JP2020094251A - 内部品質および熱間加工性に優れるNi−Cr−Nb−Fe系合金とその製造方法 - Google Patents

内部品質および熱間加工性に優れるNi−Cr−Nb−Fe系合金とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特にAl、Mg、Ca、O等の微量成分に関して、スラグ組成を適切な組成に制御することで、優れた熱間加工性を持ち、大型の非金属介在物による内部品質への悪影響を防止し、健全なNi−Cr−Nb−Fe系合金を提供する。【解決手段】以下、質量%にて、C:0.005〜0.04%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.05〜0.5%、P:0.02%以下、S:0.0015%以下、Cr:14〜17%、Nb:2〜4%、Fe:6〜8%、Al:0.01〜0.2%、Mg:0.003〜0.03%、Ca:0.0001〜0.005%、B:0.0005〜0.01%、N:0.005〜0.02%、O:0.0001〜0.005%、残部Niおよび不可避的不純物から成るNi−Cr−Nb−Fe系合金。また、この合金の製造方法は、電気炉にて、原料を溶解し、次いで、VODにおいて脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO:40〜70%、SiO2:10%以下、MgO:3〜35%、Al2O3:5〜30%、F:5〜15%からなるCaO−Al2O3−MgO−SiO2−F系スラグを用い、Arによる攪拌を施しながらCr還元、脱酸、脱硫を行い、Nb源を添加して成分を整えて、その後、普通造塊で鋳造して鋼塊を作製し、次いで鋼塊を鍛造して、続けて熱間圧延を実施する。【選択図】なし

Description

本発明は、耐粒界腐食性、耐応力腐食割れ性に優れるNi−Cr−Nb−Fe系合金に関するものであり、特に、内部品質および熱間加工性を向上したNi−Cr−Nb−Fe系合金に関する。
Ni−Cr−Nb−Fe系合金は、耐食性、耐熱性に優れた特性を持つ。そのため、極めて厳しい環境下で使用される素材である。こうした特性から、原子力材の圧力容器内の素材など、格別に厳しい環境で使用されることがある。
元々、Ni基合金はCの固溶量が少ないために、粒界が鋭敏化して高温水中にて、粒界型応力腐食割れを起こすことが懸念されていた。これを克服するために、Cを適正な含有量に制御しつつ、Nbを添加する技術開発がなされた。これにより、機械的性質を適正な範囲に維持しながら、耐粒界腐食性を改善することに成功した(例えば、特許文献1〜4参照)。
このように開発されたNi−Cr−Nb−Fe系合金は、特に高温水中での耐食性に優れていて、厳しい環境下で多く使用された。しかしながら、熱間加工性には課題があり、S濃度、酸素濃度を低下させて加工性を劣化させる要素を軽減する技術開発が行われた。また、結晶粒径を整えて加工性を向上し表面割れを防止する技術も進んだ。さらに、熱間圧延時の加熱温度ならびに圧延パス回数を最適化して、加工性を改善するといった技術も開発された(例えば、特許文献5〜9参照)。
以上の通り、優れた耐食性を持つNi−Cr−Nb−Fe系合金の開発から、熱間加工性を向上する開発が実施されてきたが、まだ全ての品質改善は完成していなかったと言える。すなわち、本合金はスラグ精錬にて、脱酸、脱硫するとともに、Si、Mnなどの各種成分も制御していくが、その過程でAl、Mg、Ca、Oなどの微量成分の制御も必要である。場合によっては、これらの元素が原因となり、熱間加工性を阻害するだけではなく、非金属介在物が凝集粗大化して内部品質にも悪影響を与えるといったことがあった。
Ni基合金の精錬方法に関しては、Mg、Caなどの微量の制御を行って熱間加工性を改善する技術の開示がある(例えば、特許文献10参照)。
しかしながら、この技術ではNbを2%以上含有するNi−Cr−Nb−Fe系合金には適用が困難であるなど、更なる開発が望まれていた。また、NbはSiと同程度の酸化力を持ち合わせているために、脱酸状態によってはスラグ中にNb酸化物として移行してしまい、高価なNbを有効に、かつ、効果的に歩留まらせることが難しいという問題もあった。
