JP2001099565A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室に冷気を吹き出すダクトにおいて、ダ
クトを形成するための断熱材を廃止して、冷気の流路抵
抗をなくし、かつ、コスト低減を図るとともに、ダクト
内に配される温度センサをダクト内の冷気から断熱す
る。 【解決手段】 冷蔵室１２を含む冷蔵温度帯の冷蔵ゾー
ン２４が冷凍室１６を含む冷凍温度帯の冷凍ゾーン３２
から分離されて専用の冷蔵用冷却器２０により冷却され
るように構成された冷凍冷蔵庫１０において、冷蔵室１
２の後方に、冷蔵庫の内箱５０と、その前方に配した薄
板状の樹脂成形体よりなるダクト形成部材５６との間で
ダクト３４を形成し、ダクト形成部材５６の後面の一部
に小形の断熱材６３を配し、この断熱材６３の内側に冷
蔵室１２の温度を検知する温度センサ６２を配する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵庫に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の冷凍冷蔵庫は、冷蔵室を含む冷蔵
温度帯の冷蔵ゾーンと、冷凍室を含む冷凍温度帯の冷凍
ゾーンとが、１つの冷却器で冷却されるようになってお
り、そのため、両冷却ゾーンは冷気が互いに循環するよ
うに連通して設けられている。詳細には、冷却器で冷却
された冷気は、冷蔵室の後方に設けられたダクトから冷
蔵室内に吹き出されて循環されるとともに、冷凍室にも
吹き出されて循環されるようになっており、庫内全体が
１つの冷却器で冷却される。

【０００３】このような１つの冷却器で冷蔵室と冷凍室
を冷却する冷凍冷蔵庫では、冷却器の蒸発温度が約−２
７℃と低く、そのため、冷蔵室に冷気を吹き出すための
上記ダクトには−２０℃近くの冷気が流れている。この
ようにダクト内に−２０℃近くの冷気が流れると、ダク
トの冷蔵室側の壁も−２０℃まで冷やされることにな
り、冷蔵室内の温度（約３℃）との温度差と庫内湿度上
昇により表面に結露が発生してしまう。また、冷蔵室扉
の開閉や熱いものの投入により負荷がかかったときにも
結露が発生しやすい。

【０００４】そこで、従来の冷凍冷蔵庫においては、か
かる結露を防止するため、図９，１０に示すように、冷
蔵室１０２の後方ダクト１０３を、冷蔵庫の断熱箱体を
形成する内箱１０１と、この内箱１０１に設けられた凹
部１０４を覆う薄板状の樹脂成形体よりなるダクト形成
部材（ダクトカバー）１０５と、このダクト形成部材１
０５の後面に配された該ダクト形成部材１０５と同等の
大きさを有する発泡スチロール等の断熱材１０７とで形
成している。なお、ダクト形成部材１０５と断熱材１０
７には、冷蔵室１０２内に冷気を吹き出すための複数の
吹出口１０６，１０８が設けられている。

【０００５】これにより、図１０に示すように、ダクト
１０３の冷蔵室１０２側の壁は、ダクト形成部材１０５
と、このダクト形成部材１０５に対して熱を絶縁する断
熱材１０７とで形成されている。そのため、ダクト１０
３内に−２０℃の冷気が流れ込んでも、断熱材１０７に
よりダクト形成部材１０５の表面温度はプラス温度を維
持することができ、結露の発生を防止することができ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダクト構造では、断熱材１０７が抵抗となり冷気流
路が狭くなるという問題がある。また、ダクト１０３を
形成するために、上記のような大きな断熱材１０７とが
必要となるため、製造コストがかかるという問題があ
る。

【０００７】一方、上記断熱材１０７は、単にダクト形
成部材１０５に対する断熱をするだけでなく、図９に示
すように、冷蔵室１０２の温度を検知するための温度セ
ンサ１０９を収納して該温度センサ１０９をダクト１０
３内の冷気から断熱する役割も有している。

【０００８】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、ダクトを形成するための断熱材を廃止して冷気
の流路抵抗をなくし、かつ、コスト低減を図るととも
に、ダクト内に配される温度センサをダクト内の冷気か
ら断熱することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
冷凍冷蔵庫は、冷蔵室を含む冷蔵温度帯の冷蔵ゾーン
と、冷凍室を含む冷凍温度帯の冷凍ゾーンとを備え、こ
れら冷蔵ゾーンと冷凍ゾーンが、それぞれ冷却器を備え
て、冷気が互いに循環しないように分離して設けられた
冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室の後方に、冷蔵用冷却
器で冷却された冷気を冷蔵室内に吹き出すためのダクト
を、冷蔵庫の断熱箱体を形成する内箱と、その前方に配
した薄板状の樹脂成形体よりなるダクト形成部材との間
で形成し、前記ダクト形成部材の後面の一部に断熱材を
配し、この断熱材の内側に冷蔵室の温度を検知する温度
センサを配したものである。

【００１０】この冷凍冷蔵庫では、冷蔵ゾーンが冷凍ゾ
ーンから分離されて専用の冷蔵用冷却器により冷却され
るように構成されているので、この冷蔵用冷却器の蒸発
温度が約−２０℃と従来の冷凍冷蔵用冷却器の蒸発温度
である−２７℃よりも高く、また、冷却器に流入する空
気の温度も冷蔵温度帯の高い温度であるため、冷却器で
冷却されてダクトに送り込まれる冷気の温度は−１０℃
程度と高い。そのため、ダクトの冷蔵室側の壁を、薄板
状の樹脂成形体よりなるダクト形成部材のみで形成して
も、当該壁面に結露が発生しない。従って、上記従来の
ようなダクト形成部材と同等の大きさの断熱材が不要と
なるので、冷気の流路抵抗をなくし、かつ、コスト低減
を図ることができる。また、冷蔵室の温度を検知するた
めの温度センサは、ダクト形成部材の後面の一部に配し
た小形の断熱材の内側に収納することにより、ダクト内
の冷気から断熱することができる。

【００１１】請求項２記載の冷凍冷蔵庫は、請求項１に
おいて、前記断熱材の下端部を先端ほど幅狭く形成した
ことを特徴とする。

【００１２】これにより、ダクト内を流れる冷気流れの
よどみやロスを低減することができる。

【００１３】請求項３記載の冷凍冷蔵庫は、請求項１に
おいて、前記ダクト形成部材に、前記内箱に固定するた
めの固定用突部を後方に突出させて設け、前記断熱材に
この固定用突部が貫通される貫通孔を設けたことを特徴
とする。

【００１４】この場合、ダクト形成部材を内箱に固定す
る際には、その固定用突部を断熱材の貫通孔に通してダ
クト形成部材に断熱材を予め取り付けておいてから、ダ
クト形成部材を内箱に固定する。これにより、断熱材が
ダクト形成部材に対して位置決めされた状態で取り付け
られるので、断熱材の取付けバラツキを抑えて、温度セ
ンサの動作バラツキを低減することができる。

【００１５】請求項４記載の冷凍冷蔵庫は、請求項１に
おいて、前記断熱材の後面にダクト内のリード線が配さ
れる溝を設けたことを特徴とする。

【００１６】この場合、ダクト内を走るリード線を断熱
材の後面に設けた溝内に通して配設することにより、ダ
クト形成部材に設けた冷蔵室内への冷気の吹出口からリ
ード線が見えないように処理することができ、また、ダ
クトの製造性にも優れる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。

【００１８】図１は、本発明の１実施形態に係る冷蔵庫
１０の断面図である。この冷蔵庫１０は、上から冷蔵室
１２、野菜室１４、冷凍室１６を有する冷凍冷蔵庫であ
る。

【００１９】冷蔵室１２と野菜室１４は互いに連通され
て、後方のダクト１８内に配した１組の冷却器２０及び
ファン２２により冷却されるようになっている。すなわ
ち、冷蔵室１２と野菜室１４はダクト１８とともに、１
つの冷却器２０により冷却される冷蔵温度帯の冷蔵ゾー
ン２４を構成している。

