JP2020087994A - プレーナトランス - Google Patents
プレーナトランス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020087994A JP2020087994A JP2018215346A JP2018215346A JP2020087994A JP 2020087994 A JP2020087994 A JP 2020087994A JP 2018215346 A JP2018215346 A JP 2018215346A JP 2018215346 A JP2018215346 A JP 2018215346A JP 2020087994 A JP2020087994 A JP 2020087994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- heat dissipation
- cover
- planar transformer
- dissipation member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Abstract
Description
実施の形態1に係るプレーナトランスを、電気鉄道車両に搭載される電源装置が備えるプレーナトランスを例にして説明する。なお電源装置は、照明機器、空調機器等の負荷に電力を供給する。電気鉄道車両の走行によって、プレーナトランス1は振動を受ける。実施の形態1に係るプレーナトランス1を図1から図3に示す。プレーナトランス1の構造の理解を容易にするために、図1に示すプレーナトランス1の斜視図から、後述するカバー14およびスペーサ20を除いたものを図2に示す。図3は、図1のA−A線でのプレーナトランス1の矢視断面図である。
各第1コア12は、図3および図5に示すように、放熱部材10が有する第1凹部10aの底面に主面が当接する向きで固定される底部12aと、底部12aから底部12aの主面に直交する向きに延びる3つの脚部12bとで構成される。第1凹部10aの底面に第1コア12の底部12aの主面が当接した状態で、第1コア12は、例えば、コンパウンドによって、放熱部材10に固定される。第1凹部10aの底面にコンパウンドを塗布してから、第1コア12を配置することで、第1凹部10aの底面と第1コア12との間の微小な空隙がなくなり、第1コア12から放熱部材10への熱伝導の効率がよくなる。
各第2コア13は、図6に示すカバー14が有する第2凹部14aの底面に主面が当接する向きで固定される。詳細には、第2コア13は、図7に示すように、第2凹部14aの底面に第2コア13の主面が当接した状態で、例えば、コンパウンドによって、カバー14に固定される。第2凹部14aの底面にコンパウンドを塗布してから、第2コア13を配置することで、第2凹部14aの底面と第2コア13との間の微小な空隙がなくなり、第2コア13からカバー14への熱伝導の効率がよくなる。
上述のようにコンパウンドを第1凹部10aおよび第2凹部14aの底面に塗布することで、プレーナトランス1の冷却性能が高くなる。
スペーサ20は、放熱部材10とカバー14との間のスペースを確保する。またスペーサ20は、放熱部材10に当接し、放熱部材10の短手方向に延びる。なおスペーサ20は、カバー14と同等以上の熱伝導率を有し、振動に耐えうる剛性を有する部材、例えば、アルミニウムなどの金属で形成される。
締結部材16は、カバー14が放熱部材10との間にスペーサ20を挟んだ状態で、カバー14を放熱部材10に固定する。振動に耐え得る剛性を有するカバー14を、締結部材16で放熱部材10に固定するため、第1コア12と第2コア13は放熱部材10に十分に固定され、振動を受けても第1コア12に対して第2コア13がずれることが防止される。
また実施の形態1に係るプレーナトランス1によれば、放熱部材10に第1コア12を固定し、カバー14に第2コア13を固定してから、カバー14がスペーサ20に当接するようにカバー14を配置し、締結部材16でカバー14を放熱部材10に固定する。このため、コア11の数が増大しても、組み立てる際にコア11の位置決めをする必要がなく、作業性が向上する。
プレーナトランス1の形状は上述の例に限られない。放熱部材10の形状は、第1コア12が固定可能であれば、任意である。またカバー14の形状は、第2コア13が固定可能であって、かつ、放熱部材10に固定可能であれば、任意である。一例として、放熱部材10の主面が平面であって、カバー14が平板である構造を実施の形態2として説明する。
各第1コア12は、放熱部材22の主面22aに、主面が当接する向きで固定される底部12aと、底部12aから底部12aの主面に直交する向きに延びる3つの脚部12bとで構成される。放熱部材22の主面22aに第1コア12の底部12aの主面が当接した状態で、第1コア12は、コンパウンド24で放熱部材22に固定される。
第2コア13は、カバー23の主面23aに主面が当接する向きで固定される。詳細には、カバー23の主面23aに第2コア13の主面が当接した状態で、第2コア13はコンパウンド25でカバー23に固定される。
スペーサ20は、放熱部材22とカバー23との間のスペースを確保する。またスペーサ20は、放熱部材22に当接し、放熱部材22の短手方向に延びる。
締結部材16は、スペーサ20とカバー23を放熱部材22に固定する。
この例として、プレーナトランス3を図12に示す。また構造の理解を容易にするために、図12に示すプレーナトランス3の斜視図から、カバー14を除いたものを図13に示す。プレーナトランス3は、実施の形態1に係るプレーナトランス1と異なり、スペーサ20を有さない。カバー14の一部は放熱部材10に当接する。締結部材16は、カバー14と放熱部材10が当接した状態で、カバー14を放熱部材10に固定する。
