JP2015005501A - Led照明モジュールおよびled照明装置 - Google Patents

Led照明モジュールおよびled照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015005501A
JP2015005501A JP2014103962A JP2014103962A JP2015005501A JP 2015005501 A JP2015005501 A JP 2015005501A JP 2014103962 A JP2014103962 A JP 2014103962A JP 2014103962 A JP2014103962 A JP 2014103962A JP 2015005501 A JP2015005501 A JP 2015005501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
mounting
led lighting
lighting module
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014103962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6377953B2 (ja
Inventor
福田 賢司
Kenji Fukuda
賢司 福田
勝一 日野
Shoichi Hino
勝一 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Instrumentation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Instrumentation Co Ltd filed Critical Shikoku Instrumentation Co Ltd
Priority to JP2014103962A priority Critical patent/JP6377953B2/ja
Publication of JP2015005501A publication Critical patent/JP2015005501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6377953B2 publication Critical patent/JP6377953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】大光量でありながら、小型かつ軽量であるLED照明装置の提供。【解決手段】百個以上の同一仕様のLEDパッケージを実装領域に高密度に実装した大光量のLED照明モジュールであって、実装領域が、複数の実装ブロックから構成されること、各実装ブロックに実装されるLEDパッケージの数は同数であること、各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージが、電源装置と同一の条件で接続されること、同一実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージを接続する配線路において配線方向が転換する配線リターン部を実装領域の外縁部に配置したことを特徴とするLED照明モジュール及びそれを備えるLED照明装置。【選択図】図1

Description

本発明は、全光束が、例えば3〜15万ルーメン(lm)の大光量LED照明モジュールおよびLED照明装置に関する。本明細書における「大光量」とは3万ルーメン以上のことをいうものとする。
近年、発光部をLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)に代替した照明器具が多数提案されている。LEDの発光量は年々増加しているものの、従来の白熱電球やハロゲン電球の代替とするためには、多数のLEDを集積して発光部を構成する必要がある。しかしながら、多数のLEDを集積配置した場合、局部的に発熱量が増加するため、冷却機構により発光部の熱を放熱することが必要である。
家庭やオフィスで用いられている光量の小さい小型照明については、LED照明への置き換えが急速に進んでいる。しかしながら、大型店舗、倉庫、体育館などで使用される水銀灯などの大光量照明については、LED照明への置き換えは行われつつあるものの、小型軽量化は実現できていない。かかる問題に鑑み、特許文献1では、200W、2万ルーメンを実現可能とする大型LED照明装置が提案されている。
ところで、昨今、狭小空間においても実装ができるように、封入された冷媒の気化および凝縮によって発熱体を冷却するヒートパイプ(ヒートスプレッダ)が提案されている。特許文献2では、上板及び下板のうちいずれか一方に被冷却装置を設けるための配置部を有し、前記上板と前記下板との間に1又は複数の中板を設けた冷却部本体を備え、前記冷却部本体の内部には、冷媒が蒸気となって前記被冷却装置で発生する熱を前記冷却部本体の周辺部に伝達する蒸気拡散流路と、前記中板に設けられ、前記周辺部で凝縮した冷媒が前記配置部側に戻るように構成された毛細管流路とが設けられており、前記配置部には、他の領域よりも厚みが薄く形成され、前記被冷却装置を搭載させるための凹部を備えるヒートパイプが提案されている。
再表2011−55659号公報 特許第4119944号
近年、LEDパッケージの高出力化が図られているものの、個々のLEDパッケージは光量が小さいため、遠距離にある対象物を所定の照度で照らすためには多数個のLEDパッケージを用いて光源を構成する必要がある。複数個のLEDパッケージを配列して光源を構成するにあたっては、配線容易性や放熱性などを考慮して一定の大きさを持った面光源とされることが多いが、光源の面積が大きいことは輝度の低下につながり、遠くにある対象物を所定の照度で照らすためには不利である。
また、多数個のLEDパッケージを用いて光源を構成する場合、各LEDパッケージを均等に配置しないと照明ムラが生じるという課題がある。
また、四角形状の光源ではなく、円形状に近い光源が欲しいとのニーズもある。
従来のように、消費電力が数十W以下の小型のLED照明装置においては、電源装置の容量に不足を生じることはない。しかしながら、LED照明装置の消費電力が数百W規模になると、汎用的な電源装置では出力が不足する。他方で、LED照明装置用の電源装置を新規開発するとコストが著しく高くなるという課題がある。
また、大光量でありながら、小型かつ軽量であるLED照明装置のニーズは高い。
そこで、本発明は、上記の課題を解決することができるLED照明モジュールおよびLED照明装置を提供することを目的とする。
発明者は、数百WのLED照明装置を低コストで製造するべく、汎用的な電源装置を複数個用いることを検討した。複数個の電源装置を用いて発光領域に電力を供給するにあたっては、照明ムラが生じないように、各電源装置を同一仕様とすると共に各電源装置に接続するLEDパッケージの回路構成を同一とすることが重要である。従来、図15に示すように、同じ数のLEDパッケージが同じパターンで配置された実装ブロックを対称に配置することにより、大光量を実現することが試みられていた。
発明者も、図14に示すように、同一個数のLEDパッケージを実質的に同一パターンで配置した実装ブロック4Aおよび4Bを設け、各実装ブロックと複数個の電源装置とを同じ条件で接続することにより、大光量LED照明装置を実現することを試みた。
しかしながら、実装ブロック4Aおよび4Bの間に存在する分離領域Sの存在により、照明ムラが生じるという課題が生じた。ここで、分離領域Sには配線方向が転換する配線リターン部71を設けていたため、分離領域Sを無くすためには、配線パターンを抜本的に見直す必要があった。
また、分離領域Sを無くした場合、各実装ブロックの距離が近接することとなるが、実装ブロック間の境界部分に電位差が生じると予期せぬ短絡の原因となる可能性がある。この問題はLEDパッケージの個数が増え、実装ブロックあたりの電圧が高くなるほど顕著となる。実装ブロック間の境界部分に電位差が生じない配線パターンを作成する必要性が生じることとなった。
