JP2012237520A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却効率が高い冷蔵庫および運転方法を提供する。
【解決手段】第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室を冷却する冷気を熱交換する冷却器と、この冷却器を配置する冷却器収納室と、冷却器で熱交換した冷気を第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室へ送風する送風機と、第一の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第一の冷気戻り口と、第二の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第二の冷気戻り口と、冷却器の下方に設けられて該冷却器に着いた霜を溶かす除霜ヒータと、この除霜ヒータの上方に設けられて冷却器の霜を溶かした除霜水が除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバーと、を備え、第一の冷気戻り口から戻る第一戻り冷気は除霜ヒータカバーの下方を通って冷却器背面部を通り、第二の冷気戻り口から戻る第二戻り冷気は除霜ヒータカバーの上方を通って冷却器前面部を通るように、除霜ヒータカバーを配置した。
【選択図】 図7
【解決手段】第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室を冷却する冷気を熱交換する冷却器と、この冷却器を配置する冷却器収納室と、冷却器で熱交換した冷気を第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室へ送風する送風機と、第一の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第一の冷気戻り口と、第二の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第二の冷気戻り口と、冷却器の下方に設けられて該冷却器に着いた霜を溶かす除霜ヒータと、この除霜ヒータの上方に設けられて冷却器の霜を溶かした除霜水が除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバーと、を備え、第一の冷気戻り口から戻る第一戻り冷気は除霜ヒータカバーの下方を通って冷却器背面部を通り、第二の冷気戻り口から戻る第二戻り冷気は除霜ヒータカバーの上方を通って冷却器前面部を通るように、除霜ヒータカバーを配置した。
【選択図】 図7
Description
この発明は、冷蔵庫に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特開2005−201523号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、冷蔵庫の冷凍室あるいは冷蔵室内の戻り冷気を冷却する冷却器と、前記冷却器と除霜水を排水するためのトイとの間に設置された、前記冷却器を除霜時に加熱するガラス管除霜ヒータと、前記ガラス管除霜ヒータと前記冷却器の間に、冷却時に前記冷却器を流通する空気の流れを妨げず、かつ除霜時に前記冷却器から除霜水が滴下された時、除霜水が前記ガラス管除霜ヒータに直接かからないようにしたヒータ天井カバーを設置する技術が公開されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、貯蔵室を冷却した戻り冷気がヒータ天井カバーの開口を通り冷却器に戻るため、冷却器の着霜が集中し、冷却効率が落ちるおそれがある。
本発明は上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり,冷却効率が高い冷蔵庫を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。その一例としては、冷蔵庫に区画された第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室と、前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室を冷却する冷気を熱交換する冷却器と、前記冷却器を配置する冷却器収納室と、前記冷却器で熱交換した冷気を前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室へ送風する送風機と、前記第一の貯蔵室を冷却した冷気を前記冷却器収納室に戻す第一の冷気戻り口と、前記第二の貯蔵室を冷却した冷気を前記冷却器収納室に戻す第二の冷気戻り口と、前記冷却器の下方に設けられて該冷却器に着いた霜を溶かす除霜ヒータと、前記除霜ヒータの上方に設けられて前記冷却器の霜を溶かした除霜水が前記除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバーと、を備え、前記第一の冷気戻り口から戻る第一戻り冷気は前記除霜ヒータカバーの下方を通って前記冷却器背面部を通り、前記第二の冷気戻り口から戻る第二戻り冷気は前記除霜ヒータカバーの上方を通って前記冷却器前面部を通るように、前記除霜ヒータカバーを配置した。
本発明によれば、冷却効率が高い冷蔵庫を得ることができる。
(第一の実施形態)
(冷蔵庫の全体構造)
本発明に係る冷蔵庫の実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の冷蔵庫の正面図である。図2は、図1におけるA−A縦断面図である。図3は、冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す図である。
