JP2020120320A - コンパレータ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動対を構成するPMOSトランジスタのドレイン電圧の上昇を容易に抑制することができるコンパレータ回路を提供すること。【解決手段】一つの実施形態によれば、コンパレータ回路は、差動対を構成する第1と第2のPMOSトランジスタと、入力端子と前記第1のPMOSトランジスタのゲート間に主電流路が接続される第1のスイッチングトランジスタと、前記第2のPMOSトランジスタのゲートに参照電圧を印加する電圧源と、前記第1のスイッチングトランジスタの制御電極に第1のバイアス電圧を印加する第1のバイアス回路と、を具備する。【選択図】図1

Description

本実施形態は、コンパレータ回路に関する。
従来、PMOSトランジスタを差動対として用いるコンパレータ回路において、NBTI(Negatibe Bias Temperature Instability)による特性劣化を対策する種々の技術が開示されている。NBTIは、PMOSトランジスタにおいて、ドレイン電圧がゲート電圧よりも高くなった状態でしきい値を変動させる特性劣化を生じさせる。この為、PMOSトランジスタのドレイン電圧の上昇を抑制し、NBTIへ移行することを容易に回避することができるコンパレータ回路が望まれる。
特開2012−199664号公報 特許第5988348号公報 特開2004−282121号公報
一つの実施形態は、差動対を構成するPMOSトランジスタのドレイン電圧の上昇を容易に抑制することができるコンパレータ回路を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、コンパレータ回路は、差動対を構成する第1と第2のPMOSトランジスタと、入力端子と前記第1のPMOSトランジスタのゲート間に主電流路が接続される第1のスイッチングトランジスタと、前記第2のPMOSトランジスタのゲートに参照電圧を印加する電圧源と、前記第1のスイッチングトランジスタの制御電極に第1のバイアス電圧を印加する第1のバイアス回路と、を具備する。
図1は、第1の実施形態のコンパレータ回路を示す図。 図2は、第2の実施形態のコンパレータ回路を示す図。 図3は、第3の実施形態のコンパレータ回路を示す図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるコンパレータ回路を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のコンパレータ回路を示す図である。第1の実施形態は、例えば、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも低下した場合を、異常として検出する。コンパレータ回路1は、差動対を構成するPMOSトランジスタM1とM2を有する。PMOSトランジスタM1とM2のソースは、電流源12の一端に共通接続される。電流源12の他端は、電源ライン11に接続される。PMOSトランジスタM1のゲートは、NMOSトランジスタM5を介して入力電圧Vinが印加される入力端子100に接続される。PMOSトランジスタM2のゲートは、参照電圧Vrefを供給する参照電圧源3に接続される。
NMOSトランジスタM5は、入力端子100とPMOSトランジスタM1のゲート間に、主電流路であるソース・ドレイン路が接続される。NMOSトランジスタM5のドレインは入力端子100に接続され、ソースはPMOSトランジスタM1のゲートに接続される。NMOSトランジスタM5のゲートには、バイアス回路20によってバイアス電圧V1が印加される。
バイアス回路20は、ダイオード接続されたNMOSトランジスタM6を有する。NMOSトランジスタM6のドレインとゲートは定電流源21の一端に接続され、ソースは参照電圧源3に接続される。定電流源21の他端は電源ライン11に接続される。NMOSトランジスタM6のゲート電圧は、参照電圧VrefよりもNMOSトランジスタM6のゲート・ソース間電圧Vgsだけ高い電圧になる。従って、バイアス電圧V1は、Vref+Vgsとなる。
PMOSトランジスタM1のドレインと接地間には、主電流路であるソース・ドレイン路が接続されたNMOSトランジスタM3を有する。NMOSトランジスタM3は、ドレインとゲートが共通接続されたダイオード接続を構成する。
PMOSトランジスタM2のドレインと接地間には、主電流路であるソース・ドレイン路が接続されたNMOSトランジスタM4を有する。NMOSトランジスタM4のゲートは、NMOSトランジスタM3のゲートに接続される。NMOSトランジスタM3とM4は、カレントミラー回路を構成する。
