JP2020084649A - 壁材の取付構造及び壁材の取付方法 - Google Patents

壁材の取付構造及び壁材の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させることができる壁材の取付構造及び壁材の取付方法を得る。
【解決手段】取付構造30は、第1仕上材32と、第2仕上材34と、下地金具36とを有する。第1仕上材32は、Y方向に延在され、X方向において鉄骨柱22と間隔をあけて配置され且つ第1角スタッド24に取付けられている。第2仕上材34は、X方向に延在され、Y方向において鉄骨柱22と間隔をあけて配置され、第1仕上材32のY方向の端面33が突当てられ且つ第2角スタッド26に取付けられている。下地金具36は、第1角スタッド24からY方向に離れて第1仕上材32に留付けられた第1被留付部37と、第2角スタッド26からX方向に離れて第2仕上材34に留付けられた第2被留付部38と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、壁材の取付構造及び壁材の取付方法に関する。
特許文献1の出隅部では、互いに垂直でL字形を形成する2つの胴縁が、出隅部分となる柱の2辺に端部を揃えた状態で釘により固定されている。
実用新案登録第3165551号公報
ところで、特許文献1の出隅部のように、壁材が取付けられる下地材が留付部材を用いて柱に固定される構成では、柱が硬い場合に、留付部材が折れる等の理由により、下地材を柱に固定することが難しい。つまり、特許文献1の構成では、出隅部の施工性が低い。
一方、出隅部において、柱から離れた場所に下地材が立設され、該下地材に下地金具が取付けられた後で、該下地金具に壁材が取付けられる取付構造がある。この取付構造では、下地材を柱に固定する必要が無い点で施工は容易となるが、下地材と壁材との間に下地金具があるので、締結部材等を用いて壁材を下地材に取付ける場合に、締結部材が下地金具を貫通するように施工しなくてはならない。このため、この取付構造では、施工性が低い。また、この取付構造では、下地金具の厚さの分だけ出隅部の壁体の厚さが厚くなってしまう。まとめると、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させるには、改善の余地がある。
本発明は、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させることができる壁材の取付構造及び壁材の取付方法を得ることが目的である。
第1態様に係る壁材の取付構造は、柱と、該柱と一方向に対向する第1下地材と、該一方向と交差する交差方向に該柱と対向する第2下地材と、を有する出隅部における壁材の取付構造であって、前記一方向に延在され、前記交差方向において前記柱と間隔をあけて配置され且つ前記第1下地材に取付けられた前記壁材としての第1壁材と、前記交差方向に延在され、前記一方向において前記柱と間隔をあけて配置され、前記第1壁材の前記一方向の先端が突当てられ且つ前記第2下地材に取付けられた前記壁材としての第2壁材と、前記第1下地材から前記一方向に離れて前記柱と前記第1壁材との間に配置され且つ前記第1壁材に留付けられた第1被留付部と、前記第2下地材から前記交差方向に離れて前記柱と前記第2壁材との間に配置され且つ前記第2壁材に留付けられた第2被留付部と、を備えた被留付部材と、を有する。
第1態様に係る壁材の取付構造では、第1壁材の先端が第2壁材に突当てられ、第1被留付部が第1壁材に留付けられ、第2被留付部が第2壁材に留付けられている。また、第1壁材が第1下地材に取付けられ、第2壁材が第2下地材に取付けられている。これにより、出隅部の壁体が形成されている。ここで、第1被留付部は第1下地材から離れており、第2被留付部は第2下地材から離れている。つまり、第1壁材と第1下地材との間、第2壁材と第2下地材との間には、下地金具のような部材が無い。これにより、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制することができる。
さらに、第1態様に係る壁材の取付構造では、第1壁材と第1下地材との間、第2壁材と第2下地材との間に下地金具のような部材が無いことで、第1壁材、第2壁材を第1下地材、第2下地材に簡単に取付けられるので、出隅部の施工性を向上させることができる。まとめると、第1態様に係る壁材の取付構造では、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させることができる。
第2態様に係る壁材の取付構造の前記第1壁材と前記第1被留付部との間には、前記第1壁材と前記第1被留付部とを接着させる接着部が設けられている。
