JP2020112723A - クリーニング装置及びカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で封止性能の高いシール構成を備えたクリーニング装置を提供する。【解決手段】回転可能な像担持体と、これに当接するクリーニング部材74及びシート部材90の長手方向端部をシールする端部シール部材80を備え、前記シート部材を両面テープ95によって枠体62に接着するために前記枠体に形成されたシート座面690と、前記シート座面から突出して形成され、前記端部シール部材と当接して前記枠体と前記端部シール部材の隙間を封止する封止リブ670と、を有し、前記封止リブ670は、前記シート座面の前記クリーニング部材に近い側の端部よりも前記像担持体の回転方向の上流において前記端部シール部材と当接し、前記両面テープは、前記凸部に当接している。【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤を担持する像担持体をクリーニングするクリーニング装置及びこのクリーニング装置を備え、電子写真画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
なお、電子写真画像形成装置とは電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
一般的な電子写真画像形成装置にあっては、帯電手段によって一様に帯電された像担持体に選択的な露光をおこない、像担持体表面に潜像を形成、現像剤によって潜像を現像剤像として顕像化した後、これを記録材に転写することで画像記録を行っている。ここで、転写後に像担持体上に残留した現像剤は、帯電手段などに付着し画質を低下させるおそれがあるため、クリーニング装置により除去される。
クリーニング装置においては、除去された現像剤の収容空間を備える枠体と、像担持体に当接して残留現像剤を掻き取るクリーニング部材と、像担持体に当接して掻き取られた現像剤の漏れを防止するシート部材と、クリーニング部材の長手方向両端部に配置されて端部からの現像剤の漏れを防止する端部シール部材とを備える構成が一般的である。
上記シート部材は掻き取られた現像剤が漏れないよう各々枠体と密着している。そして、シート部材を枠体に密着させる方法としては、両面テープを用いてシート部材と枠体を接着する構成が一般的である。
また、端部シール部材は枠体、クリーニング部材、シート部材の隙間を塞ぎ、現像剤の漏れ経路を封止する役割をもつ。この端部シール部材は、枠体との隙間から現像剤が漏れないように、枠体に対して微小な隙間も生じないように取り付ける必要がある。そのため、特許文献1のように、前記端部シール部材と当接する枠体の当接部に凸形状の封止リブを形成し、端部シール部材を枠体に当接したときに、前記封止リブが端部シール部材に食い込むようにしたものがある。封止リブが端部シール部材に食い込むことにより、端部シール部材と枠体との隙間がなくなり、封止性能を向上させることを可能としたものである。
特開2018−084706
しかしながら、従来の構成にあっては、シート部材を枠体に接着する両面テープの厚みが厚すぎると、枠体とシート部材との間に両面テープの厚み分の隙間が生じ、この隙間が端部シール部材では封止できずに現像剤が漏れる可能性があった。これは、両面テープを枠体に形成したシート部材を貼り付けるシート座面の縁部から離して貼り付けた場合に前記隙間が大きくなって現像剤漏れが生じ易くなる。
そのため、現像剤漏れを抑制するためには、両面テープが厚くならないように、その厚みを厳しく管理する必要があり、また両面テープを枠体に貼り付ける位置を精度よく管理しなければならず、生産性の向上を阻害する要因となってしまう可能性があった。
なお、前記隙間を埋める方法としては、両面テープと端部シール部材の隙間に弾性部材を後から充填し封止する方法が考えられるが、そのためには充填剤と充填装置が必要になるため、単体及び生産上のコストアップにつながる可能性がある。