JP2020086272A - 筐体及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく、第二基板を大型化することができる基板保持構造及び画像形成装置を提供する。【解決手段】基板が保持される筐体において、電圧検知基板13などの第一基板を取り付ける後フレーム5などの第一取り付け部材と、鉛直方向において、電源基板10などの第二基板が、第一基板と異なる位置を取り、かつ、鉛直方向から見たとき、第二基板が、第一基板と交差するように、第二基板を取り付ける左フレーム3などの第二取り付け部材とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、筐体及び画像形成装置に関するものである。
従来から、画像形成装置などの電子機器の筐体の本体フレームの互いに異なる側板にそれぞれ基板を取りつけるものが知られている。
例えば、本体フレームの所定の間隔を開けて平行に配置された一対の側板それぞれに基板を取り付けるもの(特許文献1)や、本体フレームにおける、直交関係にある隣接する2つの側板それぞれに基板を取り付けたものがある。
本体フレームにおける、直交関係にある隣接する2つの側板それぞれに基板を取り付けた基板保持構造において、性能向上に伴いある基板が大型化した際に、基板保持構造をその基板の大型化に合わせて大きくする必要が生じ、装置の大型化に繋がるという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、基板が保持される筐体において、第一基板を取り付ける第一取り付け部材と、鉛直方向において、第二基板が、前記第一基板と異なる位置を取り、かつ、前記鉛直方向から見たとき、前記第二基板が、前記第一基板と交差するように、前記第二基板を取り付ける第二取り付け部材とを備えることを特徴とする筐体。
本発明によれば、装置を大型化することなく、第二基板を大型化することができる。
本実施形態の本体フレームを左後方向から見た斜視図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 上カバーと、外部カバーとを開いた状態のプリンタの概略個図。 電源基板を取り外した状態の左フレームの斜視図。 後フレームと左フレームとが上下に重なり合う箇所の拡大図。 図1に示す一点破線βの位置の断面図。 従来のプリンタ本体の本体フレームを左後方向から見た斜視図。 図7の破線αの位置の断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図2は、実施形態に係るプリンタの概略構成図である。
同図において、このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット160Y,160C,160M,160Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスユニット160Kを例にすると、潜像担持体たるドラム状の感光体161K、現像装置162K、帯電装置163K、ドラムクリーニング装置164K、除電装置等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット160Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置163Kは、駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体161Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体161Kの表面は、レーザー光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、Kトナーを用いる現像装置162KによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト179上に中間転写される。ドラムクリーニング装置164Kは、中間転写工程を経た後の感光体161K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体161Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体161Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット160Y,160C,160Mにおいても、同様にして感光体161Y,161C,161M上にY,C,Mトナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト179上に中間転写される。なお、感光体161Kにおける筒状のドラム部は、中空のアルミ素管のおもて面に有機感光層が被覆されたものである。このドラム部の軸線方向の両端部にそれぞれドラム軸を有するフランジが取り付けられて、感光体161Kを構成している。現像装置162Kは、内部に収容されたKトナーを、現像ローラ162aKの回転に伴って、現像ローラ162aKと感光体161Kとの対向領域である現像領域で、感光体161Kの表面に形成されたK用の静電潜像に付着させ、Kトナー像に現像する。
図2を用いてK用のプロセスユニット160Kについて説明したが、Y,C,M用のプロセスユニット160Y,160C,160Mにおいても、同様のプロセスにより、感光体161Y,161C,161Mの表面にY,C,Mトナー像が形成される。