第2態様に係る壁材の取付構造では、第1被留付部が接着部によって第1壁材に接着されることで、被留付部材が第1壁材に仮止めされる。このため、被留付部材が第1壁材に本留めされる前の段階で、第1壁材と第2壁材とが接触された場合に、被留付部材の位置ずれが抑制される。ここで、被留付部材が第1壁材に留付けられる場合に、第1壁材が第2壁材と接触されている。このため、留付け動作によって、第1壁材の端部に変形が生じるような力が作用することがあっても、この変形の拡大が第2壁材によって規制される。これにより、被留付部材が第1壁材に留付けられる場合に、第1壁材の端部が変形するのを抑制することができる。
第3態様に係る壁材の取付方法は、柱と、該柱と一方向に対向する第1下地材と、該一方向と交差する交差方向に該柱と対向する第2下地材と、を有する出隅部における壁材の取付方法であって、前記一方向に延在された第1被留付部及び前記交差方向に延在された第2被留付部を備えた被留付部材の該第1被留付部を、前記壁材としての第1壁材に留付ける工程と、前記第1壁材を前記被留付部材から離れた前記第1下地材に取付ける工程と、前記壁材としての第2壁材を、前記一方向に前記柱と間隔をあけて且つ前記第1壁材と接触させた状態で、前記被留付部材から離れた前記第2下地材に取付ける工程と、前記第2被留付部を前記第2壁材に留付ける工程と、を有する。
第3態様に係る壁材の取付方法では、被留付部材の第1被留付部が、第1壁材に留付けられる。第1壁材が、被留付部材から離れた第1下地材に取付けられる。第2壁材が、一方向に柱と間隔をあけて且つ第1壁材と接触された状態で、被留付部材から離れた第2下地材に取付けられる。そして、第2被留付部が第2壁材に留付けられる。これにより、出隅部の壁体が形成される。ここで、第1被留付部は第1下地材から離れており、第2被留付部は第2下地材から離れている。つまり、第1壁材と第1下地材との間、第2壁材と第2下地材との間には、下地金具のような部材が無い。これにより、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制することができる。
さらに、第3態様に係る壁材の取付方法では、第1壁材と第1下地材との間、第2壁材と第2下地材との間に下地金具のような部材が無いことで、第1壁材、第2壁材を第1下地材、第2下地材に簡単に取付けられるので、出隅部の施工性を向上させることができる。まとめると、第3態様に係る壁材の取付方法では、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させることができる。
第4態様に係る壁材の取付方法の前記第1被留付部を前記第1壁材に留付ける工程は、前記第2壁材が前記第2下地材に取付けられる前に前記第1被留付部を前記第1壁材に接着することで仮止めする工程と、前記第2被留付部が前記第2壁材に留付けられた後で、前記第1被留付部を前記第1壁材に本留めする工程と、を有する。
第4態様に係る壁材の取付方法では、第1被留付部が接着により第1壁材に仮止めされる。これにより、被留付部材の留付けが行われる前の段階で、第1壁材と第2壁材とが接触された場合に、被留付部材の位置がずれることが抑制されている。ここで、被留付部材が第1壁材に留付けられる場合に、被留付部材が第2壁材に留付けられている。さらに、第1壁材が第2壁材と接触されている。これにより、被留付部材が第1壁材に留付けられる場合に、留付け動作によって第1壁材の端部に変形が生じるような力が作用しても、この変形の拡大が、第1壁材と第2壁材との接触によって規制される。これにより、被留付部材が第1壁材に留付けられる場合に、第1壁材の端部が変形するのを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る壁材の取付構造及び壁材の取付方法では、出隅部の壁体の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部の施工性を向上させることができる。
本実施形態に係る取付構造が適用された出隅部の壁体の内部を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る取付構造の部分横断面図である。 図2に示された取付構造における下地金具、第1仕上材及び第2仕上材を示す部分斜視図である。 本実施形態の建物の下ランナーに第1角スタッド及び第2角スタッドが立設された状態を示す部分斜視図である。 図2に示された取付構造における第1仕上材に下地金具が仮止めされた状態を示す部分斜視図である。 図4Aに示された第1角スタッドに第1仕上材が取付けられた状態を示す部分斜視図である。 図4Cに示された第2角スタッドに第2仕上材が取付けられた状態を示す部分斜視図である。 図4Aに示された第1角スタッドに第1仕上材が取付けられた状態を示す部分横断面図である。 図5Aに示された第2角スタッドに第2仕上材が取付けられた状態を示す部分横断面図である。 図5Bに示された第2仕上材が下地金具にタッピングネジを用いて留付けられた状態を示す部分横断面図である。 図5Cに示された第1仕上材が下地金具にタッピングネジを用いて留付けられた状態を示す部分横断面図である。
本実施形態に係る壁材の取付構造の一例について説明する。
[全体構成]
図1には、建物10の一部を構成する壁体12の内部が示されている。建物10は、一例として、図示されない基礎上に柱部及び梁部を組み上げた鉄骨軸組構造の躯体と、該梁部に立設された壁体12と、床壁14と、天井壁16とを含んで構成されている。梁部は、図示されない床梁及び天井梁を含んで構成されている。壁体12の一部は、出隅部20を形成している。なお、出隅部20は、一例として、建物10の屋内に形成されている。
以後の説明では、壁体12が直立する方向(高さ方向)をZ方向と称する。また、Z方向と直交し且つ互いに直交する2方向をX方向、Y方向と称する。X方向及びY方向は、出隅部20を構成する2つの側面の配置方向に相当する。また、Y方向は、一方向の一例である。X方向は、Y方向と交差する交差方向の一例である。なお、X方向及びY方向について、一方側と他方側とを区別する必要がある場合には、出隅部20の突出側を外側と称し、出隅部20の窪み側を内側と称する。
出隅部20は、柱の一例としての鉄骨柱22と、第1下地材の一例としての第1角スタッド24と、第2下地材の一例としての第2角スタッド26と、壁材の取付構造の一例としての取付構造30と、複数の内側仕上材27(図2参照)とを有する。また、出隅部20には、下ランナー28と、図示されない上ランナーとが設けられている。
〔鉄骨柱〕
鉄骨柱22は、X方向及びY方向に所定の間隔をあけて並び、Z方向に立設されている。なお、出隅部20の角部分を構成する鉄骨柱22は、一例として、1本のみとなっている。このため、1本の鉄骨柱22を図示して、残りの鉄骨柱22の図示を省略する。また、鉄骨柱22は、金属製であり、一例として、角形鋼で構成されている。鉄骨柱22のZ方向上端部及び下端部には、図示されない連結部材が設けられている。この連結部材は、図示されない床梁又は天井梁に固定されている。
図2に示される鉄骨柱22は、一例として、四角筒状に形成されている。具体的には、鉄骨柱22は、Z方向から見た場合に、Y方向内側の側面22Aと、Y方向外側の側面22Bと、X方向内側の側面22Cと、X方向外側の側面22Dとを有する。側面22A及び側面22Bは、X方向に沿って配置されている。側面22C及び側面22Dは、Y方向に沿って配置されている。
側面22AのX方向の中央と、側面22BのX方向の中央とを結ぶ仮想線を線Aと称する。線Aは、Y方向に延びている。また、側面22CのY方向の中央と、側面22DのY方向の中央とを結ぶ仮想線を線Bと称する。線Bは、X方向に延びている。ここで、Z方向から見た場合に、線Aと線Bとの交点を点Cと称する。点Cは、鉄骨柱22のX−Y面内での中心位置を表している。
〔第1角スタッド〕
第1角スタッド24は、一例として、軽鉄下地として構成されており、留付部材の一例としてのタッピングネジ29を締結可能な材質で構成されている。第1角スタッド24をZ方向から見た場合の断面形状は、一例として、X方向に長くY方向に短い矩形状である。そして、第1角スタッド24は、Z方向を軸方向とする四角筒状に形成されている。また、第1角スタッド24は、Y方向に並ぶ2本の鉄骨柱22の間において、一例として、Y方向に間隔をあけて複数箇所(図示は2箇所)に設けられている。
具体的には、第1角スタッド24は、Y方向に対向配置された側壁24A及び側壁24Bと、X方向に対向配置された側壁24C及び側壁24Dとが一体化された部材である。側壁24A及び側壁24Bは、X−Z面に沿って配置されている。側壁24C及び側壁24Dは、Y−Z面に沿って配置されている。第1角スタッド24には、一例として、施工前にネジ孔は形成されていない。第1角スタッド24の側壁24Aは、鉄骨柱22の側面22AとY方向に対向配置されている。
〔第2角スタッド〕
第2角スタッド26は、一例として、軽鉄下地として構成されており、タッピングネジ29を締結可能な材質で構成されている。第2角スタッド26をZ方向から見た場合の断面形状は、一例として、Y方向に長くX方向に短い矩形状である。そして、第2角スタッド26は、Z方向を軸方向とする四角筒状に形成されている。また、第2角スタッド26は、X方向に並ぶ2本の鉄骨柱22の間において、一例として、X方向に間隔をあけて複数箇所(図示は2箇所)に設けられている。
具体的には、第2角スタッド26は、X方向に対向配置された側壁26A及び側壁26Bと、Y方向に対向配置された側壁26C及び側壁26Dとが一体化された部材である。側壁26A及び側壁26Bは、Y−Z面に沿って配置されている。側壁26C及び側壁26Dは、X−Z面に沿って配置されている。第2角スタッド26には、一例として、施工前にネジ孔は形成されていない。第2角スタッド26の側壁26Aは、鉄骨柱22の側面22CとX方向に対向配置されている。
なお、本実施形態では、第1角スタッド24と第2角スタッド26とについて、一例として同じ部材が用いられているが、第1角スタッド24と第2角スタッド26とが異なる部材(大きさ、形状、材質等が異なるもの)で構成されていてもよい。
〔下ランナー〕
