JP2024062192A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス作業が容易な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、第1方向に沿って配置された複数の感光体と、複数の感光体それぞれの第1方向とは直交する第2方向の回転軸に設けられ、複数の感光体の回転ムラを抑制する複数のフライホイルと、複数の感光体それぞれを回転駆動するための駆動源を備えた複数の駆動ユニットと、第1方向に沿って配置され、第1方向及び第2方向とは直交する第3方向に延伸する複数のステイと、第2方向において、複数のフライホイルに対して複数の感光体とは逆側の位置で、複数のステイの内の2つのステイを橋渡しする様に2つのステイに取り付けられ、かつ、第1方向において複数のフライホイルの内の少なくとも1つと重複して配置される第1基板支持部材と、第1基板支持部材に取り付けられ、電気的な部品が実装される第1電気基板と、を備えている。【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像形成処理を実行するための様々な電気的な部品を有する。これらの電気的な部品は、電気基板に実装され、電気基板は、フレーム等の支持部材に固定される。特許文献1は、複数のフレームを層状に構成し、各フレームに電気基板を取り付ける構成を開示している。複数のフレームを層状に構成することで、画像形成装置の本体を構成する一つの面に対して大きな面積を占有することなく複数の電気基板を画像形成装置に収容することができる。
画像形成装置に対しては、電気基板等の構成要素(部品)に対するメンテナンス作業を容易に行えることが要求される。メンテナンス作業は、例えば、作業対象の構成要素、例えば、電気基板の点検・交換や、当該電気基板に実装されている部品の交換等を含む。作業対象の構成要素のメンテナンス作業を容易に行える様にするには、当該構成要素へのアクセスが容易な様に画像形成装置を構成する必要がある。なお、構成要素へのアクセスとは、当該構成要素に物理的にアクセスすることに加えて、当該構成要素を目視できる様にすることも含む。特許文献1の構成では、複数のフレームが取り付けられた画像形成装置の面に対して手前側の電気基板へのアクセスは容易である。しかしながら、奥側の電気基板にアクセスするためには、手前側から順に電気基板を取り外さなければならず、奥側の電気基板に対するアクセスは容易ではない。
本発明は、メンテナンス作業が容易な画像形成装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、第1方向に沿って配置された複数の感光体と、前記複数の感光体それぞれの前記第1方向とは直交する第2方向の回転軸に設けられ、前記複数の感光体の回転ムラを抑制する複数のフライホイルと、前記複数の感光体それぞれを回転駆動するための駆動源を備えた複数の駆動ユニットと、前記第1方向に沿って配置され、前記第1方向及び前記第2方向とは直交する第3方向に延伸する複数のステイと、前記第2方向において、前記複数のフライホイルに対して前記複数の感光体とは逆側の位置で、前記複数のステイの内の2つのステイを橋渡しする様に前記2つのステイに取り付けられ、かつ、前記第1方向において前記複数のフライホイルの内の少なくとも1つと重複して配置される第1基板支持部材と、前記第1基板支持部材に取り付けられ、電気的な部品が実装される第1電気基板と、を備えている。
本発明によると、メンテナンス作業が容易な画像形成装置が提供される。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態による画像形成システム100Sの構成図である。なお、以下の各図に示す構造の理解を容易するため、互いに直交する3つの方向(X方向、Y方向及びZ方向)、又は、その内の2つの方向を各図において表示する。3つの方向の内のZ方向は、鉛直方向(上下方向)に対応する。以下の説明において、X方向を幅方向とも表記し、Y方向を奥行方向とも表記する。また、各図において、Z方向が上に向かう方向であり、-Z方向が下に向かう方向である。
画像形成システム100Sは、画像形成装置100と、フィニッシャ600と、を備えている。画像形成装置100の筐体101は、第1筐体101aと、第2筐体101bと、第3筐体101c(図2参照)と、で構成される。図1に示す様に、第1筐体101aと第2筐体101bは、幅方向に沿って配置される。また、図2に示す様に、第1筐体101aと第3筐体101cは奥行方向に沿って配置される。第1筐体101aは、画像形成エンジン102と、中間転写ベルト106と、収納庫113と、を有する。第2筐体101bは、第1定着器150と、第2定着器160と、を有する。なお、第1筐体101a及び第2筐体101bは、シート1を搬送するための部材、例えば、シート1の搬送路と、シート1を搬送路に沿って搬送するためのローラ等も有する。第3筐体101cは、外部からの交流電源に基づき画像形成システム100Sで使用する各電圧を生成して供給する電源ユニットを有する。
画像形成エンジン102は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像を形成するステーション120~123を有する。ステーション120~123は、幅方向に沿って配置される。各ステーション120~123の構成は同様である。画像形成時、感光体105は、図の反時計回り方向に回転駆動され、中間転写ベルト106は、図の時計回り方向に回転駆動される。帯電器111は、感光体105の表面を帯電させる。露光部107は、画像データに基づき感光体105を露光することで、感光体105に静電潜像を形成する。露光部107は、光を射出する光源108と、光源108が射出した光を感光体105に向けて偏向する偏向部109と、を有する。
現像器112は、現像電圧により感光体105の静電潜像をトナーで現像することで、感光体105にトナー像を形成する。各感光体105に形成されたトナー像は、中間転写ベルト106に転写される。各感光体105のトナー像を中間転写ベルト106に重ねて転写することで、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックとは異なる色を再現することができる。中間転写ベルト106に転写されたトナー像は、中間転写ベルト106の回転により転写ローラ114の対向位置に搬送される。
一方、収納庫113に格納されているシート1は、搬送路に給送され、転写ローラ114の対向位置に向けて搬送される。転写ローラ114は、中間転写ベルト106のトナー像をシート1に転写する。トナー像が転写されたシート1は、第1定着器150に搬送される。第1定着器150は、トナー像をシート1に定着させるための第1定着処理を行う。第1定着器150は、シート1を加熱する定着ローラ151と、シート1を定着ローラ151に圧接させる加圧ベルト152と、第1定着処理の完了を検知する第1定着後センサ153と、を有する。
第1定着器150よりもシート1の搬送経路における下流側には第2定着器160が配置される。第2定着器160は、第1定着処理が行われた画像の光沢度を高めたり、シート1に対する画像の定着性を確保したりするための第2定着処理を行う。第2定着器160は、シート1を加熱及び加圧するための定着ローラ161及び加圧ローラ162と、第2定着処理の完了を検知する第2定着後センサ163と、を有する。なお、シート1の種類によっては第2定着処理を行う必要がない。第2定着処理を行う必要がない場合、シート1は、迂回搬送路130を搬送される。フラップ131は、シート1を第2定着器160に誘導するか、迂回搬送路130に誘導するかを切り替えるために設けられる。
第2定着器160又は迂回搬送路130を通過したシート1は、フラップ132によって排出搬送路139又は反転搬送路135のいずれかに誘導される。例えば、シート1の片面のみに画像を形成し、かつ、シート1の画像が形成された面を上側に向けて排出する場合、片面に画像が形成されたシート1は、排出搬送路139に誘導される。また、シート1の両面に画像を形成する場合において両面への画像形成が完了したシート1は、排出搬送路139に誘導される。一方、シート1の片面のみに画像を形成し、かつ、シート1の画像が形成された面を下側に向けて排出する場合、片面に画像が形成されたシート1は、反転搬送路135に誘導される。さらに、両面に画像を形成する場合において片面に画像が形成されたシート1は、反転搬送路135に誘導される。反転搬送路135に搬送されたシート1は、反転部136に搬送され、反転部136が行うスイッチバック動作によってシート1の搬送方向の切り替えが行われる。なお、反転部136がスイッチバック動作を行うタイミングは、センサ137によるシート1の検出結果に基づき判定される。
シート1の両面に印刷する場合、片面に画像が形成されたシート1は、再搬送路138を介して再び転写ローラ114の対向位置に向けて搬送される。シート1の片面のみに画像を形成し、かつ、シート1の画像が形成された面を下側に向けて排出する場合、シート1は、反転搬送路135を介して、排出搬送路139に搬送される。フラップ133は、反転部136のシート1を、再搬送路138に誘導するか、反転搬送路135に誘導するかを切り替えるために設けられる。また、フラップ134は、反転部136から反転搬送路135に搬送されたシート1を、排出搬送路139に誘導するために設けられる。排出搬送路139に誘導されたシート1は、排出ローラ139aによってフィニッシャ600に送られる。フィニッシャ600は、ユーザ設定に従い、穿孔処理や綴じ処理等の後処理を行う。最終的に、シート1は、フィニッシャ600のトレイに成果物として積載される。操作部180は、ユーザが画像形成システム100Sを制御するためのユーザインタフェースを提供する。
図3は、第1筐体101aの内部を第3筐体101cの側から見た図である。具体的には、図3は、第3筐体101cを第1筐体101aから分離し、第1筐体101aの第3筐体101c側にある背面カバーを外した状態を示している。以下、第1筐体101aの背面カバーがある側を"背面側"と表記する。第1筐体101aは、第1筐体101の枠体301を構成する板金製の後側板211を有する。後側板211には、ステーション120~123それぞれの感光体105を回転駆動するための駆動ユニット1a~1dが固定される。駆動ユニット1a~1dには、感光体105の回転ムラを抑制するためのフライホイル2a~2dが取り付けられる。フライホイル2a~2dは、感光体105の回転ムラを自身の慣性で抑制する。
各ステーション120~123の駆動ユニット1a~1d及びフライホイル2a~2dの構成は同様であるため、以下では、イエローのステーション120の駆動ユニット1aとフライホイル2aの構成の詳細について図4及び図5を用いて説明する。
図4は、フライホイル2aを駆動ユニット1aに取り付けた状態を示し、図5は、フライホイル2aを駆動ユニット1aに取り付ける前の状態を示している。駆動ユニット1aは、駆動支台85と、駆動支台85に支持された駆動モータ84と、を有する。駆動モータ84は、感光体105に取り付けられる回転軸81を回転させるための駆動源である。回転軸81の感光体105が取り付けられる側とは異なる端部には、ドラムギア82とフランジ83が固定される。フランジ83には2つのネジ穴83aが設けられる。また、フライホイル2aには2つの貫通穴30aが設けられる。2つのネジ86をフライホイル2aの各貫通穴30aを介してフランジ83の各ネジ穴83aに締結することで、フライホイル2aは、駆動ユニット1aに取り付けられる。駆動モータ84のピニオンギア84aは、ドラムギア82と噛み合い、駆動モータ84の回転に従って回転軸81が回転し、これにより、フライホイル2a及び感光体105が回転する。