またカバー14,23は、四辺部が放熱部材10,22に固定されてもよい。またカバー14,23に当接する他の部材を放熱部材10,22に固定することで、カバー14,23を放熱部材10,22に固定してもよい。
またフィン14cは、カバー14と一体に成形されてもよいし、カバー14とは別に成形されて、カバー14に取り付けられてもよい。
一例として、第1コア12の底部12aと放熱部材10の第1凹部10aとを噛み合わせることのみにより、第1コア12を放熱部材10に固定してもよい。同様に、第2コア13をカバー14に固定する方法は、上述の実施の形態の例に限られず、鉄道車両の走行時の振動に耐える程度に十分に、第2コア13をカバー14に固定する方法であれば、任意である。一例として、第2コア13を第2凹部14aに噛み合わせることのみにより、第2コア13をカバー14に固定してもよい。
一例として、放熱ブロック21は、放熱部材10,22の短手方向に延びる柱状の形状を有してもよい。
また放熱部材10,22のみで十分に放熱ができる場合、図12および図13に示すプレーナトランス3のように、放熱ブロック21を設けなくてもよい。
スペーサ20の形状は、カバー14,23と、放熱部材10,22に当接する形状であれば、任意である。一例として、スペーサ20は、放熱部材10,22の長手方向に延びる柱状の形状を有してもよい。
同様に、第2コア13をカバー14,23に固定する手段は、電気鉄道車両の予想される最大振動を受けても、第2コア13がカバー14,23に対してずれないように固定する手段であれば、任意である。一例として、第2コア13をカバー14,23に接着剤で固定してもよい。なお接着剤で固定する場合には、ポッティング加工を省略することが可能である。
Claims (11)
- 放熱部材と、
前記放熱部材に固定された第1コアと、一部が前記第1コアに当接した状態で前記第1コアに対向し、前記第1コアとの間に空隙を形成する第2コアとで構成されるコアと、
前記コアの周りに形成された一次巻線および二次巻線を含み、前記空隙に位置する導体と、
前記第2コアが固定され、前記放熱部材に固定されたカバーと、
を備える、
プレーナトランス。 - 前記カバーは、前記第2コアを前記第1コアに押圧する、
請求項1に記載のプレーナトランス。 - 前記放熱部材に当接するスペーサと、
前記スペーサと前記カバーを前記放熱部材に固定する締結部材と、をさらに備える、
請求項1または2に記載のプレーナトランス。 - 前記カバーの一部は前記放熱部材に当接し、
前記カバーを放熱部材に固定する締結部材をさらに備える、
請求項1または2に記載のプレーナトランス。 - 前記放熱部材は第1凹部を有し、
前記第1コアは前記第1凹部に位置する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のプレーナトランス。 - 前記カバーは、前記放熱部材に対向する第2凹部を有し、
前記第2コアは前記第2凹部に位置する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のプレーナトランス。 - 前記第1コアを前記放熱部材に接着する接着剤をさらに備える、
請求項1から6のいずれか1項に記載のプレーナトランス。 - 前記第2コアを前記カバーに接着する接着剤をさらに備える、
請求項1から7のいずれか1項に記載のプレーナトランス。 - 前記第1凹部に充填された樹脂をさらに備える、
請求項5に記載のプレーナトランス。 - 前記第2凹部に充填された樹脂をさらに備える、
請求項6に記載のプレーナトランス。 - 前記第2コアが固定された前記カバーの面と反対側の面に形成されたフィンをさらに有する、
請求項1から10のいずれか1項に記載のプレーナトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215346A JP2020087994A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | プレーナトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215346A JP2020087994A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | プレーナトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020087994A true JP2020087994A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70908795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018215346A Pending JP2020087994A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | プレーナトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020087994A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222733B1 (en) * | 1997-05-27 | 2001-04-24 | Melcher A.G. | Device and method for cooling a planar inductor |
JP2004095570A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Toyota Motor Corp | リアクトル装置およびその製造方法 |
JP2007006635A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Tdk Corp | 電源装置 |
JP2007180225A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Toyota Motor Corp | リアクトルの固定構造および電気機器ユニット |
JP2011253877A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Denso Corp | 磁気部品ユニット及び磁気部品固定構造 |
JP2012156461A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyota Industries Corp | 電子機器 |
JP2017139310A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル |
WO2018193504A1 (ja) * | 2017-04-17 | 2018-10-25 | 三菱電機株式会社 | 平面トランス、レーザダイオード駆動用電源装置及びレーザ加工装置 |
-
2018
- 2018-11-16 JP JP2018215346A patent/JP2020087994A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222733B1 (en) * | 1997-05-27 | 2001-04-24 | Melcher A.G. | Device and method for cooling a planar inductor |
JP2004095570A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Toyota Motor Corp | リアクトル装置およびその製造方法 |
JP2007006635A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Tdk Corp | 電源装置 |
JP2007180225A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Toyota Motor Corp | リアクトルの固定構造および電気機器ユニット |
JP2011253877A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Denso Corp | 磁気部品ユニット及び磁気部品固定構造 |
JP2012156461A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyota Industries Corp | 電子機器 |
JP2017139310A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル |
WO2018193504A1 (ja) * | 2017-04-17 | 2018-10-25 | 三菱電機株式会社 | 平面トランス、レーザダイオード駆動用電源装置及びレーザ加工装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101317820B1 (ko) | 전자 기기 | |
JP5359749B2 (ja) | トランス及びスイッチング電源装置 | |
US11432437B2 (en) | Power converter | |
CN109313977B (zh) | 电感器及其安装结构 | |
JP6234537B1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP5558543B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP6150844B2 (ja) | 電磁誘導機器 | |
WO2015068265A1 (ja) | 電磁誘導機器 | |
JP6239208B1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP6672724B2 (ja) | 電源装置 | |
CN111344821B (zh) | 电力转换装置 | |
JP2015116040A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2013150414A (ja) | トランス及びスイッチング電源装置 | |
JP2007312502A (ja) | パワー電子機器 | |
WO2016027569A1 (ja) | リアクトルおよびそれを用いたdc-dcコンバータ | |
JP6377279B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP7278155B2 (ja) | 電力変換器 | |
JP7238466B2 (ja) | 巻線機器 | |
JP2020087994A (ja) | プレーナトランス | |
CN110419085B (zh) | 变压器 | |
JP6569404B2 (ja) | 電源装置及び電源装置の製造方法 | |
JP6443635B2 (ja) | トランス及びトランスの製造方法 | |
JP2020061505A (ja) | リアクトルの冷却構造、及び電力変換装置 | |
JP7259686B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2019079838A (ja) | トランス装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211210 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220510 |