JP3614225B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電潜像の形成される像担持体と、その静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、該トナー像を転写材に転写した後の像担持体上に残留するトナーを除去して回収するクリーニング装置と、該クリーニング装置によって除去されたトナーを現像装置において再使用すべく、当該トナーを現像装置へ戻すトナー戻し装置とを具備し、前記現像装置は、像担持体に対置され、静電潜像の可視像化が行われる現像領域に向けて現像剤を担持して搬送する現像剤搬送部材と、現像領域に向けて搬送される現像剤の量を規制する剤規制手段とを有している画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ又はその複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置においては、像担持体表面から除去されたトナーをトナー戻し装置によって現像装置へ搬送し、そのトナーを現像装置において再使用することができる。かかる画像形成装置によれば、像担持体表面から除去されたトナーを廃棄する形式の画像形成装置に比べ、ユーザの経済的負担を軽減でき、しかも廃棄物の量を減少できる利点が得られる。
【0003】
ところが、ここで問題となるのは、像担持体から除去されたトナー中に、紙粉や、像担持体の表面層の剥離破断片などの異物が混入する点である。画像形成装置本体内には紙粉が浮遊しており、かかる紙粉が像担持体に付着したり、或いは、転写時にトナー像の転写される転写紙の紙粉が像担持体に付着すると、これがクリーニング装置によって像担持体から残留トナーと共に除去される。また、像担持体の表面層の一部が剥離すると、かかる剥離破断片も、クリーニング装置によって残留トナーと共に像担持体から除去される。
【0004】
このようにしてクリーニング装置によって回収されたトナー中に、紙粉や、像担持体の表面層の剥離破断片などが混入するのであるが、かかるトナーを現像装置に戻すと、現像剤搬送部材と剤規制手段との間に、紙粉や像担持体の剥離破断片なとの異物が詰まり、この異物の影響で、像担持体に形成されたトナー像にトナーの欠けた線状のすじができ、その画質が劣化する。また、像担持体と現像剤搬送部材との間にかかる異物が詰まっても、トナー像に同様に線状のすじができ、その画質が劣化する。
【0005】
ところが、従来の画像形成装置においては、その現像装置における現像剤搬送部材とこれに対置された剤規制手段との間のギャップと、現像剤搬送部材と像担持体との間のギャップとの関係について特に考慮が払われていなかったため、上記異物が現像剤搬送部材と剤規制手段との間や、現像剤搬送部材と像担持体との間に詰まるおそれがあった。かかる詰まりが発生すれば、前述のように、その異物の影響によって像担持体に形成されたトナー像にトナーの欠けた線状のすじができ、その画質が劣化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、上記従来の欠点を除去し、クリーニング装置から現像装置へ戻されたトナー中に混入した紙粉などの異物が、現像剤搬送部材と剤規制手段との間や、現像剤搬送部材と像担持体との間に詰まることを回避し、かかる異物に起因してトナー像にすじができる不具合を阻止できる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、静電潜像の形成される像担持体と、その静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、該トナー像を転写材に転写した後の像担持体上に残留するトナーを除去して回収するクリーニング装置と、該クリーニング装置によって除去されたトナーを現像装置において再使用すべく、当該トナーを現像装置へ戻すトナー戻し装置とを具備し、前記現像装置が、像担持体の表面に対してギャップをあけて対置され、そのギャップ領域であって静電潜像の可視像化が行われる現像領域に向けて現像剤を担持して搬送する現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材の表面に対してギャップをあけて対置され、前記現像領域へ搬送される現像剤の量を規制する剤規制