JP2020118340A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】清潔性の高い冷蔵庫を提供する。【解決手段】貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室に流入する冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室の背面側に設けられるとともに、前記冷却器からの冷気が流れる冷気通路の一部を形成する断熱部材と、前記断熱部材の前面側に配されて前記冷気通路を流通する冷気を前記貯蔵室に吐出する吐出口が形成された風路パネルと、備えた冷蔵庫において、前記風路パネルが、上方凹面と、前記上方凹面よりも前方に位置する下方凸面と、を有しており、前記上方凹面の前面側に、前記風路パネルよりも熱伝導性の高い表面板を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
冷蔵室などの貯蔵室の背面に、アルミニウム合金などの熱伝導性を有する表面板を配置した冷蔵庫が、既に提案されている。このような冷蔵庫を示す例として、下記特許文献1がある。
特開2007−127410号公報
上記特許文献1に記載の冷蔵庫では、金属製の表面板を、冷気通路の構成部品の一つとし、熱伝導性を高めることで、貯蔵室内が冷えやすくなり、庫内の冷却効率の向上を図られている。しかし、金属製の表面板は温度が低くなるため、結露する傾向にあり、清潔性が低下する可能性がある。
貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室に流入する冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室の背面側に設けられるとともに、前記冷却器からの冷気が流れる冷気通路の一部を形成する断熱部材と、前記断熱部材の前面側に配されて前記冷気通路を流通する冷気を前記貯蔵室に吐出する吐出口が形成された風路パネルと、備えた冷蔵庫において、前記風路パネルが、上方凹面と、前記上方凹面よりも前方に位置する下方凸面と、を有しており、前記上方凹面の前面側に、前記風路パネルよりも熱伝導性の高い表面板を設けた。
本発明によれば、清潔性の高い冷蔵庫を提供できる。
実施例に係わる冷蔵庫の正面図 図1のA−A断面図 (a)は図1のドア、容器、吐出口を外した状態の正面図、(b)は図1のドア、容器を外した状態の正面図 図3(b)のB−B断面図 図3(b)のC−C断面図 図5の要部Pの拡大図
以下、本発明の実施形態である。
本発明に関する冷蔵庫の実施例について説明する。図1は実施例に係わる冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A断面図である。
図1に示すように、冷蔵庫1の箱体10は、上方から冷蔵室2、左右に併設された製氷室3と冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の順番で貯蔵室を有している。
冷蔵庫1はそれぞれの貯蔵室の開口を開閉するドアを備えている。これらのドアは、冷蔵室2の開口を開閉する、左右に分割された回転式の冷蔵室ドア2a、2bと、製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の開口をそれぞれ開閉する引き出し式の製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aである。これら複数のドアの内部材料は主にウレタンで構成されている。
冷蔵室2の高さH1は冷凍室7の高さH2より大きい構成(H1>H2)となっている。また、床から冷蔵室2のドア2a、ドア2bの下端までの距離をH5、製品高さをH6としたとき、H3は800〜1200mm、H4は1700〜2100mmとなるように、それぞれH3=950mm、H4=1820mmとしている。これにり、使用者が立った状態で冷蔵室を使えるため、使い勝手を向上している。
ドア2aには庫内の温度設定の操作を行う操作部200を設けている。ドア2a、2bを冷蔵庫1に固定するために、ドアヒンジ(図示せず)が冷蔵室2上部及び下部に設けてあり、上部のドアヒンジはドアヒンジカバー16で覆われている。
製氷室3及び冷凍室4は、庫内を冷凍温度帯(0℃未満)の例えば平均的に−18℃程度にした冷凍貯蔵室であり、冷蔵室2は庫内を冷蔵温度帯(0℃以上)の例えば平均的に4℃程度にした冷蔵貯蔵室である。第一切替室5、及び第二切替室6は冷凍温度帯もしくは冷蔵温度帯に設定可能な切替貯蔵室で、例えば、平均的に4℃程度にする冷蔵モードと、平均的に−20℃程度にする冷凍モードとを切り替えられる。なお、本実施例の冷蔵庫1では、さらに冷蔵モードと冷凍モードの間の温度となる強冷蔵モードや弱冷凍モード、また冷蔵モードよりも高温にする弱冷蔵モード、冷凍モードよりも低温にする強冷凍モードといった、複数の運転モードを設けており、これらの運転モードは操作部200を操作することで選択できる。
図2に示すように、冷蔵庫1は、鋼板製の外箱10aと合成樹脂製の内箱10bとの間に発泡断熱材(例えば発泡ウレタン)を充填して形成される箱体10により、庫外と庫内は隔てられて構成されている。箱体10には発泡断熱材に加えて、比較的熱伝導率の低い真空断熱材を外箱10aと内箱10bとの間に実装することで、食品収納容積を低下させることなく断熱性能を高めている。ここで、真空断熱材は、グラスウールやウレタン等の芯材を、外包材で包んで構成される。外包材はガスバリア性を確保するために金属層(例えばアルミニウム)を含む。また、真空断熱材は製造性から一般的に各面形状が平面で形成される。
本実施例では、箱体10の背部、下部に真空断熱材25f、25gを、箱体10の両側部に真空断熱材25h(図示せず)を設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。
同様に、本実施例では、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aに真空断熱材25d、25eを設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。上記の断熱構成は、特に各切替室5、6を冷凍モードとし、庫外と切替室5、6との温度差が大きく、外気から侵入する熱量が多い場合に、省エネルギー性能を大きく向上できる。
冷蔵室2と、製氷室3及び冷凍室4は断熱仕切壁28によって隔てられている。また、製氷室3及び冷凍室4と、第一切替室5は断熱仕切壁29によって隔てられ、第一切替室5と第二切替室6は断熱仕切壁30によって隔てられている。本実施例の冷蔵庫1では断熱仕切壁29の内部に真空断熱材25bを、断熱仕切壁30内部に真空断熱材25cを設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。
さらに、本実施例の冷蔵庫1では、後述するF蒸発器14b及びその周辺風路(F蒸発器室8b、冷凍室風路12、及び冷凍室戻り風路12d)と、第一切替室5との間に断熱仕切壁27を設けており、この断熱仕切壁27にも真空断熱材25aを設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。上記の断熱構成は、特に第一切替室5を冷蔵モードとし、第二切替室6を冷凍モードとした場合の冷蔵庫1の省エネルギー性能を向上できる。冷蔵温度帯の第一切替室5は、隣接する部屋が冷凍温度帯である上面(断熱仕切壁29)、背面(断熱仕切壁27)、さらに底面(断熱仕切壁30)から吸熱され、第一切替室5が過度に冷却されるため、冷蔵温度帯を保つためにヒータ(図示せず)での加熱が必要となる場合がある。本実施例の冷蔵庫では、断熱仕切壁27、29、30の内部に真空断熱材25a、25b、25cを設け、第一切替室5の上面、背面、及び底面からの過度な吸熱を抑えることで、第一切替室5を冷蔵温度帯に保ちやすくなり、ヒータでの加熱を抑えて省エネルギー性能を向上している。
冷蔵室ドア2a、2bの庫内側には複数のドアポケット33a、33b、33cを設け、また棚34a、34b、34c、34dを設けることで、冷蔵室2内は複数の貯蔵スペースに区画されている。製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aには、一体に引き出される製氷室容器3b、冷凍室容器4b、第一切替室容器5b、第二切替室容器6bを備えている。
冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の庫内背面側には、それぞれ冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ43、第二切替室温度センサ44を設け、R蒸発器14aの上部にはR蒸発器温度センサ40a、F蒸発器14bの上部にはF蒸発器温度センサ40bを設け、これらのセンサにより、冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6、R蒸発器14a、及びF蒸発器14bの温度を検知している。また、冷蔵庫1の天井部のドアヒンジカバー16の内部には、外気温度センサ37と外気湿度センサ38を設け、外気(庫外空気)の温度と湿度を検知している。その他にも、ドアセンサ(図示せず)を設けることで、ドア2a、2b、3a、4a、5a、6aの開閉状態をそれぞれ検知している。
冷蔵庫1の上部には、制御装置の一部であるCPU、ROMやRAM等のメモリ、インターフェース回路等を搭載した制御基板31を配置している。また、制御基板31は、外気温度センサ37、外気湿度センサ38、冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ43、第二切替室温度センサ44、R蒸発器温度センサ40a、F蒸発器温度センサ40b等と電気配線(図示せず)で接続されている。
制御基板31では、各センサの出力値や操作部26の設定、ROMに予め記録されたプログラム等を基に、後述する圧縮機24やRファン9a、Fファン9b、ダンパ101a、101b、102a、102b、冷媒制御弁52の制御を行っている。
図3(a)は、図1のドア、容器、後述する吐出口を外した状態の正面図である。図2および図3(a)を用いて、実施例1に係る冷蔵室2内の風路および冷気の流れを説明する。
図2および図3(a)に示すように、冷蔵用蒸発器であるR蒸発器14aは、冷蔵室2の背部にあるR蒸発器室8aの内部に設けてある。R蒸発器14aと熱交換して低温になった空気(冷気)は、R蒸発器14aの上方に設けた冷蔵用ファンであるRファン9aにより、冷蔵室用冷気通路11、冷蔵室吐出口11aを介して冷蔵室2に送風され、冷蔵室2内を冷却する。ここで、Rファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。冷蔵室2に送風された空気は冷蔵室戻り口15a(図2参照)及び冷蔵室戻り口15b(図3(a)参照)からR蒸発器室8aへと戻り、再びR蒸発器14aにより冷却される。冷蔵室戻り口15a及び15bには後述する排水口22a及びR配水管27aの最小径よりも隙間が小さいスリット(図示せず)を設け、排水口22a及びR配水管27aでの食品のつまりを防止している。
冷蔵室2の冷蔵室吐出口11aは冷蔵室2の上部に設けており、本実施例では最上段の棚34aと二段目の棚34bの上方に空気が吐出するように設けている。また、冷蔵室戻り口15a、15bは冷蔵室2の下部に設けており、本実施例では冷蔵室戻り口15bは冷蔵室2の下から2番目の段(棚34cと棚34dの間)に設け、冷蔵室戻り口15aは冷蔵室2の最下段(棚34dと断熱仕切壁28の間)で、後述する第二間接冷却室36の略背部に設けている。
図3(b)は、図1のドア及び容器を外した状態の正面図である。図3(b)を用いて、第一間接冷却室35の構成および、そのまわりの冷気の流れを説明し、図2を用いて第二間接冷却室36の構成および、そのまわりの冷気の流れを説明する。
図3(b)に示すように、冷蔵室2内にある棚34dの上方には第一間接冷却室35を設けた構成であってもよい。第一間接冷却室35は、上部が開口したケース35aを備えており、また、第一間接冷却室35に冷気を直接送風する吐出口を設けていない構成としている。
第一間接冷却室35は、前側をケース前面壁35a1、背側を内箱10b及びケース背面壁(図示せず)、左側を内箱10b及びケース左面壁(図示せず)、右側を仕切り壁35b及びケース右面壁(図示せず)により覆われ、上側は棚34c、下側はケース底面壁(図示せず)により覆われている。そのため、第一間接冷却室35は、R蒸発器14aで生成した低温低湿な冷気が直接入らないようにした間接冷却構造となっており、第一間接冷却室35内に設けた食品の乾燥が抑制され、野菜等の乾燥に弱い食品の保存性を向上できる。
なお、内箱10bとケース左面壁との間や、仕切り壁35bとケース右面壁との間、また棚34cとケース前面壁との間など、ケース35とその他壁面との間には約8mmの隙間を設けており、これら隙間があることにより、ケース35aの出し入を容易にしている。同様に、ケース前面壁35a1に取手(図示せず)を設けることで、出し入れを容易にしている。