PMOSトランジスタM2とNMOSトランジスタM4の接続点は、出力端子200に接続される。出力端子200は、出力電圧Vout1を出力する。
動作は以下の通りである。入力電圧Vinは、NMOSトランジスタM5のソース・ドレイン路を介して、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される。定常状態、すなわち、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも高い状態のときには、PMOSトランジスタM2がオン状態となり、出力電圧Vout1はHighとなる。
入力電圧Vinが上昇し、Vref+Vgs−Vth(M5)よりも高くなるとNMOSトランジスタM5は、オフ状態となる。ここで、Vth(M5)は、NMOSトランジスタM5のしきい値を示す。
NMOSトランジスタM5がオフすると、入力電圧VinはPMOSトランジスタM1のゲートに印加されなくなる。すなわち、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される電圧の上限値を、バイアス電圧V1の値によって制限することができる。換言すれば、NMOSトランジスタM5は、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される電圧をバイアス電圧V1の値に応じて制限するスイッチとして機能する。PMOSトランジスタM1とM2のゲート間の電圧差を制限して、PMOSトランジスタM2が完全にオン状態とならないように制御することができる。
PMOSトランジスタM2は、完全にオンする状態を回避することにより、ドレイン電圧の上昇が抑制される。これにより、PMOSトランジスタM2は、ドレイン電圧がゲート電圧よりも高くなることが回避できる為、NBTI状態への移行を回避することができる。
入力電圧Vinが低下し、Vref+Vgs−Vth(M5)より低くなると、NMOSトランジスタM5はオン状態となる。NMOSトランジスタM5がオンすることで、入力電圧VinがPMOSトランジスタM1のゲートに印加される。
PMOSトランジスタM1は、ゲート電圧が参照電圧Vrefよりも低くなると、オンする。これにより、NMOSトランジスタM3とM4は、ゲート電圧が上昇しオンする。NMOSトランジスタM4がオンすることで、出力電圧Vout1はLowとなる。すなわち、出力電圧Vout1がLowとなったことを検出することで、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも低下した異常状態を検出することができる。
オンの時のPMOSトランジスタM1のドレイン電圧は、ダイオード接続されたNMOSトランジスタM3のゲート・ソース間電圧となる。これにより、PMOSトランジスタM1はオンした時に、ドレイン電圧がゲート電圧よりも高くなる状態が回避され、NBTI状態に移行することを回避することができる。
バイアス電圧V1は、PMOSトランジスタM2が完全なオン状態にならない値に適宜設定することができる。PMOSトランジスタM1のゲートに印加される最も高い電圧は、バイアス電圧V1からNMOSトランジスタM5のしきい値Vth(M5)だけ低い電圧に制限される。すなわち、Vref+Vgs−Vth(M5)で制限される。
例えば、バイアス電圧V1のVgsに相当する電圧分を高くすると、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される電圧の上限値が高くなる。参照電圧VrefとPMOSトランジスタM2のゲートに印加される電圧との差によって、PMOSトランジスタM2のオン状態は制御される。従って、バイアス電圧V1を適宜調整することによって、PMOSトランジスタM2が完全にオンしない構成とすることができる。バイアス電圧V1のVgsは、例えば、NMOSトランジスタM6の寸法や定電流源21の電流値により、容易に調整することができる。
バイアス電圧V1は、例えば、入力電圧Vinが参照電圧Vrefに等しい時にもNMOSトランジスタM5がオン状態となる値に設定する。これにより、入力電圧Vinと参照電圧Vrefの大小関係を正確に比較することができる。具体的には、バイアス電圧V1を、参照電圧VrefとNMOSトランジスタM5のしきい値Vth(M5)分を加えた電圧以上になる様に設定する。
