JP5003029B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5003029B2
JP5003029B2 JP2006171132A JP2006171132A JP5003029B2 JP 5003029 B2 JP5003029 B2 JP 5003029B2 JP 2006171132 A JP2006171132 A JP 2006171132A JP 2006171132 A JP2006171132 A JP 2006171132A JP 5003029 B2 JP5003029 B2 JP 5003029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
refrigerator
refrigerator compartment
inner box
rivet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006171132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008002732A (ja
Inventor
泰樹 浜野
寛訓 今田
普文 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006171132A priority Critical patent/JP5003029B2/ja
Publication of JP2008002732A publication Critical patent/JP2008002732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5003029B2 publication Critical patent/JP5003029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/067Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は冷却室から導かれる冷気を冷蔵室内に供給する冷蔵室用ダクトを備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は使用頻度の高い冷蔵室を使用者が収納物をより見易く、使い勝手の良い最上部に配置するものが多く見られる。通常、冷却器は冷凍室の背部に配置する冷却室に置くことから冷蔵室全域への冷気の供給を可能にするためには冷却室の背部から冷蔵室の背部にかけて引く冷蔵室用ダクトが欠かせない。通常、このダクトは十分な量の冷気を導くことのできる通路断面積の比較的大きいダクトが必要で、これは断熱構造の冷蔵室の内箱に沿って設けられる。
従来この種の冷蔵庫は、冷蔵室用ダクトの機密性を向上するため、冷蔵室用ダクトの背面側を薄いシートで覆うという方法が取られていた(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の冷蔵室用ダクトを示すものである。
図8に示すように、冷蔵室用ダクト31は硬質樹脂材料からなる前側パネル32と後側シート33との間に発泡ウレタン等からなる断熱材34挟み込むように構成される。冷蔵室の内箱の一部を構成する前側パネル32は冷蔵室の背部にほぼ見合う大きさを有し、中央部の一部を除き、冷蔵室の背部にほぼ見合う大きさを有する断熱材34の前面と接して設けられる。
また、断熱材34とほぼ同じ大きさを有する後側シート33は中央部の一部を除き、断熱材34の後面と接して設けられる。断熱材34には下端から上方にかけて互いの間に間隔を保って第1および第2の冷気通路35、36が形成される。第1の冷気通路35は下端の入口37から上方に延びており、上端近くの反転部を経て下端手前の終端部に結んで形成されている。第2の冷気通路36は下端の別の入口38から上方に延びており、上端近くの反転部を経て下端手前の終端部に結んで形成される。
さらに、第1および第2の冷気通路35、36には内側パネル32に形成される図示しない複数個の冷気吹き出し口に合わせて穿たれる複数個のスリット39が備えられる。
以上の構成において、図示しない冷却室からの冷気は断熱材34の下端に形成された入口37、38に分かれて流入する。この冷気はそれぞれ第1および第2の冷気通路35、36を上昇しつつ流れ、反転部で反転して下方に向かう。第1および第2の冷気通路35、36を下降しつつ流れる冷気は、各々スリット39から前面パネル32の図示しない複
数個の冷気吹き出し口を通って冷蔵室に吹き出し、冷蔵室の冷却を行う。
特開平10−103844号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷蔵室用ダクトの背面側が後側シートで覆われているため冷蔵室用ダクト内部の清掃性が悪いという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵室用ダクトと内箱とのシールを確実に行うことで、機密性の高い冷蔵室風路を実現するとともに、冷蔵室用ダクト内部の清掃性の向上を図る冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体の貯蔵室内に、樹脂製パネルと風路を形成した断熱部材とを備えたダクト部材を取付部材にて前記貯蔵室内壁面に固定するものにおいて、前記取付部材はプッシュリベットとグロメットリベットとからなり、前記グロメットリベットは前記内箱の内部の発泡断熱材に埋設される凸部と前記貯蔵室内に位置する凹部を有する受部とを備え、前記プッシュリベットは前記凹部と嵌合する凸部を備え、前記プッシュリベットを手動で押し付け力を加えながら回転させることで前記プッシュリベットの凸部を前記グロメットリベットの凹部に係止することにより、前記ダクト部材を、工具を用いず貯蔵室内壁面に圧縮力を付与して着脱可能に固定するものである。
