリイミド樹脂を電極位置と同じ位置となるように設置し、2液付加縮合のポリジメチルシロキサン(PDMS)を厚さ500μmになるよう塗布し、PDMSを硬化させ、固定部と伸縮部を有する接着層60及び基材20の積層体を準備した。
支持基板40として厚さ2.5μmのポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを用い、PENフィルム上に蒸着法にて銅膜を成膜し、エッチングにより幅500μmの電極対と、幅200μmの電極対に接続された配線と、を設けた。その後、熱硬化性絶縁ポリマーを電極部が露出するようにスクリーン印刷機にて形成、加熱して硬化させた。その後、電極対にはLEDが搭載された。
上記にて準備した接着層60及び基材20の積層体を1軸に50%伸長させた状態で、接着層60に上記にて準備した支持基板40を貼合させた。この時、支持基板40の電極部が基材の固定部内に位置するように位置合わせを行なった。次いで、伸長を開放することで接着層60及び基材20の積層体を収縮させた。これにより、LEDが搭載される領域以外の領域において、支持基板40の表面に凹凸形状が生じて収縮した。
装置本圧着装置CBM-13(大橋製作所製)を用いてFPC を圧着した。押し込み圧は250kPaである。FPC圧着後、LED点灯確認を行ったところ、LEDが点灯し、断線等発生せず電気的接続が確認された。
支持基板40に固定部を設けなかったこと以外は、実施例1の場合と同様にして、基材20及び接着層60の積層体、並びに支持基板40を準備した。また、実施例1の場合と同様にして、接着層60及び基材20の積層体を1軸に50%伸長させた状態で、接着層60に支持基板40を貼合させた。次いで、伸長を開放することで接着層60及び基材20の積層体を収縮させた。これにより、支持基板40の表面に凹凸形状が生じて収縮した。
20 基材
21 第1面
22 第2面
40 支持基板
41 第1面
42 第2面
51 電子部品、接続用電極
52 配線
53、54 山部
55、56 谷部
57 蛇腹形状部
60 接着層
X 固定部
Y 伸縮部
Claims (27)
- 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含む基材であって、第1の弾性係数を有する伸縮部と、基材の前記第1面の面内方向に前記伸縮部と隣接し且つ前記第1の弾性係数よりも大きい第2の弾性係数を有する固定部と、を備えた基材と、
前記基材の前記伸縮部の前記第1面側に位置する配線と、
前記基材の前記固定部の前記第1面側に位置し、前記配線に接続された接続用電極と、を備え、
前記配線は、前記基材の前記伸縮部の前記第1面側において、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有する、配線基板。 - 前記接続用電極は、前記配線基板に搭載される電子部品に接続される電極である、請求項1に記載の配線基板。
- 前記接続用電極は、前記電子部品を前記配線基板への搭載する時に圧着治具により押圧され、若しくは、前記配線基板から前記電子部品を脱着する時に引っ張られるようになっている、請求項2に記載の配線基板。
- 前記配線は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記伸縮部と前記固定部との境界上を亘って、連続して前記基材の前記第1面側に位置する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記配線の前記蛇腹形状部は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記固定部の表面上には設けられていない、請求項4に記載の配線基板。
- 前記配線が延在する方向において、前記配線の幅は、前記接続用電極の幅よりも、小さい請求項1、4、5のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記固定部及び前記接続用電極は、前記配線基板の端部に近接して位置している請求項1乃至6のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記基材の前記第1面側の前記伸縮部と前記固定部との境界近傍において、前記基材の前記第1面の法線方向で、前記伸縮部の表面の高さと前記固定部の表面の高さは、同じである請求項1乃至7のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記基材の前記第1面の法線方向において、前記伸縮部の厚さと前記固定部の厚さは、同じである、請求項8に記載の配線基板。
- 前記基材の前記第1面の法線方向において、前記伸縮部の厚さは、前記固定部の厚さよりも大きい、請求項8に記載の配線基板。
- 前記固定部は、前記伸縮部と前記固定部との境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が凹んだ凹部を有し、
前記伸縮部は、前記伸縮部と前記固定部との前記境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が突出した凸部を有し、
前記伸縮部の凸部は、前記固定部の凹部に嵌め込まれている請求項8に記載の配線基板。 - 前記伸縮部の凸部と前記固定部の凹部とを貫通し、前記伸縮部と前記固定部とを係合する係合部材を更に備える請求項11に記載の配線基板。
- 前記固定部は、前記伸縮部との境界面の面内方向が、前記基材の前記第1面の面内方向に対して直角になっている請求項8に記載の配線基板。
- 前記固定部は、前記伸縮部との境界面の面内方向が、前記基材の前記第1面の面内方向に対して、鋭角になるように、傾斜している請求項8に記載の配線基板。
- 前記固定部は、前記伸縮部との境界面の面内方向が、前記基材の前記第1面の面内方向に対して、鈍角になるように、傾斜している請求項8に記載の配線基板。
- 前記伸縮部は、前記伸縮部と前記固定部との境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が凹んだ凹部を有し、
前記固定部は、前記伸縮部と前記固定部との前記境界近傍において、前記配線が延在する方向に沿った断面が突出した凸部を有し、
前記固定部の凸部は、前記伸縮部の凹部に嵌め込まれている請求項8に記載の配線基板。 - 前記配線は、前記伸縮部と前記固定部との前記境界近傍において、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む追加蛇腹形状部が設けられている、請求項8に記載の配線基板。
- 前記電極と前記配線とは、同じ材料で構成されている請求項1乃至17のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記配線の前記蛇腹形状部の振幅が1μm以上である、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記基材の前記第1面の面内方向に沿う引張応力が前記基材に加えられていない第1状態における前記配線の抵抗値を第1抵抗値と称し、前記基材に引張応力を加えて前記基材を前記第1面の面内方向において前記第1状態に比べて30%伸長させた第2状態における前記配線の抵抗値を第2抵抗値と称する場合、前記第1抵抗値に対する、前記第1抵抗値と前記第2抵抗値の差の絶対値の比率が、20%以下である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記配線と前記基材の前記第1面との間に位置し、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有し、前記配線を支持する支持基板を更に備える、請求項1乃至20のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記基材は、シリコーンゴムを含む、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記固定部は、金属層を含む、請求項1乃至22のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記配線は、複数の導電性粒子を含む、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記基材の前記第1面側に位置し、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を更に備える、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の配線基板。
- 配線基板の製造方法であって、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含む基材であって、第1の弾性係数を有する伸縮部と、基材の前記第1面の面内方向に前記伸縮部と隣接し且つ前記第1の弾性係数よりも大きい第2の弾性係数を有する固定部と、を備えた基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、
伸長した状態の前記基材の前記伸縮部の前記第1面側に配線を設けるとともに、伸長した状態の前記基材の前記固定部の前記第1面側に前記配線に接続された接続用電極を設ける、第2工程と、
前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、を備え、
前記配線は、前記基材の前記伸縮部の前記第1面側において、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有する、配線基板の製造方法。 - 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板を準備し、前記支持基板の前記第1面に前記配線及び前記接続用電極を設ける支持基板準備工程と、を更に備え、
前記第2工程においては、伸長した状態の前記基材の前記第1面に、前記配線及び前記接続用電極が設けられた前記支持基板を、前記支持基板の前記第2面側から接合させる、請求項26に記載の配線基板の製造方法。
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