JP2020083124A - 鞍乗り型車両のガード構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームの剛性を適切にできる鞍乗り型車両のガード構造を提供する。【解決手段】車体フレーム10と、車体フレーム10に固定されて車体をガードするガード部材50と、ガード部材50を車体フレーム10に接続するステー53L,53Rとを備える鞍乗り型車両のガード構造において、ステー53L,53Rは、車体フレーム10側に接続されるフレーム接続部70,270と、ガード部材50に接続されるガード部材接続部71,271と、フレーム接続部70,270とガード部材接続部71,271とを接続する連結部72,272とを備え、ステー53L,53Rは、互いに対向して配置されるフレーム接続部70,270及びガード部材接続部71,271と、連結部72,272とによってU字状に形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗り型車両のガード構造に関する。
従来、鞍乗り型車両において、エンジン等の車体をガードするガード部材を、ガード部材の端に設けられるステーを介して車体フレームに接続するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ステーは、ガード部材の棒状の本端部と車体フレームとの間に挟まれる平板状である。このため、ガード部材は、車体フレームに対し、比較的高い取付剛性で固定される。
特開2002−68059号公報
しかしながら、上記従来のように、ガード部材が車体フレームに対し強固に固定される場合、ガード部材によって車体フレームの剛性が高くなり過ぎることがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車体フレームの剛性を適切にできる鞍乗り型車両のガード構造を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両のガード構造は、車体フレーム(10)と、前記車体フレーム(10)に固定されて車体をガードするガード部材(50)と、前記ガード部材(50)を前記車体フレーム(10)に接続するステー(53L,53R)とを備える鞍乗り型車両のガード構造において、前記ステー(53L,53R)は、前記車体フレーム(10)側に接続されるフレーム接続部(70,270)と、前記ガード部材(50)に接続されるガード部材接続部(71,271)と、前記フレーム接続部(70,270)と前記ガード部材接続部(71,271)とを接続する連結部(72,272)とを備え、前記ステー(53L,53R)は、互いに対向して配置される前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)と、前記連結部(72,272)とによってU字状に形成されることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の一方の内面から前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の他方の内面に延びるボス部(73,273)が設けられ、前記ボス部(73,273)の先端(73b,273b)と前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の前記他方の前記内面との間には、隙間(77,277)が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記ガード部材(50)は、棒状のガード本体部(63,263)と、前記ガード本体部(63,263)の端に設けられ、前記ガード部材接続部(71,271)に固定される取付部(62,262)とを備え、前記取付部(62,262)に対する前記ガード本体部(63,263)の付け根部(63e,263e)は、少なくとも一部が前記ボス部(73,273)の軸方向視において前記ボス部(73,273)に重なっても良い。
さらに、上述の構成において、前記ガード部材(50)は、前記車体フレーム(10)の前部の側方に設けられるサイドガード(55L,55R)、及び、前記鞍乗り型車両のエンジン(11)の側方に設けられるエンジンガード(52L,52R)の少なくともいずれかを含んでも良い。
また、上述の構成において、前記サイドガード(55L,55R)が前記エンジンガード(52L,52R)よりも上方に配置され、前記ガード部材(50)は、前記サイドガード(55L,55R)の下部を前記ステー(53L,53R)に固定するサイドガード下側取付部(58,258)と、前記エンジンガード(52L,52R)の上部を前記ステー(53L,53R)に固定するエンジンガード上側取付部(62,262)とを備え、前記サイドガード下側取付部(58,258)及び前記エンジンガード上側取付部(62,262)は、同一の前記ステー(53L,53R)に共締めされても良い。
また、上述の構成において、車両正面視において、前記サイドガード(55L,55R)と前記エンジンガード(52L,52R)とが重なっても良い。
また、上述の構成において、前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、前記ステー(53L,53R)は、前記ダウンフレーム(19)の左右に一対設けられるとともに、前記U字の底部となる前記連結部(72,272)が車両前後方向に面する向きで配置され、左右の前記ステー(53L,53R)は、前記フレーム接続部(70,270)及び前記ダウンフレーム(19)を左右に貫通する上下一対の締結部材(67a,67b)によって、前記ダウンフレーム(19)に締結されても良い。
また、上述の構成において、前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、前記ステー(53L,53R)は、前記ダウンフレーム(19)の左右に一対設けられるとともに、前記U字の底部となる前記連結部(72,272)が車両前後方向に面する向きで配置され、左右の前記ステー(53L,53R)は、前記フレーム接続部(70,270)及び前記ダウンフレーム(19)を左右に貫通する上下一対の締結部材(67a,67b)によって、前記ダウンフレーム(19)に締結され、車両側面視において、上下の前記締結部材(67a,67b)の間に、前記ボス部(73,273)及び前記付け根部(63e,263e)が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、前記ガード部材(50)は、前記サイドガード(55L,55R)の上部を前記車体フレーム(10)に固定するサイドガード上側取付部(57b)と、前記エンジンガード(52L,52R)の下部を前記車体フレーム(10)に固定するエンジンガード下側取付部(64,264)とを備え、前記サイドガード上側取付部(57b)は、前記ヘッドパイプ(16)に固定され、前記エンジンガード下側取付部(64,264)は、前記車体フレーム(10)においてダウンフレーム(19)よりも後方に位置する部分に固定されても良い。
さらに、上述の構成において、前記ステー(53L,53R)は、前記サイドガード上側取付部(57b)と前記エンジンガード下側取付部(64,264)との間で前記ダウンフレーム(19)に固定されても良い。