手段とを有し、前記現像装置とクリーニング装置とトナー戻し装置が一体的に組み付けられて作像ユニットが構成され、前記現像装置の現像剤ケースと、クリーニング装置のクリーニングケースと、トナー戻し装置のトナー搬送路を区画するケーシングとが、作像ユニットのユニットケースによって一体に形成されていて、前記トナー搬送路は、ユニットケースの内部に配置され、前記トナー戻し装置は、回転駆動されるトナー排出部材によってクリーニングケースから前記トナー搬送路に排出されたトナーを現像装置へ搬送するトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段は、前記ケーシング内に配置されて複数のローラに巻き掛けられたトナー搬送ベルトを有し、該トナー搬送ベルトが前記トナー排出部材の回転により走行駆動されるように、前記複数のローラのうちの1つのローラは、前記ユニットケースの内部で、前記トナー排出部材に固定されていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0008】
その際、上記請求項1に記載の画像形成装置において、像担持体と現像剤搬送部材との間のギャップ及び現像剤搬送部材と剤規制手段との間のギャップを、ゼロより大きいギャップであって、2mm以下のギャップに設定すると有利である(請求項2)。
【0009】
さらに、上記請求項2に記載の画像形成装置において、両ギャップを20μm以上に設定すると有利である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明一実施形態例の画像形成装置の内部を正面側から示した断面図である。ここに示した画像形成装置は複写機として構成されており、この複写機にプリンタ及びファクシミリなどの機能を持たせることができる。図1に示したように、画像形成装置本体100には作像ユニット1が着脱可能に装着されている。
【0013】
図2は、図1に示した如く画像形成装置本体100に装着された作像ユニット1の垂直断面図であり、図3はその作像ユニット1の外観斜視図である。図3に矢印Aで示す方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に作像ユニット1を画像形成装置本体100に対して押し込むことによって、その作像ユニット1を図1及び図2に示した画像形成装置本体内の所定の位置に装填セットし、矢印Aと反対方向に作像ユニット1を引き出すことによって、その作像ユニット1を画像形成装置本体100から取り出すことができる。
【0014】
図2及び図3に示すように、作像ユニット1は、ユニットケース2と、これに組込まれた後述する各種の作像要素を有し、図に一例として示したユニットケース2は、ケース本体3と、その上部に取付けられたケースカバー4と、後述する現像装置の上壁を構成する現像ケースカバー5と、同じく後述するトナー搬送路の上壁及び現像装置の上壁の一部を構成する上カバー6とを有していて、ケースカバー4、現像ケースカバー5及び上カバー6は、ケース本体3に対してスナップフィット(所謂パッチン止め)によって着脱可能に係止されている。現像ケースカバー5に形成された開口16(図3)は、現像剤カートリッジ43(図2)によって覆われている。
【0015】
図4は、図2及び図3に示したケースカバー4、現像ケースカバー5及び上カバー6をケース本体3から外したときの様子を示す外観斜視図であり、図5は同じ状態での部分断面平面図である。
【0016】
ユニットケース2には、その内部に像担持体の一例であるドラム状の感光体7と、帯電装置の一例である帯電ローラ8がそれぞれ回転自在に組付けられ、帯電ローラ8は感光体7に対して平行に延びている。図4においては、帯電ローラ8を感光体7から離間した状態で図示してある。
【0017】
画像形成動作時に、感光体7は図示していない駆動装置によって図2における時計方向に回転駆動され、このとき、画像形成装置本体100に支持された図示していない除電装置からの除電光L1が、ケースカバー4に形成された開口34を通してユニットケース2内に入射し、感光体7の表面を照射する。これにより、感光体7は、その表面電位が例えば0乃至−150Vの基準電位に平均化される。
【0018】
