JP2007064597A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2007064597A
JP2007064597A JP2005254801A JP2005254801A JP2007064597A JP 2007064597 A JP2007064597 A JP 2007064597A JP 2005254801 A JP2005254801 A JP 2005254801A JP 2005254801 A JP2005254801 A JP 2005254801A JP 2007064597 A JP2007064597 A JP 2007064597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
fan
compressor
low
operated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005254801A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
Tatsuya Kawasaki
竜也 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005254801A priority Critical patent/JP2007064597A/ja
Publication of JP2007064597A publication Critical patent/JP2007064597A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】圧縮機を上方に載置する冷蔵庫において、断熱箱体の底面付近の空気の対流を効率良くすることを目的とする。
【解決手段】断熱箱体の天面後方を庫内側に凹ませて形成した機械室に圧縮機を載置する冷蔵庫であり、断熱箱体の底面と前記底面カバーとの空間は幅広ダクト状に形成され、その空間内に蒸発器に付着した霜を溶かして貯留するための蒸発皿とファンを配置するものであり、圧縮機が位置しない断熱箱体底面の空間を利用して、冷蔵庫の底板等の下面に対する結露を効率よく防止することができ、底面に構成した機械室の構成を簡素化して、冷蔵庫の最下段に設けられた貯蔵室内の収納容積の増大、収納性を高める冷蔵庫を提供することを目的とする。
【選択図】図4

Description

本発明は圧縮機を天面部に載置した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来この種の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の底部に設けられた機械室に圧縮機、凝縮機(放熱パイプ)、送風機、蒸発皿等を配置する構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
図14は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の機械室の構成を示すものであり、図15は同従来の冷蔵庫における圧縮機及び送風機の運転タイミング図である。
図14に示す1は冷蔵庫本体、3は機械室カバー、4は機械室、5は圧縮機、6は送風機、19は底板、20は蒸発皿、21は蒸発皿放熱パイプ、22は圧縮機5から発生する音を遮音するためのカバー、23は底板19に固定された放熱パイプであり、機械室4内に圧縮機5、送風機6、凝縮器としての蒸発皿放熱パイプ21、蒸発皿20が配置されている。
以上の構成において、図15に示すように外気温が低い場合には、圧縮機5の運転停止後、送風機6を所定時間駆動させることで、空気の対流が悪い場合に発生する冷蔵庫の底板19等の下面に対する結露を防止している。
特開平5−87432号公報
しかしながら、上記従来の構成では、機械室4内に容積の大きい圧縮機5が配置されているため機械室4内の通風抵抗が大きく、送風機6の運転による空気の循環、対流が阻害されことになる。
このため、外気温が低い場合に、圧縮機5の運転停止後、送風機6を所定時間駆動させることで、空気の対流が悪い場合に発生する冷蔵庫の底板19等の下面に対する結露を防止するのだが、対流促進の効率が悪く、結露を十分に防止できない。
また、機械室4内に容積の大きい圧縮機5が配置されているため、冷蔵庫本体1の最下段に設けられた貯蔵室の収納容積が減少することになる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、断熱箱体の天面後方に圧縮機を載置する冷蔵庫において、圧縮機が位置しない断熱箱体底面の空間を利用して、冷蔵庫の底板等の下面に対する結露を効率よく防止することができ、底面に構成した機械室の構成を簡素化して、冷蔵庫の最下段に設けられた貯蔵室内の収納容積の増大、収納性を高める冷蔵庫を提供することを目的とする。
外箱と内箱と前記外箱と前記内箱との間に設けた断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面後方を庫内側に凹ませて形成した機械室と、前記機械室に載置される冷凍サイクルの圧縮機と、前記断熱箱体内を冷却するための蒸発器と、前記蒸発器に付着した霜を溶かして貯留するための蒸発皿と、前記断熱箱体の底面と前記底面を覆う底面カバーと、側面カバーの冷蔵庫背面側には背面カバーを有し、前記断熱箱体の前記底面と前記底面カバーとの空間を幅広のダクト状にした底面ダクトを形成し、前記底面ダクトに凝縮器と蒸発皿とファンを載置し、前記ファンの運転による強制対流により、前記断熱箱体の前記底面前方から、凝縮器、蒸発皿、ファンの順で風が流れるように構成し、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記ファンを所定時間、運転させるものである。
これによって、外気温度が低い場合に、ファンを運転させることで、断熱箱体の底面を循環する空気の循環量が非常に大きくなり、底面等の下面に対する結露を効率よく防止することができ、底面に構成した機械室の構成を簡素化して、冷蔵庫の最下段に設けられた貯蔵室内の収納容積の増大、収納性を高めることが可能となる。
本発明の冷蔵庫は、断熱箱体の天面後方に圧縮機を載置する冷蔵庫において、圧縮機が位置しない断熱箱体底面の空間を利用して、外気温度が低い場合に、ファンを運転させることで、断熱箱体の底面を循環する空気の循環量が非常に大きくなり、底面等の下面に対する結露を効率よく防止することができ、底面に構成した機械室の構成を簡素化して、貯蔵室内の収納容積の増大、収納性を高め、小さいスペースで大容量を実現することができる。
請求項1に記載の発明は、外箱と内箱と前記外箱と前記内箱との間に設けた断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面後方を庫内側に凹ませて形成した機械室と、前記機械室に載置される冷凍サイクルの圧縮機と、前記断熱箱体内を冷却するための蒸発器と、前記蒸発器に付着した霜を溶かして貯留するための蒸発皿と、前記断熱箱体の底面と前記底面を覆う底面カバーと、側面カバーの冷蔵庫背面側には背面カバーを有し、前記断熱箱体の前記底面と前記底面カバーとの空間を幅広のダクト状にした底面ダクトを形成し、前記底面ダクトに凝縮器と蒸発皿とファンを載置し、前記ファンの運転による強制対流により、前記断熱箱体の前記底面前方から、凝縮器、蒸発皿、ファンの順で風が流れるように構成し、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記ファンを所定時間、運転させることにより、断熱箱体の底面と底面カバーとの間を直線的な筒状のダクトとして構成し、ファンを設けることで、従来から主であった圧縮機が存在しないことも加えて、非常に風路としての抵抗を減少させることができる。そのため、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記ファンを所定時間、運転させることにより、ダクト内、特に底面を循環する空気の循環量を増加させることができるので、底面等の下面に対する結露を効率よく防止することが可能となる。
また、ファンによる強制対流により断熱箱体の底面前方から空気が底面ダクトに流入し、圧縮機停止直後で、まだ温かい凝縮器により熱交換された温かい空気が、冷蔵庫の底面等を通過するので、底面等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
また、風路を断熱箱体の底面に幅広ダクト状に構成しているので、断熱箱体の底面の貯蔵室側への突出を比較的小さく抑えることができ、結果的に貯蔵室内の収納容積を増大させ、収納性を高めることが可能となる。
さらに、圧縮機を載置している断熱箱体の天面後方の凹ませた箇所を極力小さく構成することで、貯蔵室内の見た目の圧迫感もなくデザイン的にも良いものに仕上る。
請求項2に記載の発明は、外気温度が低い場合には、前記圧縮機運転後、所定時間経過したのちに所定時間、前記ファンを運転させることにより、圧縮機の運転により温度が上昇した凝縮器により熱交換された温かい空気が、冷蔵庫の底面等を通過するので、底面等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、前記ファンを運転させることにより、定期的に確実にファンによる強制対流が行われることにより、空気が、冷蔵庫の底面等を通過するので、底面等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記回転数可変型ファンを所定時間、低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、底面を循環する空気の循環量を増加させることができるので、底面等の下面に対する結露を効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
請求項5に記載の発明は、前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機運転後、所定時間経過したのちに所定時間、前記回転数可変型ファンを低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、底面を循環する空気の循環量を増加させることができるので、底面等の下面に対する結露を効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
請求項6に記載の発明は、前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、前記回転数可変型ファンを低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、定期的に確実にファンによる強制対流が行われることにより、空気が、冷蔵庫の底面等を通過するので、底面等の下面に対する結露をより効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施の形態における冷蔵庫の機械室の構成図、図4は同実施の形態における冷蔵庫の底面ダクトの縦断面図、図5は同実施の形態における冷蔵庫の底面ダクトの分解斜視図、図6は同実施の形態の冷蔵庫における底面付近の上面図、図7は同実施の形態の冷蔵庫における圧縮機とファンの運転タイミング図である。