また、上述の構成において、前記鞍乗り型車両のエンジン(11)を支持するエンジンハンガー(66)は、前記車体フレーム(10)に締結され、前記ステー(53L,53R)は、前記車体フレーム(10)に対し、前記エンジンハンガー(66)と共締めされても良い。
鞍乗り型車両のガード構造は、車体フレームと、車体フレームに固定されて車体をガードするガード部材と、ガード部材を車体フレームに接続するステーとを備え、ステーは、車体フレーム側に接続されるフレーム接続部と、ガード部材に接続されるガード部材接続部と、フレーム接続部とガード部材接続部とを接続する連結部とを備え、ステーは、互いに対向して配置されるフレーム接続部及びガード部材接続部と、連結部とによってU字状に形成される。
この構成によれば、ステーはU字状であり適度に撓むことができるため、ガード部材によって車体フレームの剛性が高くなり過ぎることが防止される。このため、ガード部材を設けた構成であっても車体フレームの剛性を適切にできる。
また、上述の構成において、フレーム接続部及びガード部材接続部の一方の内面からフレーム接続部及びガード部材接続部の他方の内面に延びるボス部が設けられ、ボス部の先端とフレーム接続部及びガード部材接続部の他方の内面との間には、隙間が設けられても良い。
この構成によれば、ステーは、ボス部の先端とフレーム接続部及びガード部材接続部の他方の内面との間の隙間に対応する分は変形するが、隙間が無くなった状態では、ステーの変形はボス部によって規制される。このため、ステーの変形を利用して車体フレームの剛性を適切にできるとともに、ガード部材に大きな外力が作用した場合には、ステーの変形を防止できる。
また、上述の構成において、ガード部材は、棒状のガード本体部と、ガード本体部の端に設けられ、ガード部材接続部に固定される取付部とを備え、取付部に対するガード本体部の付け根部は、少なくとも一部がボス部の軸方向視においてボス部に重なっても良い。
この構成によれば、ガード本体部の付け根部をボス部によって受けることができるため、ガード本体部からステーに伝わる外力をボス部によって効果的に受けることができる。
さらに、上述の構成において、ガード部材は、車体フレームの前部の側方に設けられるサイドガード、及び、鞍乗り型車両のエンジンの側方に設けられるエンジンガードの少なくともいずれかを含んでも良い。
この構成によれば、ガード部材によって、車体フレームの前部及びエンジンを側方から保護できるとともに、車体フレームの前部の剛性を適切にできる。
また、上述の構成において、サイドガードがエンジンガードよりも上方に配置され、ガード部材は、サイドガードの下部をステーに固定するサイドガード下側取付部と、エンジンガードの上部をステーに固定するエンジンガード上側取付部とを備え、サイドガード下側取付部及びエンジンガード上側取付部は、同一のステーに共締めされても良い。
この構成によれば、サイドガード及びエンジンガードでステーを共用でき、部品点数を削減できる。
また、上述の構成において、車両正面視において、前記サイドガードと前記エンジンガードとが重なっても良い。
この構成によれば、サイドガードとエンジンガードとが近くなるため、ステーをサイドガード及びエンジンガードで共用し易い。
また、上述の構成において、車体フレームは、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームとを備え、ステーは、ダウンフレームの左右に一対設けられるとともに、U字の底部となる連結部が車両前後方向に面する向きで配置され、左右のステーは、フレーム接続部及びダウンフレームを左右に貫通する上下一対の締結部材によって、ダウンフレームに締結されても良い。
この構成によれば、左右のステーを、フレーム接続部及びダウンフレームを左右に貫通する上下一対の締結部材のよってダウンフレームに強固に固定できる。
また、上述の構成において、車体フレームは、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームとを備え、ステーは、ダウンフレームの左右に一対設けられるとともに、U字の底部となる連結部が車両前後方向に面する向きで配置され、左右のステーは、フレーム接続部及びダウンフレームを左右に貫通する上下一対の締結部材によって、ダウンフレームに締結され、車両側面視において、上下の締結部材の間に、ボス部及び付け根部が設けられても良い。
この構成によれば、ガード部材に作用する外力は、ボス部を介して上下の締結部材の間に伝わる。このため、外力によるモーメントがステーに大きく作用することを抑制できる。
また、上述の構成において、車体フレームは、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームとを備え、ガード部材は、サイドガードの上部を車体フレームに固定するサイドガード上側取付部と、エンジンガードの下部を車体フレームに固定するエンジンガード下側取付部とを備え、サイドガード上側取付部は、ヘッドパイプに固定され、エンジンガード下側取付部は、車体フレームにおいてダウンフレームよりも後方に位置する部分に固定されても良い。
この構成によれば、ヘッドパイプから車体フレームにおいてダウンフレームよりも後方に位置する部分までの車体フレームの剛性をステーによって適切にできる。
さらに、上述の構成において、ステーは、サイドガード上側取付部とエンジンガード下側取付部との間でダウンフレームに固定されても良い。
この構成によれば、ステーが、サイドガード上側取付部とエンジンガード下側取付部との間に位置するため、車体フレームを広い範囲に亘って適切な剛性にできる。
また、上述の構成において、鞍乗り型車両のエンジンを支持するエンジンハンガーは、車体フレームに締結され、ステーは、車体フレームに対し、エンジンハンガーと共締めされても良い。
この構成によれば、エンジンハンガーの締結部を利用して、ステーを簡単な構造で車体フレームに固定できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームを前方から見た正面図である。 前部ガードを前方側から見た斜視図である。 サイドガードとフロントガードとの接続部を示す斜視図である。 ステーに対するサイドガード及びエンジンガードの固定構造を前方側から見た斜視図である。 図1のVII−VII断面図である。 ステーに対するサイドガード及びエンジンガードの固定構造を左側方側から見た斜視図である。 左側のステーの周辺部の左側面図である。 図9のX−X断面図である。 右側のステーの周辺部の右側面図である。 図11のXII−XII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10の左側面図である。図3は、車体フレーム10を前方から見た正面図である。図2及び図3では、後述のガード部材50が車体フレーム10と共に図示される。
図1〜図3を参照し、車体フレーム10は、ヘッドパイプ16と、左右一対のメインフレーム17と、左右一対のピボットフレーム18と、ダウンフレーム19と、左右一対のロアフレーム20と、シートフレーム21とを備える。
また、車体フレーム10は、左右のピボットフレーム18の上端部を車幅方向に繋ぐ上部クロスメンバ22と、左右のピボットフレーム18の下端部を車幅方向に繋ぐ下部クロスメンバ23とを備える。
詳細には、ヘッドパイプ16は、車体フレーム10の前端に設けられ、車幅の中央に位置する。
左右のメインフレーム17は、ヘッドパイプ16から後下がりに後方へ延びる。
左右のピボットフレーム18は、メインフレーム17の後端から下方に延びる。
ダウンフレーム19は、ヘッドパイプ16においてメインフレーム17の下方の位置から1本で下方に延び、車幅の中央に位置する。
左右のロアフレーム20は、ダウンフレーム19の下端部から左右に分岐してそれぞれ後方に延び、ピボットフレーム18の下端部に接続される。
シートフレーム21は、ピボットフレーム18の上部から後上方に延びる。
ロアフレーム20及びピボットフレーム18は、車体フレーム10においてダウンフレーム19よりも後方に位置する部分である。
操舵系12は、ヘッドパイプ16に軸支されるステアリング軸(不図示)を介して操舵自在に設けられる左右一対のフロントフォーク25と、フロントフォーク25の上端部に取り付けられるハンドル26とを備える。前輪2は、フロントフォーク25の下端部に軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18を車幅方向に連結するピボット軸27に前端部を軸支され、ピボット軸27を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム13の後端部に軸支される。
エンジン11は、車両側面視で、メインフレーム17とロアフレーム20との間、且つ、ダウンフレーム19とピボットフレーム18との間に配置され、車体フレーム10に支持される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部から上方に延びるシリンダー部31とを備える。シリンダー部31のシリンダー軸線31aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の吸気装置(不図示)は、シリンダー部31の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気装置32は、シリンダー部31の前面の排気ポートに接続される排気管32aと、排気管32aの下流端に接続されるマフラー32bとを備える。
排気管32aは、上記排気ポートから下方に延出し、エンジン11の下方を通って後方に延びる。マフラー32bは、後輪3の外側方に配置される。
クランクケース30の後部は、変速機を収容する変速機ケース部30bである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン33によって後輪3に伝達される。
シート14は、シートフレーム21に下方から支持される。
燃料タンク35は、ヘッドパイプ16とシート14との間に配置され、エンジン11の上方でメインフレーム17に支持される。
運転者が足を乗せるステップ36は、ピボットフレーム18の下端部に左右一対で設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバー37を備える。車体カバー37は、ヘッドパイプ16及び操舵系12の上部を前方及び側方から覆うフロントカバー38と、シート14の下方でシートフレーム21を覆うリアサイドカバー39と、エンジン11の下部を前方から覆うアンダーカバー40とを備える。
フロントカバー38の前面部は、ヘッドパイプ16及び操舵系12の上部を前方から覆う。フロントカバー38の側面部は、ヘッドパイプ16、操舵系12の上部、及びダウンフレーム19等を側方から覆う。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー41と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー42と、スタンド43とを備える。
ヘッドライト44は、フロントカバー38に設けられる。
自動二輪車1は、車体をガードするガード部材50を備える。
ガード部材50は、車体の前部に設けられる前部ガード51と、エンジン11の側方に設けられる左右一対のエンジンガード52L,52Rとを備える。
ガード部材50は、左右一対のステー53L,53Rを介し、車体フレーム10に固定される。
左右の一方(左側)のステー53Lは、ダウンフレーム19の左側面に固定され、ダウンフレーム19から車幅方向外側に延びる。
左右の他方(右側)のステー53Rは、ダウンフレーム19の右側面に固定され、ダウンフレーム19から車幅方向外側に延びる。
図4は、前部ガード51を前方側から見た斜視図である。
図1〜図4を参照し、前部ガード51は、車体の前端部の左右の側方に左右一対で設けられるサイドガード55L,55Rと、サイドガード55L,55Rの上部を左右に繋ぐフロントガード56と、前部ガード51の上部に設けられる支持部材57とを備える。
サイドガード55L,55Rは、略左右対称に設けられる。
サイドガード55L,55Rは、フロントカバー38の側面部を外側方から覆う。
左右の一方(左側)のサイドガード55Lは、ステー53Lに固定されるサイドガード下側取付部58と、棒状のサイドガード本体部59とを備える。
サイドガード本体部59は、サイドガード下側取付部58から車幅方向外側に延びる下側側方延出部59aと、下側側方延出部59aから上方に延びる上方延出部59bと、上方延出部59bの上端から車幅方向内側に延びる上側側方延出部59cとを備える。
また、サイドガード本体部59は、上方延出部59bの上端から後方に延びて前下方に折り返し、上方延出部59bの下部に接続される後方延出部59dを備える。
図5は、サイドガード55Lとフロントガード56との接続部を示す斜視図である。
図4及び図5を参照し、サイドガード本体部59の上側側方延出部59cの端部の後面には、固定片59eが設けられる。固定片59eには、サイドガード55Lをフロントガード56に接続する固定具60が挿通される。
左右の他方(右側)のサイドガード55Rは、ステー53Rに固定されるサイドガード下側取付部258と、棒状のサイドガード本体部259とを備える。
サイドガード本体部259は、サイドガード下側取付部258から車幅方向外側に延びる下側側方延出部259aと、下側側方延出部259aから上方に延びる上方延出部259bと、上方延出部259bの上端から車幅方向内側に延びる上側側方延出部259cとを備える。
また、サイドガード本体部259は、上方延出部259bの上端から後方に延びて前下方に折り返し、上方延出部259bの下部に接続される後方延出部259dを備える。
図4を参照し、サイドガード本体部259の上側側方延出部259cの端部の後面には、固定片259eが設けられる。固定片259eには、サイドガード55Lをフロントガード56に接続する固定具260が挿通される。
左右一対のフォグランプ45(図3)は、上側側方延出部59c,259cに支持される。
図4及び図5を参照し、フロントガード56は、車幅方向に延びる棒状部材である。フロントガード56は、フロントカバー38の前面部の前方に位置する。
フロントガード56の一端部の後面には、サイドガード55Lの固定片59eに固定される固定片56aが設けられる。
