JP2001285037A - コンパレータ - Google Patents

コンパレータ

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JP2001285037A JP2000092988A JP2000092988A JP2001285037A JP 2001285037 A JP2001285037 A JP 2001285037A JP 2000092988 A JP2000092988 A JP 2000092988A JP 2000092988 A JP2000092988 A JP 2000092988A JP 2001285037 A JP2001285037 A JP 2001285037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパレータの消費電流を増やすことなく遅
延時間を短くしたコンパレータを提供することを目的と
する。 【解決手段】 差動回路3で2入力の入力電圧をそれぞ
れ電流I1,I2に変換し、これらを、入力インピーダ
ンスが低く周波数特性の良い第1および第2のカレント
ミラー回路10,12で折り返えし、さらに第3および
第4のカレントミラー回路15,18で折り返す。第1
のカレントミラー回路10の第2の出力端子20と第4
のカレントミラー回路18の出力端子21との接続点、
第2のカレントミラー回路12の第2の出力端子22と
第3のカレントミラー回路15の出力端子23との接続
点で、差動回路3で変換された電流I1,I2を比較
し、その比較結果を電圧レベルでコンパレータの第1お
よび第2の出力端子24,25への出力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパレータに関
し、特に2つの電圧レベルを比較してロジックレベルの
出力電圧を出力するコンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の代表的なコンパレータの
基本構成を示す回路図である。図10に示したように、
コンパレータは、PMOSトランジスタM41,M4
2,M43およびNMOSトランジスタM44,M45
からなる入力段と、PMOSトランジスタM46および
NMOSトランジスタM47からなる出力段とによって
構成される。
【0003】入力段は、PMOSトランジスタM41を
定電流源、PMOSトランジスタM42,M43を差動
入力、NMOSトランジスタM44,M45をカレント
ミラー負荷とした差動回路を構成し、出力段は、PMO
SトランジスタM46を定電流負荷、NMOSトランジ
スタM47を増幅回路とするソース接地増幅回路を構成
している。PMOSトランジスタM41,M46のソー
スには正電源161が接続され、ゲートはバイアス電圧
入力端子162に接続されている。そして、出力段のV
oは、コンパレータの出力端子である。
【0004】このコンパレータは、差動回路によって、
非反転入力端子Vi+と反転入力端子Vi−とに印加さ
れた2つの電圧を比較し、比較結果を電圧レベルに変
え、出力段のソース接地増幅回路により、グランド電位
対電源電圧のロジックレベルに変換して出力端子Voに
比較結果を得る。
【0005】たとえば、非反転入力端子Vi+の入力電
圧が反転入力端子Vi−の入力電圧より高い場合には、
PMOSトランジスタM42はPMOSトランジスタM
43より電流が多く流れ、NMOSトランジスタM4
4,M45のカレントミラー負荷では、それぞれのトラ
ンジスタは等しい電流を流そうとするので、PMOSト
ランジスタM43のドレインから供給する電流よりNM
OSトランジスタM45のドレインに引き込む電流能力
が大きくなり、差動回路の出力レベルはグランド電位に
近いレベルになる。このとき、出力段のPMOSトラン
ジスタM46およびNMOSトランジスタM47のソー
ス接地増幅回路では、差動回路の出力をゲートで受けて
いるNMOSトランジスタM47はオフ状態になる。P
MOSトランジスタM46は定電流出力となっているの
で、このソース接地増幅回路の出力、すなわちコンパレ
ータの出力端子Voは電源電圧レベルとなる。逆に、非
反転入力端子Vi+の入力電圧が反転入力端子Vi−の
入力電圧より低い場合には、コンパレータは逆の動作を
し、コンパレータの出力端子Voはグランド電位のレベ
ルとなる。
【0006】図11はヒステリシス付きのコンパレータ
の構成を示す回路図である。図示のコンパレータは、P
MOSトランジスタM51,M52,M53およびNM
OSトランジスタM54,M55,M56,M57から
なる入力段と、PMOSトランジスタM58およびNM
OSトランジスタM59からなる出力段とによって構成
される。
【0007】このヒステリシス付きのコンパレータによ
れば、PMOSトランジスタM51を定電流源とした差
動回路の入力のPMOSトランジスタM52,M53を
流れる電流に対して、互い帰還をかけるようにNMOS
トランジスタM54,M55のカレントミラー負荷とN
MOSトランジスタM56,M57のカレントミラー負
荷をたすきがけ接続する。それぞれのカレントミラー回
路では、NMOSトランジスタM54とNMOSトラン
ジスタM55、およびNMOSトランジスタM56とN
MOSトランジスタM57とのトランジスタ比を1対k
とする。
【0008】このコンパレータにおいて、まず、PMO
SトランジスタM53の非反転入力端子Vi+の入力電
圧よりPMOSトランジスタM52の反転入力端子Vi
−の電圧が大きく、非反転入力端子Vi+の電圧が上昇
していく場合について考える。はじめに、PMOSトラ
ンジスタM53に流れる電流は、PMOSトランジスタ
M52に流れる電流より多く、NMOSトランジスタM
57に流そうとする電流は、PMOSトランジスタM5
2に流れる電流より多いので、NMOSトランジスタM
54には電流が流れなく、差動回路の出力、すなわちN
MOSトランジスタM56のドレイン電圧が高くなって
いる。
【0009】非反転入力端子Vi+の電圧が上昇する
と、PMOSトランジスタM53の電流は減少してい
き、PMOSトランジスタM52に流れる電流がMOS
トランジスタM53に流れる電流のk倍と等しくなり、
さらに非反転入力端子Vi+の電圧が上昇すると、PM
OSトランジスタM53の電流よりPMOSトランジス
タM52の電流が大きくなり、PMOSトランジスタM
53の電流に対してNMOSトランジスタM55に引き
込む電流能力が大きくなる。このとき、差動回路の出力
は低くなる。この状態から再び、非反転入力端子Vi+
が下降していくと、PMOSトランジスタM53の電流
が増加して、PMOSトランジスタM53に流れる電流
がPMOSトランジスタM52に流れる電流のk倍とな
り、さらに非反転入力端子Vi+の電圧が下がってPM
OSトランジスタM53の電流がPMOSトランジスタ
M52の電流より大きくなって差動回路の出力のレベル
が上昇する。
【0010】なお、出力段のPMOSトランジスタM5
8およびNMOSトランジスタM59で構成しているソ
ース接地増幅回路の動作は図10と同様である。このよ
うにして、差動回路の入力であるPMOSトランジスタ
M52とPMOSトランジスタM53に流れる電流が互
いにk倍の関係になったとき、コンパレータの出力電圧
レベルが変化するので、差動回路の入力電圧が(Vi
+)>(Vi−)から(Vi+)<(Vi−)に変化す
るときと、入力電圧が(Vi+)<(Vi−)から(V
i+)>(Vi−)に変化するときで、閾値電圧の違い
が生じ、これが入力電圧に対しての出力電圧のヒステリ
シス電圧となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】差動回路とソース接地
回路とで構成しているコンパレータの遅延時間は、差動
回路の出力抵抗とソース接地回路のミラー容量の時定数
とにより決まる。差動回路の出力抵抗はトランジスタの
出力抵抗rdsそのものであるため、出力抵抗を下げて
遅延時間を短くしようとすると、差動回路のバイアス電
流を増やさなければならない。すなわち、コンパレータ
の遅延時間を短くしようとした場合、従来の回路構成で
は全消費電流が増えるという問題があった。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、コンパレータの消費電流を増やすことなく遅
延時間を短くすることができるコンパレータを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、2つの電圧レベルを比較してロジックレ
ベルの出力電圧を出力するコンパレータにおいて、第1
の電源に接続した定電流源をバイアスとする2入力の差
動回路と、入力端子が前記差動回路の第1の出力端子に
接続されかつ第2の電源に接続された第1のカレントミ
ラー回路と、入力端子が前記差動回路の第2の出力端子
に接続されかつ前記第2の電源に接続された第2のカレ
ントミラー回路と、入力端子が前記第1のカレントミラ
ー回路の第1の出力端子に接続されかつ前記第1の電源
に接続された第3のカレントミラー回路と、入力端子が
前記第2のカレントミラー回路の第1の出力端子に接続
されかつ前記第1の電源に接続された第4のカレントミ
ラー回路と、を備え、前記第1のカレントミラー回路の
第2の出力端子と前記第4カレントミラー回路の出力端
子とを接続してコンパレータの第1の出力とし、前記第
2のカレントミラー回路の第2の出力端子と前記第3の
カレントミラー回路の出力端子とを接続してコンパレー
タの第2の出力とし、前記差動回路の2入力の電圧レベ
ルを比較してコンパレータの前記第1の出力および第2
の出力に相反する電圧レベルの出力結果を得ることを特
徴とするコンパレータが提供される。
【0014】このようなコンパレータによれば、差動回
路の2入力の入力電圧はそれぞれ電流に変換され、これ
らの電流は第1および第2のカレントミラー回路でそれ
ぞれ折り返えされ、第3および第4のカレントミラー回
路に入力される。第1のカレントミラー回路の第2の出
力端子と第4のカレントミラー回路の出力端子との接続
点、第2のカレントミラー回路の第2の出力端子と第3
のカレントミラー回路の出力端子との接続点では、差動
回路で変換されたそれぞれの電流が互いに比較され、そ
の比較結果が電圧レベルでコンパレータの出力となる。
入力インピーダンスが低く周波数特性が良いカレントミ
ラー回路を組合せて差動回路で入力電圧から変換した電
流の大きさを比較し、最後に電圧に変換する回路構成に
したことにより、消費電流を増やさずに遅延時間を短く
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるコンパ
レータの第1の構成を示すブロック図である。
【0016】本発明のコンパレータは、第1の電源1に
定電流源2が接続され、この定電流源2は、差動回路3
のバイアス入力端子4に接続されている。この差動回路
3は、第1および第2の入力端子5,6と第1および第
2の出力端子7,8を有している。差動回路3の第1の
出力端子7は、第2の電源9に接続された第1のカレン
トミラー回路10の入力端子11に接続され、差動回路
3の第2の出力端子8は、第2の電源9に接続された第
2のカレントミラー回路12の入力端子13に接続され
ている。これら第1および第2のカレントミラー回路1
0,12の構成は同一とする。
【0017】さらに、第1のカレントミラー回路10の
第1の出力端子14は、第1の電源1に接続された第3
のカレントミラー回路15の入力端子16に接続され、
第2のカレントミラー回路12の第1の出力端子17
は、第1の電源1に接続された第4のカレントミラー回
路18の入力端子19に接続されている。また、第1の
カレントミラー回路10の第2の出力端子20は、第4
のカレントミラー回路18の出力端子21に接続され、
第2のカレントミラー回路12の第2の出力端子22
は、第3のカレントミラー回路15の出力端子23に接
続されている。第1のカレントミラー回路10の第2の
出力端子20と第4のカレントミラー回路18の出力端
子21との接続点は、コンパレータの第1の出力端子2
4に接続され、第2のカレントミラー回路12の第2の
出力端子22と第3のカレントミラー回路15の出力端
子23との接続点は、コンパレータの第2の出力端子2
5に接続されている。
【0018】以上の構成のコンパレータによれば、第1
の電源1に接続された定電流源2をバイアスとした差動
回路3は、第1および第2の入力端子5,6に印加され
た第1および第2の入力電圧に対応した電流を第1およ
び第2の出力端子7,8から出力する。ここでは、この
電流をそれぞれI1,I2とする。なお、差動回路3か
ら出力する電流の総和(I1+I2)は定電流源2から
のバイアス電流と同じになる。
【0019】電流I1,I2は、第1および第2のカレ
ントミラー回路10,12でそれぞれ折り返えされ、第
3および第4のカレントミラー回路15,18に入力さ
れる。ここで、第1および第2のカレントミラー回路1
0,12の入力に対する出力の電流比を1対1とし、ま
た、第3および第4のカレントミラー回路15,18の
入力に対する出力の電流比も1対1とする。そうする
と、第1のカレントミラー回路10の第1の出力端子1
4は第3のカレントミラー回路15の入力端子16に、
第2のカレントミラー回路12の第1の出力端子17は
第4のカレントミラー回路18の入力端子19にそれぞ
れ接続しているので、第3および第4のカレントミラー
回路15,18の出力端子23,21の電流はそれぞれ
I1,I2となる。
【0020】第1のカレントミラー回路10の第2の出
力端子20と第4のカレントミラー回路18の出力端子
21、第2のカレントミラー回路12の第2の出力端子
22と第3のカレントミラー回路15の出力端子23が
接続されていることから、この接続により電流I1,I
2が比較され、その比較結果が電圧レベルでコンパレー
タの出力となる。
【0021】以上のような形態をとることによって、差
動回路3での2入力の電圧から2出力の電流に変えて、
それぞれのカレントミラー回路により電流で互いに比較
し、最終的には比較結果を電圧レベルで出力することが
できる。
【0022】ここで、たとえば、差動回路3から出力さ
れた電流が、I1>I2となっている場合、第1のカレ
ントミラー回路10の第2の出力端子20と第4のカレ
ントミラー回路18の出力端子21との接続点、すなわ
ち、コンパレータの第1の出力端子24の電圧レベル
は、第2の電源9の電圧レベルとなり、また、第2のカ
レントミラー回路12の第2の出力端子22と第3のカ
レントミラー回路15の出力端子23との接続点、すな
わち、コンパレータの第2の出力端子25の電圧レベル
は、第1の電源の電圧レベルとなる。
【0023】また、I1<I2となっている場合は、第
1の出力端子24の電圧レベルは、第1の電源1の電圧
レベルとなり、第2の出力端子25の電圧レベルは、第
2の電源9の電圧レベルとなる。
【0024】なお、差動回路3がNMOSトランジスタ
で構成している場合は、第1の入力端子5の電圧が第2
の入力端子6の電圧より大きいと、I1>I2となり、
PMOSトランジスタで構成している場合は、第2の入
力端子6の電圧が第1の入力端子5の電圧より大きい
と、I1>I2となる。
【0025】次に、第1のカレントミラー回路10およ
び第2のカレントミラー回路12の入力に対する出力の
電流比が各カレントミラー回路の第1の出力では1対1
であり、第2の出力では1対kと設定したときを想定す
る。このとき、差動回路3から出力する電流がI1,I
2であると、第1および第2のカレントミラー回路1
0,12の第2の出力20,22の電流はそれぞれk・
I1,k・I2となる。そうすると、コンパレータの第
1の出力端子24では、I2=k・I1となるとき、ま
た、コンパレータの第2の出力端子25では、I1=k
・I2となるときに、出力電圧レベルが変化する閾値電
流となる。つまり、コンパレータの第1および第2の入
力電圧がI1=k・I2あるいはI2=k・I1となる
電圧差が生じると、出力電圧の変化が起こる。
【0026】図2は図1のコンパレータの第1の具体例
を示す回路図である。この回路は、図1のブロック構成
に対応させると、バイアス電圧入力端子31を持つ第1
のトランジスタのNMOSトランジスタM1が定電流
源、第2、第3のトランジスタのNMOSトランジスタ
M2,M3が差動回路、第4、第5、第6のトランジス
タのPMOSトランジスタM4,M5,M6が第1のカ
レントミラー回路、第7、第8、第9のトランジスタの
PMOSトランジスタM7,M8,M9が第2のカレン
トミラー回路、第10、第11のトランジスタのNMO
SトランジスタM10,M11が第3のカレントミラー
回路、第12、第13のトランジスタのNMOSトラン
ジスタM12,M13が第4のカレントミラー回路であ
る。また、NMOSトランジスタM2のゲートに接続さ
れた非反転入力端子Vi+が差動回路の第1の入力、N
MOSトランジスタM3のゲートに接続された反転入力
端子Vi−が差動回路の第2の入力、非反転出力端子V
o+が第1の出力端子、反転出力端子Vo−が第2の出
力端子である。負電源(またはグランド)32が第1の
電源、正電源33が第2の電源である。
【0027】このコンパレータにおいて、定電流バイア