(冷蔵庫の全体構造)
本発明に係る冷蔵庫の実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の冷蔵庫の正面図である。図2は、図1におけるA−A縦断面図である。図3は、冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す図である。
図1に示すように、冷蔵庫1の上部から、冷蔵室2,左右に配置された製氷室3及び上段冷凍室4,下段冷凍室5、及び野菜室6を有する。冷蔵室2の前方開口には、左右に分割された観音開き式(フレンチ扉)である冷蔵室扉2a,2aを有する。製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5、及び野菜室6の前方開口には、それぞれ引き出し式の製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5a、及び野菜室扉6aを備えている。
図2に示すように、外箱45と内箱46との間に発泡断熱材(発泡ポリウレタン)が充填発泡され、断熱箱体10が形成される。これにより、冷蔵庫1の内外は、断熱的に隔てられている。また、外箱45と内箱46との間には、複数の真空断熱材25が実装されている。なお、図2では、真空断熱材25を冷蔵庫1の後部に設けているが、上部や底部に設けることで、さらに断熱性能を向上できる。
冷蔵室2と、上段冷凍室4及び製氷室3(図1参照、図2中で製氷室3は図示されていない)とは、断熱仕切り壁28によって上下に断熱的に区画されている。なお、断熱仕切り壁28には、真空断熱材25が設けられる。これにより、冷蔵温度帯である冷蔵室2と、冷凍温度帯である上段冷凍室4及び製氷室3とにおける、断熱性能を向上させ、各貯蔵室の冷却効率を向上させることができる。また、下段冷凍室5と野菜室6とは、断熱仕切り壁29によって断熱的に隔てられる。
冷蔵室扉2aの庫内側には、貯蔵容器である扉ポケット32が上下に複数備えられている。また、冷蔵室2には、複数の棚36が縦方向に設けられ、複数の貯蔵スペースに区画されている。
製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5、及び野菜室6には、製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5a、及び野菜室扉6aとそれぞれ一体に引き出される収納容器3b(図示せず),4b,5b,6bが設けられている。
図2及び図3に示すように、冷却器7は、下段冷凍室5の後方に設けられた冷却器室8に設けられる。冷却器7の上方投影位置には、庫内送風機9が設けられる。庫内送風機9によって、冷却器7と熱交換して冷やされた空気(以下、冷気と称する)が、冷蔵室送風ダクト11,上段冷凍室送風ダクト12,下段冷凍室送風ダクト13、及び製氷室送風ダクト(図示せず)を介して、冷蔵室2,上段冷凍室4,下段冷凍室5、および製氷室3へと送風される。なお、各送風ダクトは、図3に破線で示すように冷蔵庫1の各室の後方に設けられている。
また、各貯蔵室への冷気の送風量は、冷蔵室ダンパ20,冷凍室ダンパ50の開閉により制御される。冷蔵室ダンパ20が開状態の場合、冷却器7で熱交換された冷気は、庫内送風機9により冷蔵室送風ダクト11を経て、吹き出し口2cからそれぞれ冷蔵室に送風される。冷蔵室2を冷却した冷気は、冷蔵室2の後部下方に設けられた戻り口2dから冷蔵室冷気戻りダクト16を経て、吹き出し口6cから野菜室6に送風される。野菜室6からの戻り空気は、野菜室冷気戻りダクト61を経て、冷却器室8の下部の野菜室冷気戻り口62を介し、冷却器室8に戻る。
一方、冷凍室ダンパ50が開状態の場合、製氷室送風ダクト(図示せず),上段冷凍室送風ダクト12、及び下段冷凍室送風ダクト13を経て、吹き出し口3c,4c,5cからそれぞれ製氷室3,上段冷凍室4、及び下段冷凍室5へ送風される。製氷室3,上段冷凍室4、及び下段冷凍室5を冷却した冷気は、下段冷凍室5の後部下方に設けられた冷凍室冷気戻り口17を介して、冷却器室8に戻る。
冷蔵庫1の下部後方には、機械室19が設けられている。機械室19には、圧縮機24及び図示しない凝縮器,ドライヤが収納されており、図示しない庫外送風機によって、圧縮機24及び凝縮器に通風され、それぞれの運転によって生じた発熱を取り除く。
冷蔵庫1の上部後方には、制御基板31が配置されている。制御基盤31に予め搭載されたプログラムによって、圧縮機24のオン/オフ制御及び回転速度制御,冷蔵室ダンパ20及び冷凍室ダンパ50の制御,庫内送風機9のオン/オフ制御及び回転速度制御,庫外送風機のオン/オフ制御及び回転速度制御等が行われる。
冷却器7及びその周辺の冷却器室8の壁等に付着した霜は、冷却器7の下方に設置された除霜ヒータ22によって除霜される。除霜によって霜が融解して生じた除霜水は、冷却器室8の下部に備えられた樋23に滴下してから、排水管27を介して機械室19の圧縮機24の上方に配置された蒸発皿21に貯留する。これにより、圧縮機24や図示しない凝縮器からの発熱と、図示しない庫外送風機による通風によって蒸発気化される。
なお、本実施の形態では、冷媒としてイソブタンを用い、冷媒封入量は約88gと少量にしている。
(冷却器の周辺構造)
次に、本実施形態の冷蔵庫1の冷却器7の周辺構造について、図4から図6を参照しながら説明する。図4は、冷却器7周辺部分の正面図、図5は、冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。図6は、除霜ヒータの斜視図である。
次に、本実施形態の冷蔵庫1の冷却器7の周辺構造について、図4から図6を参照しながら説明する。図4は、冷却器7周辺部分の正面図、図5は、冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。図6は、除霜ヒータの斜視図である。
図4中に矢印で示すように、冷蔵室2からの戻り冷気は、冷蔵室冷気戻りダクト16を経て、吹き出し口6cから野菜室6に流入する。図5中に矢印で示すように野菜室6からの戻り空気は、野菜室冷気戻りダクト61を経て、冷却器室8の下部の野菜室冷気戻り口62を介し、冷却器室8に戻る。換言すると、冷蔵室2からの戻り冷気により野菜室6を冷却し、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は、冷却器7の下方に流入するように、野菜室戻り冷気戻り口62が設けられている。
また、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、冷却器室8の下方前部に設けられた冷凍室冷気戻り口17を介して、冷却器室8に流入する。換言すると、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、冷却器7の下方に流入するように、冷凍室冷気戻り口17が設けられている。
冷却器7の左側上部には、冷却器温度センサ18が備えられている。除霜運転は、除霜ヒータ22に通電(本実施形態の除霜ヒータ22の出力は160W)することにより行われる。なお、除霜ヒータ22は、図6に示すように、ガラス管22cと、ガラス管22c内に内蔵されたヒータ線(図示せず)と、ガラス管の外周に接しない近傍、又は近接するように螺旋状に配設される放熱フィン22b、及び、除霜水がガラス管22cに滴下することを防止するために設けられる除霜ヒータカバー22aを有する。除霜運転の完了は、冷却器温度センサ18により判定される。
図7は、第一の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。第一の実施形態の冷蔵庫1では、図7に示すように前側に延伸した除霜ヒータカバー22aが除霜ヒータ22上部に備えられており、この延伸した除霜ヒータカバー22aの下端は野菜室冷気戻り口62上面に近づけた状態で配置している。これにより、除霜ヒータカバー22aの前側の風路寸法W1(本実施形態ではW1=10mm。)より、除霜ヒータカバー22aの後側の風路寸法W2(本実施形態ではW2=20mm)の方が大きくなっている。
したがって、図7中に矢印で示すように、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22aの下方を除霜ヒータカバー22aに沿って、冷却器7後方に流入する。これに対し、冷凍室冷気戻り口17は除霜ヒータカバー22aの上部に配置されているため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22aの上方を通り冷却器7前方に流入する。
冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は冷却器7後方に流入するため、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7後方より成長する。また、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気が冷却器7前方に流入するため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7前方から成長する。このため、冷却器7の着霜を均一にすることができ、高い冷却効率を持続させることができる。
(第二の実施形態)
次に、本発明に係る冷蔵庫の第二の実施形態を,図8から図10を参照しながら説明する。図8は、第二の実施形態における冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す図である。なお、第一実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る冷蔵庫の第二の実施形態を,図8から図10を参照しながら説明する。図8は、第二の実施形態における冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す図である。なお、第一実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図2及び図8に示すように、冷却器7は、下段冷凍室5の後方に設けられた冷却器室8に設けられる。冷却器7の上方投影位置には、庫内送風機9が設けられる。庫内送風機9によって、冷却器7と熱交換して冷やされた空気(以下、「冷気」と称する)が、冷蔵室送風ダクト11,野菜室送風ダクト14(図8参照),上段冷凍室送風ダクト12,下段冷凍室送風ダクト13、及び製氷室送風ダクト(図示せず)を介して、冷蔵室2,野菜室6,上段冷凍室4,下段冷凍室5、および製氷室3へと送風される。なお、各送風ダクトは、図8に破線で示すように冷蔵庫1の各室の後方に設けられている。
また、各貯蔵室への冷気の送風量は、冷蔵室ダンパ20,冷凍室ダンパ50,野菜室ダンパ51の開閉により制御される。冷蔵室ダンパ20が開状態の場合、冷却器7で熱交換された冷気は、庫内送風機9により冷蔵室送風ダクト11を経て、吹き出し口2cからそれぞれ冷蔵室2に送風される。冷蔵室2を冷却した冷気は、冷蔵室2の後部下方に設けられた戻り口2dから冷蔵室冷気戻りダクト16を経て、冷却器室8の正面から見て、右側下部に戻される。
一方、冷凍室ダンパ50が開状態の場合、製氷室送風ダクト(図示せず),上段冷凍室送風ダクト12、及び下段冷凍室送風ダクト13を経て、吹き出し口3c,4c,5cからそれぞれ製氷室3,上段冷凍室4、及び下段冷凍室5へ送風される。製氷室3,上段冷凍室4、及び下段冷凍室5を冷却した冷気は、下段冷凍室5の後部下方に設けられた冷凍室冷気戻り口17を介して、冷却器室8に戻る。
さらに、野菜室ダンパ51が開状態の場合、野菜室送風ダクト14(図8参照)を経て、吹き出し口6cから野菜室6に送風される。野菜室6からの戻り空気は、野菜室冷気戻りダクト61を経て、冷却器室8の下部の野菜室冷気戻り口62を介し、冷却器室8に戻される。
図9は、第二の実施形態における冷却器7周辺部分の正面図である。図9中に矢印で示すように、冷蔵室2からの戻り冷気は、冷蔵室冷気戻りダクト16を経て、冷却器室8の正面から見て右側下部に流入する。換言すると、冷蔵室2からの戻り冷気は、冷却器7の下方に流入するように、冷蔵室冷気戻りダクト16が設けられている。
図10は、第二の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。第二の実施形態の冷蔵庫1では、図10に示すように前側に延伸した除霜ヒータカバー22aが除霜ヒータ22上部に備えられており、この延伸した除霜ヒータカバー22aの下端は野菜室冷気戻り口62下面に近づけた状態で配置している。これにより、除霜ヒータカバー22aの前側の風路寸法W1(本実施形態ではW1=10mm)より、除霜ヒータカバー22aの後側の風路寸法W2(本実施形態ではW2=20mm)の方が大きくなっている。
したがって、図10中に矢印で示すように、冷蔵室2を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22aの下方を除霜ヒータカバー22aに沿って、冷却器7後方に流入する。これに対し、野菜室冷気戻り口62は、除霜ヒータカバー22aの上部に配置されているため、野菜室6を冷却した戻り冷気は除霜ヒータカバー22aの上方を通り冷却器7前方に流入する。また、冷凍室冷気戻り口17も同様に除霜ヒータカバー22aの上部に配置されているため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22aの上方を通り冷却器7前方に流入する。
冷蔵室2を冷却した戻り冷気は冷却器7後方に流入するため、冷蔵室2を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7後方より成長する。また、野菜室6を冷却した戻り冷気と製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気が冷却器7前方に流入するため、野菜室6を冷却した戻り冷気と製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7前方より成長する。このため、冷却器7の着霜を均一にすることができ、高い冷却効率を持続させることができる。
(第三の実施形態)
次に、本発明に係る冷蔵庫の第三の実施形態を、図11を参照しながら説明する。図11は、第三の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。なお、第一の実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る冷蔵庫の第三の実施形態を、図11を参照しながら説明する。図11は、第三の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。なお、第一の実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第三の実施形態の冷蔵庫1では、図11に示すように冷凍室冷気戻り口17と、野菜室冷気戻り口62の間に設けて冷気の流れを制御する風向制御部材22dと、除霜水が除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバー22aが除霜ヒータ22上部に備えられている。これにより、除霜ヒータカバー22aの前側の風路寸法W1(本実施形態ではW1=10mm)より、除霜ヒータカバー22aの後側の風路寸法W2(本実施形態ではW2=20mm)の方が大きくなっている。
なお、W1は風向制御部材22d先端と除霜ヒータカバー22a先端との間の距離である。
したがって、図11中に矢印で示すように、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は、風向制御を行う風向制御部材22dにより除霜ヒータカバー22aの下方に導かれ、除霜ヒータカバー22aに沿って、冷却器7後方に流入する。これに対し、冷凍室冷気戻り口17は風向制御部材22dの上部に配置されているため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、風向制御を行う風向制御部材22dにより除霜ヒータカバー22aの上方に導かれ、冷却器7前方に流入する。
冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は冷却器7後方に流入するため、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7後方より成長する。また、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気が冷却器7前方に流入するため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7前方より成長する。このため、冷却器7の着霜を均一にすることができ、高い冷却効率を持続させることができる。
(第四の実施形態)
次に、本発明に係る冷蔵庫の第四の実施形態を、図12を参照しながら説明する。図12は、第三の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。なお、第一の実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る冷蔵庫の第四の実施形態を、図12を参照しながら説明する。図12は、第三の実施形態を示す冷蔵庫の冷却器周辺部分の縦断面図である。なお、第一の実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第四の実施形態の冷蔵庫1では、図12に示すように除霜ヒータ22中心直上にカバー開口22eを有した除霜ヒータカバー22f,22gが、除霜ヒータ22上部に備えられている。除霜ヒータカバー22fは冷蔵庫前面側に設けられ、除霜ヒータカバー22fの下端は野菜室冷気戻り口62上面に近づけた状態、上端は除霜ヒータ22中心直上より冷蔵庫背面側に配置されている。
また、除霜ヒータカバー22gは、除霜ヒータカバー22fと間隔をあけて冷蔵庫背面側に設けられている。除霜ヒータカバー22gの上端は除霜ヒータカバー22fの下方投影領域内に配置している。これにより、除霜ヒータカバー22eの前側の風路寸法W1(本実施形態ではW1=10mm)より、除霜ヒータカバー22gの後側の風路寸法W2(本実施形態ではW2=20mm)とカバー開口22eの風路寸法W3(本実施形態ではW3=10mm)との合計の方が大きくなっている。なお、除霜ヒータカバー22g,22fは、W3を隔てて一部を接続した一体構造としてもよいが、別体とした構造としてもよい。
したがって、図12中に矢印で示すように、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22fの下方を除霜ヒータカバー22fに沿って、カバー開口22eと除霜ヒータカバー22fの下端を通り、冷却器7後方に流入する。これに対し、冷凍室冷気戻り口17は除霜ヒータカバー22aの上部に配置されているため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気は、除霜ヒータカバー22fの上方を通り冷却器7前方に流入する。
冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気は冷却器7後方に流入するため、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7後方より成長する。また、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気が冷却器7前方に流入するため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7前方より成長する。このため、冷却器7の着霜を均一にすることができ、高い冷却効率を持続させることができる。
以上の各実施例で説明した構成によれば、以下の効果を奏することができる。
まず、冷蔵庫に区画された第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室と、この第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室を冷却する冷気を熱交換する冷却器と、この冷却器を配置する冷却器収納室と、冷却器で熱交換した冷気を第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室へ送風する送風機と、第一の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第一の冷気戻り口と、第二の貯蔵室を冷却した冷気を冷却器収納室に戻す第二の冷気戻り口と、冷却器の下方に設けられてこの冷却器に着いた霜を溶かす除霜ヒータと、この除霜ヒータの上方に設けられて冷却器の霜を溶かした除霜水が除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバーと、を備え、第一の冷気戻り口から戻る第一戻り冷気は除霜ヒータカバーの下方を通って冷却器背面部を通り、第二の冷気戻り口から戻る第二戻り冷気は前記除霜ヒータカバーの上方を通って冷却器前面部を通るように、除霜ヒータカバーを配置した。
これにより、冷却器の着霜を均一にすることができ、高い冷却効率を持続させることができる。
また、第一の冷気戻り口の上縁と除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、除霜ヒータカバー後縁と冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくした。
また、第一の冷気戻り口の下縁と除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、ヒータカバー後縁と冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくした。
また、第一の冷気戻り口と第二の冷気戻り口とを分ける位置に設けられて、冷気の流れを制御する風向制御部材を有し、風向制御部材の先端と除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、ヒータカバー後縁と冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくした。
さらに、除霜ヒータカバーは、除霜ヒータの上方位置にカバー開口が形成されて、除霜ヒータカバーの下方を通る冷気が該カバー開口から前記冷却器に流れる。
