JP2017214335A - コエンザイムq10組成物及びそれが充填されたソフトカプセル - Google Patents
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Abstract
【課題】コエンザイムQ10を油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るような組成物を提供すること、また、それが充填されたソフトカプセルと、その製造方法を提供すること。
【解決手段】20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るようなコエンザイムQ10組成物であって、該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有するコエンザイムQ10組成物、該コエンザイムQ10組成物が充填されてなるソフトカプセル、及び、該ソフトカプセルの製造方法。
【選択図】図1
【解決手段】20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るようなコエンザイムQ10組成物であって、該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有するコエンザイムQ10組成物、該コエンザイムQ10組成物が充填されてなるソフトカプセル、及び、該ソフトカプセルの製造方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、コエンザイムQ10を含有するコエンザイムQ10組成物、該コエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセル、及び、該ソフトカプセルの製造方法に関するものである。
コエンザイムQ10は、肉類や魚介類等の食品に主に含有される油溶性の物質であり、心疾患、高血圧等の予防・治療に有効であると言われており、健康食品等として広く利用されている。
コエンザイムQ10を供給(提供)するための形態としては、主に、粉末剤、錠剤等の固体状の剤型;ハードカプセル剤等のカプセル状の剤型;水性液剤等の液状の剤型;等が知られている。
このうち、水性液剤として供給(提供)するためには、本来油溶性であるコエンザイムQ10を、水に安定的に微分散又は溶解できるようにしなくてはならず、そのために、種々の界面活性剤又は乳化剤が検討されている。従って、このような界面活性剤を用いれば、好適に水中油滴型であるコエンザイムQ10分散液(乳化液)ができるとされている(例えば、特許文献1〜3)。
このうち、水性液剤として供給(提供)するためには、本来油溶性であるコエンザイムQ10を、水に安定的に微分散又は溶解できるようにしなくてはならず、そのために、種々の界面活性剤又は乳化剤が検討されている。従って、このような界面活性剤を用いれば、好適に水中油滴型であるコエンザイムQ10分散液(乳化液)ができるとされている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1には、乳化剤としてステアリン酸デカグリセリルを用いて、ビタミンA、E、K等の脂溶性ビタミン類、及び、テプレノン又はコエンザイムQ10を水に分散させた脂溶性物質水性液剤が記載されている。
また、特許文献2には、HLBが10以上のグリセリン脂肪酸エステル又はソルビタン脂肪酸エステルを乳化剤として用いて、コエンザイムQ10等を微粒子化して水に乳化分散させた可溶化液が記載されている。
また、特許文献2には、HLBが10以上のグリセリン脂肪酸エステル又はソルビタン脂肪酸エステルを乳化剤として用いて、コエンザイムQ10等を微粒子化して水に乳化分散させた可溶化液が記載されている。
しかしながら、これらの技術はすべて、油溶性であり非水溶性であるコエンザイムQ10を安定的に水に分散させて、好適に水中油滴型のコエンザイムQ10乳化液を調製する技術であり、油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10の凝集析出を抑制する技術ではなかった。すなわち、これらの界面活性剤や乳化剤は、専ら水中油滴型の水性分散液や乳化液を調製するためのものであった。
近年、コエンザイムQ10をカプセル化した形態が好まれるようになり、例えば、主にゼラチン等の水溶性皮膜で覆ったソフトカプセル等では、カプセルの内容物は油性液体にならざるを得ない。
しかしながら、融点が47℃〜52℃のコエンザイムQ10を、油性成分・油性媒体中で、融点以上に加熱して強撹拌したとしても、放置したり冷却したりすると、該油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10が凝集・析出し、該凝集物や析出物が目視できるようになり、商品価値を著しく下げてしまう。すなわち、該油性成分・油性媒体は、ほぼ無色透明な場合が多いので、その中での「一旦融解してから固化したコエンザイムQ10の濃橙色〜黒褐色の凝集析出物」は極めて見苦しい。
しかしながら、融点が47℃〜52℃のコエンザイムQ10を、油性成分・油性媒体中で、融点以上に加熱して強撹拌したとしても、放置したり冷却したりすると、該油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10が凝集・析出し、該凝集物や析出物が目視できるようになり、商品価値を著しく下げてしまう。すなわち、該油性成分・油性媒体は、ほぼ無色透明な場合が多いので、その中での「一旦融解してから固化したコエンザイムQ10の濃橙色〜黒褐色の凝集析出物」は極めて見苦しい。
また、製造直後は安定的に分散しており該凝集物や析出物が目視できなくても、特にソフトカプセルとして保管した際に、経時でコエンザイムQ10が内容液中で凝集・析出し目視できるような大きさになっても商品価値を下げる。
油性成分中に含有されるコエンザイムQ10の例としては、特許文献3に、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、コハク酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル等の乳化剤を含有する油脂組成物が記載されており、その中で、コエンザイムQ10が、ビタミンE、リン脂質等の多くの化合物と共に、該油脂組成物に配合される添加剤として列挙されている。
しかしながら、上記油脂組成物は調理用又は飼料用のものであり、特許文献3の発明の課題や効果も、体脂肪蓄積が少なく、通常の食用油と同等に発煙・泡立ち・油ハネがないと言う調理適性を持ち、風味良好で安全性が高く、低温安定性を有すると言うものであり、コエンザイムQ10の凝集・析出を抑制すると言うものではなかった。
況や、例えばソフトカプセルとして経時したときに、コエンザイムQ10が、濃橙色〜黒褐色の凝集析出物となって目視できる大きさになることを抑制するものでもなかった。しかも、特許文献3では、コエンザイムQ10は、単に、該油脂組成物の添加剤として列挙されているに過ぎない。
況や、例えばソフトカプセルとして経時したときに、コエンザイムQ10が、濃橙色〜黒褐色の凝集析出物となって目視できる大きさになることを抑制するものでもなかった。しかも、特許文献3では、コエンザイムQ10は、単に、該油脂組成物の添加剤として列挙されているに過ぎない。