スは、第1の電源である負電源32に接続したNMOS
トランジスタM1から供給し、供給されたバイアス電流
は、差動入力の非反転入力端子Vi+および反転入力端
子Vi−の電圧レベルに相応してNMOSトランジスタ
M2,M3に分けられる。分けられたNMOSトランジ
スタM2,M3のそれぞれに流れる電流は、第2の電源
である正電源33に接続したカレントミラー回路のPM
OSトランジスタM4,M5,M6、および同じく正電
源33に接続したカレントミラー回路のPMOSトラン
ジスタM7,M8,M9で折り返される。さらに、PM
OSトランジスタM5には負電源32に接続したカレン
トミラー回路のNMOSトランジスタM10,M11を
接続し、PMOSトランジスタM8には負電源32に接
続したカレントミラー回路のNMOSトランジスタM1
2,M13を接続し、電流を折り返す。
【0028】そして、PMOSトランジスタM6とNM
OSトランジスタM13を接続して第1の出力である非
反転出力端子Vo+とし、PMOSトランジスタM9と
NMOSトランジスタM11を接続して第2の出力であ
る反転出力端子Vo−として、お互いのトランジスタか
ら流れる電流を比較して電圧レベルを決定し、相反する
レベルの出力結果を得る。
【0029】たとえば、入力電圧が(Vi+)>(Vi
−)である場合、PMOSトランジスタM6、NMOS
トランジスタM13およびPMOSトランジスタM9、
NMOSトランジスタM11に流れる電流は、I6>I
13,I9<I11の関係となり、それぞれの出力は非
反転出力端子Vo+がハイレベル、反転出力端子Vo−
がローレベルとなる。
【0030】遅延時間は、非反転出力端子Vo+に関し
ては、PMOSトランジスタM4,M6で構成するカレ
ントミラー回路とNMOSトランジスタM12,M13
で構成するカレントミラー回路とで決まり、反転出力端
子Vo−に関しては、PMOSトランジスタM7,M9
で構成するカレントミラー回路とNMOSトランジスタ
M10とM11で構成するカレントミラー回路とで決ま
る。
【0031】図3は図1のコンパレータの第2の具体例
を示す回路図である。このコンパレータは、図2のコン
パレータのPMOSトランジスタをNMOSトランジス
タに、NMOSトランジスタをPMOSトランジスタに
置き換え、正電源と負電源を入れ替えた構成となってい
る。すなわち、バイアス電圧入力端子35を持つPMO
SトランジスタM21が定電流源、PMOSトランジス
タM22,M23が差動回路、NMOSトランジスタM
24,M25,M26が第1のカレントミラー回路、N
MOSトランジスタM27,M28,M29が第2のカ
レントミラー回路、PMOSトランジスタM30,M3
1が第3のカレントミラー回路、PMOSトランジスタ
M32,M33が第4のカレントミラー回路を構成して
いる。また、PMOSトランジスタM22のゲートに接
続された非反転入力端子Vi+が差動回路の第1の入
力、PMOSトランジスタM23のゲートに接続された
反転入力端子Vi−が差動回路の第2の入力、非反転出
力端子Vo+が第1の出力端子、反転出力端子Vo−が
第2の出力端子、そして、負電源(またはグランド)3
6が第2の電源、正電源37が第1の電源を構成してい
る。
【0032】動作的には図2のコンパレータと同じであ
り、入力電圧が(Vi+)>(Vi−)のとき、NMO
SトランジスタM26、PMOSトランジスタM33お
よびNMOSトランジスタM29、PMOSトランジス
タM31に流れる電流は、I26<I33,I29>I
31となり、NMOSトランジスタM26とPMOSト
ランジスタM33との接続点の非反転出力端子Vo+は
ハイレベルとなり、NMOSトランジスタM29とPM
OSトランジスタM31との接続点の反転出力端子Vo
−はローレベルになる。
【0033】図4は本発明によるコンパレータの第2の
構成を示すブロック図である。このコンパレータは、第
1の電源41に定電流源42が接続され、この定電流源
42は、差動回路43のバイアス入力端子44に接続さ
れている。この差動回路43は、第1および第2の入力
端子45,46と第1および第2の出力端子47,48
を有している。差動回路43の第1の出力端子47は、
第2の電源49に接続された第1のカレントミラー回路
50の入力端子51に接続され、差動回路43の第2の
出力端子48は、第2の電源49に接続された第2のカ
レントミラー回路52の入力端子53に接続されてい
る。
【0034】さらに、第1のカレントミラー回路50の
第1の出力端子54は、第1の電源41に接続された第
3のカレントミラー回路55の入力端子56に接続さ
れ、第2のカレントミラー回路52の第1の出力端子5
7は、第1の電源41に接続された第4のカレントミラ
ー回路58の入力端子59に接続されている。また、第
1のカレントミラー回路50の第2の出力端子60は、
第4のカレントミラー回路58の出力端子61に接続さ
れ、第2のカレントミラー回路52の第2の出力端子6
2は、第3のカレントミラー回路55の出力端子63に
接続されている。第1のカレントミラー回路50の第2
の出力端子60と第4のカレントミラー回路58の出力
端子61との接続点は、コンパレータの第1の出力端子
64に接続され、第2のカレントミラー回路52の第2
の出力端子62と第3のカレントミラー回路55の出力
端子63との接続点は、コンパレータの第2の出力端子
65に接続されている。さらに、コンパレータの第1お
よび第2の出力端子64,65には、電圧保持回路66
が接続され、この電圧保持回路66の出力には、コンパ
レータの第3の出力端子67および第4の出力端子68
が接続されている。電圧保持回路66は、RSフリップ
フロップのような論理のある2入力のフリップフロップ
とすることができる。
【0035】この構成において、差動回路43の出力電
流が、I2/k<I1<k・I2あるいはI1/k<I
2<k・I1のとき、コンパレータの第1および第2の
出力端子64,65の電圧レベルが同じレベルになる
が、このコンパレータの第3および第4の出力端子6
7,68である電圧保持回路66の出力の状態は、コン
パレータの出力電圧レベルが同じになる前の状態を保持
している。
【0036】次に、2つの入力電圧レベルに対するコン
パレータの第3および第4の出力状態を説明する。ここ
で、差動回路43の第1の入力端子45に印加された入
力電圧をV1、第2の入力端子46に印加された入力電
圧をV2とする。差動回路43の2つの入力電圧が、V
1>V2であり、差動回路43の電流がI1>k・I2
であり、かつI2<k・I1のときには、第3および第
4の出力端子67,68は、それぞれ第2の電源49の
電圧レベル、第1の電源41の電圧レベルになる。
【0037】これよりV1を下げるか、またはV2を上
げると、I1>k・I2かつI2>k・I1となる電流
関係となって、コンパレータの第2の出力端子65は第
2の電源49の電圧レベルなり、第1の出力端子64と
同じレベルになる。しかし、コンパレータの第3および
第4の出力端子67,68は電圧保持回路66で前の状
態が保持されるので、第3および第4の出力端子67,
68はそれぞれ第2の電源49の電圧レベル、第1の電
源41の電圧レベルのままである。
【0038】さらに入力電圧を変化させ、V1<V2
で、I1<k・I2,I2>k・I1となると、コンパ
レータの第1の出力端子64が第1の電源41の電圧レ
ベルに変化し、電圧保持回路66の出力レベル、つま
り、コンパレータの第3および第4の出力端子67,6
8がそれぞれ、第1の電源41の電圧レベル、第2の電
源49の電圧レベルと変化する。
【0039】再度、入力電圧V1,V2を戻していく
と、コンパレータの第1の出力端子64が第2の電源4
9の電圧レベルとなり、V1>V2で、I1>k・I
2、かつI2<k・I1となると、コンパレータの第2
の出力端子65は第1の電圧41の電圧レベルに変わっ
て、第3および第4の出力端子67,68の出力状態が
変化する。したがって、I1>k・I2かつI2>k・
I1の関係になっているときの入力電圧がヒステリシス
電圧となる。
【0040】このように、図1のコンパレータの出力に
電圧保持回路66を付け加え、第1および第2の出力端
子64,65の出力レベルに対応して第3および第4の
出力端子67,68の出力レベルを得るようにしたこと
により、閾値付近においてノイズなどの影響で出力レベ
ルが変化し出力が不安定になるのを防ぐことが可能にな
る。
【0041】本発明のコンパレータの遅延時間は、カレ
ントミラー回路を一般的な1段のカレントミラー回路と
想定すると次のようになる。
【0042】
【数1】
【0043】ちなみに、図10の従来の回路の遅延時間
は、
【0044】
【数2】
【0045】であり、gm・rdsはおおよそ100近
い値を取るので、本発明のコンパレータは従来の回路と
比較して遅延時間が短くなる。なお、gm,rdsはM
OSトランジスタのトランスコンダクタンス、ドレイン
−ソース抵抗であり、Cgdは、ゲート−ドレイン間の
寄生容量である。
【0046】図5は図4のコンパレータの第1の具体例
を示す回路図である。このコンパレータは、図2のコン
パレータと回路構成が同じであり、バイアス電圧入力端
子71を持つNMOSトランジスタM1、非反転入力端
子Vi+および反転入力端子Vi−を持つNMOSトラ
ンジスタM2,M3、正電源73に接続されたPMOS
トランジスタM4,M5,M6,M7,M8,M9、お
よび負電源72に接続されたNMOSトランジスタM1
0,M11,M12,M13から構成されている。
【0047】その後に接続される電圧保持回路74は、
一例として2つのNANDゲート75,76からなるR
Sフリップフロップによって構成されている。非反転中
間出力端子77および反転中間出力端子78がそれぞれ
ハイレベル、ローレベルとなっているときは、RSフリ
ップフロップの出力である反転出力端子Vo−および非
反転出力端子Vo+のレベルはそれぞれローレベル、ハ
イレベルとなる。逆に、非反転中間出力端子77および
反転中間出力端子78がそれぞれローレベル、ハイレベ
ルとなっているときは、反転出力端子Vo−および非反
転出力端子Vo+のレベルはそれぞれハイレベル、ロー
レベルとなる。
【0048】PMOSトランジスタM6とNMOSトラ
ンジスタM13に流す電流I6,I13、およびPMO
SトランジスタM9とNMOSトランジスタM11に流
す電流I9,I11を次のように設定する。
【0049】
【数3】
【0050】このように設定した場合、3つの状態が考
えられる。(Vi+)>(Vi−)でかつ、I9<k・
I11,I6>k・I13なる電流をそれぞれのトラン
ジスタが流そうとする場合は、非反転中間出力端子77
はハイレベル、反転中間出力端子78はローレベルとな
り、RSフリップフロップの出力端子の非反転出力端子
Vo+はハイレベル、反転出力端子Vo−はローレベル
となる。逆に、(Vi+)<(Vi−)でかつ、I9>
k・I11,I6<k・I13なる電流をそれぞれのト
ランジスタが流そうとする場合は、非反転中間出力端子
77はローレベル、反転中間出力端子78はハイレベル
となり、RSフリップフロップの出力端子は、Vo+は
ローレベル、Vo−はハイレベルとなる。
【0051】入力電圧が(Vi+)−(Vi−)=±△
Vと僅かに違うとき、I9>k・I11,I6>k・I
13なる電流をそれぞれのトランジスタが流そうとし
て、非反転中間出力端子77、反転中間出力端子78は
ともにハイレベルとなる。入力電圧が(Vi+)>(V
i−)から(Vi+)−(Vi−)=−△Vに変化した
