JP2020122588A - 風呂給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な装置を用いることなく、水路の切換装置の異常の判定を行うことができる風呂給湯装置を提供する。
【解決手段】風呂給湯装置1では、循環加熱水路8と気泡供給水路7とが、互いの一部を共用して形成され、制御装置39の切換制御部39aが、切換装置38によって選択的に切り換えられる。制御装置39の異常判定部39bは、循環加熱水路8に湯水を循環させる状態であり、且つ、気泡供給水路7のタンク30に設けられた第1センサ30b、第2センサ30c又は第3センサ30dがタンク30の内部の水位の変化を検知したときに、切換装置38に異常が生じていると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽に貯められた湯水に気泡を発生させる気泡供給運転と、浴槽の内部の湯水を循環加熱する追い焚き運転とを実行可能な風呂給湯装置に関する。
従来、気体を溶解させた気体溶解水を浴槽に供給し、浴槽に貯められた湯水に気泡を発生させる気泡供給運転と、浴槽の内部の湯水を循環加熱する追い焚き運転とを実行可能な風呂給湯装置がある。この種の風呂供給装置としては、気泡供給運転の際に、浴槽の湯水から生成した気体溶解水を浴槽に供給するための水路と、追い焚き運転の際に、浴槽の湯水を循環加熱するための水路とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1の風呂給湯装置では、循環加熱するための水路は、気体溶解水を浴槽に供給するための水路の一部を共用して形成されている。それらの水路の切り換えは、切換弁、逆止弁等によって構成された切換装置によって行われている。
特開2008−284109号公報
ところで、特許文献1のような風呂給湯装置では、切換装置になんらかの異常が生じている場合、気泡溶解水を適切に生成できないおそれがある。例えば、気泡供給運転の実行中に、気体溶解水を浴槽に供給するための水路から循環加熱するための水路に湯水が漏れ出してしまうと、タンクに湯水を十分に供給できずに、気体溶解水の生成が阻害されるおそれがあった。
そのため、このような風呂給湯装置では、切換装置の異常を検知したいとの要望があった。その検知の方法としては、例えば、水路に湯水の流れの状態を検知するセンサを設置して、そのセンサの検知結果に基づいて判定を行う方法が考えられる。
しかし、そのような方法を採用するためには、風呂給湯装置の本来の機能である気泡発生運転又は追い焚き運転のために必要な構成の他に、気体溶解水を浴槽に供給するための水路に湯水の流れの状態を検知するセンサという特別な装置を設ける必要がある。そのため、風呂給湯装置の構造の複雑化、コストの増加を招くおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、特別な装置を用いることなく、水路の切換装置に異常が生じているか否か判定を行うことができる風呂給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の風呂給湯装置は、
気体を溶解させた気体溶解水を浴槽に供給し、前記浴槽に貯められた湯水に気泡を発生させる気泡供給運転と、前記浴槽の内部の湯水を循環加熱する追い焚き運転とを実行可能な風呂給湯装置であって、
供給された湯水に気体を溶解させて前記気体溶解水を生成するタンクと、
前記気泡供給運転の際に、前記タンクを介して前記浴槽の湯水を循環させて、該湯水から前記気体溶解水を生成し、生成した該気体溶解水を前記浴槽に供給する気泡供給水路と、
前記追い焚き運転の際に、前記タンクを介さずに前記浴槽の湯水を循環させて、該湯水を加熱し、加熱した該湯水を前記浴槽に供給する循環加熱水路と、
前記気泡供給水路に湯水を導入させる第1状態、及び、前記循環加熱水路に湯水を循環させる第2状態を少なくとも含む複数の状態に選択的に切換可能な切換装置と、
前記タンクの内部の水位を検知するセンサと、
制御装置とを備え、
前記循環加熱水路は、前記気泡供給水路の一部を共用して形成され、
前記制御装置は、前記切換装置の動作を制御する切換制御部と、前記切換装置に異常が生じているか否かを判定する異常判定部とを有し、
前記異常判定部は、前記第2状態であり、且つ、前記センサが前記タンクの内部の水位の変化を検知したときに、前記切換装置に異常が生じていると判定することを特徴とする。
このように、本発明の風呂給湯装置は、タンクの内部の水位(具体的には、気体溶解水を浴槽に供給する気泡供給水路に介装されたタンクに設けられているセンサの検知結果)を用いて、切換装置に異常が生じているか否かの判定を行っている。
ここで、気泡供給運転が可能な風呂供給装置においては、タンク、及び、タンクの内部の水位を検知するセンサは、いずれも気体溶解水を生成するために一般的に用いられる構成である。
そのため、本発明の風呂供給装置によれば、本来の機能である気泡発生運転又は追い焚き運転のために必要な構成の他に特別な装置を設けなくても、切換装置に異常が生じているか否かの判定を行うことができる。
また、本発明の風呂給湯装置においては、
前記切換制御部は、前記異常判定部が前記切換装置に異常が生じていると判定したときに、前記切換装置を前記第2状態から前記第1状態に切り換える第1の処理を実行し、該第1の処理を実行した後に、前記切換装置を前記第1状態から第2状態に切り換える第2の処理を実行することが好ましい。