フロントガード56の他端部の後面には、サイドガード55Rの固定片259eに固定される固定片56bが設けられる。
フロントガード56の一端部は、サイドガード55Lの上側側方延出部59cの端部59fに嵌合するとともに、固定片59e及び固定片56aに挿通される固定具60によってサイドガード55Lに固定される。
フロントガード56の他端部は、サイドガード55Rの上側側方延出部259cの端部259fに嵌合するとともに、固定片259e及び固定片56bに挿通される固定具260によってサイドガード55Rに固定される。
支持部材57は、車幅方向に延びる棒状の左右延出部57aと、左右延出部57aの左右の中間部から後方に延びるサイドガード上側取付部57bとを備える。
左右延出部57aは、フロントガード56の後方を、フロントガード56と略平行に車幅方向に延びる。
左右延出部57aは、車幅方向の一端部が、固定具60によってフロントガード56の固定片56aに共締めされる。
左右延出部57aは、車幅方向の他端部が、固定具260によってフロントガード56の固定片56bに共締めされる。
図2に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ16の前面に、ステー部16aを備える。
図2及び図4を参照し、前部ガード51の上部は、支持部材57のサイドガード上側取付部57bがステー部16aに固定されることで、車体フレーム10に支持される。
サイドガード上側取付部57bは、車幅方向に挿通される固定具61によって、ステー部16aに締結される。
すなわち、前部ガード51においてフロントガード56と一体に設けられるサイドガード55L,55Rは、上部がサイドガード上側取付部57bを介して車体フレーム10に固定される。
図6は、ステー53L,53Rに対するサイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rの固定構造を前方側から見た斜視図である。
図1〜図3、及び図6を参照し、エンジンガード52L,52Rは、エンジン11のクランクケース30の前部を側方から覆う。
左右の一方(左側)のエンジンガード52Lは、ステー53Lに固定されるエンジンガード上側取付部62(取付部)と、棒状のガード本体部63と、左側のロアフレーム20に固定されるエンジンガード下側取付部64とを備える。
ガード本体部63は、エンジンガード上側取付部62から車幅方向外側に延びる上側側方延出部63aと、上側側方延出部63aから後下方に延びる下方延出部63bと、下方延出部63bの下端から車幅方向内側に延びてエンジンガード下側取付部64に接続される下側側方延出部63cとを備える。
また、ガード本体部63は、下方延出部63bの上端部から後下方に延びて下方延出部63bの下端部に接続される補強部材63dを備える。
エンジンガード下側取付部64は、左側のロアフレーム20の外側面に沿う板状部材である。
エンジンガード52Lの下部は、エンジンガード下側取付部64に車幅方向外側から挿通される固定具65によって、左側のロアフレーム20に締結される。
左右の他方(右側)のエンジンガード52Rは、ステー53Rに固定されるエンジンガード上側取付部262(取付部)と、棒状のガード本体部263と、右側のピボットフレーム18に固定されるエンジンガード下側取付部264とを備える。
ガード本体部263は、エンジンガード上側取付部262から車幅方向外側に延びる上側側方延出部263aと、上側側方延出部263aから後下方に延びる下方延出部263bと、下方延出部263bの下端から車幅方向内側に延びてエンジンガード下側取付部264に接続される下側側方延出部263cとを備える。
また、ガード本体部263は、下方延出部263bの上端部から後下方に延びて下方延出部263bの下端部に接続される補強部材263dを備える。
エンジンガード下側取付部264は、下側側方延出部263cの端から右側のピボットフレーム18に向けて後方に延出する板部材である。右側のピボットフレーム18の下部には、下部ステー18a(図2)が設けられる。
エンジンガード52Rの下部は、エンジンガード下側取付部264に車幅方向外側から挿通される固定具265によって、右側のピボットフレーム18の下部ステー18aに締結される。
図7は、図1のVII−VII断面図である。図8は、ステー53L,53Rに対するサイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rの固定構造を左側方側から見た斜視図である。
図6〜図8を参照し、ダウンフレーム19の下部には、エンジンハンガー66が設けられる。
エンジンハンガー66は、ダウンフレーム19の左右の側面19aからダウンフレーム19の後方に延出する左右一対の支持板66a,66bを備える。
支持板66a,66bは、支持板66a,66bの前部に側方から挿通される一対のエンジンハンガー締結部材67a,67b(締結部材)によって、ダウンフレーム19に締結される。
エンジンハンガー締結部材67a,67bは、互いに上下方向に離間して上下に一対設けられる。
エンジンハンガー締結部材67aは、支持板66a,66bの上部及びダウンフレーム19の左右の両側面19aを車幅方向に貫通する一本のボルトと、このボルトに螺合するナットとによって構成される。
エンジンハンガー締結部材67bは、支持板66a,66bの下部及びダウンフレーム19の左右の両側面19aを車幅方向に貫通する一本のボルトと、このボルトに螺合するナットとによって構成される。
支持板66a,66bの後部には、エンジン固定ボルト67が車幅方向に挿通される。
図7に示すように、エンジン11は、クランクケース30の前面から前方に突出するハンガー連結部30aを備える。
ハンガー連結部30aは、左右の支持板66a,66bの間に配置され、ハンガー連結部30aに挿通されるエンジン固定ボルト67によってエンジンハンガー66に連結される。
図4、及び図6〜図8を参照し、左側のステー53Lは、ダウンフレーム19に接続される板状のフレーム接続部70と、ガード部材50に接続される板状のガード部材接続部71と、フレーム接続部70とガード部材接続部71とを接続する板状の連結部72とを備える。
ステー53Lは、互いに対向して配置されるフレーム接続部70及びガード部材接続部71と、フレーム接続部70の端部とガード部材接続部71の端部とを繋ぐ連結部72とによってU字状に形成される。
ステー53Lは、U字の底部を構成する連結部72が、車両前後方向に面する向きで配置される。詳細には、ステー53Lは、U字の底部を構成する連結部72の内面72aが車両前方に面する向きで配置される。このため、図7のように、ステー53Lを上方から見ると、ステー53Lは、U字状に見える。
ステー53Lのフレーム接続部70は、エンジンハンガー締結部材67aが挿通される固定孔70aを上部に備え、エンジンハンガー締結部材67bが挿通される固定孔70bを下部に備える。
ステー53Lは、フレーム接続部70がエンジンハンガー66の支持板66aに外側方から重ねて配置され、フレーム接続部70がエンジンハンガー締結部材67a,67bによってダウンフレーム19に締結される。
すなわち、ステー53Lは、ダウンフレーム19に対し、エンジンハンガー締結部材67a,67bによってエンジンハンガー66と共締めされる。このため、ステー53Lを簡単な構造で固定できる。
