JP2020119969A - プリント配線板、プリント回路装置及びプリント回路装置の製造方法 - Google Patents

プリント配線板、プリント回路装置及びプリント回路装置の製造方法 Download PDF

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田邊 剛
Takeshi Tanabe
剛 田邊
公彦 川本
Kimihiko Kawamoto
公彦 川本
和紀 寺原
Kazunori Terahara
和紀 寺原
亮 猪塚
Akira Inotsuka
亮 猪塚
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Abstract

【課題】バイアホールに接続されているランド部からはんだフィレットが脱落することを抑制することができるプリント配線板を提供する。【解決手段】プリント配線板1は、プリント基材10と、バイアホール11と、導電層15と備える。導電層15は、ランド部16と複数の凸部17とを含む。ランド部16は、バイアホール11の全周に接続されている。複数の凸部17は、各々、ランド部16からバイアホール11の径方向に突出しており、かつ、第1主面10aの平面視において露出されている。複数の凸部17のそれぞれの複数の第1外周縁17aは、バイアホール11の周方向に互いに分離されている。【選択図】図2

Description

本発明は、プリント配線板、プリント回路装置及びプリント回路装置の製造方法に関する。
特許第4580839号公報(特許文献1)は、スルーホールとバイアホールとが形成されたプリント配線板を開示している。スルーホールは、バイアホールよりも大きな内径を有している。電子部品のリードがスルーホールに挿入される。ディップはんだ付け法によって、電子部品のリードがスルーホールにはんだ付けされる。
特許第4580839号公報
特許文献1に記載されたプリント配線板のスルーホールに電子部品のリードをはんだ付けする際に、バイアホールに接続されている金属箔リング(ランド部)上にもはんだフィレットが形成される。バイアホールに印加される熱量が少ない場合に、ランド部に対する溶融はんだの接触角が90°より大きくなる。この溶融はんだが冷えて固まると、略ボールの形状を有するはんだフィレットがランド部上に形成される。略ボールの形状を有するはんだフィレットはバイアホールから脱落しやすいという課題があった。本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、バイアホールに接続されているランド部からはんだフィレットが脱落することを抑制することができるプリント配線板、プリント回路装置及びプリント回路装置の製造方法を提供することである。
本発明のプリント配線板は、プリント基材と、スルーホールと、バイアホールと、導電層と備える。プリント基材は、第1主面と、第1主面とは反対側の第2主面とを有している。スルーホールは、第1主面から第2主面まで延在している。バイアホールは、第1主面から第2主面まで延在している。バイアホールの第1内径は、スルーホールの第2内径よりも小さい。導電層は、第1主面上に設けられている。導電層は、ランド部と複数の凸部とを含む。ランド部は、第1主面の平面視においてバイアホールの全周に接続されている。複数の凸部は、各々、ランド部からバイアホールの径方向に突出しており、かつ、第1主面の平面視において露出されている。第1主面の平面視において、複数の凸部のそれぞれの複数の第1外周縁は、バイアホールの周方向に互いに分離されている。
本発明のプリント回路装置は、プリント配線板と、リードを含む電子部品と、第1はんだフィレットと、第2はんだフィレットとを備える。リードは、スルーホールに挿入されている。第2はんだフィレットは、リードをスルーホールに接合している。第1はんだフィレットは、バイアホール、ランド部及び複数の凸部上に設けられている。第1はんだフィレットの接触角は、0°より大きく、かつ、90°未満である。
本発明のプリント回路装置の製造方法は、プリント配線板のスルーホールに、電子部品のリードを挿入することを備える。本発明のプリント回路装置の製造方法は、第1主面を溶融はんだに浸漬し、それから第1主面を溶融はんだから引き離して、第1はんだフィレットを、バイアホール、ランド部及び複数の凸部上に設けるとともに、第2はんだフィレットを用いてリードをバイアホールに接合することとを備える。第1はんだフィレットの接触角は、0°より大きく、かつ、90°未満である。
溶融はんだは、ランド部に加えて複数の凸部上にも濡れ広がる。バイアホールに印加される熱量が少なくても、ランド部及び複数の凸部上にある溶融はんだの表面張力のために、ランド部及び複数の凸部上にある溶融はんだが0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する場合に、溶融はんだの表面形状が最も安定する。第1はんだフィレットは、0°より大きく、かつ、90°より小さな接触角を有しており、略ボールの形状を有していない。そのため、本発明のプリント配線板、プリント回路装置、及び、プリント回路装置の製造方法では、バイアホールに接続されているランド部から第1はんだフィレットが脱落することが抑制され得る。
実施の形態1に係るプリント配線板の概略部分拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント配線板の概略部分拡大平面図である。 実施の形態1に係るプリント配線板の、図2に示される断面線III−IIIにおける概略部分拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント回路装置の概略部分拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント回路装置の概略部分拡大平面図である。 実施の形態1に係るプリント回路装置の、図5に示される断面線VI−VIにおける概略部分拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント回路装置の製造方法のフローチャートを示す図である。 実施の形態1に係るプリント回路装置の製造方法のはんだ付け工程を示す概略部分拡大断面図である。 実施の形態1の第1変形例に係るプリント配線板の概略部分拡大平面図である。 実施の形態1の第1変形例に係るプリント回路装置の概略部分拡大平面図である。 実施の形態1の第2変形例に係るプリント配線板の概略部分拡大平面図である。 実施の形態1の第2変形例に係るプリント回路装置の概略部分拡大平面図である。 実施の形態2に係るプリント配線板の概略部分拡大平面図である。 実施の形態2に係るプリント配線板の、図13に示される断面線XIV−XIVにおける概略部分拡大断面図である。 実施の形態2に係るプリント配線板(ソルダーレジスト層を除く)の概略部分拡大平面図である。 実施の形態2に係るプリント回路装置の概略部分拡大平面図である。 実施の形態2に係るプリント回路装置の、図16に示される断面線XVII−XVIIにおける概略部分拡大断面図である。 実施の形態3に係るプリント配線板の概略部分拡大平面図である。 実施の形態3に係るプリント配線板の、図18に示される断面線XIX−XIXにおける概略部分拡大断面図である。 実施の形態3に係るプリント配線板(ソルダーレジスト層を除く)の概略部分拡大平面図である。 実施の形態3に係るプリント回路装置の概略部分拡大平面図である。 実施の形態3に係るプリント回路装置の、図21に示される断面線XXII−XXIIにおける概略部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1から図3を参照して、実施の形態1のプリント配線板1を説明する。プリント配線板1は、プリント基材10と、バイアホール11と、スルーホール21と、導電層15と備える。
プリント基材10は、第1主面10aと、第1主面10aとは反対側の第2主面10bとを有している。第2主面10bは、プリント基材10の厚さ方向に、第1主面10aから離れている。プリント基材10は、電気的絶縁性を有している。プリント基材10は、例えば、エポキシ樹脂が含有されたガラスクロスで形成されている。プリント基材10は、例えば、ポリイミド樹脂またはフェノール樹脂が含浸されたガラス不織布または紙基材で形成されてもよい。
バイアホール11は、第1中空部が設けられた第1縦導体膜13である。バイアホール11は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。バイアホール11は、プリント基材10の厚さ方向に延在しており、かつ、プリント基材10を貫通している。第1縦導体膜13は、プリント基材10に設けられた第1孔12の表面上に設けられている。第1中空部は、第1縦導体膜13によって囲まれている。第1縦導体膜13は、円筒の形状を有している。第1孔12は、第1縦導体膜13によって充填されていない。第1孔12、第1中空部及び第1縦導体膜13は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。第1孔12は、例えば、0.2mm以上の直径を有している。第1孔12は、例えば、0.5mm以下の直径を有している。第1縦導体膜13は、例えば、銅のような導電性材料で形成されている。
バイアホール11の第1内径D1は、第1中空部の直径として定義される。バイアホール11の第1内径D1は、後述するスルーホール21の第2内径D2よりも小さい。バイアホール11の第1内径D1は、後述する電子部品25のリード26の直径D3(図8を参照)よりも小さい。バイアホール11は、電子部品25のリード26が挿入されないように構成されている。
スルーホール21は、第2中空部が設けられた第2縦導体膜23である。スルーホール21は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。スルーホール21は、プリント基材10の厚さ方向に延在しており、かつ、プリント基材10を貫通している。第2縦導体膜23は、プリント基材10に設けられた第2孔22の表面上に設けられている。第2中空部は、第2縦導体膜23によって囲まれている。第2縦導体膜23は、円筒の形状を有している。第2孔22は、第2縦導体膜23によって充填されていない。第2孔22、第2中空部及び第2縦導体膜23は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。第2縦導体膜23は、例えば、銅のような導電性材料で形成されている。
スルーホール21の第2内径D2は、第2中空部の直径として定義される。スルーホール21の第2内径D2は、後述する電子部品25のリード26の直径D3(図8を参照)よりも大きい。スルーホール21は、電子部品25のリード26が挿入されるように構成されている。
導電層15は、第1主面10a上に設けられている。導電層15は、例えば、銅のような導電性材料で形成されている。導電層15は、ランド部16と、複数の凸部17とを含む。第1主面10aの平面視において、ランド部16は、バイアホール11の全周に接続されている。ランド部16は、第2外周縁16aを含む。導電層15は、n個の凸部17を含む。nは、複数の凸部17の数を表す。nは、2以上である。nは、3以上であってもよく、4以上であってもよく、5以上であってもよい。nは、例えば、20以下である。nは、15以下であってもよく、10以下であってもよく、8以下であってもよい。本実施の形態では、複数の凸部17の数nは4である。
図2に示されるように、複数の凸部17は、各々、ランド部16の第2外周縁16aに接続されている。複数の凸部17は、各々、ランド部16からバイアホール11の径方向に突出している。複数の凸部17は、各々、第1主面10aの平面視において露出されている。複数の凸部17は、各々、第1外周縁17aと、一対の側縁17b,17cとを含む。一対の側縁17b,17cは、各々、第1外周縁17aと第2外周縁16aとを接続している。側縁17bは、第1外周縁17aの一端と第2外周縁16aとを接続している。側縁17cは、第1外周縁17aの他端と第2外周縁16aとを接続している。一対の側縁17b,17cは、バイアホール11の径方向に沿って延在してもよい。
ランド部16からの複数の凸部17の各々の突出長さL1は、0.1mm以上0.5mm以下であってもよい。突出長さL1は、一対の側縁17b,17cの長さである。本実施の形態では、第1主面10aの平面視において、複数の凸部17の各々は、扇形の形状を有している。第1主面10aの平面視において、複数の凸部17の各々は、長方形の形状を有してもよい。
第1主面10aの平面視において、複数の凸部17のそれぞれの複数の第1外周縁17aは、バイアホール11の周方向に互いに分離されている。バイアホール11の周方向に互いに隣り合う複数の凸部17の間において、第1主面10aは導電層15から露出している。複数の第1外周縁17aの各々の長さL2は、0.1mm以上0.3mm以下であってもよい。複数の第1外周縁17aの各々は、バイアホール11の周方向に沿って延在してもよい。
複数の凸部17は、それぞれ、中心角θ1,θ2,・・・,θnを有している。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、第1主面10aの平面視において、複数の凸部17の各々とランド部16の第2外周縁16aとの二つの交点の一つとバイアホール11の中心軸11pとを結ぶ第1の直線と、この二つの交点のうちの他方とバイアホール11の中心軸11pとを結ぶ第2の直線との間の角度として定義される。
複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、例えば、10°以上である。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、15°以上であってもよく、20°以上であってもよく、30°以上であってもよい。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、例えば、240°/n以下である。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、200°/n以下であってもよい。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和は、例えば、10×n°以上である。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和は、20×n°以上であってもよく、30×n°以上であってもよい。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和は、例えば、240°以下である。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和は、200°以下であってもよい。
複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して回転対称に形成されてもよい。本実施の形態では、複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して4回対称に形成されている。
図4から図6を参照して、本実施の形態のプリント回路装置2を説明する。プリント回路装置2は、プリント配線板1と、電子部品25と、第1はんだフィレット20と、第2はんだフィレット20bとを備える。
電子部品25は、リード26を含んでいる。電子部品25は、例えば、トランス、電解コンデンサまたは電気コネクタなどである。リード26は、スルーホール21に挿入されている。第2はんだフィレット20bは、リード26をスルーホール21に接合している。
図4及び図6に示されるように、第1はんだフィレット20は、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17上に設けられている。図5に示されるように、第1はんだフィレット20は、ランド部16及び複数の凸部17の全表面上に設けられてもよい。第1はんだフィレット20の接触角αは、0°より大きく、かつ、90°未満である。第1はんだフィレット20の接触角αは、導電層15の表面に対して第1はんだフィレット20の外縁部の接線24がなす角として定義される。
図7及び図8を参照して、本実施の形態のプリント回路装置2の製造方法を説明する。
図7に示されるように、本実施の形態のプリント回路装置2の製造方法は、プリント配線板1のスルーホール21に、電子部品25のリード26を挿入すること(S1)を備える。電子部品25のリード26は、第2主面10b側からスルーホール21に挿入される。
図7に示されるように、本実施の形態のプリント回路装置2の製造方法は、第1主面10aを溶融はんだ20mに浸漬し、それから第1主面10aを溶融はんだ20mから引き離すこと(S2)を備える。こうして、第1はんだフィレット20が、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17上に設けられる。リード26は、第2はんだフィレット20bを用いて、バイアホール11に接合される。第1はんだフィレット20の接触角αは、0°より大きく、かつ、90°未満である。
具体的には、スプレー(図示せず)を用いて、フラックス(図示せず)がプリント配線板1に塗布される。フラックスは、例えば、ロジンを主成分として有している。フラックスは、例えば、ポリマー系のフラックスであってもよい。
それから、図8に示されるように、プリント配線板1の第1主面10aは、溶融はんだ20mに浸漬される。溶融はんだ20mを構成するはんだは、例えば、Sn−3.0Ag−0.5CuのようなSn−Ag−Cu系の鉛フリーはんだである。溶融はんだ20mを構成するはんだは、例えば、Sn−Cu系はんだ、Sn−Bi系はんだ、Sn−In系はんだ、Sn−Sb系はんだまたはSn−Pb系はんだであってもよい。溶融はんだ20mは、ノズル(図示せず)からプリント配線板1に向かって噴流してもよい。溶融はんだ20mは、スルーホール21の一部、バイアホール11の一部、ランド全体及び複数の凸部17の全体の上に濡れ広がる。溶融はんだ20mは、0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する。溶融はんだ20mの接触角は、導電層15の表面に対して溶融はんだ20mの外縁部の接線がなす角として定義される。溶融はんだ20mの接触角は、第1はんだフィレット20の接触角αに実質的に等しい。
それから、プリント配線板1の第1主面10aは、溶融はんだ20mから引き離される。バイアホール11の一部、ランド全体及び複数の凸部17の全体の上に濡れ広がった溶融はんだ20mは冷却されて、第1はんだフィレット20が形成される。スルーホール21の一部上に濡れ広がった溶融はんだ20mは冷却されて、第2はんだフィレット20bが形成される。こうして、プリント回路装置2が得られる。
比較例と対比しながら、本実施の形態の作用を説明する。
比較例では、複数の凸部17が設けられていない。比較例では、溶融はんだ20mは、ランド部16上にのみ濡れ広がる。バイアホール11に印加される熱量が少ないとき、ランド部16上にある溶融はんだ20mの表面張力のために、ランド部16上にある溶融はんだ20mが90°より大きな接触角を有する場合に、溶融はんだ20mの表面形状が最も安定する。ランド部16上の溶融はんだ20mは、溶融はんだ20mは略ボールの形状を有する。第1はんだフィレット20は、0°より大きく、かつ、90°より大きな接触角αを有しており、略ボールの形状を有する。そのため、ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落しやすい。
これに対し、本実施の形態では、溶融はんだ20mは、ランド部16に加えて複数の凸部17上にも濡れ広がる。バイアホール11に印加される熱量が少なくても、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mの表面張力のために、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mが0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する場合に、溶融はんだ20mの表面形状が最も安定する。ランド部16及び複数の凸部17上の溶融はんだ20mは、略ボールの形状を有していない。第1はんだフィレット20は、0°より大きく、かつ、90°より小さな接触角αを有しており、略ボールの形状を有していない。そのため、ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することが抑制され得る。
本実施の形態の変形例を説明する。図9及び図10に示されるように、複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して3回対称に形成されてもよい。複数の凸部17の数nは、3であってもよい。図11及び図12に示されるように、複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して5回対称に形成されてもよい。複数の凸部17の数nは、5であってもよい。複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して6回対称に形成されてもよい。複数の凸部17の数nは、6であってもよい。
本実施の形態のプリント配線板1、プリント回路装置2及びプリント回路装置2の製造方法の効果を説明する。
本実施の形態のプリント配線板1は、プリント基材10と、スルーホール21と、バイアホール11と、導電層15と備える。プリント基材10は、第1主面10aと、第1主面10aとは反対側の第2主面10bとを有している。スルーホール21は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。バイアホール11は、第1主面10aから第2主面10bまで延在している。バイアホール11の第1内径D1は、スルーホール21の第2内径D2よりも小さい。導電層15は、第1主面10a上に設けられている。導電層15は、ランド部16と複数の凸部17とを含む。ランド部16は、第1主面10aの平面視においてバイアホール11の全周に接続されている。複数の凸部17は、各々、ランド部16からバイアホール11の径方向に突出しており、かつ、第1主面10aの平面視において露出されている。第1主面10aの平面視において、複数の凸部17のそれぞれの複数の第1外周縁17aは、バイアホール11の周方向に互いに分離されている。
溶融はんだ20mは、ランド部16に加えて複数の凸部17上にも濡れ広がる。バイアホール11に印加される熱量が少なくても、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mの表面張力のために、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mが0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する場合に、溶融はんだ20mの表面形状が最も安定する。ランド部16及び複数の凸部17上の溶融はんだ20mは、略ボールの形状を有していない。第1はんだフィレット20は、0°より大きく、かつ、90°より小さな接触角αを有しており、略ボールの形状を有していない。そのため、バイアホール11に接続されているランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板1では、複数の凸部17は、バイアホール11の中心軸11pに対して回転対称に形成されてもよい。そのため、より確実に、バイアホール11の周方向全体で、溶融はんだ20mの接触角及び第1はんだフィレット20の接触角αを90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板1では、ランド部16からの複数の凸部17の各々の突出長さL1は、0.1mm以上0.5mm以下であってもよい。0.1mm以上の突出長さL1は、複数の凸部17上に濡れ広がる溶融はんだ20mの量を増加させることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。0.5mm以下の突出長さL1は、第1はんだフィレット20の検査の際にはんだ付け不良と誤認される可能性を低減することができる。
本実施の形態のプリント配線板1では、複数の第1外周縁17aの各々の長さL2は、0.1mm以上0.3mm以下であってもよい。複数の第1外周縁17aの各々は、バイアホール11の周方向に沿って延在してもよい。0.1mm以上の長さL2は、複数の凸部17上に濡れ広がる溶融はんだ20mの量を増加させることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。0.3mm以下の長さL2は、複数の凸部17全体の形状をランド部16のようなリング形状とは異ならせることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板1では、複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnは、10°以上240°/n以下である。nは複数の凸部17の個数を表す。nは、2以上20以下である。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnが10°以上であると、複数の凸部17上に濡れ広がる溶融はんだ20mの量を増加させることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。複数の凸部17の各々の中心角θ1,θ2,・・・,θnが240°/n以下であると、複数の凸部17全体の形状をランド部16のようなリング形状とは異ならせることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板1では、複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和は、10×n°以上240°以下である。nは複数の凸部17の個数を表す。nは2以上20以下である。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和が10×n°以上であると、複数の凸部17上に濡れ広がる溶融はんだ20mの量を増加させることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。複数の凸部17のそれぞれの中心角θ1,θ2,・・・,θnの総和が240°以下であると、複数の凸部17全体の形状をランド部16のようなリング形状とは異ならせることができて、より確実に溶融はんだ20mの接触角を90°未満とすることができる。ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することがより確実に抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板1では、バイアホール11の周方向に互いに隣り合う凸部17の間において、第1主面10aは導電層15から露出してもよい。そのため、ランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント回路装置2は、プリント配線板1と、リード26を含む電子部品25と、第1はんだフィレット20と、第2はんだフィレット20bとを備える。リード26は、スルーホール21に挿入されている。第2はんだフィレット20bは、リード26をスルーホール21に接合している。第1はんだフィレット20は、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17上に設けられている。第1はんだフィレット20の接触角αは、0°より大きく、かつ、90°未満である。
溶融はんだ20mは、ランド部16に加えて複数の凸部17上にも濡れ広がる。バイアホール11に印加される熱量が少なくても、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mの表面張力のために、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mが0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する場合に、溶融はんだ20mの表面形状が最も安定する。ランド部16及び複数の凸部17上の溶融はんだ20mは、略ボールの形状を有していない。第1はんだフィレット20は、0°より大きく、かつ、90°より小さな接触角αを有しており、略ボールの形状を有していない。そのため、バイアホール11に接続されているランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント回路装置2の製造方法は、プリント配線板1のスルーホール21に、電子部品25のリード26を挿入すること(S1)を備える。本実施の形態のプリント回路装置2の製造方法は、第1主面10aを溶融はんだ20mに浸漬し、それから第1主面10aを溶融はんだ20mから引き離して(S2)、第1はんだフィレット20を、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17上に設けるとともに、第2はんだフィレット20bを用いてリード26をバイアホール11に接合することとを備える。第1はんだフィレット20の接触角αは、0°より大きく、かつ、90°未満である。
溶融はんだ20mは、ランド部16に加えて複数の凸部17上にも濡れ広がる。バイアホール11に印加される熱量が少なくても、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mの表面張力のために、ランド部16及び複数の凸部17上にある溶融はんだ20mが0°より大きく、かつ、90°未満の接触角を有する場合に、溶融はんだ20mの表面形状が最も安定する。ランド部16及び複数の凸部17上の溶融はんだ20mは、略ボールの形状を有していない。第1はんだフィレット20は、0°より大きく、かつ、90°より小さな接触角αを有しており、略ボールの形状を有していない。そのため、バイアホール11に接続されているランド部16から第1はんだフィレット20が脱落することが抑制され得る。
実施の形態2.
図13から図15を参照して、実施の形態2のプリント配線板1bを説明する。本実施の形態のプリント配線板1bは、実施の形態1のプリント配線板1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
プリント配線板1bでは、導電層15は、外側部分18をさらに含む。外側部分18は、ランド部16から離れている。図15に示されるように、外側部分18は、複数の凸部17のそれぞれの複数の第1外周縁17aのうち少なくとも一つと接続されている。外側部分18は、複数の凸部17のそれぞれの複数の第1外周縁17aの全てと接続されてもよい。
図15に示されるように、導電層15には、バイアホール11に対応する第1開口部15aと、バイアホール11の周方向において複数の凸部17の各々に隣接する複数の第2開口部15bとが設けられている。複数の第2開口部15bは、バイアホール11の周方向に複数の凸部17の側縁17b,17cを画定している。複数の第2開口部15bは、ランド部16の第2外周縁16aを画定している。導電層15は、第1開口部15a及び第2開口部15bを除いて、バイアホール11の全周囲の第1主面10a上に設けられている。導電層15は、第1開口部15a及び第2開口部15bを除く、第1主面10aの全体上に設けられてもよい。
プリント配線板1bは、導電層15上に設けられたソルダーレジスト層19をさらに備える。ソルダーレジスト層19は、外側部分18の全体を覆っている。ソルダーレジスト層19は、例えば、紫外線硬化性エポキシ樹脂で形成されている。ソルダーレジスト層19には、開口部19aが設けられている。第1主面10aの平面視において、バイアホール11及びランド部16は、ソルダーレジスト層19の開口部19aにおいて、ソルダーレジスト層19から露出している。第1主面10aの平面視において、複数の凸部17の各々は、ソルダーレジスト層19の開口部19aにおいて、ソルダーレジスト層19から露出している。
図13に示されるように、第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19の開口部19aは、バイアホール11の径方向に複数の凸部17の複数の第1外周縁17aを画定している。ソルダーレジスト層19の開口縁は、複数の第1外周縁17aと外側部分18との境界線上に位置している。ソルダーレジスト層19は、外側部分18を覆っている。ソルダーレジスト層19上には溶融はんだ20m(図8を参照)は濡れ広がらない。ソルダーレジスト上にはんだフィレットは形成されない。はんだフィレットは、ソルダーレジスト層19の開口部19a内に形成される。
図16及び図17を参照して、本実施の形態のプリント回路装置2bは、実施の形態1のプリント回路装置2と同様の構成を備えるが、上記のとおり、プリント配線板1bの構成の点で異なる。本実施の形態のプリント回路装置2bの製造方法は、実施の形態1のプリント回路装置2の製造方法と同様の工程を備えるが、上記のとおり、プリント配線板1bの構成の点で異なる。
本実施の形態の効果を説明する。本実施の形態のプリント配線板1bは、導電層15上に設けられたソルダーレジスト層19をさらに備える。ソルダーレジスト層19には、開口部19aが設けられている。第1主面10aの平面視において、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17は、ソルダーレジスト層19の開口部19aにおいて、ソルダーレジスト層19から露出している。第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19の開口部19aは、バイアホール11の径方向に複数の第1外周縁17aを画定している。複数の第1外周縁17aの各々は、バイアホール11の周方向に沿って延在している。本実施の形態のプリント配線板1bは、実施の形態1のプリント配線板1と同様の効果を奏する。また、本実施の形態のプリント回路装置2b及びその製造方法は、実施の形態1のプリント回路装置2及びその製造方法と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図18から図20を参照して、実施の形態3のプリント配線板1cを説明する。本実施の形態のプリント配線板1cは、実施の形態2のプリント配線板1bと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
図20に示されるように、外側部分18は、ランド部16の第2外周縁16a及び複数の凸部17の側縁17b,17cにも接続されている。導電層15には、バイアホール11に対応する第1開口部15aが設けられている。導電層15は、第1開口部15aを除く、バイアホール11の全周囲の第1主面10a上に設けられている。導電層15は、第1開口部15aを除く、第1主面10aの全体上に設けられてもよい。
ソルダーレジスト層19は、外側部分18の全体を覆っている。ソルダーレジスト層19の開口部19aは、バイアホール11の径方向に複数の凸部17の複数の第1外周縁17aを画定している。ソルダーレジスト層19の開口縁は、複数の凸部17の複数の第1外周縁17aと外側部分18との境界線上に位置している。第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19は、バイアホール11の周方向に複数の凸部17を互いに分離している。
第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19の開口部19aは、バイアホール11の周方向に複数の凸部17の側縁17b,17cを画定している。ソルダーレジスト層19の開口部19aは、ランド部16の第2外周縁16aを画定している。ソルダーレジスト層19の開口縁は、複数の凸部17の側縁17b,17cと外側部分18との境界線上に位置している。ソルダーレジスト層19の開口縁は、ランド部16の第2外周縁16aと外側部分18との境界線上に位置している。
図21及び図22を参照して、本実施の形態のプリント回路装置2cは、実施の形態2のプリント回路装置2bと同様の構成を備えるが、上記のとおり、プリント配線板1cの構成の点で異なる。本実施の形態のプリント回路装置2cの製造方法は、実施の形態2のプリント回路装置2bの製造方法と同様の工程を備えるが、上記のとおり、プリント配線板1cの構成の点で異なる。
本実施の形態の効果を説明する。本実施の形態のプリント配線板1cは、導電層15上に設けられたソルダーレジスト層19をさらに備える。ソルダーレジスト層19には、開口部19aが設けられている。第1主面10aの平面視において、バイアホール11、ランド部16及び複数の凸部17は、ソルダーレジスト層19の開口部19aにおいて、ソルダーレジスト層19から露出している。第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19の開口部19aは、バイアホール11の径方向に複数の第1外周縁17aを画定している。複数の第1外周縁17aの各々は、バイアホール11の周方向に沿って延在している。第1主面10aの平面視において、ソルダーレジスト層19は、バイアホール11の周方向に複数の凸部17を互いに分離している。本実施の形態のプリント配線板1cは、実施の形態2のプリント配線板1bと同様の効果を奏する。また、本実施の形態のプリント回路装置2c及びその製造方法は、実施の形態2のプリント回路装置2b及びその製造方法と同様の効果を奏する。
今回開示された実施の形態1−3はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態1−3の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1,1b,1c プリント配線板、2,2b,2c プリント回路装置、10 プリント基材、10a 第1主面、10b 第2主面、11 バイアホール、11p 中心軸、12 第1孔、13 第1縦導体膜、15 導電層、15a 第1開口部、15b 第2開口部、16 ランド部、16a 第2外周縁、17 凸部、17a 第1外周縁、17b,17c 側縁、18 外側部分、19 ソルダーレジスト層、19a 開口部、20 第1はんだフィレット、20b 第2はんだフィレット、20m 溶融はんだ、21 スルーホール、22 第2孔、23 第2縦導体膜、24 接線、25 電子部品、26 リード。

Claims (11)

  1. 第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面とを有するプリント基材と、
    前記第1主面から前記第2主面まで延在しているスルーホールと、
    前記第1主面から前記第2主面まで延在しているバイアホールと、
    前記第1主面上に設けられた導電層とを備え、
    前記バイアホールの第1内径は、前記スルーホールの第2内径よりも小さく、
    前記導電層は、ランド部と複数の凸部とを含み、
    前記ランド部は、前記第1主面の平面視において前記バイアホールの全周に接続されており、
    前記複数の凸部は、各々、前記ランド部から前記バイアホールの径方向に突出しており、かつ、前記第1主面の前記平面視において露出されており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記複数の凸部のそれぞれの複数の第1外周縁は、前記バイアホールの周方向に互いに分離されている、プリント配線板。
  2. 前記複数の凸部は、前記バイアホールの中心軸に対して回転対称に形成されている、請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記ランド部からの前記複数の凸部の各々の突出長さは、0.1mm以上0.5mm以下である、請求項1または請求項2に記載のプリント配線板。
  4. 前記複数の第1外周縁の各々の長さは、0.1mm以上0.3mm以下であり、
    前記複数の第1外周縁の各々は、前記バイアホールの前記周方向に沿って延在している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  5. 前記複数の凸部の各々の中心角は、10°以上240°/n以下であり、
    前記nは前記複数の凸部の個数を表し、前記nは2以上20以下である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  6. 前記複数の凸部のそれぞれの中心角の総和は、10×n°以上240°以下であり、
    前記nは前記複数の凸部の個数を表し、前記nは2以上20以下である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  7. 前記バイアホールの前記周方向に互いに隣り合う前記凸部の間において、前記第1主面は前記導電層から露出している、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  8. 前記導電層上に設けられたソルダーレジスト層をさらに備え、前記ソルダーレジスト層には開口部が設けられており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記バイアホール、前記ランド部及び前記複数の凸部は、前記ソルダーレジスト層の前記開口部において、前記ソルダーレジスト層から露出しており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記ソルダーレジスト層の前記開口部は前記バイアホールの前記径方向に前記複数の第1外周縁を画定しており、前記複数の第1外周縁の各々は、前記バイアホールの前記周方向に沿って延在している、請求項7に記載のプリント配線板。
  9. 前記導電層上に設けられたソルダーレジスト層をさらに備え、前記ソルダーレジスト層には開口部が設けられており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記バイアホール、前記ランド部及び前記複数の凸部は、前記ソルダーレジスト層の前記開口部において、前記ソルダーレジスト層から露出しており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記ソルダーレジスト層の前記開口部は前記バイアホールの前記径方向に前記複数の第1外周縁を画定しており、前記複数の第1外周縁の各々は、前記バイアホールの前記周方向に沿って延在しており、
    前記第1主面の前記平面視において、前記ソルダーレジスト層は、前記バイアホールの前記周方向に前記複数の凸部を互いに分離している、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の前記プリント配線板と、
    リードを含む電子部品と、
    第1はんだフィレットと、
    第2はんだフィレットとを備え、
    前記リードは、前記スルーホールに挿入されており、
    前記第2はんだフィレットは、前記リードを前記スルーホールに接合しており、
    前記第1はんだフィレットは、前記バイアホール、前記ランド部及び前記複数の凸部上に設けられており、
    前記第1はんだフィレットの接触角は、0°より大きく、かつ、90°未満である、プリント回路装置。
  11. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の前記プリント配線板の前記スルーホールに、電子部品のリードを挿入することと、
    前記第1主面を溶融はんだに浸漬し、それから前記第1主面を前記溶融はんだから引き離して、第1はんだフィレットを、前記バイアホール、前記ランド部及び前記複数の凸部上に設けるとともに、第2はんだフィレットを用いて前記リードを前記バイアホールに接合することとを備え、
    前記第1はんだフィレットの接触角は、0°より大きく、かつ、90°未満である、プリント回路装置の製造方法。
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