先に示した図2において、プロセスユニット160Y,160C,160M,160Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット165が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット165は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光Lにより、プロセスユニット160Y,160C,160M,160Kにおける感光体161Y,161C,161M,161Kを光走査する。この光走査により、感光体161Y,161C,161M,161K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。かかる構成においては、光書込ユニット165と、プロセスユニット160Y,160C,160M,160Kとにより、3つ以上の潜像担持体にそれぞれ互いに異なる色の可視像たるY,C,M,Kトナー像を作像する作像手段として機能している。
なお、光書込ユニット165は、光源から発したレーザー光を、ポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスユニット160Y,160C,160M,160Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト179を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめるベルト装置たる転写ユニット175が配設されている。また、転写ユニット175は、駆動ローラ176、テンションローラ177、一次転写ローラ174Y,174C,174M,174K、二次転写ローラ178、ベルトクリーニング装置171、クリーニングバックアップローラ172なども備えている。中間転写ベルト179は、そのループ内側に配設された駆動ローラ176、テンションローラ177、クリーニングバックアップローラ172及び4つの一次転写ローラ174Y,174C,174M,174Kによって張架されている。そして、駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ176の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの一次転写ローラ174Y,174C,174M,174Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト179を感光体161Y,161C,161M,161Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト179のおもて面と、感光体161Y,161C,161M,161Kとが当接するY,C,M,K用の一次転写ニップが形成されている。一次転写ローラ174Y,174C,174M,174Kには、転写バイアス電源によってそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体161Y,161C,161M,161Kの静電潜像と、一次転写ローラ174Y,174C,174M,174Kとの間に転写電界が形成される。なお、一次転写ローラ174Y,174C,174M,174Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット160Yの感光体161Y表面に形成されたYトナーは、感光体161Yの回転に伴って上述のY用の一次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体161Y上から中間転写ベルト179上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写せしめられた中間転写ベルト179は、その無端移動に伴ってM,C,K用の一次転写ニップを通過する際に、感光体161M,161C,161K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト179上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット175の二次転写ローラ178は、中間転写ベルト179のループ外側に配設されて、ループ内側のテンションローラ177との間に中間転写ベルト179を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト179のおもて面と、二次転写ローラ178とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ178には、転写バイアス電源によって二次転写バイアスが印加される。この印加により、二次転写ローラ178と、アース接続されているテンションローラ177との間には、二次転写電界が形成される。
転写ユニット175の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット141がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット141は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ142を当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路に向けて送り出す。
給紙路の末端付近には、レジスト駆動ローラ143a,レジスト従動ローラ143bからなるレジストローラ対143が配設されている。このレジストローラ対143は、給紙カセット141から送り出された記録部材たる記録紙をローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙を上述の二次転写ニップ内で中間転写ベルト179上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを二次転写ニップに向けて送り出す。
二次転写ニップで記録紙に密着せしめられた中間転写ベルト179上の4色トナー像は、二次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括二次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。なお、二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト179には、記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト179のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置171によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト179のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ172は、ベルトクリーニング装置171によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、二次転写ニップを通過すると、二次転写ローラ178や中間転写ベルト179から曲率分離する。そして、転写後搬送路を経由して、定着手段たる定着装置140に送り込まれる。定着装置140には、ハロゲンランプ等の発熱源145aを内包する定着ローラ145と、定着ローラ145に所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ147とが設けられており、定着ローラ145と加圧ローラ147とによって定着ニップを形成している。定着装置140内に送り込まれた記録紙は、その未定着トナー像担持面を定着ローラ145に密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
操作部に対する入力操作や、パーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合、定着装置140内から排出された記録紙Pは、正転する排紙ローラ対181によって、そのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー150の上面であるスタック部にスタックされる。
また、排紙ローラ対181は、定着装置140から搬送される記録紙Pを上カバー150の上面であるスタック部へ排出する一方で、両面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対181を逆転させて記録紙Pを再給紙路170側へスイッチバックさせる。すなわち、排紙ローラ対181は、一対の排紙ローラ181a,181bを備え、排紙センサ182により、記録紙Pが排紙ローラ181a,181bに端部が挟まれたニップ状態を検出したら、排紙ローラ181a,181bを逆転させる。これにより、記録紙Pが両面ローラ183により搬送され再給紙路170を通って、その裏面に転写可能な向きに表裏が反転した状態で、再度、二次転写ニップへと搬送される。そして、二次転写ニップを通過し記録紙Pの裏面にトナー像が形成された後、定着装置140でトナー像が記録紙Pに定着され、排紙ローラ対181によりスタック部へと排出される。
また、中間転写ベルト179と給紙カセット141の間には、各感光体161および中間転写ベルト179から除去された廃トナーを回収するための廃トナーボトル190を備えている。
図3は、上カバー150と、外部カバー151とを開いた状態のプリンタの概略個図である。
プリンタの筐体の上カバー150は、図3中の矢印Aで示すように、軸部材150aを中心にして回動自在に支持されており、図3中の反時計回り方向に回転することで、プリンタの筐体に対して開いた状態になる。そして、プリンタ100の筐体の上部開口を大きく露出させる。また、光書込ユニット165も軸部材150aを中心にして回動自在に支持されており、光書込ユニット165を図3中の反時計回り方向に回転させることで、四つのプロセスユニット162(K,C,M,Y)の上面を露出させることができる。これにより、各プロセスユニット162(K,C,M,Y)を上方から着脱することができる。
また、プリンタ本体の筐体に設けられた回動軸151aを中心にして回動するように支持された外部カバー151には、再給紙路170や二次転写ローラ178などが設けられている。外部カバー151が開かれると、廃トナーボトル190などが露出する。これにより、廃トナーボトル190を、側方から着脱することができる。
図7は、従来のプリンタ筐体の本体フレーム1Aを左後方向から見た斜視図であり、図8は、図7の破線αの位置の断面図である。
筐体は、上カバー150や外部カバー151などの外装カバーと、本体フレームとで構成され、図に示すように、筐体の本体フレーム1Aは、樹脂からなる右フレーム2と、樹脂からなる左フレーム3と、板金からなる前フレーム4と板金からなる後フレーム5とを有している。
前フレーム4の右側端部は、右フレーム2の前側端部にネジ止めされており、前フレームの左側端部は、左フレーム3の前側端部にネジ止めされている。後フレーム5の右側端部は、右フレーム2の前側端部にネジ止めされている。後フレーム5の左側は、左側端部よりも少し右側の箇所で、左フレーム3の前側端部にネジ止めされている。
第一取り付け部材としての後フレーム5は、四方が後側に折り曲げられた箱型形状をしており、第一取り付け面としての前後方向に垂直な面に、作像に係るユニット(プロセスユニット160(Y,M,C,K)、光書込ユニット165、転写ユニット175等)を制御するエンジン基板11と、USB接続端子やLAN端子などを備えたコントローラ基板12が取り付けられている。
第二取り付け部材としての左フレーム3には、電源ケーブルから供給された交流電圧を直流電圧に変換して、各駆動源や、各基板11,12に供給する第二基板としての電源基板が取り付けられている。電源基板10のコネクタ10aには接続部材としてのハーネス20の一端が取り付けられており、エンジン基板11のコネクタ11aにはハーネス20の他端が取り付けられている。これにより、電源基板10から所定の電圧がハーネス20を介してエンジン基板11に供給される。同様に、コントローラ基板12と電源基板10ともハーネスで接続されており、電源基板10から所定の電圧がハーネス20を介してコントローラ基板12に供給される。
図8に示すように、従来においては、左フレーム3の電源基板10が取り付けられる部分の後側端部は、後フレーム5よりも前側にあった。そのため、電源基板10の後側端部T1は、後フレーム5よりも前側にあった。電源基板10のコネクタ10aが、制約などにより、電源基板10の後側端部に配置できず、電源基板10のコネクタ10aからエンジン基板11のコネクタ11aまでの前後方向の距離がL1あった。その結果、電源基板10とエンジン基板とを電気的に接続するハーネス20が長くなり、ノイズが大きくなるおそれがあるという課題があった。
また、従来の構成では、電源基板10の前後方向の配置スペースとしては、図中X1の範囲であり、従来の構成では、左フレーム3の基板配置スペースと同程度の大きさの電源基板10が配置されており、装置の性能向上を図るために、電源基板10の大型化を図ることが困難であるという課題もあった。
このような、大型化した電源基板10を本体フレームに保持するため、後フレーム5に取り付けられたエンジン基板11やコントローラ基板12に前後方向(後フレーム5に取り付けられた基板の基板面に直交する方向)に所定の距離を開けて電源基板10を重ねて配置し、後フレーム5に取り付けることも考えられる。しかしながら、かかる構成においては、コントローラ基板やエンジン基板の電源基板が対向する箇所では、コントローラ基板やエンジン基板から発した熱が逃げ難くなる。また、電源基板10についても外装カバーとの距離が近くなるため、電源基板10から発した熱が逃げ難くなる。その結果、各基板が高温となり、各基板に搭載された素子が破損するおそれがある。
本実施形態では、上記のような課題を解決するために、第二取り付け部材としての左フレーム3の少なくとも電源基板10が取り付けられる部分を、第一取り付け部材としての後フレーム5よりも後側にくるように構成し、左フレーム3に取り付けられる第二基板としての電源基板10が、後フレーム5に取り付けられる基板に対して、上下方向で異なる位置をとり、かつ、上下方向から見たとき、電源基板10が、後フレーム5に取り付けられる基板と交差するように構成した。以下、一実施例として、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の本体フレーム1を左後方向から見た斜視図である。
以下の説明では、図7、図8の従来構成と同一の構成については、適宜、説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態の本体フレーム1は、左フレーム3の下側が、後フレーム5よりも後側に位置し、本体フレーム1の左後端Eが、上下方向に左フレーム3と後フレーム5とが重なり合うように構成されている。
本実施形態においては、後フレーム5の前後方向に垂直な面5aには、エンジン基板11と、コントローラ基板12と、定着ユニットの電圧を検知する電圧検知基板13とが取り付けられている。本実施形態では、左側から、電圧検知基板13、エンジン基板11、コントローラ基板12の順に後フレーム5に取り付けられている。エンジン基板11は、ハーネス21を介して電源基板10から直流12Vの電圧が印加されている。また、コントローラ基板12は、ハーネス22を介して電源基板10から直流12Vの電圧が印加されている。一方、第一基板としての電圧検知基板13には、ハーネス20を介して直流24Vの電圧が電源基板10から印加されている。このように、電圧検知基板13は、エンジン基板11やコントローラ基板12よりも高い電圧が印加されるため、他の基板よりもノイズの影響が大きくなる。このような理由から、電圧検知基板13を、エンジン基板11やコントローラ基板12よりも、電源基板10に近い位置、図1で言えば後フレーム5の左端に近い位置に配置している。
また、本実施形態では、コントローラ基板12を右端に配置している。このように、コントローラ基板12を、右端に配置することで、コントローラ基板12が有するUSB端子やLAN端子などを右後側に配置することができ、これら端子を目立ち難くさせることができる。なお、コントローラ基板12、エンジン基板11、電圧検知基板13の配置は、上記配置が好適であるが、これに限られることなく、例えば、電圧検知基板13と、コントローラ基板12と、エンジン基板とを上下に並べて配置したり、電圧検知基板13を、左側に配置し、エンジン基板12とコントローラ基板11を右側に上下並べて配置したりするなど、装置レイアウト等により適宜変更してもよい。
図4は、電源基板10を取り外した状態の左フレームの斜視図である。
図4に示すように左フレーム3の電源基板10が取り付けられる部分には、板金からなり、電磁ノイズなどをシールドするためのシールド部材6が取り付けられている。このシールド部材6には、板金からなる後フレーム5にネジ止めされるネジ止め部6aを有している。
このように、シールド部材6のネジ止め部6aが後フレーム5にネジ止めされることで、後フレーム5とシールド部材6とが電気的接続される。これにより、シールド部材6および後フレーム5のいずれか一方をアースに落とすことで、シールド部材と後フレーム5の両方をアースに落とすことができる。これにより、電源基板10、エンジン基板11、コントローラ基板12、電圧検知基板13を、共通のアース端子からアースに落とすことができる。その結果、電源基板10と、エンジン基板11、コントローラ基板12および電圧検知基板13をそれぞれ別々のアース端子からアースに落とす構成に比べて、部品点数の削減を図ることができ、装置のコストダウンを図ることができる。
図5は、後フレーム5と左フレーム3とが上下に重なり合う箇所の拡大図である。
図5に示すように、左フレーム3の後フレーム5上下に重なり合う部分の後側端部には、前後方向に垂直な補強壁部3aを有している。補強壁部3aを設けることで、本体フレームの上部に支持されるプロセスカートリッジなどの荷重を補強壁部3aで支えることができ、本体フレーム1の剛性・耐久性を高めることができる。
また、後フレーム5は、左フレーム3に対して所定の隙間Sを有して、左フレーム3に重なっている。また、後フレーム5の左フレーム3に上下方向から対向する壁部には、複数の穴5bが形成されている。
このように、後フレーム5と左フレーム3とが所定の隙間Sを有して、上下方向に重なり合うことで、電源基板10の熱を帯びた空気が、上記隙間Sを通って、外装カバーの排熱口や隙間から装置外へ流すことができ、電源基板10の温度上昇を抑制することができる。さらに、後フレーム5の左フレーム3に上下方向から対向する壁部には、複数の穴5bを有することで、隙間Sに流れ込んできた電源基板10の熱により温度上昇した空気が、これら複数の穴5bへ流すことができ、排熱効率を高めることができる。
図6は、図1に示す一点破線βの位置の断面図である。
図6に示すように、本実施形態においては、左フレーム3の下側を、後側に延ばして、本体フレームの左後端が、上下方向に左フレーム3と後フレーム5とが重なり合うように構成したことで、左フレーム3に取り付けられる電源基板10の後側端部T1を、後フレーム5に取り付けられる基板よりも後側に位置させることができる。これにより、上下方向からみたとき、電源基板10が電圧検知基板13に対して交差する。
かかる構成とすることで、図7,図8に示した従来の比べて電源基板10を図中距離X分、後側に配置することができる。その結果、電源基板10のコネクタ10aの位置も距離X分、後側に配置することができ、電源基板10のコネクタ10aと、後フレームに取り付けられる各基板(エンジン基板11、コントローラ基板12、電圧検知基板13)のコネクタとの前後方向の距離を、L1からL2に短くすることができる。これにより、電源基板10と後フレーム5に取り付けられる基板(エンジン基板11、コントローラ基板12、電圧検知基板13)とを電気的に接続するハーネス20を短くすることができ、ノイズを抑制することができる。
また、左フレーム3の後フレーム5から後側に飛び出した距離X分だけ、左フレームが大きくなり、電源基板10を取り付け可能なスペースの前後方向の長さを、X1からX2に拡張することができる。これにより、装置を大型化することなく、電源基板10の性能向上に伴う電源基板10の大型化にも対応することができる。
また、各基板10,11,12,13の素子が搭載された基板面には、他の基板が対向することがなく、各基板10,11,12,13に十分な隙間を形成することでき、各基板の排熱性も確保することができる。
本発明は、実施例に示した電子写真方式のカラープリンターだけでなく、モノクロプリンターやインクジェット方式のプリンター又は複写機を備えた複合機でも適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
基板が保持される筐体(本実施形態では、外装カバーと本体フレームとからなる)において、電圧検知基板13などの第一基板を取り付ける後フレーム5などの第一取り付け部材と、鉛直方向において、電源基板10などの第二基板が、第一基板と異なる位置を取り、かつ、鉛直方向から見たとき、第二基板が、第一基板と交差するように、第二基板が取り付けられる左フレーム3などの第二取り付け部材とを備える
態様1によれば、電源基板10などの第二基板が、鉛直方向から見たとき、第一基板に対して交差するように第二取り付け部材に取り付けられることで、交差して第一基板よりも外装カバー側に延在するように見える第二基板の部分を、第一取り付け部材と装置の外装カバーとの間のスペースに位置させることができる。これにより、鉛直方向から見たとき、第二基板が、第一基板に対して交差しないように第二取り付け部材に取り付けられるものに比べて、第二基板の配置スペースを広げることが可能となる。これにより、装置を大型化することなく、第二基板を大型化することができる。
(態様2)
態様1において、電圧検知基板13などの第一基板と電源基板10などの第二基板とは、基板間を電気的に接続するハーネス20などの接続部材により接続されている。
これによれば、第一基板と第二基板とを電気的に接続することができる。
(態様3)
態様1または2において、鉛直方向において、後フレーム5などの第一取り付け部材の一部と左フレームなどの第二取り付け部材の一部とが重なり合うように構成されている。
これによれば、実施形態で説明したように、電圧検知基板13などの第一基板に対して鉛直方向で異なる位置をとり鉛直方向からみたとき、第一基板と交差するように、第二基板を取り付けることができる。
(態様4)
態様3において、後フレーム5などの第一取り付け部材の一部と左フレーム3などの第二取り付け部材の一部とが重なり合う箇所の、第一取り付け部材と、第二取り付け部材との対向部には、隙間を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、基板の熱を、上記隙間を介して逃がすことができ、基板の温度上昇を抑制することができる。
(態様5)
態様3または4において、後フレーム5などの第一取り付け部材の左フレーム3などの第二取り付け部材と重なり合う部分、および、第二取り付け部材の第一取り付け部材と重なり合う部分の少なくとも一方に、補強壁を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、基板保持構造体の剛性を高めることができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、後フレーム5などの第一取り付け部材には、電圧検知基板13などの第一基板の他に少なくともひとつの基板(本実施形態では、エンジン基板11とコントローラ基板12)が取り付けられており、第二基板は、各基板に電圧を印加する電源基板10であり、第一基板は、第一取り付け部材に取り付けられた複数の基板のうち、第二基板から印加される電圧が最も高い基板である。
これによれば、実施形態で説明したように、最もノイズの受けやすい印加される電圧が最も高い基板と第二基板とを電気的に接続するハーネスなどの接続部材を短くすることができる。これにより、ノイズを効果的に抑制することができる。
(態様7)
複数の基板を保持する画像形成装置において、複数の基板を保持する筐体として、態様1乃至6いずれかに記載の基板保持構造を用いた。
これによれば、装置を大型化することなく、基板を大型化することができる。
1 :本体フレーム
2 :右フレーム
3 :左フレーム
3a :補強壁部
4 :前フレーム
5 :後フレーム
5a :前後方向に垂直な面
5b :穴
6 :シールド部材
6a :ネジ止め部
10 :電源基板
10a :コネクタ
11 :エンジン基板
11a :コネクタ
12 :コントローラ基板
13 :電圧検知基板
20 :ハーネス
100 :プリンタ
S :隙間
T1 :電源基板の後側端部
特開2007−261154号公報

Claims (7)

  1. 基板が保持される筐体において、
    第一基板を取り付ける第一取り付け部材と、
    鉛直方向において、第二基板が、前記第一基板と異なる位置を取り、かつ、前記鉛直方向から見たとき、前記第二基板が、前記第一基板と交差するように、前記第二基板を取り付ける第二取り付け部材とを備えることを特徴とする筐体。
  2. 請求項1に記載の筐体において、
    前記第一基板と前記第二基板とは、基板間を電気的に接続する接続部材により接続されていることを特徴とする筐体。
  3. 請求項1または2に記載の筐体において、
    前記鉛直方向において、前記第一取り付け部材の一部と前記第二取り付け部材の一部とが重なり合うように構成されていることを特徴とする筐体。
  4. 請求項3に記載の筐体において、
    前記第一取り付け部材の一部と前記第二取り付け部材の一部とが重なり合う箇所の、前記第一取り付け部材と、前記第二取り付け部材との対向部には、隙間を有することを特徴とする筐体。
  5. 請求項3または4に記載の筐体において、
    前記第一取り付け部材の前記第二取り付け部材と重なり合う部分、および、前記第二取り付け部材の前記第一取り付け部材と重なり合う部分の少なくとも一方に、補強壁を設けたことを特徴とする筐体。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の筐体において、
    前記第一取り付け部材には、前記第一基板の他に少なくともひとつの基板が取り付けられており、
    前記第二基板は、各基板に電圧を印加する電源基板であり、
    前記第一基板は、第一取り付け部材に取り付けられた複数の基板のうち、前記第二基板から印加される電圧が最も高い基板であることを特徴とする筐体。
  7. 複数の基板を保持する画像形成装置において、
    前記複数の基板を保持する筐体として、請求項1乃至6いずれか一項に記載の筐体を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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