ときには、反転中間出力端子78だけローレベルからハ
イレベルに変わるので、RSフリップフロップの出力端
子の非反転出力端子Vo+はハイレベル、反転出力端子
Vo−はローレベルの状態を保持する。逆に、入力電圧
が(Vi+)<(Vi−)から(Vi+)−(Vi−)
=△Vに変化したときには、非反転中間出力端子77だ
けローレベルからハイレベルに変わるので、RSフリッ
プフロップの出力端子の非反転出力端子Vo+はローレ
ベル、反転出力端子Vo−はハイレベルの状態を保持す
る。
【0052】ここで、電圧△Vはヒステリシス電圧であ
り、それぞれのトランジスタサイズ比の関係を式
(4)、(5)および(6)のように設定すると、ヒス
テリシス電圧△Vは式(7)のようになる。
【0053】
【数4】
【0054】
【数5】
【0055】
【数6】
【0056】
【数7】
【0057】ここに、I1はNMOSトランジスタM1
のバイアス電流、μoは移動度、Coxはゲート酸化膜
容量であり、トランジスタサイズ比(W/L)のサフィ
ックスの記号は各トランジスタの番号に対応している。
【0058】図6は図4のコンパレータの第2の具体例
を示す回路図である。このコンパレータは、図5のコン
パレータのPMOSトランジスタをNMOSトランジス
タに、NMOSトランジスタをPMOSトランジスタに
置き換え、正電源と負電源を入れ替えた構成となってい
る。すなわち、バイアス電圧入力端子81を持つPMO
SトランジスタM21、非反転入力端子Vi+、反転入
力端子Vi−が接続されるPMOSトランジスタM2
2,M23、負電源82が接続されるNMOSトランジ
スタM24,M25,M26,M27,M28,M2
9、および正電源83に接続されたPMOSトランジス
タM30,M31,M32,M33によって構成されて
いる。その後に接続される電圧保持回路として2つのN
ANDゲート84,85からなるRSフリップフロップ
によって構成されている。
【0059】コンパレータの動作は図5に示したコンパ
レータと同じであり、非反転中間出力端子86および反
転中間出力端子87がそれぞれハイレベル、ローレベル
となっているときは、RSフリップフロップの出力であ
る反転出力端子Vo−および非反転出力端子Vo+のレ
ベルはそれぞれローレベル、ハイレベルとなる。逆に、
非反転中間出力端子86および反転中間出力端子87が
それぞれローレベル、ハイレベルとなっているときは、
反転出力端子Vo−および非反転出力端子Vo+のレベ
ルはそれぞれハイレベル、ローレベルとなる。
【0060】図7は本発明によるコンパレータの第3の
構成を示すブロック図である。このコンパレータは、第
1の電源91に定電流源92が接続され、この定電流源
92は、差動回路93のバイアス入力端子94に接続さ
れている。この差動回路93は、第1および第2の入力
端子95,96と第1および第2の出力端子97,98
を有している。差動回路93の第1の出力端子97は、
第2の電源99に接続された第1のカレントミラー回路
100の入力端子101に接続され、差動回路93の第
2の出力端子98は、第2の電源99に接続された第2
のカレントミラー回路102の入力端子103に接続さ
れている。
【0061】さらに、第1のカレントミラー回路100
の第1の出力端子104は、第1の電源91に接続され
た第3のカレントミラー回路105の入力端子106に
接続され、第2のカレントミラー回路102の第1の出
力端子107は、第1の電源91に接続された第4のカ
レントミラー回路108の入力端子109に接続されて
いる。また、第1のカレントミラー回路100の第2の
出力端子110は、第4のカレントミラー回路108の
出力端子111に接続され、第2のカレントミラー回路
102の第2の出力端子112は、第3のカレントミラ
ー回路105の出力端子113に接続されている。第1
のカレントミラー回路100の第2の出力端子110と
第4のカレントミラー回路108の出力端子111との
接続点は、コンパレータの第1の出力端子114に接続
され、第2のカレントミラー回路102の第2の出力端
子112と第3のカレントミラー回路105の出力端子
113との接続点は、コンパレータの第2の出力端子1
15に接続されている。さらに、コンパレータの第1お
よび第2の出力端子114,115には、電圧保持回路
116が接続され、この電圧保持回路116の出力に
は、コンパレータの第3の出力端子117および第4の
出力端子118が接続されている。電圧保持回路116
は、クロック信号入力端子119を有し、クロック信号
に同期して出力を得られるようなパルス同期機能を持た
せている。
【0062】このコンパレータの動作は、図4に示した
コンパレータと同じであり、ただし、電圧保持回路11
6にパルス同期機能を持たせたことにより、パルス信号
に同期した出力を得ることができる。
【0063】図8は図7のコンパレータの第1の具体例
を示す回路図である。このコンパレータは、図5のコン
パレータと回路構成が同じであり、バイアス電圧入力端
子121を持つNMOSトランジスタM1、非反転入力
端子Vi+および反転入力端子Vi−を持つNMOSト
ランジスタM2,M3、正電源123に接続されたPM
OSトランジスタM4,M5,M6,M7,M8,M
9、および負電源122に接続されたNMOSトランジ
スタM10,M11,M12,M13から構成されてい
る。
【0064】その後に接続される電圧保持回路124
は、一例として2つのNANDゲート125,126、
2つのORゲート127,128、インバータ129か
らなるRSTフリップフロップによって構成され、その
出力は反転出力端子Vo−、非反転出力端子Vo+に接
続されている。そして、RSTフリップフロップのイン
バータ129の入力がクロック信号入力端子Vclkに
なっている。これにより、非反転中間出力端子130お
よび反転中間出力端子131のレベルに応じた出力が、
クロック信号入力端子Vclkに入力されるクロック信
号に同期して、反転出力端子Vo−および非反転出力端
子Vo+に出力される。
【0065】図9は図7のコンパレータの第2の具体例
を示す回路図である。このコンパレータは、図8のコン
パレータのPMOSトランジスタをNMOSトランジス
タに、NMOSトランジスタをPMOSトランジスタに
置き換え、正電源と負電源を入れ替えた構成となってい
る。すなわち、バイアス電圧入力端子141を持つPM
OSトランジスタM21、非反転入力端子Vi+、反転
入力端子Vi−が接続されるPMOSトランジスタM2
2,M23、負電源142が接続されるNMOSトラン
ジスタM24,M25,M26,M27,M28,M2
9、および正電源143に接続されたPMOSトランジ
スタM30,M31,M32,M33によって構成され
ている。
【0066】その後に接続される電圧保持回路144
は、一例として2つのNANDゲート145,146、
2つのORゲート147,148、インバータ149か
らなるRSTフリップフロップによって構成され、その
出力は反転出力端子Vo−、非反転出力端子Vo+に接
続されている。そして、RSTフリップフロップのイン
バータ149の入力がクロック信号入力端子Vclkに
なっている。これにより、図8に示したコンパレータと
同様に、非反転中間出力端子150および反転中間出力
端子151のレベルに応じた出力が、クロック信号入力
端子Vclkに入力されるクロック信号に同期して、反
転出力端子Vo−および非反転出力端子Vo+に出力さ
れる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、入力
インピーダンスが低く周波数特性が良いカレントミラー
回路の組合せにより差動回路で入力電圧から変換した電
流の大きさを比較し、最後に電圧に変換する回路構成に
した。これにより、従来のコンパレータより消費電流を
増やすことなく遅延時間を短くすることができる。
【0068】また、ヒステリシス特性を付加し電圧保持
回路を接続することにより、2つの入力電圧がほぼ等し
い閾値付近においてノイズなどの影響で敏感に出力レベ
ルが変化してしまうのを防ぐため、安定な出力を得るこ
とができる。
【0069】さらに、回路構成に対称性があるため、半
導体のプロセスばらつきによるコンパレータの入出力特
性のばらつきを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンパレータの第1の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のコンパレータの第1の具体例を示す回路
図である。
【図3】図1のコンパレータの第2の具体例を示す回路
図である。
【図4】本発明によるコンパレータの第2の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4のコンパレータの第1の具体例を示す回路
図である。
【図6】図4のコンパレータの第2の具体例を示す回路
図である。
【図7】本発明によるコンパレータの第3の構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7のコンパレータの第1の具体例を示す回路
図である。
【図9】図7のコンパレータの第2の具体例を示す回路
図である。
【図10】従来の代表的なコンパレータの基本構成を示
す回路図である。
【図11】ヒステリシス付きのコンパレータの構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 第1の電源 2 定電流源 3 差動回路 4 バイアス入力端子 5 差動回路の第1の入力端子 6 差動回路の第2の入力端子 7 差動回路の第1の出力端子 8 差動回路の第2の出力端子 9 第2の電源 10 第1のカレントミラー回路 11 第1のカレントミラー回路の入力端子 12 第2のカレントミラー回路 13 第2のカレントミラー回路の入力端子 14 第1のカレントミラー回路の出力端子 15 第3のカレントミラー回路 16 第3のカレントミラー回路の入力端子 17 第2のカレントミラー回路の第1の出力端子 18 第4のカレントミラー回路 19 第4のカレントミラー回路の入力端子 20 第1のカレントミラー回路の第1の出力端子 21 第4のカレントミラー回路の出力端子 22 第2のカレントミラー回路の第2の出力端子 23 第3のカレントミラー回路の出力端子 24 コンパレータの第1の出力端子 25 コンパレータの第2の出力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの電圧レベルを比較してロジックレ
    ベルの出力電圧を出力するコンパレータにおいて、 第1の電源に接続した定電流源をバイアスとする2入力
    の差動回路と、 入力端子が前記差動回路の第1の出力端子に接続されか
    つ第2の電源に接続された第1のカレントミラー回路
    と、 入力端子が前記差動回路の第2の出力端子に接続されか
    つ前記第2の電源に接続された第2のカレントミラー回
    路と、 入力端子が前記第1のカレントミラー回路の第1の出力
    端子に接続されかつ前記第1の電源に接続された第3の
    カレントミラー回路と、 入力端子が前記第2のカレントミラー回路の第1の出力
    端子に接続されかつ前記第1の電源に接続された第4の
    カレントミラー回路と、 を備え、前記第1のカレントミラー回路の第2の出力端
    子と前記第4カレントミラー回路の出力端子とを接続し
    てコンパレータの第1の出力とし、前記第2のカレント
    ミラー回路の第2の出力端子と前記第3のカレントミラ
    ー回路の出力端子とを接続してコンパレータの第2の出
    力とし、前記差動回路の2入力の電圧レベルを比較して
    コンパレータの前記第1の出力および第2の出力に相反
    する電圧レベルの出力結果を得ることを特徴とするコン
    パレータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の電源を負電源またはグランド
    とし、前記第2の電源を正電源とし、前記定電流源をN
    MOSの第1のトランジスタで構成し、前記差動回路を
    NMOSの第2および第3のトランジスタで構成してそ
    れぞれのゲートをコンパレータの第1の入力および第2
    の入力とし、前記第1のカレントミラー回路を入力側に
    PMOSの第4のトランジスタ、出力側にPMOSの第
    5および第6のトランジスタで構成し、前記第2のカレ
    ントミラー回路を入力側にPMOSの第7のトランジス
    タ、出力側にPMOSの第8および第9のトランジスタ
    で構成し、前記第3のカレントミラー回路を入力側にN
    MOSの第10のトランジスタ、出力側にNMOSの第
    11のトランジスタで構成し、前記第4のカレントミラ
    ー回路を入力側にNMOSの第12のトランジスタ、出
    力側にNMOSの第13のトランジスタで構成し、前記
    第6のトランジスタのドレインと前記第13のトランジ
    スタのドレインとの接続点をコンパレータの前記第1の
    出力とし、また、前記第9のトランジスタのドレインと
    前記第11のトランジスタのドレインとの接続点をコン
    パレータの前記第2の出力として、コンパレータの前記
    第1および第2の入力の電圧レベルを比較してコンパレ
    ータの前記第1および第2の出力に相反する電圧レベル
    の出力結果を得ることを特徴とする請求項1記載のコン
    パレータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の電源を正電源とし、前記第2
    の電源を負電源またはグランドとし、前記定電流源をP
    MOSの第1のトランジスタで構成し、前記差動回路を
    PMOSの第2および第3のトランジスタで構成してそ
    れぞれのゲートをコンパレータの第1の入力および第2
    の入力とし、前記第1のカレントミラー回路を入力側に
    NMOSの第4のトランジスタ、出力側にNMOSの第
    5および第6のトランジスタで構成し、前記第2のカレ
    ントミラー回路を入力側にNMOSの第7のトランジス
    タ、出力側にNMOSの第8および第9のトランジスタ
    で構成し、前記第3のカレントミラー回路を入力側にP
    MOSの第10のトランジスタ、出力側にPMOSの第
    11のトランジスタで構成し、前記第4のカレントミラ
    ー回路を入力側にPMOSの第12のトランジスタ、出
    力側にPMOSの第13のトランジスタで構成し、前記
    第6のトランジスタのドレインと前記第13のトランジ
    スタのドレインとの接続点をコンパレータの前記第1の
    出力とし、また、前記第9のトランジスタのドレインと
    前記第11のトランジスタのドレインとの接続点をコン
    パレータの前記第2の出力として、コンパレータの前記
    第1および第2の入力の電圧レベルを比較してコンパレ
    ータの前記第1および第2の出力に相反する電圧レベル
    の出力結果を得ることを特徴とする請求項1記載のコン
    パレータ。
  4. 【請求項4】 入力側にコンパレータの前記第1および
    第2の出力が接続され、出力側にそれぞれ相反する電圧
    レベルとなるコンパレータの第3および第4の出力を設
    けた電圧保持回路を備えていることを特徴とする請求項
    1記載のコンパレータ。
  5. 【請求項5】 PMOSの前記第6のトランジスタのN
    MOSの前記第13のトランジスタに対する出力電流能
    力、および、PMOSの前記第9のトランジスタのNM
    OSの前記第11のトランジスタに対する出力電流能力
    をk倍高く設定し、入力側にコンパレータの前記第1お
    よび第2の出力が接続され、出力側にコンパレータの第
    3および第4の出力を設けてあり前記第3および第4の
    出力は相反する電圧レベルであってコンパレータの入力
    電圧レベルに対してヒステリシスを持った電圧レベルを
    出力する電圧保持回路を備えていることを特徴とする請
    求項2記載のコンパレータ。
  6. 【請求項6】 NMOSの前記第6のトランジスタのP
    MOSの前記第13のトランジスタに対する出力電流能
    力、および、NMOSの前記第9のトランジスタのPM
    OSの前記第11のトランジスタに対する出力電流能力
    をk倍高く設定し、入力側にコンパレータの前記第1お
    よび第2の出力が接続され、出力側にコンパレータの第
    3および第4の出力を設けてあり前記第3および第4の
    出力は相反する電圧レベルであってコンパレータの入力
    電圧レベルに対してヒステリシスを持った電圧レベルを
    出力する電圧保持回路を備えていることを特徴とする請
    求項3記載のコンパレータ。
  7. 【請求項7】 前記電圧保持回路は、パルスに同期した
    出力結果を得るパルス同期機能を有することを特徴とす
    る請求項4または5または6記載のコンパレータ。
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