図3に戻り、背面側から見てフライホイル2a~2dそれぞれの左側にはステイ11a~11dが後述する方法により固定される。ステイ11a~11dは、第1筐体101aの枠体301の支持部材として機能し得る。ステイ11a~ステイ11dは、幅方向に沿って配置され、鉛直方向に延伸する形状を有する。フライホイル2a~2dの下方には後述する電装ユニット51が不図示の支持部材を介して後側板211に固定される。
図6は、図3のフライホイル2a~2dの近傍部分を示している。幅方向において隣接するステイ11aとステイ11bとの間には、駆動ユニット1a及び1bを駆動するための駆動基板ユニット21が配置される。同様に、幅方向において隣接するステイ11cとステイ11dとの間には、駆動ユニット1c及び1dを駆動するための駆動基板ユニット21が配置される。駆動基板ユニット21は、電子部品等の電気的な部品を実装する電気基板である駆動基板21aと、電気基板を支持する基板支持部材である駆動基板支板21bと、で構成される。2つの駆動基板支板21bの内の一方は、ネジ等によりステイ11a及びステイ11bを橋渡しする様に取り付けられ、他方は、ネジ等によりステイ11c及びステイ11dを橋渡しする様に取り付けられる。駆動基板21aは、ネジ等により駆動基板支板21bの背面側に取り付けられる。なお、ステイ11a~11dに取り付けられた状態における駆動基板支板21bの奥行方向の位置は、フライホイル2a~2dに対して感光体105が設けられる位置とは逆側の位置である。つまり、駆動基板支板21bの奥行方向における取り付け位置は、フライホイル2a~2dより背面側に近い位置である。
ステイ11aとステイ11bとの間にある駆動基板ユニット21の駆動基板21aは、電気ケーブル31a及び31bにより駆動ユニット1a及び1bに接続される。当該駆動基板21aは、電気ケーブル31a及び31bを介して駆動ユニット1a及び1bの駆動モータ84を駆動するための駆動信号を供給する。同様に、ステイ11cとステイ11dとの間にある駆動基板ユニット21の駆動基板21aは、電気ケーブル31c及び31dにより駆動ユニット1c及び1dに接続される。当該駆動基板21aは、電気ケーブル31c及び31dを介して駆動ユニット1c及び1dの駆動モータ84を駆動するための駆動信号を供給する。駆動基板21aには、駆動信号を生成するための電気的な部品が実装される。本実施形態において、駆動基板21aは、2つの駆動ユニットに駆動信号を供給する。一方の駆動ユニットに駆動信号を供給するためのケーブルは、駆動基板21aを取り付けた駆動基板支板21bを介して、当該駆動基板支板21bを支持する2つのステイの内の一方に渡され、他方の駆動ユニットに駆動信号を供給するためのケーブルは他方のステイに渡される。電気ケーブル31a~31dは、それぞれ、ステイ11a~11dに沿って鉛直方向に配設・配線される。
図7は、図6から電気ケーブル31a~31dと、駆動基板ユニット21と、を取り外した状態を示している。図7に示す様に、背面側から見ると、ステイ11a~11cは、フライホイル2b~2dと部分的に重なる領域を有する。図8は、図7の上側から見た状態を示している。なお、図8では、図7の上共通支台212a~212cと上単独支台213と、を非表示としている。図8において、距離L1は、フライホイル2a~2dを取り外すために必要なフライホイル2a~2dの奥行方向における移動距離である。また、図8において、距離L2は、背面側から見てフライホイル2b~2dと幅方向において重複するステイ11a~11cの領域と、フライホイル2b~2dとの間の奥行方向の距離(間隔)である。本実施形態において、L2は、L1より大きい。したがって、図7に示す様に、背面側から見ると、フライホイル2b~2dの一部は、ステイ11a~11cの一部の領域により覆われているが、フライホイル2a~2dについては、ステイ11a~11dを取り外すことなく着脱することができる。つまり、ステイ11a~11dは、フライホイル2a~2dに干渉せず、ステイ11a~11dを取り外すことなく、フライホイル2a~2dにアクセス可能である。
図9は、図7のステイ11a~11dを取り外した状態を示している。図9に示す様に、ステイ11a~11dを取り外すことにより、電装ユニット51の後述する各電気基板にアクセスでき、電装ユニット51や、電装ユニット51の構成要素に対するメンテナンス作業が可能となる。
続いて、図10~図13を用いてステイ11a~11dの取り付け構成について説明する。図10は、ステイ11a~11d周囲の概要を示す斜視図である。なお、図を見やすくするため、図10では、フライホイル2a~2dを非表示としている。ステイ11a~11dは、その上部において、上共通支台212a~212c及び上単独支台213に取り付けられる。また、ステイ11a~11dは、その下部において、電装ユニット51に取り付けられる。なお、上共通支台212a~212c及び上単独支台213は、後側板211に取り付けられ、筐体101aの枠体301を構成する。
ステイ11a~11dの取り付け構成は同様であるため、以下では、図11を用いてステイ11aの取り付け構成の詳細について説明する。図11の上ステイ52は、電装ユニット51を構成する部品/部材の内の1つである。
図12は、ステイ11aを上共通支台212a及び上ステイ52に取り付ける前の状態を示している。図12に示す様に、ステイ11aの上部にはネジ嵌合穴15aが設けられる。また共通支台212aにはネジ穴214aが設けられる。図13を用いて後述する様に、まず、ステイ11aの下端14aを上ステイ52のステイ取付穴52aに差し込んだ後、ステイ11aのネジ嵌合穴15aを介してネジ215を共通支台212aのネジ穴212aに締結する。これにより、ステイ11aの上部が共通支台212aに固定される。