特開昭59−56555号公報 特開昭59−56556号公報 特開昭59−56557号公報 特開昭62−44546号公報 特許第4683712号公報 特許第4993328号公報 特許第4993327号公報 特許第4615120号公報 特許第4414588号公報 特開2009−114544号公報
本発明は、上記の問題に鑑み、Ni−Cr−Nb−Fe系合金の微量成分、特にAl、Mg、Ca、Oなどの微量成分に関して、スラグ組成を適切な組成に制御することで、優れた熱間加工性を持ち、大型の非金属介在物による内部品質への悪影響を防止し、健全なNi−Cr−Nb−Fe系合金を提供することを目的とする。さらに、本発明は、それを実現する製造方法も提供する。
発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。すなわち、実機にて製造した厚板の品質と化学成分の照合を行い、さらに問題があった製品ではその内部の観察および測定を実施した。本発明はこのように実機で製造した厚板を鋭意研究して完成したものである。以下にその解析の過程を説明する。
まず、鋼塊の製造方法について説明する。60t電気炉にて原料を溶解して、次いで、VODにおいて脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO−Al−MgO−SiO−F系スラグを形成した。同時に、スラグ中に移行したCr酸化物を還元する操作であるCr還元を行った。その後、Arによる攪拌を施しながら脱酸、脱硫を進行させて、純NbあるいはNi−NbといったNb源を添加して成分を整えた。最終的に普通造塊で鋳造して鋼塊を作製した。次いで鋼塊を鍛造して、続けて熱間圧延を実施することにより厚板を製造した。
この厚板に関して、熱間加工性に関しては、表面割れの有無を外観から判断し、内部品質はUT検査(超音波探傷試験)にて検査して結果を得た。さらに、これらの結果と化学成分およびスラグ成分を照合することで、最適条件を把握するに至った。
すなわち、本発明の合金は、以下に説明する通りである。
本Ni−Cr−Nb−Fe系合金の化学成分は、質量%にて、C:0.005〜0.04%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.05〜0.5%、P:0.02%以下、S:0.0015%以下、Cr:14〜17%、Nb:2〜4%、Fe:6〜8%、Al:0.01〜0.2%、Mg:0.003〜0.03%、Ca:0.0001〜0.005%、B:0.0005〜0.01%、N:0.005〜0.02%、O:0.0001〜0.005%、残部Niおよび不可避的不純物から成る必要がある。
また、本発明の合金は、Mo、Cu、Tiのいずれか1種または2種以上を、合計で0.5%以下の範囲にて含有しても構わない。
さらに、本発明の合金の製造方法については、電気炉にて、原料を溶解し、次いで、VODにおいて脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%からなるCaO−Al−MgO−SiO−F系スラグを用い、Arによる攪拌を施しながらCr還元、脱酸、脱硫を行い、Nb源を添加して成分を整えて、その後、普通造塊で鋳造して鋼塊を作製し、次いで鋼塊を鍛造して、続けて熱間圧延を実施することが適した方法である。
まず、本発明のステンレス鋼板の化学成分限定理由を示す。なお、以下の説明においては、「%」は「mass%」(「質量%」)を意味する。
C:0.005〜0.04%
Cは合金の強度を向上するという目的で添加される。しかし、多量に含有すると、Nbと結合して炭化物を形成するため、Nbの含有量を本願発明の範囲上限である4%を超えて添加せねばならず、そうすると熱間加工性を低下させてしまう。そのため、C含有量は0.005〜0.04%とした。なお、好ましくは0.01〜0.025%であり、より好ましくは0.01〜0.02%である。
Si:0.05〜0.5%
