JP2020083342A - パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレーが変形しにくいパッケージを提供する。【解決手段】パッケージ1は内容物100を収容する収容空間10Aを含むトレー10と、収容空間10Aが閉じられるようにトレー10の天面14Aとシールされる蓋20と、天面14Aと蓋20とがシールされた部分であるシール部30とを備えるシール部30はトレー10の外形に沿うように延びる一般シール部31、および、一般シール部31よりもトレー10の内側に突き出る通蒸予定シール部32を含む。蓋20は天面14Aとシールされるシーラント層、および、シーラント層に積層され、マイクロ波によって発熱する発熱層22を含む。発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32の一部と重なるように設けられ、通蒸予定シール部32が剥離した場合に蓋20と天面14Aとの間に形成される通蒸路が閉塞しないように蓋20を変形させる。【選択図】図1

Description

本発明はパッケージに関する。
電子レンジで加熱されることによってトレーの内圧が上昇した場合に自動的に水蒸気を排出するように構成されるパッケージが知られている。例えば、特許文献1は内容物を収容する収容空間を含む容器(13)、収容空間が閉じられるように容器(13)の天面とシールされるマイクロ波発熱包装体(9)、および、天面とマイクロ波発熱包装体(9)とがシールされた部分であるヒートシール部(14)を備える包装容器を開示している。マイクロ波発熱包装体(9)は容器(13)の天面とシールされるシール層、および、シール層に積層され、マイクロ波によって発熱する塗布層(3)を備える。特許文献1の包装容器が電子レンジで加熱された場合、塗布層(3)が発熱し、塗布層(3)の近傍のヒートシール部(14)が弱化することによってマイクロ波発熱包装体(9)と容器(13)との間に開口が形成され、この開口から水蒸気が排出される。
特開2017−159912号公報
上記包装容器では、開口を通過して排出される水蒸気が冷却された場合に水滴がマイクロ波発熱包装体(9)および容器(13)に付着し、開口が閉塞されることがある。開口が閉鎖された状態で容器(13)の収容空間の空気が冷却された場合、収容空間の空気の体積が減少することによって収容空間が減圧され、容器(13)が変形するおそれがある。
(1)本発明に関するパッケージは内容物を収容する収容空間を含むトレーと、前記収容空間が閉じられるように前記トレーの天面とシールされる蓋と、前記天面と前記蓋とがシールされた部分であるシール部とを備え、前記シール部は前記トレーの外形に沿うように延びる一般シール部、および、前記一般シール部よりも前記トレーの内側に突き出る通蒸予定シール部を含み、前記蓋は前記天面とシールされるシーラント層、および、前記シーラント層に積層され、マイクロ波によって発熱する発熱層を含み、前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部の一部と重なるように設けられ、前記通蒸予定シール部が剥離した場合に前記蓋と前記天面との間に形成される通蒸路が閉塞しないように前記蓋を変形させる。
上記パッケージによれば、電子レンジで加熱された場合に通蒸予定シール部にトレーの内圧が集中する。このため、通蒸予定シール部が一般シール部よりも先に剥離し、その剥離した部分にトレーの収容空間と外部とを連通する通蒸路が形成される。発熱層が発熱することによって通蒸路を閉塞しないように蓋が変形するため、トレーおよび蓋に水滴が付着した場合であっても、通蒸路を介して収容空間と外部とが連通している状態が維持される。このため、収容空間の空気が冷却された場合であっても、収容空間が減圧されず、トレーが変形しにくい。また、発熱層が通蒸予定シール部の一部と重なるように設けられる場合、発熱層が通蒸予定シール部の全体と重なるように設けられる場合よりも蓋が大きく変形し、より広い面積の通蒸路が形成され、トレーが変形しにくいことが確認された。
(2)好ましい例では(1)に記載のパッケージにおいて、前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部を跨ぐように設けられる。
発熱層が広い範囲に設けられるため、蓋が大きく変形し、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
(3)好ましい例では(1)または(2)に記載のパッケージにおいて、前記発熱層は前記トレーの平面視において、少なくとも前記通蒸予定シール部の前記内側の先端と重なるように設けられる。
通蒸予定シール部のうちの最も先に剥離する部分が変形するため、通蒸路が一層閉塞しにくい。このため、トレーが一層変形しにくい。
(4)好ましい例では(1)〜(3)のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記トレーは前記一般シール部が設けられる一般トレー部、および、前記通蒸予定シール部が設けられ、前記一般トレー部よりも前記トレーの前記内側に突き出る通蒸予定トレー部を含み、前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定トレー部を跨ぐように設けられる。
発熱層が広い範囲に設けられるため、蓋が大きく変形し、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
(5)好ましい例では(1)〜(4)のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記発熱層は発熱インキを含み、前記発熱インキの網点面積率が50%〜100%の範囲に含まれる。
発熱インキの網点面積率が上記範囲に含まれる場合、蓋が大きく変形して通蒸路の面積が広くなることが確認された。このため、トレーが一層変形しにくい。
本発明に関するパッケージによれば、トレーが変形しにくい。
実施形態のパッケージの斜視図。 図1のパッケージの平面図。 図2のD3−D3線に沿う断面図。 図1のパッケージの通蒸予定シール部の一部が剥離した状態の斜視図。 図4のパッケージの剥離部が変形した状態の正面。 変形例のパッケージの平面図。
(実施形態)
図1は電子レンジで加熱される内容物100を収容した状態のパッケージ1の斜視図である。内容物100は例えば、チルド弁当である。チルド弁当の一例は、牛丼、親子丼、中華丼、および、カレーライスである。パッケージ1を構成する主な要素はトレー10、蓋20、および、シール部30である。
トレー10を構成する材料は電子レンジで加熱された場合に変形しにくい材料から任意に選択できる。一例では、トレー10を構成する材料はポリプロピレンおよびタルクを含む混合樹脂である。トレー10は底壁11、側壁12、開口13、および、フランジ14を備える。底壁11および側壁12は内容物100を収容する収容空間10Aを形成する。収容空間10Aおよび開口13は蓋20によって閉じられている。フランジ14は開口13の周囲の全体を取り囲むように設けられる。
フランジ14はトレー10の外形に沿うように設けられる一般トレー部15、および、一般トレー部15よりもトレー10の内側に突き出る通蒸予定トレー部16を備える。トレー10に設けられる通蒸予定トレー部16の数は1または複数である。図1等に示される例では、トレー10に設けられる通蒸予定トレー部16の数は1である。通蒸予定トレー部16の形状は収容空間10Aの内圧が上昇したときに収容空間10Aの内圧が集中するような形状から任意に選択できる。図1等に示される例では、通蒸予定トレー部16は、内縁16Aが一般トレー部15の内縁15Aに対してトレー10の内側に突き出るように形成されていることにより、内縁16Aに尖った部分である先端17が形成された山型の部分である。通蒸予定トレー部16の外縁16Bは内縁16Aに相似した形状である。
シール部30はフランジ14の天面14Aと蓋20のシーラント層21(図3参照)とがシールされた部分である。図1、図2、および、図4に示されるドットはシール部30を示している。図1等に示される例では、天面14Aの全体とシーラント層21とがシールされる。天面14Aとシーラント層21とのシール方法は例えば、ヒートシール、インパルスシール、高周波シール、および、超音波シールである。シール部30はトレー10の外形に沿うように延びる一般シール部31、および、一般シール部31よりもトレー10の内側に突き出る通蒸予定シール部32を含む。一般シール部31は一般トレー部15の天面14Aと蓋20のシーラント層21とがシールされた部分である。一般シール部31の形状は一般トレー部15の天面14Aの形状と実質的に等しい。通蒸予定シール部32は通蒸予定トレー部16の天面14Aと蓋20のシーラント層21とがシールされた部分である。通蒸予定シール部32の形状は通蒸予定トレー部16の天面14Aの形状と実質的に等しい。
シール部30のシール強度は任意に選択できる。好ましい例では、シール部30のシール強度はパッケージ1が搬送される過程等においてパッケージ1に標準的な力が作用した場合の剥離のしにくさ、および、パッケージ1が電子レンジで加熱されて収容空間10Aの内圧が上昇したときの剥離のしやすさとの関係に基づいて決められる。シール部30のシール強度の最大値の一例は25N/15mmである。シール部30のシール強度が25N/15mm以下である場合、パッケージ1が電子レンジで加熱されて収容空間10Aの内圧が上昇したときに通蒸予定シール部32が好適に剥離する。シール部30のシール強度の最小値の一例は5N/15mmである。シール部30のシール強度が5N/15mm以上である場合、パッケージ1が搬送される過程等においてパッケージ1に標準的な力が作用した場合でもシール部30が剥離しにくい。シール部30のシール強度が取り得る範囲の一例は5N/15mm〜25N/15mmである。一例では、シール部30のシール強度は12N/15mmである。なお、一般シール部31のシール強度と通蒸予定シール部32のシール強度とは同じであってもよく、異なっていてもよい。一般シール部31のシール強度と通蒸予定シール部32のシール強度とが異なる場合、通蒸予定シール部32のシール強度が一般シール部31のシール強度よりも低いことが好ましい。
図1に示されるように、蓋20には、電子レンジで加熱が終了した後に蓋20をトレー10から剥がすときに掴まれる把持部20Aが設けられている。把持部20Aはフランジ14の外縁よりも外側に突出している。図3に示されるように、蓋20はシーラント層21、発熱層22、および、基材層23が積層された3層構造を備える。シーラント層21は最も内側に積層される。シーラント層21を構成する材料の一例はイージーピール性を有する混合樹脂である。シーラント層21の厚さは任意に選択できる。シーラント層21の厚さは例えば、20μm〜60μmの範囲に含まれる。一例では、シーラント層21の厚さは30μmである。基材層23は最も外側に積層される。基材層23を構成する材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。基材層23の厚さは任意に選択できる。基材層23の厚さは例えば、9μm〜25μmの範囲に含まれる。一例では、基材層23の厚さは12μmである。
発熱層22はシーラント層21と基材層23との間に積層される。発熱層22とシーラント層21とのラミネート法は例えば、ドライラミネートである。発熱層22を構成する材料は電子レンジのマイクロ波によって発熱し、通蒸予定シール部32が剥離した場合に蓋20と天面14Aとの間に形成される通蒸路(図5参照)が閉塞しないように蓋20を変形させることができる材料から任意に選択できる。発熱層22を構成する材料の一例は、発熱インキ、カーボンブラック、銀、アルミニウム、および、酸化インジウム錫である。本実施形態では、発熱層22を構成する材料は発熱インキを含む。発熱インキは例えば、特開2017−159912号公報に開示されているマイクロ波発熱インキ組成物を含むインキを用いることができる。発熱層22における発熱インキの網点面積率RAは任意に選択できる。好ましい例では、網点面積率RAは50%〜100%の範囲に含まれる。網点面積率RAが50%〜100%の範囲に含まれる場合、蓋20が大きく変形して通蒸路40の面積が広くなることが確認された。一例では、網点面積率RAは100%である。発熱層22の厚さは任意に選択できる。発熱層22の厚さは例えば、0.5μm〜3μmの範囲に含まれる。一例では、発熱層22の厚さは1μmである。なお、発熱層22以外の蓋20の積層構造は任意に変更できる。
図2等で破線によって示される領域XAはトレー10の平面視において発熱層22が設けられる領域である。図2に示されるように、発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32の一部と重なるように設けられる。換言すれば、発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32の一部と重ならないように設けられる。好ましい例では、発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32を跨ぐように設けられる。発熱層22が広い範囲に設けられるため、蓋20が大きく変形し、通蒸路40(図5参照)の面積が広くなる。このため、トレー10が一層変形しにくい。好ましい例では、発熱層22はトレー10の平面視において、少なくとも通蒸予定シール部32の内縁32Aの先端32AXと重なるように設けられる。通蒸予定シール部32のうちの最も先に剥離する部分が変形するため、通蒸路40が一層閉塞しにくい。このため、トレー10が一層変形しにくい。好ましい例では、発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定トレー部16を跨ぐように設けられる。発熱層22が広い範囲に設けられるため、蓋20が大きく変形し、通蒸路40の面積が広くなる。このため、トレー10が一層変形しにくい。
図4および図5を参照して、パッケージ1の使用方法について説明する。
パッケージ1が電子レンジで加熱されることによって、内容物100から水蒸気が発生する。トレー10の開口13および収容空間10Aが蓋20により閉じられているため、内容物100が発生した水蒸気は収容空間10Aに滞留する。パッケージ1が加熱されている時間が長くなるにつれて、収容空間10Aの内圧が次第に上昇する。通蒸予定シール部32の内縁32Aの先端32AX、すなわち、通蒸予定トレー部16の内縁16Aの先端17と、通蒸予定シール部32におけるその付近の部分はトレー10の内圧が上昇したときにシール部30の他の部分よりも応力が集中しやすい。このため、シール部30の他の部分よりも先にトレー10の天面14Aから剥離する。
図4に示されるように、通蒸予定シール部32の内縁32Aの先端32AXがトレー10から剥離した後、この剥離した部分をきっかけに、通蒸予定シール部32の他の部分の剥離が進行する。そして、通蒸予定シール部32の剥離がその外縁32Bまで進行したとき、通蒸予定シール部32にトレー10の内部と外部とを連通する通路である通蒸路40が形成される。このため、収容空間10Aの水蒸気が通蒸路40を介してトレー10の外部に排出される。蓋20のうちの通蒸予定シール部32の近傍である領域XAには発熱層22が設けられているため、蓋20が天面14Aから剥離した場合、図5に示されるように、蓋20のうちの剥離した部分(以下「剥離部24」という)は熱によって変形し、通蒸路40の面積が広くなる。内容物100を加熱した時間が規定の時間に達したとき、パッケージ1は電子レンジから取り出される。把持部20Aが形成されている部分から蓋20がめくられることによって、蓋20がトレー10から剥離され、開口13から内容物100が取り出される。
パッケージ1によれば、次のような作用および効果が得られる。
発熱層22が発熱することによって通蒸路40を閉塞しないように蓋20が変形するため、トレー10および蓋20に水滴が付着した場合であっても、通蒸路40を介して収容空間10Aと外部とが連通している状態が維持される。このため、例えば、加熱が終了したパッケージ1が電子レンジ内で放置されることによって、収容空間10Aの空気が冷却された場合であっても、収容空間10Aが減圧されず、トレーが変形しにくい。
(実施例)
本願発明者は実施例および比較例の試料を用いて、発熱層22が設けられる領域XAと電子レンジによって加熱が終了したあとに収容空間10Aの空気が冷却されたときのトレー10の形状との関係を確認する試験を実施した。以下の説明では、説明の便宜上、比較例の試料における実施例の試料と共通する部分について同一の符号を付している。
実施例の試料は実施形態に関するパッケージ1である。実施例の試料の網点面積率RAは100%である。比較例1の試料は図2の二点鎖線で示されるように、発熱層22が設けられる領域XAがトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32の全体と重なるように設けられている点で実施例の試料と相違し、その他の点で実施例の試料と一致する。比較例1の試料の網点面積率RAは100%である。比較例2の試料は発熱層22が設けられていない点で実施例の試料と相違し、その他の点で実施例の試料と一致する。
試験では、実施例の試料、および、比較例1、2の試料の収容空間10Aに50ccの水を収容し、蓋20が開口13および収容空間10Aを閉じるようにシール部30が形成された状態の各試料を電子レンジを用いて加熱した。電子レンジの出力は600Wである。加熱時間は2分である。加熱終了後、各試料を電子レンジ内で1分間放置した後、トレー10の形状について目視で観察した。
実施例の試料では、トレー10は実質的に変形していなかった。これは、蓋20の剥離部24が大きく変形し、通蒸路40について、空気が通過するための十分な広さの面積が確保されたためであると考えられる。比較例1の試料では、実施例の試料よりも僅かにトレー10が凹むように変形していた。これは、比較例1の試料では、実施例の試料よりも蓋20の剥離部24の変形の度合いが小さいため、空気が通過するための十分な広さの面積が確保されず、収容空間10Aが僅かに減圧されたためであると考えられる。比較例2の試料では、実施例の試料よりも大きくトレー10が凹むように変形していた。これは、比較例2の試料では、蓋20の剥離部24が実質的に変形せず、トレー10および剥離部24に付着した水滴によって通蒸路40が閉塞され、収容空間10Aが大きく減圧されたためであると考えられる。
(変形例)
なお、上記実施形態は本発明に関するパッケージが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するパッケージは実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
・パッケージ1の構成は任意に変更できる。図6に示される変形例のパッケージ1は通蒸予定トレー部16が省略される。この変形例のパッケージ1では、一般トレー部15に一般シール部31および通蒸予定シール部32が設けられる。この変形例の一般シール部31の幅LAは一般トレー部15の幅LBよりも狭い。通蒸予定シール部32は内縁32Aが一般シール部31の内縁31Aに対してトレー10の内側に突き出るように形成されていることにより、内縁32Aに尖った部分である先端32AXが形成された山型の部分である。この変形例では、発熱層22はトレー10の平面視において、通蒸予定シール部32の一部と重なるように設けられる。
1 :パッケージ
10 :トレー
10A :収容空間
14A :天面
15 :一般トレー部
16 :通蒸予定トレー部
20 :蓋
21 :シーラント層
22 :発熱層
30 :シール部
31 :一般シール部
32 :通蒸予定シール部
32AX:先端
100 :内容物

Claims (5)

  1. 内容物を収容する収容空間を含むトレーと、
    前記収容空間が閉じられるように前記トレーの天面とシールされる蓋と、
    前記天面と前記蓋とがシールされた部分であるシール部とを備え、
    前記シール部は前記トレーの外形に沿うように延びる一般シール部、および、前記一般シール部よりも前記トレーの内側に突き出る通蒸予定シール部を含み、
    前記蓋は前記天面とシールされるシーラント層、および、前記シーラント層に積層され、マイクロ波によって発熱する発熱層を含み、
    前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部の一部と重なるように設けられ、前記通蒸予定シール部が剥離した場合に前記蓋と前記天面との間に形成される通蒸路が閉塞しないように前記蓋を変形させる
    パッケージ。
  2. 前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部を跨ぐように設けられる
    請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記発熱層は前記トレーの平面視において、少なくとも前記通蒸予定シール部の前記内側の先端と重なるように設けられる
    請求項1または2に記載のパッケージ。
  4. 前記トレーは前記一般シール部が設けられる一般トレー部、および、前記通蒸予定シール部が設けられ、前記一般トレー部よりも前記トレーの前記内側に突き出る通蒸予定トレー部を含み、
    前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定トレー部を跨ぐように設けられる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージ。
  5. 前記発熱層は発熱インキを含み、
    前記発熱インキの網点面積率が50%〜100%の範囲に含まれる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッケージ。
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