図1に示される下ランナー28は、図示されない上ランナーとZ方向に間隔をあけて配置され、X方向及びY方向にそれぞれ延在されている。また、下ランナー28は、延在方向から見た場合の断面形状が、Z方向の上側に向けて開口する略U字状に形成されている。さらに、下ランナー28は、図示されない床梁にブラケットを介して取付けられている。上ランナーは、図示されない天井梁にブラケットを介して取付けられている。なお、上ランナーの構成は、一例として、鉄骨柱22のZ方向の中央位置に対して、下ランナー28とほぼ対称な構成とされている。このため、上ランナーの具体的な説明は省略する。
ここで、第1角スタッド24及び第2角スタッド26のZ方向下端部は、下ランナー28上に載置され且つ下ランナー28によってX方向に挟まれた状態で、図示されないビスを用いて、下ランナー28に取付けられている。これにより、第1角スタッド24及び第2角スタッド26は、下ランナー28からZ方向に直立されている。第1角スタッド24及び第2角スタッド26のZ方向上端部は、図示しない上ランナーに取付けられている。
〔内側仕上材〕
図2に示される複数の内側仕上材27は、一例として、石膏ボードで構成されている。一方の内側仕上材27は、X方向を厚さ方向として、第1角スタッド24に対してX方向の内側から接触され、タッピングネジ29により第1角スタッド24に取付けられている。他方の内側仕上材27は、Y方向を厚さ方向として、第2角スタッド26に対してY方向の内側から接触され、タッピングネジ29により第2角スタッド26に取付けられている。ここで、2つの内側仕上材27によって、内隅部21が形成されている。
[取付構造]
次に、取付構造30について説明する。
図2に示される取付構造30は、壁材31と、被留付部材の一例としての下地金具36と、接着部の一例としての両面テープ42(図3参照)とを有する。壁材31は、第1壁材の一例としての第1仕上材32と、第2壁材の一例としての第2仕上材34とを有する。
〔第1仕上材〕
第1仕上材32は、一例として、石膏ボードで構成されている。また、第1仕上材32は、X方向において鉄骨柱22と間隔をあけて且つX方向を厚さ方向として(Y−Z面に沿って)配置されており、Y方向及びZ方向に延在されている。Z方向から見た場合に、第1仕上材32のY方向の長さは、隣り合う2本の第1角スタッド24のY方向の間隔に相当する長さよりも長い。なお、鉄骨柱22とX方向に間隔をあけて対向する部位は、第1仕上材32のY方向の端部である。
さらに、第1仕上材32は、第1角スタッド24に対してX方向の外側から接触され、タッピングネジ29により第1角スタッド24に取付けられている。加えて、第1仕上材32は、複数の第1角スタッド24に取付けられた状態において、鉄骨柱22に最も近い第1角スタッド24よりも、Y方向の外側へ延在されている。具体的には、第1仕上材32は、第1角スタッド24から鉄骨柱22の側面22BよりもY方向の外側まで延在されている。
第1仕上材32におけるX方向の外側の側面を側面32Aと称する。第1仕上材32におけるX方向の内側の側面を側面32Bと称する。側面32A及び側面32Bは、Y−Z面に沿った平面とされている。第1仕上材32におけるY方向の外端となる面を端面33と称する。端面33は、第1仕上材32のY方向の先端の一例である。また、端面33は、X−Z面に沿った平面とされている。さらに、端面33は、X方向から見た場合に、第2角スタッド26の側壁26CのY方向外側面と重なるように配置されている。
側面32BのY方向外側端部には、後述する下地金具36がタッピングネジ29により留付けられている。ここで、鉄骨柱22を第1仕上材32に(X方向に)投影した状態において、側面22Bから端面33までのY方向の長さをL1とする。長さL1は、タッピングネジ29の最大外径に相当する長さに、後述する下地金具36の厚さに相当する長さを加えた長さよりも長い。これにより、タッピングネジ29を第1仕上材32の外側端部にねじ込んだ場合に、第1仕上材32及び下地金具36をX方向に貫通したタッピングネジ29の先端部が、鉄骨柱22と接触することが抑制されている。
〔第2仕上材〕
第2仕上材34は、一例として、石膏ボードで構成されている。また、第2仕上材34は、Y方向において鉄骨柱22と間隔をあけて且つY方向を厚さ方向として(X−Z面に沿って)配置されており、X方向及びZ方向に延在されている。Z方向から見た場合に、第2仕上材34のX方向の長さは、隣り合う2本の第2角スタッド26のX方向の間隔に相当する長さよりも長い。なお、鉄骨柱22とY方向に間隔をあけて対向する部位は、第2仕上材34のX方向の端部である。
さらに、第2仕上材34は、第2角スタッド26に対してY方向の外側から接触され、タッピングネジ29により第2角スタッド26に取付けられている。加えて、第2仕上材34は、複数の第2角スタッド26に取付けられた状態において、鉄骨柱22に最も近い第2角スタッド26よりも、X方向の外側へ延在されている。具体的には、第2仕上材34は、第2角スタッド26から鉄骨柱22の側面22DよりもX方向の外側で、且つ側面32AとY方向に並ぶ位置まで延在されている。
第2仕上材34におけるY方向の外側の側面を側面34Aと称する。第2仕上材34におけるY方向の内側の側面を側面34Bと称する。側面34A及び側面34Bは、X−Z面に沿った平面とされている。第2仕上材34におけるX方向の外端となる面を端面35と称する。端面35は、第2仕上材34の先端の一例である。また、端面35は、Y−Z面に沿った平面とされている。さらに、端面35は、Z方向から見た場合に、側面32Aと面一となるように配置されている。
本実施形態では、第1仕上材32の端面33が、第2仕上材34の側面34BにおけるX方向外側端部に、Y方向に沿って突当てられている。これにより、Z方向から見た場合に、第1仕上材32と第2仕上材34とがL字状に配置されている。
側面34BのX方向外側端部には、後述する下地金具36が、タッピングネジ29により留付けられている。ここで、側面22Dから側面32BまでのX方向の長さをL2とする。長さL2は、タッピングネジ29の最大外径に相当する長さに後述する下地金具36の厚さに相当する長さを加えた長さよりも長い。これにより、タッピングネジ29を第2仕上材34の外側端部にねじ込んだ場合に、第2仕上材34及び下地金具36をY方向に貫通したタッピングネジ29の先端部が、鉄骨柱22と接触することが抑制されている。
なお、本実施形態では、第1仕上材32と第2仕上材34とについて、一例として同じ部材が用いられているが、第1仕上材32と第2仕上材34とが異なる部材(大きさ、形状、材質等が異なるもの)として構成されていてもよい。また、各部材において、タッピングネジ29により留付けられた箇所は、それぞれ省略されて1箇所のみ図示されているが、実際は、各タッピングネジ29は、Z方向に間隔をあけて、複数箇所で留付けされている。
〔下地金具〕
図3に示される下地金具36は、タッピングネジ29(図2参照)をねじ込み可能な金属製(一例として鉄製)で且つZ方向に長い部材である。下地金具36のZ方向の長さは、第1仕上材32、第2仕上材34のそれぞれのZ方向の長さとほぼ同じ長さとされている。また、下地金具36は、一例として、1枚の板金をプレス加工により1箇所でほぼ直角に屈曲させることで形成されている。つまり、下地金具36のX−Y面に沿った断面形状は、L字状とされている。
具体的には、下地金具36は、タッピングネジ29(図2参照)を用いて第1仕上材32に留付けられた第1被留付部37と、タッピングネジ29を用いて第2仕上材34に留付けられた第2被留付部38と、を備えている。なお、下地金具36の略円弧状の屈曲部分については、Z方向から見て円弧を二等分して、一方側を第1被留付部37に含め、他方側を第2被留付部38に含めるものとする。この屈曲部分は、第1仕上材32が第2仕上材34に突当てられた部分における内隅側に配置されている。
<第1被留付部>
図2に示されるように、第1被留付部37は、X方向を厚さ方向として配置されY−Z面に沿った板状部である。第1被留付部37のX方向の厚さに相当する長さは、既述の長さL2よりも短い。また、第1被留付部37は、第1角スタッド24からY方向の外側に離れて鉄骨柱22と第1仕上材32との間に配置されている。第1被留付部37のX方向外側の側面37Aは、第1仕上材32の側面32Bと接触されている。換言すると、第1被留付部37は、第1仕上材32にX方向の内側から接触されている。
第1被留付部37のX方向内側の側面37Bは、鉄骨柱22の側面22DとX方向に間隔をあけて対向配置されている。側面37Bと側面22Dとの間隔に相当する長さは、タッピングネジ29の最大外径に相当する長さよりも長い。これにより、第2仕上材34を留付けるタッピングネジ29が、側面37Bと側面22Dとの間に進入可能となっている。
第1被留付部37のY方向の長さは、一例として、鉄骨柱22のY方向の幅の半分と同程度の長さとされている。そして、第1被留付部37のY方向内側端部(先端部)は、既述の線BよりもY方向の外側に配置されている。換言すると、第1被留付部37のY方向内側端部は、X方向から見た場合に、鉄骨柱22の中心となる点Cまで延びておらず、側壁24AからY方向に離れて配置されている。つまり、第1被留付部37は、第1角スタッド24と第1仕上材32との間には配置されない。
第1被留付部37には、一例として、施工前にネジ孔(貫通孔)は形成されていない。第1被留付部37と第1仕上材32とがX方向に接触した状態で、タッピングネジ29がX方向の外側から第1仕上材32及び第1被留付部37にX方向にねじ込まれることで、第1被留付部37が第1仕上材32に留付けられている。なお、第1被留付部37におけるタッピングネジ29がねじ込まれる部位は、第1被留付部37におけるY方向中央よりも外側の部位であり、且つねじ込まれたタッピングネジ29が鉄骨柱22と第2被留付部38との間に進入可能となる部位である。
<第2被留付部>
第2被留付部38は、Y方向を厚さ方向として配置されX−Z面に沿った板状部である。第2被留付部38のY方向の厚さに相当する長さは、既述の長さL1よりも短い。また、第2被留付部38は、第2角スタッド26からX方向の外側に離れて鉄骨柱22と第2仕上材34との間に配置されている。第2被留付部38のY方向外側の側面38Aは、第2仕上材34の側面34Bと接触されている。換言すると、第2被留付部38は、第2仕上材34にY方向の内側から接触されている。