図において、冷蔵庫本体101は断熱箱体102内に複数に区画された貯蔵室を有しており、上部より冷蔵室103、製氷室104及びこの製氷室104に並設された多目的室105、野菜室106、冷凍室107の順に配置されている。多目的室105は、冷凍、冷蔵、チルド、パーシャルフリージング等の温度帯の切替室や調理、熟成、解凍、乾燥、保温等の処理機能を備えた貯蔵室である。
各貯蔵室の前面開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられ、冷蔵室103には回転式の扉108、製氷室104、多目的室105、野菜室106、冷凍室107には、それぞれ引き出し式の扉109、110、111、112が設けられている。
断熱箱体102は、ABSなどの樹脂体を真空成型した内箱113とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱114とで構成された空間に発泡断熱材115を注入してなる断熱壁を備えている。発泡断熱材115はたとえば硬質ウレタンフォームやフェノールフォームやスチレンフォームなどが用いられる。発泡材としてはハイドロカーボン系のシクロペンタンを用いると、温暖化防止の観点でさらによい。
次に、断熱箱体102の各貯蔵室について説明する。
冷蔵室103は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されている。貯蔵室内は上方を圧縮機120を収納するための凹み部が突出して形成され、食品などを整理して収納するための複数の棚121を設けている。最下段には肉魚などの保鮮性向上のためのチルドケース122を設け比較的低めの温度、たとえば−3〜1℃で設定されている。
製氷室104は、氷を生成して貯留するために通常−18℃で設定される。庫内は氷を生成するための製氷機構126を設け、氷を貯留する貯氷容器123を収容している。
野菜室106は、冷蔵室103と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが一般的で、低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。庫内は野菜などの食品を整理して収納できる野菜室容器124を収容している。
冷凍室107は、冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。庫内は食品を整理して収納できる冷凍室容器125を収容している。
野菜室106と冷凍室107の背面に冷却室130が設けられ、冷却室130は断熱性を有する仕切壁131で野菜室106及び冷凍室107を仕切っている。
冷却室130には、庫内の空気を熱交換させて冷気に変換する蒸発器132と、各貯蔵室に冷気を送るための冷却ファン133をその上方に位置させ、冷却時に蒸発器132に付着する霜を除霜するためのヒータなどで構成された除霜装置134が備えられいる。また、除霜された水を貯留するための蒸発皿135は、断熱箱体102の底面付近に配置されるよう構成されている。
次に、断熱箱体102の天面部について説明する。
断熱箱体102の天面後方のコーナー部には、冷蔵室103の庫内側に突出する形で凹ませた機械室136が形成されている。
機械室136は、樹脂成型で形成された機械室の外郭137を鋼板製の外箱114を切り欠いた箇所に嵌めこんだ形で係合して接合して形成され、その内部には、機械室の外郭137の底面に載置された圧縮機120、凝縮器の一部となる予冷凝縮器138等、冷凍サイクルの高圧側の機器が収容され、これらを繋ぐ冷媒配管139が複数出入りする。
圧縮機120は冷蔵庫本体101の上部への設置を考慮して低騒音、低振動化を図りやすい内部低圧型でかつ往復動型の圧縮機を適用している。また、冷凍サイクル内の冷媒としては、地球環境保全の観点から地球温暖化係数が小さい可燃性冷媒であるイソブタンを使用している。
発熱を伴なう高圧側の機器である圧縮機120、予冷凝縮器138の放熱促進を図るため、強制通風用の放熱ファン140が圧縮機120と予冷凝縮器138との中間位置即ち機械室136の幅方向の中間位置に配置されている。放熱ファン140を中間にして強制通風の上流側に予冷凝縮器138、下流側に圧縮機120を配置し、上流側と下流側を区画形成している。
また、機械室136は上方と背方とが開放されており、この開放面を覆う形で機械室カバー141を機械室の外郭137に係合させて取り付けている。機械室カバー141は、樹脂で形成され、機械室136内の外部との空気の流通口142を備えている。空気の流通口142は、機械室136の幅方向に強制対流作用が行われるように構成されている。
次に、断熱箱体102の底面部について説明する。
断熱箱体102の底面部は、外箱114を構成する底面板150とその下方を覆う底面カバー151とによってできる空間内に底面ダクト152が形成されている。
底面ダクト152は、前述のように外箱の底面板150と底面カバー151とによって、幅広で高さの低いトンネル状のダクトを形成し、その内部には冷凍サイクルの凝縮器143と除霜された水を貯留するための蒸発皿135、ダクト内に強制対流作用を起こすためのファン153を収容している。