Siは脱酸元素として有効である。しかしながら、Si濃度が過剰に高くなると、耐粒界腐食性が低下する。また、Siは脱酸に有効な元素であるが、Siと同程度の酸化力を持つNbを含有するので、本発明においては、後述するがSiよりも酸化力の強いAlを用いて脱酸を効果的に行う。そのため、Si含有量は0.05〜0.5%とした。好ましくは、0.1〜0.4%であり、更に好ましくは0.12〜0.3%である。
Mn:0.05〜0.5%
MnはSiと同様に脱酸に有効な元素である。逆に、0.5%を超えて高いと、耐粒界腐食性が低下する。そのため、Mn含有量は0.05〜0.5%と規定した。好ましくは、0.1〜0.3%である。より好ましくは、0.12〜0.2%である。
P:0.02%以下
Pは耐粒界腐食性ならびに溶接性を劣化する元素である。そこで、0.02%以下と規定した。好ましくは0.015%以下、より好ましくは0.01%以下である。
S:0.0015%以下
Sは熱間加工性を低下させるため有害な元素である。そのため、S含有量は0.0015%以下と規定した。好ましくは0.001%以下、より好ましくは、0.0005%以下である。
Cr:14〜17%
Crは、耐酸性、耐応力腐食割れ性、耐隙間腐食性ならびに耐孔食性といった耐食性を確保するために重要な元素であるため、14%以上含有することが必要である。しかしながら、Cr含有量が高すぎると、シグマ相の生成を促進させ、母材の脆化を招く。そのため、Cr含有量は、14〜17%と規定した。好ましくは、15〜17%であり、より好ましくは、16〜16.8%である。
Nb:2〜4%
Nbは耐粒界腐食性を向上するために、とても重要な元素である。そのため、最低でも2%の含有が必要である。しかし、高すぎると熱間加工性を低下させてしまう。そのため、2〜4%と規定した。なお、好ましくは、2〜3.5%であり、より好ましくは、2.2%〜3%である。
Fe:6〜8%
Feは靭性を高める効果を持つ。さらに、合金元素として安価であり含有するとコストの低減にも繋がる。ただし、高すぎると耐食性を低下させる。そのため、6〜8%と規定した。なお、好ましくは、6.1〜7%であり、より好ましくは、6.2〜6.9%である。
Al:0.01〜0.2%
Alは本願発明で、極めて重要な元素である。Alは脱酸に非常な有効な元素であり、Alを主体とする脱酸を施すことにより、酸素濃度が低下し、清浄度を向上させることができるため、0.01%以上必要である。しかし、0.2%を超えて添加すると、溶接用途にて溶接ビード部の品質を低下させる。さらに、下記の(1)、(2)式の反応に従い、CaO−Al−MgO−SiO−F系スラグ中のCaOやMgOを還元することで、溶融合金中にCaを0.0001%以上、かつMgを0.003%以上供給する。そのためにも、0.01%以上のAlを添加する必要がある。
3(MgO)+2Al=(Al)+3Mg …(1)
3(CaO)+2Al=(Al)+3Ca …(2)
ここで、括弧内はスラグ中成分を示し、下線は溶融合金中の成分を示す。
ここで、注意せねばならないのが、過剰なCaの含有は内部品質に悪影響を及ぼすCaO介在物の生成を助長する。つまり、CaO介在物は凝集大型化しやすい性質を持つため、厚板の内部に欠陥をもたらす有害介在物である。また、過剰なMgの含有は鋼塊中にMg気泡を形成させ、また、NiMgといった低融点の金属間化合物の形成に起因して熱間加工性が低下し、やはり厚板の内部品質を低下させる。このCaとMgの過剰な供給(Ca>0.005%、Mg>0.03%)は、Alの過剰添加によって引き起こされる。そのために、Al濃度は0.2%までに抑える必要性がある。
Alは、Nbを安定的に溶融合金に添加するためにも重要な役割を果たす。つまり、Nbは少なからず酸化して、スラグ中に移行し下記の反応の平衡関係により歩留まりが決まる。
3(NbO)+2Al=(Al)+3Nb …(3)