第2被留付部38のX方向内側の側面38Bは、鉄骨柱22の側面22BとY方向に間隔をあけて対向配置されている。側面38Bと側面22Bとの間隔に相当する長さは、タッピングネジ29の最大外径に相当する長さよりも長い。これにより、第1仕上材32を留付けるタッピングネジ29が、側面38Bと側面22Bとの間に進入可能となっている。
第2被留付部38のX方向の長さは、一例として、鉄骨柱22のX方向の幅の半分と同程度の長さとされている。そして、第2被留付部38のX方向内側端部(先端部)は、既述の線AよりもX方向の外側に配置されている。換言すると、第2被留付部38のX方向内側端部は、Y方向から見た場合に、鉄骨柱22の中心となる点Cまで延びておらず、側壁26AからX方向に離れて配置されている。つまり、第2被留付部38は、第2角スタッド26と第2仕上材34との間には配置されない。
第2被留付部38には、一例として、施工前にネジ孔(貫通孔)は形成されていない。第2被留付部38と第2仕上材34とがY方向に接触した状態で、タッピングネジ29がY方向の外側から第2仕上材34及び第2被留付部38にY方向にねじ込まれることで、第2被留付部38が第2仕上材34に留付けられている。なお、第2被留付部38におけるタッピングネジ29がねじ込まれる部位は、第2被留付部38におけるY方向中央よりも外側の部位であり、且つねじ込まれたタッピングネジ29が鉄骨柱22と第1被留付部37との間に進入可能となる部位である。
〔両面テープ〕
図3に示される両面テープ42は、厚さ方向となるX方向の一方側の面及び他方側の面に、図示しない接着層が形成された部材である。また、両面テープ42は、一例として、第1仕上材32と第1被留付部37との間に設けられている。そして、両面テープ42は、第1仕上材32と第1被留付部37とをX方向に接着させている。両面テープ42の大きさ及び形状は、一例として、第1被留付部37の大きさ及び形状と同じとされている。これにより、第1被留付部37の側面37Aのほぼ全体が、第1仕上材32に接着されている。
〔作用〕
次に、本実施形態の取付構造30の作用及び壁材31の取付方法の作用について説明する。
図4Aに示されるように、鉄骨柱22が立設された後で、下ランナー28及び図示しない上ランナーが設けられる。そして、第1角スタッド24及び第2角スタッド26が、下ランナー28及び図示しない上ランナーに対して立設される。
一方、図4Bに示されるように、第1被留付部37を、両面テープ42(図3参照)を用いて第1仕上材32の側面32BにおけるY方向外側端部に接着することで、下地金具36が第1仕上材32に仮止めされる。この仮止め工程は、第2仕上材34(図2参照)が第2角スタッド26(図2参照)に取付けられる前に行われる。
次に、図4C及び図5Aに示されるように、第1仕上材32が、タッピングネジ29(図5A参照)によって、第1角スタッド24(側壁24C)にX方向に取付けられる。第1仕上材32及び下地金具36のY方向の取付位置は、予め実施された床部への墨打ちにより決められている。これにより、端面33、側面38A及び第2角スタッド26のY方向外側の側面が、X方向に沿って面一とされる。なお、内側仕上材27(図5A参照)は、予め、第1角スタッド24及び第2角スタッド26に取付けられているものとする。
次に、図4D及び図5Bに示されるように、側面32Aと端面35とが面一となるように、第2仕上材34が、第1仕上材32及び下地金具36(第2被留付部38)に接触される。換言すると、第1仕上材32及び下地金具36は、第2仕上材34に対してY方向に突当てられた状態となっている。この接触状態において、第2仕上材34が、タッピングネジ29によって第2角スタッド26にY方向に取付けられる。
次に、図5Cに示されるように、第2被留付部38が、タッピングネジ29によって、第2仕上材34にY方向に留付けられる。ここで、タッピングネジ29がねじ込まれる位置は、端面35から第1仕上材32の厚さに相当する長さ以上の長さでX方向に離れた位置となっている。さらに、第2仕上材34は、タッピングネジ29がねじ込まれるY方向において、第1仕上材32と接触されている。換言すると、端面33が第2仕上材34に突当てられている。これにより、タッピングネジ29が、第2被留付部38のX方向の外側端部にねじ込まれた場合に、第2仕上材34のY方向の変位が、第1仕上材32によって規制されるので、第2仕上材34のX方向外側端部が変形するのを抑制することができる。
次に、図5Dに示されるように、第1被留付部37が、タッピングネジ29によって、第1仕上材32にX方向に留付けられる(本留めされる)。ここで、第1仕上材32は、タッピングネジ29がねじ込まれるX方向に対して直交するY方向において、第2仕上材34と接触されている。このため、タッピングネジ29が、第1仕上材32のY方向の外側端部にX方向にねじ込まれた場合には、第1仕上材32のY方向の変形が、第2仕上材34によって規制される。これにより、第1仕上材32のY方向外側端部が変形するのを抑制することができる。なお、第1被留付部37を第1仕上材32に留付けるタッピングネジ29の留付位置は、第2被留付部38を第2仕上材34に留付けるタッピングネジ29の留付位置に対して、Z方向にずれている。このようにして、取付構造30、出隅部20及び壁体12が構築される。さらに、第1仕上材32及び第2仕上材34の外側には、図示しない壁紙が貼付けられる。
以上、説明したように、取付構造30では、第1仕上材32の端面33が第2仕上材34に突当てられた状態で、第1被留付部37が第1仕上材32に留付けられ、第2被留付部38が第2仕上材34に留付けられている。また、第1仕上材32が第1角スタッド24に取付けられ、第2仕上材34が第2角スタッド26に取付けられている。これにより、出隅部20の壁体12が形成されている。
ここで、第1被留付部37は、第1角スタッド24から離れており、第2被留付部38は、第2角スタッド26から離れている。つまり、第1仕上材32と第1角スタッド24との間、第2仕上材34と第2角スタッド26との間には、下地金具36が無い。これにより、下地金具36の厚さに相当する分だけ、出隅部20の壁体12の厚さが厚くなることを抑制することができる。
さらに、取付構造30では、第1仕上材32と第1角スタッド24との間、及び第2仕上材34と第2角スタッド26との間に下地金具36が無いことで、第1仕上材32、第2仕上材34を、第1角スタッド24、第2角スタッド26に簡単に取付けられる。これにより、出隅部20の施工性を向上させることができる。まとめると、取付構造30では、出隅部20の壁体12の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部20の施工性を向上させることができる。
また、取付構造30では、第1被留付部37が両面テープ42によって第1仕上材32に接着されることで、下地金具36が第1仕上材32に仮止めされる。このため、下地金具36が第1仕上材32に本留めされる前の段階で、第1仕上材32と第2仕上材34とが接触された場合に、下地金具36に押付力が作用することがあっても、両面テープ42の接着力により保持された下地金具36が、この押付力に抵抗する。これにより、下地金具36の位置ずれが抑制される。
ここで、下地金具36が第1仕上材32に留付けられる場合に、第1仕上材32が第2仕上材34と接触されている。このため、下地金具36の留付け動作によって、第1仕上材32の端部に変形が生じるような力が作用することがあっても、この変形の拡大が、第2仕上材34によって規制される。これにより、下地金具36が第1仕上材32に留付けられる場合に、第1仕上材32の端部が変形するのを抑制することができる。
次に、壁材31の取付方法では、下地金具36の第1被留付部37が、第1仕上材32に留付けられる。第1仕上材32が、下地金具36から離れた第1角スタッド24に取付けられる。第2仕上材34が、Y方向に鉄骨柱22と間隔をあけて且つ第1仕上材32と接触された状態で、下地金具36から離れた第2角スタッド26に取付けられる。そして、第2被留付部38が第2仕上材34に留付けられる。これにより、出隅部20の壁体12が形成される。
ここで、第1被留付部37は第1角スタッド24から離れており、第2被留付部38は第2角スタッド26から離れている。つまり、第1仕上材32と第1角スタッド24との間、第2仕上材34と第2角スタッド26との間には、下地金具36が無い。これにより、出隅部20の壁体12の厚さが厚くなることを抑制することができる。
さらに、壁材31の取付方法では、第1仕上材32と第1角スタッド24との間、第2仕上材34と第2角スタッド26との間に、下地金具36が無い。このため、第1仕上材32、第2仕上材34を、第1角スタッド24、第2角スタッド26に簡単に取付けられるので、出隅部20の施工性を向上させることができる。まとめると、壁材31の取付方法では、出隅部20の壁体12の厚さが厚くなることを抑制すると共に出隅部20の施工性を向上させることができる。
また、壁材31の取付方法では、第1被留付部37が接着により第1仕上材32に仮止めされる。これにより、下地金具36の留付け前の段階で、第1仕上材32と第2仕上材34とが接触された場合に、下地金具36の位置がずれることが抑制されている。
ここで、下地金具36が第1仕上材32に留付けられる(本留めされる)場合に、下地金具36が既に第2仕上材34に留付けられている。さらに、第1仕上材32が第2仕上材34と接触されている(突当てられている)。これにより、下地金具36が第1仕上材32に留付けられる場合に、下地金具36の留付け動作によって、第1仕上材32の端部に変形が生じるような力が作用することがあっても、この変形の拡大が、第2仕上材34によって規制される。これにより、下地金具36が第1仕上材32に留付けられる場合に、第1仕上材32の端部が変形するのを抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
取付構造30において、両面テープ42を用いなくてもよい。つまり、第2仕上材34を第2被留付部38に留付ける前に、予め、第1仕上材32にタッピングネジ29を用いて第1被留付部37を留付けておいてもよい。また、タッピングネジ29の軸方向の長さが、タッピングネジ29の先端が鉄骨柱22まで届かない長さに設定されている場合には、タッピングネジ29を鉄骨柱22に向けてねじ込んでもよい。
下地金具36において、第1被留付部37は、第1角スタッド24と接触しないのであれば、線Bよりも第1角スタッド24側まで延びていてもよい。第2被留付部38は、第2角スタッド26と接触しないのであれば、線Aよりも第2角スタッド26側まで延びていてもよい。また、下地金具36において、第1被留付部37のX方向の厚さと、第2被留付部38のY方向の厚さとは、同じであっても、異なっていてもよい。さらに、下地金具36において、第1被留付部37のY方向の長さと、第2被留付部38のX方向の長さとは、同じであっても、異なっていてもよい。
また、被留付部材は、下地金具36のように、1枚の板金を屈曲させた部材に限らない。2つの板材が接着、溶接等による接合で一体化された部材であってもよい。さらに、被留付部材は、Z方向から見た場合に、中実の部材に限らず、外形がL字状に形成された中空の部材であってもよい。第1被留付部及び第2被留付部は、Z方向から見た場合に、一方が中実(板状)で他方が中空であってもよい。
接着部は、両面テープ42に限らず、接着剤が塗布されることで形成された接着層であってもよい。また、各部材を留付ける留付部材(留付具)は、タッピングネジ29に限らず、ビス等の締結部材や、釘等であってもよい。
第1仕上材32、第2仕上材34が取付けられる下地材は、第1角スタッド24や第2角スタッド26のような金属製で中空の部材に限らず、例えば、木製で中実の部材であってもよい。
壁材31の取付方法において、第2仕上材34が第2角スタッド26に取付けられる前に、タッピングネジ29により第1被留付部37を第1仕上材32に本留めしてもよい。
各部材の留付け部位において、タッピングネジ29を用いた留付け箇所は、それぞれ1箇所に限らず、複数箇所であってもよい。
出隅部20は、建物10の屋内側に配置されたものに限らず、建物10の屋外側に向けて露出されたものであってもよい。
10 建物
20 出隅部
22 鉄骨柱(柱の一例)
24 第1角スタッド(第1下地材の一例)
26 第2角スタッド(第2下地材の一例)
30 取付構造(壁材の取付構造の一例)
31 壁材
32 第1仕上材(第1壁材の一例)
33 端面(先端の一例)
34 第2仕上材(第2壁材の一例)
36 下地金具(被留付部材の一例)
37 第1被留付部
38 第2被留付部
42 両面テープ(接着部の一例)

Claims (4)

  1. 柱と、該柱と一方向に対向する第1下地材と、該一方向と交差する交差方向に該柱と対向する第2下地材と、を有する出隅部における壁材の取付構造であって、
    前記一方向に延在され、前記交差方向において前記柱と間隔をあけて配置され且つ前記第1下地材に取付けられた前記壁材としての第1壁材と、
    前記交差方向に延在され、前記一方向において前記柱と間隔をあけて配置され、前記第1壁材の前記一方向の先端が突当てられ且つ前記第2下地材に取付けられた前記壁材としての第2壁材と、
    前記第1下地材から前記一方向に離れて前記柱と前記第1壁材との間に配置され且つ前記第1壁材に留付けられた第1被留付部と、前記第2下地材から前記交差方向に離れて前記柱と前記第2壁材との間に配置され且つ前記第2壁材に留付けられた第2被留付部と、を備えた被留付部材と、
    を有する前記壁材の取付構造。
  2. 前記第1壁材と前記第1被留付部との間には、前記第1壁材と前記第1被留付部とを接着させる接着部が設けられている請求項1に記載の壁材の取付構造。
  3. 柱と、該柱と一方向に対向する第1下地材と、該一方向と交差する交差方向に該柱と対向する第2下地材と、を有する出隅部における壁材の取付方法であって、
    前記一方向に延在された第1被留付部及び前記交差方向に延在された第2被留付部を備えた被留付部材の該第1被留付部を、前記壁材としての第1壁材に留付ける工程と、
    前記第1壁材を前記被留付部材から離れた前記第1下地材に取付ける工程と、
    前記壁材としての第2壁材を、前記一方向に前記柱と間隔をあけて且つ前記第1壁材と接触させた状態で、前記被留付部材から離れた前記第2下地材に取付ける工程と、
    前記第2被留付部を前記第2壁材に留付ける工程と、
    を有する前記壁材の取付方法。
  4. 前記第1被留付部を前記第1壁材に留付ける工程は、
    前記第2壁材が前記第2下地材に取付けられる前に前記第1被留付部を前記第1壁材に接着することで仮止めする工程と、
    前記第2被留付部が前記第2壁材に留付けられた後で、前記第1被留付部を前記第1壁材に本留めする工程と、
    を有する請求項3に記載の壁材の取付方法。
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