これによって、ダクト部材には常に圧縮力が加わるため、ダクト部材と内箱とのシールを確実に行うことができ、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができる。
また、ダクト部材と内箱との取り付け、取り外しを工具を用いず取付部材で手動で容易に行えることができる。
本発明の冷蔵庫は、ダクト部材と内箱とのシールを確実に行うことができ、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができ、冷却性能、信頼性の向上を図ることができる。
また、ダクト部材と内箱との取り付け、取り外しを手動で容易に行えるため、ダクト部材内部の清掃性が向上できる。
請求項1に記載の発明は、内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体の貯蔵室内に、樹脂製パネルと風路を形成した断熱部材とを備えたダクト部材を取付部材にて前記貯蔵室内壁面に固定するものにおいて、前記取付部材はプッシュリベットとグロメットリベットとからなり、前記グロメットリベットは前記内箱の内部の発泡断熱材に埋設される凸部と前記貯蔵室内に位置する凹部を有する受部とを備え、前記プッシュリベットは前記凹部と嵌合する凸部を備え、前記プッシュリベットを手動で押し付け力を加えながら回転させることで前記プッシュリベットの凸部を前記グロメットリベットの凹部に係止することにより、前記ダクト部材を、工具を用いず貯蔵室内壁面に圧縮力を付与して着脱可能に固定するものであり、ダクト部材と内箱とのシールを確実に行うことができ、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができるとともに、ダクト部材と内箱との取り付け、取り外しを工具を用いず取付部材で手動で容易に行えることができるので、ダクト部材内部の清掃性が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ダクト部材は前記貯蔵室内の最上部に形成した冷蔵室の背面に配置する冷蔵室用ダクトとしたものであり、風路抵抗の比較的大きくなる冷蔵室用ダクトのシール性を向上できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記プッシュリベットを回転することで前記プッシュリベットの凸部と前記グロメットリベットの凹部との係止が解除され前記ダクト部材が取り外し可能となるものであり、容易な構造でダクト部材と内箱とのシールを確実に行うことができ、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができるとともに、ダクト部材と内箱との取り付け、取り外しを工具を用いず取付部材で手動で容易に行えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記ダクト部材の内部には、電装部品を搭載せず、前記ダクト部材が独立して着脱可能としたものであり、ダクト部材と内箱との取り付け、取り外しがより容易になり、ダクト部材の内部の清掃性をより向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記ダクト部材の樹脂製パネル周縁に複数のツメ部を有し、前記ダクト部材の前記貯蔵室内壁面への固定を前記取付部材と前記ツメ部とで行なうものであり、前記ダクト部材周縁の前記内箱への固定をより簡素に確実に行うことができ、前記ダクト部材と前記内箱とのシールを確実に行うことで、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の発明において、前記ダクト部材は前記貯蔵室内の最上部に形成した冷蔵室の背面に配置する冷蔵室用ダクトとし、前記冷蔵室用ダクト上部の前記内箱への固定を前記冷蔵室背面パネルの上部両サイドに設けられたツメ部と前記冷蔵室用ダクトの取付部材とで行うものであり、風路抵抗の比較的大きくなる冷蔵室用ダクトのシール性をさらに向上できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記取付部材は少なくとも前記ダクト部材の中央部近傍に配置したものであり、比較的隙間の生じやすいダクト部材中央部の内箱へのシールをより合理的に行なうことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、前記ダクト部材と前記内箱に設けられた凸部とで風路を形成するものであり、前記ダクト部材と前記内箱とのシールをより確実に行うことが可能となり、機密性の高い貯蔵室風路を実現することができる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクトの斜視図、図4は同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室背面パネルの斜視図、図5は同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクト固定用のプッシュリベットの斜視図、図6は同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクト固定用のグロメットリベットの斜視図、図7は同実施の形態における冷蔵庫の内箱の正面図である。
図において、冷蔵庫本体101は断熱箱体102内に複数に区画された貯蔵室を有しており、上部より冷蔵室103、製氷室104及びこの製氷室104に並設された多目的室
105、野菜室106、冷凍室107の順に配置されている。
また、冷蔵室103の最下段には、冷蔵室103に内蔵されたチルド室が形成されている。
各貯蔵室の前面開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられ、冷蔵室103には回転式の扉108、製氷室104、多目的室105、野菜室106、冷凍室107には、それぞれ引き出し式の扉109、110、111、112が設けられている。
断熱箱体102は、ABSなどの樹脂体を真空成型した内箱113とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱114とで構成された空間に発泡断熱材115を注入してなる断熱壁を備えている。発泡断熱材115はたとえば硬質ウレタンフォームやフェノールフォームやスチレンフォームなどが用いられる。発泡材としてはハイドロカーボン系のシクロペンタンを用いると、温暖化防止の観点でさらによい。
次に、断熱箱体102の各貯蔵室について説明する。
冷蔵室103は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されている。冷蔵室103の冷却は、冷蔵室103の背面に取り付けられた冷蔵室用ダクト140から吐出される冷気により行われる。貯蔵室内は上方を圧縮機120を収納するための凹み部が突出して形成され、食品などを整理して収納するための複数の棚121を設けている。最下段には肉魚などの保鮮性向上のためのチルドケース122を設け比較的低めの温度、たとえば−3〜1℃で設定されている。
製氷室104は、氷を生成して貯留するために通常−22〜−18℃で設定される。庫内は氷を生成するための図示しない製氷機構を設け、氷を貯留する図示しない貯氷容器を収容している。
多目的室105は、冷凍、冷蔵、チルド、パーシャルフリージング等の温度帯の切替室や調理、熟成、解凍、乾燥、保温等の処理機能を備えた貯蔵室であり、食品を収納、貯留する多目的室容器123を収納している。
野菜室106は、冷蔵室103と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが一般的で、低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。庫内は野菜などの食品を整理して収納できる野菜室容器124を収容している。
冷凍室107は、冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。庫内は食品を整理して収納できる冷凍室容器125を収容している。
野菜室106と冷凍室107の背面に冷却室126が設けられ、冷却室126は断熱性を有する仕切壁127で野菜室106及び冷凍室107を仕切っている。
冷却室126には、庫内の空気を熱交換させて冷気に変換する蒸発器128と、各貯蔵室に冷気を送るための冷却ファン129をその上方に位置させ、冷却時に蒸発器128に付着する霜を除霜するためのヒータなどで構成された除霜装置130が備えられている。
次に、断熱箱体102の天面部について説明する。
断熱箱体102の天面後方のコーナー部には、冷蔵室103の庫内側に突出する形で凹ませた上部機械室132が形成されている。上部機械室132の内部には、圧縮機120と図示しない圧縮機放熱用ファンが収納されている。
圧縮機120は冷蔵庫本体101の上部への設置を考慮して低騒音、低振動化を図りやすい内部低圧型でかつ往復動型の圧縮機を適用している。また、冷凍サイクル内の冷媒としては、地球環境保全の観点から地球温暖化係数が小さい可燃性冷媒であるイソブタンを使用している。
次に、断熱箱体102の底面部について説明する。
断熱箱体102の底面後方のコーナー部には、下部機械室133が形成されている。下部機械室133の内部には、除霜装置130により除霜された水を貯留するための蒸発皿131と図示しない蒸発促進用ファンが収納されている。
次に、冷蔵室用ダクト140について説明する。
冷蔵室用ダクト140は、硬質樹脂材料からなる冷蔵室背面パネル141と発泡ポリプロピレンなどの軟質発泡樹脂からなる発泡断熱材142により構成される。
冷蔵室背面パネル141には、複数個の冷蔵室吐出口144、チルド室吐出口145、冷蔵室吸込み口146が形成され、冷蔵室吸込口146の下部には、脱臭触媒が装着されている。
発泡断熱材142は、内箱113と圧接し、冷気通路143を形成する発泡断熱材凸部152を有し、複数個の冷蔵室吐出口144に合わせて穿たれた複数個の冷蔵室吐出スリット147、チルド室吐出口145に合わせて穿たれたチルド室吐出スリット148が形成されている。
発泡断熱材142と内箱113とで形成された冷気通路143は、発泡断熱材142の下端から上方にかけて構成され、途中で左右に分岐している。
次に、冷蔵室用ダクト140の内箱113への取り付け、取り外しについて説明する。
プッシュリベット160は、冷蔵室用ダクト140を内箱113に取り付けるためのオス型の固定具であり、手動で操作するためのつまみ部162とグロメットリベット163の凹部165と嵌合する凸部161から形成されている。
グロメットリベット163は、冷蔵室用ダクト140を内箱113に取り付けるためのメス型の固定具であり、プッシュリベット160の凸部161と嵌合する凹部165と内箱113の内部に埋設され、発泡断熱材115により固定される凸部164から形成されている。
冷蔵室用ダクト140には、上段リベット穴部150と中段リベット穴部151が形成されており、プッシュリベット160のつまみ部162を手でつまんで持ち、それぞれのリベット穴部を介して、プッシュリベット160の凸部161を、グロメットリベット163の凹部165に挿入し、手動で押し付け力を加えながら回転させることでプッシュリベット160がグロメットリベット163に固定され、冷蔵室用ダクト140が内箱113に取り付けられる。
プッシュリベット160がグロメットリベット163に固定された状態においては、冷蔵室用ダクト140には、内箱113に対して押し付け力(圧縮力)が働いている。この押し付け力により、発泡断熱材凸部152が内箱113に確実に圧接され、その外周において冷気漏れを起こさない冷気通路143を形成している。
また、通常、発泡断熱材凸部152には、図示しない軟質ウレタンフォーム等の緩衝材が貼られており、軟質ウレタンフォームを圧縮することで、冷蔵室用ダクト140と内箱113のシール性を確保する仕様となっている。
冷蔵室用ダクト140の内箱113からの取り外しについては、プッシュリベット160を取り付けとは逆方向に手動で回転させることにより、プッシュリベット160はグロメットリベット163から分離され、冷蔵室用ダクト140の内箱113からの取り外しが可能となる。
上記構成からなる冷蔵室用ダクト140においては、冷却室126から冷却ファン129の強制対流により冷蔵室用ダンパー135を介して上昇する冷気が、発泡断熱材142の下端から冷気通路143に流入する。冷気通路143に流入した冷気は、上昇しながら、チルド室吐出スリット148から冷蔵室背面パネル141のチルド室吐出口145を通ってチルド室134に吹き出すとともに、冷蔵室吐出スリット147から冷蔵室背面パネル141の冷蔵室吐出口144を通って冷蔵室103に吹き出し、区分された保存区域を流動する。
以上のように構成された冷蔵庫において、以下その作用を説明する。
冷蔵室用ダクト140は、プッシュリベット160を手動で回転方向の押し付け力を加えながら内箱113に埋設されるグロメットリベット163にねじ込むことで、圧縮力が加わった状態で内箱113に取り付けられ、プッシュリベット160を取り付けとは逆回転方向に手動で回すことで冷蔵室用ダクト140の内箱113からの取り外しができる構成とすることにより、冷蔵室用ダクト140には常に圧縮力が加わるため、冷蔵室用ダクト140と内箱113とのシールを確実に行うことが可能となり、機密性の高い冷却通路143を有する冷蔵室ダクト140を提供することが可能となる。
また、冷蔵室用ダクト140と内箱113との取り付け、取り外しを手動で容易に行うことが可能となる。
さらに、冷蔵室用ダクト140の内部は開放されているため、冷蔵室用ダクト140の内部の清掃性が向上する。
また、冷蔵室用ダクト140には、電装部品が搭載されていないため、冷蔵室用ダクト140と内箱113との取り付け、取り外しがより容易になり、冷蔵室用ダクト140の内部の清掃性をより向上することができる。
一般的に、冷蔵室用ダクト140には、冷却量調整用の冷蔵室用ダンパー、温度検出用の冷蔵室用センサー、庫内照明用の庫内灯等の電装部品が搭載されているが、例えば、冷蔵室用ダンパーは並設されている製氷室104と多目的室105の背面側の吐出ダクト内に配設し、冷蔵室用センサーは冷蔵室吸込み口146近傍の吸込み風路内の内箱113に配設し、庫内灯は冷蔵室側面または冷蔵室天面に配設する構成とすることで、冷蔵室用ダクト140には、電装部品を搭載しない構成とすることが可能となる。
また、冷蔵室用ダクト140上部の内箱113への固定を冷蔵室背面パネル141の上
部両サイドに設けられた上段ツメ部153による内箱113への押し付け力と冷蔵室用ダクト140の上方中央部に設けた上段リベット穴部150に挿入したプッシュリベット160による内箱113への押し付け力により行うことで、冷蔵室ダクト140上部の両サイドと中央部を確実に固定し、冷蔵室用ダクト140上部の内箱113への固定をより確実に行うことができ、冷蔵室用ダクト140と内箱113とのシールを確実に行うことで、機密性の高い冷却通路143を有する冷蔵室ダクト140を提供することが可能となる。
また、冷蔵室用ダクト140中間部の内箱113への固定を冷蔵室背面パネル141の中段両サイドに設けられた中段ツメ部154による内箱113への押し付け力と冷蔵室用ダクト140の中段中央部に設けた中段リベット穴部151に発泡断熱材142を介して挿入したプッシュリベット160による内箱113への平面的な押し付け力により行うことで、冷蔵室ダクト140中段の両サイドと中央部を確実に固定し、冷蔵室用ダクト140中段の内箱113への固定をより確実に行うことができ、冷蔵室用ダクト140と内箱113とのシールを確実に行うことで、機密性の高い冷却通路143を有する冷蔵室ダクト140を提供することが可能となる。
さらに、発泡断熱材凸部152と内箱113に設けられた冷蔵室内箱凸部171とで風路圧接部を形成することで、冷蔵室用ダクト140と内箱113とのシールを確実に行うことが可能となり、機密性の高い冷蔵室冷却通路143を有する冷蔵室ダクト140を提供することが可能となる。
尚、冷蔵室用ダクト140の内箱113への押し付け力(圧縮力)付与手段としては、冷蔵室103に設けられた冷蔵室棚121を押し込み固定する構成としても良い。
また、チルド室134を形成する上面仕切り板や縦仕切り板を押し込み固定する構成としても良い。
さらに、冷蔵室背面パネル141の上段ツメ部153および中段ツメ部154にテーパを設け、相手側である内箱113の受け部との間に、押し付け力(圧縮力)が発生する構成としても良い。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫において冷蔵室用ダクトと内箱との取り付け、取り外しを工具なしで、手動で容易に行うことを実現するとともに、機密性の高い冷気通路を実現し、冷蔵室用ダクト内部の清掃性の向上を図ることが可能となるため、同様のダクトを有する他の冷却機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 図1のA−A線断面図 同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクトの斜視図 同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室背面パネルの斜視図 同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクト固定用のプッシュリベットの斜視図 同実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室用ダクト固定用のグロメットリベットの斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の内箱の正面図 従来の冷蔵庫の冷蔵室用ダクトの斜視図
101 冷蔵庫本体
102 断熱箱体
103 冷蔵室
113 内箱
114 外箱
115 発泡断熱材
140 冷蔵室用ダクト
141 冷蔵室背面パネル
142 発泡断熱材
143 冷気通路
152 発泡断熱材凸部
153 上段ツメ部
154 中段ツメ部
160 プッシュリベット
161 プッシュリベット凸部
163 グロメットリベット
164 グロメットリベット凸部
165 グロメットリベット凹部
170 冷蔵室内箱凸部

Claims (8)

  1. 内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体の貯蔵室内に、樹脂製パネルと風路を形成した断熱部材とを備えたダクト部材を取付部材にて前記貯蔵室内壁面に固定するものにおいて、前記取付部材はプッシュリベットとグロメットリベットとからなり、前記グロメットリベットは前記内箱の内部の発泡断熱材に埋設される凸部と前記貯蔵室内に位置する凹部を有する受部とを備え、前記プッシュリベットは前記凹部と嵌合する凸部を備え、前記プッシュリベットを手動で押し付け力を加えながら回転させることで前記プッシュリベットの凸部を前記グロメットリベットの凹部に係止することにより、前記ダクト部材を、工具を用いず貯蔵室内壁面に圧縮力を付与して着脱可能に固定することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ダクト部材は前記貯蔵室内の最上部に形成した冷蔵室の背面に配置する冷蔵室用ダクトとしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記プッシュリベットを回転することで前記プッシュリベットの凸部と前記グロメットリベットの凹部との係止が解除され前記ダクト部材が取り外し可能となることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ダクト部材の内部には、電装部品を搭載せず、前記ダクト部材が独立して着脱可能としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ダクト部材の樹脂製パネル周縁に複数のツメ部を有し、前記ダクト部材の前記貯蔵室内壁面への固定を前記取付部材と前記ツメ部とで行なうことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記ダクト部材は前記貯蔵室内の最上部に形成した冷蔵室の背面に配置する冷蔵室用ダクトとし、前記冷蔵室用ダクト上部の前記内箱への固定を前記冷蔵室背面パネルの上部両サイドに設けられたツメ部と前記冷蔵室用ダクトの取付部材とで行うことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記取付部材は少なくとも前記ダクト部材の中央部近傍に配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記ダクト部材と前記内箱に設けられた凸部とで風路を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2006171132A 2006-06-21 2006-06-21 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP5003029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171132A JP5003029B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171132A JP5003029B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008002732A JP2008002732A (ja) 2008-01-10
JP5003029B2 true JP5003029B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=39007266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006171132A Expired - Fee Related JP5003029B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5003029B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5098669B2 (ja) * 2008-01-25 2012-12-12 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP5228505B2 (ja) * 2008-01-25 2013-07-03 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP4680281B2 (ja) * 2008-05-26 2011-05-11 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP6230235B2 (ja) * 2013-01-15 2017-11-15 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
KR102620150B1 (ko) 2017-02-06 2024-01-03 삼성전자주식회사 냉장고

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527687Y2 (ja) * 1988-01-19 1993-07-15
JP2599732Y2 (ja) * 1993-08-25 1999-09-20 ポップリベット・ファスナー株式会社 解除可能なクリップ
JP3495957B2 (ja) * 1999-09-27 2004-02-09 株式会社東芝 冷凍冷蔵庫
JP2001099565A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Toshiba Corp 冷凍冷蔵庫
JP3603943B2 (ja) * 2000-03-01 2004-12-22 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP2002295948A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Fujitsu General Ltd 電気冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008002732A (ja) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102338471B1 (ko) 냉장고
JP2007064597A (ja) 冷蔵庫
JP5003029B2 (ja) 冷蔵庫
JP6735436B2 (ja) 冷蔵庫
JP4802954B2 (ja) 冷蔵庫
JP4960399B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008069997A (ja) 冷蔵庫
JP6000919B2 (ja) 冷蔵庫
US20110011121A1 (en) Refrigerator having the partition member
JP2007163066A (ja) 冷蔵庫
JP3741140B2 (ja) 冷蔵庫
JP5265237B2 (ja) 冷蔵庫
RU2009148373A (ru) Холодильный аппарат
JP2007057193A (ja) 冷蔵庫
JP3749087B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007064553A (ja) 冷蔵庫
JP4746018B2 (ja) 冷蔵庫
KR100412409B1 (ko) 공간활용을 개선한 김치저장고
KR100651308B1 (ko) 냉장고
KR100376833B1 (ko) 김치저장고의 기계실 커버 체결부 구조
JP2006010167A (ja) 冷蔵庫
JP2007057196A (ja) 冷蔵庫
KR20220115175A (ko) 냉장고
JP2008070022A (ja) 冷蔵庫
JP2008082606A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090417

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5003029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees