JP2020100580A - ビタミンe含有油性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビタミンEと水溶性粉末を含有し、安定性と乳化性に優れた油性組成物及びこの組成物を含むソフトカプセル製剤を提供することを課題とする。【解決手段】ビタミンEと水溶性粉末を含有する油性組成物であって、下記A成分及びB成分を含有する油性組成物。A成分:グリセリンステアリン酸エステルB成分:グリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステル【選択図】図1

Description

本発明は、ビタミンEを含有する水分散性に優れた油性の乳化組成物、及びそれを含有するソフトカプセル製剤に関する。
ビタミンE(Vitamin E)は、脂溶性ビタミンの1種であり、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノールなどの一連の化合物が知られている。ビタミンEは、水に不溶性でかつ、脂溶性が高く、そのため経口摂取したとき、体内吸収性が低いことが知られている。ビタミンEを経口投与製剤とする場合は、一般的に上記のトコフェロール類を高濃度に含有する植物油やグリセリンなどの油性組成物を内包させたソフトカプセル剤が一般的に採用されている。
特許文献1には、ビタミンEと相溶性がある油にビタミンEを65%以上溶解させた組成物を内包するソフトカプセル製剤が記載されている。しかしこのような油に溶解した組成物は、経口で摂取した場合、胃や小腸内で乳化された後吸収されるが、乳化が速やかに起こらないため吸収性が劣ることが知られている。
特許文献2には、ポリフェノール類、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン、オリーブオイル、ビタミンEを含む組成物を内包するソフトカプセル剤が記載されている。この組成物にはビタミンEを5〜15質量%配合できることが記載されている。この組成物は比較的容易に水に分散することが予想される。
一般的には、油溶性が高く水難溶性の物質を経口投与ソフトカプセル剤とするためには、このように界面活性剤を加えて水分散性を有する油性組成物を調製し、乳化微粒子として吸収を促進する技術が多く知られている。
特許文献3には、アスタキサンチン及びその誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種、油性成分、水、グリセリン及び還元水飴からなる群より選ばれる少なくとも1種の多価アルコール、及び酵素分解レシチンを含有する乳化組成物、並びに、ソフトカプセル製剤が記載されている。
特許文献4には、アスタキサンチンおよびポリグリセリンオレイン酸エステルを含有する組成物を、水性液体に分散してなる水中油型乳化物と、これを内包するソフトカプセル剤が記載されている。
特許文献5には、結晶性カロテノイドを含み、結晶性カロテノイドの少なくとも90質量%が非結晶であるカロテノイド成分と、グリセリン単位の数が1〜6であり脂肪酸単位の数が1〜6であって、グリセリン単位の水酸基を少なくとも1つ有する(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルと、芳香族カルボン酸類、ケイ皮酸類及びエラグ酸類からなる群より選択される少なくとも1種のフェノール系酸化防止剤と、を含むカロテノイド含有組成物が記載されている。この組成物は、非結晶カロテノイドを安定に含有する。
特許文献6には、水難溶性で脂溶性の高いスクワレンを1〜60質量%、乳化剤として1種又は2種以上のポリグリセリン脂肪酸エステルを40〜99質量%含有するスクワレン含有油性組成物が開示されている。このスクワレン含有油性組成物中の乳化剤のHLB値は、6〜15に調整されており、安定な乳化組成物となることが記載されている。
特許文献7には、乳化剤としてポリグリセリンラウリン酸エステルとポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを組み合わせ、これに脂溶性物質を溶解分散させた組成物及びこれを内包するソフトカプセル剤が開示されている。この組成物は安定で、かつ水中で自己ミセルを形成するため、水難溶性の物質のソフトカプセル剤として有用であることが記載されている。
またビタミンEを含有する油性組成物に水溶性のビタミン類やコラーゲンなどの水性粉末を添加することもしばしば行なわれている。特許文献8にはビタミンEを含有する油性組成物に水溶性のビタミン類やコラーゲン、酵母エキス、絹成分、食物繊維、蛋白質、核酸、ヘム鉄などの粉末5〜40重量%を配合した組成物を含むソフトカプセル製剤が開示されている。
しかしこのような粉末を配合することで油性組成物の安定性が低下し、配合成分の分離や水への分散性低下などが生じる。
特許文献9には、難油溶性粉末の油中での分散性と水への分散性が向上したという発明が記載されている。しかしこの発明は、油性の機能成分の水への分散性についての記載はない。