一方、帯電ローラ8は、感光体7の表面に圧接し、その感光体7の回転によって従動回転しながら、感光体7を、その表面電位が例えば−1100V前後となるように一様に帯電する。かかる帯電動作時に、帯電ローラ8には図示していない電源から電圧を印加される。また本例の帯電ローラ8は感光体7に対して接離可能にユニットケース2に組付けられ、感光体7への帯電動作を行わないとき感光体7から離間する。
【0019】
上述のように所定の極性に帯電された感光体7の表面部分には、露光部9において、光変調されたレーザ光L2が照射される。このレーザ光L2は、画像形成装置本体100に支持された露光光学系ユニット32(図1)から出射し、ケースカバー4の開口35を通してユニットケース2に入射する。かかる露光によって、感光体7上に所定の静電潜像が形成される。例えば、レーザ光L2の照射された感光体部分(画像部)は、その表面電位が0乃至−290Vとなり、レーザ光L2の照射されない感光体部分(地肌部)の表面電位は、前述の−1100V前後をほぼ維持する。図示していない原稿を照明し、その反射光像を感光体7に結像して静電潜像を形成することもできる。
【0020】
一方、ユニットケース2には、図2及び図5に示したように現像装置10の現像スリーブ11(図4には示さず)が回転自在に支持されている。この現像スリーブ11は非磁性体より成り、画像形成動作時に図2における反時計方向に回転駆動される。また、ユニットケース2におけるケース本体3の一部と、その上部を覆う現像ケースカバー5(図3)とによって、現像装置10の現像剤ケース12が構成され、かかる現像剤ケース12の現像剤室90には、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤D(図2)が収容され、現像スリーブ11の内部には、全体を符号13で示した複数の磁石が不動に配置されている。また、現像剤ケース12の上部には、現像スリーブ11に対向したドクターブレード14が固定されている。現像剤Dのトナーとキャリアは、その撹拌作用により、互いに逆極性に摩擦帯電され、本例ではトナーがマイナスに、キャリアがプラスに帯電される。
【0021】
現像スリーブ11が前述のように回転することによって、現像剤ケース12内の現像剤Dは、磁石13の磁力で現像スリーブ11上に担持されつつ搬送され、その搬送される現像剤の量がドクタブレード14の掻き取り作用によって規制される。規制後の現像剤は、現像スリーブ11と感光体7との間の現像領域DAへ運ばれ、このとき、現像スリーブ11には例えば−800V前後の現像バイアス電圧が印加されているため、現像領域DAに搬送された現像剤中のマイナス極性のトナーが、感光体7上の画像部に静電的に移行して付着し、感光体7上に所定のトナー像が形成される。感光体7に形成された静電潜像がトナー像として可視像化されるのである。
【0022】
図5に示すように、現像剤ケース12の現像剤室90には、2本の撹拌部材44,45が配置され、これらの撹拌部材44,45は、その各軸63,64と、これに固定された撹拌羽根(図4では図示を省略)65,66を有し、その各軸63,64がユニットケース2に回転自在に支持され、これらが回転駆動されることによって、現像剤室90内の現像剤Dが図5に矢印Yで示すように搬送されながら撹拌される。かかる撹拌作用によって、トナーとキャリアが前述のように互いに反対極性に摩擦帯電される。現像剤Dのトナー濃度が低下したときは、画像形成装置本体100にセットされたトナーボトル67からユニットケース2に形成されたトナー補給口30(図3)を通してユニットケース2内のトナー補給室68に供給されたトナーが現像剤室90へ補給される。
【0023】
現像スリーブ11と、これに内設された複数の磁石13は、現像に供される二成分系現像剤を担持搬送する剤搬送手段を構成するものであり、本例では磁石13が固定され、現像スリーブ11が回転駆動されるように構成されているが、これとは逆に、磁石を回転駆動し、現像スリーブを固定してもよいし、磁石と現像スリーブを共に回転駆動して現像剤を搬送するように構成してもよい。
【0024】
一方、画像形成装置本体100には、図1及び図2に示すように、転写装置の一例である転写ローラ15が感光体7に対向して回転自在に支持されている。
【0025】
また画像形成装置本体側には、図1に示すように適数の給紙装置33,33a,3b,33cが設けられ、選択された給紙装置33,33a,33b又は33cから転写材の一例である転写紙Pが感光体7と転写ローラ15との間の転写部22(図2)へ向けて搬送される。