本発明の風呂給湯装置では、気泡供給水路又は循環加熱水路に浴槽の湯水を循環させている。そのため、浴槽の湯水にゴミ等の異物が含まれていた場合には、その異物が切換装置を構成する機器(例えば、切換弁、逆止弁等)の内部に入り込んでしまい、その機器の動作を阻害して、切換装置に異常を生じさせてしまうおそれがある。
しかし、そのような異常は、切換装置の内部に一度湯水を流し込むことによって、その異常の原因となる異物が流されて、解消されることもある。そこで、このように、異常が生じていると判定されたときに、切換装置を一旦切り換えるように構成すると、異常の原因が切換装置に入り込んだ異物であった場合には、その異常を解消することができる。
また、本発明の風呂給湯装置においては、異常が生じていると判定したときに第1状態と第2状態との切り換えを行う構成の場合、
前記気泡供給水路に介装されたポンプを備え、
前記制御装置は、前記切換制御部が前記第1の処理を実行し、前記第2の処理を実行する前に、前記ポンプを駆動することが好ましい。
このように構成すると、異常の原因となる異物が流されやすくなるので、さらに異常を解消しやすくなる。
実施形態に係る風呂給湯装置の系統図。 図1の風呂給湯装置が給気運転を実行する場合における系統図。 図1の風呂給湯装置が給水運転を実行する場合における系統図。 図1の風呂給湯装置が追い焚き運転を実行する場合における系統図。 図1の風呂給湯装置が気泡供給運転の際に行う処理を示すフローチャート。 図1の風呂給湯装置が切換装置に異常が生じているか否かの判定の際に行う処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、実施形態に係る風呂給湯装置1について説明する。風呂給湯装置1は、浴室に設置された浴槽2への湯はりを行う湯はり運転(浴槽2への給湯を行う運転)、及び、浴槽2に足し湯を行う足し湯運転等に加え、空気等の気体が溶解した気体溶解水を浴槽に供給して、浴槽2に貯められた湯水に気泡を発生させる気泡供給運転、及び、浴槽2の内部の湯水を循環加熱する追い焚き運転を実行可能なものである。
まず、図1〜図4を参照して、風呂給湯装置1の構成について説明する。なお、図2〜図4の系統図においては、理解を容易にするために、各状態において、風呂給湯装置1の各水路のうち、湯水の流れる部分を実線で示し、湯水の流れない部分を破線で示している。
図1に示すように、風呂給湯装置1は、気体溶解水を生成して、浴槽2に供給するための気泡発生装置3と、浴槽2の湯水を循環加熱するための熱源機4とを備えている。気泡発生装置3は、浴槽2及び熱源機4に接続されている。また、熱源機4は、気泡発生装置3に加え、浴槽2及び水道等の水供給源5に接続されている。気泡発生装置3は、独立したユニットとして構成されており、既存の風呂設備に追加可能となっている。
気泡発生装置3は、タンク30と、タンク30の上流側に接続されている第1水路31(湯水導入路)と、タンク30の下流側及び浴槽2に接続されている第2水路32と、第2水路32の中間部に接続されている第3水路33と、第1水路31のタンク30側とは反対側の端部、第3水路33の第2水路32側の端部とは反対側の端部及び浴槽2に接続されている第4水路34と、タンク30に接続されている気体導入路35とを備えている。
また、気泡発生装置3は、電動式の三方弁によって構成された第1切換弁36及び第2切換弁37を備えている。第1切換弁36は、第1水路31の端部、第3水路33の端部及び第4水路34の端部に接続されている。第2切換弁37は、第2水路32の中間部に介装されており、第3水路33の第1切換弁36側の端部とは反対側の端部が接続されている。
タンク30には、第1水路31を介して湯水が供給され、気体導入路35から空気等の気体が供給される。タンク30の内部では、供給された湯水に気体を溶解させて気体溶解水が生成される。生成された気体溶解水は、第2水路32を介して、浴槽2に供給される、又は、第2水路32、第3水路33、熱源機4の循環水路40、及び、第4水路34を介して、浴槽2に排出される。
タンク30は、その内部に、第1水路31から供給された湯水を噴射するための噴射ノズル30aと、タンク30の内部の湯水の水位を検知するための第1センサ30b、第2センサ30c、及び、第3センサ30dとを備えている。
第1センサ30b、第2センサ30c、及び、第3センサ30dは、公知の電極式の水位センサである。第1センサ30bは、タンク30が満水となったときの水位である高水位(第3水位)を検知する。第2センサ30cは、高水位よりも低い中水位(第1水位)を検知する。第3センサ30dは、中水位よりも低い低水位(第2水位)を検知する。
中水位及び低水位は、気泡供給運転の際に要求される気体溶解水の生成能力、タンク30の容量、各水路の長さ、後述する各ポンプの性能、水供給源5の供給能力等に応じて、適宜設定される。
なお、本発明のセンサは、このような構成に限定されるものではない。例えば、電極式の水位センサに代わり、他の公知のセンサ(例えば、圧力式のセンサ等)を用いてもよい。また、例えば、第3水位として検出する水位は、必ずしもタンクが満水となる水位である必要はなく、第1水位及び第2水位と同様に、気泡供給運転の際に要求される気体溶解水の生成能力等に応じて設定してもよい。また、4つ以上の水位を検出できるように構成してもよい。
第1水路31の一方の端部は、タンク30の上流端に接続されており、他方の端部は、第1切換弁36を介して、第3水路33の端部、及び、第4水路の端部に接続されている。第1水路31には、熱源機4の循環水路40の下流端が接続されている。