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構成で封止性能の高いシール構成を備えたクリーニング装置及びこれを備えたカートリッジを提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、現像剤を担持して回転可能な像担持体と、前記像担持体の周面に当接して前記像担像担持体上の現像剤を除去するクリーニング部材と、前記クリーニング部材よりも前記像担持体の回転方向の上流において前記像担持体の周面に当接するシート部材と、前記クリーニング部材の長手方向の両端部に配置され、前記クリーニング部材と前記シート部材の隙間を封止する端部シール部材と、前記クリーニング部材、前記シート部材及び前記端部シール部材を取り付ける枠体と、前記シート部材を接着部材によって前記枠体に接着するために前記枠体に形成されたシート座面と、前記シート座面から突出して形成され、前記端部シール部材と当接して前記枠体と前記端部シール部材の隙間を封止する凸部と、を有し、前記凸部は、前記シート座面の前記クリーニング部材に近い側の端部よりも前記像担持体の回転方向の上流において前記端部シール部材と当接し、前記接着部材は、前記凸部に当接していることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で封止性能の高いシール構成を備えたクリーニング装置を提供することができる。
第1実施形態に係るクリーニング装置の斜視図及び断面図 第1実施形態に係る画像形成装置の概略断面図 第1実施形態に係るカートリッジの概略断面図 第1実施形態に係るクリーニング装置の斜視図 比較例におけるクリーニング装置の斜視図及び断面図 第1実施形態の変形例に係るクリーニング装置の斜視図 第2実施形態と第1実施形態に係るクリーニング装置の斜視図 第2実施形態に係るクリーニング装置の斜視図
次に本発明の実施形態に係るクリーニング装置について、これを備えたカートリッジを例示して説明する。なお、カートリッジを用いて画像形成する電子写真画像形成装置として、レーザービームプリンタを例に挙げ、カートリッジとしてレーザービームプリンタに用いられるプロセスカートリッジを例に挙げて説明する。
以下の説明において、長手方向とは像担持体である感光体ドラムの回転軸線方向と一致しているものとする。また、短手方向とは前記長手方向に直交する方向とする。
〔第1実施形態〕
<電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジの全体構成>
まず、電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジの全体構成について説明する。図2は、電子写真画像形成装置の画像形成装置本体(以下、「装置本体」と称す)A及びプロセスカートリッジ(以下、「カートリッジ」と称す)Bの断面図であり、図3は、カートリッジBの断面図である。
ここで、装置本体Aとは、電子写真画像形成装置のカートリッジBを除いた部分である。図2に示す電子写真画像形成装置は、カートリッジBを装置本体Aに着脱可能とした電子写真技術を利用したレーザービームプリンタである。
カートリッジBの下側に記録媒体(以下、「シート」と称す)Pを積載するシートトレイ40が配置されている。更に、装置本体Aには、シートPの搬送方向に沿って、ピックアップローラ41、搬送ローラ対42、転写ガイド43、転写ローラ44、搬送ガイド45、定着ローラ対46、排出ローラ対47、排出トレイ48等が順次配置されている。
上記本体Aに着脱可能なプロセスカートリッジBが装着されている。プロセスカートリッジBは、図3に示すように、回転可能な像担持体である感光体ドラム601の周囲に帯電ローラ602、現像装置20、クリーニング装置60が設けられている。
次に画像形成プロセスの概略を説明する。装置本体がプリントスタート信号を入力すると、感光体ドラム601は図3の矢印R方向に所定のプロセススピードをもって回転駆動される。バイアス電圧が印加された帯電ローラ602は、感光体ドラム601の外周面に接触し、感光体ドラム601の外周面を一様均一に帯電する。露光装置30は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力し、感光体ドラム601の外周面を走査露光する。これにより、感光体ドラム601の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置20において、トナー室21内の現像剤(以下、「トナー」と称す)Tは、トナー搬送部材22の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室23に送り出される。トナーTは、マグネットローラ24(固定磁石)の磁力により、現像ローラ25の表面に担持され、現像ブレード26によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ25周面の層厚が規制される。