さらには、円形状に近い光源が欲しいとのニーズに応える必要もあった。
発明者は、鋭意工夫の上、上記の課題を解決することができる新たな構造を備えた大光量LED照明モジュールおよびLED照明装置を創作した。すなわち、本発明は、以下の技術手段から構成される。
[1]百個以上の同一仕様のLEDパッケージを実装領域に高密度に実装した大光量のLED照明モジュールであって、実装領域が、複数の実装ブロックから構成されること、各実装ブロックに実装されるLEDパッケージの数は同数であること、各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージが、電源装置と同一の条件で接続されること、同一実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージを接続する配線路において配線方向が転換する配線リターン部を実装領域の外縁部に配置したことを特徴とするLED照明モジュール。
[2]前記LEDパッケージが、数WクラスのLEDパッケージであることを特徴とする[1]に記載のLED照明モジュール。
[3]全光束が4万ルーメン以上であり、かつ、輝度が7.0[lm/mm]以上であることを特徴とする[2]に記載のLED照明モジュール。
[4]実装基板の面積が、5000mm以上20000mm以下であり、かつ、前記実装領域内におけるLEDパッケージの実装面積が55%以上であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[5]各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージの全部が、直列に接続されることを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[6]隣り合う任意の二つの実装ブロックは、それぞれ電流の向きが逆になるように構成されていることを特徴とする[5]に記載のLED照明モジュール。
[7]前記実装領域が、実質的に円形状または多角形状に構成されることを特徴とする[1]ないし[6]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[8]各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージが、並列に接続された複数の単位直列群からなり、当該単位直列群が直列に接続された4個以上のLEDパッケージを有し、かつ、当該各単位直列群がいずれも同数個のLEDパッケージを有することを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[9]前記実装領域には、相互に平行な8本以上の直線からなる配線路が設けられ、上端の配線路と上端の内側に隣接する配線路に、一つの単位直列群を構成する複数個のLEDパッケージが分散配置され、下端の配線路と下端の内側に隣接する配線路に、一つの単位直列群を構成する複数個のLEDパッケージが分散配置され、前記実装領域において、LEDパッケージが実質的に円形状に配置されることを特徴とする[8]に記載のLED照明モジュール。
[10]前記実装ブロックが、前記配線リターン部を有しない実装ブロックを含み、当該配線リターン部を有しない実装ブロックが相互に平行な3本以上の直線からなる配線路を有し、少なくとも上端および下端の配線路の実装ピッチよりも中心の配線路における実装ピッチを大きくすることにより、当該配線リターン部を有しない実装ブロックの両短辺が円弧状となるようにLEDパッケージを配置したことを特徴とする[9]に記載のLED照明モジュール。
[11]前記実装領域が、実質的に直径が100mm以下の円形状に構成されることを特徴とする[1]ないし[10]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[12]前記LEDパッケージが、上面視方形状でその幅および奥行きが数mm以下であるパッケージ基板を備えることを特徴とする[1]ないし[11]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[13]前記複数の実装ブロックが、3〜8個の実装ブロックからなり、かつ、前記実装ブロックのいずれもが、複数個のLEDパッケージが直線上に配置される行を3つ以上備えることを特徴とする[1]ないし[12]のいずれかに記載の大光量LED照明モジュール。
[14]前記実装ブロックが、外縁形状の異なる1以上の実装ブロックを含むことを特徴とする[13]に記載のLED照明モジュール。
[15]実装領域の中心線を挟んで対称に配置される偶数個の実装ブロックにおいて、各LEDパッケージが実装領域の中心線を挟んで対称に配置されることを特徴とする[14]に記載のLED照明モジュール。
[16]前記実装領域が、反射層として機能するソルダーレジストにより被覆されていることを特徴とする[1]ないし[15]のいずれかに記載のLED照明モジュール。
[17][1]ないし[16]のいずれかに記載のLED照明モジュールと、リフレクターと、ヒートスプレッダと、ヒートシンクと、複数個の電源装置とを備えるLED照明装置。
[18]電源装置の数と実装ブロックの数とが等しいことを特徴とする[17]に記載のLED照明装置。ここで、電源装置を除く重量が15kg以下であることが好ましい。
本発明によれば、高密度に配置された多数個のLEDパッケージからなる照明ムラの少ない高輝度かつ大光量の光源を構成することができるので、高輝度かつ大光量でありながら小型かつ軽量であるLED照明装置を提供することが可能となる。
また、汎用的な電源装置を用いて高輝度かつ大光量のLED光源を低コストに製造することが可能となる。
本発明の第1実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第1実施形態例に係るLED照明モジュールの回路図である。 本発明の第1実施形態例に係るLED照明モジュールの側面断面図である。 本発明の第1実施形態例に係るLED照明装置の側面断面図である。 本発明の第2実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第3実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第4実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第5実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第5実施形態例に係るLED照明モジュールの回路図である。 本発明の第5実施形態例に係るLED照明装置の側面断面図である。 図10のLED照明装置にレンズを付加したものの側面断面図である。 本発明の第6実施形態例に係るLED照明モジュールの平面図である。 本発明の第6実施形態例に係るLED照明モジュールの回路図である。 発光領域に分離領域が存在するLED照明モジュールのイメージを示す平面図である。 従来の多数のLEDパッケージにより構成したLED照明モジュールのイメージを示す平面図であり、(A)は四角形状、(B)は円形状(分離領域を含む)の発光領域を有する。
《試作機》
直列に接続された43個のLEDパッケージからなる単位パッケージ群を8つ並列に配置してなるLED照明モジュールを試作し、大塚電子製全光束測定システムHM−9050を用いて全光束の測定を行った。
8つの単位パッケージ群は、同一仕様の8つの電源装置とそれぞれ一対一で接続されている。合計344個のLEDパッケージは、実施例1で後述する3.45mm角のLEDパッケージ(第2パッケージ)を使用した。ヒートスプレッダは、モレックス喜入製FGHP(特許文献2参照)を使用した。試作機では、以下の表1に示す結果が確認された。