第1水路31には、循環水路40の接続部と第1水路31のタンク30側の端部との間で、上流側から順に、第1水路31を開閉するための電磁弁である閉止弁31a(湯水導入弁)と、第1水路31の内部の湯水をタンク30に圧送するための第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cとが介装されている。
第2水路32の一方の端部は、タンク30の下流端に接続されており、他方の端部は、浴槽2の給湯口に設けられたアダプタ2aを介して、浴槽2に接続されている。第2水路32には、一方の端部側から順に、逆止弁32aと、第2切換弁37とが介装されている。第2水路32は、第2切換弁37を境にして、タンク30側の部分である第1部分32bと、浴槽2側の部分である第2部分32cとに分かれている。
第3水路33の一方の端部は、第1切換弁36に接続されており、他方の端部は、第2切換弁37に接続されている。第3水路33の中間部には、循環水路40の上流端が接続されている。
第4水路34の一方の端部は、第1切換弁36を介して、第1水路31のタンク30側の端部とは反対側の端部、及び、第3水路33の第2水路32側の端部とは反対側の端部に接続されており、他方の端部は、浴槽2の給湯口に設けられたアダプタ2aを介して、浴槽2に接続されている。
気体導入路35の上流端は、気体供給源(不図示)に接続されており、下流端は、タンク30に接続されている。気体導入路35には、気体導入路35を開閉するための電磁弁である気体導入弁35aが介装されている。
第1切換弁36は、第1水路31のタンク30側の端部とは反対側の端部と、第3水路33の第2水路32側の端部とは反対側の端部と、第4水路34の浴槽2側の端部とは反対側の端部とに接続されている。
この第1切換弁36を切り換えることによって、第1水路31から第4水路34に湯水が流れる状態(図2及び図4参照)と、第4水路34から第3水路33に湯水が流れる状態(図3参照)とが切り換えられる。
第2切換弁37は、第2水路32のタンク30側の部分である第1部分32bの下流端と、第2水路32の浴槽2側の部分である第2部分32cの浴槽2側の端部とは反対側の端部と、第3水路33の第2水路32側の端部とに接続されている。
この第2切換弁37を切り換えることによって、第2水路32の第1部分32bから第3水路33に湯水が流れる状態(図2参照)と、第2水路32の第1部分32bから第2部分32cに湯水が流れる状態(図3参照)と、第2水路32の第2部分32cから第3水路33に湯水が流れる状態(図4参照)とが切り換えられる。
気泡発生装置3では、閉止弁31a、逆止弁32a、第1切換弁36、及び、第2切換弁37によって、切換装置38が構成されている。この切換装置38によって、後述する排出水路6(図3参照)を介してタンク30の内部の湯水を浴槽2に排出する給気状態と、後述する気泡供給水路7(図3参照)に湯水を循環させる給水状態と、後述する循環加熱水路8(図4参照)に湯水を循環させる循環加熱状態とが切り換えられる。
また、気泡発生装置3は、制御装置39を備えている。制御装置39は、実装されたハードウェア構成又はプログラムにより実現される機能(処理部)として、切換制御部39aと異常判定部39bとを有している。
切換制御部39aは、ユーザからの指示を示す信号に基づいて、又は、第1センサ30b、第2センサ30c、及び、第3センサ30dの検知した水位に基づいて、切換装置38を構成する弁(すなわち、閉止弁31a、逆止弁32a、第1切換弁36、及び、第2切換弁37)の開閉、並びに、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cの駆動及び停止を制御する。
異常判定部39bは、第1センサ30b、第2センサ30c、及び、第3センサ30dの検知した水位に基づいて、切換装置38を構成する閉止弁31a、逆止弁32a、第1切換弁36、及び、第2切換弁37のいずれかに、異常が生じているか否かを判定する。
熱源機4は、気泡発生装置3の第3水路33及び第1水路31に接続されている循環水路40と、水供給源5及び循環水路40に接続されており、水供給源5からの水を風呂給湯装置1に供給するための注水路41とを備えている。
循環水路40の上流端は、気泡発生装置3の第3水路33の中間部に接続されており、下流端は、第1水路31の閉止弁31aと第1切換弁36との間となる部分に接続されている。循環水路40の中間部には、注水路41の下流端が接続されている。
循環水路40の注水路41の接続部と下流端との間には、循環水路40の内部の湯水を第1水路31に圧送するための第3ポンプ40aが介装されている。また、第3ポンプ40aの下流側には、循環水路40の内部の湯水を加熱するための第1熱源部40bが設けられている。
注水路41の上流端は、水供給源5に接続されており、下流端は、循環水路40の上流端と第3ポンプ40aとの間となる部分に接続されている。
注水路41には、注水路41を開閉するための電磁弁である注水弁41aが介装されている。また、注水弁41aの上流側には、注水路41の内部の湯水を加熱するための第2熱源部41bが設けられている。
図2に示すように、このように構成されている風呂給湯装置1では、気泡発生装置3の備えている水路と、熱源機4の備えている水路とによって、排出水路6が形成されている。
