JP2020078375A - 便座装置 - Google Patents

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康智 櫻井
Yasutomo Sakurai
康智 櫻井
一樹 古閑
Kazuki Koga
一樹 古閑
智也 佐々木
Tomoya Sasaki
智也 佐々木
弘明 渡邊
Hiroaki Watanabe
弘明 渡邊
和磨 佃
Kazuma Tsukuda
和磨 佃
絢子 中森
Junko Nakamori
絢子 中森
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Abstract

【課題】便蓋または便座の少なくとも一方を、作動性良く開閉させて、変形を抑制することができる便座装置を提供する。【解決手段】便座装置12は、便座及び便蓋の少なくとも一方である開閉体3,4と、開閉体3,4を、閉姿勢から起立した開姿勢まで回動させる回動機構5A,5Bと、を備え、回動機構5A,5Bは、左右方向を軸線方向として延びる軸部材53A,53Bと、軸部材53A,53Bを軸線回りに回動させる回動手段51A,51Bと、を有し、軸部材53A,53Bは、一端部53b,53dが回動手段51A,51Bに接続され、他端部53a,53cが開閉体3,4の左右方向の一方側を回動可能に支持する第一軸部531,533と、一端部53b,53dが回動手段51A,51Bに接続され、他端部53a,53cが開閉体3,4の左右方向の他方側を回動可能に支持する第二軸部534と、を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、便座装置に関するものである。
従来から、便蓋や便座が開閉機構等により回動(開閉)可能に設けられた便座装置が知られている。例えば、モータに駆動軸が接続され、便蓋及び便座(以下、便蓋等と称する)の左右両側に軸受部が設けられ、一方側の軸受部は駆動軸に連結され、他方側の軸受部は本体部から延びる支持軸回りに回動自在に支持された電動開閉装置が提案されている(例えば下記の特許文献1参照)。
また、便蓋等に対して開く方向に付勢するアシストばね(付勢部材)が駆動軸に設けられたものもある。
特開平10−211120号公報
しかしながら、上記の特許文献1の電動開閉装置では、駆動軸と支持軸とは設置時に同軸上に配置されず位置がずれてしまうことがあり、駆動軸及び支持軸に支持された便蓋等が回動する際にがたつきが生じたり、便蓋等に変形が生じてしまったりする虞がある。また、便蓋等が開く際には左右方向のうち駆動軸に連結された側から先に動き出してしまったり、左右方向のうちアシストばねが設けられた側のみにばねの負荷がかかってしまったりすることにより、便蓋等に変形が生じてしまうという問題点もある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、便蓋または便座の少なくとも一方を、作動性良く開閉させて、変形を抑制することができる便座装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る便座装置は、便座及び便蓋の少なくとも一方である開閉体と、該開閉体を閉姿勢から起立した開姿勢まで回動させる回動機構と、を備え、該回動機構は、左右方向を軸線方向として延びる軸部材と、該軸部材を前記軸線回りに回動させる回動手段と、を有し、前記軸部材は、一端部が前記回動手段に接続され、他端部が前記開閉体の左右方向の一方側を回動可能に支持する第一軸部と、一端部が前記回動手段に接続され、他端部が前記開閉体の左右方向の他方側を回動可能に支持する第二軸部と、を有することを特徴とする。
このように構成された便座装置では、同一の回動手段に接続された第一軸部及び第二軸部は、それぞれ開閉体の左右方向の一方側及び他方側を回動可能に支持している。よって、開閉体の左右両側は、同一の回動手段に接続された第一軸部及び第二軸部に支持されているため、開閉体が閉姿勢と開姿勢との間で回動する際に開閉体の左右両側が同期して回動し、がたつき等がなく作動性が良い。また、開閉体の左右両側が同期して回動することにより、開閉体に捩れ等が生じず、開閉体の変形が抑制される。
また、本発明に係る便座装置では、前記回動手段は、駆動モータであることが好ましい。
このように構成された便座装置では、駆動モータの駆動力により開閉体が回動する際に、駆動力が軸部材を介して回動体の左右両側に伝達される。よって、回動体が回動する際には、左右両側から同時に回動し始めるため、回動体の左右方向の一方にのみ負荷がかかることがない。
また、本発明に係る便座装置は、前記回動機構は、前記駆動モータに接続され、所定の方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能な回動部材と、前記駆動モータから前記回動部材に伝達されたトルクを前記軸部材に伝達する伝達部材と、を備え、前記駆動モータは、前記軸部材の前方または後方に配置されていてもよい。
このように構成された便座装置では、回動部材及び伝達部材を用いることで、駆動モータを軸部材と前後方向の位置を異ならせた位置に配置できる。よって、回動機構が配置される機能部等におけるレイアウトの自由度を高めることができる。
また、本発明に係る便座装置は、前記回動部材の軸線方向は、左右方向と異なる方向であってもよい。
このように構成された便座装置では、回動部材の軸線方向(所定の方向)は、軸部材の軸線方向(左右方向)と異なる方向である。よって、回動機構が配置される機能部等におけるレイアウトの自由度を更に高めることができる。
本発明に係る便座装置によれば、便蓋または便座の少なくとも一方を、作動性良く開閉させて、変形を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置において、便蓋が閉姿勢にある状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置において、便蓋が開姿勢にある状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の回動機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例1に係る便座装置の回動機構を示す模式図である。 本発明の一実施形態の変形例2に係る便座装置の回動機構を示す模式図である。 本発明の一実施形態の変形例3に係る便座装置の回動機構を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置において、便蓋が閉姿勢にある状態を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置において、便蓋が開姿勢にある状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、便器装置100は、下方に凹む開口部(不図示。以下同じ。)が設けられた便器11と、便器11に設置された便座装置12と、を備えている。
なお、下記の説明において、利用者が便座装置12の便座3(図2参照。以下同じ。)に着座した状態で前方を向く方向を「前方」とし、反対側を「後方」とし、これらを結ぶ方向を前後方向Yとする。また、便座3に着座した利用者から見て左側を「左側」とし、右側を「右側」とし、これらを結ぶ方向を左右方向Xとする。
便座装置12は、便器11の後部上方に設置された本体部2と、本体部2に開閉(回動)可能に設けられた便座(開閉体)3及び便蓋(開閉体)4と、を備えている。
本体部2は、各種機能を有する機能部21(図3参照。以下同じ)と、機能部21を収容するカバー26と、を有している。
機能部21は、便器11の後部に設置されている。機能部21は、便器11の上部に設けられたベース部(不図示)上等に配置されている。
機能部21とは、便座3を回動させる便座回動機構(回動機構)5A(図3参照。以下同じ。)、便蓋4を回動させる便蓋回動機構(回動機構)5B(図3参照。以下同じ。)、局部洗浄装置、脱臭装置などの各種機能装置および各種機能部品、これらの各種機能装置および各種機能部品を制御する制御部、これらの各種機能装置および各種機能部品に電源を供給する電源部などを示している。
カバー26は、機能部21の主に左右両側及び後方を覆う本体カバー27と、本体カバー27の上方に配置され、機能部21の主に上方を覆うトップカバー28と、を有している。トップカバー28は、本体カバー27に不図示の係止手段により着脱可能に係止されている。
図2に示すように、便座3は、利用者が着座する着座部31と、便座回動機構5Aに回動可能に支持される便座腕部32と、を有している。