【0026】
各給紙装置33,33a,33b,33cは、各サイズの転写紙Pを収容した給紙カセット36,36a,36b,36cと、給紙ローラ37,37a,37b,37cをそれぞれ有し、選択された給紙装置の給紙ローラが回転駆動されてその給紙カセット内の転写紙が1枚ずつ給送される。例えば最下位の給紙装置33cが選択されたとき、その給紙ローラ37cが回転して給紙カセット36cに収容された転写紙Pが、一連の搬送ローラ対38によって矢印B方向に転写紙搬送路39を搬送され、レジストローラ対40によって所定のタイミングで、感光体7と転写ローラ15との間の転写部22(図2)へ給送される。
【0027】
上述の如く給送される転写紙Pは、その先端と感光体7上に形成されたトナー像の先端とが合致した状態で、図2に示す如く感光体7と転写ローラ15との間の転写部22を通過する。転写ローラ15は、転写紙Pを介して感光体7に当接しながら図2における反時計方向に回転し、このとき転写ローラ15には転写電圧が印加されているので、感光体7上のトナー像が転写紙Pに転写される。
【0028】
感光体7を離れた転写紙Pは、図1及び図2に矢印B1で示したように定着装置41へと搬送され、ここで熱と圧力の作用により、トナー像が転写紙P上に融着されて定着される。定着装置41を通過した転写紙Pは、コピー紙として画像形成装置本体100外に排出され、排紙トレイ42上にスタックされる。
【0029】
本例では、転写材として転写紙Pが用いられ、この転写紙Pに感光体7上のトナー像を転写したが、中間転写体より成る転写材を用い、感光体上のトナー像をこの中間転写体に一次転写し、次いでその中間転写体上のトナー像を最終転写材である転写紙に二次転写するように構成することもできる。
【0030】
トナー像転写後に感光体7上に付着している残留トナーは、図2に示したクリーニング装置17のクリーニングブレード18によって感光体7の表面から掻き落される。このようにして感光体7の表面が清掃され、再び次の画像形成動作に移る。クリーニング装置17は、ユニットケース2におけるケース本体3の一部によって構成されたクリーニングケース19を有し、クリーニングブレード18によって掻き取られたトナーT(図2)は、クリーニングケース19内に配置されたトナー排出部材20の回転によってクリーニング装置17外に排出される。クリーニング装置17によって感光体7から除去されたトナーTは、後述するトナー戻し装置によって現像装置10へ戻され、ここで、再使用される。
【0031】
トナー排出部材20は、感光体7と平行に延び、かつその感光体7の全長に亘って延在するトナー搬送スクリュー又はトナー搬送コイルなどの適宜な形態で構成される。クリーニングブレード18は、トナー像転写後の感光体7の表面を清掃するクリーニング部材の一例をなすものであって、ケース本体3に固定保持されている。
【0032】
図2及び図4に示したクリーニング装置17のクリーニングブレード18によって感光体7から掻き落されてクリーニングケース19に回収されたトナーTは、回転するトナー排出部材20によってクリーニングケース19内を手前側へ搬送され、そのケース19に一体に突設されたパイプ88(図4)を通して外部に排出される。トナー排出部材20の奥側端部には図示していないギアが固定され、このギアと他のギアを介して感光体7の回転がトナー排出部材20に伝えられ、これによってそのトナー排出部材20が回転駆動される。かかるトナー排出部材20に関連して、次に示すように、トナー戻し装置31の各要素が設けられている。
【0033】
図4、図6及び図7に示すように、トナー戻し装置31は、そのケーシング50を有し、その内部にトナー搬送路51が区画されている。図示した例では、前述のケース本体3の一部により形成された樋状部94と、その上部の開口を覆う前述の上カバー6(図3も参照)とによって、トナー戻し装置31のケーシング50が構成され、トナー搬送路51はユニットケース2の内部に配置されている。
【0034】