具体的には、第2水路32の第1部分32bと、第3水路の第2切換弁37と循環水路40の上流端の接続部との間の部分、循環水路40、第1水路31の循環水路40の下流端の接続部と第1切換弁36との間の部分、及び、第4水路34によって、排出水路6が形成されている。
この排出水路6は、気泡供給運転の際に(より具体的には、気泡供給運転における後述する給気運転の際に)、タンク30の内部に残存する湯水を浴槽2に排出するための水路である。
また、図3に示すように、このように構成されている風呂給湯装置1では、気泡発生装置3の備えている水路と、熱源機4の備えている水路とによって、気泡供給水路7が形成されている。
具体的には、第1水路31の循環水路40の下流端の接続部とタンク30との間の部分、第2水路32、第4水路34、第3水路33の第1切換弁36と循環水路40の上流端の接続部との間の部分、及び、循環水路40によって、気泡供給水路7が形成されている。
この気泡供給水路7は、気泡供給運転の際に(より具体的には、気泡供給運転における後述する給水運転の際に)、タンク30を介して浴槽2の湯水を循環させて、その湯水から気体溶解水を生成し、生成した気体溶解水を浴槽2に供給するための水路である。
また、図4に示すように、このように構成されている風呂給湯装置1では、気泡発生装置3の備えている水路と、熱源機4の備えている水路とによって、循環加熱水路8が形成されている。
具体的には、第2水路32の第2部分32c、第3水路の第2切換弁37と循環水路40の上流端の接続部との間の部分、循環水路40、第1水路31の循環水路40の下流端の接続部と第1切換弁36との間の部分、及び、第4水路34によって、循環加熱水路8が形成されている。
この循環加熱水路8は、追い焚き運転の際に、タンク30を介さずに浴槽2の湯水を循環させて、その湯水を加熱し、加熱した湯水を浴槽2に供給する水路である。
このように、排出水路6、気泡供給水路7、及び、循環加熱水路8は、互いにそれぞれの一部を共用して形成されているので、切換装置38の動作によって、選択的に切り換えられる。
次に、図2〜図6を参照して、風呂給湯装置1が気泡供給運転、及び、追い焚き運転の際に行う動作及び処理について説明する。なお、図2〜図4の系統図においては、理解を容易にするために、各状態において、風呂給湯装置1の各水路のうち、湯水の流れる部分を実線で示し、湯水の流れない部分を破線で示している。
まず、図2,図3及び図5を参照して、風呂給湯装置1が気泡供給運転の際に行う動作及び処理について説明する。図2は、気泡供給運転に含まれる給気運転を実行する場合における系統図である。図3は、気泡供給運転に含まれる給水運転を実行する場合における系統図である。図5は、気泡供給運転の際に制御装置39が実行する制御を示すフローチャートである。
図5に示すように、気泡発生装置3では、タンク30から気体溶解水を導出するとともに、タンク30に気体を供給する給気運転(図5/STEP10)と、タンク30の内部で気体溶解水を生成するとともに、生成した気体溶解水をタンク30から導出する給水運転(図5/STEP12,14)とが、交互に繰り返し実行される。すなわち、気泡発生装置3は、いわゆる間欠式の気泡発生装置として構成されている。
ここで、図2及び図3の系統図、並びに、図5のフローチャートを参照して、気泡供給運転の際に制御装置39が行う処理(気泡発生方法)について説明する。
ここで、以下の説明においては、気泡供給運転の開始前の状態において、タンク30の内部には、湯水が満水となる高さまで貯まっている状態(すなわち、第1センサ30bによって高水位が検知されている状態)となっているとする。
また、風呂給湯装置1の水路は、循環加熱水路8に湯水が循環する状態(図4参照)となっている。このとき、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプは、以下の状態になっている。
閉止弁31a:閉状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:閉状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第2部分32cと第3水路33とを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
この状態において、気泡供給運転の実行を指示する信号が認識されると、まず、制御装置39は、タンク30から残存していた気体溶解水を導出するとともに、タンク30に気体を供給する給気運転を開始する(図5/STEP10)。
具体的には、制御装置39の切換制御部39aが、気体導入弁35aを開状態にすることと、第2切換弁37を切り換えることとによって、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプを以下の状態とする。
閉止弁31a:閉状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:開状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第1部分32bと第3水路33とを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
これにより、図2に示すように、風呂給湯装置1の水路は、排出水路6となり、タンク30の内部に残存している気体溶解水が、浴槽2に排出される。その結果、タンク30の水位は、時間の経過とともに低下していく。