このように近年、水に対して難溶性の生理活性成分と水溶解性で油難溶性の両成分を含む機能性食品、医薬品、化粧品等において、製剤学的な安定性の維持や生理活性成分の体内への利用率又は吸収率の改善のため様々な技術が試みられている。
特開2001−335481号公報 特開2011−079786号公報 特開2017−186320号公報 特開2008−179619号公報 特開2012−184221号公報 国際公開第2008/004509号 特開2016−037479号公報 特開平07−138151号公報 特開2015−155384号公報
本発明者らの検討により、水への分散性に優れた油性組成物に、水溶性の粉末を配合すると、水への分散性が極度に低下するだけでなく、水溶性粉末が沈殿すること(安定性が低下すること)が判明した。
このことに関して、先行技術では、油性成分の水への分散性だけに着目しており、水溶性粉末添加による影響や、沈殿については触れられていない。
本発明は、水溶性粉末を配合しても水への分散性に優れ、かつ製剤学的な安定性が維持された(沈殿を生じない)油性組成物を提供することを課題とする。
本発明の主な構成は次の通りである。
(1)ビタミンEと水溶性粉末を含有する組成物であって、下記A成分及びB成分を含有する油性組成物。
A成分:グリセリンステアリン酸エステル
B成分:グリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステル
(2)全組成物中、A成分を5〜20質量%、B成分を3〜20質量%含有する(1)に記載の油性組成物。
(3)B成分がモノラウリン酸ポリグリセリル−4、モノラウリン酸ポリグリセリル−5、モノラウリン酸ポリグリセリル−10、モノステアリン酸ポリグリセリル−10、モノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10から選択される1以上の物質である(1)または(2)に記載の油性組成物。
(4)全組成物中、5〜50質量%のビタミンEを含有する(1)〜(3)のいずれかに記載の油性組成物。
(5)水溶性粉末が、水溶性ビタミンを主成分とする粉末である(1)〜(4)のいずれかに記載の油性組成物。
(6)水溶性粉末がビタミンCを主成分とする粉末である(1)〜(5)のいずれかに記載の油性組成物。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の油性組成物を含むソフトカプセル製剤。
本発明により、水に難溶性のビタミンEと水溶性の粉末を含有しても、安定性が高く、ビタミンEの水分散性の高い油性組成物が提供される。この油性組成物は、油難溶性の成分を含有し、組成物としての安定性が高い。また含有されるビタミンEの水分散性が高まることによって、ビタミンEが消化管内で速やかに分散乳化して吸収される。このため本発明の油性組成物は、経口で摂取したときのビタミンEの吸収性が向上する。この組成物は、水溶解性のビタミン類と油溶性のビタミンEを安定的に配合することが可能である。また油溶性のビタミンEの吸収性が高いため、1回あたり経口摂取するビタミンEの量を減量することができる。
また、本発明の油性組成物は、組成物あたりのビタミンEの濃度を50質量%にまで高めることができるため1粒あたりのビタミンE含有量を必然的に高めることができ、その結果製剤を小型化することができる。このため、本発明の高濃度ビタミンE含有カプセル製剤は、嚥下能力の低下した高齢者や、小児でも楽に嚥下することが可能である。
実施例9の組成物と比較対照の組成物を用いた動物試験のビタミンEの血中濃度曲線下面積(AUC0−24h)を示すグラフである。
本発明は、水溶性粉末とビタミンEを含有する油性組成物であって、安定性が高くビタミンEを高濃度含有する水分散性に優れた油性組成物の発明である。
また本発明は、上記の油性組成物を含むソフトカプセル製剤の発明である。
本発明の油性組成物は、水に難溶性の生理活性成分であるビタミンEと水溶性の粉末を含有し、乳化剤としてグリセリンステアリン酸エステルとグリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することによって、ビタミンEの水系液体中への分散性が向上すると共に、油性組成物の安定性が向上する。
本発明でいうビタミンEとは、トコフェロールとトコトリエノールであり、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノールからなる群から選ばれる1種類又は2種類以上の混合物をいう。好ましくは、トコフェロールとしてα−トコフェロール及びトコトリエノールである。トコトリエノールとしては、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノールのいずれか1以上である。
本発明において、水溶性の粉末とは、水に対して溶解性を有しており、油には難溶性の粉末である。本発明の目的であるビタミンE製剤に配合するには、水溶性のビタミン類やコラーゲン、酵母エキス、絹成分、食物繊維、蛋白質、核酸、ヘム鉄などの粉末を例示できる。水溶性のビタミン類としては、ビタミンCが好ましく配合できる。
本発明の油性組成物の分散性については、油性組成物をピペットで採取してその1滴(約0.1mL)を100mLの水に滴下した後3分間撹拌したときの分散粒子の平均粒子径が20μm以下を示す場合を、組成物が「好ましい分散性」を有すると評価する。水中で油相粒子が20μm以下の粒子サイズを維持することでビタミンEが、速やかに吸収される。
水難溶性で油溶性を示す化合物は、このような分散性が付与されると経口投与による吸収性が高まり、血中濃度が上昇する。ビタミンEも、このような水分散性が付与されることで経口投与時の吸収性が向上する。
なお分散性の測定の詳細は実施例において具体的に説明する。
本発明の油性組成物の安定性については、ビタミンEを含む油性組成物を調製し、これに水溶性粉末(例えばビタミンC)を添加した後、十分混合し、水溶性粉末を油性組成物に分散させた後、透明なガラス製バイアル瓶に充填し、室温で静置したとき、油性成分の分離や粉末の沈殿を目視で観察し、1週間以内に分離層が出現したり、沈殿が生じる場合を、安定性が「不良」と評価する。
また、本発明の油性組成物は、ビタミンE及び水溶性ビタミンの経口摂取用製剤として、そのまま或いは抗酸化剤などの添加剤を添加した後、液剤として使用可能である。通常は、ソフトカプセルに内包して経口剤として摂取できる。
本発明の油性組成物の配合成分について説明する。
<ビタミンE>
本発明に用いるビタミンEとしては、通常医薬品或いは飲食品にビタミンEとして使用可能なものであればどのようなものであっても使用可能である。具体的には、トコフェロールとトコトリエノールである。トコフェロールとしては、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロールであれば、いずれであっても使用可能である。トコトリエノールとしては、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノールがある。トコトリエノールはこれらの混合物であっても使用可能である。なかでもα−トコトリエノールは、ビタミンE活性としてα−トコフェロールの100倍の活性、β−トコトリエノールは50倍の活性があるため、本発明の目的に適しており、本発明に使用するために特に好ましい。
<水溶性粉末>
本発明の油性組成物には、水溶性で且つ油難溶性の粉末を含有する。このような粉末として、水溶性のビタミン類やコラーゲン、酵母エキス、絹成分、食物繊維、蛋白質、核酸、ヘム鉄などの粉末を上げることができる。これらの粉末は、ビタミンEと同様に生体の機能を調節する栄養成分であり、処方設計に応じて適宜使用可能である。もっとも汎用される成分としては、水溶性のビタミン類であって、中でもビタミンCである。これらの成分は、単独であるいは各種の賦形剤と混合した粉末として配合することができる。
本発明中の油性組成物にあっては、組成物中にビタミンEを5〜50質量%含有させることが好ましい。
<油性成分>
本発明の油性組成物は、油性成分を含有してもよい。
本発明の油性組成物に含まれる、油性成分は、ビタミンEを溶解分散させるための食用油由来及び、ソフトカプセルに組成物を充填するための分散媒として機能する。油性成分は、食品用の中鎖脂肪酸トリグリセリド及び動植物性油脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
中鎖脂肪酸トリグリセリドの例としては、トリグリセリドを構成する脂肪酸の炭素数が8〜10である中鎖脂肪酸トリグリセリドが挙げられる。
動植物性油脂としては、例えば、大豆油、菜種油、綿実油、ひまわり油、サフラワー油、やし油、小麦胚芽油、コーン胚芽油、オリーブ油、米ぬか油等の植物性油脂、肝油、魚油、鯨油等の動物性油脂が挙げられる。
これらの油性成分のなかでも、中鎖脂肪酸トリグリセリドが好ましい。
本発明の油性組成物にあっては、組成物中に油性成分を5〜95質量%、好ましくは5〜90質量%、特に好ましくは5〜70質量%を含有する。
<乳化剤>
本発明の油性組成物は、乳化剤として、以下のA成分及びB成分を含有する。
A成分:グリセリンステアリン酸エステル
B成分:グリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステル
B成分として、なかでもモノラウリン酸ポリグリセリル−4、モノラウリン酸ポリグリセリル−5、モノラウリン酸ポリグリセリル−10、モノステアリン酸ポリグリセリル−10、モノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10から選択される1以上の物質が好ましい。
A成分の、グリセリンステアリン酸エステルの本発明の油性組成物中の含有量は、1〜30質量%、好ましくは2〜25質量%、特に好ましくは5〜20質量%である。グリセリンステアリン酸エステルとしては、市販されている食品用・医薬品用の乳化剤を使用することが可能であり、具体的にはポエムS−100(理研ビタミン株式会社)を例示できる。
