JP2020086820A - 現金処理装置 - Google Patents
現金処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020086820A JP2020086820A JP2018219077A JP2018219077A JP2020086820A JP 2020086820 A JP2020086820 A JP 2020086820A JP 2018219077 A JP2018219077 A JP 2018219077A JP 2018219077 A JP2018219077 A JP 2018219077A JP 2020086820 A JP2020086820 A JP 2020086820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- protrusions
- cash processing
- processing apparatus
- projecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
まず、本発明の実施形態による現金処理装置の概要について説明する。本発明の実施形態による現金処理装置は、例えば、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの小売店、ディスカウントショップなどの大型量販店などの精算所に設置されたレジスタまたはPOS(Point Of Sales)用レジスタなどに接続された現金釣銭機である。
図1は、本発明の実施形態による現金処理装置1の外観斜視図である。図1に示したように、現金処理装置1は、硬貨入出金部100と、紙幣入出金部200と、表示部221と、操作部222とを有する。
図2は、本発明の実施形態による現金処理装置1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、現金処理装置1は、制御部40、記憶部50、通信部60、操作表示部220、硬貨入出金部100および紙幣入出金部200およびを備える。
図3は、上方向から見た硬貨入出金部100の断面図である。この硬貨入出金部100において、入金口131に投入された硬貨は1枚ずつに分離されて、入金搬送部151により搬送路に沿って、鑑別部153を経由して選別部154に搬送され、金種毎に分別されて金種別収納部160(何れかの硬貨収納庫180)に収納される。金種別収納部160に収納された硬貨は、出金繰出部156により出金口132に排出される。
他の現金処理装置では、硬貨収納庫において硬貨詰まりが起こることがあった。硬貨詰まりは、例えば、仕切り板に沿って立位した硬貨に、他の硬貨がもたれ掛かることにより生じる。硬貨詰まりが起きると出金処理を円滑に行うことが困難になるので、硬貨詰まりを防止するための技術が研究されている。そのような技術として、硬貨収納庫の底部の一部に偏心カムを設ける技術が知られている。しかし、当該技術では、偏心カムが設けられていない位置で硬貨詰まりが発生した場合に、硬貨詰まりを解除することが困難である。
(構成)
図4は、第1の実施形態による金種別収納部161の上面図である。図4に示したように、金種別収納部161は対向する一対の仕切り板170および一対の仕切り板170を繋ぐ上流端壁部172により形成される複数の硬貨収納庫181を有し、各硬貨収納庫181は、搬送ベルト192および複数の突出部214を有する。また、金種別収納部161は、複数の硬貨収納庫181に亘って位置するカム機構194および分離ローラ196を有する。
制御部40は、出金処理において所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合、搬送ベルト192を搬送方向および逆方向に複数回動作させる。当該動作でも所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合に、制御部40は、搬送ベルト192の両側に位置する突出列部材210を押し上げ、突出部214を硬貨収納庫181の底部190から突出させる。
本発明の実施形態では、上流端壁部172から分離ローラ196の間のいずれの位置で生じた硬貨詰まりでも解除し得るように、突出部214の配置および突出部214の突出量などが設計される。以下、図11および図12を参照し、突出部214の配置および突出部214の突出量などに関する詳細な設計例を説明する。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、硬貨収納庫181におけるいずれの位置で硬貨詰まりが生じた場合でも、当該硬貨詰まりを解除できる可能性がある。すなわち、本発明の実施形態によれば、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。以下では、本発明の第1の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の第1の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の第1の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の第1の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の第1の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
上記では、搬送ベルト192の両側の突出列部材210が同時に押し上げられる例を説明したが、搬送ベルト192の両側の突出列部材210は交互に押し上げられてもよい。当該変形例について、図13および図14を参照して具体的に説明する。
第1の実施形態または第1の変形例で説明した、所定の枚数の硬貨が硬貨収納庫181から繰り出されるまで繰り返される突出部214の突出動作には、同一の突出量が適用されてもよいし、異なる突出量が適用されてもよい。例えば、新たに繰り返される突出部214の突出動作では、前回の突出動作での突出量よりも大きい突出量が適用されてもよい。そして、少なくとも最も大きい突出量は、第1の変形例で説明した高さH1より大きくてもよい。硬貨収納庫181における硬貨の集積状態の急激な変化は硬貨詰まりを悪化させることがあるところ、当該変形例によれば、突出動作ごとに突出量が徐々に大きくなるので、硬貨の集積状態の急激な変化を抑制することが可能であり、結果、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。第1の実施形態では、搬送方向に沿って並べられた複数の突出部214が同時に突出するが、本発明の第2の実施形態では、搬送方向に沿って並べられた複数の突出部が順次に突出する。以下、図15および図16を参照して第2の実施形態による硬貨収納庫182の構成を詳細に説明する。
図15は、第2の実施形態による硬貨収納庫182を搬送方向に沿った線で切断した場合に得られる断面を示す図である。図15に示したように、第2の実施形態による硬貨収納庫182は、搬送ベルト192、カム機構194、分離ローラ196および複数の突出部224を有する。搬送ベルト192、カム機構194および分離ローラ196は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
制御部40は、出金処理において所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合、搬送ベルト192を搬送方向および逆方向に複数回動作させる。当該動作でも所定の枚数の硬貨が繰り出されない場合に、突出部224の突出動作を制御する。
以上説明した第2の実施形態によれば、ある突出部224が突出する時に、当該突出部224に搬送方向上で隣接する突出部224はスタンバイ位置、またはスタンバイ位置と最突出位置との間にある。このため、突出部224の突出により硬貨詰まりを起こしている立ち硬貨のバランスを崩す際に、隣接する突出部224が邪魔にならないので、立ち硬貨が倒れ易くなる、または転がり易くなる。従って、硬貨詰まりの解除性能を向上することが可能である。
以上、本発明の第2の実施形態を説明した。続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態は、他の実施形態と突出部の配置が異なる。第3の実施形態による突出動作には、第1の実施形態または第2の実施形態で説明した動作を適用可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
40 制御部
50 記憶部
60 通信部
100 硬貨入出金部
131 入金口
132 出金口
133 リジェクト口
151 入金搬送部
151a 搬送ベルト
151b 搬送ベルト
153 鑑別部
154 選別部
156 出金繰出部
157 リジェクトゲート
158 選別収納ゲート
160、161、163 金種別収納部
170 仕切り板
172 上流端壁部
180、181、182、183 硬貨収納庫
190 底部
192 搬送ベルト
194 カム機構
196 分離ローラ
200 紙幣入出金部
204 シャッタ
210 突出列部材
214、224、234 突出部
216 連結部
240 移動ガイド
242 押上げ部
400 ホストコンピュータ
500 ネットワーク
Claims (14)
- 硬貨収納庫を形成する対向する一対の壁部と、
前記硬貨収納庫の底部に設けられ、前記硬貨収納庫内の硬貨を搬送する搬送ベルトと、
前記硬貨の搬送方向に沿って互いに離隔する位置で前記底部から突出可能に設けられた複数の突出部と、
を備える、現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、
前記一対の壁部を構成する一方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第1の前記複数の突出部と、
前記一対の壁部を構成する他方の壁部と前記搬送ベルトとの間に設けられた第2の前記複数の突出部と、
を有する、請求項1に記載の現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、前記第1の複数の突出部、および前記第2の複数の突出部による突出動作を制御する制御部をさらに備える、請求項2に記載の現金処理装置。
- 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を同時に前記底部から突出させる、請求項3に記載の現金処理装置。
- 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を交互に前記底部から突出させる、請求項3に記載の現金処理装置。
- 前記制御部は、
1の前記硬貨の一端が前記一方の壁部側の底部および当該一方の壁部に支持されながら、前記1の硬貨の他端が前記他方の壁部と前記搬送ベルトとの間で前記搬送方向に沿って立位する他の前記硬貨に支持された状態における、前記他端と前記他の硬貨との接点の前記底部からの高さよりも、前記他の硬貨の下端位置が高くなるような突出量に、前記第2の複数の突出部の突出量が設計される、請求項5に記載の現金処理装置。 - 前記制御部は、前記第1の複数の突出部および前記第2の複数の突出部を突出させる制御を、突出量を増加させながら繰り返し行う、請求項3〜5のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 前記複数の突出部は隣接する突出部の組を含み、当該突出部の組の間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記突出部の組のうちの少なくともいずれかの突出部が突出した際に当該突出部が当該硬貨に接触する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 前記現金処理装置は、前記搬送ベルトにより搬送された硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラをさらに備え、
前記複数の突出部のうちで前記硬貨の搬送方向における最も下流側に位置する下流側突出部と前記分離ローラの間隔部分のうちのいずれの位置で硬貨が前記搬送方向に沿って立位していても、前記下流側突出部が突出した際に当該下流側突出部が当該硬貨に接触する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、前記硬貨収納庫の上流側の端部を形成する、前記一対の壁部を繋ぐ上流端壁部をさらに備え、
前記搬送方向に沿って前記上流端壁部に当接しながら硬貨が立位している場合、前記複数の突出部のうちで最も上流側に位置する上流側突出部が突出した際に前記硬貨の重心が前記上流側突出部よりも下流側に位置する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、
前記複数の突出部、および前記複数の突出部を連結する連結部からなる部材と、
前記部材を前記底部に対して昇降させる駆動部と、
をさらに有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、
前記硬貨の搬送方向に沿って移動しながら前記複数の突出部を順次に前記底部から押し上げる押上げ部をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現金処理装置。 - 前記第2の複数の突出部は、前記第1の前記複数の突出部に含まれる突出部の前記搬送方向における間隔に対応する位置に設けられる突出部を含む、請求項2〜12のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 前記複数の突出部の各々はテーパー形状を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の現金処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018219077A JP7225732B2 (ja) | 2018-11-22 | 2018-11-22 | 現金処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018219077A JP7225732B2 (ja) | 2018-11-22 | 2018-11-22 | 現金処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020086820A true JP2020086820A (ja) | 2020-06-04 |
JP7225732B2 JP7225732B2 (ja) | 2023-02-21 |
Family
ID=70908193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018219077A Active JP7225732B2 (ja) | 2018-11-22 | 2018-11-22 | 現金処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7225732B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005025673A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Glory Ltd | 硬貨収納繰出装置 |
-
2018
- 2018-11-22 JP JP2018219077A patent/JP7225732B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005025673A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Glory Ltd | 硬貨収納繰出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7225732B2 (ja) | 2023-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2938747B2 (ja) | Posレジ用貨幣入出金機 | |
JP4341578B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP2015097001A (ja) | 硬貨入出金装置の硬貨投入口 | |
JP2796033B2 (ja) | 紙幣入出金機 | |
JP7098983B2 (ja) | 硬貨収納排出装置 | |
JP5040445B2 (ja) | 硬貨管理装置 | |
JP7225732B2 (ja) | 現金処理装置 | |
JP7413807B2 (ja) | 硬貨処理装置、貨幣取扱装置及び硬貨処理方法 | |
JP6694363B2 (ja) | 硬貨選別機構および硬貨処理装置 | |
JP7404914B2 (ja) | 媒体搬送装置及び媒体取扱装置 | |
JP5949351B2 (ja) | 媒体搬送装置 | |
JP6660263B2 (ja) | 硬貨収納繰出機構および硬貨処理装置 | |
JP2005275586A (ja) | 貨幣処理装置 | |
JP6946974B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP2007140963A (ja) | 紙幣処理装置 | |
JP7447728B2 (ja) | 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置 | |
JP6524442B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP7314690B2 (ja) | 現金処理装置 | |
JP7447727B2 (ja) | 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置 | |
JP7043271B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP4869998B2 (ja) | 硬貨入出金装置 | |
JP2023177601A (ja) | 媒体処理装置及び媒体処理装置のベルト受け部の移動方法 | |
JP3338760B2 (ja) | 釣り銭自動払出装置 | |
JP2004192475A (ja) | 硬貨管理装置 | |
JP3552216B2 (ja) | 硬貨搬送装置及び硬貨入出金装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20190327 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190328 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7225732 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |