JP2020119722A - 発光モジュール、および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の取り出し効率を向上させることができる発光モジュール、および照明装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る発光モジュールは、基板と;前記基板に設けられた複数の発光素子と;を具備している。平面視において、第1の発光素子の中心と、前記第1の発光素子に隣接する第2の発光素子の中心と、を通る線分と、前記第1の発光素子の側面とがなす第1の角度は、前記線分と、前記第2の発光素子の側面とがなす第2の角度と異なっている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、発光モジュール、および照明装置に関する。
長寿命化、省電力化、省電力による環境保護(例えば、地球温暖化の原因の一つであるCOの削減)、軽量化、あるいは小型化などの観点から、白熱電球に代わる光源として、発光ダイオードを有する発光モジュールが設けられた照明装置の普及が進んでいる。
一般的な発光モジュールに設けられる発光ダイオードには、蛍光体を含む蛍光体部が設けられている。発光ダイオードからの励起光の一部は蛍光体に入射し、励起光と蛍光体からの発光を混色して所望の光色を得る様にしている。発光ダイオードの形態には、SMD(Surface Mount Device)や、高輝度化を目的として基板の上に複数のチップ状の発光ダイオードを直接実装するCOB(Chip On Board)などがある。また、近年においては、CSP(Chip Scale Package)も提案されている。CSPは、現時点ではSMDやCOBに比べてやや低効率ではあるが、構成部材が少ないため低コスト化を図ることが容易となる。そのため、CSPの高効率化が進めば、有力な光源になり得る。
ここで、一般的な発光モジュールにおいては、SMD、COB、CSPなどにかかわらず、複数の発光ダイオードを密集させて配置している。そのため、一の発光ダイオードから出射した光の一部が、隣接する発光ダーオードに入射し、入射した光が当該発光ダイオードに吸収される光学相互干渉が生じやすくなる。光学相互干渉が生じると発光モジュールの外部に取り出し可能な光束が減少するので、光の取り出し効率が低下するという問題が生じる。
そこで、光の取り出し効率を向上させることができる発光モジュール、および照明装置の開発が望まれていた。
特開2017−199767号公報
本発明が解決しようとする課題は、光の取り出し効率を向上させることができる発光モジュール、および照明装置を提供することである。
実施形態に係る発光モジュールは、基板と;前記基板に設けられた複数の発光素子と;を具備している。平面視において、第1の発光素子の中心と、前記第1の発光素子に隣接する第2の発光素子の中心と、を通る線分と、前記第1の発光素子の側面とがなす第1の角度は、前記線分と、前記第2の発光素子の側面とがなす第2の角度と異なっている。
本発明の実施形態によれば、光の取り出し効率を向上させることができる発光モジュール、および照明装置を提供することができる。
本実施の形態に係る発光モジュールを例示するための模式平面図である。 (a)、(b)は、発光素子同士の間の距離と、光の入射との関係を例示するための模式断面図である。 第1の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 第1の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。 第2の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 第2の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。 第3の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 第4比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 第4の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。 本実施の形態に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 本実施の形態に係る複数の発光素子の配置と、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置とを比較するための模式平面図である。 変形例に係る複数の発光素子の配置と、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置とを比較するための模式平面図である。 他の変形例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。 本実施の形態に係る照明装置を例示するための模式斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、各図面中における矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を表している。例えば、Xは基板10の面における1つの方向、Yは基板10の面におけるXに直交する方向、Zは基板10の面に垂直な方向とすることができる。
(発光モジュール)
図1は、本実施の形態に係る発光モジュールを例示するための模式平面図である。
図1に示すように、発光モジュール1には、基板10、および複数の発光素子20が設けられている。