Alが0.01%未満と少なすぎると、酸素ポテンシャルが高くなりNbOとしてスラグに移行することとなる。場合によっては、Nb濃度が2%を下回ってしまう。逆にAlが0.2%を超えて高すぎると、想定歩留まりにより添加したNbが高い歩留まりを示して、4%を超えてしまう。そのためにも、Al濃度を制御することは極めて重要である。そのため、Al含有量は、0.01%〜0.2%とした。好ましくは0.03%〜0.15%である。より好ましくは、0.04%〜0.1%である。
Mg:0.003〜0.03%
Mgは本願発明で極めて重要な元素である。MgはSを固着する効果があり、熱間加工性を向上する元素である。さらに、溶融合金中の非金属介在物の組成を、内部品質に悪影響の無いMgO介在物に制御するために有効な元素である。この理由は、MgOは凝集大型化しない性質を持つからである。その効果は、含有量が0.003%未満では得られない。
逆に、0.03%を超えて含有させると、NiMgといった低融点の金属間化合物を形成するために、熱間加工性を低下させる。さらに、鋼塊中にMg気泡を形成するため、最終製品に内部欠陥をもたらす。そのため、Mg含有量は、0.003〜0.03%と規定した。好ましくは、0.005〜0.025%である。より好ましくは、0.008〜0.02%である。
なお、溶融合金中に効果的にMgを添加させるには、上記(1)式の反応を利用することが好ましい。すなわち、Al含有量を0.01〜0.2%として、スラグ組成をCaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%に制御することで本願発明の範囲に制御できる。また、低いときはNiMgなどのMg源で補充しても構わない。
Ca:0.0001〜0.005%
Caは本願発明で極めて重要な元素である。CaはSを固着するため熱間加工性を向上する元素である。しかし、高すぎるとCaO単体の非金属介在物を形成し、それらが凝集大型化して厚板製品に内部欠陥をもたらす。そのためCa含有量は、0.0001〜0.005%と規定した。好ましくは、0.0002〜0.003%である。より好ましくは、0.0003〜0.002%である。
溶融合金中に、効果的にCaを添加させるには、上記(2)式の反応により供給することが望ましい。すなわち、Al含有量を0.01〜0.2%として、スラグ組成をCaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%に制御することで本願発明の範囲に制御できる。
B:0.0005〜0.01%
Bは熱間加工性を改善する元素である。しかし、高濃度の含有は逆に高温強度の発現を低温側に移行させてしまい逆効果となる。したがって、B含有量は0.0005〜0.01%と規定した。この適正範囲にBを制御するためには、B化合物を積極的に添加する他、下記(4)式に示すようにSiO量により制御することができる。(4)式の左辺でSiO量が多いと、BはSiOにより酸化されてB量は減少する。
3(SiO)+4=2(B)+3Si …(4)
また、(5)式に示すようにAl量により制御することもでき、Al量が多いとBはAlにより還元されてB量は増加する。
(B)+2Al=(Al)+2 …(5)
B含有量は、好ましくは、0.0008〜0.005%であり、さらに好ましくは0.001〜0.003%である。
N:0.005〜0.02%
Nは本発明において不可欠な元素である。強度を高く保つだけではなく、耐粒界腐食性および応力腐食割れ性を向上するため有効である。しかし、Nが高すぎると本合金の固溶限を超えてブローホールを形成してしまう。そのため、Nは0.005〜0.02%と規定した。好ましくは、0.007〜0.018%であり、さらに好ましくは、0.008〜0.016%である。
O:0.0001〜0.005%
OはAlと同様に本願発明で重要な元素である。溶融合金中に0.005%を超えて存在すると、上記の(1)、(2)、(3)の反応が右辺側に向かって進行しない。つまり、Mg、Caの供給を妨げると共に、Nbの酸化ロスも歩留まりも低下してしまう。一方で、0.0001%未満と酸素ポテンシャルが低すぎると、上記の(1)、(2)、(3)の反応が右辺側に向かって進行しすぎる。つまり、Mg、Caの供給が過剰となり、本願発明の範囲を超える。また、Nbの歩留まりは高くなり、その面では良いが想定した歩留まりよりも高くなって、4%を超えてしまう事態ももたらす。