さらに、除霜ヒータカバーは、冷蔵庫前面側の下端が前記第一の冷気戻り口上縁に近づくように配置した第一のカバーと、第一のカバーと間隔をあけて該第一のカバーの後方に設けられた第二のカバーと、を備え、第二のカバーの一端は前記第一のカバーの下方投影領域内に配置した。
さらに、第一の冷気戻り口の上縁と除霜ヒータカバーの前縁との間の距離、及びヒータカバー後縁と冷却器収納室の背面壁との間の距離の合計よりも、カバー開口の距離を大きくした。
これらの構成により、第一戻り冷気(例えば、冷蔵室2と野菜室6を冷却した戻り冷気)は、冷却器7後方に流入して、着霜は冷却器7後方より成長する。一方、第二戻り冷気(例えば、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気)は、冷却器7前方に流入する。そのため、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5を冷却した戻り冷気による着霜は冷却器7前方から成長して、冷却器の着霜を均一にすることができる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
2 冷蔵室
7 冷却器
14 野菜室送風ダクト
16 冷蔵室冷気戻りダクト
17 冷凍室冷気戻り口
20 冷蔵室ダンパ
22 除霜ヒータ
22a 除霜ヒータカバー
22d 風向制御部材
22e カバー開口
50 冷凍室ダンパ
51 野菜室ダンパ
61 野菜室冷気戻りダクト
62 野菜室冷気戻り口
7 冷却器
14 野菜室送風ダクト
16 冷蔵室冷気戻りダクト
17 冷凍室冷気戻り口
20 冷蔵室ダンパ
22 除霜ヒータ
22a 除霜ヒータカバー
22d 風向制御部材
22e カバー開口
50 冷凍室ダンパ
51 野菜室ダンパ
61 野菜室冷気戻りダクト
62 野菜室冷気戻り口
Claims (7)
- 冷蔵庫に区画された第一の貯蔵室及び第二の貯蔵室と、
前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室を冷却する冷気を熱交換する冷却器と、
前記冷却器を配置する冷却器収納室と、
前記冷却器で熱交換した冷気を前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室へ送風する送風機と、
前記第一の貯蔵室を冷却した冷気を前記冷却器収納室に戻す第一の冷気戻り口と、
前記第二の貯蔵室を冷却した冷気を前記冷却器収納室に戻す第二の冷気戻り口と、
前記冷却器の下方に設けられて該冷却器に着いた霜を溶かす除霜ヒータと、
前記除霜ヒータの上方に設けられて前記冷却器の霜を溶かした除霜水が前記除霜ヒータに直接滴下しないようにカバーする除霜ヒータカバーと、を備え、
前記第一の冷気戻り口から戻る第一戻り冷気は前記除霜ヒータカバーの下方を通って前記冷却器背面部を通り、
前記第二の冷気戻り口から戻る第二戻り冷気は前記除霜ヒータカバーの上方を通って前記冷却器前面部を通るように、前記除霜ヒータカバーを配置したことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記第一の冷気戻り口の上縁と前記除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、前記除霜ヒータカバー後縁と前記冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくしたことを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記第一の冷気戻り口の下縁と前記除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、前記ヒータカバー後縁と前記冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくしたことを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記第一の冷気戻り口と前記第二の冷気戻り口とを分ける位置に設けられて、冷気の流れを制御する風向制御部材を有し、
前記風向制御部材の先端と前記除霜ヒータカバーの前縁との間の距離よりも、前記ヒータカバー後縁と前記冷却器収納室の背面壁との間の距離を大きくしたことを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記除霜ヒータカバーは、前記除霜ヒータの上方位置にカバー開口が形成されて、前記除霜ヒータカバーの下方を通る冷気が該カバー開口から前記冷却器に流れることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記除霜ヒータカバーは、冷蔵庫前面側の下端が前記第一の冷気戻り口上縁に近づくように配置した第一のカバーと、前記第一のカバーと間隔をあけて該第一のカバーの後方に設けられた第二のカバーと、を備え、前記第二のカバーの一端は前記第一のカバーの下方投影領域内に配置したことを特徴とする、請求項5に記載の冷蔵庫。
- 前記第一の冷気戻り口の上縁と前記除霜ヒータカバーの前縁との間の距離、及び前記ヒータカバー後縁と前記冷却器収納室の背面壁との間の距離の合計よりも、前記カバー開口の距離を大きくしたことを特徴とする、請求項5又は6に記載の冷蔵庫。
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-
2011
- 2011-05-13 JP JP2011107773A patent/JP2012237520A/ja not_active Withdrawn
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