第1の実施形態によれば、バイアス回路20で設定されるバイアス電圧V1によって、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される電圧の上限値を制限するスイッチとして機能するNMOSトランジスタM5を備える。これにより、PMOSトランジスタM2はドレイン電圧の上昇が抑制され、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも高い定常状態において、NBTI状態に移行することを容易に回避することができる。また、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも低下し、PMOSトランジスタM1がオン状態となった場合には、PMOSトランジスタM1はドレイン電圧の上昇が抑制され、NBTI状態となることを回避することができる。
すなわち、入力電圧Vinと参照電圧Vrefの比較動作を行うアクティブ状態において、オン状態となるPMOSトランジスタM1とM2のいずれについてもNBTI状態になることを容易に回避することができ、信頼性の高いコンパレータ回路1を提供することができる。
出力電圧Vout1は、オン状態の時のPMOSトランジスタM2のドレイン電圧に対応するHighと、NMOSトランジスタM4がオン状態の時の接地電位に略等しい電圧に対応したLowを示す。その為、出力電圧Vout1のダイナミックレンジは広い。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態のコンパレータ回路を示す図である。既述した実施形態に対応する構成には、同一符号を付し、重複した記載は必要な場合にのみ行う。以降、同様である。第2の実施形態は、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高くなった状態を異常が生じた状態として検出する。
コンパレータ回路2は、差動対を構成するPMOSトランジスタM11とM12を有する。PMOSトランジスタM11とM12のソースは、電流源14の一端に共通接続される。電流源14の他端は、電源ライン11に接続される。PMOSトランジスタM11のゲートは、PMOSトランジスタM7を介して入力電圧Vinが印加される入力端子100に接続される。PMOSトランジスタM12のゲートは、参照電圧Vrefを供給する参照電圧源13に接続される。
PMOSトランジスタM7は、入力端子100とPMOSトランジスタM11のゲート間に、主電流路であるソース・ドレイン路が接続される。PMOSトランジスタM7のドレインは入力端子100に接続され、ソースはPMOSトランジスタM11のゲートに接続される。PMOSトランジスタM7のゲートには、バイアス回路30によってバイアス電圧V2が印加される。
バイアス回路30は、ダイオード接続されたPMOSトランジスタM8を有する。PMOSトランジスタM8のドレインとゲートは定電流源31の一端に接続され、ソースは参照電圧源13に接続される。定電流源31の他端は接地される。
PMOSトランジスタM8のゲート電圧は、参照電圧VrefよりもPMOSトランジスタM8のゲート・ソース間電圧Vgsだけ低い電圧になる。従って、バイアス電圧V2は、Vref−Vgsとなる。
PMOSトランジスタM11のドレインと接地間には、主電流路であるソース・ドレイン路が接続されたNMOSトランジスタM13を有する。
PMOSトランジスタM12のドレインと接地間には、主電流路であるソース・ドレイン路が接続されたNMOSトランジスタM14を有する。NMOSトランジスタM14は、ドレインとゲートが共通接続されたダイオード接続を構成する。NMOSトランジスタM14のゲートは、NMOSトランジスタM13のゲートに接続される。NMOSトランジスタM13とM14は、カレントミラー回路を構成する。
PMOSトランジスタM11とNMOSトランジスタM13の接続点は、出力端子201に接続される。出力端子201は、出力電圧Vout2を出力する。
参照電圧源13が供給する参照電圧VrefとPMOSトランジスタM7のゲートに供給されるバイアス電圧V2は、PMOSトランジスタM8のゲート・ソース間電圧をVgsとすると、Vref−Vgsで示される。
動作は以下の通りである。定常状態では、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより低い状態である。この状態では、PMOSトランジスタM11がオン状態となって、出力電圧Vout2は、Highを示す。
入力電圧Vinが低下し、PMOSトランジスタM7のゲートに印加されるバイアス電圧V2(=Vref−Vgs)とPMOSトランジスタM7のソースとの間の電圧が、PMOSトランジスタM7のしきい値Vth(M7)より小さくなるとPMOSトランジスタM7はオフとなる。PMOSトランジスタM7がオフすると、入力電圧VinはPMOSトランジスタM11のゲートに印加されなくなる。すなわち、PMOSトランジスタM11のゲートに印加される電圧の下限をバイアス電圧V2によって制限することができる。