ガード部材接続部71は、フレーム接続部70に対し車幅方向外側から対向するように配置される。
連結部72は、車幅方向に延びてフレーム接続部70の後縁とガード部材接続部71の後縁とを連結する。
ステー53Lは、フレーム接続部70及びガード部材接続部71の一方の内面からフレーム接続部70及びガード部材接続部71の他方の内面に延びるボス部73を備える。
本実施の形態では、ボス部73は、ガード部材接続部71の内面からフレーム接続部70の内面に向けて車幅方向内側に延びる。
図9は、左側のステー53Lの周辺部の左側面図である。
図4、及び図6〜図9を参照し、ステー53Lのガード部材接続部71は、固定孔71a,71b(図4、図9)を備える。固定孔71a,71bには、エンジンガード52Lのエンジンガード上側取付部62をステー53Lに締結する固定具74,75が挿通される。
固定孔71bは、ガード部材接続部71の下端部に位置し、固定孔71aは、固定孔71bよりも上方に位置する。
また、ガード部材接続部71は、止め孔71c(図4)を備える。止め孔71cには、エンジンガード上側取付部62をステー53Lに締結する固定具76(図6)が車幅方向内側から挿通される。止め孔71cは、固定孔71bよりも上方に位置する。
図4、及び図5〜図9を参照し、エンジンガード52Lのエンジンガード上側取付部62は、ステー53Lのガード部材接続部71の外側面に外側から重ねて設けられる板部材である。
エンジンガード上側取付部62は、エンジンガード上側取付部62の下部に挿通されてガード部材接続部71の固定孔71bに締結される固定具75によって、ステー53Lに固定される。
また、エンジンガード上側取付部62は、エンジンガード上側取付部62の前部に挿通されてガード部材接続部71の固定孔71aに締結される固定具74によって、ステー53Lに固定される。ここで、固定具74,75は、ボルト及びナットによって構成される。
さらに、エンジンガード上側取付部62の上部は、ガード部材接続部71の止め孔71cに挿通される固定具76によってステー53Lに締結される。
サイドガード55Lのサイドガード下側取付部58は、エンジンガード上側取付部62の外側面に外側から重ねて設けられ、固定具75によってステー53Lのガード部材接続部71に締結される。
すなわち、サイドガード下側取付部58は、固定具75によって、ステー53Lに対しエンジンガード上側取付部62と共締めされる。このため、サイドガード55L及びエンジンガード52Lを一つのステー53Lによってダウンフレーム19に固定でき、固定構造を簡略化できる。
また、図3に示すように、車両正面視では、サイドガード55Lの下部である下側側方延出部59aと、エンジンガード52Lの上部である上側側方延出部63aとは重なる。このため、サイドガード下側取付部58とエンジンガード上側取付部62とが近くなり、サイドガード下側取付部58とエンジンガード上側取付部62とでステー53Lを共用し易い。
図10は、図9のX−X断面図である。
図6、図9及び図10を参照し、ボス部73は、車幅方向に延びる円筒状部材であり、軸方向の基端部が、ガード部材接続部71の内面に溶接される。ボス部73をガード部材接続部71に溶接する溶接ビード73aは、ボス部73の外周に沿う環状である。
ボス部73の先端73bとフレーム接続部70の内面との間には、所定の大きさの隙間77が設けられる。
エンジンガード52Lの上側側方延出部63aのエンジンガード上側取付部62に対する付け根部63eは、ステー53Lのエンジンガード上側取付部62の外側面に溶接される。
付け根部63eをエンジンガード上側取付部62に溶接する溶接ビード63fは、上側側方延出部63aの外周に沿う環状である。
エンジンガード52Lの付け根部63eは、ボス部73の軸方向視で見た場合、ボス部73に重なる。ここで、溶接ビード63fは付け根部63eに含まれるものであり、溶接ビード73aはボス部73に含まれるものである。
詳細には、ボス部73の軸方向視において、ボス部73の溶接ビード73aの外周縁に囲まれる領域A1と、付け根部63eの溶接ビード63fの外周縁に囲まれる領域A2とは、少なくとも一部が互いに重なる。
また、ボス部73及び付け根部63eは、車両側面視では、上下方向において、上側のエンジンハンガー締結部材67aと下側のエンジンハンガー締結部材67bとの間に位置する。
さらに、サイドガード下側取付部58をステー53Lに固定する固定具74も、上下方向において、エンジンハンガー締結部材67aとエンジンハンガー締結部材67bとの間に位置する。
図4、及び図6〜図8を参照し、右側のステー53Rは、ダウンフレーム19に接続される板状のフレーム接続部270と、ガード部材50に接続される板状のガード部材接続部271と、フレーム接続部270とガード部材接続部271とを接続する板状の連結部272とを備える。
ステー53Rは、互いに対向して配置されるフレーム接続部270及びガード部材接続部271と、フレーム接続部270の端部とガード部材接続部271の端部とを繋ぐ連結部272とによってU字状に形成される。
ステー53Rは、U字の底部を構成する連結部272が、車両前後方向に面する向きで配置される。詳細には、ステー53Rは、U字の底部を構成する連結部272の内面272aが車両前方に面する向きで配置される。このため、図7のように、ステー53Rを上方から見ると、ステー53Rは、U字状に見える。
ステー53Rのフレーム接続部270は、エンジンハンガー締結部材67aが挿通される固定孔270aを上部に備え、エンジンハンガー締結部材67bが挿通される固定孔270bを下部に備える。
ステー53Rは、フレーム接続部270がエンジンハンガー66の支持板66bに外側方から重ねて配置され、フレーム接続部270がエンジンハンガー締結部材67a,67bによってダウンフレーム19に締結される。
すなわち、ステー53Rは、ダウンフレーム19に対し、エンジンハンガー締結部材67a,67bによってエンジンハンガー66と共締めされる。このため、ステー53Rを簡単な構造で固定できる。
また、ステー53L,53Rは、エンジンハンガー締結部材67a,67bによってダウンフレーム19に固定される。このため、左右のステー53L,53Rでエンジンハンガー締結部材67a,67bを共用でき、固定構造を簡略化できる。
ガード部材接続部271は、フレーム接続部270に対し車幅方向外側から対向するように配置される。
連結部272は、車幅方向に延びてフレーム接続部270の後縁とガード部材接続部271の後縁とを連結する。
ステー53Rは、フレーム接続部270及びガード部材接続部271の一方の内面からフレーム接続部270及びガード部材接続部271の他方の内面に延びるボス部273を備える。
本実施の形態では、ボス部273は、ガード部材接続部271の内面からフレーム接続部270の内面に向けて車幅方向内側に延びる。
図11は、右側のステー53Rの周辺部の右側面図である。
図4、図6〜図8、及び図11を参照し、ステー53Rのガード部材接続部271は、固定孔271a,271b(図11)を備える。固定孔271a,271bには、エンジンガード52Rのエンジンガード上側取付部262をステー53Rに締結する固定具274,275が挿通される。
固定孔271bは、ガード部材接続部271の下端部に位置し、固定孔271aは、固定孔271bよりも上方に位置する。
また、ガード部材接続部271は、止め孔271c(図4)を備える。止め孔271cには、エンジンガード上側取付部262をステー53Rに締結する固定具276(図6)が車幅方向内側から挿通される。止め孔271cは、固定孔271bよりも上方に位置する。
エンジンガード52Rのエンジンガード上側取付部262は、ステー53Rのガード部材接続部271の外側面に外側から重ねて設けられる板部材である。
エンジンガード上側取付部262は、エンジンガード上側取付部262の下部に挿通されてガード部材接続部271の固定孔271bに締結される固定具275によって、ステー53Rに固定される。
また、エンジンガード上側取付部262は、エンジンガード上側取付部262の前部に挿通されてガード部材接続部271の固定孔271aに締結される固定具274によって、ステー53Rに固定される。ここで、固定具274,275は、ボルト及びナットによって構成される。
さらに、エンジンガード上側取付部262の上部は、ガード部材接続部271の止め孔271cに挿通される固定具276(図6)によってステー53Rに締結される。
サイドガード55Rのサイドガード下側取付部258は、エンジンガード上側取付部262の外側面に外側から重ねて設けられ、固定具275によってステー53Rのガード部材接続部271に締結される。
すなわち、サイドガード下側取付部258は、固定具275によって、ステー53Rに対しエンジンガード上側取付部262と共締めされる。このため、サイドガード55R及びエンジンガード52Rを一つのステー53Rによってダウンフレーム19に固定でき、固定構造を簡略化できる。
また、図3に示すように、車両正面視では、サイドガード55Rの下部である下側側方延出部259aと、エンジンガード52Rの上部である上側側方延出部263aとは重なる。このため、サイドガード下側取付部258とエンジンガード上側取付部262とが近くなり、サイドガード下側取付部258とエンジンガード上側取付部262とでステー53Rを共用し易い。
図12は、図11のXII−XII断面図である。
図6、図11及び図12を参照し、ボス部273は、車幅方向に延びる円筒状部材であり、軸方向の基端部が、ガード部材接続部271の内面に溶接される。ボス部273をガード部材接続部271に溶接する溶接ビード273aは、ボス部273の外周に沿う環状である。
ボス部273の先端273bとフレーム接続部270の内面との間には、所定の大きさの隙間277が設けられる。
エンジンガード52Rの上側側方延出部263aのエンジンガード上側取付部262に対する付け根部263eは、ステー253Lのエンジンガード上側取付部262の外側面に溶接される。
付け根部263eをエンジンガード上側取付部262に溶接する溶接ビード263fは、上側側方延出部263aの外周に沿う環状である。
エンジンガード52Rの付け根部263eは、ボス部273の軸方向視で見た場合、ボス部273に重なる。ここで、溶接ビード263fは付け根部263eに含まれるものであり、溶接ビード273aはボス部273に含まれるものである。
詳細には、ボス部273の軸方向視において、ボス部273の溶接ビード273aの外周縁に囲まれる領域A3と、付け根部263eの溶接ビード263fの外周縁に囲まれる領域A4とは、少なくとも一部が互いに重なる。
また、ボス部273及び付け根部263eは、車両側面視では、上下方向において、上側のエンジンハンガー締結部材67aと下側のエンジンハンガー締結部材67bとの間に位置する。
さらに、サイドガード下側取付部258をステー53Rに固定する固定具274も、上下方向において、エンジンハンガー締結部材67aとエンジンハンガー締結部材67bとの間に位置する。
ガード部材50に作用する外力の一部は、ステー53L,53Rを介してダウンフレーム19に伝達される。
本実施の形態では、ステー53LがU字状であるため、外力が作用すると、主としてフレーム接続部70とガード部材接続部71との距離を変化させるように、比較的大きく撓む。
また、ステー53Rも同様に、フレーム接続部270とガード部材接続部271との距離を変化させるように、外力によって比較的大きく撓む。
このため、ガード部材50を車体フレーム10に固定したとしても、ガード部材50によって車体フレームの剛性が高くなり過ぎることが防止される。
ステー53Lが外力によって車幅方向に大きく撓む場合、隙間77がゼロになってボス部73の先端73bがフレーム接続部70の内面に当接することで、ステー53Lの変形は規制される。
また、ステー53Rが外力によって車幅方向に大きく撓む場合、隙間277がゼロになってボス部273の先端273bがフレーム接続部270の内面に当接することで、ステー53Rの変形は規制される。
このため、ガード部材50に大きな外力が作用した場合には、ボス部73,273によってステー53L,53Rの変形を防止できる。
さらに、ステー53Lのボス部73は、軸方向視では、エンジンガード52Lの付け根部63eに重なる。同様に、ステー53Rのボス部273は、軸方向視では、エンジンガード52Rの付け根部263eに重なる。このため、エンジンガード52L,52Rから、ステー53L,53Rに作用する外力を、ボス部73,273によって効率良く受けることができ、ステー53L,53Rの過度な変形を防止できる。
図7に示すように、シリンダー部31から下方に延びる左右一対の排気管32aは、それぞれU字状のステー53L,53Rの内側を通る。
すなわち、排気管32aは、フレーム接続部70とガード部材接続部71との間、及び、フレーム接続部270とガード部材接続部271との間を通る。このため、ステー53L,53Rの内側の空間を利用して、排気管32aをコンパクトに配置できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1のガード構造は、車体フレーム10と、車体フレーム10に固定されて車体をガードするガード部材50と、ガード部材50を車体フレーム10に接続するステー53L,53Rとを備え、ステー53L,53Rは、車体フレーム10側に接続されるフレーム接続部70,270と、ガード部材50に接続されるガード部材接続部71,271と、フレーム接続部70,270とガード部材接続部71,271とを接続する連結部72,272とを備え、ステー53L,53Rは、互いに対向して配置されるフレーム接続部70,270及びガード部材接続部71,271と、連結部72,272とによってU字状に形成される。
この構成によれば、ステー53L,53RはU字状であり適度に撓むことができるため、ガード部材50によって車体フレーム10の剛性が高くなり過ぎることが防止される。このため、ガード部材50を設けた構成であっても車体フレーム10の剛性を適切にできる。
また、ガード部材接続部71,271の内面からフレーム接続部70,270の内面に延びるボス部73,273が設けられ、ボス部73,273の先端73b,273bとフレーム接続部70,270の内面との間には、隙間77,277が設けられる。
この構成によれば、ステー53L,53Rは、ボス部73,273の先端73b,273bとフレーム接続部70,270の内面との間の隙間77,277に対応する分は変形するが、隙間77,277が無くなった状態では、ステー53L,53Rの変形はボス部73,273によって規制される。このため、ステー53L,53Rの変形を利用して車体フレーム10の剛性を適切にできるとともに、ガード部材50に大きな外力が作用した場合には、ステー53L,53Rの変形を防止できる。
また、ガード部材50は、棒状のガード本体部63,263と、ガード本体部63,263の端に設けられ、ガード部材接続部71,271に固定されるエンジンガード上側取付部62,262とを備え、エンジンガード上側取付部62,262に対するガード本体部63,263の付け根部63e,263eは、少なくとも一部がボス部73,273の軸方向視においてボス部73,273に重なる。
この構成によれば、ガード本体部63,263の付け根部63e,263eをボス部73,273によって直接的に受けることができるため、ガード本体部63,263からステー53L,53Rに伝わる外力をボス部73,273によって効果的に受けることができる。
さらに、ガード部材50は、車体フレーム10の前部の側方に設けられるサイドガード55L,55R、及び、自動二輪車1のエンジン11の側方に設けられるエンジンガード52L,52Rの少なくともいずれかを含む。
この構成によれば、ガード部材50によって、車体フレーム10の前部及びエンジン11を側方から保護できるとともに、車体フレーム10の前部の剛性を適切にできる。
また、サイドガード55L,55Rがエンジンガード52L,52Rよりも上方に配置され、ガード部材50は、サイドガード55L,55Rの下部をステー53L,53Rに固定するサイドガード下側取付部58,258と、エンジンガード52L,52Rの上部をステー53L,53Rに固定するエンジンガード上側取付部62,262とを備え、サイドガード下側取付部58,258及びエンジンガード上側取付部62,262は、同一のステー53L,53Rに共締めされる。
この構成によれば、サイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rでステー53L,53Rを共用でき、部品点数を削減できる。
また、車両正面視において、サイドガード55L,55Rとエンジンガード52L,52Rとが重なる。
この構成によれば、サイドガード55L,55Rとエンジンガード52L,52Rとが近くなるため、ステー53L,53Rをサイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rで共用し易い。
また、車体フレーム10は、ヘッドパイプ16と、ヘッドパイプ16から後方に延びるメインフレーム17と、ヘッドパイプ16から下方に延びるダウンフレーム19とを備え、ステー53L,53Rは、ダウンフレーム19の左右に一対設けられるとともに、U字の底部となる連結部72,272が車両前後方向に面する向きで配置され、左右のステー53L,53Rは、フレーム接続部70,270及びダウンフレーム19を左右に貫通する上下一対のエンジンハンガー締結部材67a,67bによって、ダウンフレーム19に締結される。
この構成によれば、左右のステー53L,53Rを、フレーム接続部70,270及びダウンフレーム19を左右に貫通する上下一対のエンジンハンガー締結部材67a,67bによってダウンフレーム19に強固に固定できる。
また、上下のエンジンハンガー締結部材67a,67bの間に、ボス部73,273及び付け根部63e,263eが設けられる。
この構成によれば、ガード部材50に作用する外力は、ボス部73,273を介して上下のエンジンハンガー締結部材67a,67bの間に作用する。このため、外力によるモーメントがステー53L,53Rに大きく作用することを抑制できる。
また、車体フレーム10は、ヘッドパイプ16と、ヘッドパイプ16から後方に延びるメインフレーム17と、ヘッドパイプ16から下方に延びるダウンフレーム19とを備え、ガード部材50は、サイドガード55L,55Rの上部を車体フレーム10に固定するサイドガード上側取付部57bと、エンジンガード52L,52Rの下部を車体フレーム10に固定するエンジンガード下側取付部64,264とを備え、サイドガード上側取付部57bは、ヘッドパイプ16に固定され、エンジンガード下側取付部64,264は、車体フレーム10においてダウンフレーム19よりも後方に位置する部分に固定される。ここで、エンジンガード下側取付部64は、ダウンフレーム19の後方のロアフレーム20に固定され、エンジンガード下側取付部264はダウンフレーム19の後方のピボットフレーム18に固定される。
この構成によれば、ヘッドパイプ16から車体フレーム10においてダウンフレーム19よりも後方に位置する部分までの車体フレーム10の剛性をステー53L,53Rによって適切にできる。
さらに、ステー53L,53Rは、サイドガード上側取付部57bとエンジンガード下側取付部64,264との間でダウンフレーム19に固定される。
この構成によれば、ステー53L,53Rが、サイドガード上側取付部57bとエンジンガード下側取付部64,264との間に位置するため、車体フレーム10を広い範囲に亘って適切な剛性にできる。
また、自動二輪車1のエンジン11を支持するエンジンハンガー66は、車体フレーム10に締結され、ステー53L,53Rは、車体フレーム10に対し、エンジンハンガー66と共締めされる。
この構成によれば、エンジンハンガー66の締結部を利用して、ステー53L,53Rを簡単な構造で車体フレーム10に固定できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、ボス部73,273は、ガード部材接続部71,271の内面からフレーム接続部70,270の内面に延びるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ボス部は、フレーム接続部70,270の内面からガード部材接続部71,271の内面に延び、このボス部の先端とガード部材接続部71,271の内面の内面との間に隙間が設けられても良い。
また、上記実施の形態では、サイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rは、同一のステー53L,53Rに共締めされるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サイドガード55L,55R及びエンジンガード52L,52Rのいずれかのみをステー53L,53Rに固定しても良い。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 車体フレーム
11 エンジン
16 ヘッドパイプ
17 メインフレーム
18 ピボットフレーム(車体フレームにおいてダウンフレームよりも後方に位置する部分)
19 ダウンフレーム
20 ロアフレーム(車体フレームにおいてダウンフレームよりも後方に位置する部分)
50 ガード部材
52L,52R エンジンガード
53L,53R ステー
55L,55R サイドガード
57b サイドガード上側取付部
58,258 サイドガード下側取付部
62,262 エンジンガード上側取付部(取付部)
63,263 ガード本体部
63e,263e 付け根部
64,264 エンジンガード下側取付部