本発明の油性組成物にあっては、B成分のグリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルを、油性組成物中に1質量%以上、好ましくは3〜20質量%含有する。
B成分のグリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、モノラウリン酸ポリグリセリル−4(SYグリスターML−310:阪本薬品工業株式会社)、モノラウリン酸ポリグリセリル−5(サンソフトA−121E:太陽化学株式会社)、モノラウリン酸ポリグリセリル−1(サンソフトQ−12S:太陽化学株式会社)、モノステアリン酸ポリグリセリル−10(サンソフトQ−18S:太陽化学株式会社)、モノオレイン酸ポリグリセリル−5(サンソフトA−171E:太陽化学株式会社)、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10(サンソフトQ−14S:太陽化学株式会社)を例示できる。
<その他の成分>
本実施形態の油性組成物は、前記した各成分の他に、必要に応じて任意の他の成分(例えば、栄養成分、有効成分、薬理成分など生理活性成分、色素酸化防止剤、糖類を含有していてもよい。このような成分としては、飲食品、医薬品に使用可能なものであれば、特に制限されない。
本発明の油性組成物は、その特性から、抗酸化剤を含有することが好ましい。
抗酸化剤としては、特に限定されず、例えば、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の化合物、ビタミンA、レチノイン酸、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチニルアセテート、レチニルパルミテート、レチノイン酸トコフェリルなどを例示できる。
<油性組成物の製造方法>
本実施形態の油性組成物は、組成物中には、ビタミンEと油性成分、乳化剤としてA成分のグリセリンステアリン酸エステル、B成分のグリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルを、50〜70℃で加温しながら撹拌し、各成分を溶解混合し、さらにこの溶解混合した溶液に水溶性粉末を添加して撹拌混合して、粉末を均一に分散させて調製する。溶解液が気泡を含む場合は、減圧脱気などの方法で気泡を除去することが好ましい。
<ソフトカプセル製剤の製造方法>
調製した油性組成物は、加温状態で公知のソフトカプセル成型機を用いてソフトカプセル製剤とする。ソフトカプセル製剤製造に当たっては、特段の制限はなく、ソフトカプセル封入装置の製造条件にしたがって製造可能である。
なお、ソフトカプセル皮膜(以下、単に皮膜とも称する。)を形成する基材としては、デンプン、加工デンプン、寒天、ゼラチン、ジェランガム、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース等の物質を皮膜成分として使用することが可能である。
以下、本発明を予備試験例、実施例、比較例を示し具体的に説明する。
1.予備試験
油性組成物の安定性に及ぼす水溶性粉末の影響確認試験
予め安定性及び水への分散性(乳化性)に優れた油性組成物を調製し、この油性組成物に水溶性粉末を添加して得られる油性組成物の安定性と水に対する分散性の影響を試験した。
(1)試験組成物
下記表1の組成のビタミンE含有油性組成物(試験対照)とビタミンC粉末含有油性組成物を調製した。
1)ビタミンEを含む油性組成物の調製
下記表1に示す各成分を用いて油性組成物を調製した。調製方法は、ビタミンE含有植物油、希釈油、乳化剤を60℃で加温溶解させ、40℃まで放冷したものを、スクリューキャップ付ガラス瓶に50mL充填した。これを、室温に冷却して試験試料とした。
2)水への分散性(乳化性)及び安定性の評価
水への分散性の評価は、調製した油性組成物を採取し、これをピペットで採取し、ビーカー中の室温の水100mLに1滴(約0.1mL)を滴下し、マグネチックスターラーで3分間撹拌後目視観察した。
滴下した油性組成物が水に均一に分散したことが目視により観察された場合を「〇」、全く分散が観察されない場合(油滴が浮上する)を「×」と評価した。評価結果を下記表1の下段に記載した。
安定性の評価は、室温に1週間放置し、分離及び沈殿の有無を目視確認した。評価結果は、沈殿の発生又は分離が観察されなかった場合を「〇」、沈殿又は分離が観察された場合を「×」と評価した。評価結果を同様に下記表1の下段に記載した。
公知の技術情報の通り、水溶性粉末(ビタミンC粉末)を含有することにより、油性組成物の水への分散性及び安定性が低下した。
2.実施例1〜8、比較例1〜9の調製及び評価
下記の表2(実施例1〜8)、表3(比較例1〜9)の組成のビタミンEとビタミンC粉末を含有する油性組成物を調製した。
なお、実施例1〜8は、A成分としてステアリン酸モノグリセリル、B成分としてモノラウリン酸ポリグリセリル−4、モノラウリン酸ポリグリセリル−5、モノラウリン酸ポリグリセリル−10、モノステアリン酸ポリグリセリル−10、モノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10を含有する油性組成物を調製したものである。