換言すれば、PMOSトランジスタM7は、PMOSトランジスタM11のゲートに印加される電圧をバイアス電圧V2の値に応じて制限するスイッチとして機能する。PMOSトランジスタM11とM12のゲート間の電圧差を制限して、PMOSトランジスタM11が完全にオン状態とならないように制御することができる。
PMOSトランジスタM11は、完全にオンする状態を回避することにより、ドレイン電圧の上昇が抑制される。これにより、PMOSトランジスタM11は、ドレイン電圧がゲート電圧よりも高くなることが回避できる為、NBTI状態への移行を回避することができる。
入力電圧Vinが上昇し、PMOSトランジスタM11のゲート電圧が参照電圧Vrefよりも高くなると、PMOSトランジスタM12はオンする。PMOSトランジスタM12がオンすることで、NMOSトランジスタM14のゲート電圧が上昇し、NMOSトランジスタM13とM14はオンとなる。これにより、出力電圧Vout2はLowとなる。出力電圧Vout2がLowとなることにより、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより上昇した異常状態を検出することができる。
オンの時のPMOSトランジスタM12のドレイン電圧は、ダイオード接続されたNMOSトランジスタM14のゲート・ソース間電圧となる。これにより、PMOSトランジスタM12はオンした時に、ドレイン電圧がゲート電圧よりも高くなる状態が回避され、NBTI状態への移行を回避することができる。
バイアス電圧V2は、PMOSトランジスタM11が完全なオン状態にならない値に適宜設定することができる。PMOSトランジスタM11のゲートに印加される最も低い電圧は、バイアス電圧V2よりPMOSトランジスタM7のしきい値Vth(M7)だけ高い電圧に制限される。すなわち、Vref−Vgs+Vth(M7)で制限される。
例えば、バイアス電圧V2のVgsに相当する電圧分を大きくすると、PMOSトランジスタM11のゲートに印加される電圧の下限値が低くなる。参照電圧VrefとPMOSトランジスタM11のゲートに印加される電圧との差によって、PMOSトランジスタM11のオン状態は制御される。従って、バイアス電圧V2を適宜調整することによって、PMOSトランジスタM11が完全にオンしない構成とすることができる。バイアス電圧V2のVgsは、例えば、PMOSトランジスタM8の寸法や定電流源31の電流値により、容易に調整することができる。
例えば、バイアス電圧V2は、入力電圧Vinが参照電圧Vrefに等しい時にもPMOSトランジスタM7がオン状態となる値に設定する。これにより、入力電圧Vinと参照電圧Vrefの大小関係を正確に比較することができる。具体的には、バイアス電圧V2を、参照電圧VrefにPMOSトランジスタM7のしきい値Vth(M7)分を引いた電圧以下になる様に設定する。
第2の実施形態によれば、バイアス回路30で設定されるバイアス電圧V2によってPMOSトランジスタM11のゲートに印加される電圧の下限値を制限するスイッチとして機能するPMOSトランジスタM7を備える。これにより、PMOSトランジスタM11は、ドレイン電圧の上昇が抑制され、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも低い定常状態において、NBTI状態に移行することを容易に回避することができる。
また、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも高くなり、PMOSトランジスタM12がオン状態となった場合には、PMOSトランジスタM12は、ドレイン電圧の上昇が抑制され、NBTI状態となることを回避することができる。
すなわち、入力電圧Vinと参照電圧Vrefの比較動作を行うアクティブ状態において、オン状態となるPMOSトランジスタM11とM12のいずれについてもNBTI状態となることを回避することができ、信頼性の高いコンパレータ回路2を提供することができる。
出力電圧Vout2は、オン状態の時のPMOSトランジスタM11のドレイン電圧に対応するHighと、NMOSトランジスタM13がオン状態の接地電位に略等しい電圧に対応したLowを示す。その為、出力電圧Vout2のダイナミックレンジは広い。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態のコンパレータ回路を示す図である。本実施形態は、既述した第1の実施形態のコンパレータ回路1と第2の実施形態のコンパレータ回路2を備える。夫々のコンパレータ回路1と2の構成と動作は既述した通りである。