66 エンジンハンガー
67a,67b エンジンハンガー締結部材(締結部材)
70,270 フレーム接続部
71,271 ガード部材接続部
72,272 連結部
73,273 ボス部
73b,273b 先端
77,277 隙間

Claims (11)

  1. 車体フレーム(10)と、前記車体フレーム(10)に固定されて車体をガードするガード部材(50)と、前記ガード部材(50)を前記車体フレーム(10)に接続するステー(53L,53R)とを備える鞍乗り型車両のガード構造において、
    前記ステー(53L,53R)は、前記車体フレーム(10)側に接続されるフレーム接続部(70,270)と、前記ガード部材(50)に接続されるガード部材接続部(71,271)と、前記フレーム接続部(70,270)と前記ガード部材接続部(71,271)とを接続する連結部(72,272)とを備え、
    前記ステー(53L,53R)は、互いに対向して配置される前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)と、前記連結部(72,272)とによってU字状に形成されることを特徴とする鞍乗り型車両のガード構造。
  2. 前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の一方の内面から前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の他方の内面に延びるボス部(73,273)が設けられ、
    前記ボス部(73,273)の先端(73b,273b)と前記フレーム接続部(70,270)及び前記ガード部材接続部(71,271)の前記他方の前記内面との間には、隙間(77,277)が設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  3. 前記ガード部材(50)は、棒状のガード本体部(63,263)と、前記ガード本体部(63,263)の端に設けられ、前記ガード部材接続部(71,271)に固定される取付部(62,262)とを備え、
    前記取付部(62,262)に対する前記ガード本体部(63,263)の付け根部(63e,263e)は、少なくとも一部が前記ボス部(73,273)の軸方向視において前記ボス部(73,273)に重なることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  4. 前記ガード部材(50)は、前記車体フレーム(10)の前部の側方に設けられるサイドガード(55L,55R)、及び、前記鞍乗り型車両のエンジン(11)の側方に設けられるエンジンガード(52L,52R)の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  5. 前記サイドガード(55L,55R)が前記エンジンガード(52L,52R)よりも上方に配置され、
    前記ガード部材(50)は、前記サイドガード(55L,55R)の下部を前記ステー(53L,53R)に固定するサイドガード下側取付部(58,258)と、前記エンジンガード(52L,52R)の上部を前記ステー(53L,53R)に固定するエンジンガード上側取付部(62,262)とを備え、
    前記サイドガード下側取付部(58,258)及び前記エンジンガード上側取付部(62,262)は、同一の前記ステー(53L,53R)に共締めされることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  6. 車両正面視において、前記サイドガード(55L,55R)と前記エンジンガード(52L,52R)とが重なることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  7. 前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、
    前記ステー(53L,53R)は、前記ダウンフレーム(19)の左右に一対設けられるとともに、前記U字の底部となる前記連結部(72,272)が車両前後方向に面する向きで配置され、
    左右の前記ステー(53L,53R)は、前記フレーム接続部(70,270)及び前記ダウンフレーム(19)を左右に貫通する上下一対の締結部材(67a,67b)によって、前記ダウンフレーム(19)に締結されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  8. 前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、
    前記ステー(53L,53R)は、前記ダウンフレーム(19)の左右に一対設けられるとともに、前記U字の底部となる前記連結部(72,272)が車両前後方向に面する向きで配置され、
    左右の前記ステー(53L,53R)は、前記フレーム接続部(70,270)及び前記ダウンフレーム(19)を左右に貫通する上下一対の締結部材(67a,67b)によって、前記ダウンフレーム(19)に締結され、
    車両側面視において、上下の前記締結部材(67a,67b)の間に、前記ボス部(73,273)及び前記付け根部(63e,263e)が設けられることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  9. 前記車体フレーム(10)は、ヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びるメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)とを備え、
    前記ガード部材(50)は、前記サイドガード(55L,55R)の上部を前記車体フレーム(10)に固定するサイドガード上側取付部(57b)と、前記エンジンガード(52L,52R)の下部を前記車体フレーム(10)に固定するエンジンガード下側取付部(64,264)とを備え、
    前記サイドガード上側取付部(57b)は、前記ヘッドパイプ(16)に固定され、前記エンジンガード下側取付部(64,264)は、前記車体フレーム(10)においてダウンフレーム(19)よりも後方に位置する部分に固定されることを特徴とする請求項5または6記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  10. 前記ステー(53L,53R)は、前記サイドガード上側取付部(57b)と前記エンジンガード下側取付部(64,264)との間で前記ダウンフレーム(19)に固定されることを特徴とする請求項9記載の鞍乗り型車両のガード構造。
  11. 前記鞍乗り型車両のエンジン(11)を支持するエンジンハンガー(66)は、前記車体フレーム(10)に締結され、
    前記ステー(53L,53R)は、前記車体フレーム(10)に対し、前記エンジンハンガー(66)と共締めされることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のガード構造。
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