トナー戻し装置31は、さらにクリーニング装置17に前述のように回収され、トナー排出部材20によってクリーニング装置17のクリーニングケース19からトナー搬送路51に排出されたトナーTを現像装置10(図2)へ搬送するトナー搬送手段を有し、本例では、そのトナー搬送手段が、トナー搬送ベルト92を具備する。かかるトナー搬送ベルト92は、複数のローラ、図の例では2本のローラ91,95に巻き掛けられて走行駆動される可撓性の無端ベルト52と、その無端ベルト52の走行方向Cに沿って互いに間隔をあけて配列され、その各基部が無端ベルト52に一体に連結されて当該無端ベルト52の外表面より外方に突出している複数の弾性フィン96とを有している。かかるトナー搬送ベルト92は、例えば、ゴムや軟質合成樹脂などを一体成形することにより構成される。
【0035】
本例では、クリーニングケース19(図2)外に突出したトナー排出部材20の手前側端部に、図6に示す如く、前述の一方のローラ91が一体に固定され、このローラ91の周面には互いに対向する向きに突出する一対のピン89(図7には示さず)が一体に突設されている。一方、トナー搬送ベルト92の無端ベルト52には、その周方向に沿って配列された多数の長孔93(図7には示さず)が形成され、上述したローラ91の各ピン89がいずれかの長孔93にそれぞれ入り込んでいる。ローラ91は駆動ローラを構成する。
【0036】
一方、前述の他方のローラ95は従動ローラを構成し、かかるローラ95は、ケーシング50の樋状部94に回転自在に支持され、このローラ95と前述のローラ91とに、トナー搬送ベルト92の無端ベルト52が巻き掛けられている。
【0037】
トナー排出部材20が前述のように回転駆動されると、これと一体のローラ91が回転し、このとき各ピン89がトナー搬送ベルト92の長孔93に次々と係合してゆき、これによってトナー搬送ベルト92が図7に矢印Cで示した方向に駆動される。このとき、トナー搬送ベルト92の弾性フィン96は、ケーシング50を構成する樋状部94と上カバー6の内壁面、すなわちケーシング50の底面53と、その上面54に摺接する。このように、トナー搬送手段は、ケーシング50内に配置されて複数のローラ91,95に巻き掛けられたトナー搬送ベルト92を有し、そのトナー搬送ベルト92が、トナー排出部材20の回転により走行駆動されるように、複数のローラ91,95のうちの1つのローラ91は、ユニットケース2の内部で、トナー排出部材20に固定されているのである。
【0038】
トナー排出部材20によって、クリーニング装置17のクリーニングケース19外に排出されたトナーは、トナー搬送ベルト92との受け渡し部付近で不安定に動いているうちに、そのベルト92の長孔93を通過し、ケーシング50の底面53上に落下する。そして、駆動されるトナー搬送ベルト92の弾性フィン96によって、トナー搬送路51中を図7における矢印X方向に搬送され、現像装置10の現像剤室90に送り込まれる。このとき、弾性フィン96は、ケーシング50の底面53に圧接するので、トナーは効率よく現像装置10へ向けて搬送される。このように現像装置10へ戻されたトナーは、この現像装置10において再使用される。
【0039】
上述したトナー戻し装置31は、クリーニング装置から現像装置へトナーを戻し搬送する装置の一例であって、他の適宜なトナー戻し装置を採用してもよいことは当然である。
【0040】
上述の如きトナー戻し装置31はトナーリサイクル装置とも称せられているが、このような装置を設けると、トナーを有効に利用でき、ユーザの経済的負担を軽減でき、しかも廃棄物の量を減少できる優れた利点が得られる。ところが、画像形成装置本体100の内部には、紙粉が浮遊しているので、かかる紙粉が特に静電気を帯びると、感光体7の表面に付着する。また、転写部22で、感光体表面に紙粉が付着するおそれがある。更に、感光体7の表面層である感光層の一部が剥離破断して、これが感光体表面に付着することもある。このように感光体7に付着した紙粉や、感光体表面にある感光層の剥離破断片などの異物は、クリーニング装置17のクリーニングブレード18によって感光体7から除去される。すなわち、トナー像転写後に感光体7上に付着している残留トナーと共に、かかる異物が感光体7から除去されてクリーニング装置17のクリーニングケース19に回収されるのである。
【0041】
