JP2020086086A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置において加熱部材と加圧部材を圧離させて加圧部材の温度制御を行う際に、圧離動作の頻繁な発生や加圧部材の大きな温度変化を抑制しながら、加圧部材の温度を制御することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】加熱手段101を有する加熱部材100と、加熱部材に圧接して用紙を通過させるニップ部Nを形成し、加熱部材と接触して加熱される加圧部材200を有する定着装置30と、加圧部材の温度を検出する温度検出手段301と、加熱部材と加圧部材の少なくとも一方を圧離方向に駆動してニップ幅を変更するためのニップ幅変更手段500と、検出された加圧部材の温度の変化と目標温度に基づいて、ニップ幅変更手段による加熱部材と加圧部材のうちの少なくとも一方の圧離方向への駆動量を算出する駆動量算出手段400と、算出駆動量でニップ幅変更手段を動作させる制御手段400を備えている。【選択図】図3

Description

この発明は、加熱ローラ等の加熱部材と、この加熱部材に対して圧接して用紙を通過させるニップ部を形成するとともに、加熱部材との接触により加熱される加圧ローラ等の加圧部材とを有する定着装置を備えた、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
上記のような定着装置として、コストダウンや小型化のために、加圧ローラ等の加圧部材に直接の加熱源を有していないものが存在する。また、加圧部材内に加熱源を有してはいるが熱容量が大きいために昇温に時間がかかってしまうものも存在する。このため、このような定着装置では、加圧部材を加熱部材に接触させて加熱しているのが一般的である。
ところで、加熱部材の温度は紙種により調整されることが望ましく、また加圧部材の温度も調整されることが望ましい。加熱部材と加圧部材の温度差が大きいと用紙がカールしやすくなり、また両面印字時に加圧部材の温度が高すぎると1面目のトナー像が過溶融になり品質が悪くなる恐れがある。
加圧部材を加熱部材に接触させて加熱する場合、加熱部材と加圧部材のニップ部の幅であるニップ幅を広くする、つまり加熱部材と加圧部材をより接近方向に圧接することで、加熱部材から加圧部材へ移動する熱量を増やすことができる。逆に、ニップ幅を狭くする、つまり加熱部材と加圧部材を離間方向に駆動して圧接力を弱めることで、加熱部材から加圧部材へ移動する熱量を減らすことができる。こうして、加熱部材と加圧部材の温度を個々に調整することができる。
特許文献1には、加圧部材を加熱状態の加熱部材と接触させて加熱するとともに加圧部材の温度を検知し、所定の温度未満の場合には印字中と同じ圧接力とし、所定の温度以上である場合には印字中より低い圧接力とすることで、ウォームアップ時やアイドリング時の加圧部材の温度を制御する画像形成装置が開示されている。
特開2013−235231号公報
しかし、特許文献1のように、検知した加圧部材の温度が所定の温度未満かどうに応じて、圧接状態を切り替える方法では、加圧部材の温度が閾値付近になると圧接方向と離間方向への駆動を繰り返すことになり、圧離動作が頻繁に発生して定着装置の耐久性に問題を生じるおそれがある。
なお、圧離動作の頻繁な発生を防止するために、図13(A)(B)に示すように、加圧部材の温度が温度閾値まで達すると、一旦離間させて圧接動作を一定時間禁止し、一定時間経過後に再度圧接動作を行い、これを繰り返すことで圧離動作の頻度を下げることは可能であるが、この場合は、加圧部材の温度変化が大きくなってしまうという別の問題が発生する。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、定着装置において加熱部材と加圧部材を圧離させて加圧部材の温度制御を行う際に、圧離動作の頻繁な発生や加圧部材の大きな温度変化を抑制しながら、加圧部材の温度を制御することができる画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)加熱手段を有する加熱部材と、加熱部材に対して圧接して用紙を通過させるニップ部を形成するとともに、加熱部材との接触により加熱される加圧部材と、を有する定着装置と、前記加圧部材の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱部材と加圧部材の少なくとも一方を圧離方向に駆動して、前記ニップ部のニップ幅を変更するためのニップ幅変更手段と、前記温度検出手段により検出された前記加圧部材の温度の変化と加圧部材の目標温度とに基づいて、前記ニップ幅変更手段による加熱部材と加圧部材の少なくとも一方の圧離方向への駆動量を算出する駆動量算出手段と、前記駆動量算出手段により算出された駆動量で前記ニップ幅変更手段を動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記加熱部材と加圧部材が予め設定された最大圧接状態に達したことを検出する第1の検出手段を備え、前記第1の検出手段により加熱部材と加圧部材が最大圧接状態に達したことが検出された場合、前記制御手段は、前記ニップ幅変更手段による駆動を停止する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記加熱部材と加圧部材が最大圧接状態に達したときの前記ニップ幅は印字中のニップ幅よりも広くなるように設定されている前項2に記載の画像形成装置。
(4)前記加熱部材と加圧部材が予め設定された最大離間状態に達したことを検出する第2の検出手段を備え、前記第2の検出手段により加熱部材と加圧部材が最大離間状態に達したことが検出された場合、前記制御手段は、前記ニップ幅変更手段による駆動を停止する前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記最大離間状態は前記加熱部材と加圧部材が接触している範囲で設定されている前項4に記載の画像形成装置。
(6)印字前のウォームアップ中に前記加圧部材を目標温度である印字開始温度で一定時間維持したのち、印字を開始する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)印字前のウォームアップ中に前記加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後に目標温度を印字開始温度に変更し、一定時間経過後に印字を開始する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)印字前のウォームアップ中に前記加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後は一定時間目標温度を維持し、一定時間経過後に目標温度を印字開始温度に変更し、前記加圧部材の温度が変更された目標温度に到達したときに印字を開始する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(9)前記ニップ幅変更手段はDCモータを駆動源とするものであり、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は、前記駆動源の駆動時間である前項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
(10)前記ニップ幅変更手段はステッピングモータを駆動源とするものであり、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は、前記駆動源の駆動ステップ数である前項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記ニップ幅変更手段の駆動量に応じたパルスを出力するパルス出力手段を備え、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は前記パルスの数である前項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記加圧部材は、該加圧部材を内部から加熱する加圧部材用加熱手段を備え、前記駆動量算出手段により算出された駆動量で前記ニップ幅変更手段を動作させることと前記加圧部材用加熱手段とにより、前記加圧部材を加熱した後、前記加圧部材用加熱手段のみの制御により前記加圧部材の温度制御を行う前項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
前項(1)に記載の発明によれば、温度検出手段により検出された加圧部材の温度の変化と加圧部材の目標温度とに基づいて、ニップ幅変更手段による加熱部材と加圧部材の少なくとも一方の圧離方向への駆動量が算出され、この算出された駆動量でニップ幅変更手段が動作するから、加熱部材と加圧部材の圧接量、ひいてはニップ幅を細かく調整して加圧部材の温度制御を行うことができる。このため、温度閾値未満かどうかに応じて圧離動作を切り替える場合のような頻繁な圧離動作の発生を抑制することができ、定着装置の耐久性に及ぼす影響を軽減できる。しかも、加圧部材の温度が温度閾値まで達すると、一旦離間させて圧接動作を一定時間禁止し、一定時間経過後に再度圧接動作を行い、これを繰り返す制御ではないから、加圧部材の温度変化が大きくなることも抑制することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、加熱部材と加圧部材が予め設定された最大圧接状態に達したことが検出された場合、ニップ幅変更手段による駆動が停止されるから、加熱部材と加圧部材が過度の圧接状態となるのを防止できる。
前項(3)に記載の発明によれば、加熱部材と加圧部材が最大圧接状態に達したときのニップ幅は印字中のニップ幅よりも広くなるように設定されているから、ウォームアップ時のニップ幅を印字中のニップ幅よりも広くすることで、加熱部材から加圧部材へ伝達される熱量を多くすることができ、加圧ローラをより早く目標温度にすることができる。
前項(4)に記載の発明によれば、加熱部材と加圧部材が予め設定された最大離間状態に達したことが検出された場合、ニップ幅変更手段による駆動が停止されるから、加熱部材と加圧部材が離間方向に無駄に駆動されるのを防止できる。
前項(5)に記載の発明によれば、最大離間状態は加熱部材と加圧部材が接触している範囲で設定されているから、加熱部材と加圧部材が非接触状態となるのを防止でき、両部材の接触時と非接触時とで大きな温度差が発生することを防止できる。
前項(6)に記載の発明によれば、印字前のウォームアップ中に加圧部材を目標温度である印字開始温度で一定時間維持して加圧部材に蓄熱を行ったのち、印字が開始されるから、連続印字の場合の加圧部材の温度低下を低減でき、良好な印字を実行することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、印字前のウォームアップ中に加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後に目標温度を印字開始温度に変更し、一定時間経過後に印字が開始されるから、前項(6)に記載の発明に対して加圧部材への蓄熱にかかる時間を短くできる。
前項(8)に記載の発明によれば、印字前のウォームアップ中に加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後は一定時間目標温度を維持し、一定時間経過後に目標温度を印字開始温度に変更し、加圧部材の温度が変更された目標温度に到達したときに印字が開始されるから、前項(6)に記載の発明に対して加圧部材への蓄熱にかかる時間を短くできる。
前項(9)に記載の発明によれば、ニップ幅変更手段を構成するDCモータの駆動時間が算出され、算出された駆動時間だけDCモータが駆動されるから、加熱部材と加圧部材のうちの少なくとも一方を圧離方向に簡単かつ高精度に駆動して、所定のニップ幅を実現できる。
前項(10)に記載の発明によれば、ニップ幅変更手段を構成するステッピングモータのステップ数が算出され、算出されたステップ数だけステッピングモータが駆動されるから、加熱部材と加圧部材のうちの少なくとも一方を圧離方向に簡単かつ高精度に駆動して、所定のニップ幅を実現できる。
前項(11)に記載の発明によれば、パルス出力手段から出力されるパルス数が算出され、算出されたパルス数だけニップ幅変更手段が駆動されるから、加熱部材と加圧部材のうちの少なくとも一方を圧離方向に簡単かつ高精度に駆動して、所定のニップ幅を実現できる。
前項(12)に記載の発明によれば、駆動量算出手段により算出された駆動量でニップ幅変更手段を動作させることと加圧部材用加熱手段とにより、加圧部材を加熱した後、加圧部材用加熱手段のみの制御により加圧部材の温度制御が行われるから、加圧部材の目標温度までの加熱時間を短縮することができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 画像形成装置の制御部によって行われる加圧部材の温度制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。 加圧部材の温度の変化と目標温度とに基づいて、ニップ幅変更手段の駆動方向と駆動量が設定されたテーブルを示す図である。 (A)(B)は本実施形態による加圧部材の温度制御の様子を示すグラフである。 加圧部材の温度制御を終了させる場合の処理例を説明するための図である。 加圧部材の温度制御を終了させる場合の他の処理例を説明するための図である。 図7の処理を行う場合のフローチャートである。 加圧部材の温度制御を終了させる場合のさらに他の処理例を説明するための図である。 図9の処理を行う場合のフローチャートである。 図8及び図10のフローチャートに示した処理で実施される温度制御サブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。 画像形成装置の制御部によって行われる加圧部材の温度制御処理の他の例を説明するためのフローチャートである。 (A)(B)は従来例による加圧部材の温度制御の様子を示すグラフである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。この例では、画像形成装置1としてタンデム型のカラープリンタが用いられている。
図1において、この画像形成装置1は、装置本体1Aの下部に給紙部20が、中央部に画像形成部10が、上部に排紙部60がそれぞれ配置されて構成されている。給紙部20には複数(この例では2個)の給紙カセット21が備えられ、各給紙カセット21から排紙部60に渡っては給紙部20から繰り出された用紙Sを上方へ搬送する用紙搬送路22が形成されている。
画像形成部10は、装置本体1Aの上下方向の略中央に配置された駆動ローラ16及び従動ローラ15と、これら駆動および従動ローラ16,15間に水平に掛設されて矢印方向へ走行する中間転写ベルト14と、この走行方向に沿って配置されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の作像ユニットである感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kとを備えている。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kで作成されたトナー画像を重ね合わせて転写ベルト14に転写し、用紙搬送路22を搬送されてくる用紙Sに対して転写ベルト14の搬送端(図中右端)で2次転写を行い、用紙Sを定着装置30に送給してトナー画像の定着を行うようになっている。定着装置30については後述する。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kは、静電複写方式により作像するもので、それらの周囲に配設された帯電器と、現像器11Y,11M,11C,11Kと、感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kと、転写器等とを備えている。また、4個のレーザーダイオード、ポリゴンミラー、および走査レンズ等を有するプリントヘッド41ならびに4つの反射ミラー42等を備えた露光部40の各レーザーダイオードにより、帯電器により帯電された各感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kの表面が露光され、該表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの現像器11Y,11M,11C,11Kにトナーを補給する補給機構として、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kおよびサブホッパ80Y,80M,80C,80Kが前記感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの上方位置に配置されている。
なお、図1中、符号50はキー部や表示部を備えた操作パネル部である。
図2は定着装置30の概略構成を示す図である。定着装置30は、加熱部材である加熱ローラ100と加圧部材である加圧ローラ200を備えている。
加熱ローラ100内には加熱ローラ100を加熱するためのヒータ101が配置されるとともに、加熱ローラ100の温度を検出するための加熱ローラ温度センサ103が設けられている。加熱ローラヒータ制御部102は、加熱ローラ100が目的の温度となるように、加熱ローラ温度センサ103で検出した温度に基づいてヒータ101の点灯制御を行う。
加圧ローラ200の回転軸201には、第1のアーム部材610の一端が連結されており、第1のアーム部材610の他端は支軸611に回動可能に連結されている。また、第1のアーム部材610と同じ支軸611に第2のアーム部材620の他端が回動可能に取り付けられ、第2のアーム部材620の一端と第1のアーム部材610の一端との間には、コイル状の弾性体630が介在配置されている。
第2のアーム部材620の近傍には駆動モータ(ニップ幅変更手段に相当)500が配置され、駆動モータ500の回転軸にはねじ歯車(ウォーム)501が取り付けられ、このねじ歯車501ははす歯歯車(ウォームホイール)510と噛み合っており、駆動モータ500の回転軸を回転させるとねじ歯車501が回転し、ひいてははす歯歯車510が持軸周りに回転するようになっている。
また、はす歯歯車510と同軸で一体回転する半円形状の偏心カム520が設けられるとともに、偏心カム520の弧状周縁部521は第2のアーム部材620の側面部に接している。そして、駆動モータ500の回転駆動によりはす歯歯車510が回転すると、偏心カム520が回動して第2のアーム部材620を第1のアーム部材610に対して接近方向に移動させ、この移動により弾性体630を介して第1のアーム部材610を支軸611を中心に加熱ローラ100側へと回動させ、第1のアーム部材610の一端に連結された加圧ローラ200を加熱ローラ100との圧接方向へ移動させることができ、加圧ローラ200と加熱ローラ100との接触部に形成されるニップ部Nの通紙方向(図2に矢印で示す)のニップ幅を広くできるようになっている。
また、駆動モータ500を逆回転させると、偏心カム520が逆方向へ回動して第2のアーム部材620を第1のアーム610との接近方向に移動させる力が弱まり、このため第1のアーム部材610の一端に連結された加圧ローラ200を加熱ローラ100から離間する方向へ移動させることができ、ニップ幅を狭くできるようになっている。
更に、第2のアーム部材620の先端には第2のアーム部材620と一体で移動する検出用突片621が形成され、この検出用突片621を検出する最大圧接位置検出センサ302と最大離間位置検出センサ303が配置されている。最大圧接位置検出センサ302は、第2のアーム部材620が予め設定された最大圧接位置まで第1のアーム部材610側へと移動したときに、第2のアーム部材620の検出用突片621を検出して検出信号を出力する。一方、最大離間位置検出センサ303は、第2のアーム部材620が予め設定された最大離間位置まで第1のアーム部材610と離間する方向へと移動したときに、第2のアーム部材620の検出用突片621を検出して検出信号を出力する。これらの最大圧接位置検出センサ302及び最大離間位置検出センサ303からの検出信号は、圧離制御部400に入力され、圧離制御部400は、ウォームアップ温調制御中に最大圧接位置検出センサ302及び最大離間位置検出センサ303から検出信号が入力されたときは、駆動モータ500の駆動を停止し、駆動モータ500の駆動停止により第2のアーム部材620も移動を停止するものとなされている。
つまり、ウォームアップ温調制御中に、第2のアーム部材620は、最大離間位置検出センサ303による検出位置である最大離間位置と、最大圧接位置検出センサ302の検出位置である最大圧接位置との間で移動し、それぞれの位置で停止するが、第2のアーム部材620が最大圧接位置にあるときに、加熱ローラ100と加圧ローラ200との圧接力及びニップ幅が最大となり、最大離間位置にあるときに、加熱ローラ100と加圧ローラ200との圧接力及びニップ幅が最小となる。
加熱ローラ100と加圧ローラ200の圧接力が大きくなりすぎると物理的な故障等の不具合の原因となることから、このような不具合を防ぐために最大圧接位置が設定されている。また、最大圧接位置は印字中のニップ幅よりも広いニップ幅となる位置に設定されており、このため、最大圧接位置が印字中の圧接位置と同じ設定の場合に較べて加熱ローラ100から加圧ローラ200へ伝達される熱量を多くすることができる。
一方、加熱ローラ100と加圧ローラ200の圧接力が弱くなると、加圧ローラ200の位置を変えても加熱ローラ100から加圧ローラ200へ伝わる熱量は大きく変わらなくなるため、加圧ローラ200を加熱ローラ100から必要以上に離間させることは無駄な動作となる。そこで、このような無駄な動作を防ぐために、最大離間位置が設定されており、加圧ローラ200のそれ以上の離間方向への移動を防止している。また、最大離間位置は加圧ローラ200と加熱ローラ100が接触している範囲に設定されており、加熱ローラ100と加圧ローラ200が非接触状態に離間するのを防止することで、両ローラの接触時と非接触時とで大きな温度差が発生することを防止している。
加圧ローラ200の表面近傍には加圧ローラ200の温度を検出する加圧ローラ温度検出センサ301が設けられている。この加圧ローラ温度検出センサ301により検出された温度は圧離制御部400に入力され、圧離制御部400は入力された加圧ローラ200の温度に基づいて、駆動モータ500の駆動方向と駆動量、換言すれば加熱ローラ100に対する加圧ローラ200の圧離方向と駆動量を算出するとともに、算出した駆動量となるように駆動モータ500を回転させる。
なお、加熱ローラ100と加圧ローラ200の少なくとも一方は、図示しない他の駆動モータにより回転駆動されるようになっている。
印字前に、定着装置30のウォーミングアップの開始タイミングで、加熱ローラ100と加圧ローラ200を圧接した状態で回転駆動を開始し、加熱ローラ100の加熱を開始する。加熱ローラ100の加熱により、加熱ローラ100に圧接している加圧ローラ200も加熱が開始される。加熱開始時の加圧ローラ200の位置は、加圧ローラ200の加熱を早めるために一旦最大圧接位置まで移動させておき、この状態で加圧ローラ200の温度制御を開始するのが望ましい。
図3は、画像形成装置1の圧離制御部400によって行われる加圧ローラ200の温度制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まずステップS101で、加圧ローラ200の温度T1を加圧ローラ温度センサ301を介して検出し、ステップS102で、時間t1(例えば10msc)の経過を待ち(ステップS102でNO)、経過すると(ステップS102でYES)、ステップS103で、加圧ローラ200の温度T2を加圧ローラ温度センサ301にて再度検出する。ステップS104では、これらの測定温度T1、T2と加圧ローラ200の目標温度TTから、圧離制御部400にて加圧ローラ200(駆動モータ500)の圧離方向(駆動方向)と圧離量(駆動量)を算出し、ステップS105で駆動を開始する。
圧離制御部400による加圧ローラ200の圧離方向と圧離量の算出は、図4に示すようなテーブルを用いて行われる。図4に示すテーブルでは、加圧ローラ200の温度の変化T1、T2と、目標温度TTとに基づいて、加圧ローラ200の圧離方向と圧離量が設定されている。
具体的には、目標温度TTよりも測定温度T2が高い場合(T2>=TT)と低い場合(T2<TT)とに分けられ、更にそれぞれ目標温度TTに対して測定温度T2が近付いている場合と(T2>=TTの場合はT1>=T2、T2<TTの場合はT1<T2)、遠ざかっている場合(T2>=TTの場合はT1<T2、T2<TTの場合はT1>=T2)に分けられている。さらに場合分けされた各場合について、測定温度と目標温度との差|T2−TT|が大きい場合(大)と、中位の場合と(中)、小さい場合(小)に分けられるとともに、大、中、小それぞれの場合について、測定温度T1とT2の変化速度が大きい場合(大)と、中位の場合と(中)、小さい場合(小)に分けられ、場合分けされたそれぞれについて、加圧ローラ200の圧離方向と圧離量がそれぞれ設定されている。測定温度と目標温度との差|T2−TT|が小さく、かつ測定温度T1とT2の変化速度が小さい場合に、加圧ローラ200の温度はほぼ目標温度となり、加圧ローラ200の圧離方向と圧離量はゼロ(表では「−」で示している)となる。
算出される圧離量(駆動量)の単位は、駆動モータ500の種類によって異なる。例えば駆動モータ500がDCモータの場合、駆動量は駆動モータ500の駆動時間で規定される。駆動モータ500がステッピングモータの場合、駆動量は駆動モータ500の駆動ステップ数で規定される。また、駆動モータ500にロータリエンコーダのようなパルス出力手段が設けられており、駆動量をパルス数によって表示可能な場合、駆動量はパルス数によって規定される。このように、駆動モータ500の種類に応じて駆動量が設定されるから、加圧ローラ200を圧離方向に簡単かつ高精度に駆動して所定の位置に移動させることができ、所定のニップ幅を実現できる。
図4に示したテーブルに従い、加圧ローラ200の温度の変化T1、T2と、目標温度TTとに基づいて、加圧ローラ200(駆動モータ500)の圧離方向(駆動方向)と圧離量(駆動量)を制御することにより、図5(A)(B)のグラフに示すように、小さな移動量での移動を繰り返しながら少ない圧離動作で加圧ローラ200を目標温度に調整し維持することができる。このため、従来のように、温度閾値未満かどうかに応じて圧離動作を切り替える場合のような頻繁な圧離動作の発生を抑制することができ、定着装置30の耐久性に及ぼす影響を軽減できる。しかも、加圧ローラ200の温度が温度閾値まで達すると、一旦離間させて圧接動作を一定時間禁止し、一定時間経過後に再度圧接動作を行い、これを繰り返す制御ではないから、加圧ローラ200の温度変化が大きくなることも抑制することができる。
図3に戻って、加圧ローラ200の移動中には、ステップS106で、加圧ローラ200が最大圧接位置と最大離間位置の間にあるかどうかを最大圧接位置検出センサ302と最大離間位置検出センサ303にて確認し、最大圧接位置と最大離間位置の間にあれば(ステップS106でYES)、ステップS107で、算出した圧離量だけ駆動したかどうかを判断する。駆動していなければ(ステップS107でNO)、ステップS106に戻る。駆動している場合(ステップS107でYES)、ステップS108に進む。ステップS106で、加圧ローラ200が最大圧接位置と最大離間位置の間にない場合も(ステップS106でNO)、ステップS108に進む。
ステップS108では駆動モータ500による加圧ローラ200の圧離駆動を停止する。次いで、ステップS109で、加圧ローラ200の温度制御を終了させるかどうかを判断し、終了させない場合(ステップS109でNO)、ステップS101に戻る。この処理を繰り返すことにより、加圧ローラ200の温度が目標温度TTに調整される。温度制御を終了させる場合(ステップS109でYES)は、制御処理を終了する。
ステップS109における加圧ローラ200の温度制御を終了させるかどうかの判断については、印字開始を速くすることを優先する場合には加熱ローラ100と加圧ローラ200の温度がそれぞれの目標温度に達したらウォームアップが完了したと判断し、加圧ローラ200の温度制御を終了し、加圧ローラ200をプリントのための圧接位置に移動させ、プリント動作を開始しても良い。
逆に、加圧ローラ200の表面温度が印字時の目標温度に達していても、加圧ローラ200の内部が温まっていない状態で連続プリントが行われると温度低下が起きやすく、定着不良の原因となる。このため圧離制御部400は図6に示すように、加圧ローラ温度センサ301により検出される加圧ローラ200の表面温度が印字開始温度(印字時目標温度)に達した後、加圧ローラ200の内部を温めるのに十分な予め決められた一定時間t2だけ加圧ローラ200の温度制御を行ったのち、印字を開始してもよい。
また、加圧ローラ200の内部を温める時間を短縮するために、圧離制御部400は図7に示すように、加圧ローラ温度制御の目標温度を印字開始温度より高い値Taに設定して加熱ローラ200への熱量を多くし、目標温度Taに到達後、加圧ローラ温度制御の目標温度を印字開始温度(印字時目標温度)に変更し、加圧ローラ200の内部を温めるのに十分な予め決められた一定時間t3だけ、印字開始温度になるように加熱ローラ200の温度制御を行ったのち、印字を開始してもよい。
この処理を図8のフローチャートで説明する。ステップS201で、目標温度TT=Ta、終了条件=目標温度に設定して、後述の温度制御サブルーチンを実施する。次いでステップS202で、目標温度TT=印字時目標温度、終了条件=終了時間、終了時間=t3に設定して、温度制御サブルーチンを実施したのち、印字動作を開始する。
ステップS109における加圧ローラ200の温度制御を終了させるかどうかの判断については、さらに、加圧ローラ200の内部を温める時間を短縮するために、圧離制御部400は図9に示すように、加圧ローラ温度制御の目標温度を印字開始温度より高い値Tbに設定して加熱ローラ200への熱量を多くし、目標温度Tbに到達後、加圧ローラ200の内部を温めるのに十分な予め決められた一定時間t4だけ加圧ローラ200の温度制御を行い、時間t4の経過後に、加圧ローラ温度制御の目標温度を印字開始温度(印字時目標温度)に変更し、加圧ローラ200の温度が印字開始温度になったら印字を開始してもよい。
この処理を図10のフローチャートで説明する。ステップS301で、目標温度TT=Tb、終了条件=目標温度に設定して、後述の温度制御サブルーチンを実施する。次いでステップS302で、目標温度TT=Tb、終了条件=終了時間、終了時間=t4に設定して、温度制御サブルーチンを実施し、さらにステップS303で、目標温度TT=印字時目標温度、終了条件=目標温度に設定して、温度制御サブルーチンを実施したのち、印字動作を開始する。
図11は、図8及び図10のフローチャートの各ステップで実施される温度制御サブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
ステップS401では、タイマーをリセットし計時を開始する。次のステップS101〜S108は、図3のフローチャートに示したステップS101〜S108と同一であるので、同じステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
ステップS108でモータ500による圧離駆動を停止した後、ステップS402で終了条件として目標温度か終了時間のいずれが設定されているかを調べる。目標温度が設定されている場合は、ステップS403に進み、加圧ローラ200の温度を測定したのち、ステップS404で、測定した温度が目標温度TTに達しているかどうかを判断する。
目標温度に達していれば(ステップS404でYES)、ステップS405で温度制御終了と判断してステップS406に進む。目標温度に達していなければ(ステップS404でNO)、そのままステップS406に進む。
一方、ステップS402において、終了条件として終了時間が設定されている場合はステップS407に進み、タイマーを確認する。次いでステップS408で、設定された時間が経過しているかどうかを調べ、経過していれば(ステップS408でYES)、ステップS409で温度制御終了と判断してステップS406に進む。設定された時間が経過していなければ(ステップS408でNO)、そのままステップS406に進む。
ステップS406では、温度制御終了と判断されているかどうかを判断し、されていなければ(ステップS406でNO)、ステップS101に戻り温度制御を継続する。温度制御終了と判断されていれば(ステップS406でYES)、サブルーチンの処理を終了し、それぞれ図8及び図10に示したフローチャートの各ステップに戻る。
図12は、圧離制御部400によって行われる加圧ローラ200の温度制御処理の他の例を説明するためのフローチャートである。この例では、加圧ローラ200の内部に、加圧ローラ200を加熱するための熱源(例えばヒータ)を有し、加圧ローラ温度センサ301により任意の温度に制御できるようになっている。剛性確保等のために熱容量が大きい加圧ローラ200を内部熱源のみで加熱する構成では、加圧ローラ200の表面温度を上げるのに時間がかかるため、加圧ローラ側より昇温が速い加熱ローラ100の熱と、加圧ローラ200の内部熱源の両方を利用することで、ウォームアップ時間を短縮できる。
ステップS501で、加熱ローラ100及び加圧ローラ200の回転を開始したのち、ステップS502で、加熱ローラ温度センサ103を用いた加熱ローラ100の内部ヒータ101の点灯制御による加熱を開始し、ステップS503で、加圧ローラ200の内部ヒータの全点灯による加熱を開始する。
次いでステップS504で、加圧ローラ200を最大圧接位置まで移動させて加熱ローラ100と圧接させ、ステップS505で、加圧ローラ200の温度T1を加圧ローラ温度センサ301を介して検出する。ステップS506では時間t1(例えば10msc)の経過を待ち(ステップS506でNO)、経過すると(ステップS506でYES)、ステップS507で、加圧ローラ200の温度T2を加圧ローラ温度センサ301にて再度検出する。
次にステップS508で、これらの測定温度T1、T2と加圧ローラ200の目標温度TTから、圧離制御部400にて加圧ローラ200(駆動モータ500)の圧離方向(駆動方向)と圧離量(駆動量)を算出し、ステップS509で駆動を開始する。圧離方向と圧離量の算出は、図3のフローチャートで説明した処理と同様に、図4のテーブルに基づいて行われる。
ステップS510では、加圧ローラ200が最大離間位置に達しているかどうかを判断し、達していなければ(ステップS510でNO)、ステップS512で、加圧ローラ200が最大圧接位置に達しているかどうかを判断する。達していなければ(ステップS512でNO)、ステップS513で、算出した圧離量だけ駆動したかどうかを判断する。駆動していなければ(ステップS513でNO)、ステップS510に戻る。駆動している場合(ステップS513でYES)、ステップS514に進む。ステップS512で、加圧ローラ200が最大圧接位置に達している場合も(ステップS512でYES)、ステップS514に進む。
一方、ステップS510で、加圧ローラ200が最大離間位置に達していれば(ステップS510でYES)、ステップS511で、加圧ローラ120が十分に温まったと判断し、ステップS514に進む。
ステップS514では駆動モータ500による加圧ローラ200の圧離駆動を停止する。次いで、ステップS515で、加圧ローラ200は十分温まったと判断されているかどうかを調べ、十分暖まったと判断されていなければ(ステップS515でNO)、ステップS505に戻る。十分温まったと判断されていると(ステップS515でYES)、ステップS516に進む。
ステップS516では、加圧ローラ200の内部ヒータの点灯制御を、全点灯制御から加圧ローラ温度センサ301を用いた温調点灯制御に切り替えたのち、ステップS517で加圧ローラ200を離間させる。
ステップS518では、加熱ローラ100、加圧ローラ200共にそれぞれの目標温度に到達しているかどうかを調べる。到達していなければ(ステップS518でNO)、ステップS518に留まり、加熱ローラ100と加圧ローラ200がそれぞれの目標温度になるまで、それぞれ温調制御を行う。目標温度に到達すると(ステップS518でYES)、ウォームアップを終了する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、加圧ローラ200のみを加熱ローラ100に対して圧離方向に移動させるものとしたが、加熱ローラ100のみを加圧ローラ200に対して圧離方向に移動させても良いし、加熱ローラ100と加圧ローラ200の両方を圧離方向に移動させる構成であっても良い。
1 画像形成装置
30 定着装置
100 加熱ローラ
101 ヒータ
102 加熱ローラヒータ制御部
103 加熱ローラ温度センサ
200 加圧ローラ
301 加圧ローラ温度センサ
302 最大圧接位置検出センサ
303 最大離間位置検出センサ
400 圧離制御部
500 駆動モータ
501 ねじ歯車
510 はす歯歯車
520 偏心カム
610 第1のアーム部材
611 支軸
620 第2のアーム部材
621 検出用突片
630 弾性体
N ニップ部

Claims (12)

  1. 加熱手段を有する加熱部材と、加熱部材に対して圧接して用紙を通過させるニップ部を形成するとともに、加熱部材との接触により加熱される加圧部材と、を有する定着装置と、
    前記加圧部材の温度を検出する温度検出手段と、
    前記加熱部材と加圧部材の少なくとも一方を圧離方向に駆動して、前記ニップ部のニップ幅を変更するためのニップ幅変更手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記加圧部材の温度の変化と加圧部材の目標温度とに基づいて、前記ニップ幅変更手段による加熱部材と加圧部材の少なくとも一方の圧離方向への駆動量を算出する駆動量算出手段と、
    前記駆動量算出手段により算出された駆動量で前記ニップ幅変更手段を動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱部材と加圧部材が予め設定された最大圧接状態に達したことを検出する第1の検出手段を備え、
    前記第1の検出手段により加熱部材と加圧部材が最大圧接状態に達したことが検出された場合、前記制御手段は、前記ニップ幅変更手段による駆動を停止する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱部材と加圧部材が最大圧接状態に達したときの前記ニップ幅は印字中のニップ幅よりも広くなるように設定されている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加熱部材と加圧部材が予め設定された最大離間状態に達したことを検出する第2の検出手段を備え、
    前記第2の検出手段により加熱部材と加圧部材が最大離間状態に達したことが検出された場合、前記制御手段は、前記ニップ幅変更手段による駆動を停止する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記最大離間状態は前記加熱部材と加圧部材が接触している範囲で設定されている請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 印字前のウォームアップ中に前記加圧部材を目標温度である印字開始温度で一定時間維持したのち、印字を開始する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 印字前のウォームアップ中に前記加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後に目標温度を印字開始温度に変更し、一定時間経過後に印字を開始する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 印字前のウォームアップ中に前記加圧部材の目標温度を印字開始温度よりも高く設定し、目標温度に到達後は一定時間目標温度を維持し、一定時間経過後に目標温度を印字開始温度に変更し、前記加圧部材の温度が変更された目標温度に到達したときに印字を開始する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記ニップ幅変更手段はDCモータを駆動源とするものであり、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は、前記駆動源の駆動時間である請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記ニップ幅変更手段はステッピングモータを駆動源とするものであり、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は、前記駆動源の駆動ステップ数である請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記ニップ幅変更手段の駆動量に応じたパルスを出力するパルス出力手段を備え、前記駆動量算出手段により算出される駆動量は前記パルスの数である請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記加圧部材は、該加圧部材を内部から加熱する加圧部材用加熱手段を備え、
    前記駆動量算出手段により算出された駆動量で前記ニップ幅変更手段を動作させることと前記加圧部材用加熱手段とにより、前記加圧部材を加熱した後、前記加圧部材用加熱手段のみの制御により前記加圧部材の温度制御を行う請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
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