上記の試作機により、多数個のLEDパッケージを用いて3万〜9万ルーメン(lm)の大光量LED照明装置を実現可能であることが確認できた。また、実装領域が直径100mmの円形でその面積が7853.98mmであるところ、例えば投入電力716Wの場合の輝度は90227÷7853.98=11.488lm/mmであった。しかしながら、上記の試作機は、実装領域の中央を縦断する分離領域Sが存在するため、照明ムラの点で問題があった。
《本発明のLED照明モジュール》
本発明のLED照明モジュールは、多数個(例えば百〜数百個)の数Wクラス(例えば、2〜6W)のLEDパッケージを搭載し、数百W(例えば、300〜600W)の光源を構成するものである。このLED照明モジュールは、多数個のLEDパッケージと、多数個のLEDパッケージが搭載される実装基板とを主に備える。このLED照明モジュールは、後述するように、ヒートスプレッダを介して実装基板の裏面からヒートシンクに放熱する構造を設け、リフクレタ(および/またはレンズ)を取り付けてLED照明装置を構成する。
(LEDパッケージ)
LEDパッケージは、典型的には、青色の可視光を発光する青色LEDチップと、青色LEDチップで励起され、白色光を発する黄色の蛍光体が含まれる投光部と、その幅および奥行きが数mm以下で、上面視正方形状のパッケージ基板を備えた構成のものを用いる。青色LEDチップで赤および緑色の蛍光体を励起してもよいし、紫外LEDで赤、緑および青色の蛍光体を励起する構成でもよい。
投光部は、例えば、シリコーン、プラスチック、エポキシ樹脂、ガラスなどの多様な材料により構成することが可能である。投光部は、光出力の所望のビーム成形に応じて多様な形状とすることができ、例えば、楕円体の弾丸形状、断面が四角形または六角形の柱形状としてもよい。
いずれにせよ、多数個のLEDパッケージは全て同一の仕様とする。色温度は、例えば、2700〜6500Kの範囲で設定する。
(実装基板)
実装基板の表面には、LEDパッケージが搭載される実装領域(すなわち発光領域)が設けられている。この実装領域は、複数個の実装ブロックに分割されている。隣り合う任意の二つの実装ブロックは、隣り合う実装ブロック間で電位差が生じないように、それぞれ電流の向きが逆になるように構成する。これにより、実装ブロック間の境界部分に実質的に電位差が生じないこととなり、信頼性および安全性が向上する。
実装ブロックの数は、必要な光量と電源装置の出力との関係で決定される。電源装置の出力容量に余裕がある場合には、一つの電源装置から複数の実装ブロックに分流してもよく、この場合「電源数<実装ブロック数」となるが、電流制御回路の構成を簡便にするとの観点からは、実装ブロックの数とLEDパッケージを発光させるための電源装置の数とを同数とすることが好ましい。
最大出力容量200W以下(好ましくは100W以下)の汎用的な定電流電源装置を利用するとの観点からは、実装ブロックの数を2〜8個とすることが好ましく、3〜8個とすることがより好ましく、さらに好ましくは4〜6個とする。好ましい構成例としては、一つの実装ブロック当たりのLEDパッケージの個数を34〜100個とし、合計で100〜500個のLEDパッケージを搭載したモジュールを構成することが開示される。以下では、一つの実装ブロックに搭載されるLEDパッケージの集まりを「単位LEDパッケージ群」と呼ぶ場合がある。
単位LEDパッケージ群を接続する配線路のパターンは、複数個のLEDパッケージが直線上に配置される行を3つ以上備えることが好ましい。換言すれば、単位LEDパッケージ群を接続する配線路において配線方向が転換する配線リターン部が2つ以上ある配線パターンが作成できるように実装ブロックを設定する。また、外縁形状の異なる実装ブロックが1つ以上含まれるようにするべく、対称である配線パターンを除き2パターン以上の配線パターンを作成する必要がある。
単位LEDパッケージ群を接続する配線路は、相互に平行な複数の直線から構成され、実装ブロックも相互に平行に配置される。実装領域には、相互に平行な直線配線路が、例えば8本以上(好ましくは10本以上、より好ましくは12本以上)配置される。実装領域の中心線または中心線に隣接する直線配線路には、LEDパッケージが例えば8個以上(好ましくは10個以上、より好ましくは12個以上)配置される。
単位LEDパッケージ群を接続する配線路において配線方向が転換する配線リターン部を実装領域(すなわち発光領域)の外縁部に配置する配線パターンを作成する。これにより全てのLEDパッケージを実質的に等間隔で集積配置し、分離領域の無い発光領域を形成することが可能となる。すなわち、本発明は、n行からなる単位LEDパッケージ群の配線パターン中にあるn−1個の配線リターン部が実装領域の外縁部に位置するように作成された配線パターンを備えることを特徴とする。例えば、4つの列を有する単位LEDパッケージ群では、3つのリターン部を設ける必要があるところ、これらの全てが実装領域の外縁部に位置するような配線パターンを作成する。
かかる配線パターンとすることにより、分離領域の存在を原因とする照明ムラの問題を解消すると共に、遠距離にある対象物をより高い照度で照らすことが可能となる。
配線パターンは、多数個のLEDパッケージを、実質的に円状(楕円状含む)、或いは、実質的に多角形状の実装領域に高密度かつ実質的に均等に配置するように作成する。ここにいう多角形には四角形も含まれるが、六角形以上の多角形状となるようにLEDパッケージを配置することがより好ましい。例えば、上端および下端(または右端および左端)の行配置されたLEDパッケージの数(複数個)が、中央に近い行となるほど増加する多角形状とすることが好ましい。単位面積当たりの光度を高め高輝度を実現するためには、実装領域内におけるLEDパッケージの実装面積は55%以上とすることが好ましく、より好ましくは60%以上とする。ここにいう実装領域とは、中心から最も離れた位置にある複数個のLEDパッケージの角部を結んで形成した円形の領域のこという。実装領域を構成する円の直径は、例えば45〜100mmである。例えば、実装領域の直径を100mmとし、4万lmを実現した場合の輝度は5.09lm/mmである。実装領域の輝度が7.0[lm/mm]以上となるように多数個のLEDパッケージを配置することが好ましい。
(ヒートスプレッダ)
実装基板の裏面は、ヒートスプレッダに当接させる。ヒートスプレッダは、実装基板から伝達される熱を瞬時にその周辺部分まで拡散させる薄板部材(例えば1〜2mm程度の厚さ)であり、ヒートシンクに効率的に熱を伝達する。ヒートスプレッダとしては、熱拡散性に著しく優れた冷媒の気化および凝縮によって発熱体を冷却する構造(例えば、複数の微小開口を持つ薄銅板を積層し、上下を銅板で密閉した液室内で毛細管現象による環流が生じるヒートパイプ(特許文献2参照))を有するものを用いることが好ましい。このようなヒートスプレッダを採用することで、多数個のLEDパッケージの高密度実装による高輝度および大光量の実現が可能となり、また照明装置の外形寸法を小型化すると共に照明装置の重量を軽量化することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態例を具体例で説明する。
《第1実施形態例》
図1は本発明の第1実施形態例にかかる照明モジュール1の平面図であり、図2は本発明の第1実施形態例に係る照明モジュール1の回路図である。この照明モジュール1は、164個のLEDパッケージを備えており、直列に接続された41個のLEDパッケージ3からなる単位LEDパッケージ群を4組備える回路構成である。4つの単位LEDパッケージ群は、同一仕様の4つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