そのため、O含有量は、0.0001〜0.005%と規定した。なお、この範囲を達成するには、Al含有量を0.01〜0.2%として、スラグ組成をCaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%に制御することで本願発明の範囲に制御できる。O含有量の好ましい範囲は、0.0002〜0.003%であり、さらに好ましくは0.0003〜0.002%である。
以上が本発明の合金の必須の構成であるが、加えて、Mo、Cu、Tiのいずれか1種または2種以上を、合計で0.5%以下含有しても構わない。これらの元素は、安価なスクラップの使用により混入するものである。混入する合計の含有量が0.5%以下に抑えられていれば、耐食性、熱間加工性ならびに介在物組成にも影響を与えない。したがって、Mo、Cu、Tiのいずれか1種または2種以上を、合計で0.5%以下含有しても構わないとした。
次に、本発明の合金の製造方法に関して説明する。
電気炉にて、原料を溶解する工程において、Ni基合金の屑、Ni、FeCrなどの原料を目標の組成に制御する。溶解した後は、マグカーボン、マグクロ、ドロマイトレンガのいずれかでライニングされた取鍋に溶融合金を受けて、除滓後VOD(Vacuum Oxygen Decarburization)にセットする。
VODにおいてまず減圧下に引いて、トップランスから酸素を吹精して脱炭を行う。脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO−Al−MgO−SiO−F系スラグを形成する。同時に、Arによる攪拌を施しながら酸化したCrを還元する操作であるCr還元を行う。それと同時に、脱酸、脱硫が進行する。本発明では、AOD(Argon Oxygen Decarburization)を用いても良い。また、AODの後にVOD精錬を行うといったように、組み合わせても構わない。
次いで、Nb源を添加して成分を整えて、その後、普通造塊で鋳造して鋼塊を作製し、次いで鋼塊を鍛造して、続けて熱間圧延を実施する。
この製造工程で重要なところは、Alを本願発明の範囲であるAl:0.01〜0.2%に制御することと、スラグの組成を以下の通り制御することにある。すなわち、CaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%からなるCaO−Al−MgO−SiO−F系スラグに制御する必要がある。その理由を解説する。
CaO:40〜70%
CaOは石灰石を投入することで形成できる。低いと、Alが歩留まらなくて、脱酸が進まない原因となってしまう。逆に高いと、Alが高くなりやすくMg、Caの過剰供給に繋がる。そのため、40〜70%とした。好ましくは、50〜70%である。
SiO:10%以下
SiOは酸素ポテンシャルを高くするので有害である。つまり、Alと下記の(6)式の反応を引き起こすために、溶融合金中のAlを低下させてしまう。
3(SiO)+4Al=2(Al)+3Si …(6)
つまり、Al濃度が0.01%未満と低下してしまいCa、Mgの供給が妨げられる。さらにNbの酸化ロスも起きてしまう。そのため、SiO濃度は10%以下と規定した。好ましくは、8%以下、より好ましくは6%以下である。
MgO:3〜35%
溶融合金中のMg濃度を本願発明の範囲に制御するために、不可欠な成分である。なお、MgOの供給はMgO含有の廃煉瓦をスラグに添加することによるのが好ましい。そのため、MgOは3〜35%とした。好ましくは、5〜20%である。
Al:5〜30%
溶融合金中のAl濃度を本願発明の範囲である0.01〜0.2%に維持するために必要不可欠である。そのため、5〜30%とした。
F:5〜15%
Fはスラグを溶融状態に保ち、かつ流動性を確保するために不可欠である。これは蛍石(CaF)を添加することで確保する。5%以上は必要であり、15%を超えると流動性が良すぎて耐火物を溶損してしまう。したがって、F濃度は5〜15%とした。
本願発明では、特に限定はしないが、スラグ成分としてCr、FeO、NbO濃度は以下の通り制御されるのが好ましい態様である。
Cr:2%以下
Crは下記の反応を起こし、Alの歩留まりを低下させる元素である。
(Cr)+2Al=(Al)+2Cr …(7)
したがって、2%以下が良い。より良くは、1%以下である。
FeO:2%以下
FeOは下記の反応を起こし、Alの歩留まりを低下させる元素である。
3(FeO)+2Al=(Al)+3Fe …(8)
したがって、2%以下が良い。より良くは、1%以下である。
NbO:3%以下
(3)式にしたがい、Alの歩留まりを低下させる。そのため、3%以下が良い。より良くは2%以下である。
以下、実施例および比較例によって本発明をより具体的に説明する。最初に、60t電気炉にて原料を溶解した。原料にはNi基合金の屑、Ni、FeCrなどを用いた。溶解した後は、取鍋に溶融合金を受けて、除滓した後VOD(Vacuum Oxygen Decarburization)にセットした。
VODにおいてまず減圧に引いて、トップランスから酸素を吹精して脱炭を行った。脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO−Al−MgO−SiO−F系スラグを形成した。同時に、Arによる攪拌を施しながら、酸化したCrを還元する操作であるCr還元を行った。それと同時に、脱酸、脱硫が進行して、次いで、純NbあるいはNiNbといったNb源を添加して成分を整えた。その後、普通造塊で鋳造して鋼塊を作製し、次いで鋼塊を鍛造し、スラブとした。最終的に熱間圧延を実施して80mmtの厚板を製造した。
各種項目の評価方法は以下の通りとした。
(1)合金の化学成分およびスラグ組成:蛍光X線分析装置を用いて定量分析を行い、合金の酸素と窒素濃度は不活性ガスインパルス融解赤外線吸収法で定量分析を行った。
(2)熱間加工性:鍛造後の割れの有無で評価した。割れが有った場合を×とした
(3)厚板の内部品質:UT検査(超音波探傷試験)により行った。検出された場合を×とした。
(4)非金属介在物組成:上記UT検査で指示が出た場合に内部欠陥部を含むように切断して、研磨後SEM-EDSを用いて観察と測定を行った。
(5)総合評価:×が一つでもあれば×評価とした。
表1に実施例を示す。なお、表中のスラグ組成は合計が100%ではなく99.4〜99.9%である。これは、表に示す成分の他に微量の元素、S、P、Ni、Bの酸化物などが含まれるためである。また、「−」は分析限界以下であることを示し、数値に付された括弧は本発明の範囲外であることを示す。
発明例のNo.1〜10までは、いずれの条件も本願発明の範囲を満足したために、熱間加工性も優れ内部品質も問題が見られなかった。
一方の比較例について、以下に説明する。
No.11は、スラグ中のCaOが低く、SiOが高く外れたため、Alが0.008%と低くなってしまった。そのため、酸素濃度が高くMg濃度が低く外れた。その結果、鍛造後に割れが発生した。
No.12では、スラグ中のSiO濃度が高く外れたため、Alが0.002%と低くなってしまった。そのため、脱酸も進まずS濃度も高くなり、かつ、Caも供給されなくて熱間加工性が悪くなった。そのために、鍛造後割れが発生した。なお、スラグ中のFも低かったために、除滓が充分出来なかった。
No.13では、スラグ中のCaO濃度が高くなったために、Alが高くなり0.268%となった。そのため、脱硫は良く進み検出限界以下まで低下した。そのため、MgとCa濃度が高くなってしまい、熱間加工性が悪くなった。そのために、鍛造後割れが発生したと共に、内部欠陥が発生した。内部には大型のCaO介在物の凝集体が観察された。なお、スラグ中のFを高くしたため、取鍋の煉瓦は著しく溶損した。
No.14では、スラグ中のCaO濃度が高くなったために、Alが高くなり0.321%となった。そのため、脱酸、脱硫は良く進み検出限界以下まで低下した。そのため、Mg濃度が高くなってしまったとともに、Bも高く外れてしまい、熱間加工性が悪くなった。そのために、鍛造後割れが発生した。Ca濃度も高くなりすぎて、内部欠陥が発生した。内部には大型のCaO介在物の凝集体が観察された。なお、スラグ中のFを高くしたため、取鍋の煉瓦は著しく溶損した。
No.15は、B濃度が高く熱間加工性が悪くなり、鍛造後割れが見られた。Nも低くなってしまって、強度が不足した。
No.16は、スラグ中のCaO濃度が高くAlが歩留まり過ぎて、脱酸と脱硫はよく進行した。しかし、その反面でMgとCaは過剰に供給された。そのために、鍛造後の割れ、ならびに内部欠陥が発生した。内部には大型のCaO介在物の凝集体が観察された。また、Nbも4.22%と高くなりすぎてしまった。なお、スラグ中のFを高くしたため、取鍋の煉瓦は著しく溶損した。
No.17はスラグ中のSiO、Cr、FeO濃度が高くなってしまったため、Alが低くなって脱酸、脱硫が進まなかったとともにSiも高く外れた。そのため、Mg、Caも供給されず、さらにはBも低くなってしまい、そのため、鍛造後に割れが見られた。また、Nbも酸化してしまいスラグ中に移行して歩留まりが低下し、1.92%と範囲をはずした。さらに、Nも低くなり強度が低下した。
No.18は、スラグ中SiO濃度が高く、Alが歩留まり低下し、0.007%と低くなった。その結果、脱酸、脱硫がうまく行かず、Mg、Caの供給が少なくなり鍛造後に割れが発生した。
No.19は、やはり、スラグ中SiO濃度が高く、Alが歩留まり低下し、0.002%と低くなった。その結果、脱酸、脱硫がうまく行かず、Mg、Caの供給が少なくなり鍛造後に割れが発生した。
No.20は、スラグ中のSiO、Cr、FeO濃度が高くなってしまったため、Alが低くなって脱酸、脱硫が進まなかった。そのため、Mg、Caも供給されず、さらにはBも低くなってしまい、そのため、鍛造後に割れが見られた。また、Nbも酸化してしまいスラグ中に移行して歩留まりが低下し、1.58%と範囲を外した。
Figure 2020094251
本発明によれば、耐粒界腐食性に優れたNi−Cr−Nb−Fe系合金を歩留まり良く、安価に提供することが可能となる。原子力発電産業の圧力容器内の極めて厳しい環境に使用される素材を供給することができる。
また、本発明の合金は、必須成分としてMoを0.02%以上、任意成分としてCuおよびTi、合計で0.5%以下の範囲にて含有する
発明例および参考例のNo.1〜10までは、いずれの条件も本願発明の範囲を満足したために、熱間加工性も優れ内部品質も問題が見られなかった。
Figure 2020094251

Claims (3)

  1. 以下、質量%にて、C:0.005〜0.04%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.05〜0.5%、P:0.02%以下、S:0.0015%以下、Cr:14〜17%、Nb:2〜4%、Fe:6〜8%、Al:0.01〜0.2%、Mg:0.003〜0.03%、Ca:0.0001〜0.005%、B:0.0005〜0.01%、N:0.005〜0.02%、O:0.0001〜0.005%、残部Niおよび不可避的不純物から成ることを特徴とするNi−Cr−Nb−Fe系合金。
  2. Mo、Cu、Tiのいずれか1種または2種以上を、合計で0.5%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のNi−Cr−Nb−Fe系合金。
  3. 請求項1または2に記載の合金の製造方法であって、電気炉にて、原料を溶解し、次いで、VODにおいて脱炭した後に、石灰、蛍石、Alを投入し、CaO:40〜70%、SiO:10%以下、MgO:3〜35%、Al:5〜30%、F:5〜15%からなるCaO−Al−MgO−SiO−F系スラグを用い、Arによる攪拌を施しながらCr還元、脱酸、脱硫を行い、Nb源を添加して成分を整えて、その後、普通造塊で鋳造して鋼塊を作製し、次いで鋼塊を鍛造して、続けて熱間圧延を実施することを特徴とするNi−Cr−Nb−Fe系合金の製造方法。
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