便座3は、便器11の上方に配置されている。便座3は、便座回動機構5Aにより、便器11の上方に沿う閉姿勢から、閉姿勢での前端部を上方に向けて起立した開姿勢まで回動可能とされている。
便蓋4は、便座3を覆う便蓋本体41と、便蓋回動機構5Bに回動可能に支持される便蓋腕部42と、を有している。
便蓋4は、便座3の上方に配置されている。便蓋4は、便蓋回動機構5Bにより、便座3の上方に沿う図1に示す閉姿勢から、閉姿勢での前端部を上方に向けて起立した図2に示す開姿勢まで回動可能とされている。
次に、便座回動機構5A及び便蓋回動機構5Bについて説明する。
図3は、便座回動機構5A及び便蓋回動機構5Bを示す斜視図である。なお、図3において、便座回動機構5A及び便蓋回動機構5Bの構成が分かりやすいように、機能部21の一部を省略しており、便座3、便蓋4、本体カバー27及びトップカバー28を二点鎖線で示している。
便座回動機構5Aは、便座駆動モータ(駆動モータ、回動手段)51Aと、便座回動軸(軸部材)53Aと、便座付勢部材55Aと、を有している。便蓋回動機構5Bは、便蓋駆動モータ(駆動モータ、回動手段)51Bと、便蓋回動軸(軸部材)53Bと、便蓋付勢部材55Bと、を有している。なお、便座回動機構5A及び便蓋回動機構5Bを総称して回動機構5と称し、便座駆動モータ51A及び便蓋駆動モータ51Bを総称して駆動モータ51と称し、便座回動軸53A及び便蓋回動軸53Bを総称して回動軸53と称し、便座付勢部材55A及び便蓋付勢部材55Bを総称して付勢部材55と称することがある。
駆動モータ51は、駆動源・動力源として機能する。駆動モータ51には、図示しないリード線を介して駆動信号が供給される。また、駆動信号の供給により、駆動モータ51の回動軸53を回転させる。なお、駆動モータ51は、DCモータ、DCブラシレスモータ、ステッピングモータ等が採用される。
本実施形態の駆動モータ51は、左右方向Xの長さが、前後方向Yの長さよりも長い形状をなしている。換言すると、駆動モータ51は、長手方向を左右方向Xに向けて配置されている。
便座回動軸53Aは、便座駆動モータ51Aから伝達された駆動力を便座3に伝達するものである。
便座回動軸53Aは、左右方向Xに延びる軸状の部材である。便座回動軸53Aは、便座3の左右両側の便座腕部32間に連続して延びている。便座回動軸53Aは、左右方向Xを軸線方向として、軸線回りに回動する。
便座回動軸53Aは、便座駆動モータ51Aから左右方向Xの一方側に延びる第一軸部531と、便座駆動モータ51Aから左右方向Xの他方側に延びる第二軸部532と、を有している。なお、第一軸部531(または第二軸部532)は、左右方向Xに長い複数の部材が左右方向Xに接合された構成であってもよい。
第一軸部531の一端部及び第二軸部532の一端部には、係合軸部53aが形成されている。
図2に示すように、本体カバー27における左右方向Xを向く壁部27aには、左右方向Xに貫通する便座軸挿通孔27bが形成されている。便座回動軸53A(図3参照)の両端部(係合軸部53a)は、便座軸挿通孔27bから側方に突出している。
便座3の各便座腕部32には、係合軸部53aに対応する形状の係合凹部(不図示。以下同じ。)が形成されている。
図3に示すように、便座回動軸53Aの各係合軸部53aは、便座3の各便座腕部32の係合凹部に係合されている。
第一軸部531の他端部53b及び第二軸部532の他端部53bは、便座駆動モータ51Aに接続されている。便座駆動モータ51Aが駆動すると、便座回動軸53Aとともに便座3が回動する。
便蓋回動軸53Bは、便蓋駆動モータ51Bから伝達された駆動力を便蓋4に伝達するものである。
便蓋回動軸53Bは、左右方向Xに延びる軸状の部材である。便蓋回動軸53Bは、便蓋4の左右両側の便蓋腕部42間に連続して延びている。便蓋回動軸53Bは、左右方向Xを軸線方向として、軸線回りに回動する。
便蓋回動軸53Bは、便蓋駆動モータ51Bから左右方向Xの一方側に延びる第一軸部533と、便蓋駆動モータ51Bから左右方向Xの他方側に延びる第二軸部534と、を有している。なお、第一軸部533(または第二軸部534)は、左右方向Xに長い複数の部材が左右方向Xに接合された構成であってもよい。
第一軸部531の一端部及び第二軸部532の一端部には、係合軸部53cが形成されている。
図2に示すように、本体カバー27の壁部27aには、左右方向Xに貫通する便蓋軸挿通孔27cが形成されている。便蓋回動軸53B(図3参照)の両端部(係合軸部53c)は、便蓋軸挿通孔27cから側方に突出している。
便蓋4の各便蓋腕部42には、係合軸部53cに対応する形状の係合凹部(不図示。以下同じ。)が形成されている。
図3に示すように、便蓋回動軸53Bの各係合軸部53cは、便蓋4の各便蓋腕部42の係合凹部に係合されている。
第一軸部533の他端部53d及び第二軸部534の他端部53dは、便蓋駆動モータ51Bに接続されている。便蓋駆動モータ51Bが駆動すると、便蓋回動軸53Bとともに便蓋4が回動する。
便座付勢部材55Aは、便座回動軸53Aに対して、便座3が開く方向に付勢力を付与するものである。便蓋付勢部材55Bは、便蓋回動軸53Bに対して、便蓋4が開く方向に付勢力を付与するものである。付勢部材55は、例えば不図示のコイル状のばねで構成されている。
このように構成された便器装置100では、同一の便座駆動モータ51Aに接続された便座回動軸53Aは、便座3の左右方向Xの一方側及び他方側を回動可能に支持している。よって、便座3の左右両側は、同一の便座駆動モータ51Aに接続された便座回動軸53Aに支持されているため、便座3が閉姿勢と開姿勢との間で回動する際に便座3の左右両側が同期して回動し、がたつき等がなく作動性が良い。また、便座3の左右両側が同期して回動することにより、便座3に捩れ等が生じず、便座3の変形が抑制される。同様に、同一の便蓋駆動モータ51Bに接続された便蓋回動軸53Bは、便蓋4の左右方向Xの一方側及び他方側を回動可能に支持している。よって、便蓋4の左右両側は、同一の便蓋駆動モータ51Bに接続された便蓋回動軸53Bに支持されているため、便蓋4が閉姿勢と開姿勢との間で回動する際に便蓋4の左右両側が同期して回動し、がたつき等がなく作動性が良い。また、便蓋4の左右両側が同期して回動することにより、便蓋4に捩れ等が生じず、便蓋4の変形が抑制される。さらには、便座3及び便蓋4を回動軸53から取り外したり、回動軸53に装着したりする際の着脱性が良い。
また、駆動モータ51の駆動力により便座3及び便蓋4が回動する際に、駆動力が回動軸53を介して便座3及び便蓋4の左右両側に伝達される。よって、便座3及び便蓋4が回動する際には、左右両側から同時に回動し始めるため、便座3及び便蓋4の左右方向Xの一方にのみ負荷がかかることがない。
また、従来では便蓋4等の左右方向Xのうちアシストばねが設けられた側のみに、ばねの負荷がかかってしまい、便蓋4等が変形することがあるが、本実施形態では、回動軸53が分断されず、左右方向Xに連続しているため、付勢部材55の付勢力が回動軸53を介して便座3及び便蓋4の左右両側に伝達され、便座3及び便蓋4の変形が抑制される。
(変形例1)
次に、本発明の一実施形態の変形例1に係る便器装置について、主に図4を用いて説明する。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4は、本発明の一実施形態の変形例1に係る便座装置の回動機構を示す模式図である。
図4に示すように、便座3及び便蓋4の少なくとも一方の回動機構5Xは、駆動モータ51Xと、モータ回動軸61と、第一駆動歯車(回動部材)63と、第二駆動歯車(伝達部材)65と、回動軸53Xと、を有している。
本変形例の駆動モータ51Xは、平面視で前後方向Yに長い形状をなしている。換言すると、駆動モータ51Xは、長手方向を前後方向Yに向けて配置されている。
モータ回動軸61は、駆動モータ51Xの長手方向の一端部から前後方向Yの一方側に延びている。本変形例では、駆動モータ51Xの前端部から前方に延びている。
第一駆動歯車63は、モータ回動軸61に設けられている。第一駆動歯車63は、軸線方向を前後方向Yに向けて配置され、軸線回りに回動可能である。
第二駆動歯車65は、第一駆動歯車63に噛み合うように設けられている。第二駆動歯車65は、軸線方向を左右方向Xに向けて配置され、軸線回りに回動可能である。第二駆動歯車65の中心には、左右方向Xに延びる回動軸53Xが貫通配置されている。
回動軸53Xは、駆動モータ51Xの前方に配置されている。なお、モータ回動軸61が駆動モータ51Xの後端部から後方に延び、回動軸53Xが駆動モータ51Xの後方に配置される構成であってもよい。