図2に示すように、冷蔵室2の内部である、断熱仕切壁28の上方には第二間接冷却室36を設けている。第二間接冷却室36は、ドア36aと収納部36bが接触して密閉される構造としている。これにより、低温低湿な空気が第二間接冷却室36内の食品に直接入らないようにして、第二間接冷却室36内の食品の乾燥を抑制している。
第二間接冷却室36は、断熱仕切壁28を介して製氷室3及び冷凍室4と隣接させており、製氷室3及び冷凍室4による吸熱により、冷蔵室2よりも低温な氷温モード(例えば約−3〜0℃)にできるようにしている。また、断熱仕切り壁28内にはヒータ(図示せず)を設けており、ヒータを動作させることで冷蔵室2の温度に近いチルドモード(例えば約0〜3℃)にも設定できる。なお、これらの運転モードは操作部200を操作することで切替えられる。
尚、本実施例の冷蔵庫1の第二間接冷却室36は、ドア36aを閉じると、例えばパッキングによりドア36aと収納部36bが隙間なく接触し、密閉される構造であってもよい。加えて、第二間接冷却室36には、ポンプ(図示せず)が接続され、ポンプを動作させることで、第二間接冷却室36内部を、例えば0.8気圧に減圧し、第二間接冷却室36内に設けた食品の酸化を抑制する構造であってもよい。
図4は図3(b)のB−B線断面図であり、冷蔵室用冷気通路11の縦断面図である。冷蔵室用冷気通路11は、内箱10bと断熱部材11bによって形成されている。また、冷蔵室用冷気通路11(断熱部材11b)の前面側には、風路パネル11cが配されている。風路パネル11cは、上方凹面11c1、下方凸面11c2および中間水平面11c3とで構成されており、これらは一体成形でも良いし別部品でも良い。
上方凹面11c1は、冷蔵室2の上部背面であって、冷蔵室用冷気通路11の前方に位置する部分のパネルである。下方凸面11c2は、冷蔵室2の下部背面であって、上方凹面11c1よりも前方に位置する部分のパネルであり、この後方投影内に、R蒸発器室8aやRファン9aの少なくとも一部が存在している。中間水平面11c3は、上方凹面11c1と下方凸面11c2とを接続する部分のパネルであり、この上面にR棚3段目34cが載置される。
ここで、上方凹面11c1の前面側には、風路パネル11cよりも熱伝導性の高い表面板11dが配されている。表面板11dは、アルミニウムやステンレス等の金属製の薄板が望ましいが、合成樹脂製の風路パネル11cよりも熱伝導性の高い材料であればよい。
表面板11dは、冷蔵室2内の温度分布改善の役割を果たしているが、一方で熱伝導率が高く、熱伝導率の低い部材よりも結露し易い傾向にある。このため、風路パネル11cのうち、表面板11dの配される上方凹面11c1を、なるべく後方に配置すべく、下方凸面11c2より背面側に位置させた。これにより、冷蔵室2内に貯蔵される食品との接触機会が少なくなるため、たとえ結露した場合でも、食品への結露影響を低減させる効果がある。さらに、表面板11dを庫内の奥側に配して冷蔵室ドア2a,2bとの距離を離したことで、冷蔵室ドア2a,2bの開放時に庫内に侵入した外気による、表面板11d表面の結露を抑制できる。
また、表面板11dは、風路パネル11cの全幅を覆っており、意匠性が向上するとともに、熱伝導率の低い風路パネル11cが庫内側に露出しないようにし、庫内温度の均温化の効果を最大限に発揮させている。
さらに、冷蔵室用冷気通路11の上部においても、風路パネル11c(上方凹面11c1)の上端よりも、表面板11dの上端を上方に高く伸ばして配することで、正面から冷蔵室吐出口11aを見え難くし、意匠性の向上と均温化の効果の最大化している。
また、図4に示すように、内箱10bの背面と上面とが接する角部(内箱10bの天井奥側)には、前方へ突出する背面上方凸部10cが形成されている。そして、この背面上方凸部10cの下端よりも低い位置に、表面板11dの上端が位置している。したがって、上方凹面11c1に形成された冷蔵室吐出口11aから上方に向けて吹き出された冷気の流れを阻害しないだけでなく、背面上方凸部10cによって前面側へ案内される。また、背面上方凸部10cによって部分的に断熱厚が大きくなっているため、冷蔵室吐出口11aからの冷気に対して断熱性も確保される。
