JP6836130B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置において、原稿の画像を読み取る画像読取部(スキャナ)が設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
そして、このような画像形成装置では、画像読取部が電波ノイズの発生源となることが知られている。
一方、特許文献3には、電子基板(電装品)から生じる電波ノイズを画像形成装置の外部に漏らさないようにすることを目的として、電子基板に対向する外装カバーの裏面の部分に、板金部材を設置する技術が開示されている。
従来の画像形成装置は、画像読取部や電装品から生じる電波ノイズが外部に漏れる不具合を簡易かつ効率的に軽減することができなかった。そのため、画像形成装置が全体的に高コスト化してしまっていた。
また、従来の画像形成装置は、画像形成装置本体に装着された状態の外装カバーの剛性を確保するために、外装カバーの裏面に多数のリブを形成するなどして、外装カバーが高コスト化・重量化してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、外装カバーが高コスト化・重量化することなく、画像形成装置本体に装着された状態の外装カバーの剛性が確保されて、画像読取部や電装品から生じる電波ノイズが外部に漏れる不具合が簡易かつ効率的に軽減される、画像形成装置を提供することにある。
この発明における画像形成装置は、画像形成装置本体において種々の部材が保持される本体構造体と、前記画像形成装置本体の上部に設置されて、原稿の画像情報を読み取る画像読取部と、前記画像形成装置本体の側面の近傍に設置されて、種々の電装品を内部に収納するように金属材料で略箱状に形成されるとともに直接的又は間接的に接地された電装品収納部と、少なくとも前記電装品収納部を覆うように前記画像形成装置本体の前記側面に設置された外装カバーと、前記電装品収納部と前記画像読取部の筐体とに電気的に接続されるように延設されるとともに、前記外装カバーの裏面に突き当たるように形成された金属部材と、を備え、前記金属部材は、前記外装カバーの前記裏面の幅方向中央部であって高さ方向の中央部に接触可能に配置されたものである。
本発明によれば、外装カバーが高コスト化・重量化することなく、画像形成装置本体に装着された状態の外装カバーの剛性が確保されて、画像読取部や電装品から生じる電波ノイズが外部に漏れる不具合が簡易かつ効率的に軽減される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 (A)画像形成装置の外観を示す概略斜視図と、(B)外装カバーが取り外された状態の画像形成装置を示す概略斜視図と、である。 画像形成装置の要部を示す概略断面図である。 金属部材の近傍を水平方向に示す概略断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1及び図2において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿セット部3a(原稿台)にセットされた原稿を画像読取部4に搬送して原稿排出部3bに排出する原稿搬送部、を示す。
また、4は原稿の画像情報を読み取る画像読取部(スキャナ)、5は画像が形成された後の記録媒体Pが画像形成装置本体1から排紙されて排紙面5a上に載置(スタック)される胴内排紙部(胴内開放部)、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、を示す。
また、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部(給紙カセット)、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、を示す。
また、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各作像部10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
図1に示すように、画像形成装置本体1の内部において、4つの作像部10Y、10M、10C、10BKは、中間転写ベルト17に対向するように並設されている。また、中間転写ベルト17は、駆動機構によって、所定方向(図1の矢印方向であって、反時計方向である。)に走行するように構成されている。
また、胴内排紙部5は、画像形成装置本体1において少なくとも前面の一部が開口するように形成されていて、画像形成装置本体1から排紙された記録媒体Pが載置されるものである。胴内排紙部5の下方には、作像部10Y、10M、10C、10BKや、中間転写ベルト17や、書込み部6や、給紙部7や、定着部20、などからなる、公知の画像形成部が設けられている。また、胴内排紙部5の上方には、公知の画像読取部4や原稿搬送部3が設けられている。
以下、図1を参照して、画像形成装置1における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿セット部3a(原稿台)にセットされた原稿は、給送ローラによって原稿搬送部3の内部に送入されると、搬送ローラによって搬送されて、画像読取部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、画像読取部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、画像読取部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
その後、画像読取部4の位置で画像情報が読み取られた後の原稿は、搬送ローラによって搬送されて、原稿搬送部3の排出口から排出されて、原稿排出部3bの排出面上に載置(スタック)される。
一方、画像読取部4で読み取られたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する作像部10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、各作像部10Y、10M、10C、10Bの感光体ドラム11は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電ローラとの対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11の表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の作像部10Yの感光体ドラム11の表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、紙面左から2番目の作像部10Mの感光体ドラム11の表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目の作像部10Cの感光体ドラム11の表面に照射されて、シアン成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の作像部10BKの感光体ドラム11の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面は、それぞれ、現像部との対向位置に達する。そして、各現像部から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、クリーニング部との対向位置に達する。そして、クリーニング部で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11の表面は、除電部の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17の表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置に搬送される記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置外に出力画像として排出された後に、胴内排紙部5の排紙面5a上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
以下、本実施の形態における画像形成装置1において、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図1を用いて説明したように、画像形成装置本体1の上部には、原稿の画像情報を読み取る画像読取部4(スキャナ)が設置されている。
また、図2、図3等を参照して、本実施の形態における画像形成装置1には、本体構造体100や、電装品収納部50(電装ボックス)や、外装カバー31、32、などが設置されている。
本体構造体100は、画像形成装置本体1において種々の部材(画像形成部の各モジュールや、画像読取部4や原稿搬送部3などである。)が保持されるものである。本体構造体100は、公知のものと同様に、金属材料からなり剛性の高い支柱、ステー、面板、などの部材が溶接やボルト・ネジ締結などによって接合されて形成されたものであって、画像形成装置1の骨組みとして機能するものである。本体構造体100は、外部に露呈しないように、その周囲が複数の外装カバーで覆われている。
電装品収納部50(電装ボックス)は、種々の電装品51を内部に収納するように金属材料で略箱状に形成されるとともに、直接的又は間接的に接地(アース)されている。電装品収納部50に内蔵された電装品51としては、公知のものと同様に、画像形成装置1における種々の部材を稼働させるためのコントローラ基板や、画像情報などを処理するエンジン基板、などがある。
電装品51(特に、コントローラ基板である。)は、電波ノイズの発生源となる。本実施の形態では、金属材料で形成された電装品収納部50の内部に電装品51を収納しているため、電装品51から生じた電波ノイズの外部への漏出が確実に軽減されることになる。また、そのような効果をさらに確実にするために、電装品収納部50は、直接的に接地されるか、本体構造体100を介して間接的に接地されるかしている。
ここで、図2(B)等を参照して、本実施の形態において、電装品収納部50は、画像形成装置本体1の側面(画像形成装置1の正面からみて右側面である。)の近傍に設置されている。これにより、電装品収納部50(電装品51)のメンテナンス性が向上することになる。すなわち、電装品収納部50(電装品51)のメンテナンスは、画像形成装置本体1の側面に設置された外装カバー31(第1外装カバー)を取り外して、電装品収納部50を露呈させておこなうことができる。
なお、本願において、「画像形成装置本体の側面」とは、画像形成装置本体の右側面や左側面に限らず、画像形成装置本体の正面や背面をも含むものと定義する。
複数の外装カバーのうち、画像形成装置本体1の側面(右側面)に設置された外装カバー31(第1外装カバー)は、少なくとも電装品収納部50を覆うように構成されている。
詳しくは、本実施の形態において、外装カバー31(第1外装カバー)は、樹脂材料で形成されていて、画像読取部4の側面をも覆うように形成されている。これにより、外装カバー31は、大型化するものの、金属材料で形成する場合に比べて軽量であるとともに、その取り外しによって開口される部分が広くなるためメンテナンス時の作業性が向上することになる。図2(A)等を参照して、外装カバー31は、その周囲に配置された複数のネジ90によって、画像形成装置本体1(本体構造体100)にネジ締結され固定されることになる。
なお、本実施の形態では、画像形成装置本体1の右側面(第1外装カバー31)の下方に、第2外装カバー32が設けられている。
ここで、図2〜図4を参照して、本実施の形態における画像形成装置1には、金属部材60が、電装品収納部50と、画像読取部4の筐体40(金属材料で形成されている。)と、に電気的に接続されるように延設されている。
詳しくは、金属部材60は、曲げ加工が施されて略コの字状(略U字状)に形成された板状部材(板金)であって、上下方向に延在するように配置されている。この金属部材60は、画像形成装置1の上方に位置する画像読取部4の筐体40と、画像読取部4から下方に離れた位置に設置された電装品収納部50と、の間を中継するように設置されている。金属部材60は、ネジ91によって電装品収納部50と画像読取部4(筐体40)とにそれぞれネジ締結されて面接触するように構成されている。
このように、画像読取部4(筐体40)を板状の金属部材60を介して電装品収納部50に導通するように構成することで、アース線や板バネなどを介して導通するように構成する場合に比べて、画像読取部4(筐体40)を電装品収納部50とともに確実かつ安定的に接地することができる。すなわち、金属部材60は、強いアース性を確保するための導通部材(アース中継部材)として機能することになる。したがって、画像読取部4や電装品51から生じる電波ノイズが画像形成装置1の外部に漏れる不具合を簡易かつ効率的に軽減することができる。
さらに、本実施の形態における金属部材60は、外装カバー31の裏面に突き当たるように形成されている。すなわち、図2(A)、図3、図4に示すように、画像形成装置本体1に外装カバー31が装着された状態のとき、金属部材60は、外装カバー31の裏面に接触する(又は、外装カバー31の裏面に対して微小な隙間を形成して対向する)ことになる。
これにより、外装カバー31は、その裏面に多数のリブを形成するなどしてカバー自体の剛性を高めなくても、画像形成装置本体1に装着された状態で金属部材60によって支持されるため、外装カバー31の剛性を高めることができる。すなわち、金属部材60は外装カバー31の補強部材として機能することになり、外装カバー31が高コスト化・重量化することなく、画像形成装置本体1に装着された状態の外装カバー31の剛性を確保することができる。
特に、本実施の形態では、図4に示すように、金属部材60が略コの字状に形成されているため、平面状に形成する場合に比べて、金属部材60自体の機械的強度を高めることができて、上述した補強部材としての機能がさらに向上することになる。
さらに、そのように外装カバー31の剛性が確保されることで、外装カバー31に外力が加わって外装カバー31が変形する不具合も低減されるため、外装カバー31の質感も向上することになる。
ここで、図2(B)を参照して、金属部材60は、画像形成装置本体1の側面(右側面)の幅方向中央部に配置されている。すなわち、画像形成装置本体1において、図2に示す座標のY方向(幅方向)のほぼ中央に、電装品収納部50とともに金属部材60が配置されている。
これにより、外装カバー31は、その幅方向中央部が金属部材60によってバランス良く支持されることになるため、幅方向端部に金属部材が配置される場合に比べて、上述したような外装カバー31の剛性を高める効果(変形を低減する効果)がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、金属部材60は、外装カバー31の高さ方向の中央部に対応する位置を含む、上下方向の比較的広い範囲に配置されているため、上述したような効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、画像読取部4と電装品収納部50と金属部材60とが、それぞれ、本体構造体100に保持されている。
詳しくは、画像読取部4は、本体構造体100における正面側の側板と背面側の側板とに挟まれるように、ネジ締結により固定保持されている。また、電装品収納部50は、本体構造体100における水平板に載置された状態で、水平板から起立する垂直板に突き当てた状態で、ネジ締結により固定保持されている。さらに、金属部材60は、そのように本体構造体100に直接的に保持された画像読取部4と電装品収納部50とに保持されて、本体構造体100に対して間接的に保持されている。
このように構成することにより、本体構造体100は積極的に接地されているため、画像読取部4と電装品収納部50と金属部材60とのアース性も高められることになる。
また、図2(B)を参照して、本実施の形態において、金属部材60は、外装カバー31が取り外された状態の画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置されている。
すなわち、金属部材60は、本体構造体100や画像読取部4や電装品収納部50とは別体(別部品)であって、外装カバー31が取り外された状態で、ネジ91の取り外しをおこなうことで画像形成装置本体1に対して単体で簡単に着脱できるように構成されている。
これにより、導通部材と補強部材との両方として機能する金属部材60を設けた場合であっても、画像形成装置1の組立性やメンテナンス性がほとんど低下することはない。
また、図2(A)、図3、図4を参照して、本実施の形態における画像形成装置1には、画像読取部4と電装品収納部50に収容された電装品51との間で電気や信号のやり取りをおこなうためのハーネス70が設けられている。すなわち、ハーネス70は、画像読取部4における電装品と、電装品収納部50における電装品51と、の間を中継するように接続されている。
このようなハーネス70は、電気や通信のやり取りが多くて、画像読取部4や電装品51と同じように、電波ノイズの発生源となる。これに対して、本実施の形態では、ハーネス70が金属部材60を介して外装カバー31に対向するように配置されているため、ハーネス70で生じた電波ノイズが画像形成装置1(外装カバー31)の外部に漏れにくくなる。具体的に、外装カバー31の側から投影してみたときに、ハーネス70が金属部材60の対向面(外装カバー31に対向する対向面である。)からはみ出ないように構成されている。
特に、図4に示すように、本実施の形態において、金属部材60は、外装カバー31の側からみて、ハーネス70が露呈することなくハーネス70を覆うように略コの字状に形成されている。具体的に、略コの字状に形成された金属部材60の両端の起立部は、その起立方向の長さが、ハーネス70の線径(外径)よりも大きくなるように形成されている。そして、略コの字状の金属部材60の凹部に、ハーネス70が入り込むように配置されている。
これにより、ハーネス70で生じた電波ノイズが画像形成装置1(外装カバー31)の外部に漏れにくくなる効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、図4等を参照して、本実施の形態において、金属部材60には、金属部材60にハーネス70を固定するためのクランプ65が設置されている。
詳しくは、クランプ65は、公知のものと同様に嵌合部65aが形成されていて、この嵌合部65aを金属部材60の穴部に密着して嵌合させることで、金属部材60にクランプ65が固定される。そして、クランプ65の主部にハーネス70を保持させることで、金属部材60に対してハーネス70の位置がばらつくことなく、その位置が定められることになる。
これにより、略コの字状の金属部材60からハーネス70がはみ出す不具合が確実に防止できるため、ハーネス70で生じた電波ノイズが画像形成装置1(外装カバー31)の外部に漏れにくくなる効果が確実に発揮されることになる。
なお、金属部材60に設置するクランプ65の位置や数は、上述したクランプ65の機能を考慮して、金属部材60(ハーネス70)の長さに応じて最適化することが好ましい。
また、本実施の形態では、図3、図4に示すように、外装カバー31の裏面に、クランプ65の嵌合部65aや、ネジ91との干渉を避けるための凹部(逃げ部)が設けられている。これにより、嵌合部65aやネジ91が、上述した金属部材60と外装カバー31との突き当てに影響する不具合を防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置1は、金属材料で略箱状に形成されて接地された電装品収納部50が、画像形成装置本体1の側面の近傍に設置されている。また、外装カバー31が、少なくとも電装品収納部50を覆うように、画像形成装置本体1の側面に設置されている。そして、金属部材60が、電装品収納部50と画像読取部4の筐体40とに電気的に接続されるように延設されるとともに、外装カバー31の裏面に突き当たるように形成されている。
これにより、外装カバー31が高コスト化・重量化することなく、画像形成装置本体1に装着された状態の外装カバー31の剛性が確保されて、画像読取部4や電装品51から生じる電波ノイズが外部に漏れる不具合を簡易かつ効率的に軽減することができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
4 画像読取部(スキャナ)、
31 外装カバー(第1外装カバー)、
32 第2外装カバー、
40 筐体(画像読取部の筐体)、
50 電装品収納部(電装ボックス)、
51 電装品、
60 金属部材、
65 クランプ、
65a 嵌合部、
70 ハーネス(ケーブル)、
90、91 ネジ、
100 本体構造体。
特開2015−132831号公報 特開平9−270877号公報 特開2005−84497号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体において種々の部材が保持される本体構造体と、
    前記画像形成装置本体の上部に設置されて、原稿の画像情報を読み取る画像読取部と、
    前記画像形成装置本体の側面の近傍に設置されて、種々の電装品を内部に収納するように金属材料で略箱状に形成されるとともに直接的又は間接的に接地された電装品収納部と、
    少なくとも前記電装品収納部を覆うように前記画像形成装置本体の前記側面に設置された外装カバーと、
    前記電装品収納部と前記画像読取部の筐体とに電気的に接続されるように延設されるとともに、前記外装カバーの裏面に突き当たるように形成された金属部材と、
    を備え、
    前記金属部材は、前記外装カバーの前記裏面の幅方向中央部であって高さ方向の中央部に接触可能に配置されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像読取部と前記電装品収納部に収容された前記電装品との間で電気又は/及び信号のやり取りをおこなうためのハーネスを備え、
    前記ハーネスは、前記金属部材を介して前記外装カバーに対向するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記金属部材は、前記外装カバーの側からみて前記ハーネスが露呈することなく前記ハーネスを覆うように略コの字状に形成された板状部材であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記金属部材は、当該金属部材に前記ハーネスを固定するためのクランプが設置されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記金属部材は、前記画像形成装置本体の前記側面の幅方向中央部に配置されて、上下方向に延在するように配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記外装カバーは、樹脂材料で形成されて、前記画像読取部の側面をも覆うように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像読取部と前記電装品収納部と前記金属部材とは、それぞれ、前記本体構造体に保持されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記金属部材は、前記外装カバーが取り外された状態の前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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