次に、制御装置39は、第2センサ30cによってタンク30の内部の水位が中水位にまで低下したか否かを判定する(図5/STEP11)。
タンク30の内部の水位が中水位にまで低下していないと判定された場合(STEP11でNOの場合)、制御装置39は、所定の制御間隔で同じ判定を繰り返す。
一方、タンク30の内部の水位が中水位にまで低下したと判定された場合(STEP11でYESの場合)、制御装置39は、タンク30の内部で気体溶解水を生成するための準備として、給水運転の一部の動作を開始する(図5/STEP12)。
具体的には、制御装置39の切換制御部39aが、閉止弁31aを開状態にするように動作を開始させることと、第1切換弁36及び第2切換弁37の切り換えを開始させることとによって、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプを以下の状態とする。
閉止弁31a:開状態となるよう動作
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:開状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態から、第3水路33と第4水路34とを接続した状態になるよう動作
第2切換弁37:第2水路32の第1部分32bと第3水路33とを接続した状態から、第2水路32の第1部分32bと第2部分32cとを接続した状態となるよう動作
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
これにより、風呂給湯装置1では、給気運転を実行しながら、第1水路31(ひいては、タンク30)に湯水が供給可能な状態となる。
次に、制御装置39は、第3センサ30dによってタンク30の内部の水位が低水位にまで低下したか否かを判定する(図5/STEP13)。
タンク30の内部の水位が低水位にまで低下していないと判定された場合(STEP13でNOの場合)、制御装置39は、所定の制御間隔で同じ判定を繰り返す。
一方、タンク30の内部の水位が低水位にまで低下したと判定された場合(STEP13でYESの場合)、制御装置39は、給気運転を終了するとともに、給水運転の残りの動作を開始する(図5/STEP14)。
具体的には、制御装置39の切換制御部39aが、閉止弁31aを開状態にすることを完了させることと、気体導入弁35aを閉状態にすることと、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを駆動することと、第1切換弁36及び第2切換弁37を切り換えること(厳密には、切り換えることを完了させること)とによって、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプを以下の状態とする。
閉止弁31a:開状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:駆動
気体導入弁35a:閉状態
第1切換弁36:第3水路33と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第1部分32bと第2部分32cとを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
これにより、図3に示すように、風呂給湯装置1の水路は、気泡供給水路7となり、タンク30の内部で気体溶解水が生成されるとともに、生成した気体溶解水がタンク30から導出される。ここで、タンク30に加圧された湯水が導入される速度は、タンク30から気体溶解水の導出される速度よりも大きい。その結果、タンク30の内部の水位は、時間の経過とともに上昇していく。
次に、制御装置39は、第1センサ30bによってタンク30の内部の水位が高水位にまで上昇したか否かを判定する(図5/STEP15)。
タンク30の内部の水位が高水位にまで上昇していないと判定された場合(STEP15でNOの場合)、制御装置39は、所定の制御間隔で同じ判定を繰り返す。
一方、タンク30の内部の水位が高水位にまで上昇したと判定された場合(STEP15でYESの場合)、制御装置39は、停止を指示する旨の信号が有ったか否かを認識する(図5/STEP16)。
停止を指示する旨の信号が有ったと認識されなかった場合(STEP16でNOの場合)、STEP10に戻り、制御装置39は、再度、給気運転を開始する。
具体的には、制御装置39の切換制御部39aが、閉止弁31aを閉状態にすることと、気体導入弁35aを開状態にすることと、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを停止することと、第1切換弁36及び第2切換弁37を切り換えることとによって、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプを以下の状態とする。
閉止弁31a:閉状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:開状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第1部分32bと第3水路33とを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
