JP2020075853A - 車両用窓ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に取り付けた場合であっても、車両のボデーへの干渉しにくく、かつ、車両の振動による外部の電気回路と箔状導線との接触不良が起こりにくい車両用窓ガラスを提供すること。【解決手段】第1のガラス板と第2のガラス板との間に設けられた導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを接続する接続部材とを備える車両用窓ガラスであって、前記接続部材は、箔状導線と、丸線状導線と、封止筐体と、を備え、前記封止筐体は中空構造を有しており、前記箔状導線と前記丸線状導線との接続部を収容し、かつ、内部に封止剤が充填されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用窓ガラスに係り、特に、発熱用のヒータやアンテナ線などの導電体と電気的に接続するための接続部材を備える車両用窓ガラスに関する。
従来、例えば2枚のガラスを、中間膜を介して貼り合わせた合わせガラスにおいて、ガラスとガラスとの間に、導電体及びそれらに接続されるバスバーなどの給電部が封入されたものが知られている。これらの導電体に給電する構造として、フラットハーネスと呼ばれる箔状導体を利用したものがある。
例えば、特許文献1には、箔状導体の一端を合わせガラスに挟み込み、導電体と電気的に接続させ、他端は合わせガラスの外側に引き出され、合わせガラスの端部で折り返して合わせガラスの外面側に貼り付けられており、さらに合わせガラスの外面側に貼り付けられた箔状導体を筐体で覆っている構造が開示されている。
特許第5957448号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている構造の場合、筐体は断面がU字型の形状となっており、合わせガラスから引き出された箔状導体だけではなく、合わせガラス側縁を含むように箔状導体と合わせガラスの縁部を覆う構造となっているため、筐体が配置される部位が他の部位よりも不必要に突出してしまう。そのため、特許文献1に開示されている合わせガラスを車両用窓ガラスに用いた場合、筐体が車両のボデーに干渉してしまう恐れがある。
また、特許文献1に開示されている構造では、筐体に配設されたバネ接触要素によって箔状導体と電気的に接触し、かつ、バネ接触要素に外部の電気回路と接続される給電線を備えている。外部の電気回路と箔状導体との接触が、バネ要素の弾性力のみであると、特許文献1に開示されている合わせガラスを車両に用いた場合、車両の振動などにより、外部の電気回路と箔状導体とが接触不良を起こす恐れがある。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の車両用窓ガラスは、
第1のガラス板及び第2のガラス板と、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板を接合する中間膜を有する合わせガラスと、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に配置された導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを接続する接続部材とを備える車両用窓ガラスであって、
前記接続部材は、箔状導線と、丸線状導線と、封止筐体と、を備え、
前記箔状導線は、一端に前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に位置し、前記導電体と電気的に接続される接続端子と、他端に前記合わせガラスの外側に位置する給電端子と、を備え、
前記丸線状導線は、一端に前記箔状導線の前記給電端子と電気的に接続される接続導体と、他端に前記外部の電気回路と電気的に接続される給電導体と、を備え、
前記封止筐体は中空構造を有しており、前記箔状導線と前記丸線状導線との接続部を収容し、かつ、内部に封止剤が充填されていることを特徴とする。
本発明によれば、電気が供給されるガラスを車両に取り付けた場合であっても、車両のボデーへの干渉しにくく、かつ、車両の振動による外部の電気回路と箔状導線との接触不良が起こりにくい車両用窓ガラスを提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両用窓ガラスの正面図である。 図1に示すA−A部の断面図である。 本発明の実施形態に係る封止筐体と接続部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る封止筐体を組み合わせた場合の斜視図である。 本発明の実施形態に係る接続部の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る接続部の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る封止筐体の変形例を示す図である。 本発明の実施形態の変形に係る下側半割体と接続部の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の変形に係る封止筐体の組立図斜視図である。 図9に示すB−B部の断面図である。 図9に示すC−C部の断面図である。 本発明の実施形態の変形に係る封止筐体に封止剤を充填する際の、封止剤の経路を示す説明図である。 図12に示すD−D部の断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、本発明の車両用窓ガラスは、例えばフロントガラスとして用いられるものであるが、これに限定されない。
本発明の実施形態に係る車両用窓ガラス100は、図2に示すように、第1のガラス板11と第2のガラス板12と、第1のガラス板11と第2のガラス板12とを接合する中間膜13を有する合わせガラス10と、第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に配置された導電体14と、導電体14と不図示の外部の電気回路と、を接続する接続部材20とを備える。
第1のガラス板11は、第2のガラス板12よりも車外側に配設される。第1のガラス板11及び第2のガラス板12は、例えば、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラスなどが特に制限なく用いられる。これらのうちでもソーダライムガラスが特に好ましい。第1のガラス板11及び第2のガラス板12は、例えばフロート法などにより板状に成形され、重力成形またはプレス成形などにより高温で曲げ成形される。第1のガラス板11及び第2のガラス板12は、未強化ガラス、強化ガラスのいずれでもよい。強化ガラスは、物理強化ガラス、化学強化ガラスのいずれでもよい。未強化
ガラスは、溶融ガラスを板状に成形し、徐冷したものである。強化ガラスは、未強化ガラスの表面に圧縮応力層を形成したものである。強化ガラスは、物理強化ガラス(例えば風冷強化ガラス)、化学強化ガラスのいずれでもよい。物理強化ガラスである場合は、均一に加熱したガラス板を軟化点付近の温度から急冷し、ガラス表面とガラス内部との温度差によってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化してもよい。化学強化ガラスである場合は、イオン交換法などによってガラス表面に圧縮応力を生じさせることでガラス表面を強化してもよい。また、第1のガラス板11及び第2のガラス板12は、透明であることが好ましいが、透明性を損なわない程度に着色されたガラス板であってもよい。第1のガラス板11及び第2のガラス板12の板厚は特に限定されないが、0.5mm以上5.0mm以下であることが好ましい。第1のガラス板11及び第2のガラス板12の厚みは同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第1のガラス板11及び第2のガラス板12のいずれか一方、もしくは両方が、合わせガラス10を車両に取り付けたときに、下辺側(エンジンフード側)から上辺側(ルーフ側)に向かうにつれて、厚みが厚くなる楔形状であってもよい。
中間膜13は、第1のガラス板11と第2のガラス板12とを接合する。中間膜13は、ポリビニルブチラール(PVB)からなる中間膜のほか、特に耐水性が要求される場合には、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましく用いることができ、さらに、アクリル系光重合型プレポリマー、アクリル系触媒重合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢酸ビニルの光重合型プレポリマー、ポリビニルクロライドなども使用可能である。中間膜13は、単層構造、複数層構造のいずれでもよい。なお、合わせガラス10を構成するガラスの枚数は、2枚に限定されず、3枚以上でもよい。中間膜13は、3枚以上のガラスを接合する場合は、2枚以上用いてもよい。中間膜13は厚みが一定でもよいし、合わせガラス10を車両に取り付けたときに、下辺側(エンジンフード側)から上辺側(ルーフ側)に向かうにつれて、厚みが厚くなる楔形状であってもよい。
合わせガラス10は、第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に導電体14が配置される。導電体14は、アンテナや、合わせガラス10を加熱する発熱用のヒータ、及びそれらヒータに接続する給電端子やバスバーなどの電気的機能を有する。導電体14が発熱用のヒータである場合、導電体14が第1のガラス板11の第2のガラス板12に対向する面上に形成されていると、合わせガラス10に付着した氷又は雪を効率的に融かすデアイサーとしての機能を有する。なお、第1のガラス板11は、第2のガラス板12よりも車内側に配設されていてもよい。その場合、第1のガラス板11の第2のガラス板