また底面ダクト152は、冷蔵庫の背方が開放されており、この開放面を覆う形で背面カバー154を外箱の両側面板155に係合させて取り付けている。背面カバー154は一般的に金属で形成され、底面ダクト152内の温かい湿った空気を排出する排熱孔156を備えている。
外箱の底面板150は、外箱の両側面板155の下方部を連結するように構成され、一般的に厚みが薄く比較的加工性に優れた鋼板を用いることが多く、本実施の形態では、断熱箱体102の前方では設置床面に対してほぼ水平面を形成しているが、その後方の一部は上側に凹ませるよう段差部160を設けて、その段差部160を境に下方に位置する第一の底面部161と上方に位置する第二の底面部162とを形成している。
一方、底面カバー151は、形状の自由性を有する樹脂で成型することが一般的であり、外箱の両側面板155の端面か外箱の底面板150にビス等により固定され取り付けられる。また、底面カバー151には外部との空気の流通口163を備え、冷蔵庫の底面前方に略全幅に渡って複数個で配置構成される。
また、底面カバー151は、それ自体の強度を確保するために凹凸形状を有し、なかでも外箱の底面板150に向かって突出する凸部164を設けていて、段差部160近傍の第一の底面部161と当接するように形成されている。
さらに、冷蔵庫本体101の強度を向上するために、底面カバー151の一部を、外箱の両側面板155とを連結する金属製の連結板165を設けることもあり、その場合は冷蔵庫本体を前後に移動させるキャスター(図示せず)を設けると使い勝手向上にも繋がる。
段差部160は、略全幅に渡って形成され、前述のように底面カバー151から外箱の底面板150に突出する凸部164を設けることで、底面ダクト152を幅方向に一部閉塞するように構成している。その段差部160から冷蔵庫の前方空間を第一の区画166、他方の冷蔵庫の後方空間を第二の区画167として区画形成する。
凝縮器143は、底面ダクト152内であって冷蔵庫の前方側、即ち蒸発皿135よりも強制対流において上流側に位置させるよう配置する。凝縮器143は一般的に冷媒配管にフィンを貫通及び巻付けたフィン&チューブ式を用いることが多く、底面ダクト152の高さ空間の略全高で構成されている。
蒸発皿135は、断熱箱体102の貯蔵室側に極力突出しないように、幅広で低背タイプで構成され、底面ダクト152の内部にあって、上方に空気を対流させるための空間を有するとともに、底面カバー151に当接するよう配置される。なお、樹脂製の底面カバー151と蒸発皿135を一体で成型する場合もあり、蒸発皿135の位置ずれや対流させるための空間を確保する上では非常に有効である。
また、蒸発皿135は第一の区画166と第二の区画167に跨って配置され、第一の区画166に位置する蒸発皿135の表面積を大きくするよう構成されるとともに、第一区画166では、底面ダクト152のほぼ全幅に渡って設けられ、その蒸発皿135の上方空間の高さ寸法は、蒸発皿135の高さ寸法よりも小さくなるように配置されることが望ましい。
また、底面カバーの流通口163は冷蔵庫の前方に配置、背面カバー154の排熱孔156は冷蔵庫の後方に配置され、その間に凝縮器143と蒸発皿135とファン153が設置されるよう構成される。ファン153は底面カバー151の流通口163から吸込み、背面カバー154の排熱孔156から排気されるよう第二の区画167の中に冷蔵庫の上方から見て斜めに配置される。
また、ファン153は略直方体の樹脂製の外郭170で囲われた軸流ファンを有するモーター駆動の送風機で、ファン153の樹脂製の外郭170は、冷蔵庫前方から見てその周壁の底壁を底面カバー151と嵌め合わせ状態で係合固定されているとともに、周壁の前壁、底壁、後壁、上壁は、底面カバーの凸部164及び段差部160、底面カバー151、背面カバー154、第二の底面部162と当接させて吸込み区画と排気区画を区画形成している。
以上のように構成された冷蔵庫において、以下その作用を説明する。
外気温度が低い場合は、冷却運転時(特に運転初期時)にファン153を運転すると、過凝縮による冷媒循環不足に陥り、冷却不良に至ることがあり、通常、ファン153は停止させておくことが多いが、その場合、空気の対流不足により、冷蔵庫本体1の底面板150等の下面に結露が発生し、露が床面に滴下してしまうなどの問題が発生するため、外気温度が低い場合には、図7に示すように、圧縮機120の運転停止直後から、ファン153を所定時間運転させることで、圧縮機120の停止直後で、まだ温かい凝縮器143により熱交換された温かい空気が、冷蔵庫本体1の底面板150等を通過するので、底面板150等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
また、圧縮機120を断熱箱体102の天面後方の機械室136に載置して、従来主であった最下方の貯蔵室である冷凍室107の後方領域には配置しないため、断熱箱体102の底面付近に形成した底面ダクト152を幅広く低い背寸法で構成し、かつその領域を広く利用することができ、底面ダクト152を冷蔵庫本体の前方から後方に向かって同じような断面積で、直線的な筒状に構成することができるため、ダクト内を強制対流させる上で非常に通風抵抗を小さくし、対流する風量を飛躍的に増加させることができるため、ファン153を運転した場合には、冷蔵庫本体1の底面板150等を通過する空気の循環量を増大でき、底面板150等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
