JP2004085889A - 電装ユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置の装置本体20に装着される複数の電装基板類14,15,16を、装置本体の一方向から装置本体に対して着脱可能な1つのユニット25として構成する。このため、電装基板類14,15,16がユニットに集約されることになり、作業者が一方向から希望の電装基板に辿り着ける。また、電装ユニット25を装置本体20から取り外すと、一度に複数の電装基板を外すことができる。
【選択図】 図2
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の電装基板類を備えた電装ユニット及びこれら電装ユニットを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、モータ、センサといった電装部品の起動、制御等を行うために、電源装置、複合高圧電源、エンジンボードといった複数の電装基板類が用いられている。これらの電装基板類は、画像形成装置の異常動作時にメンテナンス作業が伴うが、装置のレイアウトの関係等から画像形成装置の異なる箇所に配置されている。このため、電装基板類のメンテナンス時には、画像形成装置の様々な方向から必要な電装基板へアクセスして取り外さなければならず面倒であった。
このような背景の中、特開2001−334725号公報には、複数の電気部品を集約して構成した電装部を上下方向に開閉可能にし、保持部材を用いることで、電装部を装置に対して開いた状態で保持することができる画像形成装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開2001−334725号公報に記載の画像形成装置では、複数の電装基板としての電気部品が上下方向に開閉可能な電装部に集約され、保持部材によって装置に対して開状態とされているが、装置に対して着脱自在とはされていない。このため、電装部の電気部品の配置場所によっては、電装部や装置の影となる部品があり、メンテナンス作業がやり難いといった課題を含んでいる。
画像形成装置には、同一の機械構成であっても、その仕様や使用地域等によって異なるコントローラを用いる場合があり、コントローラ交換時の作業性の良さも求められている。
画像形成装置は、複数の駆動モータや制御用のセンサを備えているが、これらは様々な部位に配置されて、各電装基板類へと配線されているので、電装基板類を装置本体から取り外すには、夫々の基板から配線を外さなければならず面倒であると共に、再接続時の配線ミスのおそれもある。特に、ユーザー自身がメンテナンス作業を行う場合には、サービススタッフのように装置の構成を熟知しているわけではないので、このようなミスの発生が懸念される。
本発明は、メンテナンス作業がやり易い電装ユニットや画像形成装置を提供することを目的とする。本発明は、メンテナンス作業がやり易く、かつ配線ミスの低減を図れる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1では、画像形成装置の装置本体に装着される複数の電装基板類を、装置本体の一方向から装置本体に対して着脱可能な1つのユニットとして構成した。画像形成装置に用いられている電装基板類を近傍にまとめて配置すると、作業者は一方向からアクセス方法で電装基板に辿り着ける。電装基板類のメンテナンス時に電装ユニットを装置本体から取り外すと、一度に複数の基板が装置本体から外される。
【0005】
請求項2では、電装ユニットに、装置本体に設けられ、この装置に用いられる複数の電装部品が接続された中継基板との着脱可能な接合部を設けた。電装ユニットの装置本体からの着脱に際し、中継基板との接合部を着脱するだけで電装ユニット中継基板とが着脱される。
【0006】
請求項3では、電装ユニットが装置本体に対して水平方向に移動自在に支持される。電装ユニットは複数の電装基板類を有して重いので、装置の上下方向に着脱動作をする場合よりも水平方向に移動させることで、電装ユニットを取り外す際の、電装ユニットの重量による作業者への負荷が軽減される。
【0007】
請求項4では、装置本体への装着状態の時において装置本体の外側に位置する電装ユニットの部位に、着脱作業時に作業者が掴む取手部を設けた。このため、電装ユニットが持ち易くなると共に、電装ユニットが熱を帯びている場合でも作業者は直接持たずに済む。
【0008】
請求項5では、電装ユニットにおいて、各電装基板類の表面が互いに露出するように各電装基板類を配置した。このように電装基板類の表面が露出するような配置にすると、メンテナンス時に電装基板類の視認性が良くなる。
請求項6では、電装ユニットを構成する複数の電装基板類を、少なくとも電源装置と複合高圧電源とエンジンボードとしている。
【0009】
請求項7では、電装ユニットが、装置の制御を行うコントローラユニットを備え、このコントローラユニットを電装ユニットから着脱自在とした。このため、コントローラユニットのメンテナンス時には、このコントローラユニットだけを単独で外せばよく、電装ユニットを装置本体から外さなくて済む。
【0010】
請求項8では、複数の電装基板類を装置本体に備えた画像形成装置において、それぞれの電装基板類を装置本体の一方向から装置本体に対して着脱可能な1つのユニットとした。画像形成装置に用いられている電装基板類を互いの近傍にまとめて配置すると、作業者は一方向からアクセス方法で電装基板に辿り着ける。また、電装基板類のメンテナンス時に電装ユニットを装置本体から取り外すと、一度に複数の基板が装置本体から外される。
【0011】
請求項9では、装置に用いる複数の電装部品が接続された中継基板を備え、複数の電装基板類を集約させて構成した電装ユニットとこの中継基板とを着脱可能に接続するようにした。電装ユニットの装置本体からの着脱に際し、中継基板との接合箇所を着脱するだけで電装ユニット中継基板とが着脱される。
【0012】
請求項10では、電装ユニットを、装置本体に対して水平方向に移動自在に設けた。電装ユニットは複数の電装基板類を有して重いので、装置の上下方向に着脱動作をする場合よりも水平方向に移動させることで、電装ユニットを取り外す際の、電装ユニットの重量による作業者への負荷が軽減される。
【0013】
請求項11では、電装ユニットが装置本体へ装着状態の時に装置本体の外側に位置する電装ユニットの部位に、着脱作業時に作業者が掴む取手部を設けた。このため、電装ユニットが持ち易くなると共に、電装ユニットが熱を帯びている場合でも作業者は直接持たずに済む。
【0014】
請求項12では、電装ユニット内において、各電装基板類の表面が互いに露出するように各電装基板類を配置した。このように電装基板類の表面が露出するような配置にすると、メンテナンス時に電装基板類の視認性が良くなる。
【0015】
請求項13では、複数の電装基板類を、少なくとも電源装置と複合高圧電源とエンジンボードとしている。
請求項14では、装置の制御を行うコントローラユニットを備え、コントローラユニットを電装ユニットに対して着脱自在とした。このため、コントローラユニットのメンテナンス時には、このコントローラユニットだけを単独で外せばよく、電装ユニットを装置本体から外さなくて済む。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、画像形成装置としてのカラープリンターの内部概略構成を示す。カラープリンターは、装置本体20の下部に記録材として用紙3を収納する給紙部となる給紙カセット2が配設されている。給紙カセット2内の用紙3は、給紙カセット2の近傍に配設された給紙コロ4によって装置本体20内に搬送される。装置本体20内には、書き込みユニット1と、このユニット1内でイエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色成分ごとに色分解されたレーザー光がそれぞれ照射される像担持体としてのドラム状の感光体60B,60C,60M,60Yを備えたトナー作像カートリッジ6B,6C,6M,6Yと、各作像カートリッジにより形成されたトナー画像が2次転写される中間転写体を構成する中間転写ベルト7と、中間転写ベルト7に転写されたトナー画像を用紙3に転写する転写部8と、転写されたトナー画像を用紙3に定着する定着部9と、定着された用紙3を装置本体20の外部に搬送する排出コロ10とを備えている。転写部8は、中間転写ベルト7と、このベルトに対向配置された転写部材としての転写ローラ8Aとで構成されている。
【0017】
書き込みユニット1からのレーザー光が各感光体に照射されると、各感光体上に潜像が形成される。これらの静電潜像は、各感光体に隣接して配置された図示しない現像装置により顕像化され、中間転写ベルト7上に一次転写される。給紙ローラ4によって装置本体20内に搬送される用紙3は、転写部8の手前に設けられたレジストローラ対5によって送り出しタイミングが計られて搬送され、転写部8において中間転写ベルト7上に形成された1次トナー画像を2次転写される。トナー画像が転写された用紙3は、定着部9を通過することで画像定着が行われ、装置本体20の上部に形成された排紙部11に排出コロ10によって排出される。
【0018】
本形態において、排紙部11の下方には、作像カートリッジ6Y,6M,6C,6Bへ各色のトナーを供給するためのトナーボトル12Y,12M,12C,12Bが配設されている。各トナーボトル、中間転写ベルト7、各作像カートリッジは、装置本体20に対して同一方向に傾斜して配設されていて、装置本体20の背面20A側に余剰空間を形成している。本形態においては、書き込みユニット1も同様に傾斜して配設されていて、給紙カセット2との間に余剰空間を形成している。
【0019】
カラープリンターは、上記の余剰空間に電装ユニット25を備えている。この電装ユニット25は、図2,図3に示すように、複数の電装基板類として電源装置(以下「PSU」と記す)14、複合高圧電源(以下「HVP」と記す)15、エンジンボード(以下「BCU」と記す)16とを備えている。電装ユニット25は、PSU14、HVP15、BCU16それぞれを装置本体20の一方向である背面20A側から装置本体20に対して着脱可能な1つのユニットとして構成されている。この電装ユニット25は、コントローラとしてのプリンタコントローラボード17を備えている。背面20Aには、電装ユニット25を着脱するための開口部19が形成されている。本形態のカラープリンターは、記憶手段としてのハードディスクドライブ18が配設されている。
【0020】
電装ユニット25は、図3,図4に示すように、板金加工されて形成された複数のブラケット22,23,24を備えている。各ブラケットは金属製である。ブラケット22は、平板の一方側を上方に向かって突出させ、その内部を空洞部22bとした段部22aを有している。ブラケット22の平板部22cと段部22aとは着脱方向にずれて形成されている。平板部22cには、複数の台座32を介してBCU16が着脱可能に装着され、段部22aにはブラケット23が固定される。ブラケット23は断面L字状を成し、その下面部23aを段部22aの上面22dに接合している。下面部23aには、複数の台座31を介してHVP15が着脱可能に装着されている。下面部23aと直交する縦壁部23bには、複数の台座30を介してPSU14が着脱可能に装着されている。
【0021】
ブラケット24は断面L字状を成し、その下面部24aを空洞部22b内の平面部22eに載置され、空洞部22bに対して着脱方向に移動自在とされている。ブラケット24は、平面部24aと直交する縦壁部24bの上部を締結部材である例えばネジ40で縦壁部23bに締結されることで、ブラケット23に装着される。下面部24aには、複数の台座33を介してプリンタコントローラボード17が着脱可能に装着されている。このブラケット24とプリンタコントローラボード17によってコントロールユニット26が構成されている。各台座は、それぞれゴム等の絶縁性部材で構成されている。また、図示を省略したが、ハードディスクドライブ18はブラケット24に装着されている。
【0022】
図5,図6に示すように、装置本体20の下部には、座面部材21が配設されている。この部座部材21は、着脱方向に延びる平面21aを有し、電装ユニット25を着脱方向に移動自在に下方から支持している。開口部19の上縁に位置する背面20Aの部位には、ブラケット23の上部を締結部材である例えばネジ41で固定するための取付部35が形成されている。開口部19の面積は、電装ユニット25の背面を構成する縦壁部23b,24bの面積と略同一の大きさとされていて、電装ユニット25が装置本体20内に装着された際に、縦壁部23b,24bで塞がれるように構成されている。
【0023】
本形態において、HVP15とBCU16は、着脱方向にずれ、かつ階段状に略水平に並列配置されており、各々の基板実装面が上向きとされている。一方、PSU14は電装ユニット25の垂直面を成す縦壁部23bに垂直に配置されており、その基板実装面は横向きとされている。すなわち、電装ユニット25は、図4,図6に示すように、各電装基板類の表面14a,15a,16aが互いに重なり合わないように配置され、それぞれの表面14a,15a,16aが露出するように構成されている。
【0024】
このように構成した電装ユニット25の着脱動作について説明する。図1に示すように、装置本体20内に装着状態にある電装ユニット25を取り外すには、ビス41を緩める。そして、電装ユニット25を装置本体20から外部に向かって引っ張ると、電装ユニット25が座面部材21の平面21a上を水平方向に滑りながら装置本体20の外部に引き出される。
【0025】
電装ユニット25を装着するには、ブラケット22をBCU16側から開口部19内に挿入し、平面21a上を水平方向に滑らせて装置本体20の内部に押し込む。そして、図6に示すようにビス41を取付部35に締結することで完了する。
【0026】
このように、画像形成装置に用いられている電装基板類の一例であるPSU14、HVP15、BCU16とを互いに近傍にまとめて1つのユニットとしたので、作業者は一方向からのアクセス方法でメンテナンスすべき基板に辿り着け、メンテナンス時の複雑な分解作業から開放され、メンテナンス時の作業性がやり易くなる。PSU14、HVP15、BCU16のメンテナンス時に電装ユニット25を装置本体20から取り外すことで、一度にこれら複数の基板類を装置本体20から外せると共に、外した状態で各部を取り外してメンテナンス作業を行えるので、メンテナンス時の作業性がよりやり易くなる。
【0027】
電装ユニット25を構成するPSU14、HVP15、BCU16の表面14a,15a,16aが互いに重なり合わないようにして、それぞれの表面14a,15a,16aを露出させているので、メンテナンス時に各々の基板の視認性が良くなり、メンテナンス作業の簡易化を図れてメンテナンス時の作業性がやり易くなると共に、基板着脱時の誤った部材の着脱の低減を図ることができ、さらには、放熱性の向上も図ることができる。
【0028】
電装ユニット25は、PSU14、HVP15、BCU16と共にコントロールユニット26を備えているので、ユニットとしてある程度の重量を持っているため、電装ユニット25を取り外す際、この重量が作業者にとって負荷となってしまう。しかし、本形態のように、電装ユニット25を装置本体20に対して水平方向に移動して着脱可能とすることで、メンテナンス時に電装ユニット25を取り外す際、電装ユニット25の重量による作業者への負荷を軽減することができ、よりメンテナンス時の作業性がやり易くなる。
【0029】
次にコントロールユニット26の着脱動作について説明する。電装ユニット25に装着状態にあるコントロールユニット26を取り外すには、ビス40を緩め、コントロールユニット26を空洞部22bから装置本体20の外部に向かって引っ張る。すると、ブラケット24の下面部24aが平面部22e上を水平方向に滑りながら装置本体20の外部に引き出される。
【0030】
コントロールユニット26を装着するには、ブラケット24の下面部24aを空洞内22b内に挿入し、平面部22e上を水平方向に滑らせて空洞部22bの内部に押し込む。そして、ビス40をブラケット23に締結することで完了する。
【0031】
このように、交換頻度の高いコントローラユニット26を電装ユニット26に対して着脱自在とすることで、プリンタコントローラボード17やハードディスクドライブ18をメンテナンスする際には、コントローラユニット26を単独で電装ユニット25から外せばよく、電装ユニット25を外すという作業をなくすことができ、プリンタコントローラボード17やハードディスクドライブ18のメンテナンス時の作業性がやり易くなる。
【0032】
図7に示す画像形成装置としてのカラープリンターは、装置に用いるモータやセンサなどの複数の電装部品が複数のハーネス34で接続された中継基板31を備え、電装ユニット25をこの中継基板31と着脱可能に接続したものである。中継基板31は、給紙カセット2の引出方向から見た装置本体の裏面20B側に配設されている。電装ユニット25と中継基板31とは、互いを接続する際に用いる着脱可能な接合部となるコネクター32,33をそれぞれ備えている。電装ユニット25から各電装部品への制御信号や電流は、中継基板31を介して送られる。
【0033】
このような中継基板31を有する構成の場合において、電装ユニット25を装置本体20から取り外すには、コネクター32,33の接続を外した後に、電装ユニット25を装置本体20から引き抜けばよい。また、電装ユニット25を装置本体20に装着するには、電装ユニット25を装置本体20内に押し込み、その後にコネクター33にコネクター32を接続し、図7では省略しているがネジ41で装置本体20に締結すればよい。
【0034】
このように中継基板31を備えていると、電装ユニット25の着脱に際し、複数の電装部材のハーネス34は一々外さなくて良くなり、メンテナンス時の煩雑化から開放されて作業がより易くなると共に、メンテナンス時のハーネス34の差し間違いによる配線ミスを防止することができる。
【0035】
図8は、着脱作業時に作業者が掴む取手部29a,29bを電装ユニット25に設けたものである。この取手部29a,29bは、装置本体20へ電装ユニット25を装着した状態の時に、装置本体20の外側に位置する電装ユニット25の部位となるブラケット23に設けられている。取手部29a,29bとしては、ブラケット23の縦壁部23bを切り起こして形成したものでも、ブラケット23とは個別に形成したものをネジや接着剤あるいはブラケット23に嵌合させて設ける形態であっても良い。部品点数を少なくする観点からすると、ブラケット23の一部を切り起こして形成するのが好ましい。電装ユニット25は、ある程度の熱を持つので、熱対策という観点からは、ブラケット23と別な材質である樹脂等で別体に形成したものを装着するのが好ましい。本形態では、2つの取手部29a,29bを設けたが、棒状部材を装置本体20の幅方向に1つ設けてその両端部をブラケット23に固定して取手部としても良い。
【0036】
このように電装ユニット25に取手部29a,29bを設けると、電装ユニット25を装置本体20から着脱する際に、作業者はこの取手部29a、29bを持って電装ユニット25を着脱すればよい。このため、着脱する際に電装ユニット25が持ち易くなってよりメンテナンス時の作業性がやり易くなる。また、作業者は電装ユニット25が熱を持っている場合には直接持たずに済むので、電装ユニット25を落として破損させるおそれが少なくなり、装置やユニットの耐久性の向上につながる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、画像形成装置に用いられている電装基板類が互いに近傍にまとめて配置され、作業者が一方向から希望の電装基板に辿り着けると共に、電装基板類のメンテナンス時に電装ユニットを装置本体から取り外すことで、一度に複数の基板を装置本体から外すことができ、メンテナンス時の複雑な分割作業が解消されてメンテナンス作業がやり易くなる。
【0038】
本発明によれば、電装ユニットの重量が重くなった場合でも、電装ユニットを装置本体に対して水平方向に移動させることで装置本体から着脱できるので、電装ユニットの着脱に際し、電装ユニットの重量による作業者への負荷が軽減され、メンテナンス作業がやり易くなる。
【0039】
本発明によれば、電装ユニットに取手部を設けることで、電装ユニットの着脱時に電装ユニットが持ち易くなってメンテナンス作業がやり易くなる。また、電装ユニットが熱を帯びている場合でも、作業者は電装ユニットを直接持たずに済むので、電装ユニットを落として破損させるおそれが少なくなり、装置やユニットの耐久性の向上につながる。
【0040】
本発明によれば、電装ユニットにおける電装基板類の表面がそれぞれ露出するような配置にすることで、メンテナンス時に電装基板類の視認性が良くなり、メンテナンス作業の簡易化を図れてメンテナンス時の作業性がやり易くなると共に、基板着脱時の誤った部材の着脱の低減を図ることができ、さらには、放熱性の向上も図ることができる。
【0041】
本発明によれば、交換頻度の高いコントローラユニットを電装ユニットに対し着脱可能とすることで、コントローラユニットのメンテナンス時には、電装ユニットを外すことなく、コントローラユニットだけを単独で外せばよく、コントローラユニットのメンテナンス作業がやり易くなる。
【0042】
本発明によれば、装置に用いる複数の電装部品が接続された中継基板と電装ユニットとを着脱可能に接続することで、電装ユニットの装置本体からの着脱に際し、中継基板との接合部や接合箇所を着脱するだけで電装ユニットと中継基板とを着脱でき、メンテナンス時の煩雑化から開放されて作業がより易くなると共に、メンテナンス時の配線ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電装ユニットを備えた画像形成装置の内部構成の示す概略図である。
【図2】電装ユニットの装着状態の概略構成を示す斜視図である。
【図3】電装ユニットの構成を示す拡大断面図である。
【図4】電装ユニットの構成を示す拡大斜視図である。
【図5】装置本体から電装ユニットを引き出した状態を示す図である。
