JP2008115563A - 建物の補強構造 - Google Patents
建物の補強構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008115563A JP2008115563A JP2006298078A JP2006298078A JP2008115563A JP 2008115563 A JP2008115563 A JP 2008115563A JP 2006298078 A JP2006298078 A JP 2006298078A JP 2006298078 A JP2006298078 A JP 2006298078A JP 2008115563 A JP2008115563 A JP 2008115563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- wall
- reinforcing
- foundation
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】基礎1上に、縦材20aおよび横材20bを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠20と、この矩形枠20の両面に取り付けられた面材21,22とを備えた壁2が立設されてなり、前記両面材21,22のうち、少なくとも一方の面材21に当接する第1当接面3aを有する補強金物3が、前記横材20bの上面に設置されるとともに、前記基礎1から突出するアンカーボルト1aに接続されており、前記第1当接面3aに接着剤が塗布されていることを特徴とする建物の補強構造。これにより、少なくとも一方の面材と補強金物とを接着でき、このような補強金物を介して、壁を基礎に対して強固に固定することができる。
【選択図】図1
Description
このような基礎に柱を固定する技術については種々のものが提案されており、例えば、柱の側面に固定したホールダウン金物とアンカーボルトとを連結することによって、柱と基礎とを結合する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記両面材21,22のうち、少なくとも一方の面材21に当接する第1当接面3a(3Aa)を有する補強金物3(3A)が、前記横材20bの上面に設置されるとともに、前記基礎1から突出するアンカーボルト1aに接続されており、前記第1当接面3a(3Aa)に接着剤が塗布されていることを特徴とする。
前記補強金物3(3A)は、前記縦材20aに当接する第2当接面3b(3Ab)を有しており、この第2当接面3b(3Ab)に接着剤が塗布されていることを特徴とする。
前記補強金物3(3A)は、前記横材20bに当接する第3当接面3c(3Ac)を有しており、この第3当接面3c(3Ac)に接着剤が塗布されていることを特徴とする。
前記面材22に、前記補強金物3(3A)を壁2の内部に差し入れるための差入孔4が形成されていることを特徴とする。
また、前記面材22に差入孔4を形成するだけで、前記補強金物3(3A)を壁2の内部に差し入れることができ、前記壁2を基礎1に対して固定することができるので、新築建物だけでなく、既存建物のリフォームにも対応することが可能となる。
前記横材20bおよび補強金物3(3A)の底部30a(30Aa)には、前記アンカーボルト1aが挿通されるボルト挿通孔5,6が形成され、前記アンカーボルト1aの上端にナット7が螺合されていることを特徴とする。
また、前記アンカーボルト1aの上端にナット7が螺合されていることから、前記壁2を、前記補強金物3(3A)を介して基礎1に対して確実に固定できるとともに、より一層強固に固定できるので、例えば地震や台風等の際における壁2の引き抜きをより一層確実に防ぐことが可能となる。
なお、本実施の形態における建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、その他にも、2×4インチの断面を有する木材、または2インチはそのままで4インチの整数倍の断面長さを有する木材を、主として釘打ち工法によって建て、壁全体で支える壁式工法等の建物にも適用することができる。
本実施の形態の建物の補強構造は、図1および図2、図5に示すように、基礎1上に、縦材20aおよび横材20bを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠20と、この矩形枠20の両面に取り付けられた面材21,22とを備えた壁2が立設されてなるものであり、前記両面材21,22のうち、少なくとも一方の面材21に当接する第1当接面3aを有する補強金物3が、前記横材20bの上面に設置されるとともに、前記基礎1から突出するアンカーボルト1aに接続されており、前記第1当接面3aに接着剤が塗布されている。
また、図示はしないが、前記アンカーボルト1aは、前記基礎1に沿って複数埋め込まれており、このアンカーボルト1aを、前記基礎1と建物の躯体との連結に用いることができるようになっている。
なお、これら複数の土台部材1bは、地面に近い位置に配設されるので、防腐防蟻処理が成された木材を用いることが望ましい。また、前記アンカーボルト1aは、この土台部材1bを貫通した状態となっている。
そして、このような補強金物3が、前記横材20bの上面に設置されるとともに、前記基礎1から突出するアンカーボルト1aに接続されているので、前記少なくとも一方の面材21に接着された補強金物3を介すようにして、前記壁2を基礎1に対して強固に固定することができる。これによって、例えば地震や台風等の際における壁2の引き抜きを確実に防ぐことが可能となる。
これによって、この差入孔4から補強金物3を壁2の内部に容易に差し入れて前記横材20bの上面に設置することができる。すなわち、このように補強金物3を容易に設置することができるので、前記壁2を基礎1に対して容易に固定することが可能となる。
なお、新築建物においては、予め前記横材20bの上面に補強金物3を設置することで、前記面材22に差入孔4を形成せずに補強金物3を設置するようにしても良い。
なお、前記ナット7と補強金物3の底部30aとの間には、図1に示すように、座金部材7aを介在させるようにすることが好ましい。
また、前記アンカーボルト1aの上端にナット7が螺合されていることから、前記壁2を、前記補強金物3を介して基礎1に対して確実に固定できるとともに、より一層強固に固定できるので、例えば地震や台風等の際における壁2の引き抜きをより一層確実に防ぐことが可能となっている。
この時、前記第1当接面3aとしての立設壁部30bの背面を、前記一方の面材21に対して圧着するとともに、前記第2当接面3bとしての側壁部31の側面を、前記縦材20aに対して圧着するようにする。
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
1a アンカーボルト
2 壁
3 補強金物
3A 補強金物
20a 縦材
20b 横材
21 面材
22 面材
Claims (5)
- 基礎上に、縦材および横材を矩形枠状に組み立ててなる矩形枠と、この矩形枠の両面に取り付けられた面材とを備えた壁が立設されてなる建物の補強構造において、
前記両面材のうち、少なくとも一方の面材に当接する第1当接面を有する補強金物が、前記横材の上面に設置されるとともに、前記基礎から突出するアンカーボルトに接続されており、前記第1当接面に接着剤が塗布されていることを特徴とする建物の補強構造。 - 請求項1に記載の建物の補強構造において、
前記補強金物は、前記縦材に当接する第2当接面を有しており、この第2当接面に接着剤が塗布されていることを特徴とする建物の補強構造。 - 請求項1または2に記載の建物の補強構造において、
前記補強金物は、前記横材に当接する第3当接面を有しており、この第3当接面に接着剤が塗布されていることを特徴とする建物の補強構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物の補強構造において、
前記面材に、前記補強金物を壁の内部に差し入れるための差入孔が形成されていることを特徴とする建物の補強構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物の補強構造において、
前記横材および補強金物の底部には、前記アンカーボルトが挿通されるボルト挿通孔が形成され、前記アンカーボルトの上端にナットが螺合されていることを特徴とする建物の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006298078A JP2008115563A (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 建物の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006298078A JP2008115563A (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 建物の補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008115563A true JP2008115563A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39501733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006298078A Pending JP2008115563A (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 建物の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008115563A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6436419A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-07 | Konpon Kk | Manufacture of high-viscosity resin sheet by making use of calende roll and its device |
JPH1181529A (ja) * | 1997-09-02 | 1999-03-26 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル及び耐力壁 |
-
2006
- 2006-11-01 JP JP2006298078A patent/JP2008115563A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6436419A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-07 | Konpon Kk | Manufacture of high-viscosity resin sheet by making use of calende roll and its device |
JPH1181529A (ja) * | 1997-09-02 | 1999-03-26 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル及び耐力壁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006348543A (ja) | 既存建物の補強構造および補強金具 | |
JP5172607B2 (ja) | 扁平柱と梁との接合部構造 | |
JP5442365B2 (ja) | 補強梁接合金物 | |
JP4902251B2 (ja) | 建物の補強構造 | |
JP2008115563A (ja) | 建物の補強構造 | |
JP3971836B2 (ja) | 壁パネル | |
JP2006214268A (ja) | 木造建築物の土台、柱および梁の組み付け方法 | |
JP3854106B2 (ja) | 木造住宅の建築方法 | |
JP3886750B2 (ja) | 木造住宅の建築方法 | |
JP4654674B2 (ja) | 木造建築物の耐震補強金具の取付け方法 | |
JP5038681B2 (ja) | 建物の補強構造 | |
JP2006132202A (ja) | 木造軸組部材の接合構造 | |
JP2004084404A (ja) | 耐震壁材の補強構造 | |
JP5091580B2 (ja) | バルコニー床の支持構造 | |
JP4476782B2 (ja) | 土台補強構造 | |
KR102476406B1 (ko) | 타일 설치 기구 | |
JP5133801B2 (ja) | 壁パネル | |
KR100732463B1 (ko) | 모듈러 건축물의 바닥판 시스템 | |
JP2001073561A (ja) | 既存建造物の耐震補強構造 | |
JP2004218236A (ja) | 既存の木造建築物の耐震改修工法 | |
JP3883970B2 (ja) | 軸組構造 | |
JP2001065066A (ja) | 建築物の耐震補強金物 | |
JP2008050854A (ja) | 土台補強構造 | |
JP2001234584A (ja) | 単板積層材を用いた壁柱と床梁の結合構造 | |
JP6581354B2 (ja) | 建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20080220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20090918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |