JP2020086820A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨詰まりの解除性能を向上する。【解決手段】硬貨収納庫を形成する対向する一対の壁部と、前記硬貨収納庫の底部に設けられ、前記硬貨収納庫内の硬貨を搬送する搬送ベルトと、前記硬貨の搬送方向に沿って互いに離隔する位置で前記底部から突出可能に設けられた複数の突出部と、を備える、現金処理装置。【選択図】図5

Description

本発明は、現金処理装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店およびディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所には、レジスタまたはPOS(Point Of Sales)用レジスタ、レジスタまたはPOS用レジスタに接続される現金処理装置が設置されている。現金処理装置は、硬貨の入出金のための硬貨入出金部、および紙幣の入出金のための紙幣入出金部を有する。
硬貨入出金部は、入金処理において投入された硬貨を金種別に収納する硬貨収納庫を有し、出金処理においては、当該硬貨収納庫に設けられた搬送ベルトにより硬貨が搬送されることにより、硬貨が出金される。当該硬貨収納庫では、硬貨詰まりが起こることがあり、硬貨詰まりが起きると出金処理を円滑に行うことが困難になる。このため、硬貨詰まりを防止するための技術が研究されている。例えば、特許文献1には、搬送ベルトにより搬送されるブロック状の硬貨詰まり防止部材を硬貨収納庫に設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、硬貨収納庫の底部の一部に偏心カムを設ける技術が開示されている。
特開2005−141577号公報 特開2005−25673号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、硬貨詰まり防止部材の位置を操ることが困難であり、硬貨詰まりが発生した場所によっては硬貨詰まりが解除されない。また、硬貨詰まり防止部材が出金口付近に位置する場合、当該硬貨詰まり防止部材が硬貨の出金の妨げとなり得る。また、特許文献2に記載の技術では、偏心カムが設けられていない位置で硬貨詰まりが発生した場合に、硬貨詰まりを解除することが困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨収納庫を形成する対向する一対の壁部と、前記硬貨収納庫の底部に設けられ、前記硬貨収納庫内の硬貨を搬送する搬送ベルトと、前記硬貨の搬送方向に沿って互いに離隔する位置で前記底部から突出可能に設けられた複数の突出部と、を備える、現金処理装置が提供される。
前記現金処理装置は、前記一対の壁部を構成する一方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第1の前記複数の突出部と、前記一対の壁部を構成する他方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第2の前記複数の突出部と、を有してもよい。
前記現金処理装置は、前記第1の複数の突出部、および前記第2の複数の突出部による突出動作を制御する制御部をさらに備えてもよい。
前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を同時に前記底部から突出させてもよい。
前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を交互に前記底部から突出させてもよい。
前記制御部は、1の前記硬貨の一端が前記一方の壁部側の底部および当該一方の壁部に支持されながら、前記1の硬貨の他端が前記他方の壁部と前記搬送ベルトとの間で前記搬送方向に沿って立位する他の前記硬貨に支持された状態における、前記他端と前記他の硬貨との接点の前記底部からの高さよりも、前記他の硬貨の下端位置が高くなるような突出量に、前記第2の複数の突出部の突出量が設計されてもよい。
前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を突出させる制御を、突出量を増加させながら繰り返し行なってもよい。
前記複数の突出部は隣接する突出部の組を含み、当該突出部の組の間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記突出部の組のうちの少なくともいずれかの突出部が突出した際に当該突出部が当該硬貨に接触してもよい。
前記現金処理装置は、前記搬送ベルトにより搬送された硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラをさらに備え、前記複数の突出部のうちで前記硬貨の搬送方向における最も下流側に位置する下流側突出部と前記分離ローラの間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記下流側突出部が突出した際に当該下流側突出部が当該硬貨に接触してもよい。
前記現金処理装置は、前記硬貨収納庫の上流側の端部を形成する、前記一対の壁部を繋ぐ上流端壁部をさらに備え、前記搬送方向に沿って前記上流端壁部に当接しながら硬貨が立位している場合、前記複数の突出部のうちで最も上流側に位置する上流側突出部が突出した際に前記硬貨の重心が前記上流側突出部よりも下流側に位置してもよい。
前記現金処理装置は、前記複数の突出部、および前記複数の突出部を連結する連結部からなる部材と、前記部材を前記底部に対して昇降させる駆動部と、をさらに有してもよい。
前記現金処理装置は、前記硬貨の搬送方向に沿って移動しながら前記複数の突出部を順次に前記底部から押し上げる押上げ部をさらに有してもよい。
前記第2の複数の突出部は、前記第1の前記複数の突出部に含まれる突出部の前記搬送方向における間隔に対応する位置に設けられる突出部を含んでもよい。
前記複数の突出部の各々はテーパー形状を有してもよい。
以上説明した本発明によれば、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
本発明の実施形態による現金処理装置1の外観斜視図である。 本発明の実施形態による現金処理装置1の機能構成例を示すブロック図である。 上方向から見た硬貨入出金部100の断面図である。 第1の実施形態による金種別収納部161の上面図である。 図4に示したI−I線で硬貨収納庫181を切断した場合に得られる断面を示す図である。 突出動作の具体例を示す説明図である。 硬貨収納庫181における硬貨詰まりの具体例を示す説明図である。 硬貨詰まりが解除される様子を示す説明図である。 硬貨詰まりが解除される様子を示す説明図である。 硬貨詰まりが解除される様子を示す説明図である。 硬貨収納庫181の側面図である。 複数の突出部214のうちで最も下流側に位置する下流側突出部214Pと分離ローラ196との関係を示す説明図である。 複数の突出部214のうちで最も上流側に位置する上流側突出部214Qと上流端壁部172との関係を示す説明図である。 変形例による突出部214の突出動作を示す説明図である。 変形例による突出部214の突出動作を示す説明図である。 第2の実施形態による硬貨収納庫182を搬送方向に沿った線で切断した場合に得られる断面を示す図である。 第2の実施形態による突出部224の突出動作を示す説明図である。 第3の実施形態による金種別収納部163の上面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<0.概要>
まず、本発明の実施形態による現金処理装置の概要について説明する。本発明の実施形態による現金処理装置は、例えば、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの小売店、ディスカウントショップなどの大型量販店などの精算所に設置されたレジスタまたはPOS(Point Of Sales)用レジスタなどに接続された現金釣銭機である。
(外観構成)
図1は、本発明の実施形態による現金処理装置1の外観斜視図である。図1に示したように、現金処理装置1は、硬貨入出金部100と、紙幣入出金部200と、表示部221と、操作部222とを有する。
硬貨入出金部100は、現金処理装置1の幅方向(現金処理装置1を前面から見た左右方向)の左側約半分に設けられ、硬貨の入出金を管理する。硬貨入出金部100は、現金処理装置1の前方に、入金口131、出金口132およびリジェクト口133を有している。入金口131には、オペレータにより入金硬貨が投入される。出金口132には硬貨が出金され、出金口132は出金された硬貨を保持する。リジェクト口133にはリジェクト硬貨が排出される。
紙幣入出金部200は、現金処理装置1の幅方向の右側約半分に設けられ、紙幣の入出金を管理する。紙幣入出金部200は、現金処理装置1の前方に紙幣の入出金口を有し、当該入出金口を覆うようにシャッタ204が設けられる。オペレータは、シャッタ204が開かれた状態で、入出金口に入金紙幣を投入する、または入出金口から出金紙幣を抜き取る。
表示部221は、例えば、液晶ディスプレイで構成され、メニュー画面などを表示する。また、表示部221は、現金処理装置1の状態を示す情報を表示する。表示部221は、紙幣入出金部200の前方上面において操作部222の隣に設けられている。
操作部222は、キーおよびボタンなどを有しており、オペレータの操作を受け付ける。例えば、オペレータは、操作部222を操作することにより、表示部221に表示された選択画面にて所望の項目を選択する。操作部222は、紙幣入出金部200の前方上面に配置されている。
なお、上記では現金処理装置1が現金釣銭機である例を説明したが、硬貨出金口を有し、硬貨の出金と受取が行われる入出金装置および自動取引装置にも本発明の実施形態を適用可能である。
(機能構成)
図2は、本発明の実施形態による現金処理装置1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、現金処理装置1は、制御部40、記憶部50、通信部60、操作表示部220、硬貨入出金部100および紙幣入出金部200およびを備える。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶部50により記憶されているプログラムがCPUによりRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、制御部40は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。このような制御部40は、現金処理装置1の動作全般を制御する。