【００２０】冷凍室１６は、その後方のダクト２６内に
配した１組の冷却器２８及びファン３０により上記冷蔵
ゾーン２４とは独立して冷却されるようになっている。
すなわち、冷凍室１６は、ダクト２６とともに、上記冷
蔵ゾーン２４よりも低い冷凍温度帯の冷凍ゾーン３２を
構成しており、この冷凍ゾーン３２は、冷蔵ゾーン２４
とは冷気が互いに循環しないように独立して設けられて
いる。

【００２１】冷蔵ゾーン２４のダクト１８は、冷蔵室１
２の後方に設けられた第１ダクト３４と、野菜室１４の
後方に設けられた第２ダクト３６と、第１ダクト３４の
上端から冷蔵室１２の天井面に沿って前方に延びる天井
ダクト３８とよりなる。そして、第２ダクト３６内に冷
却器２０及びファン２２が配され、この冷却器２０で冷
却された冷気がファン２２によりその上方の第１ダクト
３４に送り込まれ、該第１ダクト３４の複数の吹出口４
０から冷蔵室１２内に冷気が吹き出されるようになって
いる。また、第１ダクト３４に送り込まれた冷気は、天
井ダクト３８前端の吹出口４２からも冷蔵室１２内に吹
き出されるようになっている。

【００２２】なお、図１において、符号４４は冷蔵庫１
０の本体を構成する断熱箱体を、符号４６は圧縮機をそ
れぞれ示している。

【００２３】ここで、図２〜８に基づいて、冷蔵室１２
後方の第１ダクト３４の構造について説明する。

【００２４】断熱箱体４４は、金属製の外箱４８と、合
成樹脂製の内箱５０と、両者の間に充填された断熱材５
２とよりなり、内箱５０における冷蔵室１２の後面に相
当する箇所に、図２に示すように、第１ダクト３４を形
成するための凹部５４が設けられている。この凹部５４
には、前方から、薄板状の合成樹脂成形体よりなるダク
ト形成部材（ダクトカバー）５６が被せられており、こ
れにより内箱５０とダクト形成部材５６との間に第１ダ
クト３４が形成されている。

【００２５】ダクト形成部材５６は、第１ダクト３４の
前壁、即ち冷蔵室１２側の壁をなしており、第１ダクト
３４と冷蔵室１２の室内空間との間を仕切っている。そ
して、このダクト形成部材５６に上記吹出口４０が設け
られている。

【００２６】図３に示すように、ダクト形成部材５６に
は、固定用突部５７が後方に突出させて設けられてお
り、この突部５７をネジ５８で内箱５０に固定すること
によりダクト形成部材５６は内箱５０に取り付けられる
ようになっている。

【００２７】図２に示すように、ダクト形成部材５６の
後面には、冷蔵室１２の温度を検知するための温度セン
サ６２と、この温度センサ６２を第１ダクト３４内の冷
気から断熱するために取り囲む温度センサ固定用の断熱
材６３とが配される。

【００２８】この断熱材６３は、ダクト形成部材５６の
後面の一部に取り付けられている。断熱材６３は、温度
センサ６２を取り囲んでダクト３４内の冷気から断熱し
得る程度の大きさを有し、ダクト形成部材５６よりも十
分に小さく形成されている。すなわち、断熱材６３の配
設領域はダクト形成部材５６の後面に対して十分小さく
設定されている。

【００２９】断熱材６３の前面には、温度センサ６２を
収納するための凹部６３ａが形成されている。温度セン
サ６２は、この凹部６３ａ内に収納することで断熱材６
３の内側に配される。詳細には、温度センサ６２は、図
５に示すように、この凹部６３ａ内で、支持部材６９に
より支持固定されている。

【００３０】図４に示すように、断熱材６３は、上下方
向が幅方向に比べて長く、かつ、その下端部７０が先端
ほど幅狭く形成されている。これにより、断熱材６３
は、全体として流線形状に形成されている。

【００３１】図５に示すように、断熱材６３の前面に
は、凹部６３ａの周囲を取り囲むように、ソフトテープ
よりなるシール材７１が貼り付けられており、断熱材６
３は、このシール材７１を介してダクト形成部材５６の
後面に取り付けられている。

【００３２】また、断熱材６３の上部には、ダクト形成
部材５６の固定用突部５７が貫通される貫通孔７２が形
成されている。ダクト形成部材５６を内箱５０に固定す
る際には、図６に示すように、固定用突部５７を断熱材
６３の貫通孔７２に通してダクト形成部材５６に断熱材
６３を予め取り付けておいてから、ダクト形成部材５６
を内箱５０にネジ５８で固定すればよい。

【００３３】図３，６に示すように、ダクト形成部材５
６の後面には、断熱材６３を支持するリブ６６が立設さ
れている。このリブ６６は、断熱材６３の先細の下端部
７０を受け止めるように当該下端部に沿う略Ｖ字状に立
設されている。断熱材６３は、上記貫通孔７２への固定
用突部５７の貫通と、このリブ６６とによって、ダクト
形成部材５６の後面に正確に位置決めした状態に取り付
けられる。

【００３４】図４に示すように、断熱材６３の後面に
は、第１ダクト３４内を走るリード線６４が配される溝
７４が、上下方向に貫通して設けられている。この溝７
４は、詳細には、図７に示すように、冷蔵室１２の天井
面に取り付けられる庫内灯（不図示）に配線するための
庫内灯用リード線６４ｂを処理するためのものである。

【００３５】図７に示すように、ダクト形成部材５６の
下部の引き込み部７８から第１ダクト３４内に引き込ま
れたリード線６４は、ダクト形成部材５６の後面にテー
プ７６で固定されながら、第１ダクト３４の幅方向中央
部を上方に向かって伸び、一方のリード線６４ａは、断
熱材６３の底部から内側の凹部６３ａ内に引き込まれて
温度センサ６２に接続されている（図５参照）。もう一
方のリード線６４ｂは、断熱材６３の上記溝７４内を通
って、天井ダクト３８に至るようになっている。溝７４
に配されたリード線６４ｂは、テープ７６で溝７４から
出ないように固定されている。

【００３６】なお、図３に示すように、天井ダクト３８
も薄板状の樹脂成形体よりなるダクト形成部材６８を内
箱５０の天井面に被せることで形成されている。

【００３７】本実施形態の冷蔵庫１０においては、圧縮
機４６から供給される冷媒を弁等の切替手段により冷蔵
用冷却器２０と冷凍用冷却器２８とに交互に供給するこ
とによって、各冷却ゾーン２４，３２を所定の温度帯に
冷却する。このように冷蔵ゾーン２４を専用の冷却器２
０で冷却するので、冷蔵用冷却器２０の蒸発温度が約−
２０℃と従来の冷凍冷蔵用冷却器の蒸発温度である−２
７℃よりも高く、また、冷却器２０に流入する空気温度
も冷蔵温度帯の高い温度であるため、冷却器２０で冷却
されて第１ダクト３４に送り込まれる冷気温度が−１０
℃程度と上記従来の場合に比べて十分に高い。そのた
め、この冷蔵庫１０では、第１ダクト３４の冷蔵室１２
側の壁をダクト形成部材５６のみで形成しても、ダクト
形成部材５６の前面の温度が露点温度以下にならず、よ
って、当該前面に結露が発生しない。

【００３８】この実施形態の冷蔵庫１０によれば、第１
ダクト３４の冷蔵室１２側の壁をダクト形成部材５６の
みで形成しているので、冷気の流路抵抗をなくし、コス
ト低減を図ることができる。また、温度センサ６２は、
専用の小形の断熱材６３で断熱されているので、第１ダ
クト３４を流れる冷気の影響を遮断することができる。

【００３９】また、断熱材６３の下端部７０が先端ほど
幅狭く形成されているので、図８に示すように、断熱材
６３の周りを上方に向かって流れる冷気は、断熱材６３
の下端部７０で左右に分流されて、断熱材６３の外形形
状に沿ってスムーズに流れる。そのため、第１ダクト３
４内を流れる冷気流れのよどみやロスを低減することが
できる。

【００４０】また、ダクト形成部材５６の固定用突部５
７が貫通される貫通孔７２を断熱材６３に設けたので、
ダクト形成部材５６に対する断熱材６３の取付けバラツ
キを抑えて、温度センサ６２の動作バラツキを低減する
ことができる。

【００４１】さらに、第１ダクト３４内を走るリード線
６４ｂを断熱材６３の後面に設けた溝７４内に通して配
設したことにより、リード線６４ｂをダクト形成部材５
６の吹出口４０から見えないように処理することができ
る。なお、このような溝７４は、庫内灯用リード線に限
らず、ダクト３４内を走る種々のリード線を処理するた
めに設けることができる。

【００４２】

【発明の効果】本発明の請求項１の冷凍冷蔵庫によれ
ば、冷蔵室の後方ダクトに、ダクト形成部材と同等の大
きさの断熱材を設ける代わりに、温度センサを収納する
小形の断熱材を設けたので、冷気の流路抵抗をなくし、
コスト低減を図るとともに、温度センサの断熱も行うこ
とができる。

【００４３】請求項２記載の冷凍冷蔵庫によれば、さら
に、ダクト内を流れる冷気流れのよどみやロスを低減す
ることができる。

【００４４】請求項３記載の冷凍冷蔵庫によれば、さら
に、温度センサを固定する断熱材の取付けバラツキを抑
えて、温度センサの動作バラツキを低減することができ
る。

【００４５】請求項４記載の冷凍冷蔵庫によれば、さら
に、ダクト内を走るリード線が冷蔵室内から見えないよ
うに処理することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施形態に係る冷蔵庫の断面図であ
る。

【図２】該冷蔵庫における冷蔵室のダクト構造を示す分
解斜視図である。

【図３】該ダクト構造を示す縦断面図である。

【図４】該ダクト内に配する温度センサ固定用の断熱材
の斜視図である。

【図５】該断熱材の前面を示す斜視図である。

【図６】該断熱材をダクト形成部材に取り付ける状態を
示す斜視図である。

【図７】該ダクト形成部材の後面図である。

【図８】冷気の流れを示すダクト形成部材の後面斜視図
である。

【図９】従来の冷蔵室のダクト構造を示す分解斜視図で
ある。

【図１０】従来の冷蔵室のダクト構造を示す縦断面図で
ある。

【符号の説明】

１０……冷蔵庫 １２……冷蔵室 ２０……冷蔵用冷却器 ２４……冷蔵ゾーン ３２……冷凍ゾーン ３４……第１ダクト ５０……内箱 ５６……ダクト形成部材 ５７……固定用突部 ６２……温度センサ ６３……断熱材 ６４……リード線 ７０……下端部 ７２……貫通孔 ７４……溝

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】冷蔵室を含む冷蔵温度帯の冷蔵ゾーンと、
   冷凍室を含む冷凍温度帯の冷凍ゾーンとを備え、これら
   冷蔵ゾーンと冷凍ゾーンが、それぞれ冷却器を備えて、
   冷気が互いに循環しないように分離して設けられた冷凍
   冷蔵庫において、 前記冷蔵室の後方に、冷蔵用冷却器で冷却された冷気を
   冷蔵室内に吹き出すためのダクトを、冷蔵庫の断熱箱体
   を形成する内箱と、その前方に配した薄板状の樹脂成形
   体よりなるダクト形成部材との間で形成し、 前記ダクト形成部材の後面の一部に断熱材を配し、この
   断熱材の内側に冷蔵室の温度を検知する温度センサを配
   したことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
2. 【請求項２】前記断熱材の下端部を先端ほど幅狭く形成
   したことを特徴とする請求項１記載の冷凍冷蔵庫。
3. 【請求項３】前記ダクト形成部材に、前記内箱に固定す
   るための固定用突部を後方に突出させて設け、 前記断熱材にこの固定用突部が貫通される貫通孔を設け
   たことを特徴とする請求項１記載の冷凍冷蔵庫。
4. 【請求項４】前記断熱材の後面にダクト内のリード線が
   配される溝を設けたことを特徴とする請求項１記載の冷
   凍冷蔵庫。