12に対向する面上に導電体14が形成されるため、結露による窓ガラスの曇りを除去するデフォッガーとしての機能を有する。この場合、第1のガラス板11が車内側に位置するため、第1のガラス板11の車内側の表面に付着した結露を効率的に除去することができる。導電体14は、例えば導電性銀ペースト(抵抗率が0.5〜9.0×10−8Ω・mである材料)を第1のガラス板11の面上に印刷・塗布した後に焼成することにより形成されてもよい。なお、導電体14は上述のバスバーである場合、銅箔であってもよい。
導電体14が、ヒータに接続するバスバーである場合、図1に示すように、導電体14は、合わせガラス10の下辺側に正極用のバスバーと、上辺側に負極用のバスバーを備える。上辺側の負極用のバスバーへは、合わせガラスの下辺から側辺近傍に配置されるリードバスバーを介して、外部からの電力を供給してもよい。導電体14が、ヒータに接続するバスバーである場合、合わせガラス10の下辺側に正極用のバスバーと、上辺側に負極用のバスバーに電力を供給することで、正極用のバスバーと負極バスバーの間の加熱領域16を加熱することができる。加熱領域16は、タングステンなどの複数のワイヤーを互いに離間するように配置してもよいし、ワイヤーを交差させたメッシュ形状であってもよい。また、透明導電膜であってもよい。透明導電膜としては、例えばAg膜などの金属膜、ITO(酸化インジウム・スズ)膜などの金属酸化膜、または導電性微粒子を含む樹脂膜で構成されてよい。透明導電膜は、複数種類の膜を積層したものであってもよい。
合わせガラス10の周縁部には、黒色などの暗色不透明の遮蔽層(暗色セラミック層)15が全周にわたって帯状に形成されていてもよい。遮蔽層15は第1のガラス板11と第2のガラス板12の両方に設けられていてもよいし、いずれか一方にのみに設けられていてもよい。遮蔽層15は、合わせガラス10を車体に接着保持するウレタンシーラントなどを紫外線による劣化から保護する機能を有している。遮蔽層15は、セラミックペーストを第1のガラス板11及び/または第2のガラス板12の面上に塗布した後に焼成することにより形成される。遮蔽層15の厚みは3μm以上15μm以下であることが好ましい。また、遮蔽層15の幅は特に限定されないが、20mm以上300mm以下であることが好ましい。
図2に示すように、接続部材20は、箔状導線21と、丸線状導線22と、封止筐体23と、を備える。接続部材20により、導電体14は合わせガラス10の外部に配置される電気回路と電気的に接続される。導電体14が合わせガラス10を加熱する発熱用のヒータ、及びそれらヒータに接続する給電端子やバスバーである場合は、電気回路は電力を供給する電源回路であり、導電体14がアンテナである場合は、電気回路はAMラジオやFMラジオ、テレビ、無線通信信号などの送受信や信号を処理する処理回路である。
箔状導線21は、一端に第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に位置し、導電体14と電気的に接続される接続端子211と、他端に合わせガラス10の外側に位置する給電端子212と、を備える。丸線状導線22は、一端に箔状導線21の給電端子212と電気的に接続される接続導体221と、他端に外部の電気回路と電気的に接続される給電導体222と、を備える。箔状導線21の給電端子212と、丸線状導線22の接続導体221とは、半田24によって接続されてもよい。封止筐体23は中空構造を有しており、箔状導線21の給電端子212と、丸線状導線22の接続導体221との接続部を収容し、かつ、封止筐体23の内部には封止剤25が充填されている。
箔状導線21は、箔状導電性材料で形成されており、接続端子211と給電端子212以外は絶縁体で被覆されている。箔状導電性材料は、例えば金属で形成される。金属としては特に限定されないが、例えば、金、銀、ニッケル、銅、アルミニウム、錫、コバルト、またはこれらの元素のうちの少なくとも1つの元素を含む合金などが用いられる。箔状導線21は、絶縁体の表面に金属膜を成膜することで形成されてもよい。金属膜は、蒸着、スパッタリング、金属ペーストなどの導電ペーストの焼成などにより成膜される。金属膜は、成膜後に所望のパターンに加工されてもよいし、成膜時に所望のパターンに形成されてもよい。前者のパターン加工にはフォトリソグラフィ法やエッチング法などが用いられ、後者のパタ−ン形成にはマスキングテープまたはスクリーン印刷などが適用される。絶縁体は絶縁性材料で形成され、例えば樹脂で形成される。樹脂は可撓性に優れる材料であることが好ましい。樹脂としては特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミドなどが用いられる。絶縁体は、箔状導電性材料を保持する。これにより、箔状導電性材料の形状が維持でき、かつ、箔状導電性材料の損傷が抑制できる。また、箔状導電材料の運搬や保管などの取り扱いが容易にできる。箔状導線21は、複数の箔状導電性材料を備えていてもよい。箔状導線21の幅は、10mm〜30mm程度であるが、これに限定されない。
丸線状導線22は、断面が円形の線状導電性材料で形成されており、接続導体221と給電導体222以外は絶縁体で被覆されている。線状導電性材料は、例えば金属で形成される。金属としては特に限定されないが、例えば、金、銀、ニッケル、銅、アルミニウム、錫、コバルト、またはこれらの元素のうちの少なくとも1つの元素を含む合金などが用いられる。線状導電性材料は、一本の線状導電材料であってもよいし、複数本の線状導電性材料を束ねたものであってもよい。絶縁体は絶縁性材料で形成され、例えば樹脂で形成される。樹脂は可撓性に優れる材料であることが好ましい。樹脂としては特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド等が用いられる。絶縁体は、丸線状導電性材料を保護する。これにより、線状導電性材料の損傷や、金属製である車両のボデーとの接触による短絡などを抑制できる。丸線状導線22の幅(断面の直径)は、2mm〜8mm程度であるが、これに限定されない。
半田24としては有鉛半田、無鉛半田のいずれでもよいが、近年、鉛の人体や環境への影響が指摘されているため、無鉛半田であることが好ましい。無鉛半田としては特に限定されないが、Sn−Ag系半田、Sn−Zn系半田、Sn−Sb系半田、Sn−Ag−In系半田、Sn−Zn−Bi系半田、Sn−Ag−Al−Zn系ハ半田、Sn−Zn−Ti系半田、Sn−Al−In−Ag−Cu−Zn系半田、Sn−Ag−Cu系半田などが用いられる。
なお、箔状導線21の給電端子212と、丸線状導線22の接続導体221とは、導電性接着剤によって接続されてもよい。導電性接着剤としては、例えば、導電性エポキシ系接着剤、導電性アクリル系接着剤などが挙げられる。
箔状導線21と丸線状導線22との接続部は、中空構造を有する封止筐体23に収容される。すなわち、封止筐体23は、内部に箔状導線21と丸線状導線22との接続部を収容できる空間を備える。封止筐体23の材料としては特に限定されないが、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド6(PA6)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)などが用いられる。封止筐体23の寸法は、幅が20mm〜40mm、奥行きが10mm〜30mm、高さが5mm〜15mmであるが、これに限定されない。
封止筐体23の内部には、封止剤25が充填されている。箔状導線21と丸線状導線22との接続部は、封止剤25で被覆されていることが好ましい。箔状導線21と丸線状導線22との接続部が封止剤25で覆われていると、雨水等に起因して箔状導線21と丸線状導線22との接続部が腐食することを防止でき、また箔状導線21と丸線状導線22との接続をより確実にできる。封止剤25としては、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ホットメルト接着剤等が用いられる。封止剤25の粘度が低いと、後述する注入孔233から封止剤25を充填できるため、好ましい。
図3に示すように、封止筐体23は、上側半割体231と下側半割体232により構成されている。封止筐体23は、上側半割体231と下側半割体232とが、互いに対向するように配置され、上側半割体231と下側半割体232との間に箔状導線21と丸線状導線22との接続部が位置するように、箔状導線21と丸線状導線22との接続部の厚み方向に挟むように組み合わされる。
上側半割体231は係合部234を備え、下側半割体232は被係合部235を備える。封止筐体23は、上側半割体231の係合部234と、下側半割体232の被係合部235とが係合することで構成される。図3では、上側半割体231は爪状の係合部234が図示されているが、係合部234は爪状に限定されない。上側半割体231の係合部234が下側半割体232の被係合部235と係合出来れば、係合部234の形状は問わない。また、下側半割体232は切欠き状の被係合部235が図示されているが、被係合部235は切欠き状に限定されない。上側半割体231の係合部234が、下側半割体232と係合できればよく、上側半割体231の係合部234を、下側半割体232の下面部に引掛けて係合させてもよい。
なお、上側半割体231と下側半割体232とはヒンジにより結合されていてもよい。上側半割体231と下側半割体232とがヒンジにより結合されている場合は、封止筐体23はヒンジにより開閉可能となり、係合部234と被係合う235とを係合させることにより、上側半割体231と下側半割体232を閉じた状態を維持させることができる。
また、上側半割体231は係合部234を備えておらず、下側半割体232は被係合部235を備えていなくてもよい。上側半割体231は係合部234を備えておらず、下側半割体232は被係合部235を備えていない場合は、上側半割体231と下側半割体232とを、公知の接着剤や両面テープで接着してもよいし、封止剤25により接着させてもよい。
図3に示すように、封止筐体23は、箔状導線貫通孔236と丸線状導線貫通孔237を備える。封止筐体23は、箔状導線21と丸線状導線22との接続部のみならず、箔状導線21と丸線状導線22の一部をも収容するため、箔状導線貫通孔236から箔状導線21を、丸線状導線貫通孔237から丸線状導線22を封止筐体23から引き出すことができる。図3に示すように、箔状導線貫通孔236と丸線状導線貫通孔237は、上側半割体231と下側半割体232とに跨るように設けられる。箔状導線貫通孔236の寸法は、箔状導線21が封止筐体23内から外へ貫通できる寸法であればよい。また、丸線状導線貫通孔237の寸法は、丸線状導線22が封止筐体23内から外へ貫通できる寸法であればよい。
図4に示すように、封止筐体23は、封止剤25を充填するための注入孔233を備えていてもよい。図3、図4に示すように、注入孔233は上側半割体231と下側半割体232とに跨るように設けられていてもよいし、上側半割体231、または下側半割体232のいずれか一方、または両方に設けられていてもよい。
なお、封止筐体23は注入孔233を備えていなくてもよい。封止筐体23が注入孔233を備えていない場合は、上側半割体231と下側半割体232とを組み合わせる前に、上側半割体231、または下側半割体232のいずれか一方、または両方に封止剤25を充填した後に上側半割体231と下側半割体232とを組み合わせればよい。
封止筐体23の材料と、封止剤25の材料は異なる材料である。封止筐体23の材料と封止剤25の材料が異なると、封止剤25を上側半割体231と下側半割体232を閉じた状態で充填したり、上側半割体231と下側半割体232を組み合わせる前に充填させてから上側半割体231と下側半割体232を組み合わせたりすることができるなど、箔状導線21と丸線状導線22との接続部を封止する構造の組み立て方の自由度が高まり、好ましい。
図3、図5に示すように、封止筐体23は、内部に箔状導線21の幅方向の位置を決める第1壁部238と、丸線状導線22の幅方向の位置を決める第2壁部239とを備えることが好ましい。第1壁部238は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第1壁部238は、上側半割体231と下側半割体232のいずれか一方に備えていてもよいし、両方に備えていてもよい。同様に、第2壁部239は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第2壁部239は、上側半割体231と下側半割体232のいずれか一方に備えていてもよいし、両方に備えていてもよい。
図5に示すように、第1壁部238は、平面視で箔状導線21の幅方向に平行に設けられ、かつ、箔状導線21と丸線状導線22の接続部よりも箔状導線貫通孔236側に備えられる。複数の第1壁部238を設けられる場合、平面視で箔状導線21を挟持するように第1壁部238を備えることが好ましい。なお、図示しないが、第1壁部238と箔状導線21とを挟持してもよい。第1壁部238は、平面視で箔状導線21の上方、または下方で接続され、箔状導線21の上下方向の位置を決めていてもよい。第2壁部239は、平面視で丸線状導線22の幅方向に平行に設けられ、かつ、箔状導線21と丸線状導線22の接続部よりも丸線状導線貫通孔237側に備えられる。複数の第2壁部239を設けられる場合、平面視で丸線状導線22を挟持するように第2壁部239を備えることが好ましい。第2壁部239は、平面視で丸線状導線22の上方、または下方で接続され、丸線状導線22の上下方向の位置を決めていてもよい。
封止筐体23が第1壁部238と第2壁部239とを備えることで、封止筐体23を組み合わせる前に、上側半割体231および下側半割体232のいずれか一方に箔状導線21と丸線状導線22の接続部と、箔状導線21や丸線状導線22の一部を載置する際の幅方向の位置決めがしやすくなり、好ましい。また、第1壁部238が箔状導線貫通孔236側に備えられ、第2壁部239が丸線状導線貫通孔237側に備えられ、かつ、第1壁部238と第2壁部239とが同時に備えられると、丸線状導線22よりも箔状導線21の方が幅広であるため、箔状導線21は第2壁部239の方へずれることがない。そのため、箔状導線21と丸線状導線22の接続部の長手方向の位置決めがしやすくなり、好ましい。すなわち、封止筐体23が第1壁部238と第2壁部239とを備えることで、封止筐体23内部における箔状導線21や丸線状導線22の幅方向の位置決めのみならず、長手方向の位置決めもしやすくなる。さらに、封止筐体23への封止剤25の充填や、充填された封止剤25の硬化によって、箔状導線21と丸線状導線22の接続部の位置がずれることを抑制することができる。
箔状導線21と丸線状導線22の接続部を封止する構造を形成する方法としては、例えば図3に示すように、箔状導線21の給電端子212と丸線状導線22の接続導体221とを半田24で接合した後に、箔状導線21と丸線状導線22の接続部と、箔状導線21と丸線状導線22の一部を下側半割体232に載置し、上側半割体231と下側半割体232とを組み合わせる。上側半割体231と下側半割体232とを組み合わせた後に、注入孔233から封止剤25を充填し、封止剤25を硬化させることで、箔状導線21と丸線状導線22の接続部を封止する構造を形成することができる。
ただし、上述したように、封止剤25は、上側半割体231と下側半割体232とを組み合わせる前に、上側半割体231と下側半割体232に充填させてもよい。
本発明の実施形態に係る車両用窓ガラス100が、上述したような構造であると、合わせガラス10から箔状導線21を引き出して、合わせガラス10の端部で折り返して合わせガラス10の外面側に箔状導線21を貼り付けたとしても、合わせガラス10を車両に取り付けた際に車両のボデーに干渉しない位置に封止筐体23を配置することが可能となる。さらに、箔状導線21と丸線状導線22の接続部は封止筐体23内に収容され、かつ、封止剤25で覆われているため、車両の振動などにより、箔状導線21と丸線状導線22との接続部が接続不良になる恐れがない。
図6(a)、図6(b)は、本発明の実施形態に係る箔状導線と丸線状導線の接続部における変形例である。図6(a)、図6(b)に示すように、丸線状導線22の接続導体221は金属端子223と接続されており、金属端子223と箔状導線21の給電端子212とが、半田24により接続されることで、箔状導線21と丸線状導線22とが電気的に接続される。
金属端子223は、金属板を打ち抜き(プレス)、屈曲(ベンディング)させて得られてもよい。金属端子223の表面には、必要に応じて表面加工(すずめっきなど)が施されていてもよい。金属端子223を構成する金属板の板厚としては、0.3mm以上1.0mm以下であることが好ましい。金属板の板厚が0.3mm以上であれば、端子そのものの強度が十分となる。金属板の板厚が1.0mm以下であれば、金属板を屈曲させたり、加締めたりする曲げ加工がしやすくなり、好ましい。
金属端子223の材料としては、特に限定されない。銅や黄銅(真鍮)、鉄、クロム及び/またはニッケルを含有する合金などが好ましく用いられる。
金属端子223と丸線状導線22の接続導体221は、半田により接続されていてもよいし、金属端子223の一部を加締めることで接続させてもよい。金属端子223の形状としては、図6(a)に示すように、箔状導線21の給電端子212と接続される脚が1つであってもよいし、図6(b)に示すように、2つ以上備えていてもよい。
次に、本発明の実施形態に係る封止筐体の変形例について図7から図13を参照して説明する。図7は、封止筐体33の分解斜視図である。封止筐体33は、上側半割体331と下側半割体332により構成されている。上側半割体331は係合部334を備え、下側半割体332は、被係合部335を備える。封止筐体33は、上側半割体331の係合部334と、下側半割体332の被係合部335とが係合することで構成される。上側半割体331の係合部334が下側半割体332の被係合部335と係合出来れば、係合部334及び被係合部335の形状は問わない。
図7に示すように、封止筐体33は、箔状導線貫通孔336と、丸線状導線貫通孔337と、を備える。丸線状導線貫通孔337は、上側半割体331と下側半割体332とに跨るよう、且つ上側半割体331と下側半割体332とから突出するように形成される。箔状導線貫通孔336は下側半割体332に設けられる。上側半割体331は、箔状導線貫通孔336の形状に対応する突出部338を備える。箔状導線貫通孔336と突出部338とにより、箔状導線貫通孔336の寸法が決定される。
下側半割体332は、内部に、箔状導線21(不図示)の位置を決める2つの下側壁部339を備える。2つの下側壁部339は、封止筐体33の中心線CLに対して線対称に配置される。下側壁部339は、下側第1壁部339Aと、下側第1壁部339Aに直交する下側第2壁部339Bとから構成される。
下側半割体332は、内部に、2つの堰部340を備えている。2つの堰部340は、中心線CLに線対称に、かつ丸線状導線貫通孔337の側に配置される。2つの堰部340は、それぞれ下側第2壁部339Bに連結する。2つの堰部340は離間しており、その距離は丸線状導線貫通孔337の径の長さより大きい。
図8に示すように、下側第1壁部339Aは、箔状導線貫通孔336の側から丸線状導線貫通孔337に延び、箔状導線21の長手方向に平行に設けられる。下側第2壁部339Bは、丸線状導線貫通孔337の側で、箔状導線21の幅方向に平行に設けられる。下側第2壁部339Bは中心線CLに向かって延びる。図8に示すように、対向配置される下側第1壁部339Aの間隔は、箔状導線21の幅方向の長さにほぼ等しい。対向配置される下側第1壁部339Aは箔状導線21の幅方向の位置を決める。また、箔状導線21の他端側の端部と下側第2壁部339Bとが当接し、下側第2壁部339Bが、箔状導線21の長手方向の位置を決める。
図7に示すように、封止筐体33の上側半割体331は、封止剤25(不図示)を充填するための注入孔333と、充填を確認するための確認孔341と、を備えている。注入孔333と確認孔341とは、中心線CLに沿って配置される。注入孔333は丸線状導線貫通孔337の側に配置され、確認孔341は突出部338の側で、上側半割体331の中心の近くに配置される。
上側半割体331は、平面視でU字型の上側第1壁部342と平面視でU字型の上側第2壁部343と、を備えている。上側第1壁部342は、丸線状導線貫通孔337に向けて開放部を有するU字型の形状を有しており、注入孔333と確認孔341と、を囲っている。上側第2壁部343は、突出部338に向けて開放部を有するU字型の形状を有しており、確認孔341のみを囲っている。
図7に示すように、上側第2壁部343は、中心線CLに沿って並ぶ注入孔333と確認孔341と、を仕切る位置に配置されている。注入孔333が、上側第1壁部342の内側、かつ上側第2壁部343の外側に位置する。確認孔341は上側第2壁部343の内側に位置する。上側第1壁部342と上側第2壁部343の開放部は、反対方向を向く。したがって、U字型の上側第1壁部342とU字型の上側第2壁部343とは、それぞれの開放部が反対方向を向き、且つ上側第1壁部342が上側第2壁部343を囲っている。
上側第2壁部343の高さは、上側第1壁部342の高さより低い。後述するように、上側第1壁部342と上側第2壁部343とが、封止剤25の流路を決定する。ここで、U字型は、U字型、略U字型、C字型、略C字型等のように、一部に開放部を有する環状形状、及び矩形の管状形状を含む形状である。
図9は、本発明の実施形態の変形に係る封止筐体の組立図斜視図である。図9(a)に示すように、箔状導線21の給電端子212と丸線状導線22の接続導体221とを半田24で接合した後に、箔状導線21と丸線状導線22の接続部と、箔状導線21と丸線状導線22の一部を下側半割体332に載置する。下側壁部339により、箔状導線21の幅方向と長さ方向の位置決めがしやすくなる。丸線状導線貫通孔337により、丸線状導線22の幅方向の位置決めがしやすくなる。
図9(b)に示すように、上側半割体331と下側半割体332とを組み合わせる。係合部334と被係合部335とが係合され、上側半割体331と下側半割体332とを固定できる。
図10に示すように、上側第2壁部343の高さが、上側第1壁部342より低く、基本的には、金属端子223に干渉しないように設定される。一方で、上側第2壁部343の高さが、金属端子223の丸線状導線22の側の加締め部分と干渉する高さとされる。接続部が、矢印に示すように箔状導線貫通孔336側に移動しても、上側第2壁部343がストッパーとして機能する。
また、組立時(図9(b)参照)において、接続部が箔状導線貫通孔336側にずれている場合、上側第2壁部343と加締め部分が干渉し、上側半割体331と下側半割体332とが組み合わせできない。これにより、例えば、金属端子223の位置ずれを検知できる。
さらに、半田24の溶着不良を検知できる。金属端子223が位置ずれしていない場合でも、溶着不良の半田24は、高さが高くなり、金属端子223と上側第2壁部343とが干渉する。これにより、例えば、半田24の溶着不良を検知できる。上側第1壁部342の高さは、箔状導線21に、ほぼ接する高さとされる。注入孔333は、封止剤25の注入経路の狭くなる金属端子223のほぼ直上に設けられる。封止剤25が狭い注入経路に優先的に充填される。
図11に示すように、上側半割体331の上側第1壁部342と、下側半割体332とにより、箔状導線21を挟み込めるように、上側第1壁部342は位置および高さ等に設定される。
図12に示すように、封止剤25が注入孔333から充填されると、封止剤25が第1経路P1と第2経路P2とを経由して、封止筐体33の内部に充填される。第1経路P1は、上側第1壁部342と、上側第2壁部343と、により構成される。第1経路P1の封止剤25は、注入孔333から充填され、上側第1壁部342と上側第2壁部343との間に沿って進む。次いで、封止剤25は、上側第2壁部343の開放部から、上側第2壁部343に囲まれた接続部に充填され、確認孔341に進む。封止剤25が接続部を封止する。上側第1壁部342は、封止剤25が封止筐体33の外に漏れ出すことを防止する。
第2経路P2は、上側第1壁部342の開放部と、2つの堰部340と、により構成される。第2経路P2の封止剤25は、注入孔333から充填され、上側第1壁部342の開放部から丸線状導線貫通孔337に向かって進む。封止剤25は、上側半割体331と下側半割体332の内壁に沿って、2つの堰部340に進む。封止剤25が接続導体221と丸線状導線22とを封止する。突出された丸線状導線貫通孔337は封止距離を長くするので、封止剤25が封止筐体33から漏れ出すことが抑制される。
封止剤25が確認孔341から視認されると、封止剤25が第1経路P1及び第2経路P2、すなわち封止筐体33の内部に充填されたことが確認できる。
図13に示すように、封止筐体33の内部に封止剤25が充填されると、作業者は確認孔341から封止剤25を視認できる。封止剤25の未充填を防止できる。また、確認孔341が上側半割体331の上面に設けられているので、確認孔341から封止剤25が漏れ出した場合でも、封止剤25を容易に除去できる。
本発明の車両用窓ガラスは、例えばフロントガラス、摺動窓、嵌め込み窓、リアガラスなどに好適に用いられる。
100 車両用窓ガラス
10 合わせガラス
11 第1のガラス板
12 第2のガラス板
13 中間膜
14 導電体
15 遮蔽層
16 加熱領域
20 接続部材
21 箔状導線
211 接続端子
212 給電端子
22 丸線状導線
221 接続導体
222 給電導体
223 金属端子
23 封止筐体
231 上側半割体
232 下側半割体
233 注入孔
234 係合部
235 被係合部
236 箔状導線貫通孔
237 丸線状導線貫通孔
238 第1壁部
239 第2壁部
24 半田
25 封止剤
33 封止筐体
331 上側半割体
332 下側半割体
333 注入孔
334 係合部
335 被係合部
336 箔状導線貫通孔
337 丸線状導線貫通孔
338 突出部
339 下側壁部
339A 下側第1壁部
339B 下側第2壁部
340 堰部
341 確認孔
342 上側第1壁部
343 上側第2壁部

Claims (12)

  1. 第1のガラス板及び第2のガラス板と、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板を接合する中間膜を有する合わせガラスと、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に設けられた導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを接続する接続部材とを備える車両用窓ガラスであって、
    前記接続部材は、箔状導線と、丸線状導線と、封止筐体と、を備え、
    前記箔状導線は、一端に前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に位置し、前記導電体と電気的に接続される接続端子と、他端に前記合わせガラスの外側に位置する給電端子と、を備え、
    前記丸線状導線は、一端に前記箔状導線の前記給電端子と電気的に接続される接続導体と、他端に前記外部の電気回路と電気的に接続される給電導体と、を備え、
    前記封止筐体は中空構造を有しており、前記箔状導線と前記丸線状導線との接続部を収容し、かつ、内部に封止剤が充填されていることを特徴とする、車両用窓ガラス。
  2. 前記封止筐体は、上側半割体と下側半割体からなり、
    前記上側半割体と前記下側半割体は、前記接続部を厚み方向に挟むように組み合わされる、請求項1に記載の車両用窓ガラス。
  3. 前記上側半割体は係合部を備え、前記下側半割体は被係合部を備え、
    前記係合部と前記被係合部とが係合することにより、前記封止筐体が構成される、請求項2に記載の車両用窓ガラス。
  4. 前記封止筐体は、前記箔状導線のための貫通孔と、前記丸線状導線のための貫通孔とを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  5. 前記封止筐体は、前記封止剤を充填するための注入孔を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  6. 前記封止筐体は、内部に前記箔状導線の方向の位置を決める第1壁部と、前記丸線状導線の幅方向の位置を決める第2壁部とを備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  7. 前記封止筐体は、平面視でU字型の第1壁部と平面視でU字型の第2壁部とを備え、前記第1壁部の開放部と前記第2壁部の開放部とが反対方向を向き、前記第1壁部が前記第2壁部を囲い、
    前記封止剤を充填するための注入孔が、前記第1壁部の内側で、且つ前記第2壁部の外側に位置する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  8. 前記封止剤の充填を確認する確認孔が、第2壁部の内側に位置する、請求項7に記載の車両用窓ガラス。
  9. 前記封止筐体と前記封止剤の材料は、異なる材料である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  10. 前記箔状導線の前記給電端子と前記丸線状導線の前記接続導体とは、半田により接続される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  11. 前記丸線状導線の前記接続導体は金属端子と接続されており、前記金属端子と前記箔状導線の前記給電端子とが半田により接続される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。
  12. 前記半田が無鉛半田である、請求項10または11に記載の車両用窓ガラス。
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