以上のように構成された圧縮機上部配置型の冷蔵庫によると、機械室136の形成によって最上段の貯蔵室である冷蔵室103に一部突出して、その収納容積を減少させるが、圧縮機120を極力低い背寸法のものを使用し、機械室136内を放熱ファン140で強制対流させることで、その容積を小さくするとともに、圧縮機120を最下方の後方領域には配置せず、前述したような幅広い底面ダクトを効率良く、かつ合理的に構成することができるので、低い背寸法の蒸発皿135、最小限の段差部160とすることができ、結果的に貯蔵室の収納容積の増大に繋がり、収納性を高めることが可能となる。
また、冷却室130を冷凍室107とその上方の野菜室106の背面に配置し、蒸発器132と冷却ファン133を概ね冷凍室107と野菜室106の高さ範囲内で設け、蒸発器132を高さ方向に延長させ奥行き寸法を短縮することにより、冷却室130の厚みを薄くして庫内容積として寄与しない無効スペースを減少し、野菜室106、冷凍室107の収納容積を増大し収納性を高めることができる。また断熱箱体102の天面後方の機械室136は使用者が手の届き難い、いわば無効スペースに近い空間であったため、その箇所に圧縮機120を位置させることは極めて冷蔵庫本体101の内容積をうまく活用できることになる。
さらに野菜室106、冷凍室107を引出し式の貯蔵室とすると、野菜室容器124、冷凍室容器125の奥に収納された食品なども楽に出し入れできて使い勝手の向上も図れる。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の圧縮機とファンの運転タイミング図である。
図8に示すように、外気温度が低い場合には、圧縮機120の運転後、所定時間経過したのちに所定時間、ファン153を運転させることにより、圧縮機120の運転により温度が上昇した凝縮器143により熱交換された温かい空気が、冷蔵庫本体1の底面板150等を通過するので、底面板150等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
この場合、圧縮機120の運転開始直後にファン153を運転しないのは、過凝縮による冷媒循環量不足の発生を防止するためであり、運転開始から所定時間、ファン153の運転をしないことで、ある程度の冷媒を循環させた上でファン153を運転するものである。
(実施の形態3)
図9は本発明の実施の形態3における冷蔵庫の圧縮機とファンの運転タイミング図である。
図9に示すように、外気温度が低い場合には、圧縮機120の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、ファン153を運転させることにより、定期的に確実にファン153による強制対流が行われることにより、空気が、冷蔵庫本体1の底面板150等を通過するので、底面板150等の下面に対する結露をより効率よく防止することが可能となる。
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態4における冷蔵庫の底面ダクトの縦断面図であり、図11は同実施の形態4における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図である。
図10に示すように171は、回転数可変型ファンである。
外気温度が低い場合には、圧縮機120の運転停止直後から回転数可変型ファン171を所定時間、低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、底面板150等を循環する空気の循環量を増加させることができるので、底面150等の下面に対する結露を効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
(実施の形態5)
図12は本発明の実施の形態5における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図である。
外気温度が低い場合には、圧縮機120の運転後、所定時間経過したのちに所定時間、回転数可変型ファン171を低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、底面板150等を循環する空気の循環量を増加させることができるので、底面板150等の下面に対する結露を効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
(実施の形態6)
図13は本発明の実施の形態6における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図である。
外気温度が低い場合には、圧縮機120の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、回転数可変型ファン153を低速で運転させることにより、冷蔵庫から発生する騒音を極力抑えながら、定期的に確実にファン153による強制対流が行われることにより、空気が、冷蔵庫の底面板150等を通過するので、底面板150等の下面に対する結露をより効率よく防止することができるとともに低騒音な冷蔵庫の供給が可能となる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、断熱箱体の天面後方に圧縮機を載置する冷蔵庫において、圧縮機が位置しない断熱箱体下面の空間を利用して、冷蔵庫の底板等の下面に対する結露を効率よく防止することができ、底面に構成した機械室の構成を簡素化して、冷蔵庫の最下段に設けられた貯蔵室内の収納容積の増大、収納性を高める冷蔵庫を提供することができるため、同様のレイアウトを有する他の冷却機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 図1のA−A断面図 同実施の形態における冷蔵庫の機械室の構成図 同実施の形態における冷蔵庫の底面ダクトの縦断面図 同実施の形態における冷蔵庫の底面ダクトの分解斜視図 同実施の形態の冷蔵庫における底面付近の上面図 同実施の形態の冷蔵庫における圧縮機とファンの運転タイミング図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の圧縮機とファンの運転タイミング図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の圧縮機とファンの運転タイミング図 本発明の実施の形態4における冷蔵庫の底面ダクトの縦断面図 本発明の実施の形態4における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図 本発明の実施の形態6における冷蔵庫の圧縮機と回転数可変型ファンの運転タイミング図 従来技術における冷蔵庫の機械室の構成図 従来技術における冷蔵庫の圧縮機と送風機の運転タイミング図
符号の説明
101 冷蔵庫本体
102 断熱箱体
103 冷蔵室
104 製氷室
105 多目的室
106 野菜室
107 冷凍室
108 回転式の扉
109,110,111,112 引き出し式の扉
113 内箱
114 外箱
115 発泡断熱材
120 圧縮機
121 棚
122 チルドケース
123 貯氷容器
124 野菜室容器
125 冷凍室容器
130 冷却室
131 仕切壁
132 蒸発器
133 冷却ファン
134 除霜装置
135 蒸発皿
136 機械室
137 外郭
138 予冷凝縮器
139 冷媒配管
140 放熱ファン
141 機械室カバー
143 凝縮器
150 底面板
151 底面カバー
152 底面ダクト
153 ファン
154 背面カバー
155 両側面板
156 排熱孔
160 段差部
161 第一の底面部
162 第二の底面部
163 流通口
164 凸部
165 連結板
166 第一の区画
167 第二の区画
170 外郭
171 回転数可変型ファン

Claims (6)

  1. 外箱と内箱と前記外箱と前記内箱との間に設けた断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面後方を庫内側に凹ませて形成した機械室と、前記機械室に載置される冷凍サイクルの圧縮機と、前記断熱箱体内を冷却するための蒸発器と、前記蒸発器に付着した霜を溶かして貯留するための蒸発皿と、前記断熱箱体の底面と前記底面を覆う底面カバーと、側面カバーの冷蔵庫背面側には背面カバーを有し、前記断熱箱体の前記底面と前記底面カバーとの空間を幅広のダクト状にした底面ダクトを形成し、前記底面ダクトに凝縮器と蒸発皿とファンを載置し、前記ファンの運転による強制対流により、前記断熱箱体の前記底面前方から、凝縮器、蒸発皿、ファンの順で風が流れるように構成し、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記ファンを所定時間、運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 外気温度が低い場合には、前記圧縮機運転後、所定時間経過したのちに所定時間、前記ファンを運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、前記ファンを運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転停止直後から前記回転数可変型ファンを所定時間、低速で運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機運転後、所定時間経過したのちに所定時間、前記回転数可変型ファンを低速で運転させることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 前記ファンを回転数可変型ファンとし、外気温度が低い場合には、前記圧縮機の運転、停止にかかわらず、定期的に所定時間、前記回転数可変型ファンを低速で運転させることを特徴とする冷蔵庫。
JP2005254801A 2005-09-02 2005-09-02 冷蔵庫 Withdrawn JP2007064597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254801A JP2007064597A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254801A JP2007064597A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007064597A true JP2007064597A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37926992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005254801A Withdrawn JP2007064597A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007064597A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070021A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