このように、紙粉や、感光層の剥離破断片などの異物が混入したトナーを、前述のようにトナー戻し装置31によって現像装置10に戻すと、現像スリーブ11とドクターブレード14との間や、感光体7と現像スリーブ11との間で、その異物が詰まり、この異物の影響で感光体7上のトナー像にすじができ、その画質が劣化するおそれがある。すなわち、異物の混入した現像剤Dが、図2に示したように現像スリーブ11に担持されて搬送され、このスリーブ11とドクターブレード14との間を通るとき、図8に示すように、紙粉や感光層剥離破断片などの異物21がその間に詰まったとすると、その異物の詰まった部分に相当する感光体7の表面に供給される現像剤量が不足し、この部分にすじができてしまうのである。また、図9に示すように感光体7と現像スリーブ11との間に、かかる異物が詰まっても、感光体1上のトナー像に同様のすじが出る。
【0042】
ここで、図2において、ドラム状の感光体7は、静電潜像の形成される像担持体の一例をなすものである。また、現像装置10は、その静電潜像をトナー像として可視像化するものである。更に、クリーニング装置17は、上記トナー像を転写材に転写した後の像担持体上に残留するトナーを除去して回収するものである。図4に示したトナー戻し装置31は、クリーニング装置17によって除去されたトナーを現像装置10において再使用すべく、当該トナーを現像装置10へ戻すものである。本例の画像形成装置は、このような各要素7,10,17,31を具備し、その現像装置10は、現像スリーブ11とドクターブレード14を有している。この現像スリーブ11は像担持体表面に対置され、静電潜像の可視像化が行われる現像領域DAに向けて現像剤Dを担持して搬送する現像剤搬送部材の一例をなすものである。またドクターブレード14は、現像剤搬送部材である現像スリーブ11の表面に対置され、現像領域DAへ搬送される現像剤の量を規制する剤規制手段の一例をなすものである。
【0043】
ここで、本例の画像形成装置においては、図2、図8及び図9に示すように、現像剤搬送部材を構成する現像スリーブ11は、像担持体を構成する感光体7の表面に対してギャップG1をあけて対置され、そのギャップG1の領域であって静電潜像の可視像化が行われる現像領域DAに向けて現像剤Dを担持して搬送する。また剤規制手段を構成するドクターブレード14も、現像剤搬送部材を構成する現像スリーブ11の表面に対してギャップGをあけて対置され、現像領域DAへ搬送される現像剤の量を規制する。
【0044】
現像装置に戻されてくるトナー中の、紙粉や感光層剥離破断片などの異物の存在を考慮して、感光体7の表面に対して、図9に示すようにギャップG1をあけて対置させた現像スリーブ11や、現像スリーブ11の表面に対して、図8に示すようにギャップGをあけて対置させたドクターブレード14などを、画像形成装置の構成要素とすることによって、それらの異物の、ギャップでの詰まりを防止できる。感光体7と現像スリーブ11、及び現像スリーブ11とドクターブレード14とを共に非接触状態とすることにより、これらの間のギャップに異物が詰まることを阻止できるのである。これにより、その異物の影響で出てくるトナー像の線状のすじ(白すじ)の発生を防止できる。
【0045】
図9に示した感光体7と現像スリーブ11との間のギャップG1及び現像スリーブ11とドクターブレード14との間のギャップGを、ゼロより大きいギャップであって、2mm以下のギャップに設定すると、紙粉や感光層剥離破断片などの異物の、各ギャップにおける詰まりを効果的に防止でき、しかもドクターブレード14による現像剤の量規制機能が害されず、また現像スリーブ11による現像機能が害されることもない。その際、感光体7と現像スリーブ11との間のギャップG1を、現像スリーブ11とドクターブレード14との間のギャップGと同等か、又はそれよりも小さく設定することが好ましい。
【0046】
更に、両ギャップG,G1を、2mm以下であって、20μm以上に設定すると、紙粉の詰まりのみならず、感光体7の感光層の剥離破断片の詰まりも、更に効果的に防止できる。因に、感光体7の感光層(不図示)の厚みは、おおよそ20μm程度となっており、上記ギャップG,G1が20μm乃至30μm以上であれば、感光層の剥離破断片の詰まりを問題なく防止できるのである。
【0047】