【図6】電装ユニットからプリンタコントローラユニットを外した状態を示す拡大断面図である。
【図7】電装ユニットと中継基板とを備えた画像形成装置の概略構成を示す部分破断斜視図である。
【図8】取手部を有する電装ユニットの装着状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
14,15,16 電装基板類
14a,15a,16a 電装基板類の表面
20 装置本体
25 電装ユニット
26 コントローラユニット
29a,29b 取手部
31 中継基板
32 接合部
Claims (14)
- 画像形成装置の装置本体に装着される複数の電装基板類を、前記装置本体の一方向から装置本体に対して着脱可能な1つのユニットとして構成したことを特徴とする電装ユニット。
- 請求項1記載の電装ユニットにおいて、
前記装置本体に設けられ、この装置本体に用いられる複数の電装部品が接続された中継基板と着脱可能な接合部を備えていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1または2記載の電装ユニットにおいて、
前記装置本体に対して水平方向に移動自在に支持されることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1、2または3記載の電装ユニットにおいて、
前記装置本体への装着状態の時において前記装置本体の外側に位置する部位に、着脱作業時に作業者が掴む取手部が設けられていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1ないし4の何れか1つに記載の電装ユニットにおいて、
各電装基板類の表面が互いに露出するように各電装基板類が配置されていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1ないし5の何れか1つに記載の電装ユニットにおいて、前記複数の電装基板類は、少なくとも電源装置と複合高圧電源とエンジンボードであることを特徴とする電装ユニット。
- 請求項1ないし6の何れか1つに記載の電装ユニットにおいて、
装置の制御を行うコントローラユニットを備え、このコントローラユニットが着脱自在とされていることを特徴とする電装ユニット。 - 複数の電装基板類を装置本体に備えた画像形成装置において、
それぞれの電装基板類を前記装置本体の一方向から装置本体に対して着脱可能な1つのユニットとしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8記載の画像形成装置において、
装置本体に用いる複数の電装部品が接続された中継基板を備え、
前記複数の電装基板類を集約させて構成した電装ユニットと前記中継基板とを着脱可能に接続したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8または9記載の画像形成装置において、
前記電装ユニットが、前記装置本体に対して水平方向に移動自在に設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8、9または10記載の画像形成装置において、
前記電装ユニットが前記装置本体へ装着状態の時に前記装置本体の外側に位置する前記電装ユニットの部位に、着脱作業時に作業者が掴む取手部を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8ないし11の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記電装ユニットは、各電装基板類の表面が互いに露出するように各電装基板類が配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8ないし12の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記複数の電装基板類は、少なくとも電源装置と複合高圧電源とエンジンボードであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8ないし13の何れか1つに記載の画像形成装置において、
装置の制御を行うコントローラユニットを備え、
前記コントローラユニットが前記電装ユニットに対して着脱自在とされていることを特徴とする画像形成装置。
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