図13は、図12の領域Aの拡大図である。図13に示す様に、ステイ11aの下端14aは、鉛直方向に延びた2つの垂直部16aを有する。2つの垂直部16aの幅(幅方向の長さ)は、W1である。下端14aは、2つの垂直部16aの最下部から、鉛直方向の下部に向かう程、その幅が短くなるテーパ形状となっている。下端14aの奥行方向(Y方向)の長さである厚みはT1である。また、下端14aの上部には、下端14aより幅の広い凸部17aが設けられる。また、上ステイ52の上側には、ステイ取付穴52aが設けられる。ステイ取付穴52aの幅及び厚みは、それぞれ、W2及びT2である。なお、下端14aの幅W1及びT1と、ステイ取付穴52aの幅W2及びT2は、下端14aがステイ取付穴52aに嵌合する様に設定される。ステイ11aを、凸部17aの下端が上ステイ52の上面に当接するまで図13の矢印方向に移動させて、下端14aをステイ取付穴52aに嵌合させる。これにより、ステイ11の水平方向及び奥行方向の位置決めが行われる。
続いて、電気ケーブル31a~31dの配線経路について説明する。なお、電気ケーブル31a~31dの配線経路は同様であるため、以下では、代表して電気ケーブル31aの配線経路について説明する。ステイ11aとステイ11bとの間にある駆動基板ユニット21の駆動基板21aには、電気ケーブル31aの一端がコネクタ接続される。電気ケーブル31aは、ステイ11aとステイ11bとの間に取り付けられた駆動基板支板21bを介してステイ11aに向けて配設される。ステイ11aにおいて、電気ケーブル31aは、鉛直方向の下側に向けて、ステイ11aに沿って配設される。ステイ11aには、図11に示す様に、電気ケーブル31aをステイ11aに沿って配設するための配設部材である留め具12a及び13aが設けられる。留め具12a及び13aは、例えば、配線クランプであり、電気ケーブル31aの位置を所定範囲に規制する。ステイ11aの下端において、電気ケーブル31aは、駆動ユニット1aが設けられた幅方向の位置近傍まで上ステイ52に沿って幅方向に配設される。そして、電気ケーブル31aは、フライホイル2aの下方を奥行方向に横切って駆動ユニット1aに接続される。なお、電気ケーブル31aは、ステイ11a以外の箇所においても、配設部材等によってその位置が規制される。電気ケーブル31b~31dは、それぞれ、ステイ11b~11dに沿って鉛直方向に配設され、その後、上ステイ52に沿って幅方向に配設されて駆動ユニット1c~1dに接続される。なお、電気ケーブル31a~31dの配設経路は、上記のものに限定されない。例えば、電気ケーブル31aは、ステイ11aに沿って下方に配設された後、ステイ11aの途中から駆動ユニット1aに向けて配設されても良い。
以上、本実施形態において、駆動基板21aは、背面側から見てフライホイル2a~2dより手前側に設けられる。なお、駆動基板21aは、駆動基板支板21bを介してステイ11a~11dに取り付けられる。また、駆動基板21aと駆動基板支板21bとを含む駆動基板ユニット21と、筐体101aの背面カバーとの間には他の部材が配置されない。このため、筐体101aの背面カバーを外すことで、駆動基板21aを目視できる。そして、駆動基板21aと電気ケーブル31a~31dとの接続を解除し、駆動基板支板21bをステイ11a~11dから取り外すことで、駆動基板21a及び駆動基板支板21bを含む駆動基板ユニット21を交換できる。また、駆動基板21aと電気ケーブル31a~31dとの接続を解除し、駆動基板21aを駆動基板支板21bから取り外すことで、駆動基板21aの交換が可能になる。つまり、駆動基板21aに対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、図8を用いて説明した様に、本実施形態においてL2はL1より大きい。したがって、筐体101aの背面カバーを外すことで、フライホイル2a及び2cと、駆動ユニット1a及び1cへのアクセスが可能となり、これらの目視や交換といったメンテナンス作業が可能となる。さらに、駆動基板ユニット21を取り外すことで、フライホイル2b及び2dと、駆動ユニット1b及び1dへのアクセスが可能となり、これらのメンテナンス作業が可能となる。
また、電気ケーブル31a~31dは、フライホイル2a~2dより背面側に設けられた駆動基板支板21bを介して駆動基板21aにコネクタ接続される。また、電気ケーブル31a~31は、駆動基板支板21bからステイ11a~11dに渡され、ステイ11a~11dに沿って下部方向に配設され、上ステイ52に沿って水平方向に配設されて駆動ユニット1a~1dに接続される。なお、ステイ11a~11dにおいて、電気ケーブル31a~31dは、ステイ11a~11dの留め具12a及び13bによりその位置が規制される。この構成により、電気ケーブル31a~31dがフライホイル2a~2dに接触して損傷することを防ぐことができる。
また、フライホイル2a~2dより背面側において、駆動基板21aの平面を画像形成装置100の背面と平行にして配置できるので、画像形成装置100内部のスペースを有効活用でき、画像形成装置100が大型化することを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、背面側から見てフライホイル2a~2dそれぞれの左側に同一形状のステイ11a~11dを配置し、2つの駆動基板支板21bを、それぞれ、幅方向において隣接する2つのステイに取り付けていた。しかしながら、駆動基板支板21bを取り付ける2つのステイは、幅方向において互いに隣接しないものであっても良い。例えば、ステイ11a及びステイ11cを橋渡しする様に、1つの駆動基板支板21bを取り付ける構成とすることができる。この場合、例えば、この1つの駆動基板支板21bには、1つ以上の駆動基板21aが取り付けられ得る。この1つ以上の駆動基板21aには、全体として、総ての駆動ユニットに駆動信号を供給するための部品が実装される。なお、駆動基板支板21bの駆動基板21aと駆動ユニットとを接続する電気ケーブルは、当該駆動基板支板21bを取り付けているステイに沿って配設され得る。
また、幅方向に沿って配置されるステイの数は、4に限定されず、2以上の任意の数とし得る。例えば、幅方向に沿って2つのステイを配置する構成とすることができる。この場合、この2つのステイを橋渡しする様に駆動基板支板21bが配置される。当該駆動基板支板21bは、幅方向において、フライホイル2a~2dの内の少なくとも1つと重複して配置される。また、この駆動基板支板21bには、総ての駆動ユニット1a~1dに駆動信号を供給するための1つ以上の駆動基板21aが取り付けられる。なお、この2つのステイは、例えば、フライホイル2a~2dの内の1つのフライホイルの幅方向の両側に配置され得る。この様に、フライホイル2a~2dの内の少なくとも1つのフライホイルの幅方向の両側に2つのステイを配置して、この2つのステイの間を橋渡しする様に駆動基板支板21bを配置する構成とすることができる。
また、本実施形態では、背面側から見て、それぞれが1つのフライホイルを覆う2つの駆動基板支板21bを設けたが、駆動基板支板21bの数は2に限定されず、1つ以上とすることができる。同様に、本実施形態では、1つの駆動基板支板21bに1つの駆動基板21aを取り付けていたが、1つの駆動基板支板21bに2つ以上の駆動基板21aを取り付ける構成であっても良い。また、本実施形態では、ステイ11a~11dを同一形状としたが、2つのステイを橋渡しする様に駆動基板支板21bが2つのステイに取り付けられる限り、各ステイの形状は異なっていても良い。
続いて、図10を用いて電装ユニット51の詳細構成について説明する。電装ユニット51は、逆U字状の板金製の上ステイ52及び下ステイ53を有する。上ステイ52及び下ステイ53は、後側板211に取り付けられ、筐体101aの枠体301を構成する支持部材である。さらに、電装ユニット51は、電源中継基板ユニット54と、装置制御基板ユニット55と、現像高圧基板ユニット56~59と、を有する。電源中継基板ユニット54と、装置制御基板ユニット55と、現像高圧基板ユニット56~59は、総称して、電気基板ユニットとしても参照される。これらの電気基板ユニットは、上ステイ52及び下ステイ53に取り付けられる。
電源中継基板ユニット54は、基板支持部材である電源中継基板支板54bと、電源中継基板支板54bに取り付けられる電源中継基板54aと、を有する。電源中継基板支板54bは、上ステイ52及び下ステイ53に取り付けられる。電源中継基板54aは、電気基板であり、第3筐体101cの電源ユニットと電力ケーブルで接続される。電源中継基板54aには、第3筐体101cの電源ユニットからの電力に基づき、画像形成装置の各部品に動作電力を供給するための電気的な部品が実装される。
装置制御基板ユニット55は、基板支持部材である装置制御基板支板55bと、装置制御基板支板55bに取り付けられる装置制御基板55aと、を有する。装置制御基板支板55bは、上ステイ52及び下ステイ53に取り付けられる。装置制御基板55aには、第1筐体101a内の不図示のモータ、クラッチ、センサ等の部品との間で信号を送受信するための信号線や、電力を供給するための信号ケーブルが接続される。装置制御基板55aには、第1筐体101a内の上記部品等を制御したり、上記部品に動作電力を供給したりするための電気的な部品が実装される。
現像高圧基板ユニット56~59は、ステーション120~123の現像器112に現像電圧を印加するために設けられる。以下では、現像高圧基板ユニット56~59を総称して、現像高圧基板ユニット5K(Kは、6~9までの整数)と表記する。現像高圧基板ユニット5Kは、基板支持部材である現像高圧基板支板5Kbと、現像高圧基板支板5Kbに取り付けられる現像高圧基板5Kaと、を有する。現像高圧基板支板5Kbは、上ステイ52及び下ステイ53に取り付けられる。現像高圧基板5Kaには、ステーション120~123の現像器112に現像電圧を供給するための部品が実装される。
上記電気基板ユニットが上ステイ52及び下ステイ53に取りけられることで電装ユニット51が構成される。電装ユニット51は、構造体として画像形成装置100内に確実に位置決め固定される。これにより、電装ユニット51の構造体を形成する上ステイ52の位置決めが行われる。よって、上ステイ52に対して固定されるステイ11a~11dの位置決めが行われる。
なお、ステイ11a~11dの下端14aについては、上ステイ52のステイ取付穴52aに嵌合させるだけ良く、ネジ等によりステイ11a~11dの下端14aを上ステイ52に締結させる必要はない。これは、ステイ11a~11dは、その上部においてネジ215により上共通支台212a~212cや上単独支台213に締結されるからである。ステイ11a~11dの下端14aを上ステイ52に締結させないことにより、ネジ215の締結を解除するだけで、各ステイ11a~11dを電装ユニット51から取り外すことができる。この構成により、電装ユニット51や、電装ユニット51を取り外さないとアクセスできない部品等へのアクセスが容易となり、これらに対するメンテナンス作業が容易となる。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
第1方向に沿って配置された複数の感光体と、
前記複数の感光体それぞれの前記第1方向とは直交する第2方向の回転軸に設けられ、前記複数の感光体の回転ムラを抑制する複数のフライホイルと、
前記複数の感光体それぞれを回転駆動するための駆動源を備えた複数の駆動ユニットと、
前記第1方向に沿って配置され、前記第1方向及び前記第2方向とは直交する第3方向に延伸する複数のステイと、
前記第2方向において、前記複数のフライホイルに対して前記複数の感光体とは逆側の位置で、前記複数のステイの内の2つのステイを橋渡しする様に前記2つのステイに取り付けられ、かつ、前記第1方向において前記複数のフライホイルの内の少なくとも1つと重複して配置される第1基板支持部材と、
前記第1基板支持部材に取り付けられ、電気的な部品が実装される第1電気基板と、
を備えている画像形成装置。
(構成2)
前記第1基板支持部材は、前記複数のステイの内の前記第1方向において隣接する前記2つのステイに取り付けられる、構成1に記載の画像形成装置。
(構成3)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、前記複数の駆動ユニットの内の少なくとも1つの駆動ユニットの前記駆動源に駆動信号を供給する、構成1又は2に記載の画像形成装置。
(構成4)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記少なくとも1つの駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の少なくとも1つのステイに渡され、前記少なくとも1つのステイに沿って配設される、構成3に記載の画像形成装置。
(構成5)
前記少なくとも1つのステイには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、構成4に記載の画像形成装置。
(構成6)
前記複数の感光体は、4つの感光体であり、
前記複数のフライホイルは、4つのフライホイルであり、
前記複数の駆動ユニットは、4つの駆動ユニットであり、
前記複数のステイは、4つのステイであり、
前記4つのステイの内の前記第1方向において隣接する2つのステイを橋渡しする様に、2つの前記第1基板支持部材それぞれが、前記第1方向において前記4つのフライホイルの内の1つと重複して配置され、
2つの前記第1基板支持部材には、それぞれ、前記第1電気基板が取り付けられ、
2つの前記第1基板支持部材それぞれに取り付けられた前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、それぞれ、前記4つの駆動ユニットの内の2つの駆動ユニットに駆動信号を供給する、構成2に記載の画像形成装置。
(構成7)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記2つの駆動ユニットの内の一方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の第1ステイに渡され、前記第1ステイに沿って配設され、前記2つの駆動ユニットの内の他方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の前記第1ステイとは異なる第2ステイに渡され、前記第2ステイに沿って配設される、構成6に記載の画像形成装置。
(構成8)
前記4つのステイそれぞれには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、構成7に記載の画像形成装置。
(構成9)
前記複数のステイそれぞれの前記第3方向における第1端部に嵌合する穴が設けられた第1支持部材を有する電装ユニットをさらに備え、
前記電装ユニットと、前記第3方向において前記複数のステイの前記第1端部とは異なる第2端部は、それぞれ、前記画像形成装置の枠体に固定され、
前記複数のステイそれぞれの前記第1端部は、前記第1支持部材の前記穴に嵌合される、構成1から8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成10)
前記第3方向は、鉛直方向であり、
前記第1端部は、前記第2端部より下側である、構成9に記載の画像形成装置。
(構成11)
前記複数のステイは、前記第1端部を前記第1支持部材の前記穴に嵌合させた後、前記第2端部を前記画像形成装置の前記枠体に固定することで前記画像形成装置に取り付けられる、構成9又は10に記載の画像形成装置。
(構成12)
前記電装ユニットは、
前記第3方向において前記第1支持部材とは異なる位置に設けられた第2支持部材と、
前記第1方向に沿って配置される複数の第2基板支持部材であって、前記複数の第2基板支持部材それぞれは、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられる、前記複数の第2基板支持部材と、
前記複数の第2基板支持部材それぞれに取り付けられ、電気的な部品が実装される第2電気基板と、
を備えている、構成9から11のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成13)
前記第2電気基板には、前記画像形成装置に動作電力を供給するための部品、前記画像形成装置が画像形成において使用する電圧を生成するための部品、及び、前記画像形成装置の部材を制御するための部品の内の少なくとも1つが実装される、構成12に記載の画像形成装置。
(構成14)
前記複数のステイは、前記第1方向において前記複数のフライホイルと部分的に重なる領域を有し、前記複数のステイの前記領域と前記複数のフライホイルとの前記第2方向の距離は、前記複数のフライホイルを前記画像形成装置に着脱するために必要な前記複数のフライホイルの前記第2方向の移動距離より大きい、構成1から13のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成15)
前記複数の駆動ユニットは、前記複数の感光体に対応して設けられ、
前記複数の駆動ユニットそれぞれは、前記第2方向において、対応する感光体と、前記対応する感光体の前記回転軸に設けられたフライホイルと、の間に配置される、構成1から14のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成1)
第1方向に沿って配置された複数の感光体と、
前記複数の感光体それぞれの前記第1方向とは直交する第2方向の回転軸に設けられ、前記複数の感光体の回転ムラを抑制する複数のフライホイルと、
前記複数の感光体それぞれを回転駆動するための駆動源を備えた複数の駆動ユニットと、
前記第1方向に沿って配置され、前記第1方向及び前記第2方向とは直交する第3方向に延伸する複数のステイと、
前記第2方向において、前記複数のフライホイルに対して前記複数の感光体とは逆側の位置で、前記複数のステイの内の2つのステイを橋渡しする様に前記2つのステイに取り付けられ、かつ、前記第1方向において前記複数のフライホイルの内の少なくとも1つと重複して配置される第1基板支持部材と、
前記第1基板支持部材に取り付けられ、電気的な部品が実装される第1電気基板と、
を備えている画像形成装置。
(構成2)
前記第1基板支持部材は、前記複数のステイの内の前記第1方向において隣接する前記2つのステイに取り付けられる、構成1に記載の画像形成装置。
(構成3)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、前記複数の駆動ユニットの内の少なくとも1つの駆動ユニットの前記駆動源に駆動信号を供給する、構成1又は2に記載の画像形成装置。
(構成4)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記少なくとも1つの駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の少なくとも1つのステイに渡され、前記少なくとも1つのステイに沿って配設される、構成3に記載の画像形成装置。
(構成5)
前記少なくとも1つのステイには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、構成4に記載の画像形成装置。
(構成6)
前記複数の感光体は、4つの感光体であり、
前記複数のフライホイルは、4つのフライホイルであり、
前記複数の駆動ユニットは、4つの駆動ユニットであり、
前記複数のステイは、4つのステイであり、
前記4つのステイの内の前記第1方向において隣接する2つのステイを橋渡しする様に、2つの前記第1基板支持部材それぞれが、前記第1方向において前記4つのフライホイルの内の1つと重複して配置され、
2つの前記第1基板支持部材には、それぞれ、前記第1電気基板が取り付けられ、
2つの前記第1基板支持部材それぞれに取り付けられた前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、それぞれ、前記4つの駆動ユニットの内の2つの駆動ユニットに駆動信号を供給する、構成2に記載の画像形成装置。
(構成7)
前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記2つの駆動ユニットの内の一方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の第1ステイに渡され、前記第1ステイに沿って配設され、前記2つの駆動ユニットの内の他方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の前記第1ステイとは異なる第2ステイに渡され、前記第2ステイに沿って配設される、構成6に記載の画像形成装置。
(構成8)
前記4つのステイそれぞれには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、構成7に記載の画像形成装置。
(構成9)
前記複数のステイそれぞれの前記第3方向における第1端部に嵌合する穴が設けられた第1支持部材を有する電装ユニットをさらに備え、
前記電装ユニットと、前記第3方向において前記複数のステイの前記第1端部とは異なる第2端部は、それぞれ、前記画像形成装置の枠体に固定され、
前記複数のステイそれぞれの前記第1端部は、前記第1支持部材の前記穴に嵌合される、構成1から8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成10)
前記第3方向は、鉛直方向であり、
前記第1端部は、前記第2端部より下側である、構成9に記載の画像形成装置。
(構成11)
前記複数のステイは、前記第1端部を前記第1支持部材の前記穴に嵌合させた後、前記第2端部を前記画像形成装置の前記枠体に固定することで前記画像形成装置に取り付けられる、構成9又は10に記載の画像形成装置。
(構成12)
前記電装ユニットは、
前記第3方向において前記第1支持部材とは異なる位置に設けられた第2支持部材と、
前記第1方向に沿って配置される複数の第2基板支持部材であって、前記複数の第2基板支持部材それぞれは、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられる、前記複数の第2基板支持部材と、
前記複数の第2基板支持部材それぞれに取り付けられ、電気的な部品が実装される第2電気基板と、
を備えている、構成9から11のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成13)
前記第2電気基板には、前記画像形成装置に動作電力を供給するための部品、前記画像形成装置が画像形成において使用する電圧を生成するための部品、及び、前記画像形成装置の部材を制御するための部品の内の少なくとも1つが実装される、構成12に記載の画像形成装置。
(構成14)
前記複数のステイは、前記第1方向において前記複数のフライホイルと部分的に重なる領域を有し、前記複数のステイの前記領域と前記複数のフライホイルとの前記第2方向の距離は、前記複数のフライホイルを前記画像形成装置に着脱するために必要な前記複数のフライホイルの前記第2方向の移動距離より大きい、構成1から13のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成15)
前記複数の駆動ユニットは、前記複数の感光体に対応して設けられ、
前記複数の駆動ユニットそれぞれは、前記第2方向において、対応する感光体と、前記対応する感光体の前記回転軸に設けられたフライホイルと、の間に配置される、構成1から14のいずれか1つに記載の画像形成装置。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
105:感光体、2a~2d:フライホイル、1a~1d:駆動ユニット、11a~11d:ステイ、21b:駆動基板支板、21a:駆動基板
Claims (15)
- 第1方向に沿って配置された複数の感光体と、
前記複数の感光体それぞれの前記第1方向とは直交する第2方向の回転軸に設けられ、前記複数の感光体の回転ムラを抑制する複数のフライホイルと、
前記複数の感光体それぞれを回転駆動するための駆動源を備えた複数の駆動ユニットと、
前記第1方向に沿って配置され、前記第1方向及び前記第2方向とは直交する第3方向に延伸する複数のステイと、
前記第2方向において、前記複数のフライホイルに対して前記複数の感光体とは逆側の位置で、前記複数のステイの内の2つのステイを橋渡しする様に前記2つのステイに取り付けられ、かつ、前記第1方向において前記複数のフライホイルの内の少なくとも1つと重複して配置される第1基板支持部材と、
前記第1基板支持部材に取り付けられ、電気的な部品が実装される第1電気基板と、
を備えている画像形成装置。 - 前記第1基板支持部材は、前記複数のステイの内の前記第1方向において隣接する前記2つのステイに取り付けられる、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、前記複数の駆動ユニットの内の少なくとも1つの駆動ユニットの前記駆動源に駆動信号を供給する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記少なくとも1つの駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の少なくとも1つのステイに渡され、前記少なくとも1つのステイに沿って配設される、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記少なくとも1つのステイには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記複数の感光体は、4つの感光体であり、
前記複数のフライホイルは、4つのフライホイルであり、
前記複数の駆動ユニットは、4つの駆動ユニットであり、
前記複数のステイは、4つのステイであり、
前記4つのステイの内の前記第1方向において隣接する2つのステイを橋渡しする様に、2つの前記第1基板支持部材それぞれが、前記第1方向において前記4つのフライホイルの内の1つと重複して配置され、
2つの前記第1基板支持部材には、それぞれ、前記第1電気基板が取り付けられ、
2つの前記第1基板支持部材それぞれに取り付けられた前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品は、それぞれ、前記4つの駆動ユニットの内の2つの駆動ユニットに駆動信号を供給する、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1電気基板に実装される前記電気的な部品から前記2つの駆動ユニットの内の一方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の第1ステイに渡され、前記第1ステイに沿って配設され、前記2つの駆動ユニットの内の他方の駆動ユニットに前記駆動信号を供給するためのケーブルは、当該第1電気基板を取り付けている前記第1基板支持部材から前記2つのステイの内の前記第1ステイとは異なる第2ステイに渡され、前記第2ステイに沿って配設される、請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記4つのステイそれぞれには前記ケーブルを配設するための部材が設けられる、請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記複数のステイそれぞれの前記第3方向における第1端部に嵌合する穴が設けられた第1支持部材を有する電装ユニットをさらに備え、
前記電装ユニットと、前記第3方向において前記複数のステイの前記第1端部とは異なる第2端部は、それぞれ、前記画像形成装置の枠体に固定され、
前記複数のステイそれぞれの前記第1端部は、前記第1支持部材の前記穴に嵌合される、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第3方向は、鉛直方向であり、
前記第1端部は、前記第2端部より下側である、請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記複数のステイは、前記第1端部を前記第1支持部材の前記穴に嵌合させた後、前記第2端部を前記画像形成装置の前記枠体に固定することで前記画像形成装置に取り付けられる、請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記電装ユニットは、
前記第3方向において前記第1支持部材とは異なる位置に設けられた第2支持部材と、
前記第1方向に沿って配置される複数の第2基板支持部材であって、前記複数の第2基板支持部材それぞれは、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられる、前記複数の第2基板支持部材と、
前記複数の第2基板支持部材それぞれに取り付けられ、電気的な部品が実装される第2電気基板と、
を備えている、請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記第2電気基板には、前記画像形成装置に動作電力を供給するための部品、前記画像形成装置が画像形成において使用する電圧を生成するための部品、及び、前記画像形成装置の部材を制御するための部品の内の少なくとも1つが実装される、請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記複数のステイは、前記第1方向において前記複数のフライホイルと部分的に重なる領域を有し、前記複数のステイの前記領域と前記複数のフライホイルとの前記第2方向の距離は、前記複数のフライホイルを前記画像形成装置に着脱するために必要な前記複数のフライホイルの前記第2方向の移動距離より大きい、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数の駆動ユニットは、前記複数の感光体に対応して設けられ、
前記複数の駆動ユニットそれぞれは、前記第2方向において、対応する感光体と、前記対応する感光体の前記回転軸に設けられたフライホイルと、の間に配置される、請求項1に記載の画像形成装置。
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