図2に示した現像装置10は、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤を用いる現像装置であるが、図10に示すようなキャリアを有さない一成分系現像剤を用いる現像装置10Aをもつ画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。ここに示した画像形成装置も、図2の画像形成装置と基本構成は変りなく、静電潜像の形成される像担持体の一例である感光体7Aと、その静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置10Aと、該トナー像を図示していない転写材に転写した後の感光体7A上に残留するトナーを除去して回収する図示していないクリーニング装置と、該クリーニング装置によって除去されたトナーを現像装置10Aにおいて再使用すべく、当該トナーを現像装置10Aへ戻す図示していないトナー戻し装置とを具備している。
【0048】
現像装置10Aは、その現像剤ケース12A内に、キャリアを有さない一成分系現像剤D1(以下、トナーと記すこともある)が収容されている。かかるトナーD1は、現像ローラ11Aに接触しながら回転するトナー補給ローラ45Aによって、現像ローラ11Aに供給される。
【0049】
現像ローラ11Aは、感光体7Aの表面に対してギャップをあけて対置され、そのギャップ領域であって静電潜像の可視像化が行われる現像領域DAに向けて現像剤D1を担持して搬送する現像剤搬送部材の一例をなすものである。現像ローラ11Aにも、ギャップをあけて剤規制手段の一例であるドクターブレード14Aが対置されている。ドクターブレード14Aは、現像ローラ11Aの表面に対してギャップをあけて対置され、現像領域DAに向けて搬送される、現像ローラ11A上のトナーD1の量を規制する。
【0050】
このように、紙粉や感光層剥離破断片などの異物を考慮して、現像ローラ11Aを、感光体7Aに対してギャップをあけて対置させ、同じく、ドクターブレード14Aを現像ローラ11Aに対してギャップをあけて対置させることにより、そのような異物の、各ギャップでの詰まりを防止できる。かような一成分系現像装置を用いる画像形成装置においても、クリーニング装置から現像装置へのトナーの戻しが可能であり、しかも、上記異物の各ギャップでの詰まりを防止できるのである。この場合の各ギャップも、ゼロより大きく、かつ2mm以下に設定され、特に20μm以上で2mm以下に設定される。
【0051】
一成分系現像装置の利点は、二成分系現像剤へのトナーの補給手段が不要であることから、画像形成装置をコンパクトにし得ることである。また、現像剤にキャリアが不要であるので、現像装置中に占めるトナー容量を大きく確保でき、かかる量の多いトナーをリサイクルできることで、コピー可能枚数を大幅に増加させることができる。このような利点をもつ現像装置を具備した画像形成装置において、各ギャップにおける異物の詰まりを防止できるのである。
【0052】
ところで、図1乃至図9に示した画像形成装置の作像ユニット1は、現像装置10と、クリーニング装置17と、図4に示したトナー戻し装置31とを一体的に組付けて構成したものであるが、この例のように、少なくとも、現像装置10の現像剤ケース12と、クリーニング装置17のクリーニングケース19と、トナー戻し装置31のトナー搬送路51を区画するケーシング50とを一体に形成すると、これらの各プロセス要素の組み付け接合部分にスキマが生じなくなり、この部位からトナーが洩れることを防止できる。各プロセス要素を別々に構成し、これらをネジなどで結合した場合、ネジなどの多くの取り付け部品が必要になるが、各プロセス要素を一体化することによって、そのような取り付け部品が不要になり、画像形成装置の部品点数を削減できると共に、そのコストを低減できる。かかる構成は、図10に示した画像形成装置にも適用できるものである。
【0053】
なお、図2に示した作像ユニット1は、上記各プロセス要素の他に、感光体7や、帯電装置である帯電ローラ8などを、ユニットに一体化させたものとなっている。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、クリーニング装置から現像装置に戻されるトナー中に、紙粉や、像担持体表面層の剥離破断片などの異物が混入しているとき、かかる異物が像担持体と現像剤搬送部材との間、及び現像剤搬送部材と剤規制手段との間に詰まるのを防止でき、その詰まりが原因で画質が劣化するのを防止できる。また、現像装置、クリーニング装置、トナー戻し装置等を別々に組み付ける構成とした場合に起きる現像剤の洩れなどを防止でき、また、画像形成装置の部品点数を削減できると共にそのコストを低減できる。
【0055】