コエンザイムQ10を含有する組成物として、油性成分・油性媒体中にコエンザイムQ10が溶解又は不可視的に微分散して外観を良好に保つ性能が要求されるようになってきているが、前記した「水系の媒体に乳化・分散するための界面活性剤や乳化剤の技術」(特許文献1、2等)や、「調理用の油脂組成物の技術」(特許文献3等)は、該要求を達成するためには役に立たず、更なる進展・開発が必要であった。
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、コエンザイムQ10を油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るような組成物を提供することにあり、また、それが充填されたソフトカプセルと、その製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、特定のエステル化合物を用いることによって、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得ることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るようなコエンザイムQ10組成物であって、
該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とするコエンザイムQ10組成物を提供するものである。
該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とするコエンザイムQ10組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記油性成分が、植物油及び動物油からなる群より選ばれた1種以上の成分を含有するものである上記のコエンザイムQ10組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記のコエンザイムQ10組成物が充填されていることを特徴とするソフトカプセルを提供するものである。
また、本発明は、コエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの製造方法であって、
少なくとも、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有する油性成分、並びに、コエンザイムQ10を溶解混合して均一溶液にすることによって該コエンザイムQ10組成物を得て、該コエンザイムQ10組成物を、ロータリーダイを用いてカプセル化することを特徴とするソフトカプセルの製造方法を提供するものである。
また、本発明は、コエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの製造方法であって、
少なくとも、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有する油性成分、並びに、コエンザイムQ10を溶解混合して均一溶液にすることによって該コエンザイムQ10組成物を得て、該コエンザイムQ10組成物を、ロータリーダイを用いてカプセル化することを特徴とするソフトカプセルの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、前記問題点や課題を解決し、油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10の凝集析出を抑制して、コエンザイムQ10を安定的に、該油性成分・油性媒体に均一に溶解又は不可視的に分散させることができる。
コエンザイムQ10の融点は47℃〜52℃である。従って、コエンザイムQ10を油性成分中で融点以上(又は融点近傍)に加熱して強撹拌すると、コエンザイムQ10は該油性成分中に溶解するか、又は、たとえ溶解しない場合であっても融解して液体となり不可視的に分散される。
しかし、本発明における凝集析出抑制剤を用いない場合は、得られたコエンザイムQ10組成物を放置したり冷却したりすると、該油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10が、濃橙色〜茶褐色〜黒褐色の凝集析出物として凝集・析出し、該凝集物や析出物が目視できるようになり(具体的には、例えば、約0.3mm〜約3mmとなり)、商品価値を著しく下げる。
しかし、本発明における凝集析出抑制剤を用いない場合は、得られたコエンザイムQ10組成物を放置したり冷却したりすると、該油性成分・油性媒体中でコエンザイムQ10が、濃橙色〜茶褐色〜黒褐色の凝集析出物として凝集・析出し、該凝集物や析出物が目視できるようになり(具体的には、例えば、約0.3mm〜約3mmとなり)、商品価値を著しく下げる。
本発明における凝集析出抑制剤を用いると、得られたコエンザイムQ10組成物は、製造直後に凝集物や析出物が見られず、また、上記分散性は経時的にも安定で、冷熱サイクル試験後でも、油性成分中に均一に溶解又は不可視的に分散された状態を維持することができる。
本発明のコエンザイムQ10組成物は、特に、ソフトカプセルの内容液として好適である。本発明のコエンザイムQ10組成物が充填されてなるソフトカプセルは、コエンザイムQ10の凝集析出が抑制され、経時でも更には冷熱サイクル試験後でも、凝集析出が起こり難く外観を損ねない。
ソフトカプセル内で、例えば「一旦融解したコエンザイムQ10」が固化して凝集析出すると、約0.5mm〜約3mmの大きさの濃橙色〜茶褐色〜黒褐色の斑点が、ソフトカプセル内又はソフトカプセル表面に発生したように見えて極めて見苦しい。
ソフトカプセル内で、例えば「一旦融解したコエンザイムQ10」が固化して凝集析出すると、約0.5mm〜約3mmの大きさの濃橙色〜茶褐色〜黒褐色の斑点が、ソフトカプセル内又はソフトカプセル表面に発生したように見えて極めて見苦しい。
本発明のコエンザイムQ10組成物を内容液としたソフトカプセル(特にロータリーダイ式ソフトカプセル)では、上記障害がなく、油性成分・油性媒体が無色の場合には、コエンザイムQ10の本来の黄色の外観を維持できて商品価値が上がり、また経時で劣化することがない。
なお、外観維持の方法として、ソフトカプセルの皮膜を着色させて、内容物(の析出)を見えなくする方法(例えば、所謂カラメル処理等)が考えられるが、その方法を用いると、胃等の体内でのソフトカプセルの崩壊遅延が起こり易い;コストがアップする;中が見えないことが嫌われる(不安感がある);等の問題点が生じる場合がある。
本発明のコエンザイムQ10組成物を内容液としたソフトカプセルでは、内容物が常に見えるような実質的に殆ど無色透明の皮膜を用いることによって、上記問題が生じず、鮮やかなコエンザイムQ10の黄色が外から見えて、商品価値が極めて上がる。
本発明のコエンザイムQ10組成物を内容液としたソフトカプセルでは、内容物が常に見えるような実質的に殆ど無色透明の皮膜を用いることによって、上記問題が生じず、鮮やかなコエンザイムQ10の黄色が外から見えて、商品価値が極めて上がる。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
本発明は、20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るようなコエンザイムQ10組成物であって、該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とするコエンザイムQ10組成物である。
コエンザイムQ10は、2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカプレニル−1,4−ベンゾキノンのことであり、ユビキノン(ubiquinone)と言われることもある物質である。コエンザイムQ10は、例えば、肉類や魚介類等の食品に主に含有される油溶性の物質であり、心疾患、高血圧等の予防・治療に有効である。
本発明における「コエンザイムQ10」は、ハイドロキノン型の所謂「還元型コエンザイムQ10」(ユビキノール)の含有を排除するものではないが、本発明における凝集析出抑制剤の効果を発揮させるために、キノン型のコエンザイムQ10(ユビキノン)が好ましい。
本発明における「コエンザイムQ10」は、ハイドロキノン型の所謂「還元型コエンザイムQ10」(ユビキノール)の含有を排除するものではないが、本発明における凝集析出抑制剤の効果を発揮させるために、キノン型のコエンザイムQ10(ユビキノン)が好ましい。
本発明における凝集析出抑制剤は、従来から知られている「コエンザイムQ10の水への乳化剤や分散剤」とは全く異なり、20℃においてコエンザイムQ10を油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散させる性能を有し、そのため、コエンザイムQ10を油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散させる用途に用いられるものである。
「不可視的に分散」とは、目視でコエンザイムQ10自体が見えない程度まで分散されていることを言う。
「不可視的に分散」とは、目視でコエンザイムQ10自体が見えない程度まで分散されていることを言う。
本発明において、「20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得る」とは、20℃の油性成分にコエンザイムQ10を投入し、20℃で撹拌して均一に溶解又は不可視的に分散し得る場合の他に、油性成分にコエンザイムQ10を投入し、コエンザイムQ10の融点以上(又は近傍)に昇温して、一旦コエンザイムQ10を均一に溶解又は不可視的に分散させ、その後20℃にまで降温させても、コエンザイムQ10が該油性成分中に均一に溶解又は不可視的に分散された状態になり得る場合も含まれる。
上記定義の際の「コエンザイムQ10のコエンザイムQ10組成物中の濃度」は、1質量%以上の何れかの濃度である。ここで、「コエンザイムQ10組成物」とは、コエンザイムQ10、凝集析出抑制剤、及び、後述する「油溶性のその他の成分」の混合組成物を言う。
本発明における「油性成分」とは、水に難溶性の成分を言い、具体的には、食用油の他、種々の健康に対する効果を謳った成分、健康食品に含まれる成分、ソフトカプセルの内容物として知られている成分等が挙げられる。中でも、植物油及び動物油からなる群より選ばれた1種以上の成分を含有する油性成分が好ましい。ここで、上記「植物油及び動物油」には、植物や動物から単に搾り取った成分の他、抽出・変性・単離・加工等をした動植物由来成分も含まれる。
「油性成分」のうちの植物油としては、具体的には、例えば、大豆油;ゴマ油;とうもろこし油;綿実油;やし油;ココナッツ油;パーム(フルーツ)油;ココナッツ油、パーム(フルーツ)油等を含有するMCT(油);ビタミンA、E、K等の脂溶性ビタミン類;オリーブ油;落花生油;米糠油;椿油;サフラワー油;しそ油;菜種油;等が挙げられる。また、「油性成分」のうちの動物油としては、具体的には、例えば、魚油;鯨油;肝油;EPA;DHA;ビタミンB等の脂溶性ビタミン類;等が挙げられる。
これらは、何れか1種を単独で使用してもよいし、植物油の中から2種以上を併用してもよいし、動物油の中から2種以上を併用してもよいし、植物油及び動物油よりなる群から2種以上を併用してもよい。
これらは、何れか1種を単独で使用してもよいし、植物油の中から2種以上を併用してもよいし、動物油の中から2種以上を併用してもよいし、植物油及び動物油よりなる群から2種以上を併用してもよい。
本発明のコエンザイムQ10組成物は、該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする。
本発明において、「(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル」とは、グリセリン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステルとを含む総称である。
本発明において、「(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル」とは、グリセリン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステルとを含む総称である。
グリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンの脂肪酸エステルであり、天然から得たものも、合成又は変性して得たものも含まれる。また、反応モノグリセライド、蒸留モノグリセライド等も含まれる。
グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の下限は、特に限定はないが、炭素数8以上が好ましく、炭素数12以上がより好ましく、炭素数14以上が特に好ましい。該脂肪酸は長鎖脂肪酸が好ましい。
また、グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、炭素数22以下が好ましく、炭素数20以下がより好ましく、炭素数18以下が特に好ましい。
グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の下限は、特に限定はないが、炭素数8以上が好ましく、炭素数12以上がより好ましく、炭素数14以上が特に好ましい。該脂肪酸は長鎖脂肪酸が好ましい。
また、グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、炭素数22以下が好ましく、炭素数20以下がより好ましく、炭素数18以下が特に好ましい。
凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数は前記範囲であることが望ましい。脂肪酸の炭素数が少な過ぎると、コエンザイムQ10が分離する場合があり、その炭素数が多過ぎると、コエンザイムQ10が凝縮する場合がある。
グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸は、2重結合を有する不飽和脂肪酸でも、2重結合を有さない飽和脂肪酸でもよい。
また、ポリエステル等の末端脂肪酸も含まれる。このようなグリセリン脂肪酸エステルを、「グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。
また、脂肪酸のモノエステル、ジエステル、トリエステルの何れでもよいが、モノエステル又はジエステルが好ましい。
また、ポリエステル等の末端脂肪酸も含まれる。このようなグリセリン脂肪酸エステルを、「グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。
また、脂肪酸のモノエステル、ジエステル、トリエステルの何れでもよいが、モノエステル又はジエステルが好ましい。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリン縮合物の脂肪酸エステルであり、グリセリンの平均縮合度は、特に限定はないが、下限は、2以上が好ましく、3以上がより好ましく、4以上が特に好ましい。また、上限は、14以下が好ましく、12以下がより好ましく、10以下が特に好ましい。
凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、上記(平均)縮合度の脂肪酸が好ましい。該縮合度が低過ぎると、コエンザイムQ10が分離する場合があり、該縮合度が高過ぎると、コエンザイムQ10が凝集する場合がある。
凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、上記(平均)縮合度の脂肪酸が好ましい。該縮合度が低過ぎると、コエンザイムQ10が分離する場合があり、該縮合度が高過ぎると、コエンザイムQ10が凝集する場合がある。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の下限は、特に限定はないが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、炭素数8以上が好ましく、炭素数12以上がより好ましく、炭素数14以上が特に好ましい。該脂肪酸は長鎖脂肪酸が好ましい。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、炭素数22以下が好ましく、炭素数20以下がより好ましく、炭素数18以下が特に好ましい。
脂肪酸の炭素数が少な過ぎると、コエンザイムQ10が分離する場合があり、その炭素数が多過ぎると、コエンザイムQ10が凝集する場合がある。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、炭素数22以下が好ましく、炭素数20以下がより好ましく、炭素数18以下が特に好ましい。
脂肪酸の炭素数が少な過ぎると、コエンザイムQ10が分離する場合があり、その炭素数が多過ぎると、コエンザイムQ10が凝集する場合がある。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸は、2重結合を有する不飽和脂肪酸でも、2重結合を有さない飽和脂肪酸でもよい。
また、ポリエステル等の末端脂肪酸も含まれる。このようなものとしては、「『リシノール酸等の分子内に水酸基とカルボキシル基を含有する化合物』がエステル結合で縮合したポリエステル」の末端カルボキシル基がポリグリセリンとエステル結合したものが挙げられる。以下、このポリグリセリン脂肪酸エステルを、「ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステルとしては、具体的には、例えば、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等が挙げられる。
なお、以下(実施例、表等)、「グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と「ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステル」を総称して、「(ポリ)グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。
また、ポリエステル等の末端脂肪酸も含まれる。このようなものとしては、「『リシノール酸等の分子内に水酸基とカルボキシル基を含有する化合物』がエステル結合で縮合したポリエステル」の末端カルボキシル基がポリグリセリンとエステル結合したものが挙げられる。以下、このポリグリセリン脂肪酸エステルを、「ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステルとしては、具体的には、例えば、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等が挙げられる。
なお、以下(実施例、表等)、「グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と「ポリグリセリン(縮合)脂肪酸エステル」を総称して、「(ポリ)グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」と略記することがある。
(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルの特に好ましい脂肪酸としては、限定はされないが、具体的には、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等が挙げられる。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸エステル化率は、特に限定はないが、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステルがデカグリセリン脂肪酸エステルの場合には、1分子中の全ての水酸基(−OH)のうちの平均で1個〜10個の水酸基(−OH)がエステル化されていることが好ましく、2個〜9個の水酸基(−OH)がエステル化されていることが特に好ましい。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルがデカグリセリン脂肪酸エステルではないときは、脂肪酸エステル化率の好ましい範囲は上記範囲に準じる。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルがデカグリセリン脂肪酸エステルではないときは、脂肪酸エステル化率の好ましい範囲は上記範囲に準じる。
「ソルビタン脂肪酸エステル」とは、水酸基を4個有するソルビタンの1個ないし4個のうちの幾つかの水酸基に脂肪酸がエステル結合している化合物である。
中でも、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、ソルビタンの1個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタンモノエステル、2個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタンジエステル、又は、3個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタントリエステルが好ましく、ソルビタンジエステル又はソルビタントリエステルがより好ましく、ソルビタントリエステルが特に好ましい。