例えば、制御部40は、硬貨の入金、一部回収および全回収などの処理を実行し得る。入金は、現金処理装置1の硬貨入金口に投入された硬貨を収納し、現金処理装置1に投入された現金と顧客への請求金額との差分に相当する現金を釣銭として出金口132に出金する処理である。一部回収は、現金処理装置1から、金種ごとに指定された枚数で硬貨を出金口132に出金する処理である。全回収は、現金処理装置1に収納されている全ての硬貨を出金口132に出金する処理である。出金口132に出金され、出金口132に保持された硬貨はオペレータにより取り出される。また、本発明の実施形態による制御部40は、後述する硬貨収納庫の突出部による突出動作を制御する。
記憶部50は、制御部40を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部50は、制御部40の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶部50は、不揮発性の記憶装置であってよい。
通信部60は、ネットワーク500を介してホストコンピュータ400との間で通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態においては、通信部60が有線による通信を行う場合を主に想定するが、通信部60は、無線による通信を行ってもよい。
操作表示部220は、上記した表示部221および上記した操作部222に相当する。紙幣入出金部200の構成は図1を参照して説明した通りである。硬貨入出金部100の構成も図1を参照して説明した通りであるが、本発明の実施形態は硬貨入出金部100が行う出金処理に特に関するので、以下、硬貨入出金部100の構成をより詳細に説明する。
(硬貨入出金部の構成)
図3は、上方向から見た硬貨入出金部100の断面図である。この硬貨入出金部100において、入金口131に投入された硬貨は1枚ずつに分離されて、入金搬送部151により搬送路に沿って、鑑別部153を経由して選別部154に搬送され、金種毎に分別されて金種別収納部160(何れかの硬貨収納庫180)に収納される。金種別収納部160に収納された硬貨は、出金繰出部156により出金口132に排出される。
入金搬送部151は、無端状に形成された2本の搬送ベルト151a,151bによって、構成されている。搬送ベルト151aは、入金口131に投入された硬貨を搬送路の上流部分の途中まで搬送する搬送手段である。搬送ベルト151bは、硬貨を搬送路の上流部分の途中から搬送路の下流部分(厳密には、金種別収納部160の内部に設けられた該当金種の硬貨収納庫180の上)まで搬送する搬送手段である。
鑑別部153は、硬貨の種類及び真偽を鑑別する構成要素である。硬貨は、鑑別部153を経由して入金搬送部151に繰り出される。この鑑別部153にて正当であると鑑別された硬貨は、入金搬送部151に繰り出される。一方、鑑別部153にて不当であると鑑別された硬貨(リジェクト硬貨)は、搬送路上のリジェクトゲート157が開口することにより、リジェクト口133に搬送する図示せぬ搬送ベルトの上に落下させる。これにより、硬貨入出金部100は、リジェクト硬貨をリジェクト口133に排出することができる。
選別部154は、鑑別部153で正常に鑑別されて金種別収納部160の上に搬送された硬貨を金種別に選別する構成要素である。選別部154は、硬貨を金種別に選別して、選別収納ゲート158から金種別収納部160の内部に設けられた該当金種の硬貨収納庫180の中に落下させる。
金種別収納部160は、硬貨を金種別に収納する構成要素である。金種別収納部160は、硬貨を収納する機能と硬貨を出金する機能とを併せ持つ。この金種別収納部160は、内部で複数枚の仕切り板170によって複数の硬貨収納庫180に仕切られている。
各硬貨収納庫180は、それぞれに固有の金種が割り当てられている。硬貨入出金部100は、各硬貨収納庫180に割り当てられた金種の硬貨を各硬貨収納庫180の中に収納する。ここでは、硬貨収納庫180が、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、及び五百円硬貨の6種類の金種に合わせて、6個設けられているものとして説明する。
各硬貨収納庫180は、装置の前後方向に延在するように、平行に配置されている。したがって、各硬貨収納庫180を仕切る壁部である仕切り板170も、装置の前後方向に延在するように、平行に配置されている。各硬貨収納庫180の底部には、硬貨を出金口132の方向(前方向)に搬送する搬送ベルトが1本ずつ設けられている。また、各硬貨収納庫180には、搬送ベルトにより搬送された硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラ、硬貨収納庫180の出口を開閉するピン、出口から出金口132の方向に繰り出された硬貨を検知する光学センサ等を備えている。
(課題の整理)
他の現金処理装置では、硬貨収納庫において硬貨詰まりが起こることがあった。硬貨詰まりは、例えば、仕切り板に沿って立位した硬貨に、他の硬貨がもたれ掛かることにより生じる。硬貨詰まりが起きると出金処理を円滑に行うことが困難になるので、硬貨詰まりを防止するための技術が研究されている。そのような技術として、硬貨収納庫の底部の一部に偏心カムを設ける技術が知られている。しかし、当該技術では、偏心カムが設けられていない位置で硬貨詰まりが発生した場合に、硬貨詰まりを解除することが困難である。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の各実施形態を創作するに至った。本発明の各実施形態によれば、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。以下、本発明の各実施形態を順次詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
(構成)
図4は、第1の実施形態による金種別収納部161の上面図である。図4に示したように、金種別収納部161は対向する一対の仕切り板170および一対の仕切り板170を繋ぐ上流端壁部172により形成される複数の硬貨収納庫181を有し、各硬貨収納庫181は、搬送ベルト192および複数の突出部214を有する。また、金種別収納部161は、複数の硬貨収納庫181に亘って位置するカム機構194および分離ローラ196を有する。
搬送ベルト192は、硬貨収納庫181の底部に設けられており、搬送ベルト192上に位置する硬貨を出金口132の方向(以下、搬送方向と称する場合もある。)へ搬送する。カム機構194は、複数の硬貨収納庫181の幅方向に沿って設けられたロッド、および各硬貨収納庫181の底部に設けられロッドが貫通する偏心カムを有する。偏心カムは、ロッドの回転により、各硬貨収納庫181の底部からの突出と各硬貨収納庫181の底部への埋没を繰り返す。当該偏心カムにより、偏心カム上に位置する硬貨が押し動かされて、硬貨の搬送が円滑化される。分離ローラ196は、複数の硬貨収納庫181に亘って、各硬貨収納庫181の搬送ベルト192の上方に設けられたローラである。分離ローラ196は、分離ローラ196まで搬送された硬貨を1枚ずつ分離し、分離された硬貨を下流側に繰り出す。
複数の突出部214は、図4に示したように、硬貨の搬送方向に沿って互いに離隔する位置に設けられている。図5を参照し、突出部214の構成をより具体的に説明する。
図5は、図4に示したI−I線で硬貨収納庫181を切断した場合に得られる断面を示す図である。図5に示したように、複数の突出部214は連結部216を介して連結されており、1の突出列部材210が構成されている。当該突出列部材210が搬送ベルト192の幅方向における両側に設けられている。すなわち、各硬貨収納庫181は図4に示したように対向する一対の仕切り板170により形成されており、一対の仕切り板170のうちの一方の仕切り板170と搬送ベルト192との間に第1の突出列部材210が設けられ、一対の仕切り板170のうちの他方の仕切り板170と搬送ベルト192との間に第2の突出列部材210が設けられている。
金種別収納部161には、上述した突出列部材210を駆動するための図示しない駆動部(例えば、モータ)を有し、突出列部材210は、図6に示したように、当該駆動部により上方へ押し上げられる。これにより、突出列部材210が有する複数の突出部214が硬貨収納庫181の底部から突出する。硬貨収納庫181に硬貨詰まりが生じていた場合、このような複数の突出部214の突出動作により、硬貨詰まりが解消され得る。以下、図7〜図9を参照して具体例を説明する。
図7は、図4に示したII−II線で硬貨収納庫181を切断した場合に得られる断面を示す図であり、硬貨収納庫181における硬貨詰まりの具体例を示す説明図である。硬貨詰まりは、搬送ベルト192に載らない範囲で搬送方向に沿って立位した1または2以上の硬貨と、当該硬貨にもたれ掛った硬貨により発生する。図7に示した例では、搬送ベルト192に載らない範囲で搬送方向に沿って立位した1または2以上の硬貨が硬貨C1およびC2であり、もたれ掛った硬貨が硬貨C3である。硬貨C3の一端は硬貨収納庫181の底部190および仕切り板170に支持されており、硬貨C3の他端は硬貨C2に支持されている。なお、図7では、突出部214の先端が硬貨収納庫181の底部190と面一になるスタンバイ位置で突出部214が停止している。また、突出部214は、図7に示したように搬送ベルト192側が斜面となるテーパー形状を有する。
(動作)
制御部40は、出金処理において所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合、搬送ベルト192を搬送方向および逆方向に複数回動作させる。当該動作でも所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合に、制御部40は、搬送ベルト192の両側に位置する突出列部材210を押し上げ、突出部214を硬貨収納庫181の底部190から突出させる。
図8は、突出部214の突出動作を示す説明図である。図8に示したように、搬送ベルト192の両側に位置する突出列部材210の突出部214が同時に硬貨収納庫181の底部190から突出し、硬貨C1〜C3も突出部214により押し上げられる。その後、突出部214がスタンバイ位置に戻ると、図9に示したように硬貨C1〜C3のバランスが崩れ、硬貨詰まりが解除され得る。そして、制御部40は搬送ベルト192を搬送方向に動作させる。上記の突出部214の突出動作および搬送ベルト192の動作が、所定の枚数の硬貨が硬貨収納庫181から繰り出されるまで繰り返される。なお、隣接する突出部214間の距離D1は、図10に示したように、隣接する突出部214間で寝ている硬貨Cが一方の仕切り板170に寄せられている状態において、当該硬貨Cが他方の仕切り板170側の突出部214と平面視において重ならないような距離に設定される。
(詳細な設計例)
本発明の実施形態では、上流端壁部172から分離ローラ196の間のいずれの位置で生じた硬貨詰まりでも解除し得るように、突出部214の配置および突出部214の突出量などが設計される。以下、図11および図12を参照し、突出部214の配置および突出部214の突出量などに関する詳細な設計例を説明する。
図11は、硬貨収納庫181の側面図である。隣接する突出部214間の距離D1および突出部214の突出量H2は、隣接する突出部214の間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が搬送方向に沿って立位していても、隣接する突出部214の少なくともいずれかの突出部214が突出した際に当該突出部214が硬貨に接触するような値に設計される。図11に示した例では、隣接する突出部214が同時に突出するので、隣接する突出部214の間隔部分で搬送方向に沿って立位する硬貨Cが隣接する突出部214の双方と接触し、隣接する突出部214の双方により押し上げられている。このような設計により、搬送方向上での両端の突出部214の間のいずれの位置で硬貨が搬送方向に沿って立位していても、当該硬貨を押し上げることが可能である。すなわち、搬送方向上での両端の突出部214の間のいずれの位置で硬貨詰まりが生じても、当該硬貨詰まりを解除できる可能性がある。
図12Aは、複数の突出部214のうちで最も下流側に位置する下流側突出部214Pと分離ローラ196との関係を示す説明図である。下流側突出部214Pと分離ローラ196との距離、および下流側突出部214Pの突出量は、下流側突出部214Pと分離ローラ196の間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が搬送方向に沿って立位していても、下流側突出部214Pが突出した際に当該下流側突出部214Pが当該硬貨に接触するような値に設計される。図12に示した例では、下流側突出部214Pと分離ローラ196の間隔部分で立位する硬貨Cが、下流側突出部214Pにより押し上げられ、分離ローラ196に接触する。このような設計により、下流側突出部214Pと分離ローラ196の間で硬貨詰まりが生じても、当該硬貨詰まりを解除し得る。
図12Bは、複数の突出部214のうちで最も上流側に位置する上流側突出部214Qと上流端壁部172との関係を示す説明図である。上流側突出部214Qと上流端壁部172との距離、および上流側突出部214Qの突出量は、硬貨が上流端壁部172に当接しながら搬送方向に沿って立位している場合、上流側突出部214Qが突出した際に当該硬貨の重心が上流側突出部214Qよりも下流側に位置するような値に設計される。図12Bに示した例では、硬貨Cが上流端壁部172に当接しながら搬送方向に沿って立位しており、上流側突出部214Qが突出した際に硬貨Cが上流側突出部214Qにより押し上げられる。ここで、上流側突出部214Qの突出方向と上流端壁部172の延伸方向が異なることから、上流側突出部214Qの突出により、上流側突出部214Qと硬貨Cとの位置関係が変化し、硬貨Cの重心が上流側突出部214Qよりも下流側に移動する。結果、硬貨Cが上流側突出部214Q上でバランスを崩し、下流側に転がり落ちることが期待される。このような設計により、上流端壁部172付近で硬貨詰まりが生じても、当該硬貨詰まりを解除し得る。
(作用効果)
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、硬貨収納庫181におけるいずれの位置で硬貨詰まりが生じた場合でも、当該硬貨詰まりを解除できる可能性がある。すなわち、本発明の実施形態によれば、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
また、本発明の実施形態による突出部214は、図7に示したように、搬送ベルト192側が斜面となるテーパー形状を有する。当該テーパー形状によれば、突出部214により押し上げられた硬貨が当該斜面に沿って搬送ベルト192上に滑り落ちやすいので、硬貨詰まりの解除性能をさらに向上することが可能である。なお、突出部214は上流側または下流側が斜面となるテーパー形状を有してもよい。当該構成によっても、突出部214により押し上げられた硬貨が当該斜面に沿って上流側または下流側に転がり落ちやすくなるので、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
(変形例)
