JP6445239B2 - ソフトカプセル充填組成物及び該ソフトカプセル充填組成物が充填されたソフトカプセル - Google Patents
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Description
これまでに、乳化剤をグリセリン脂肪酸エステルの蒸留モノグリセライド脂肪酸エステルと反応グリセライド脂肪酸エステルの組み合わせに限定した組成物(特許文献2)、反応モノグリセライド脂肪酸エステルと蒸留モノグリセライド脂肪酸エステル及びジグリセリン脂肪酸エステルの組み合わせに限定した組成物(特許文献3)、ベヘン酸の蒸留モノグリセライド脂肪酸エステル又はポリグリセリンの脂肪酸エステルとベヘン酸以外の脂肪酸の蒸留モノグリセライドとの組み合わせを含有する組成物(特許文献4)が提案されている。
また、上記組成物は水への分散性が芳しくないため、経口摂取した後を考慮して水への分散性、水に分散後の水への溶解性等が向上したソフトカプセル充填組成物の開発が望まれている。
本発明は、食用油、難油溶性粉末、及び、2種類以上の増粘剤から構成される複合増粘剤を含有し、該難油溶性粉末が少なくとも該食用油と該複合増粘剤とに分散されてなるソフトカプセル充填組成物であって、
上記ソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記難油溶性粉末の含有量が10質量部以上の場合、該複合増粘剤の全体としてのHLBが、2.5以上6以下であることを特徴とするソフトカプセル充填組成物である。
上記ソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記難油溶性粉末の含有量が10質量部未満の場合、該複合増粘剤の全体としてのHLBが、4以上8以下であることを特徴とするソフトカプセル充填組成物である。
また、該食用油は、何れか1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明のソフトカプセル充填組成物は、室温で流動性の組成物であることが好ましい。
また、該難油溶性粉末は、何れか1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
複合増粘剤を構成する個々の増粘剤は、20℃で粘調性の液体(20℃での粘度が、好ましくは2000mPa・s以上である液体、より好ましくは2500〜8000mPa・sである液体、特に好ましくは3000〜7500mPa・sである液体、更に好ましくは3500〜7000mPa・sである液体)、又は、顆粒状、フレーク状、ペレット状等の固形状のものであることが好ましい。
具体的には、例えば、反応モノグリセライド、蒸留モノグリセライド等の「グリセリンの脂肪酸エステル」;「ジグリセライド、トリグリセライド、ヘキサグリセライド等のグリセリン縮合物」の脂肪酸エステル(以下、グリセリン縮合物の脂肪酸エステルを「ポリグリセリンの脂肪酸エステル」と略記する);ソルビタン脂肪酸エステル;プロピレングリコール脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル;レシチン等が挙げられる。
また、「ショ糖脂肪酸エステル」としては、ショ糖の脂肪酸モノエステル、脂肪酸ジエステル、脂肪酸トリエステル、脂肪酸テトラエステル、脂肪酸ペンタエステル、脂肪酸ヘキサエステル等が挙げられる。
脂肪酸エステルの脂肪酸としては、具体的には、例えば、カプロン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等が挙げられる。
更に、複合増粘剤に、蒸留モノグリセライド、反応モノグリセライド等のグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有することがより好ましい。
又は、本発明のソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記難油溶性粉末の含有量が10質量部未満の場合、該複合増粘剤の全体としてのHLBが、4以上8以下であることが好ましく、4.2以上7.5以下であることがより好ましく、4.4以上7以下であることが特に好ましい。
このように、難油溶性粉末の含有量に応じて、「複合増粘剤の全体としてのHLB」を調整することにより、難油溶性粉末を食用油中に良好に分散させることが可能となる。
例えば、複合増粘剤を構成する4種類の増粘剤のHLBをA、B、C、Dとし、各増粘剤の質量をa、b、c、dとしたときの該複合増粘剤のHLBの算出式は、
(aA+bB+cC+dD)/(a+b+c+d)
となる。
すなわち、上記食用油及び2種類以上の増粘剤から構成される複合増粘剤を50〜100℃(好ましくは55〜80℃、より好ましくは40〜60℃)に加温して均一に混合撹拌した後、20〜70℃(好ましくは22〜60℃、より好ましくは25〜40℃)に冷却する。冷却後、難油溶性粉末を加えて均一に混合撹拌させることにより、食用油と複合増粘剤が分散されたソフトカプセル充填組成物を得ることができる。混合撹拌するための装置に特に限定はないが、ホモミキサー、高圧ホモジナイザー等の高速攪拌機、又は、高圧粉砕機を用いることができる。
更に、本発明のソフトカプセル充填組成物が充填されたソフトカプセルを提供することができ、該ソフトカプセルは前記した効果を奏する。
現在の製造法の主流であるロータリーダイ法を例として、ゼラチンを用いた場合の製造法を以下に説明するが、本発明のソフトカプセルの製造方法は以下に限定されるものではない。
本発明のソフトカプセル充填組成物を直接メディシンタンクに入れるか、又は、エマルジョン、サスペンジョン等の前処理が必要な場合は該処理をした後にメディシンタンクに入れ、充填機の所定の位置にセットする。
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン、可塑剤、精製水等を加え、約80℃で加温溶解後、脱泡操作を同タンクで行い、粘度を調整して皮膜原液とする。この原液は、フィルトレーションをしながら小分けタンク(50〜55℃)に移しかえ、充填機の所定の位置にセットする。
調合された皮膜及び内容物は、充填機の所定の位置にセットされ、目的とするダイロールをセットした充填機でソフトカプセルを成型する。充填室の温度は、通常、20〜30℃、相対湿度は30〜50%に維持される。成形直後のソフトカプセルを、充填機に連結されたタンブラードライヤーに送り込み、回転させながら室内条件と同様のクリーンエアーで、形の一時固定及び皮膜中の水分の一時乾燥を約1〜4時間で行う。
充填成形され、一時乾燥されたソフトカプセルを、タンブラードライヤーに移し、温度20〜30℃、相対湿度30〜50%で、24〜48時間かけて、充填時30〜40%の含水率を6〜8%まで落とす。
乾燥後のソフトカプセルは、必要があればタンブラーで2分〜1時間の磨きをかけてソフトカプセルを仕上げることもできる。
本発明における2種類以上の増粘剤からなり、全体のHLBが特定された複合増粘剤は、1種類の増粘剤で構成されるものに比べ、粘度を付与させる効果に優れ、他に悪影響を及ぼさずに粘度を上昇させ得るので、その高粘度化のために難油溶性粉末が沈降したり分離したり分散不良になったりすることが抑制されたと考えられる。
また、難油溶性粉末の含有量に応じて特定のHLBに設定することによって、難油溶性粉末の分散系において、適度な界面活性効果が得られて、難油溶性粉末の分散性や分散安定性が向上したと考えられる。また、複合増粘剤全体として特定のHLBであることにより、難油溶性粉末が水溶性の場合、油溶性の食用油から素早く脱出して、胃酸等を想定した水に対しての分散性、溶解開始時期、溶解速度等が好適になったと考えられる。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び蒸留モノグリセライド(エキセルO−95R、花王株式会社製)から構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物1(以下、「組成物1」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムP−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(エキセル200、理研ビタミン株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物2(以下、「組成物2」と略記する。)を得た。
ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターPO−5S、阪本薬品工業株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCV−1L、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物3(以下、「組成物3」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物4(以下、「組成物4」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(サンソフト8000V、太陽化学株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(サンソフト700P−2、太陽化学株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物5(以下、「組成物5」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCV−1L、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物6(以下、「組成物6」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターPO−5S、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物7(以下、「組成物7」と略記する。)を得た。
ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0g、ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCV−1L、阪本薬品工業株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCRS−75、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物8(以下、「組成物8」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターML−310、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物9(以下、「組成物9」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g、ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCRS−75、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物10(以下、「組成物10」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムP−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCV−1L、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物11(以下、「組成物11」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)154.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)25.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物12(以下、「組成物12」と略記する。)を得た。
中純度モノグリセライド(エキセルP−40、花王株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物13(以下、「組成物13」と略記する。)を得た。
ここで用いた中純度モノグリセリドは、C16脂肪酸アルキルを30〜40%、C18脂肪酸アルキルを50〜60%含有するので、2種類以上の増粘剤を組み合わせた複合増粘剤と同じ構成である。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)20.0gと、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物31(以下、「組成物31」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムP−200、理研ビタミン株式会社製)20.0gと、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物32(以下、「組成物32」と略記する。)を得た。
ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターPO−5S、阪本薬品工業株式会社製)20.0gと、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物33(以下、「組成物33」と略記する。)を得た。
ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCV−1L、阪本薬品工業株式会社製)20.0gと、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物34(以下、「組成物34」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(サンソフトQ−182S、太陽化学株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物35(以下、「組成物35」と略記する。)を得た。
反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCRS−75、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)119.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)60.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物36(以下、「組成物36」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(サンソフト8000V、太陽化学株式会社製)3.0g及び反応モノグリセライド(サンソフト700P−2、太陽化学株式会社製)17.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)154.9g及び食用油(β−カロテン)0.1gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)25.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物37(以下、「組成物37」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターML−310、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物51(以下、「組成物51」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物52(以下、「組成物52」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g、ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターML−310、阪本薬品工業株式会社製)から構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物53(以下、「組成物53」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g、ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターML−310、阪本薬品工業株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g及び食用油(魚油(EPA))20.0gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)16.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物54(以下、「組成物54」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物71(以下、「組成物71」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0g及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターCRS−75、阪本薬品工業株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物72(以下、「組成物72」と略記する。)を得た。
ポリグリセリンの脂肪酸エステル(サンソフトA−141E、太陽化学株式会社製)10.0g及び蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g、食用油(魚油(EPA))20.0gを60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物73(以下、「組成物73」と略記する。)を得た。
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0g及び反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)15.0gから構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0g、食用油(しそ油)23.5g及び食用油(魚油(EPA))20.0gを、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、40〜60℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)16.0gを加え、均一になるよう混合撹拌させ、ソフトカプセル充填組成物74(以下、「組成物74」と略記する。)を得た。
ソフトカプセル充填組成物1〜13、31〜37、51〜54、71〜74を、それぞれ3000rpm、10分間遠心分離した後、難油溶性粉末を含有しない層と難油溶性粉末を含む層の分離の有無を目視で確認した。結果を表1〜3に示す。
表中の数値の単位は、HLBの値以外は「g」である。平均HLBは、複合増粘剤を構成する増粘剤のHLBを加重平均したものである。難油溶性粉末の分離が確認されなかったもの、すなわち難油溶性粉末と食用油との分離が抑制された組成物を「○」、難油溶性粉末と食用油との分離がほぼ抑制された組成物を「△」、難油溶性粉末の分離が確認され、すなわち難油溶性粉末と食用油との分離が抑制されなかった組成物を「×」とした。
表1の結果より、組成物1〜12において、難油溶性粉末と食用油との分離が抑制され、組成物13はほぼ分離が抑制された。
一方、表2の結果より、組成物31〜37においては、難油溶性粉末と食用油との分離が抑制されなかった。
組成物31〜34は、1種類の増粘剤から構成された増粘剤を含有しているため、分離が抑制されなかったと考えられる。組成物35〜37は、複合増粘剤の平均HLB値が2.5〜6の範囲外であったことにより、分離が抑制されなかったと考えられる。
また、組成物1〜3、8及び10より、同じタイプの乳化剤を組み合わせた複合増粘剤を含有するソフトカプセル充填組成物でも分離を確認することができた。
表3の結果より、組成物51〜53において難油溶性粉末と食用油との分離が抑制された。
一方、組成物71〜73においては、難油溶性粉末と食用油との分離が抑制されなかった。組成物71〜73は、複合増粘剤の平均HLB値が4〜8の範囲外であったことにより、分離が抑制されなかったと考えられる。
Claims (7)
- ソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法であって、
上記ソフトカプセル充填組成物は、食用油、難油溶性粉末、及び、2種類以上の増粘剤から構成される複合増粘剤を含有し、該難油溶性粉末が少なくとも該食用油と該複合増粘剤とに分散されてなるソフトカプセル充填組成物であって、
上記ソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記難油溶性粉末の含有量が10質量部以上であり、
該複合増粘剤の全体としてのHLBを指標とし、該複合増粘剤の全体としてのHLBが、2.5以上6以下になるように該増粘剤を選択することを特徴とするソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。 - ソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法であって、
上記ソフトカプセル充填組成物は、食用油、難油溶性粉末、及び、2種類以上の増粘剤から構成される複合増粘剤を含有し、該難油溶性粉末が少なくとも該食用油と該複合増粘剤とに分散されてなるソフトカプセル充填組成物であって、
上記ソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記難油溶性粉末の含有量が10質量部未満であり、
該複合増粘剤の全体としてのHLBを指標とし、該複合増粘剤の全体としてのHLBが、4以上8以下になるように該増粘剤を選択することを特徴とするソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。 - 上記複合増粘剤が、グリセリンの脂肪酸エステル、ポリグリセリンの脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、又は、レシチンを含有する請求項1又は請求項2に記載のソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。
- 上記複合増粘剤が、グリセリンの脂肪酸エステル及びポリグリセリンの脂肪酸エステルよりなる群から選ばれた2種類以上の増粘剤から構成されるものである請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載のソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。
- 上記複合増粘剤が、グリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有する請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載のソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。
- 上記2種類以上の増粘剤の融点が、何れも50℃以上80℃以下である請求項1ないし請求項5の何れかの請求項にソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。
- 上記ソフトカプセル充填組成物100質量部に対して、上記複合増粘剤を1質量部以上40質量部以下で含有する請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のソフトカプセル充填組成物に用いられる複合増粘剤を構成する増粘剤の選択方法。
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