基板10は、板状を呈するものとすることができる。基板10の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板10は、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどの無機材料(セラミックス)、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板10は、金属板の表面を絶縁材料で被覆したものであってもよい。金属板の表面を絶縁材料で被覆する場合には、絶縁材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
発光素子20の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板10を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、金属板の表面を絶縁材料で被覆したものなどを例示することができる。
基板10の表面には、配線パターン11を設けることができる。配線パターン11には、発光素子20を実装するための実装パッド、および電源などとの電気的な接続を行うための入力端子11aなどを設けることができる。
実装パッドの表面には、発光素子20と実装パッドを機械的および電気的に接続する接合層を設けることができる。接合層は、例えば、鉛フリー半田(SAC:SnAgCuなど)、金錫(AuSn)合金ペースト、銀ペースト、銀ナノペーストなどの導電性の接合材を含むものとすることができる。
配線パターン11は、例えば、メッキ法やスクリーン印刷法などを用いて形成することができる。配線パターン11の材料は、導電性材料であれば特に限定はないが、導電性などを考慮すると、銀、銀合金、銅、銅合金などとすることが好ましい。
ここで、照明装置100が設けられる環境には硫黄酸化物などの腐食性ガスが存在する場合がある。また、照明装置100を構成する樹脂部材から硫黄酸化物などの腐食性ガスが発生する場合もある。腐食性ガスが銀を含む配線パターン11に接触すると、配線パターン11が腐食して断線や不灯などが発生するおそれがある。
そのため、配線パターン11の露出部分をガラス材料を含む膜で覆ったり、耐食性金属を含む膜で覆ったりすることもできる。耐食性金属は、例えば、金などとすることができる。耐食性金属を含む膜は、例えば、ニッケルを含む膜と金を含む膜がこの順で積層された積層膜、ニッケルを含む膜とパラジウムを含む膜と金を含む膜がこの順で積層された積層膜などとすることもできる。配線パターン11がこれらの膜で覆われていれば、配線パターン11が腐食性ガスと接触するのを抑制することができる。そのため、配線パターン11が腐食して断線や不灯などが発生するのを抑制することができる。
配線パターン11は、発光素子20の発光色の種類、発光素子20が設けられる領域や配置などに応じて複数設けることもできる。例えば、複数の発光色ごとに配線パターン11を設ければ、調色制御や調光制御などが容易となる。例えば、発光素子20が設けられる領域や配置ごとに配線パターン11を設ければ、照射範囲の制御や調光制御などが容易となる。また、配線パターン11を複数設ければ、これらの制御を組み合わせることが可能となる。
複数の配線パターン11を設ける場合には、必要に応じて、多層構造を有する基板10とすることもできる。この場合、発光素子20が実装された配線パターンと、基板10の内部に設けられた配線パターンとは、導通ビアなどを介して電気的に接続することができる。
発光素子20は、複数設けることができる。発光素子20の数には特に限定がなく、照明装置100の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
なお、複数の発光素子20の配置に関する詳細は後述する。
発光素子20は、例えば、発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
平面視における発光素子20の形状(発光素子20をZ方向から見た場合の形状)は、例えば、四角形とすることができる。
また、発光素子20には、必要に応じて蛍光体部21を設けることもできる。蛍光体部21は、発光素子20の光の放射面に設けることもできるし、発光素子20を覆うように設けることもできる。例えば、発光素子20を製造する際に、発光素子20の光の放射面に蛍光体を含む樹脂を塗布したり、蛍光体を含む樹脂シートを貼り付けたりすることができる。また、発光素子20を配線パターン11に実装した後に、ディスペンサなどを用いて、蛍光体を含む樹脂を発光素子20に供給することもできる。
蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、照明装置100の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
発光素子20は、例えば、SMD、すなわち表面実装型の発光素子とすることもできるし、COBに用いられるチップ状の発光素子とすることもできるし、チップ状の発光素子であるCSPとすることもできる。
その他、基板10には、必要に応じて、ダイオードなどの保護素子、コンデンサや抵抗などの受動素子、制御回路などが設けられた集積回路、配線パターン11を連結するのに用いるジャンパー線やジャンパー素子などを設けることもできる。
また、基板10には、必要に応じて、複数の発光素子20が設けられた領域を囲むリフレクタや、複数の発光素子20の光の放射側に設けられたレンズなどの光学要素を設けることもできる。
次に、複数の発光素子20の配置についてさらに説明する。
図2(a)、(b)は、発光素子同士の間の距離と、光の入射との関係を例示するための模式断面図である。
図2(a)に示すように、発光素子20同士の間の距離Lが小さくなると、発光素子20の側面から放射された光22が、隣接する発光素子20の側面に入射し易くなる。隣接する発光素子20の側面に光22が入射すると、入射した光22が隣接する発光素子20に吸収されるので、光学相互干渉が生じやすくなる。光学相互干渉が生じると、発光モジュール1の外部に取り出し可能な光束が減少するので、光の取り出し効率が低下することになる。