請求項2に記載の画像形成装置によれば、紙粉や感光層剥離破断片などの異物が、像担持体と現像剤搬送部材との間のギャップ及び現像剤搬送部材と剤規制手段との間のギャップに詰まるのを効果的に防止でき、その詰まりが原因で画質が劣化するのを防止できる。しかも剤規制機能や現像機能が害されることもない。
【0056】
請求項3に記載の画像形成装置によれば、紙粉や、像担持体の表面層の剥離破断片などの、各ギャップでの詰まりをより効果的に防止でき、その詰まりが原因で画質が劣化するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の内部を示す正面断面図である。
【図2】画像形成装置本体に装着された作像ユニットの垂直断面図である。
【図3】現像剤カートリッジの装着されていない作像ユニットとトナーボトルを示す外観斜視図である。
【図4】ケースカバー、現像ケースカバー、及び上カバーを取り外した状態の作像ユニットを示す斜視図である。
【図5】図4と同じ状態の部分断面平面図である。
【図6】トナー搬送ベルトの拡大斜視図である。
【図7】トナー戻し装置の垂直断面図である。
【図8】現像スリーブとドクターブレードとを示す斜視図である。
【図9】感光体と現像スリーブとの間のギャップ及び現像スリーブとドクターブレードとの間のギャップを説明する図である。
【図10】本発明一実施形態例の画像形成装置に具備される別の例の現像装置の垂直断面図である。
【符号の説明】
10 現像装置
10A 現像装置
12 現像剤ケース
12A 現像剤ケース
17 クリーニング装置
19 クリーニングケース
31 トナー戻し装置
50 ケーシング
51 トナー搬送路
D 現像剤
D1 現像剤
DA 現像領域
G ギャップ
G1 ギャップ
Claims (3)
- 静電潜像の形成される像担持体と、その静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、該トナー像を転写材に転写した後の像担持体上に残留するトナーを除去して回収するクリーニング装置と、該クリーニング装置によって除去されたトナーを現像装置において再使用すべく、当該トナーを現像装置へ戻すトナー戻し装置とを具備し、前記現像装置が、像担持体の表面に対してギャップをあけて対置され、そのギャップ領域であって静電潜像の可視像化が行われる現像領域に向けて現像剤を担持して搬送する現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材の表面に対してギャップをあけて対置され、前記現像領域へ搬送される現像剤の量を規制する剤規制手段とを有し、前記現像装置とクリーニング装置とトナー戻し装置が一体的に組み付けられて作像ユニットが構成され、前記現像装置の現像剤ケースと、クリーニング装置のクリーニングケースと、トナー戻し装置のトナー搬送路を区画するケーシングとが、作像ユニットのユニットケースによって一体に形成されていて、前記トナー搬送路は、ユニットケースの内部に配置され、前記トナー戻し装置は、回転駆動されるトナー排出部材によってクリーニングケースから前記トナー搬送路に排出されたトナーを現像装置へ搬送するトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段は、前記ケーシング内に配置されて複数のローラに巻き掛けられたトナー搬送ベルトを有し、該トナー搬送ベルトが前記トナー排出部材の回転により走行駆動されるように、前記複数のローラのうちの1つのローラは、前記ユニットケースの内部で、前記トナー排出部材に固定されていることを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体と現像剤搬送部材との間のギャップ及び現像剤搬送部材と剤規制手段との間のギャップを、ゼロより大きいギャップであって、2mm以下のギャップに設定した請求項1に記載のの画像形成装置。
- 両ギャップを20μm以上に設定した請求項2に記載の画像形成装置。
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- 1995-12-31 JP JP35376095A patent/JP3614225B2/ja not_active Expired - Lifetime
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