4つの単位LEDパッケージ群は、それぞれ4つの実装ブロック4A〜4Dに搭載される隣り合う二つの実装ブロックAとB、BとC、あるいはCとDにおいて、一つの実装ブロックの境界線に沿って実装された第一の行(LEDライン)に流れる電流の向きと、他の実装ブロックの境界線に沿って実装された第二の行(LEDライン)に流れる電流の向きとが逆になるように構成されている。
隣り合う二つの行(LEDライン)において、各行に配置されるLEDパッケージ3の個数の差が奇数個である場合は、各行のLEDパッケージが千鳥状となるように配置している。このような配置とすることにより、実質的に均等間隔での配置を実現すると共に、放熱性を良好にしている。
第1実施形態例においては、実装基板2の表面に実質的に円形状となるように多数個のLEDパッケージ3が配置されている。多数個のLEDパッケージ3を分離領域が生じることなく実質的に円形状となるように配置するためには、複数の実装ブロックの外縁形状を異なるものとする必要がある。すなわち、第1実施形態例では、中心から離れて配置される実装ブロック4A、4Dと中心部に配置される実装ブロック4B、4Cとの外縁形状を異なるものとすることにより、実装領域7を実質的に円形状とすることを可能としている。実装領域7には、LEDパッケージ3をカソード電極5およびアノード電極6と電気的に接続するための配線パターンが形成されている。配線パターンは、配線が90度転回する配線リターン部71が、実装領域7の外縁部に位置するように構成する。この配線パターンにおいては、全てのLEDパッケージ3が実質的に均等に配置されるようになっている。また、高輝度を実現するためには、全てのLEDパッケージ3を高密度に実装する必要がある。第1実施形態例における各LEDパッケージ3の距離は、例えば、0.7mm以下である。実装領域7の面積に占めるLEDパッケージの実装面積は67%である。ヒートスプレッダ20はφ120mmの円形であり、実装基板2も実質的に同径である。
LEDパッケージ3は、LEDチップ(LED素子)と、実質的に平板であるパッケージ基板と、蛍光体を含む投光部とを主に備える。LEDチップは青色の可視光を発光する青色LEDチップであり、青色LEDチップで励起され、白色光を発する黄色の蛍光体が含まれている。投光部は、LEDチップを覆う樹脂レンズであり、パッケージ基板の上面にモールド成形されている。
本実施形態例では、パッケージ基板の大きさが上面視5mm×5mmの正方形である第1パッケージ、或いは、パッケージ基板の大きさが上面視3.45mm×3.45mmの正方形である第2パッケージを用いる。第1パッケージの仕様は下記表2のとおりであり、第2パッケージの仕様は下記表3のとおりである。なお、第1パッケージと第2パッケージを混ぜて使用することは無く、多数個のLEDパッケージ3は全て同一仕様のものを使用する。
色温度は2700Kに近づくほど発光効率が下がるとされており、また、電流値を流すほど発光効率が低下することが知られている。
第1パッケージの場合、例えば、面積(5mm×5mm=25mm)当たりの光量で表すと、(a)2700K、電力2Wの場合の輝度は182lm÷25mm=7.28lm/mm、(b)2700K、電力4.575Wの場合の輝度は352lm÷25mm=14.08lm/mm、(c)5000K、電力2Wの場合の輝度は260lm÷25mm=10.4lm/mm、(d)5000K、電力4.575Wの場合の輝度は502lm÷25mm=20.08lm/mmとなる。
第2パッケージの場合、例えば、面積(3.45mm×3.45mm=11.9mm)当たりの光量で表すと、(a)2700K、電力0.98Wの場合の輝度は107lm÷11.9mm=8.99lm/mm、(b)2700K、電力2.03Wの場合の輝度は195lm÷11.9mm=16.39lm/mm、(c)5000K、電力0.98Wの場合の輝度は2601lm÷11.9mm=10.4lm/mm、(d)5000K、電力2.03Wの場合の輝度は237lm÷11.9mm=19.92lm/mmとなる。
図3は、本発明の第1実施形態例に係る照明モジュールの側面断面図である。
実装基板2は、絶縁樹脂製のフレキシブル基板であり、例えば、厚さ25μmのポリイミドフィルムである。
実装基板2の表面には、配線パターンに形成された配線層8が積層されている。配線層8は、例えば、厚さ8〜35μmの銅箔である。或いは、配線層8を、銅などの金属層を蒸着やスパッター等で形成し、その上にレジストを塗布し、パターンを露光、現像してさらにエッチングを行い、レジストを除去することで形成してもよい。第1実施形態例に係る配線層8は単層であるため、多層化した場合と比べ放熱性およびコスト性に優れている。
LEDパッケージ3は、半田等による電気接続部15により配線層8と電気的に接続されている。また、LEDパッケージ3の底面は、半田等によるダイヒートシンク16により、ヒートスプレッダ20と物理的に連絡されている。なお、ダイヒートシンク16は必須の構成で無く、ダイヒートシンク16を設けなくとも本発明の目的は実現できる。
実装基板2および配線層8のうちLEDパッケージ3の実装に必要な部分以外は、反射材としての役割をも奏するソルダーレジスト層9により覆われている。ソルダーレジスト層9は、例えば、白色無機粉末と二酸化珪素(SiO)を主要な成分とし、有機リン酸を含むジエチレングリコールモノブチルエーテルの溶剤でこれらを混ぜた白色無機インクを塗布、焼成して形成される。ソルダーレジスト層9は、可視光の波長域で平均反射率が例えば70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。ソルダーレジスト層9の色は、白色系とすることが反射率の点では好ましいが、反射率が要求されない用途においては、例えば黄色、緑色などの有色系としてもよい。
実装基板2の裏面は、接着層10を介してヒートスプレッダ20と接着される。接着層10は、絶縁性を有する高熱伝導接着材あるいはボンディングシートを用いることができる。第1実施形態例に係るヒートスプレッダ20は、冷媒の気化および凝縮によって発熱体を冷却する構造もの(特許文献2参照)を用いている。
図4は、第1実施形態例に係るLED照明装置の側面断面図である。このLED照明装置は、LED照明モジュール1と、リフレクター11と、ヒートシンク12と、拡散板13と、モジュール保持具14と、4つの電源装置(図示せず)とを備えて構成される。
LED照明モジュール1は、その裏面に接着されたヒートスプレッダ20の裏面がモジュール保持具14の当接面と接触する状態で、ねじ等の固定具により固定される。ヒートスプレッダ20の裏面とモジュール保持具14の当接面の間には、必要に応じて放熱グリス、放熱シート等の熱伝達部材を介在させる。モジュール保持具14は、熱伝導性に優れた銅、アルミ等の金属材により構成される。モジュール保持具14を介してLED照明モジュール1からの熱がヒートシンク12に熱伝導される。
ヒートシンク12は、自然空冷式のもの、水冷式のもの、電動ファンを備えるものを用いることができる。但し、数WクラスのLEDパッケージを高密度に多数個実装すると実装部分が高温となり、放熱性に悪い発光中心部の光量が特に低下するドーナツ化現象が生じるという課題があるため、熱拡散能力の特に高いヒートスプレッダと共に冷却能力が特に高いヒートシンクを採用することが重要である。
モジュール保持具14の光を照射する側にはリフレクター11および透明の保護カバー17が接合される。保護カバー17は、Oリング18を介してモジュール保持具14に押圧されており、防水カバーとしての役割をも奏する。第1実施形態例に係るLED照明装置は、リフレクター11の開口部に拡散板13を設けている。拡散板13を設けることにより、粉塵などでリフレクター11が汚れることを防ぐことが可能となり、またグレア(まぶしさ)対策にもなる。拡散板13により配光角度が広がるため、リフレクター11の配光角度は拡散板を設けない場合と比べ狭角設計とする。なお、拡散板は必須の構成では無く、拡散板に代えて透明の保護カバーを設けてもよい。
以上の構成を備える第1実施形態に係るLED照明装置は、高輝度かつ大光量でありながら、リフレクター11の開口部が約φ350mm、リフレクター11の開口部からヒートシンクまでの高さが約500mmのコンパクトな外形を有し、重量も約9kgと軽量である。
《第2実施形態》
図5は、本発明の第2実施形態例に係るLED照明モジュール1の平面図である。以下では、第1実施形態例と重複する構成についての説明は極力割愛し、異なる構成を中心に説明する。
第2実施形態例に係るLED照明モジュール1は、実質的に円形状に配置された108個のLEDパッケージ3を備えている。直列に接続された36個のLEDパッケージからなる単位LEDパッケージ群を3組備える回路構成である。3つの単位LEDパッケージ群は、同一仕様の3つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
3つの単位LEDパッケージ群は、それぞれ3つの実装ブロック4A〜4C(図示省略)に搭載される。隣り合う任意の二つの実装ブロックは、隣り合う実装ブロック間で電位差が生じないように、それぞれ電流の向きが逆になるように構成されている点は第1実施形態と同様である。すなわち、実装ブロックAおよびCと、実装ブロックBとは、流れる電流の向きが逆になるように構成されている。図5中、符号5a〜5cがカソード電極であり、符号6a〜6cがアノード電極である。配線パターンは、配線が90度転回する配線リターン部71が、実装領域7の外縁部に位置するように構成されている。
実装基板2には、取付用穴21が4つ設けられており、取付用穴21に挿通されたねじにより、モジュール保持具14(図示せず)に固定される。そして、図4に示す如くリフレクター11およびヒートシンク12とモジュール保持具14とを接合することにより、大光量のLED照明装置を構成することが可能である。
このように、3つの実装ブロックによっても、高輝度かつ大光量のLED照明モジュールを構成することが可能である。
《第3実施形態》
図6は、本発明の第3実施形態例に係るLED照明モジュール1の平面図である。以下では、第1および第2実施形態例と重複する構成についての説明は極力割愛し、異なる構成を中心に説明する。
第3実施形態例に係るLED照明モジュール1は、実質的に八角形状に配置された156個のLEDパッケージ3を備えている。直列に接続された52個のLEDパッケージからなる単位LEDパッケージ群を3組備える回路構成である。3つの単位LEDパッケージ群は、同一仕様の3つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
3つの単位LEDパッケージ群は、それぞれ3つの実装ブロック4A〜4C(図示省略)に搭載される。実装領域(中心から最も離れた位置にある複数個のLEDパッケージの角部を結んで形成した円形の領域)の面積に占めるLEDパッケージの実装面積は64.5%である。
このように、実装領域を八角形状とした高輝度かつ大光量のLED照明モジュールを構成することが可能である。
《第4実施形態》
図7は、本発明の第4実施形態例に係るLED照明モジュール1の平面図である。以下では、第1、第2および第3実施形態例と重複する構成についての説明は極力割愛し、異なる構成を中心に説明する。
第4実施形態例に係るLED照明モジュール1は、実質的に六角形状に配置された168個のLEDパッケージを備えている。直列に接続された42個のLEDパッケージからなる単位LEDパッケージ群を4組備える回路構成である。4つの単位LEDパッケージ群は、同一仕様の4つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
4つの単位LEDパッケージ群は、それぞれ4つの実装ブロック4A〜4D(図示省略)に搭載される。LEDパッケージ3は、第2実施形態例と同じものを用いている。実装領域(中心から最も離れた位置にある複数個のLEDパッケージの角部を結んで形成した円形の領域)の面積に占めるLEDパッケージの実装面積は62%である。
このように、実装領域を六角形状とした高輝度かつ大光量のLED照明モジュールを構成することが可能である。
《第5実施形態》
図8は、本発明の第5実施形態例に係るLED照明モジュール1の平面図であり、図9は本発明の第5実施形態例に係るLED照明モジュール1の回路図である。この照明モジュール1は、168個のLEDパッケージを備えており、56個のLEDパッケージ3からなる単位LEDパッケージ群を3組備える回路構成である。3つの実装ブロック4A〜4Cは、同一仕様の3つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
第5実施形態例に係る単位LEDパッケージ群は、直列に接続された14個のLEDパッケージからなる単位直列群を4つ並列に接続することにより構成されている。例えば、実装ブロック4Aは、図9に示すように、単位直列群41A〜44Aから構成される。3つの単位LEDパッケージ群は、実装ブロック4A〜4Cにそれぞれ配置される。カソード電極5a〜5cは実装基板2の右側半分に配置され、アノード電極6a〜6cは実装基板2の左側半分に配置されている。
実装ブロック4A〜4Cには14本の相互に平行な直線からなる配線路が設けられており、14本の直線上に実質的に円形状となるようにLEDパッケージ3が配置されている。このような配置を実現するために、14本の平行な直線からなる配線路の上端から3本および下端から3本の配線路においては、単位直列群を構成するLEDパッケージ3を二行に分配する配線リターン部71が設けられている。すなわち、実装ブロック4Aおよび4Cでは、中央に近い2つの単位直列群(43、44)は一行にLEDパッケージ3を直線配置する一方、中央から遠い単位直列群(41、42)は二行にLEDパッケージ3を配置するようにしている。中央から最も遠い単位直列群(41)では、外縁から2番目に位置する直線配線路上に配置するLEDパッケージの個数を外縁に位置する直線配線路上に配置するLEDパッケージの個数と比べ例えば1〜3個多く配置する。中央から2番目に遠い単位直列群(42)では、外縁に近い側に位置する直線配線路上に配置するLEDパッケージを例えば1〜3個配置し、中央に近い側に位置する直線配線路上に残りのLEDパッケージを配置する。
第5実施形態では、実装領域の上半分においてLEDパッケージを次のように配置することで、実質的に円形状に配置することを可能としている。すなわち、実装ブロック4Aにおいて、中央から2番目に遠い単位直列群42Aでは、13個のLEDパッケージ3を第一の直線上に配置し、1個のLEDパッケージ3を第一の直線の外側に隣接する第二の直線上に配置し、第二の直線上に単位直列群41Aを構成する14個のLEDパッケージ3のうち8個を配置する。
実装領域の下半分においてLEDパッケージを実質的に円形状に配置するための構成は次のとおりである。すなわち、実装ブロック4Cにおいて、中央から2番目に遠い単位直列群42Cでは13個のLEDパッケージ3を第一の直線上に配置し、1個のLEDパッケージ3を第一の直線の外側に隣接する第二の直線上に配置し、第二の直線上に単位直列群41Cを構成する14個のLEDパッケージ3のうち8個を配置する。
これとは異なり、中央に位置する実装ブロック4Bでは、単位直列群41B〜44Bが4本の直線上にそれぞれ一行配置されている。
実装ブロック4CにおけるLEDパッケージ3の配置と実装ブロック4AにおけるLEDパッケージ3の配置は、実装領域の中心線を挟んで対称となっている。また、実装ブロック4BにおけるLEDパッケージ3の配置も、実装領域の中心線を挟んで対称となっている。第5実施形態例では、全ての配線リターン部(すなわち、単位直列群41A、42A、41C、42Cにある配線リターン部71)は、いずれも実装領域の外縁部に配置されており、単位直列群の並列接続箇所72も全て実装領域の外縁または外側にある。従って、実装ブロック4A〜4Cを相互に近接して配置することができるので、照明ムラの問題を解決することが可能である。
図10は、第5実施形態例に係るLED照明装置の側面断面図である。このLED照明装置は、LED照明モジュール1と、ヒートシンク12と、モジュール保持具31と、3つの電源装置(図示せず)とを備えて構成される。
LED照明モジュール1は、その裏面に接着されたヒートスプレッダ20の裏面がモジュール保持具31の当接面と接触する状態で、ねじ等の固定具により固定される。モジュール保持具31は、熱伝導性に優れた銅、アルミ等の金属材により構成される。ヒートシンク12は、自然空冷式のもの、水冷式のもの、電動ファンを備えるものを用いることができる。
モジュール保持具31の光を照射する側には耐熱性および強度に優れた透明板32が配置される。第5実施形態例の透明板32は強化ガラス板であり、Oリング33を介して環状の固定枠34によりモジュール保持具31に押圧されている。固定枠34は、ねじ等の固定具35により固定されている。固定枠34には、図11に示すように、集光、拡散または配光用のレンズ38を設けてもよい。
モジュール保持具31の背面側には電源装置につながる電源ケーブルがケーブルクランプ36により接続されている。ケーブルクランプ36は防水仕様であり、LED照明モジュール1の背面側に位置する空間であるチャンバー37も外部からの水が浸入しない防水構造となっている。
以上の構成を備える第5実施形態に係るLED照明装置によれば、百個以上のLEDパッケージを実質的に円形状に配置した、高輝度かつ大光量の光源を提供することが可能となる。なお、第5実施形態では、単位直列群を14個のLEDパッケージにより構成したが個数はこれに限定されず、例えば、10〜30個のLEDパッケージにより単位直列群を構成することが可能である。
《第6実施形態》
図12は、本発明の第6実施形態例に係るLED照明モジュール1の平面図であり、図13は本発明の第6実施形態例に係るLED照明モジュール1の回路図である。以下では、第5実施形態例と重複する構成についての説明は極力割愛し、異なる構成を中心に説明する。
第6実施形態例に係るLED照明モジュール1は、240個のLEDパッケージを備えており、80個のLEDパッケージ3からなる単位LEDパッケージ群を3組備える回路構成である。3つの実装ブロック4A〜4Cは、同一仕様の3つの電源装置とそれぞれ一対一で接続される。
第6実施形態例に係る単位LEDパッケージ群は、直列に接続された16個のLEDパッケージからなる単位直列群を5つ並列に接続することにより構成されている。例えば、実装ブロック4Aは、図13に示すように、単位直列群41A〜45Aから構成される。
第6実施形態例においては、実装基板2の表面に実質的に円形状となるようにLEDパッケージ3が配置されている。このような配置を実現するために、実装ブロック4Aでは、中央に近い3つの単位直列群43A〜45Aは一行に直線配置する一方、中央から遠い単位直列群41Aおよび42Aは二行にLEDパッケージ3を配置するようにしている。より詳細には、中央から2番目に遠い単位直列群42Aでは、14個のLEDパッケージ3を第一の直線上に配置し、2個のLEDパッケージ3を第一の直線の外側に隣接する第二の直線上に配置し、第二の直線上に単位直列群41Aを構成する9個のLEDパッケージ3を配置することにより、実装領域の上半分においてLEDパッケージを実質的に円形状に配置することを可能としている。
同様に、実装ブロック4Cでも、中央から2番目に遠い単位直列群42Cでは、14個のLEDパッケージ3を第一の直線上に配置し、2個のLEDパッケージ3を第一の直線の外側に隣接する第二の直線上に配置し、第二の直線上に単位直列群41Cを構成する9個のLEDパッケージ3を配置することにより、実装領域の下半分においてLEDパッケージを実質的に円形状に配置することを可能としている。
これとは異なり、中央に位置する実装ブロック4Bでは、単位直列群41B〜45Bが5本の直線上にそれぞれ一行配置されている。
第6実施形態例では、単位直列群42Bおよび44Bの実装ピッチを単位直列群41Bおよび45Bよりも僅かに大きくし、単位直列群43Bの実装ピッチを単位直列群42Bおよび44Bよりも僅かに大きくすることにより、実装ブロック4Bの両短辺が円弧状になるようにしている。
以上の構成を備える第6実施形態に係るLED照明装置によれば、第5実施形態よりも多い個数のLEDパッケージを実質的に円形状に配置した、高輝度かつ大光量の光源を提供することが可能となる。
以上に説明した実施形態例から導かれる本発明の技術思想によれば、φ150mm以下の実装基板で全光束3万ルーメン以上かつ10kg以下の高輝度・大光量LED照明装置(電源装置を除く)を実現することができるのみならず、4万ルーメン以上、5万ルーメン以上、6万ルーメン以上、7万ルーメン以上、8万ルーメン以上の高輝度・大光量LED照明装置を実現することも可能である。
本発明の技術的範囲は上記実施形態例の記載に限定されるものではなく、上記実施形態例に様々な変更または改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、大型店舗、倉庫などの高天井照明、屋内・屋外競技施設照明、投光器、水中集魚灯に好適である。
1 LED照明モジュール
2 実装基板
3 LEDパッケージ
4A〜4D 実装ブロック
5a〜5d カソード電極
6a〜6d アノード電極
7 実装領域
8 配線層
9 ソルダーレジスト層
10 接着層
11 リフレクター
12 ヒートシンク
13 拡散板
14 モジュール保持具
15 電気接続部
16 ダイヒートシンク
17 保護カバー
18 Oリング
20 ヒートスプレッダ
21 取付用穴
31 モジュール保持具
32 透明板
33 Oリング
34 固定枠
35 固定具
36 ケーブルクランプ
37 チャンバー
38 レンズ
41〜45 単位直列群
71 配線リターン部
72 並列接続箇所

Claims (18)

  1. 百個以上の同一仕様のLEDパッケージを実装領域に高密度に実装した大光量のLED照明モジュールであって、
    実装領域が、複数の実装ブロックから構成されること、
    各実装ブロックに実装されるLEDパッケージの数は同数であること、
    各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージが、電源装置と同一の条件で接続されること、
    同一実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージを接続する配線路において配線方向が転換する配線リターン部を実装領域の外縁部に配置したことを特徴とするLED照明モジュール。
  2. 前記LEDパッケージが、数WクラスのLEDパッケージであることを特徴とする請求項1に記載のLED照明モジュール。
  3. 全光束が4万ルーメン以上であり、かつ、輝度が7.0[lm/mm]以上であることを特徴とする請求項2に記載のLED照明モジュール。
  4. 実装基板の面積が、5000mm以上20000mm以下であり、かつ、前記実装領域内におけるLEDパッケージの実装面積が55%以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  5. 各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージの全部が、直列に接続されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  6. 隣り合う任意の二つの実装ブロックは、それぞれ電流の向きが逆になるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のLED照明モジュール。
  7. 前記実装領域が、実質的に円形状または多角形状に構成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  8. 各実装ブロックに実装される複数個のLEDパッケージが、並列に接続された複数の単位直列群からなり、当該単位直列群が直列に接続された4個以上のLEDパッケージを有し、かつ、当該各単位直列群がいずれも同数個のLEDパッケージを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  9. 前記実装領域には、相互に平行な8本以上の直線からなる配線路が設けられ、
    上端の配線路と上端の内側に隣接する配線路に、一つの単位直列群を構成する複数個のLEDパッケージが分散配置され、
    下端の配線路と下端の内側に隣接する配線路に、一つの単位直列群を構成する複数個のLEDパッケージが分散配置され、
    前記実装領域において、LEDパッケージが実質的に円形状に配置されることを特徴とする請求項8に記載のLED照明モジュール。
  10. 前記実装ブロックが、前記配線リターン部を有しない実装ブロックを含み、当該配線リターン部を有しない実装ブロックが相互に平行な3本以上の直線からなる配線路を有し、少なくとも上端および下端の配線路の実装ピッチよりも中心の配線路における実装ピッチを大きくすることにより、当該配線リターン部を有しない実装ブロックの両短辺が円弧状となるようにLEDパッケージを配置したことを特徴とする請求項9に記載のLED照明モジュール。
  11. 前記実装領域が、実質的に直径が100mm以下の円形状に構成されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  12. 前記LEDパッケージが、上面視方形状でその幅および奥行きが数mm以下であるパッケージ基板を備えることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  13. 前記複数の実装ブロックが、3〜8個の実装ブロックからなり、かつ、前記実装ブロックのいずれもが、複数個のLEDパッケージが直線上に配置される行を3つ以上備えることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の大光量LED照明モジュール。
  14. 前記実装ブロックが、外縁形状の異なる1以上の実装ブロックを含むことを特徴とする請求項13に記載のLED照明モジュール。
  15. 実装領域の中心線を挟んで対称に配置される偶数個の実装ブロックにおいて、各LEDパッケージが実装領域の中心線を挟んで対称に配置されることを特徴とする請求項14に記載のLED照明モジュール。
  16. 前記実装領域が、反射層として機能するソルダーレジストにより被覆されていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載のLED照明モジュール。
  17. 請求項1ないし16のいずれかに記載のLED照明モジュールと、
    リフレクターと、
    ヒートスプレッダと、
    ヒートシンクと、
    複数個の電源装置とを備えるLED照明装置。
  18. 電源装置の数と実装ブロックの数とが等しいことを特徴とする請求項17に記載のLED照明装置。
JP2014103962A 2013-05-20 2014-05-20 Led照明モジュールおよびled照明装置 Active JP6377953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103962A JP6377953B2 (ja) 2013-05-20 2014-05-20 Led照明モジュールおよびled照明装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013106534 2013-05-20
JP2013106534 2013-05-20
JP2014103962A JP6377953B2 (ja) 2013-05-20 2014-05-20 Led照明モジュールおよびled照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015005501A true JP2015005501A (ja) 2015-01-08
JP6377953B2 JP6377953B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=52301215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014103962A Active JP6377953B2 (ja) 2013-05-20 2014-05-20 Led照明モジュールおよびled照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6377953B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016174120A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 日亜化学工業株式会社 発光装置
JP2017037839A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 四国計測工業株式会社 融雪手段を有するled照明装置
JP2017050343A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 シチズン電子株式会社 発光装置
JP2017050283A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 四国計測工業株式会社 Led集魚灯
WO2017038209A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 シチズン電子株式会社 発光装置およびその製造方法
JP2017195082A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社アイ・ライティング・システム 照明器具
JP2017228511A (ja) * 2016-06-25 2017-12-28 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置
JP2018029177A (ja) * 2016-08-12 2018-02-22 四国計測工業株式会社 多色led照明装置および照明器具
JP2019057435A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 株式会社アイ・ライティング・システム 照明器具
JP2019153095A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 Necライティング株式会社 照明装置、生体移動検出システム、生体移動検出方法、プログラム、および記録媒体
JP2020095848A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置
CN114520282A (zh) * 2022-03-10 2022-05-20 深圳市两岸光电科技有限公司 一种贴片式白光led封装器件

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005100800A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Led照明光源
JP2005235779A (ja) * 2001-08-09 2005-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Led照明装置およびカード型led照明光源
WO2010018682A1 (ja) * 2008-08-11 2010-02-18 ローム株式会社 照明装置
JP2011510455A (ja) * 2008-01-16 2011-03-31 ライツ、 キャメラ、 アクション エルエルシイ 水中使用可能な高照度光源アセンブリー
JP2012253026A (ja) * 2012-07-12 2012-12-20 Toshiba Lighting & Technology Corp 発光装置及び照明器具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235779A (ja) * 2001-08-09 2005-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Led照明装置およびカード型led照明光源
JP2005100800A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Led照明光源
JP2011510455A (ja) * 2008-01-16 2011-03-31 ライツ、 キャメラ、 アクション エルエルシイ 水中使用可能な高照度光源アセンブリー
WO2010018682A1 (ja) * 2008-08-11 2010-02-18 ローム株式会社 照明装置
JP2012253026A (ja) * 2012-07-12 2012-12-20 Toshiba Lighting & Technology Corp 発光装置及び照明器具

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016174120A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 日亜化学工業株式会社 発光装置
JP2017037839A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 四国計測工業株式会社 融雪手段を有するled照明装置
CN107980182A (zh) * 2015-08-31 2018-05-01 西铁城电子株式会社 发光装置及其制造方法
WO2017038209A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 シチズン電子株式会社 発光装置およびその製造方法
JP2017050343A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 シチズン電子株式会社 発光装置
JP2017050283A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 四国計測工業株式会社 Led集魚灯
JP2017195082A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社アイ・ライティング・システム 照明器具
JP2017228511A (ja) * 2016-06-25 2017-12-28 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置
JP7091035B2 (ja) 2016-08-12 2022-06-27 四国計測工業株式会社 多色led照明装置および照明器具
JP2018029177A (ja) * 2016-08-12 2018-02-22 四国計測工業株式会社 多色led照明装置および照明器具
JP2019057435A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 株式会社アイ・ライティング・システム 照明器具
JP7028594B2 (ja) 2017-09-21 2022-03-02 株式会社アイ・ライティング・システム 照明器具
JP2019153095A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 Necライティング株式会社 照明装置、生体移動検出システム、生体移動検出方法、プログラム、および記録媒体
JP2020095848A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置
JP7186597B2 (ja) 2018-12-12 2022-12-09 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置
CN114520282A (zh) * 2022-03-10 2022-05-20 深圳市两岸光电科技有限公司 一种贴片式白光led封装器件
CN114520282B (zh) * 2022-03-10 2022-12-27 深圳市两岸光电科技有限公司 一种贴片式白光led封装器件

Also Published As

Publication number Publication date
JP6377953B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6377953B2 (ja) Led照明モジュールおよびled照明装置
US9562680B2 (en) Lighting device
US9562654B2 (en) LED illumination apparatus including light source and lenses
US10030819B2 (en) LED lamp and heat sink
JP5663273B2 (ja) 照明装置
JP6206795B2 (ja) 発光モジュール及び照明装置
KR20130128841A (ko) 멀티셀 어레이를 갖는 반도체 발광장치 및 그 제조방법, 그리고 발광모듈 및 조명장치
US8752980B2 (en) Illumination system and method of manufacturing multi-chip package structure for light emitting diodes
KR20130084884A (ko) 조명 장치
WO2017124784A1 (zh) 大角度发光led灯丝灯
JP2013196833A (ja) Ledランプ
JP5912703B2 (ja) Ledランプ
JP5958805B2 (ja) 光源装置及び照明装置
KR20140099659A (ko) 조명 장치
KR101875499B1 (ko) 방열성능이 향상된 아웃도어 led조명용 메탈 pcb
JP2020119722A (ja) 発光モジュール、および照明装置
JP2018029177A (ja) 多色led照明装置および照明器具
JP6140849B2 (ja) 照明装置
TW201430271A (zh) 發光二極體裝置
KR20130065915A (ko) 조명 장치
US10361352B1 (en) High heat dissipation light emitting diode package structure having at least two light cups and lateral light emission
KR101293928B1 (ko) 조명 장치
JP2014187309A (ja) 発光モジュール及び照明装置
EP3544066A1 (en) High heat dissipation light emitting diode package structure having at least two light cups and lateral light emission
WO2018061889A1 (ja) 発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180131

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6377953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250