コンパレータ回路1は、PMOSトランジスタM1のゲートに印加される電圧が参照電圧Vrefよりも低下した状態の時に出力電圧Vout1はLowになる。具体的には、入力電圧Vinがバイアス電圧V1からNMOSトランジスタM5のしきい値Vth(M5)を引いた電圧よりも低くなると出力電圧Vout1はLowになる。
一方、コンパレータ回路2は、入力電圧Vinが参照電圧Vrefよりも高くなった状態の時に出力電圧Vout2がLowとなる。具体的には、入力電圧Vinがバイアス電圧V2にPMOSトランジスタM7のしきい値Vth(M7)を加えた電圧より高くなると出力電圧Vout2はLowになる。
従って、バイアス電圧V1、V2を適宜調整することで、参照電圧Vrefを中心にして±ΔVの範囲で、出力電圧Vout1とVout2の両方がLowを示す状態を設定することができる。これにより、入力電圧Vinが参照電圧Vrefに対して所定の範囲内にあることを検出するウィンドウ・コンパレータ回路を構成することができる。尚、+ΔVは、バイアス回路20におけるVgsとNMOSトランジスタM5のしきい値Vth(M5)の差分を示し、−ΔVはバイアス回路30におけるVgsとPMOSトランジスタM7のしきい値Vth(M7)の差分に相当する。
第3の実施形態によれば、出力電圧Vout1とVout2が共にLow、すなわち、出力電圧Vout1とVout2が共にHighの時には、入力電圧Vinが参照電圧Vrefを中心にして所定の範囲内にあることを検出するウィンドウ・コンパレータ回路が構成される。
夫々のコンパレータ回路1、2は、夫々の差動対のPMOSトランジスタM1とM2、及びM11とM12が入力電圧Vinと参照電圧Vrefの比較動作を行うアクティブ状態においてオン状態となった時にNBTI状態へ移行することをバイアス電圧V1、V2の調整によって容易に回避することができる。この為、しきい値の変動に伴う特性劣化を防ぐことができるため、信頼性の高いウィンドウ・コンパレータ回路を提供することができる。
尚、コンパレータ回路1とコンパレータ回路2の参照電圧Vrefを異なる電圧値に適宜調整して、入力電圧Vinの範囲を適宜設定してもよい。
また、出力電圧Vout1とVout2をAND回路(図示せず)に供給し、そのAND回路の出力信号がLowの時に入力電圧Vinが所定の範囲内にあることを検出してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1及び2 コンパレータ回路、3及び13 参照電圧源、20及び30 バイアス回路、100 入力端子、200及び201 出力端子。

Claims (5)

  1. 差動対を構成する第1と第2のPMOSトランジスタと、
    入力端子と前記第1のPMOSトランジスタのゲート間に主電流路が接続される第1のスイッチングトランジスタと、
    前記第2のPMOSトランジスタのゲートに参照電圧を印加する電圧源と、
    前記第1のスイッチングトランジスタの制御電極に第1のバイアス電圧を印加する第1のバイアス回路と、
    を具備することを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 前記第1のスイッチングトランジスタはNMOSトランジスタで構成され、前記第1のバイアス電圧は前記参照電圧よりも所定の電圧だけ高く設定されることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  3. 前記第1のスイッチングトランジスタはPMOSトランジスタで構成され、前記第1のバイアス電圧は前記参照電圧よりも所定の電圧だけ低く設定されることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  4. 前記第1と第2のPMOSトランジスタのドレインと接地間に、夫々の主電流路が接続される第4と第5のNMOSトランジスタを有するカレントミラー回路を具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコンパレータ回路。
  5. 差動対を構成する第3と第4のPMOSトランジスタと、
    前記入力端子と前記第3のPMOSトランジスタのゲート間に主電流路が接続される第2のスイッチングトランジスタと、
    前記第2のスイッチングトランジスタの制御電極に第2のバイアス電圧を印加する第2のバイアス回路と、
    を具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンパレータ回路。
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