これにより、図2に示すように、風呂給湯装置1の水路は、再び排出水路6となり、タンク30の内部に残存する気体溶解水が、浴槽2に排出される。
一方、停止を指示する旨の信号があったと認識された場合(STEP16でYESの場合)、制御装置39は、気体溶解水の生成、及び、生成した気体溶解水の浴槽2への供給を停止して(図5/STEP17)、今回の処理を終了する。
具体的には、制御装置39の切換制御部39aが、少なくとも、閉止弁31aを閉状態にすることと、第1ポンプ31b、第2ポンプ31c及び第3ポンプ40aを停止することによって、タンク30への湯水の導入、タンク30からの湯水の導出が停止される。例えば、切換制御部39aが、風呂給湯装置1の水路を、気泡供給水路7から循環加熱水路8に切り換える。
このように、風呂給湯装置1に組み込まれている気泡発生装置3では、最も水位が低くなる第2水位が検知されたことではなく、第2水位よりも高い第1水位が検知されたことに基づいて、閉止弁31a、第1切換弁36及び第2切換弁37が動作を開始する。すなわち、給水運転におけるタンク30への湯水の供給の準備が行われる。
これにより、気泡発生装置3では、給気運転から給水運転への切り換えを開始した後、従来の気泡発生装置よりも迅速にタンク30の内部に湯水が供給される。ひいては、従来の気泡発生装置よりも、気体溶解水を迅速に生成することができる。
したがって、気泡発生装置3によれば、給水運転に切り換わった後に気体溶解水が迅速に生成されるので、給気運転から給水運転に切り換わった後に気体溶解水を供給するまでのタイムラグを短縮して、気体溶解水を安定して供給することができる。
なお、本実施形態の気泡発生装置3では、第1センサ30bによって検知される水位である高水位を、タンク30が満水となったときの水位としている。そのため、気泡発生装置3では、タンク30の貯水性能を最大限に利用して構造上可能な限り多く気体溶解水を貯めた後に、給気運転が開始されることになる。これにより、給水運転から給気運転に切り換わるまでの時間を最大限長く保つことができるので、気体溶解水をさらに安定して供給することができる。
しかし、本発明の気泡発生装置は、このような構成に限定されるものではなく、給気運転の実行中に、タンクの内部の水位がいわゆる低水位よりも高い水位を検知した際に給水運転の一部の動作を実行するものであればよい。具体的には、タンクへ湯水を供給するための水路を介して、タンクに湯水を供給し得る状態にするための動作を実行するためのものであればよい。
例えば、本実施形態における第2センサ30cを省略し、第1センサ30bによってタンク30の内部の水位が高水位ではなくなったことが検知された後、所定時間経過後、且つ、第3センサ30dが低水位を検知する前に、閉止弁31a、第1切換弁36及び第2切換弁37の動作を開始し、その後、第3センサ30dが低水位を検知した際に、気体導入弁35aを閉状態にすることと、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを駆動することとによって、タンク30に湯水を導入し得る状態にするように構成してもよい。
また、例えば、本実施形態において、タンク30の内部の水位が中水位にまで低下したと判定された場合に、閉止弁31a、第1切換弁36及び第2切換弁37の全ての動作を開始するのではなく、少なくとも湯水導入弁である閉止弁31aの動作を開始するように構成してもよい。
次に、図4を参照して、風呂給湯装置1が追い焚き運転の際に行う動作及び処理について説明する。図4は、追い焚き運転を実行する場合における系統図である。
図4に示すように、追い焚き運転を実行する場合、風呂給湯装置1の水路は、循環加熱水路8に湯水が循環する状態となっている。このとき、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプは、以下の状態になっている。
閉止弁31a:閉状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:閉状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第2部分32cと第3水路33とを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
このとき、浴槽2の湯水は、循環加熱水路8に流れ込む。その後、循環加熱水路8の内部を流れる湯水は、循環加熱水路8の一部である循環水路40の第1熱源部40bが設けられている部分を通過する際に加熱されて、浴槽2に再度供給される。
ところで、風呂給湯装置1では、排出水路6、気泡供給水路7、及び、循環加熱水路8は、互いにそれぞれの一部を共用して形成されており、切換装置38の動作によって、選択的に切り換えられる。
そのため、風呂給湯装置1では、切換装置38になんらかの異常が生じ、気泡供給運転の実行中に気泡供給水路7から循環加熱水路8に湯水が漏れ出してしまうと、タンク30に湯水を十分に供給できずに、気体溶解水の生成が阻害されるおそれがある。そこで、風呂給湯装置1では、気泡供給運転又は追い焚き運転のために用いられている構成によって、異常を検知することができるように構成されている。
以下においては、図4及び図6を参照して、制御装置39が、切換装置38に異常が生じているか否かの判定の際に実行する処理、及び、切換装置38に異常が生じていると判定された際に実行する処理について説明する。図4は、風呂給湯装置1が追い焚き運転を実行する場合における系統図である。図6は、風呂給湯装置1が切換装置38に異常が生じているか否かの判定の際に行う処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、追い焚き運転を行っているとき、風呂給湯装置1の水路は、循環加熱水路8にのみ湯水が循環する状態(第2状態)となっている。このとき、風呂給湯装置1の備えている弁及びポンプは、以下の状態になっている。
閉止弁31a:閉状態
第1ポンプ31b及び第2ポンプ31c:停止
気体導入弁35a:閉状態
第1切換弁36:第1水路31と第4水路34とを接続した状態
第2切換弁37:第2水路32の第2部分32cと第3水路33とを接続した状態
第3ポンプ40a:駆動
注水弁41a:閉状態
この状態において、制御装置39は、まず、タンク30の内部の水位を検知する第1センサ30b、第2センサ30c及び第3センサ30dによる検知の結果に基づいて、タンク30の内部の水位が変化したか否かを判定する(図6/STEP21)。
追い焚き運転の最中(すなわち、循環加熱水路8に湯水が循環している状態)においては、タンク30には湯水の供給は行われないので、タンク30の内部の水位は変化しない。
そのため、追い焚き運転の最中に、タンク30の内部の水位が変化した場合、切換装置38に、なんらかの異常が生じている可能性がある。特に、タンク30に湯水を供給するために(すなわち、気泡供給水路7に湯水を導入するために)開閉される閉止弁31aになんらかの異常が生じている可能性が高い。
そこで、制御装置39の異常判定部39bは、循環加熱水路8に湯水が循環する状態であり、且つ、第1センサ30b、第2センサ30c及び第3センサ30dがタンク30の内部の水位の変化を検知したときに、切換装置38になんらかの異常が生じていると判定する。
水位が変化していないと判定された場合(STEP21でNOの場合)、制御装置39は、所定の制御間隔で同じ判定を繰り返す。
一方、水位が変化したと判定された場合(STEP21でYESの場合)、制御装置39の切換制御部39aは、閉止弁31aを開状態にすることと、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを駆動することとを実行する(図6/STEP22)。
この動作により、風呂給湯装置1の水路は、循環加熱水路8に湯水が循環するだけではなく、閉止弁31aを湯水が通過する状態(すなわち、気泡供給水路7にも湯水が導入される状態(第1状態))になる。
次に、制御装置39は、所定時間が経過するまで、第1状態を維持する(図6/STEP23)。
次に、制御装置39の切換制御部39aは、閉止弁31aを閉状態にすることと、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを停止することとを実行する(図6/STEP24)。
この動作により、風呂給湯装置1の水路は、再び、循環加熱水路8にのみ湯水が循環する状態(第2状態)になる。
このSTEP22〜STEP24までの処理及び動作は、切換装置38の異常の回復を目的としたものである。
すなわち、風呂給湯装置1では、気泡供給水路7又は循環加熱水路8に浴槽2の湯水を循環させている。そのため、浴槽2の湯水にゴミ等の異物が含まれていた場合には、その異物が切換装置38を構成する閉止弁31aの内部に入り込んでしまい、閉止弁31aの動作を阻害して、切換装置38に異常を生じさせているおそれがある。
しかし、そのような異常は、切換装置38の内部に一度湯水を流し込むことによって、その異常の原因となる異物が流されて、解消されることもある。
そこで、風呂給湯装置1では、異常が生じていると判定されたときには、制御装置39が、切換装置38を一旦、第2状態から第1状態に切り換える処理(第1の処理)を行い、その後、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを一旦駆動させ、さらにその後、第1状態から第2状態に切り換える処理(第2の処理)を実行するように構成されている。
これにより、風呂給湯装置1では、異常の原因が切換装置38に入り込んだ異物等であった場合には、その異常を解消することができるようになっている。
次に、制御装置39は、再度、タンク30の内部の水位を検知する第1センサ30b、第2センサ30c及び第3センサ30dによる検知の結果に基づいて、タンク30の内部の水位が変化したか否かを判定する(図6/STEP25)。
水位が変化していないと判定された場合(STEP25でNOの場合)、制御装置39は、異常が解消されたと判定し、今回の処理を終了する。
一方、水位が変化したと判定された場合(STEP25でYESの場合)、制御装置39は、異常が解消されなかったと判定し、風呂給湯装置1に設けられた不図示の出力装置(例えば、スピーカ、ディスプレイ等)を介して、ユーザに異常が生じている旨の報知を行い(図6/STEP26)、今回の処理を終了する。
このように、風呂給湯装置1は、タンク30の水位(具体的には、気体溶解水を浴槽2に供給する気泡供給水路7に介装されたタンク30に設けられている第1センサ30b、第2センサ30c及び第3センサ30dの検知結果)を用いて、切換装置38に異常が生じているか否かの判定を行っている。
ここで、気泡供給運転が可能な風呂給湯装置1においては、第1センサ30b、第2センサ30c及び第3センサ30dのようなタンク30の内部の水位を検知するセンサは、いずれも気体溶解水を生成するために一般的に用いられる構成である。
そのため、風呂給湯装置1によれば、本来の機能である気泡発生運転又は追い焚き運転のために必要な構成の他に特別な装置を設けなくても、切換装置38に異常が生じているか否かの判定を行うことができる。
なお、本実施形態では、閉止弁31aについてのみ異常の解消を図る動作を実行しているが、そのような動作は閉止弁31aのみに行い得るものではなく、切換装置38を構成する他の弁(具体的には、逆止弁32a、第1切換弁36及び第2切換弁37)に対しても行い得るものである。それらの弁についても異常の解消を図る動作を実行する場合には、循環加熱水路8に湯水が流れる状態を維持しつつ、それらの弁を一旦切り換えるようにすればよい。
具体的には、例えば、タンク30の内部の水位が低下した場合に、第2切換弁37に異常が生じている可能性があると判定される。そして、そのような判定がなされた場合、第2切換弁37の異常が第2切換弁37に入り込んだ異物を原因とするものであれば、第2切換弁37を一旦開状態にすることによって、異常の解消を図ることができる。
また、風呂給湯装置1では、制御装置39の切換制御部39aは、異常判定部39bが切換装置38に異常が生じていると判定したときに、一旦、第2状態から第1状態に切り換えるとともに、第1ポンプ31b及び第2ポンプ31cを駆動している。これは、異常の原因が切換装置38を構成する弁に入り込んだゴミ等の異物であった場合に、湯水の流れによってその異物を流して、異常を解消するためである。
しかし、本発明の風呂給湯装置は、このような構成に限定されるものではない。例えば、ポンプを駆動させずに、状態の切り換えのみを行ってもよいし、状態の切り換え及びポンプの駆動(すなわち、異常の解消を目的とする動作)を省略して、すぐに異常があった旨の報知を行うようにしてもよい。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、切換装置38は、排出水路6を介して浴槽2に湯水を排出させる状態と、気泡供給水路7に浴槽2の湯水を循環させる状態と、循環加熱水路8に浴槽2の湯水を循環させる状態とを、選択的に動作可能に構成されている。
しかし、本発明の切換装置は、気泡供給水路に湯水を循環させる状態、及び、循環加熱水路8に湯水を循環させる状態を少なくとも含む複数の状態に選択的に動作可能なものであればよい。例えば、切換装置によって、湯はり運転又は足し湯運転の際の水路に湯水が循環する状態を動作可能となるように構成してもよい。
1…風呂給湯装置、2…浴槽、2a…アダプタ、3…気泡発生装置、4…熱源機、5…水供給源、6…排出水路、7…気泡供給水路、8…循環加熱水路、30…タンク、30a…噴射ノズル、30b…第1センサ、30c…第2センサ、30d…第3センサ、31…第1水路(湯水導入路)、31a…閉止弁(湯水導入弁)、31b…第1ポンプ、31c…第2ポンプ、32…第2水路、32a…逆止弁、32b…第1部分、32c…第2部分、33…第3水路、33a…第3部分、33b…第4部分、34…第4水路、35…気体導入路、35a…気体導入弁、36…第1切換弁、37…第2切換弁、38…切換装置、39…制御装置、40…循環水路、40a…第3ポンプ、40b…第1熱源部、41…注水路、41a…注水弁、41b…第2熱源部。

Claims (3)

  1. 気体を溶解させた気体溶解水を浴槽に供給し、前記浴槽に貯められた湯水に気泡を発生させる気泡供給運転と、前記浴槽の内部の湯水を循環加熱する追い焚き運転とを実行可能な風呂給湯装置であって、
    供給された湯水に気体を溶解させて前記気体溶解水を生成するタンクと、
    前記気泡供給運転の際に、前記タンクを介して前記浴槽の湯水を循環させて、該湯水から前記気体溶解水を生成し、生成した該気体溶解水を前記浴槽に供給する気泡供給水路と、
    前記追い焚き運転の際に、前記タンクを介さずに前記浴槽の湯水を循環させて、該湯水を加熱し、加熱した該湯水を前記浴槽に供給する循環加熱水路と、
    前記気泡供給水路に湯水を導入させる第1状態、及び、前記循環加熱水路に湯水を循環させる第2状態を少なくとも含む複数の状態に選択的に切換可能な切換装置と、
    前記タンクの内部の水位の変化を検知するセンサと、
    制御装置とを備え、
    前記循環加熱水路は、前記気泡供給水路の一部を共用して形成され、
    前記制御装置は、前記切換装置の動作を制御する切換制御部と、前記切換装置に異常が生じているか否かを判定する異常判定部とを有し、
    前記異常判定部は、前記第2状態であり、且つ、前記センサが前記タンクの内部の水位の変化を検知したときに、前記切換装置に異常が生じていると判定することを特徴とする風呂給湯装置。
  2. 請求項1に記載の風呂給湯装置において、
    前記切換制御部は、前記異常判定部が前記切換装置に異常が生じていると判定したときに、前記切換装置を前記第2状態から前記第1状態に切り換える第1の処理を実行し、該第1の処理を実行した後に、前記切換装置を前記第1状態から第2状態に切り換える第2の処理を実行することを特徴とする風呂給湯装置。
  3. 請求項2に記載の風呂給湯装置において、
    前記気泡供給水路に介装されたポンプを備え、
    前記制御装置は、前記切換制御部が前記第1の処理を実行し、前記第2の処理を実行する前に、前記ポンプを駆動することを特徴とする風呂給湯装置。
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