図5は図3(b)示すのC−C線断面図、図6は図5に示す端部Pの拡大図である。図5及び図6に示すように、表面板11dの外周のうち、上端部及び側端部には先端を180度以上曲げた曲面状部11daが形成されている。詳細には、表面板11dの平面部11dbに対して、表面板11dの端部を背面側に折り曲げた第一曲面状部11da1、その第一曲面状部11da1から後方に延びる側面部11d2、側面部11d2から風路パネル11c側に略円弧状に約180度折り曲げた第二曲面状部11da2、その第二曲面状部11da2と連続して、反風路パネル11c側に折り曲げた第三曲面状部11da3、とからなる。このように、表面板11dの端部を、断面略の字状に複数折り曲げて庫内側に剥き出しにしないことで、使用者の指を切創してしまうことを抑制している。
また、図6に示すように、表面板11dの端部は断面略Oの字状に曲げられたことで弾性が付与される。このとき、平面部11dbの裏側と第三曲面状部11da3との間に、風路パネル11cの端部を圧入することで、表面板11dを強固に固定でき位置ずれを抑制できる。
尚、本実施の形態では、第一曲面状部11da1から第三曲面状部11da3の3点を折り曲げているが、これに限らず、表面板11dの端部が反風路パネル11c側に向くように、平面部11dbに対して180度以上折り曲げられていればよい。例えば、第三曲面状部11da3を設けず、第二曲面状部11da2を180度以上折り曲げて断面略Oの字状として、表面板11dの端部を反風路パネル11c側に向けてもよい。また、第一曲面状部11da1の後方に延びる側面部11d2を設けずに、第一曲面状部11da1を180度以上折り曲げて断面略Oの字状とし、表面板11dの端部を反風路パネル11c側に向くようにしてもよい。
図4に示すように、冷蔵室2の温度を制御する冷蔵室温度センサ41は、風路パネル11cの下方凸面11c2に配している。前述のとおり、下方凸面11c2は、上方凹面11c1よりも前方に配されているため、食品の投入による庫内の温度上昇に対する検出精度を高めることができる。特に、冷蔵室2内の最下段に位置する棚34d(図3に示す)には、調理後の比較的温度の高い鍋類が置かれることが多いが、このような場合に、冷蔵室2内の温度を即座に下げるように制御できる。
図4に示すように、冷蔵室2の天井部には照明装置81が配されている。また、図5に示すように、表面板11dは、平面部11dbに対して、幅方向の端部が、側方へ伸びるに従い背面側に曲がるように傾斜部11dcが形成される。
照明装置81の幅方向の大きさは、表面板11dの幅方向の大きさと同等若しくはそれ以上とした。また、照明装置81からの照射光は鉛直方向よりも庫内の後方に向かうように調節される。従って、表面板11dの幅方向のほぼ全幅に向かって照射された光は、金属製の表面板11dで反射され、庫内の食品は後方から照らされる。このとき、前述の傾斜部11d2,11d3によって反射された光は、庫内の幅方向に広がって反射されるため、庫内の全体に亘って光を拡散でき、視認性を向上することができる。
図3(a)に示すように、冷蔵室2の背部にはR蒸発器14aが配されている。R蒸発器14aは、冷蔵温度帯の冷蔵室2専用の蒸発器であることから、F蒸発器14bよりも高い温度に制御させている。R蒸発器14aの温度が高いため、冷蔵室吐出口11aから冷蔵室2内へ吐出される冷気温度も高い。また、吐出冷気の温度が高いため風路パネル11cの周囲に配された表面板11dは比較的高い温度の冷気にて冷却されるため、冷蔵室2内の空気温度の差が少なく結露を抑制できる。
図3(a)及び図5に示すように、冷蔵室吐出口11aは風路パネル11cの側方に配置されており、冷気を表面板11dの背面から冷蔵室2の側壁に向けて冷気を吐出している。このとき、冷気を直接、熱伝導率の高い金属性の表面板11dに当てない構成のため、表面板11dの表面が極端に冷やされることがなく、結露を抑制できる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a、2b 冷蔵室ドア
3 製氷室
3a 製氷室ドア
3b 製氷室容器
3c 製氷皿
4 冷凍室
4a 冷凍室ドア
4b 冷凍室容器
5 第一切替室
5a 第一切替室ドア
5b 第一切替室容器
6 第二切替室
6a 第二切替室ドア
6b 第二切替室容器
8a R蒸発器室(冷蔵用蒸発器室)
8b F蒸発器室(冷凍用蒸発器室)
9a Rファン(冷蔵用ファン)
9b Fファン(冷凍用ファン)