中でも、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、ソルビタンの1個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタンモノエステル、2個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタンジエステル、又は、3個の水酸基に脂肪酸がエステル結合しているソルビタントリエステルが好ましく、ソルビタンジエステル又はソルビタントリエステルがより好ましく、ソルビタントリエステルが特に好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の下限は、特に限定はないが、炭素数8以上が好ましく、炭素数12以上がより好ましく、炭素数14以上が特に好ましい。該脂肪酸は長鎖脂肪酸が好ましい。
また、ソルビタン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、炭素数22以下が好ましい。
凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、特に、コエンザイムQ10が分離・凝集するのを抑制する点から、前記炭素数の脂肪酸が好ましい。
また、ソルビタン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数の上限は、特に限定はないが、炭素数22以下が好ましい。
凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から、特に、コエンザイムQ10が分離・凝集するのを抑制する点から、前記炭素数の脂肪酸が好ましい。
上記ソルビタン脂肪酸エステルは、炭素数8以上22以下の脂肪酸の、ソルビタンモノエステル、ジエステル又はトリエステルであることが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から特に好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステルの脂肪酸は、2重結合を有する不飽和脂肪酸でも、2重結合を有さない飽和脂肪酸でもよい。また、ポリエステル等の末端脂肪酸も含まれる。
ソルビタン脂肪酸エステルの特に好ましい脂肪酸としては、限定はされないが、具体的には、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等が挙げられる。
本発明における凝集析出抑制剤としては、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの一方だけでもよいが、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エステルとの組み合わせ(併用)が、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から特に好ましい。
(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エステルとを組み合わせて(併用して)使用する場合は、それらの質量比は、1:5〜5:1がより好ましく、2:5〜5:2が特に好ましい。
(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エステルとを組み合わせて(併用して)使用する場合は、それらの質量比は、1:5〜5:1がより好ましく、2:5〜5:2が特に好ましい。
また、コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、更にレシチンを含有することは、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点から特に好ましい。
該レシチンとしては、卵黄レシチン、大豆レシチン、ヒマワリレシチン等が挙げられる。
該レシチンとしては、卵黄レシチン、大豆レシチン、ヒマワリレシチン等が挙げられる。
本発明のコエンザイムQ10組成物は、コエンザイムQ10を、コエンザイムQ10組成物全体に対して、2質量%以上80質量%以下で含有することが、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点、健康食品としてコエンザイムQ10の効果を奏する点等から好ましい。
同様の理由から、コエンザイムQ10を、コエンザイムQ10組成物全体に対して、10質量%以上75質量%以下で含有することがより好ましく、20質量%以上70質量%以下で含有することが更に好ましく、30質量%以上60質量%以下で含有することが特に好ましい。
同様の理由から、コエンザイムQ10を、コエンザイムQ10組成物全体に対して、10質量%以上75質量%以下で含有することがより好ましく、20質量%以上70質量%以下で含有することが更に好ましく、30質量%以上60質量%以下で含有することが特に好ましい。
上記(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又は上記ソルビタン脂肪酸エステルの含有量について、一方のみの含有でも両方の含有でも(両方の含有量の場合はそれらの合計量が)、コエンザイムQ10組成物全体に対して、5質量%以上70質量%以下であることが、凝集析出抑制剤としての前記効果を好適に奏する点等から好ましい。
同様の理由から、コエンザイムQ10組成物全体に対して、合計量で、6質量%以上60質量%以下で含有することがより好ましく、8質量%以上50質量%以下で含有することが更に好ましく、10質量%以上40質量%以下で含有することが特に好ましい。
同様の理由から、コエンザイムQ10組成物全体に対して、合計量で、6質量%以上60質量%以下で含有することがより好ましく、8質量%以上50質量%以下で含有することが更に好ましく、10質量%以上40質量%以下で含有することが特に好ましい。
レシチンの含有量は、コエンザイムQ10組成物全体に対して、0質量%以上60質量%以下で含有することがより好ましく、2質量%以上40質量%以下で含有することが更に好ましく、4質量%以上20質量%以下で含有することが特に好ましい。
本発明のコエンザイムQ10組成物に含有される「その他の成分」としては、本発明の効果を損なわない範囲内で、目的に応じて適宜選択することができる。
「その他の成分」としては、例えば、蜜蝋等の増粘剤;ショ糖の脂肪酸モノエステル、脂肪酸ジエステル、脂肪酸トリエステル、脂肪酸テトラエステル、脂肪酸ペンタエステル、脂肪酸ヘキサエステル等のショ糖脂肪酸エステル;クエン酸、アスコルビン酸、トコフェロール等の酸化防止剤;ヒドロキシプロピルリン酸架橋デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム等の加工デンプン;等が挙げられる。
「その他の成分」としては、例えば、蜜蝋等の増粘剤;ショ糖の脂肪酸モノエステル、脂肪酸ジエステル、脂肪酸トリエステル、脂肪酸テトラエステル、脂肪酸ペンタエステル、脂肪酸ヘキサエステル等のショ糖脂肪酸エステル;クエン酸、アスコルビン酸、トコフェロール等の酸化防止剤;ヒドロキシプロピルリン酸架橋デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム等の加工デンプン;等が挙げられる。