トナーTは、静電潜像に応じて感光体ドラム601へ転移され、トナー像として可視像化される。すなわち、感光体ドラム601はトナー(トナー像)を担持して、矢印R方向に回転する。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ41、搬送ローラ対42によって、装置本体Aの下部に収納されたシートPがシートトレイ40上から給送される。そして、そのシートPが転写ガイド43を経由して、感光体ドラム601と転写ローラ44との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、トナー像は感光体ドラム601からシートPに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシートPは、感光体ドラム601から分離されて搬送ガイド45に沿って定着ローラ対46に搬送されニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシートPに定着される。トナー像の定着処理を受けたシートPは、排出ローラ対47まで搬送され、排出トレイ48に排出される。
<クリーニング装置>
プロセスカートリッジBに設けられているクリーニング装置60は、感光体ドラム601に形成したトナー像をシートPに転写した後に感光体ドラム601に残留したトナーを除去するものである。このクリーニング装置60には、図3に示すように、クリーニング部材74が設けられている。クリーニング部材74は、ゴムなどからなる弾性部741と板金などからなる支持部740でできている。クリーニング部材74の弾性部741には感光体ドラム601と当接し、外周面上の残留トナー(以下、「廃トナー」と称す)を掻き取るドラム接触端742が形成されており、転写後の感光体ドラム601は、このドラム接触端742によって、廃トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。
また、枠体62には前記クリーニング部材74よりも感光体ドラム601の画像形成時回転方向(図3矢印R方向)の上流において感光体ドラムの周面に当接するシート部材90が固定されるシート座面690が設けられている。このシート座面690に固定されたシート部材90は、固定されていない側の端部であるシート先端部91で感光体ドラム601に当接し、クリーニング部材74によって除去された廃トナーが漏れることを防いでいる。
さらに、枠体62にはクリーニング部材74と枠体62の隙間を封止するように、後部シール部材92が設けられており、シート部材90と、後述する端部シール構成と合わせて廃トナー収容空間63を形成している。
クリーニング部材74のドラム接触端742に掻き取られた廃トナーは、感光体ドラム601の回転軸方向である長手方向に広がりつつ、ドラム接触端742とシート先端部91で形成された開口から、廃トナー収容空間63に送られ貯蔵される。
(端部のシール構成)
次にクリーニング装置60の端部シール構成について、図4を用いて説明する。図4はクリーニング装置60を示し、図4(a)はクリーニング装置60から要所を抜出し、図3のY方向から見た分解斜視図である。図4(b)は図4(a)のX部を拡大した拡大図であり、図4(c)は図4(b)より要所を抜き出した図である。
図4(a)に示すように、感光体ドラム601は、ドラム支持部材603とサイドカバー604により枠体62と結合し、枠体62に対して回転可能に支持される。
また、図4(a)、図4(b)に示すように、クリーニング部材74は、支持部740が固定手段の一例である固定ビス75によって枠体62に固定され、クリーニング部材74の長手方向の両端部には、端部シール部材80が設けられている。また、前述したように枠体62にはシート部材90が固定されるシート座面690が設けられており、シート部材90は帯状の両面接着部材である両面テープ95によってシート座面690に接着固定される。
クリーニング部材74の長手方向の両端部に設けられた端部シール部材80は、枠体62とシート部材90と感光体ドラム601とクリーニング部材74の弾性部741と接触し、これらの隙間からの廃トナーの漏れ経路を封止する。
なお、端部シール部材80は、ドラム表面と摺接する表面層81、中間層82、端部シール座面680へ固定するための接着層83からなっている(図1(b)参照)。本実施形態の端部シール部材80の表面層81はフェルトなどの弾性を有する材質からなり、中間層82はウレタンフォームなど弾性を有する材質からなっている。
図4(c)に示すように、枠体62には端部シール部材80が接着固定される端部シール座面680が設けられている。この端部シール座面680は、シート部材90を貼り付けるシート座面690に対して端部シール部材80の厚さ分の段差をもっている。そして、端部シール座面680の一部はシート座面690の短手方向でクリーニング部材74に近い側の端部であるシート座面短手内側端691よりもクリーニング部材74から離れる方向に食い込んで設けられている。
端部シール座面680とシート座面690は、長手方向内側に設けられた内側接続面682と、前記内側接続面682よりも長手方向外側に形成された外側接続面683と、前記外側接続面683と前記内側接続面682とを繋ぐように形成され、長手方向に平行な短手側接続面681とによって接続されている。ここで、長手方向外側とは感光体ドラム601の回転軸線方向である長手方向において端部側をいい、長手方向内側とは前記長手方向において中央側をいう。
また、シート座面690の短手側接続面681には短手側接続面681より突出する凸部である封止リブ670が設けられている。すなわち、シート座面690は、端部シール部材80が配置されるクリーニング部材74の長手方向の端部と短手方向で対向する領域が感光体ドラム601の回転方向上流側へ凹んだ凹部形状に形成され、端部シール座面680は前記凹部に食い込むように形成されている。そして、封止リブ670は前記凹部の内壁面に形成されている。
<封止リブと両面テープの機能について>
次に前述したようにシート座面690に凹部を形成した場合の封止リブ670と両面テープ95の機能について、シート座面に前記凹部を形成しない従来の場合と比較して図1、図5を用いて説明する。
図1はシート座面690に凹部を形成した本実施形態の要所を抜き出した図であり、図1(a)は図4(b)をシート座面690方向より見た図であり、図1(b)は図1(a)をD1部で切った際の断面図である。一方、図5はシート座面に凹部を形成しない比較例の要所を抜き出した図であり、図5(a)は図1(a)と同方向より見た図であり、図5(b)は図5(a)をD2部で切った際の断面図である。なお、図1(a)及び図5(a)においては、説明を容易にするため、破線で囲った箇所において両面テープ95、シート部材90の重なる部分を透過して表示している。
図1(a)に示すように、端部シール部材80は、長手方向の内側を向いていてクリーニング部材74のクリーニング長手端743よりも長手方向内側にある長手内側端面801と、クリーニング長手端743と対向する長手対向面802、長手方向外側を向いていてクリーニング長手端743よりも外側にある長手外側端面803と、クリーニング部材74のドラム接触端742と対向する短手対向面805と、長手内側端面801と長手外側端面803を繋ぐように設けられた短手端面806を有する。
端部シール部材80は、端部シール座面680に接着固定されるが、このとき端部シール部材80の一部がシート座面690の前記凹部に侵入し、短手端面806がシート座面690の短手側接続面681に当接するようにして接着されている。このため、図1(b)に示すように、短手側接続面681から突出形成された封止リブ670は、端部シール部材80の短手端面806に侵入するようになる。端部シール部材80は弾性体で構成されているため、封止リブ670が侵入することにより、端部シール部材80が圧縮され(図1(b)領域[P]参照)、該部分からのトナー漏れが防止される。その結果、廃トナーが図1(a)における枠体62の内側接続面682、短手側接続面681、外側接続面683と端部シール部材80の長手内側端面801、短手端面806、長手外側端面803との隙間を通り、容器外に漏れる経路を封止している(図中破線矢印f1参照)。
また、両面テープ95は、シート部材90を枠体62に貼り付けるためにシート座面690に接着するが、図1(a)に示すように、長手方向において前記凹部の両側にわたるように接着されている。このため、図1(b)の領域[Q]に示すように、両面テープ95はシート部材90をシート座面690に接着すると同時に封止リブ670と当接(接着)し、さらには端部シール部材80の一部にも当接し、これを覆うように枠体に接着されている。これにより、仮に両面テープ95の厚さが厚くシート部材90と枠体62との間に両面テープの厚さ分の隙間が生ずる場合でも前記封止リブ670の部分では隙間が生じないために廃トナーが漏れることが防止される。