一方、図2(b)に示すように、発光素子20同士の間の距離Lを大きくすると、発光素子20の側面から放射された光22が、隣接する発光素子20の側面に入射し難くなる。そのため、隣接する発光素子20に吸収される光22を少なくすることができるので、光学相互干渉の抑制、ひいては光の取り出し効率の向上を図ることができる。
本発明者の得た知見によれば、距離Lが1.5mm以下になると、隣接する発光素子20に吸収される光22が多くなるので、光学相互干渉による光の取り出し効率の低下が顕著になるおそれがある。この場合、距離Lを3mm程度とすれば、隣接する発光素子20に吸収される光22をほぼなくすことができる。しかしながら、単に、距離Lを大きくすると、発光モジュール1の大型化、ひいては照明装置100の大型化を招くことになる。
図3は、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図4は、第1の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。
図3に示すように、複数の発光素子20のそれぞれの中心は、X方向に延びY方向に並ぶ複数の線分と、Y方向に延びX方向に並ぶ複数の線分と、の交点の位置に設けられている。また、一の発光素子20の側面と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の側面は平行となっている。
そのため、図4に示すように、X方向における距離L1は、発光素子20の側面におけるY方向の位置にかかわらず一定となる。Y方向における距離L2は、発光素子20の側面におけるX方向の位置にかかわらず一定となる。
その結果、第1の比較例に係る複数の発光素子20の配置とすれば、光学相互干渉が発生しやすくなるので、光の取り出し効率の低下が大きくなるおそれがある。また、発光モジュール1の小型化を図るために距離L1、L2を小さくすると、光の取り出し効率の低下が顕著になるおそれがある。
図5は、第2の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図6は、第2の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。
図5に示すように、複数の発光素子20のそれぞれの中心は、Y方向に延びX方向に並ぶ複数の線分上に設けられている。また、一つの列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置は、当該列に隣接する列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置からY方向にズレている。また、一の発光素子20の側面と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の側面は平行となっている。
第2の比較例に係る場合にも、図6に示すように、X方向における距離L1は、発光素子20の側面におけるY方向の位置にかかわらず一定となる。Y方向における距離L2は、発光素子20の側面におけるX方向の位置にかかわらず一定となる。
そのため、第1の比較例に係る複数の発光素子20の配置と同様に、光学相互干渉が発生しやすくなるので、光の取り出し効率の低下が大きくなるおそれがある。ただし、図6に示すように、発光素子20の側面からX方向に放射された光22の一部は、隣接する発光素子20と発光素子20との間に放射されるので、隣接するこれらの発光素子20に入射し難くなる。そのため、隣接するこれらの発光素子20に吸収される光22を少なくすることができるので、光の取り出し効率を改善させることができる。なお、隣接する発光素子20と発光素子20との間に放射された光22は、さらに離れた他の発光素子20に入射するが、距離が離れているので当該発光素子20に吸収されにくくなる。
図7は、第3の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図7に示すように、複数の発光素子20のそれぞれの中心は、Y方向に延びX方向に並ぶ複数の線分上に設けられている。また、一つの列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置は、当該列に隣接する列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置からY方向にズレている。また、この様な発光素子20の列が交互に設けられている。また、一の発光素子20の側面と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の側面は平行となっている。
第3の比較例に係る場合にも、発光素子20の側面からX方向に放射された光22の一部は、隣接する発光素子20と発光素子20との間に放射される。そのため、第3の比較例に係る複数の発光素子20の配置とすれば、第2の比較例に係る複数の発光素子20の配置と同様の効果を得ることができる。すなわち、光の取り出し効率を改善させることができる。
図8は、第4の比較例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図9は、第4の比較例における一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を例示するための模式平面図である。
図8は、図7において例示をした第3の比較例に係る複数の発光素子20の配置において、発光素子20の中心を中心として、複数の発光素子20のそれぞれを45°回転させた場合である。第4の比較例に係る場合にも、一の発光素子20の側面と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の側面は平行となる。