WO2009101803A1 (ja) * 2008-02-12 2009-08-20 Panasonic Corporation 冷蔵庫
CN102192627A (zh) * 2010-03-12 2011-09-21 上海宏梭实业有限公司 迷你型多用冰箱
JP2011202858A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2012242032A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2012251682A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Panasonic Corp 冷蔵庫
CN104634041A (zh) * 2014-12-29 2015-05-20 青岛营上电器有限公司 一种桌面冷藏冷冻装置
CN108286867A (zh) * 2017-12-29 2018-07-17 青岛海尔股份有限公司 提高冰箱蒸发能力的控制方法及冰箱
WO2021194085A1 (ko) * 2020-03-26 2021-09-30 삼성전자주식회사 냉장고 및 그 제어 방법
WO2023119687A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫の排気構造体

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070021A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
WO2009101803A1 (ja) * 2008-02-12 2009-08-20 Panasonic Corporation 冷蔵庫
TWI452250B (zh) * 2008-02-12 2014-09-11 Panasonic Corp refrigerator
CN102192627A (zh) * 2010-03-12 2011-09-21 上海宏梭实业有限公司 迷你型多用冰箱
JP2011202858A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2012242032A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2012251682A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Panasonic Corp 冷蔵庫
CN104634041A (zh) * 2014-12-29 2015-05-20 青岛营上电器有限公司 一种桌面冷藏冷冻装置
CN108286867A (zh) * 2017-12-29 2018-07-17 青岛海尔股份有限公司 提高冰箱蒸发能力的控制方法及冰箱
WO2021194085A1 (ko) * 2020-03-26 2021-09-30 삼성전자주식회사 냉장고 및 그 제어 방법
WO2023119687A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫の排気構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007064597A (ja) 冷蔵庫
EP2682696B1 (en) Refrigerator
US10047994B2 (en) Refrigerator and method for assembling ice machine thereof
JP4488966B2 (ja) 冷蔵庫
WO2013080477A1 (ja) 冷蔵庫
JP2013019623A (ja) 冷蔵庫
JP2003090667A (ja) 冷蔵庫の製氷室構成
WO2011114656A1 (ja) 冷蔵庫
JP2007064601A (ja) 冷蔵庫
JP2007071521A (ja) 冷蔵庫
CN107270613B (zh) 冰箱
JP5003029B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007064598A (ja) 冷蔵庫
JP2008069997A (ja) 冷蔵庫
JP2007064593A (ja) 冷蔵庫
JP2008106967A (ja) 冷蔵庫
JP2007064596A (ja) 冷蔵庫
JP2018048798A (ja) 冷蔵庫
JP2007064553A (ja) 冷蔵庫
JP4375220B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007147224A (ja) 冷蔵庫
JP2007147100A (ja) 冷蔵庫
JP2007057193A (ja) 冷蔵庫
JP2007064599A (ja) 冷蔵庫
CN102692111B (zh) 冷藏库

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080805

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20090313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761