本発明のコエンザイムQ10組成物の使用形態は、特に限定はなく、ソフトカプセルの内容液;ハードカプセルの内容液;液剤;食品用粉末を含有させて粉末化してなる粉剤若しくは顆粒剤;グミ・ゼリー剤;等が挙げられる。
また、本発明のコエンザイムQ10組成物の用途は、一般食品、健康食品、動物の飼料・餌等が挙げられる。
また、本発明のコエンザイムQ10組成物の用途は、一般食品、健康食品、動物の飼料・餌等が挙げられる。
中でも、ソフトカプセルの内容液として使用されることが、ソフトカプセルは外観の変化に特に影響されるので、本発明の前記した効果、例えば、濃橙色〜茶褐色〜黒褐色の斑点がソフトカプセル内又はソフトカプセル表面に発生し難く、従ってソフトカプセルの皮膜を着色させて内容物(の析出)を見えなくする(例えば、所謂カラメル処理等の)必要がない等の効果を好適に奏するために好ましい。
また、本発明のコエンザイムQ10組成物を内容液としたソフトカプセルでは、コエンザイムQ10の凝集析出が抑制されるので、ほぼ無色透明の皮膜を用いれば、鮮やかなコエンザイムQ10の均一な黄色が常に外から見える。
また、本発明のコエンザイムQ10組成物を内容液としたソフトカプセルでは、コエンザイムQ10の凝集析出が抑制されるので、ほぼ無色透明の皮膜を用いれば、鮮やかなコエンザイムQ10の均一な黄色が常に外から見える。
本発明の他の態様は、前記のコエンザイムQ10組成物よりなるソフトカプセル内容液であり、また、前記のコエンザイムQ10組成物が充填されていることを特徴とするソフトカプセルである。
ソフトカプセルは、表面張力により形成されるシームレスソフトカプセルでも、ロータリーダイを用いて形成されるロータリーダイ式ソフトカプセルでも、平板を用いて形成される平板式ソフトカプセルでもよいが、ロータリーダイ式ソフトカプセルであることが、製造可能な内容液の範囲が広い点、比較的大きなソフトカプセルが得られるので外部からコエンザイムQ10の凝集析出物が目立ち易いので本発明の効果を奏し易い点等から好ましい。
言い換えると、本発明のコエンザイムQ10組成物は、ロータリーダイ式ソフトカプセルの内容液の用途に用いられることが特に好ましい。
言い換えると、本発明のコエンザイムQ10組成物は、ロータリーダイ式ソフトカプセルの内容液の用途に用いられることが特に好ましい。
本発明の他の態様は、前記のコエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの製造方法であって、少なくとも、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有する油性成分、並びに、コエンザイムQ10を溶解混合して均一溶液にすることによって該コエンザイムQ10組成物を得て、該コエンザイムQ10組成物を、ロータリーダイを用いてカプセル化することを特徴とするソフトカプセルの製造方法である。
少なくとも、グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有する油性成分、並びに、コエンザイムQ10を溶解混合して均一溶液にする際には、限定はされないが、昇温することが特に好ましい。コエンザイムQ10の融点は47℃〜52℃であるため、該融点以上(又は融点近傍)に昇温することも特に好ましい。その後、好ましくは、室温まで冷却して以下の工程で使用する。
ロータリーダイを用いてカプセル化するロータリーダイ式ソフトカプセルは、ゼラチン、デンプン等の基材高分子に、グリセリン、ソルビトール等の可塑剤を加えて板状に調製した皮膜材料の間に、コエンザイムQ10組成物を注入し、両側から圧縮成形したものである。該皮膜は、ソフトカプセル内部のコエンザイムQ10の黄色が見えるように、無色透明であることが好ましい。
皮膜材料としてゼラチンを用いた場合の製造法を以下に説明するが、本発明のソフトカプセルの製造方法は以下に限定されるものではない。
(1)内容物の調合
本発明におけるコエンザイムQ10組成物をメディシンタンクに入れ、充填機の所定の位置にセットする。
本発明におけるコエンザイムQ10組成物をメディシンタンクに入れ、充填機の所定の位置にセットする。
(2)皮膜溶液の調合
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン、可塑剤、精製水等を加え、約80℃で加温溶解後、脱泡操作を同タンクで行い、粘度を調整して皮膜原液とする。この原液は、フィルトレーションをしながら小分けタンク(例えば、50〜55℃に加温)に移しかえ、充填機の所定の位置にセットする。
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン、可塑剤、精製水等を加え、約80℃で加温溶解後、脱泡操作を同タンクで行い、粘度を調整して皮膜原液とする。この原液は、フィルトレーションをしながら小分けタンク(例えば、50〜55℃に加温)に移しかえ、充填機の所定の位置にセットする。
(3)カプセル充填
コエンザイムQ10組成物は、充填機の所定の位置にセットされ、目的とするダイロールをセットした充填機でソフトカプセルを成型する。充填室の温度は、通常、20〜30℃、相対湿度は30〜50%に維持される。成形直後のソフトカプセルを、充填機に連結されたタンブラードライヤーに送り込み、回転させながら室内条件と同様のクリーンエアーで、形の一時固定及び皮膜中の水分の一時乾燥を約1〜4時間で行う。
コエンザイムQ10組成物は、充填機の所定の位置にセットされ、目的とするダイロールをセットした充填機でソフトカプセルを成型する。充填室の温度は、通常、20〜30℃、相対湿度は30〜50%に維持される。成形直後のソフトカプセルを、充填機に連結されたタンブラードライヤーに送り込み、回転させながら室内条件と同様のクリーンエアーで、形の一時固定及び皮膜中の水分の一時乾燥を約1〜4時間で行う。
(4)乾燥
充填成形され、一時乾燥されたソフトカプセルを、タンブラードライヤーに移し、温度20〜30℃、相対湿度30〜50%で、24〜48時間かけて、充填時30〜40%の含水率を6〜8%まで落とす。
充填成形され、一時乾燥されたソフトカプセルを、タンブラードライヤーに移し、温度20〜30℃、相対湿度30〜50%で、24〜48時間かけて、充填時30〜40%の含水率を6〜8%まで落とす。
(5)磨き
乾燥後のソフトカプセルは、必要があればタンブラーで2分〜1時間の磨きをかけてソフトカプセルを仕上げることもできる。
乾燥後のソフトカプセルは、必要があればタンブラーで2分〜1時間の磨きをかけてソフトカプセルを仕上げることもできる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
油性成分として、植物油であるココナッツ油とパーム(フルーツ)油を主成分として含有するMCT油(花王株式会社製、ココナードML)60gに、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルとして、デカグリセリンミリスチン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスターMM750)5g、デカグリセリンベヘン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスターHB−750)5gを添加し、65℃に加熱し攪拌した。