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。以下では、本発明の第1の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の第1の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の第1の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の第1の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の第1の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
−第1の変形例
上記では、搬送ベルト192の両側の突出列部材210が同時に押し上げられる例を説明したが、搬送ベルト192の両側の突出列部材210は交互に押し上げられてもよい。当該変形例について、図13および図14を参照して具体的に説明する。
図13および図14は変形例による突出部214の突出動作を示す説明図である。制御部40は、搬送ベルト192の両側の突出列部材210Aおよび突出列部材210Bのうち、図13に示したように突出列部材210Aの突出部214Aのみを先に突出させ、突出部214Aがスタンバイ位置に戻った後に突出列部材210Bの突出部214Bを突出させる。そして、制御部40は、突出部214Bもスタンバイ位置に戻った後に搬送ベルト192を搬送方向に動作させる。上記の突出部214の突出動作および搬送ベルト192の動作が、所定の枚数の硬貨が硬貨収納庫181から繰り出されるまで繰り返される。
当該変形例によれば、搬送ベルト192の両側の突出部214Aおよび突出部214Bが交互に突出するので、図13に示した硬貨詰まりを起こしている硬貨C1〜C3のうちで、突出部214Aの突出により、突出部214A上に位置する硬貨C1およびC2のみが押し上げられ、硬貨C2と硬貨C3の接触が外れ、硬貨C1およびC2が転がり落ちる。これにより、図14に示したように硬貨Cが搬送ベルト192上に倒れ、硬貨詰まりが解除される。
このような作用効果を得るために、図13に示した突出部214Aの間に硬貨Cがある状態で、当該硬貨Cの下端の高さが図7に示した高さH1よりも大きくなるように、図13に示した突起部214Aの突出量H2を設計する。図7に示した高さH1は、搬送ベルト192の一側で搬送ベルト192に載らない範囲で立位した硬貨C1およびC2に、搬送ベルト192の他側の底部190および仕切り板170に支持されながら硬貨C3がもたれ掛かった状態における、硬貨C2と硬貨C3との接点の底部190からの高さである。突出部214Aの間にある硬貨Cの下端の高さを高さH1よりも大きくすることにより、突出部214Aが突出した際に硬貨C2と硬貨C3の接触を外すことが可能となる。同様に、突出部214Bの突出量も図7に示した高さH1よりも大きい値に設計されてもよい。
なお、上記では突出列部材210Aの突出部214Aが先に突出し、その後に突出列部材210Bの突出部214Bが突出する例を説明したが、突出列部材210Bの突出部214Bが先に突出し、その後に突出列部材210Aの突出部214Aが突出してもよい。
−第2の変形例
第1の実施形態または第1の変形例で説明した、所定の枚数の硬貨が硬貨収納庫181から繰り出されるまで繰り返される突出部214の突出動作には、同一の突出量が適用されてもよいし、異なる突出量が適用されてもよい。例えば、新たに繰り返される突出部214の突出動作では、前回の突出動作での突出量よりも大きい突出量が適用されてもよい。そして、少なくとも最も大きい突出量は、第1の変形例で説明した高さH1より大きくてもよい。硬貨収納庫181における硬貨の集積状態の急激な変化は硬貨詰まりを悪化させることがあるところ、当該変形例によれば、突出動作ごとに突出量が徐々に大きくなるので、硬貨の集積状態の急激な変化を抑制することが可能であり、結果、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
<2.第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。第1の実施形態では、搬送方向に沿って並べられた複数の突出部214が同時に突出するが、本発明の第2の実施形態では、搬送方向に沿って並べられた複数の突出部が順次に突出する。以下、図15および図16を参照して第2の実施形態による硬貨収納庫182の構成を詳細に説明する。
(構成)
図15は、第2の実施形態による硬貨収納庫182を搬送方向に沿った線で切断した場合に得られる断面を示す図である。図15に示したように、第2の実施形態による硬貨収納庫182は、搬送ベルト192、カム機構194、分離ローラ196および複数の突出部224を有する。搬送ベルト192、カム機構194および分離ローラ196は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
複数の突出部224は、硬貨収納庫182の底部に、搬送方向に沿って配置されている。第1の実施形態による突出部214と異なり、第2の実施形態による突出部224は、互いに分離している。各突出部224は、図示しない昇降ガイドに沿って、底部に埋没するスタンバイ位置と底部から突出した突出位置との間で往復移動が可能である。なお、第2の実施形態による硬貨収納庫182においても、第1の実施形態による硬貨収納庫181と同様に、搬送ベルト192の両側に複数の突出部224が配置される。
また、硬貨収納庫182の底部の下側には、図15に示したように、移動ガイド240および押上げ部242が設けられている。移動ガイド240は、搬送方向に沿って配置されており、押上げ部242は、移動ガイド240上を往復移動する。移動ガイド240および押上げ部242は、各硬貨収納庫182に設けられてもよいし、複数の硬貨収納庫182に亘って設けられてもよい。
(動作)
制御部40は、出金処理において所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合、搬送ベルト192を搬送方向および逆方向に複数回動作させる。当該動作でも所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合に、突出部224の突出動作を制御する。
図16は、第2の実施形態による突出部224の突出動作を示す説明図である。図16に示したように、押上げ部242は、図示しない駆動部から与えられる駆動力に基づき移動ガイド240上を移動する。押上げ部242が移動ガイド240上を移動する際、押上げ部242が突出部224に当接し、押上げ部242が突出部224を押し上げることにより、突出部224が突出する。そして、押上げ部242により押し上げられた突出部224を押上げ部242が通過すると、当該突出部224がスタンバイ位置に戻る。押上げ部242が図16に示したように上流側から下流側に移動する際には、上流側に位置する突出部224から順次に突出し、スタンバイ位置に戻る。
(作用効果)
以上説明した第2の実施形態によれば、ある突出部224が突出する時に、当該突出部224に搬送方向上で隣接する突出部224はスタンバイ位置、またはスタンバイ位置と最突出位置との間にある。このため、突出部224の突出により硬貨詰まりを起こしている立ち硬貨のバランスを崩す際に、隣接する突出部224が邪魔にならないので、立ち硬貨が倒れ易くなる、または転がり易くなる。従って、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
また、第2の実施形態で同時に突出する突出部224の数は、第1の実施形態で同時に突出する突出部214の数よりも少ないので、第2の実施形態では各タイミングでより低パワーで突出部224を突出させることが可能である。
<3.第3の実施形態>
以上、本発明の第2の実施形態を説明した。続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態は、他の実施形態と突出部の配置が異なる。第3の実施形態による突出動作には、第1の実施形態または第2の実施形態で説明した動作を適用可能である。
図17は、第3の実施形態による金種別収納部163の上面図である。図17に示したように、金種別収納部163は複数の硬貨収納庫183を有し、各硬貨収納庫183は、搬送ベルト192、カム機構194および分離ローラ196および複数の突出部234を有する。搬送ベルト192、カム機構194および分離ローラ196は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
複数の突出部234は、搬送ベルト192の一側に搬送方向に沿って配置された複数の突出部234A、および搬送ベルト192の他側に搬送方向に沿って配置された複数の突出部234Bを含む。複数の突出部234Aは、図17に示したように、複数の突出部234Bに含まれる各突出部234Bの搬送方向における間隔に対応する位置に設けられる突出部234Aを含む。同様に、複数の突出部234Bは、複数の突出部234Aに含まれる各突出部234Aの搬送方向における間隔に対応する位置に設けられる突出部234Bを含む。
このような第3の実施形態によっても、硬貨収納庫183におけるいずれの位置で硬貨詰まりが生じた場合でも、当該硬貨詰まりを解除し得る。
<4.むすび>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、現金処理装置1に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した現金処理装置1の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
また、上記では出金処理において所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合に突出部214などの突出動作が行われる例を説明したが、突出部214などの突出動作が行われる場面は出金処理に限定されない。例えば、入金処理において選別収納ゲート158付近で硬貨詰まりが発生し、硬貨収納庫180内の硬貨枚数が容量枚数に達していないにも関わらずフル検知センサが反応した場合にも、現金処理装置1は、突出部214などの突出動作を行ってもよい。
1 現金処理装置
40 制御部
50 記憶部
60 通信部
100 硬貨入出金部
131 入金口
132 出金口
133 リジェクト口
151 入金搬送部
151a 搬送ベルト
151b 搬送ベルト
153 鑑別部
154 選別部
156 出金繰出部
157 リジェクトゲート
158 選別収納ゲート
160、161、163 金種別収納部
170 仕切り板
172 上流端壁部
180、181、182、183 硬貨収納庫
190 底部
192 搬送ベルト
194 カム機構
196 分離ローラ
200 紙幣入出金部
204 シャッタ
210 突出列部材
214、224、234 突出部
216 連結部
240 移動ガイド
242 押上げ部
400 ホストコンピュータ
500 ネットワーク

Claims (14)

  1. 硬貨収納庫を形成する対向する一対の壁部と、
    前記硬貨収納庫の底部に設けられ、前記硬貨収納庫内の硬貨を搬送する搬送ベルトと、
    前記硬貨の搬送方向に沿って互いに離隔する位置で前記底部から突出可能に設けられた複数の突出部と、
    を備える、現金処理装置。
  2. 前記現金処理装置は、
    前記一対の壁部を構成する一方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第1の前記複数の突出部と、
    前記一対の壁部を構成する他方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第2の前記複数の突出部と、
    を有する、請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記現金処理装置は、前記第1の複数の突出部、および前記第2の複数の突出部による突出動作を制御する制御部をさらに備える、請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を同時に前記底部から突出させる、請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を交互に前記底部から突出させる、請求項3に記載の現金処理装置。
  6. 前記制御部は、
    1の前記硬貨の一端が前記一方の壁部側の底部および当該一方の壁部に支持されながら、前記1の硬貨の他端が前記他方の壁部と前記搬送ベルトとの間で前記搬送方向に沿って立位する他の前記硬貨に支持された状態における、前記他端と前記他の硬貨との接点の前記底部からの高さよりも、前記他の硬貨の下端位置が高くなるような突出量に、前記第2の複数の突出部の突出量が設計される、請求項5に記載の現金処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を突出させる制御を、突出量を増加させながら繰り返し行う、請求項3〜5のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  8. 前記複数の突出部は隣接する突出部の組を含み、当該突出部の組の間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記突出部の組のうちの少なくともいずれかの突出部が突出した際に当該突出部が当該硬貨に接触する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  9. 前記現金処理装置は、前記搬送ベルトにより搬送された硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラをさらに備え、
    前記複数の突出部のうちで前記硬貨の搬送方向における最も下流側に位置する下流側突出部と前記分離ローラの間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記下流側突出部が突出した際に当該下流側突出部が当該硬貨に接触する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  10. 前記現金処理装置は、前記硬貨収納庫の上流側の端部を形成する、前記一対の壁部を繋ぐ上流端壁部をさらに備え、
    前記搬送方向に沿って前記上流端壁部に当接しながら硬貨が立位している場合、前記複数の突出部のうちで最も上流側に位置する上流側突出部が突出した際に前記硬貨の重心が前記上流側突出部よりも下流側に位置する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  11. 前記現金処理装置は、
    前記複数の突出部、および前記複数の突出部を連結する連結部からなる部材と、
    前記部材を前記底部に対して昇降させる駆動部と、
    をさらに有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  12. 前記現金処理装置は、
    前記硬貨の搬送方向に沿って移動しながら前記複数の突出部を順次に前記底部から押し上げる押上げ部をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  13. 前記第2の複数の突出部は、前記第1の前記複数の突出部に含まれる突出部の前記搬送方向における間隔に対応する位置に設けられる突出部を含む、請求項2〜12のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  14. 前記複数の突出部の各々はテーパー形状を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の現金処理装置。
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