駆動モータ51Xが駆動すると、モータ回動軸61及び第一駆動歯車63が前後方向Yを軸線方向とする軸線回りに回動する。第一駆動歯車63の回転が第二駆動歯車65に伝達されて、第二駆動歯車65は左右方向Xを軸線方向とする軸線回りに回動する。このように、第一駆動歯車63の回転方向は第二駆動歯車65に変換されて伝達される。第二回動部材73は、駆動モータ51Xから第一駆動歯車63に伝達されたトルクを回動軸53Xに伝達する。
このように構成された便器装置100では、便座3及び便蓋4の左右両側を回動可能に支持する回動軸53Xは、左右方向Xに一直線上に延びている。よって、便座3及び便蓋4が回動軸53Xに支持される位置は左右両側で前後方向Y及び上下方向等にずれることがないため、便座3及び便蓋4が回動する際にがたつき等がなく作動性が良い。また、回動軸53Xに位置ずれがあると便座3及び便蓋4に負荷がかかり便座3及び便蓋4が変形することがあるが、本実施形態では、回動軸53Xが一直線上に延び位置ずれなないため、便座3及び便蓋4の変形が抑制される。さらには、便座3及び便蓋4を回動軸53Xから取り外したり、回動軸53Xに装着したりする際の着脱性が良い。
また、第一駆動歯車63及び第二駆動歯車65を用いることで、駆動モータ51Xを回動軸53Xの前方または後方に配置できる。よって、回動機構5Xが配置される機能部21におけるレイアウトの自由度を高めることができる。
また、第一駆動歯車63の軸線方向(前後方向Y)は、回動軸53Xの軸線方向(左右方向X)とは異なる方向とすることができる。よって、回動機構5Xが配置される機能部21におけるレイアウトの自由度を更に高めることができる。
(変形例2)
次に、本発明の一実施形態の変形例2に係る便器装置について、主に図5を用いて説明する。
図5は、本発明の一実施形態の変形例2に係る便座装置の回動機構を示す模式図である。
図5に示すように、便座3及び便蓋4の少なくとも一方の回動機構5Yは、駆動モータ51Yと、モータ回動軸61Yと、第一回動部材(回動部材)71と、回動軸53Yと、第二回動部材(伝達部材)73と、ベルト(伝達部材)75と、を有している。
本変形例の駆動モータ51Yは、平面視で左右方向Xに長い形状をなしている。換言すると、駆動モータ51Yは、長手方向を左右方向Xに向けて配置されている。
モータ回動軸61Yは、駆動モータ51Yの長手方向の一端部から左右方向Xの一方側に延びている。
第一回動部材71は、モータ回動軸61Yに設けられている。第一回動部材71は、軸線方向を左右方向Xに向けて配置され、軸線回りに回動可能である。
第二回動部材73は、軸線方向を左右方向Xに向けて配置されている。第二回動部材73の中心には、左右方向Xに延びる回動軸53Yが貫通配置されている。回動軸53Yは、駆動モータ51Yの前方に配置されている。なお、回動軸53Yは、駆動モータ51Yの後方に配置される構成であってもよい。
ベルト75は、第一回動部材71から第二回動部材73にわたって巻回されている。
駆動モータ51Yが駆動すると、モータ回動軸61Y及び第一回動部材71が左右方向Xを軸線方向とする軸線回りに回動する。第一回動部材71の回転がベルト75を介して第二回転部材73に伝達され、第二回転部材73及び回動軸53Yは左右方向Xを軸線方向とする軸線回りに回動する。第二回動部材73は、駆動モータ51Yから第一駆動歯車63に伝達されたトルクを回動軸53Yに伝達する。
このように構成された便器装置100では、便座3及び便蓋4の左右両側を回動可能に支持する回動軸53Yは、左右方向Xに一直線上に延びている。よって、便座3及び便蓋4が回動軸53Yに支持される位置は左右両側で前後方向Y及び上下方向等にずれることがないため、便座3及び便蓋4が回動する際にがたつき等がなく作動性が良い。また、回動軸53Yに位置ずれがあると便座3及び便蓋4に負荷がかかり便座3及び便蓋4が変形することがあるが、本実施形態では、回動軸53Yが一直線上に延び位置ずれなないため、便座3及び便蓋4の変形が抑制される。さらには、便座3及び便蓋4を回動軸53Yから取り外したり、回動軸53Yに装着したりする際の着脱性が良い。
また、第一回動部材71、ベルト75及び第二回動部材73を用いることで、駆動モータ51Yを回動軸53Yの前方または後方に配置できる。よって、回動機構5Yが配置される機能部21におけるレイアウトの自由度を高めることができる。
(変形例3)
次に、本発明の一実施形態の変形例3に係る便器装置について、主に図6を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施形態の変形例3に係る便座装置の回動機構を説明する図である。
図6に示すように、便蓋駆動モータ51Bに接続された便蓋回動軸53Cは、第一軸部537と、第二軸部538と、を有している。
第一軸部537の一端部及び第二軸部538の一端部には、係合軸部53cが形成されている。係合軸部53cは、便蓋4の便蓋腕部42に形成された係合凹部に係合されている。
第一軸部537及び第二軸部538は、係合軸部53cから左右方向Xに延びた後、前方に折曲され、端部53dが便蓋駆動モータ51Bに接続されている。
このように構成された便器装置では、同一の便蓋駆動モータ51Bに接続された便蓋回動軸53Cは、便蓋4の左右方向Xの一方側及び他方側を回動可能に支持している。よって、便蓋4の左右両側は、同一の便蓋駆動モータ51Bに接続された便蓋回動軸53Cに支持されているため、便蓋4が閉姿勢と開姿勢との間で回動する際に便蓋4の左右両側が同期して回動し、がたつき等がなく作動性が良い。また、便蓋4の左右両側が同期して回動することにより、便蓋4に捩れ等が生じず、便蓋4の変形が抑制される。さらには、便蓋4を便蓋回動軸53Cから取り外したり、便蓋回動軸53Cに装着したりする際の着脱性が良い。
なお、本発明に係る便器装置100は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、開閉体の左右両側を回動可能に支持し、左右方向Xに一直線上に延びる軸部を有する回動機構5が、便座3及び便蓋4の両方に設けられているが、本発明はこれに限られない。当該回動機構5が、便座3及び便蓋4の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、上記に示す実施形態では、回動機構5は駆動モータ51及び付勢部材55を備えているが、本発明はこれに限られない。付勢部材55が設けられていなかったり、駆動モータ51及び付勢部材55の両方が設けられていなかったりしてもよい。
また、便座回動軸53Aの内部は、中空に形成され、便座3を保温するヒータ(不図示。以下同じ。)等の加熱部の配線が収容可能とされていてもよい。
2…本体部
3…便座(開閉体)
4…便蓋(開閉体)
5…回動機構(回動機構)
5A…便座回動機構(回動機構)
5B…便蓋回動機構(回動機構)
11…便器
12…便座装置
51…駆動モータ(駆動モータ、回動手段)
51A…便座駆動モータ(駆動モータ、回動手段)
51B…便蓋駆動モータ(駆動モータ、回動手段)
53…回動軸(軸部材)
53A…便座回動軸(軸部材)
53B…便蓋回動軸(軸部材)
55…付勢部材
55A…便座付勢部材
55B…便蓋付勢部材
61…モータ回動軸
63…第一駆動歯車(回動部材)
65…第二駆動歯車(伝達部材)
71…第一回動部材(回動部材)
73…第二回動部材(伝達部材)
75…ベルト(伝達部材)
100…便器装置
X…左右方向
Y…前後方向

Claims (4)

  1. 便座及び便蓋の少なくとも一方である開閉体と、
    該開閉体を閉姿勢から起立した開姿勢まで回動させる回動機構と、を備え、
    該回動機構は、
    左右方向を軸線方向として延びる軸部材と、
    該軸部材を前記軸線回りに回動させる回動手段と、を有し、
    前記軸部材は、
    一端部が前記回動手段に接続され、他端部が前記開閉体の左右方向の一方側を回動可能に支持する第一軸部と、
    一端部が前記回動手段に接続され、他端部が前記開閉体の左右方向の他方側を回動可能に支持する第二軸部と、を有することを特徴とする便座装置。
  2. 前記回動手段は、駆動モータである請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記回動機構は、前記駆動モータに接続され、所定の方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能な回動部材と、
    前記駆動モータから前記回動部材に伝達されたトルクを前記軸部材に伝達する伝達部材と、を備え、
    前記駆動モータは、前記軸部材の前方または後方に配置されている請求項2に記載の便座装置。
  4. 前記回動部材の軸線方向は、左右方向と異なる方向である請求項3に記載の便座装置。
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