次いで、50℃まで降温し、50℃の恒温下にて、コエンザイムQ10(エーザイ・フードケミカル株式会社製、コエンザイムQ10−NF)を30g添加し、攪拌して加熱溶解させ、室温まで冷却してコエンザイムQ10組成物を得た。
油性成分として、植物油であるココナッツ油とパーム(フルーツ)油を主成分として含有するMCT油(花王株式会社製、ココナードML)60gに、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルとして、デカグリセリンミリスチン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスターMM750)5g、デカグリセリンベヘン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスターHB−750)5gを添加し、65℃に加熱し攪拌した。
次いで、50℃まで降温し、50℃の恒温下にて、コエンザイムQ10(エーザイ・フードケミカル株式会社製、コエンザイムQ10−NF)を30g添加し、攪拌して加熱溶解させ、室温まで冷却してコエンザイムQ10組成物を得た。
実施例2
油性成分として、植物油であるココナッツ油とパーム(フルーツ)油を含有するMCT油(花王株式会社製、ココナードML)60gに、ソルビタン脂肪酸エステルとして、ソルビタンのトリベヘン酸エステル(理研ビタミン株式会社製、ポエムB−150)10gを添加し、65℃に加熱し攪拌した。
次いで、50℃まで降温し、50℃恒温下にて、コエンザイムQ10(エーザイ・フードケミカル株式会社製、コエンザイムQ10−NF)を30g添加し、攪拌して加熱溶解させ、室温まで冷却してコエンザイムQ10組成物を得た。
油性成分として、植物油であるココナッツ油とパーム(フルーツ)油を含有するMCT油(花王株式会社製、ココナードML)60gに、ソルビタン脂肪酸エステルとして、ソルビタンのトリベヘン酸エステル(理研ビタミン株式会社製、ポエムB−150)10gを添加し、65℃に加熱し攪拌した。
次いで、50℃まで降温し、50℃恒温下にて、コエンザイムQ10(エーザイ・フードケミカル株式会社製、コエンザイムQ10−NF)を30g添加し、攪拌して加熱溶解させ、室温まで冷却してコエンザイムQ10組成物を得た。
実施例3〜9、比較例1〜3
実施例1、2で使用した成分に代えて、表1に記載した成分を表1に記載した質量(g数)だけ使用した以外は、実施例1、2と同様にして、それぞれのコエンザイムQ10組成物を得た。
なお、実施例5の「(ポリ)グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」は、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、CRS−75)を用いた。
また、実施例7の「レシチン」は、大豆レシチン(辻製油株式会社製、PC−70)を用いた。
実施例1、2で使用した成分に代えて、表1に記載した成分を表1に記載した質量(g数)だけ使用した以外は、実施例1、2と同様にして、それぞれのコエンザイムQ10組成物を得た。
なお、実施例5の「(ポリ)グリセリン(縮合)脂肪酸エステル」は、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製、CRS−75)を用いた。
また、実施例7の「レシチン」は、大豆レシチン(辻製油株式会社製、PC−70)を用いた。
調製例1
<ソフトカプセルの調製>
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン100質量部、可塑剤としてグリセリン35質量部、精製水70質量部を加えて膨潤させ、約70℃で加温溶解後、粘度を調整して、皮膜シート原料液を得た。
該皮膜シート原料液を、皮膜シート形成ローラーに供給し、乾燥質量に換算して15mg〜18mgの皮膜シートを得て、テンションローラー等を介して、ロータリーダイ付属の35℃に設定したガイドに供給した。
<ソフトカプセルの調製>
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン100質量部、可塑剤としてグリセリン35質量部、精製水70質量部を加えて膨潤させ、約70℃で加温溶解後、粘度を調整して、皮膜シート原料液を得た。
該皮膜シート原料液を、皮膜シート形成ローラーに供給し、乾燥質量に換算して15mg〜18mgの皮膜シートを得て、テンションローラー等を介して、ロータリーダイ付属の35℃に設定したガイドに供給した。
コエンザイムQ10組成物をロータリーダイに供給しつつ、内容液量200mgの、楕円球型のロータリーダイ式ソフトカプセルを得た。
実施例1〜9、及び、比較例1〜3で得られたコエンザイムQ10組成物が、それぞれ充填されたロータリーダイ式ソフトカプセルは、以下の評価をして、以下の判定基準で判定した。結果を表1にまとめて記載する。
実施例1〜9、及び、比較例1〜3で得られたコエンザイムQ10組成物が、それぞれ充填されたロータリーダイ式ソフトカプセルは、以下の評価をして、以下の判定基準で判定した。結果を表1にまとめて記載する。
評価例1
<ソフトカプセルの加速試験の評価方法>
調製例1で得られたソフトカプセルを、温度40℃、湿度75%の条件下で、4ヶ月間静置して、時間経過とともに外観を目視で観察した。
<ソフトカプセルの加速試験の評価方法>
調製例1で得られたソフトカプセルを、温度40℃、湿度75%の条件下で、4ヶ月間静置して、時間経過とともに外観を目視で観察した。
<組成物の加速試験の評価方法>
実施例で得られたコエンザイムQ10組成物3gをネジ口ガラス瓶内に入れ、温度40℃、湿度75%の条件下で、4ヶ月間静置して、時間経過とともに、外観を目視で観察した。
実施例で得られたコエンザイムQ10組成物3gをネジ口ガラス瓶内に入れ、温度40℃、湿度75%の条件下で、4ヶ月間静置して、時間経過とともに、外観を目視で観察した。
<加速試験の判定基準(ソフトカプセルと組成物で共通)>
3:4ヶ月間静置しても、コエンザイムQ10の凝集・析出が全く観察されない
2:2ヶ月以上4ヶ月未満までに、若干、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
1:試験開始直後に、又は、試験開始直後から2ヶ月未満まででの間に、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
3:4ヶ月間静置しても、コエンザイムQ10の凝集・析出が全く観察されない
2:2ヶ月以上4ヶ月未満までに、若干、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
1:試験開始直後に、又は、試験開始直後から2ヶ月未満まででの間に、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
評価例2