10 断熱箱体
10a 外箱
10b 内箱
10c 背面上方凸部
11 冷蔵室用冷気通路
11a 冷蔵室吐出口
11b 断熱部材
11c 風路パネル
11c1 上方凹面
11c2 下方凸面
11c3 中間水平面
11d 表面板
11da 曲面状部
11db 平面部
12 冷凍室風路
12a 製氷室吐出口
12b 冷凍室吐出口
12c 冷凍室戻り口
12d 冷凍室戻り風路
14a R蒸発器(冷蔵用蒸発器)
14b F蒸発器(冷凍用蒸発器)
15a、b 冷蔵室戻り口
16 ヒンジカバー
21 ラジアントヒータ
23a Rトイ
23b Fトイ
24 圧縮機
25a、25b、25c、25d、25e、25f、25g、25h 真空断熱材
26 F排水管
27、28、29、30 断熱仕切壁
31 制御基板
32a R蒸発皿
32b F蒸発皿
34a R棚最上段
34b R棚2段目
34c R棚3段目
34d R棚最下段
35 第一間接冷却室
36 第二間接冷却室
37 製氷タンク
39 機械室
40a R蒸発器温度センサ
40b F蒸発器温度センサ
41 冷蔵室温度センサ
42 冷凍室温度センサ
43 第一切替室温度センサ
44 第二切替室温度センサ
78 Fファン温度センサ
81 照明装置
101a、101b、102a、102b ダンパ(送風制御部)
111a、111b 第一切替室吐出口
111c 第一切替室戻り口
112a、112b 第二切替室吐出口
112c 第二切替室戻り口
200 操作部

Claims (9)

  1. 貯蔵物を収納する貯蔵室と、
    前記貯蔵室に流入する冷気を生成する冷却器と、
    前記貯蔵室の背面側に設けられるとともに、前記冷却器からの冷気が流れる冷気通路の一部を形成する断熱部材と、
    前記断熱部材の前面側に配されて前記冷気通路を流通する冷気を前記貯蔵室に吐出する吐出口が形成された風路パネルと、
    を備えた冷蔵庫において、
    前記風路パネルが、上方凹面と、前記上方凹面よりも前方に位置する下方凸面と、を有しており、
    前記上方凹面の前面側に、前記風路パネルよりも熱伝導性の高い表面板を設けたこと特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、
    前記表面板は、前記風路パネルの全幅を覆っていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1において、
    前記表面板は、前記風路パネルの上端よりも高く伸びていることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3において、
    前記貯蔵室の背面上方の内箱に、前方へ突出する凸部が形成されており、
    前記凸部の下端よりも低い位置に、前記表面板の上端があることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項2または3において、
    前記表面板の端部は、曲面状となっていることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項1において、
    前記下方凸面に温度センサを設け、前記上方凹面には前記温度センサを設けないことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項1において、
    前記貯蔵室内に、照明装置が配置され、
    前記表面板は、幅方向の端部が、側方へ伸びるに従い背面側へ曲がっていることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項1において、
    前記貯蔵室は、冷蔵温度帯貯蔵室と、冷凍温度帯貯蔵室と、を有し、
    前記冷却器は、前記冷蔵温度帯貯蔵室用の冷却器と、前記冷凍温度帯貯蔵室用の冷却器と、を有し、
    前記冷蔵温度帯貯蔵室に前記表面板を配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 請求項1において、
    前記吐出口が、前記風路パネルの側方に形成されており、前記表面板の背面側から前記貯蔵室の側壁に向けて冷気が吐出されることを特徴とする冷蔵庫。
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