比較例1〜9は、A成分、B成分のいずれかを含有しないか、両方とも含有しない油性組成物である。
これらのビタミンE及びビタミンC粉末を含有する油性組成物の安定性と水分散性は予備試験と同様にして評価した。評価結果は表2、3の下段に示した。
表2、表3に示すとおり、実施例は、水への分散性及び安定性の両方が優れていたものの、B成分は含むがA成分を含まない比較例7〜9は安定性の面で水溶性粉末の沈殿が生じ、A成分は含むがB成分を含まない比較例1〜4、6では、水への分散性の面が劣っていた。
3.水分散性粒子の粒子径
また上記の実施例1〜8の分散性試験溶液を用いて、分散粒子の平均粒子径をレーザ回折式粒度分布測定装置LA−960(堀場製作所社)により測定した。測定結果を表4に示す。
4.動物を用いた吸収性試験
上記の試験の結果から本発明の油性組成物が、安定性が高く、水分散性に優れていることが明らかとなった。さらに本発明の油性組成物がビタミンEの吸収性に優れていることを動物試験によって確認した。
(1)試験試料
次の表5の組成を試験試料とした。
(2)試験動物及び試験条件
・ラット:SDラット、8週齢
・投与量:αトコフェロールとして50mg/kgをゾンデにより強制投与。
・各群6匹
・採血ポイント:投与前、投与後0.5、1、2、3、4、5、8、24時間の9ポイント、尾静脈より採血した。
(3)ビタミンE分析方法
1)血漿の前処理
血液サンプルを遠心(12,000rpm,10min,4℃)し、血漿を200μL分取し、冷凍してHPLC用試料として保管する。
2)除タンパク
血漿50μLにメタノール150μLを添加し、10分間混合する。混合後15,000rpmで10分遠心分離、遠心分離後上清100μLをHPLC測定の試料とした。
3)HPLC蛍光分析
HPLC条件
カラム:InertSustain C18 2.1×100mm 2μm(ジーエルサイエンス株式会社)
カラム温度:40℃
移動相:A液:水
B液:メタノール:アセトニトリル:エタノール=85:7.5:7.5
(A液:B液=8:92)
流速:0.3mL/分
蛍光分析条件
Excitation波長:298nm
Emission波長:325nm
(4)測定結果
血中ビタミンE濃度の変化からAUC及びCmaxを求めた。
測定結果を下記の表6及び図1に示した。
図1及び表6に示すとおり、本発明の油性組成物は、比較対照よりも高いAUC及びCmaxを示した。したがって本発明の油性組成物はビタミンEの吸収性が高いことが明らかとなった。
5.ソフトカプセル製造
実施例1の組成物を、常法に従い4オーバルのゼラチンを主成分とするソフトカプセルを210mg/粒になるよう充填し、8kgを製造した。製造に際して特段の問題は発生しなかった。
本発明の主な構成は、次の通りである。
(1)ビタミンE5〜50質量%ビタミンCを主成分とする水溶性粉末を含有する組成物であって、全組成物中に下記A成分5〜20質量%及びB成分5〜20質量%を含有し、多価アルコールを含有しない油性組成物。
A成分:グリセリンステアリン酸エステル
B成分:モノラウリン酸ポリグリセリル−4、モノラウリン酸ポリグリセリル−5、モノラウリン酸ポリグリセリル−10、モノステアリン酸ポリグリセリル−10、モノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10から選択される1以上の物質
(2)(1)に記載の油性組成物を含むソフトカプセル製剤。

Claims (7)

  1. ビタミンEと水溶性粉末を含有する組成物であって、下記A成分及びB成分を含有する油性組成物。
    A成分:グリセリンステアリン酸エステル
    B成分:グリセリン重合度が4〜10であるポリグリセリンに、炭素数が12〜18の脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステル
  2. 全組成物中、A成分を5〜20質量%、B成分を3〜20質量%含有する請求項1に記載の油性組成物。
  3. B成分がモノラウリン酸ポリグリセリル−4、モノラウリン酸ポリグリセリル−5、モノラウリン酸ポリグリセリル−10、モノステアリン酸ポリグリセリル−10、モノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノミリスチン酸ポリグリセリル−10から選択される1以上の物質である請求項1または2に記載の油性組成物。
  4. 全組成物中、5〜50質量%のビタミンEを含有する請求項1〜3のいずれかに記載の油性組成物。
  5. 水溶性粉末が、水溶性ビタミンを主成分とする粉末である請求項1〜4のいずれかに記載の油性組成物。
  6. 水溶性粉末がビタミンCを主成分とする粉末である請求項1〜5のいずれかに記載の油性組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の油性組成物を含むソフトカプセル製剤。
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