<ソフトカプセルのサイクル試験の評価方法>
調製例1で得られたソフトカプセルを、−20℃で90分、40℃で90分を1サイクルとし、その繰り返しを40サイクル行い、繰り返し回数とともに、外観を目視で観察した。
<ソフトカプセルのサイクル試験の評価方法>
調製例1で得られたソフトカプセルを、−20℃で90分、40℃で90分を1サイクルとし、その繰り返しを40サイクル行い、繰り返し回数とともに、外観を目視で観察した。
<組成物のサイクル試験の評価方法>
実施例で得られたコエンザイムQ10組成物3gをネジ口ガラス瓶内に入れ、−20℃で90分、40℃で90分を1サイクルとし、その繰り返しを40サイクル行い、繰り返し回数とともに外観を目視で観察した。
実施例で得られたコエンザイムQ10組成物3gをネジ口ガラス瓶内に入れ、−20℃で90分、40℃で90分を1サイクルとし、その繰り返しを40サイクル行い、繰り返し回数とともに外観を目視で観察した。
<サイクル試験の判定基準(ソフトカプセルと組成物で共通)>
3:40サイクル繰り返しても、コエンザイムQ10の凝集・析出が全く観察されない
2:20サイクル以上40サイクル未満までに、若干、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
1:最初の1サイクルから20サイクル未満まででの間に、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
3:40サイクル繰り返しても、コエンザイムQ10の凝集・析出が全く観察されない
2:20サイクル以上40サイクル未満までに、若干、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
1:最初の1サイクルから20サイクル未満まででの間に、コエンザイムQ10の褐色斑点状の凝集・析出が観察される
<総合評価(ソフトカプセルと組成物で共通)>
適:加速試験の判定が「2」以上であり、かつ、サイクル試験の判定が「2」以上であり、総合的に優れる
不適:加速試験の判定が「1」であるか、又は、サイクル試験の判定が「1」であり、総合的に劣る
適:加速試験の判定が「2」以上であり、かつ、サイクル試験の判定が「2」以上であり、総合的に優れる
不適:加速試験の判定が「1」であるか、又は、サイクル試験の判定が「1」であり、総合的に劣る
上記表1の結果から明らかなように、本発明のコエンザイムQ10組成物を用いたソフトカプセル(実施例1ないし実施例9)では、コエンザイムQ10の凝集・析出が抑制されていた。実施例3のコエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの加速試験後の写真を図1に示すが、コエンザイムQ10の凝集・析出が全く見られなかった。
一方、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルも、ソルビタン脂肪酸エステルも含有しないソフトカプセル(比較例1ないし比較例3)では、コエンザイムQ10の凝集析出が見られた。比較例1のコエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの加速試験後の写真を図2に示すが、コエンザイムQ10の凝集・析出が見られた。
コエンザイムQ10組成物を容器(ネジ口ガラス瓶)内に入れて、それをソフトカプセルと同様にして、加速試験とサイクル試験を行った結果も、ソフトカプセルと同一の結果が得られた。
上記表1は、ソフトカプセルとしての結果と、コエンザイムQ10組成物を容器(ネジ口ガラス瓶)内に入れての評価結果である。
コエンザイムQ10組成物としての評価でも、前記と同様、実施例1ないし実施例9では、コエンザイムQ10の凝集・析出が抑制されていたが、比較例1ないし比較例3では、コエンザイムQ10の凝集・析出が見られた。
上記表1は、ソフトカプセルとしての結果と、コエンザイムQ10組成物を容器(ネジ口ガラス瓶)内に入れての評価結果である。
コエンザイムQ10組成物としての評価でも、前記と同様、実施例1ないし実施例9では、コエンザイムQ10の凝集・析出が抑制されていたが、比較例1ないし比較例3では、コエンザイムQ10の凝集・析出が見られた。
本発明のコエンザイムQ10組成物は、コエンザイムQ10が経時でも凝集・析出・分離し難いので、健康食品(の製造)分野をはじめ、医薬品、(一般)食品、飼料等に広く利用されるものである。
Claims (9)
- 20℃において、コエンザイムQ10が油性成分に均一に溶解又は不可視的に分散し得るようなコエンザイムQ10組成物であって、
該コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とするコエンザイムQ10組成物。 - コエンザイムQ10を、コエンザイムQ10組成物全体に対して、2質量%以上80質量%以下で含有する請求項1に記載のコエンザイムQ10組成物。
- 上記(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルと上記ソルビタン脂肪酸エステルとの合計含有量が、コエンザイムQ10組成物全体に対して、5質量%以上70質量%以下である請求項1又は請求項2に記載のコエンザイムQ10組成物。
- 上記油性成分が、植物油及び動物油からなる群より選ばれた1種以上の成分を含有するものである請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物。
- 上記(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルが、炭素数8以上22以下の脂肪酸のポリグリセリンエステルである請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物。
- 上記ソルビタン脂肪酸エステルが、炭素数8以上22以下の脂肪酸の、ソルビタンモノエステル、ジエステル又はトリエステルである請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物。
- コエンザイムQ10の凝集析出抑制剤として、更に、レシチンを含有する請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物。
- 請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物が充填されていることを特徴とするソフトカプセル。
- 請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載のコエンザイムQ10組成物が充填されたソフトカプセルの製造方法であって、
少なくとも、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステルを含有する油性成分、並びに、コエンザイムQ10を溶解混合して均一溶液にすることによって該コエンザイムQ10組成物を得て、該コエンザイムQ10組成物を、ロータリーダイを用いてカプセル化することを特徴とするソフトカプセルの製造方法。
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