そのため、図9に示すように、発光素子20同士の間の距離L3は、発光素子20の側面における位置にかかわらず一定となる。その結果、図3および図4に例示をした第1の比較例に係る複数の発光素子の配置と同様に、光学相互干渉が発生しやすくなるので、光の取り出し効率の低下が大きくなるおそれがある。
図10は、本実施の形態に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図1に例示をしたように、複数の発光素子20のそれぞれの中心は、X方向に延びY方向に並ぶ複数の線分と、Y方向に延びX方向に並ぶ複数の線分と、の交点の位置に設けられている。また、平面視において(Z方向から見た場合に)、一の発光素子20の中心と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の中心とを通る線分と、一の発光素子20の側面とがなす角度は、当該線分と、当該発光素子20に隣接する他の発光素子20の側面とがなす角度と異なっている。
例えば、図10に示すように、X方向において、発光素子20a(第1の発光素子の一例に相当する)の中心と発光素子20b(第2の発光素子の一例に相当する)の中心とを通る線分23と、発光素子20aの側面とがなす角度θa1(第1の角度の一例に相当する)は、線分23と、発光素子20aの当該側面に対峙する発光素子20bの側面とがなす角度θb(第2の角度の一例に相当する)と異なっている。Y方向において、発光素子20aの中心と発光素子20c(第2の発光素子の一例に相当する)の中心とを通る線分24と、発光素子20aの側面とがなす角度θa2(第1の角度の一例に相当する)は、線分24と、発光素子20aの当該側面に対峙する発光素子20cの側面とがなす角度θc(第2の角度の一例に相当する)と異なっている。
この様にすれば、図10から分かるように、一の発光素子と、これに隣接する他の発光素子との間の距離を変化させることができる。
図11は、本実施の形態に係る複数の発光素子の配置と、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置とを比較するための模式平面図である。
図4において説明したように、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置とすれば、X方向における距離L1は、発光素子20の側面におけるY方向の位置にかかわらず一定となる。Y方向における距離L2は、発光素子20の側面におけるX方向の位置にかかわらず一定となる。
これに対して、本実施の形態に係る複数の発光素子20の配置とすれば、X方向における距離L5は、発光素子20の側面におけるY方向の位置に応じて変化する。Y方向における距離L4は、発光素子20の側面におけるX方向の位置に応じて変化する。
この場合、図11から分かるように、発光素子20の側面において、距離L5が距離L1よりも大きくなる領域25は、距離L5が距離L1よりも小さくなる領域26に比べて大きくなる。距離L4が距離L2よりも大きくなる領域27は、距離L4が距離L2よりも小さくなる領域28に比べて大きくなる。
そのため、本実施の形態に係る複数の発光素子20の配置とすれば、光学相互干渉を抑制することができる領域を大きくすることができるので、光の取り出し効率を向上させることができる。
図12は、変形例に係る複数の発光素子の配置と、第1の比較例に係る複数の発光素子の配置とを比較するための模式平面図である。
図12に例示をした変形例は、発光素子20の側面におけるY方向の位置に応じて変化する距離L5の最小値を距離L1とし、X方向の位置に応じて変化する距離L4の最小値を距離L2とした場合である。例えば、第1の比較例に係る発光素子20の側面の位置に、変形例に係る発光素子20の角を設けた場合である。
この様にすれば、図12から分かるように、距離L5は距離L1よりも大きくなる。距離L4は距離L2よりも大きくなる。そのため、光学相互干渉を抑制することができる領域を大きくすることができるので、光の取り出し効率を向上させることができる。
図13は、他の変形例に係る複数の発光素子の配置を例示するための模式平面図である。
図13に示すように、この変形例においては、一つの列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置は、当該列に隣接する列における複数の発光素子20のそれぞれの中心の位置からY方向にズレている。
この様にしても、図10に例示をした複数の発光素子20の配置と同様の効果を得ることができる。
なお、少なくとも1つの発光素子20の中心は、X方向に延びY方向に並ぶ複数の線分と、Y方向に延びX方向に並ぶ複数の線分と、の交点からズレた位置に設けられていてもよい。
なお、以上においては、平面視における発光素子の形状が正方形の場合を例示したが、発光素子の形状は長方形でもよい。また、発光素子の大きさが同じ(平面寸法が同じ)場合を例示したが、発光素子の大きさは異なっていてもよい。この場合、複数の発光素子の配置において、正方形と長方形の発光素子が設けられていたり、大きさの異なる発光素子が設けられていたりしてもよい。
また、図10においては、角度θa1、θa2が90°、角度θb、θcが45°の場合を例示したがこれに限定されるわけではない。角度θbは角度θa1と異なっていればよく、角度θcは角度θa2と異なっていればよい。
本発明者の得た知見によれば、角度θa1、θa2が90°の場合に、角度θb、θcは30°以上60°以下とすることが好ましく、角度θb、θcが45°となるようにすることがさらに好ましい。なお、角度θb、θcを45°とする場合には、実装の際の誤差程度は許容される。例えば、角度θb、θcは、45°±2°程度であってもよい。
また、発光素子同士の間の最短距離が1.5mm以下の場合には、光学相互干渉の影響が顕著になるが、本発明によれば、光学相互干渉の影響を効果的に抑制することができる。