一方、図5(a)に示すように、比較例の構成においても本実施形態と同様に、端部シール部材180は、長手方向の内側を向いていてクリーニング部材74のクリーニング長手端743よりも長手方向内側にある長手内側端面1801と、長手端面と対向する長手対向面1802、長手方向外側を向いていてクリーニング長手端743よりも外側にある長手外端面1803と、クリーニング部材74のドラム接触端742と対向する短手対向面1805と、長手内側端面1801と長手外端面1803を繋ぐように設けられた短手端面1806を有する。
また、図5(a)、図5(b)に示すように、端部シール180の端部シール座面1680は、シート座面1690に対して段差をもって設けられているが、本実施形態のようにシート座面1690に対して食い込んでいない。すなわち、シート座面1690には、本実施形態のように凹部が形成されていない。そして、端部シール座面1680とシート座面1690を接続するように直線的に形成された短手側接続面1681には短手側接続面1681から突出する形状である封止リブ1670が設けられている。
上記のような構成で、シート座面1690に両面テープ195により、シート部材90を接着する場合は、封止リブ1670がシート座面1690よりもクリーニング部材74の側へ突出して形成されているために、シート座面1690に貼り付けた両面テープ195は封止リブ1670の上を覆うことができない。そのため、図5(b)に示すように、両面テープの厚さ分の隙間Sができてしまう可能性があり、特に両面テープ95の厚さが厚い場合には前記隙間Sより廃トナーが漏れてしまう可能性がある(図5(a)中破線矢印f2)。
ここで、両面テープ195の貼り位置を図5(b)の矢印E方向に移動し、封止リブ1670の上を覆うことも可能だが、その場合は長手方向において封止リブ1670以外の全域にわたってシート座面1690から両面テープ195がはみ出すことになる。そのため、両面テープ195とシート座面1690の隙間に廃トナーが入り込みやすくなり、両面テープ195がはがれやすくなるおそれがある。
また、両面テープ195の幅を長手方向で封止リブ1670と重なる部分のみ増やすという方法も考えられる。しかし、その場合は両面テープ95の幅方向において封止リブ1670を覆う箇所以外の領域を切除する必要があるために、切除部分が廃材となって、結果としてコストアップにつながる。
以上に説明したように本実施形態によれば、シート座面690に対して端部シール座面680が段差をもって食い込むようにシート座面690に凹部を形成し、この凹部の内壁部分に封止リブを形成することにより、長手方向で前記凹部の両側にわたって貼り付けられる両面テープ95によって前記封止リブ670が覆われる。これにより、仮に両面テープ95が厚い場合でも両面テープ95が封止リブ670に当接して接着するために、トナーが漏れる経路が遮断される。このため、簡易な構成でありながらトナー漏れを生ずる経路を封鎖でき、従来に比較してシール性を向上させることができる。
なお、前述した実施形態では、封止リブ670は枠体62の短手側接続面681に設けられ、端部シール部材80の短手端面806と当接するとしたが、図6に示すように構成してもよい。
また、シート座面690に形成した凹部の形状は、図1(a)に示すように、矩形状に限定する必要はなく、例えば曲線形状の凹部であってもよく、その形状には限定されない。すなわち、前記凹部の内壁面に形成される封止リブ670が端部シール部材80と当接する位置がシート座面690のクリーニング部材74に近い側の端部であるシート座面短手内側端691よりも感光体ドラム601の回転方向上流において当接するようなものであればよい。
図6は前述した実施形態の変形例を示し、図1(a)と同方向より見た図である。また、図6においては、説明を容易にするため、破線で囲った箇所において両面テープ95、シート部材90の重なる部分を透過して表示している。この図6に示す封止リブ3670は、枠体362の内側接続面682に設けられ、端部シール部材80の長手内側端面801と当接している。なお、封止リブ3670は外側接続面683に設け、長手外側端面803と当接するように構成してもよい。
上記のように、封止リブ3670がシート座面690に形成した凹部の内壁面に形成してあれば、両面テープ95を前記凹部の両側にわたって貼り付けることにより、封止リブ670が両面テープ95で覆われるとともに、当接することによって接着するためにトナーの漏れ経路が封止されてシール性が向上する。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について図7を用いて説明する。図7は第2実施形態に係るクリーニング装置におけるシール構成の要所を抜き出した図であり、図7(a)は図1(a)と同方向より見た図であり、図7(b)は図7(a)との比較のために示した第1実施形態の図である。図1(a)同様に破線で囲った箇所において両面テープ、シート部材の重なる部分を透過して表示している。
なお、本実施形態の装置の基本構成は前述の第一実施形態と同一であるため、重複する部分は省略する。
前述した第1実施形態においては、端部シール座面680をシート座面690に対して段差をもって食い込んで設け、封止リブ670を覆うように両面テープ95を張り付けることで、安価で封止性能の高いシール構成を備えたクリーニング装置を提供することを説明した。
ここで、端部シール部材の形状を一部変更すること、また封止リブの位置を工夫することでさらに別の効果を得ることができる実施形態について説明する。
図7(a)に示すように、第1実施形態と同様、枠体262には端部シール部材280が接着固定される端部シール座面2680が設けられており、端部シール座面2680はシート座面2690に対して段差をもって食い込んで設けられている。
端部シール座面2680とシート座面2690は、長手方向内側に設けられた内側接続面2682、長手方向外側に設けられた凹部の外側端部である外側接続面2683、内側接続面2682と外側接続面2683を繋ぐように設けられ、長手方向に平行な短手側接続面2681によって接続され、この部分でシート座面2690が感光体ドラム601の回転方向上流側へ凹んだ凹部形状に形成されている。また、短手側接続面2681には短手側接続面2681よりクリーニング部材74側へ突出する形状である封止リブ2670が設けられている。
端部シール部材280は、第1実施形態の場合と同様に、長手方向の内側を向いていて、クリーニング部材74のクリーニング長手端743よりも長手方向内側にある長手内側端面2801と、クリーニング長手端面と対向する長手対向面2802、長手方向外側を向いていてクリーニング長手端743よりも外側にある外側端部である長手外端面2803と、クリーニング部材74のドラム接触端742と対向する短手対向面2805とを有する。
そして、本実施形態の端部シール部材280は、前記長手外側端面2803よりも内側にあり、外側接続面2683と対向する端面である第二外側端面2807を有し、この第二外側端面2807と長手内側端面2801とを繋ぐように設けられた短手端面2806を有する。
図7(a)、図7(b)で示すように、封止リブ2670、670上を覆うように設けられた両面テープ295、95は端部シール部材280、80よりも長手方向外側で枠体262、62と接着するよう貼り付けられている。これは端部シール部材280、80が一般的に不織布などの両面テープ295、95が密着しにくい部材であり、使用時のはがれの原因になる可能性があるため、端部シール部材280、80の長手方向内側と外側との両方でしっかりと枠体262、62と接着するためである。
また、両面テープ295、95の長手方向端部である両面テープ端2951、951は枠体262、62の外側接続面2683、683と側壁2620、620との間に設ける必要があり、さらに側壁2620、620と両面テープ端2951、951との隙間は、両面テープ295、95を貼り付ける作業をする上で一定量以上必要である。
ここで、図7(a)に示すように、端部シール部材280に第二外側端面2807を設けることで、第二外側端面2807が侵入する凹部の外側端部である外側接続面2683が端部シール部材280の外側端部である外側接続面22803よりも内側に位置する。これにより、前記凹部を形成する外側接続面2683を長さL分だけ、長手方向内側に寄せることができるため、必要な接着幅と側壁2620との隙間を守りつつ、長手の距離を縮めることが可能となる。即ち、長さL分だけ枠体262の長手方向の長さを短くすることができる。
また、図8に示すように、クリーニング部材74のドラム接触端742及び端部シール部材280の短手対向面2805との間や、クリーニング部材74の長手端面743と対向する長手対向面2802には、寸法や端部シール部材280の貼り付けの問題で隙間が生じる場合がある。なお、図8は、図7(a)より両面テープとシート部材を除いた図である。
前記隙間にはドラム接触端742に掻き取られた廃トナーが入り込み感光体ドラム601と摺擦し続けることで、摺擦熱によって溶けた廃トナーが感光体ドラム601上に融着するおそれがある。
そこで、図8に示すように、封止リブ2670を端部シール部材280の長手対向面2802よりも内側で、クリーニング部材74のドラム接触端742と対向する方向から短手端面2806と接触する位置に設ける。すなわち、端部シール部材280に当接する封止リブ2670を、長手方向において、クリーニング部材74と重複する領域に配置することにより、封止リブ2670の凸部によって端部シール部材280をクリーニング部材74の方向(図8の矢印N方向)に押す方向に力が働く。端部シール部材280は弾性体で構成されていることから力(矢印N)を受けると圧縮変形する。これにより、端部シール部材280の短手対向面2805がクリーニング部材74により密着するようになり、封止リブ2670がクリーニング部材74のドラム接触端742及び端部シール部材280の短手対向面2805との隙間を縮める役割を果たす。
以上に示したように本実施形態によれば、端部シール部材280に第二外側端面2807を設けること、封止リブ2670が端部シール部材280の長手対向面2802よりも内側で、クリーニング部材74のドラム接触端742と対向する方向から短手端面2806と接触するように構成することで、小型で封止性能の高いシール構成を提供することが可能となる。
A …画像形成装置本体
B …カートリッジ
60 …クリーニング装置
62 …枠体
63 …廃トナー収容空間
74 …クリーニング部材
80 …端部シール部材
90 …シート部材
91 …シート先端部
92 …後部シール部材
95 …両面テープ
601 …感光体ドラム
670 …封止リブ
680 …端部シール座面
681 …短手側接続面
682 …内側接続面
683 …外側接続面
690 …シート座面
691 …シート座面短手内側端
740 …支持部
742 …ドラム接触端
743 …クリーニング長手端
801 …長手内側端面
802 …長手対向面
803 …長手外側端面
805 …短手対向面
806 …短手端面
2807 …第二外側端面

Claims (6)

  1. 現像剤を担持して回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の周面に当接して前記像担持体上の現像剤を除去するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材よりも前記像担持体の回転方向の上流において前記像担持体の周面に当接するシート部材と、
    前記クリーニング部材の長手方向の両端部に配置され、前記クリーニング部材と前記シート部材の隙間を封止する端部シール部材と、
    前記クリーニング部材、前記シート部材及び前記端部シール部材を取り付ける枠体と、
    前記シート部材を接着部材によって前記枠体に接着するために前記枠体に形成されたシート座面と、
    前記シート座面から突出して形成され、前記端部シール部材と当接して前記枠体と前記端部シール部材の隙間を封止する凸部と、
    を有し、
    前記凸部は、前記シート座面の前記クリーニング部材に近い側の端部よりも前記像担持体の回転方向の上流において前記端部シール部材と当接し、
    前記接着部材は、前記凸部に当接している
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記シート座面は、前記クリーニング部材の長手方向の両端部と対向する位置に凹部を有し、前記凸部は前記凹部の内壁面に形成され、
    前記端部シール部材は、一部が前記凹部に侵入して接着されている
    ことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記接着部材は帯状の両面接着部材であり、前記接着部材が前記長手方向において前記凹部の両側にわたって接着されていることを特徴とする請求項2記載のクリーニング装置。
  4. 前記凹部の前記長手方向の外側端部は、前記端部シール部材の前記長手方向の外側端部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項3記載のクリーニング装置。
  5. 前記端部シール部材に当接する前記凸部は、前記長手方向において、前記クリーニング部材と重複する領域に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とするカートリッジ。
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