また、図1においては、円形の領域に複数の発光素子が配置される場合を例示したが、複数の発光素子が配置される領域の形状は適宜変更することができる。また、複数の発光素子が、複数列、且つ複数行に並べられる場合を例示したが、これに限定されるわけではない。例えば、複数の発光素子を一列に並べるようにしてもよい。
また、前述したように、発光素子は、表面実装型の発光素子、COBに用いられるチップ状の発光素子、およびCSPなどとすることができる。
この場合、表面実装型の発光素子はリフレクタ機能を有するケースを備えているが、外部からケースに入射した光はケースに吸収される。本発明によれば、発光素子が、表面実装型の発光素子であっても光学相互干渉の影響を抑制することができる。
また、COBに用いられるチップ状の発光素子およびCSPは、光が側面から放射されやすい。そして、これらの発光素子においては、蛍光体を含む蛍光体部が側面に露出している場合がある。光が蛍光体部に入射すると、入射した光は蛍光体に吸収されるので光学相互干渉の影響がさらに大きくなるおそれがある。本発明によれば、発光素子が、COBに用いられるチップ状の発光素子およびCSPであっても光学相互干渉の影響を効果的に抑制することができる。
また、発光素子(例えば、□向きのチップ)(第1の発光素子の一例に相当する)と、これに隣接する発光素子(例えば、◇向きのチップ)(第2の発光素子の一例に相当する)は、互いに異なる色温度の光を放出するとともに、互いに独立して制御可能とすることができる。
例えば、発光素子(例えば、□向きのチップ)から色温度6500Kの昼白色の光が放出され、これに隣接する発光素子(例えば、◇向きのチップ)から色温度2000Kの電球色の光が放出されるとした場合に、それぞれの出力を制御することで昼光色〜電球色に可変可能としてもよい。発光素子とこれに隣接する発光素子とを異なる色温度の光を放出する発光素子とすることにより光吸収による効率の低下だけでなく、色温度の吸収(色の干渉)も低下させることができるので、効率の良い可変モジュールとすることができる。
(照明装置)
次に、本実施の形態に係る照明装置100について例示をする。
以下においては、照明装置100が、スタジオや舞台などの天井に設置されるスポットライトである場合を例示するが、照明装置100はスポットライトに限定されるわけではない。照明装置100は、前述した発光モジュール1を備えるものであればよい。
図14は、本実施の形態に係る照明装置を例示するための模式斜視図である。
図14に示すように、照明装置100には、発光モジュール1、放熱部101、筐体102、光学要素103、および電源104が設けられている。
放熱部101は、発光モジュール1において発生した熱を外部に放射する。放熱部101の一方の端部には、発光モジュール1が設けられている。放熱部101は、例えば、銅などを含む複数の放熱板、複数の放熱板に接続されたヒートパイプなどを備えることができる。
筐体102は、放熱部101の、発光モジュール1が設けられる側に設けられている。筐体102は、箱状を呈し、アルミニウム合金などを含むものとすることができる。筐体102の内部には空間が設けられ、筐体102の、発光モジュール1側の端部と、筐体102の、発光モジュール1側とは反対側の端部は開口している。
光学要素103は、筐体102の、発光モジュール1側とは反対側の端部の近傍に設けられている。光学要素103は、例えば、発光モジュール1から放射された光を収束または発散させる。光学要素103は、例えば、のこぎり状の断面を有するフレネルレンズとすることができる。
電源104は、外部から供給された交流電力を直流電力に変換し、複数の発光素子20に供給する。また、電源104には、調色制御および調光制御の少なくともいずれかを行う回路を設けることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 発光モジュール、10 基板、11 配線パターン、20 発光素子、20a 発光素子、20b 発光素子、20c 発光素子、21 蛍光体部、100 照明装置、θa1 角度、θa2 角度、θb 角度、θc 角度

Claims (7)

  1. 基板と;
    前記基板に設けられた複数の発光素子と;
    を具備し、
    平面視において、第1の発光素子の中心と、前記第1の発光素子に隣接する第2の発光素子の中心と、を通る線分と、前記第1の発光素子の側面とがなす第1の角度は、前記線分と、前記第2の発光素子の側面とがなす第2の角度と異なっている発光モジュール。
  2. 前記複数の発光素子のそれぞれの中心は、第1の方向に延び前記第1の方向に直交する第2の方向に並ぶ複数の線分と、前記第2の方向に延び前記第1の方向に並ぶ複数の線分と、の交点の位置に設けられている請求項1記載の発光モジュール。
  3. 少なくとも1つの前記発光素子の中心は、第1の方向に延び前記第1の方向に直交する第2の方向に並ぶ複数の線分と、前記第2の方向に延び前記第1の方向に並ぶ複数の線分と、の交点からズレた位置に設けられている請求項1記載の発光モジュール。
  4. 前記第1の角度は90°であり、前記第2の角度は30°以上60°以下である請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  5. 前記第1の発光素子と前記第2の発光素子は、互いに異なる色温度の光を放出するとともに、互いに独立して制御可能とされている請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  6. 平面視における前記複数の発光素子の形状は四角形である請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の発光モジュールを具備した照明装置。
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