JP2020075842A - 窒化物半導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】AlNを含み下地となる層による影響に関わらず品質の良好な窒化物半導体を提供する。【解決手段】窒化物半導体1はAlNで形成されたAlN層10B、及びAlGaNで形成されたAlGaN層11と、AlGaN層11の表面に積層して結晶成長され、AlGaNを含み、AlNのモル分率がAlN層10B、及びAlGaN層11より小さく、AlGaN層11側に位置する界面に転位が集中した複数の転位集中領域12A、及び転位集中領域12Aの表面に積層され転位集中領域12Aより転位が少ない上層12Bを有するn−AlGaN層12とを備えている。窒化物半導体1は、転位集中領域12Aを形成することによって、n−AlGaN層12を積層する初期の段階に転位を集中させておき、上層12Bへの転位の伝搬を抑えることができる。これにより、窒化物半導体1は発光層13等の構造を上層12Bの表面に良好に形成することができる。【選択図】図5

Description

本発明は窒化物半導体に関するものである。
紫外発光デバイス、特に紫外半導体レーザにおいて、素子の特性や寿命に大きく影響を与える結晶欠陥を低減させることは極めて重要な課題である。紫外発光デバイスは、一般的には、AlN結晶を下地にして成長させたAlGaN系窒化物半導体結晶を用いて作製される。
例えば、特許文献1には、サファイア基板の表面にAlN核形成を行った後、AlN核を埋め込んで貫通転位を低減し、その後、縦方向に高速に結晶成長させることを繰り返すことによって得られた品質の良好なAlN層を下地として、その上にAlNのモル分率が0.7以上の品質の良好なAlGaN層を形成することが開示されている。
特開2009−54780号公報 H.Miyake, C.Lin, K.Tokoro, K.Hiramatsu"Preparation of high-quality AlN on sapphire by high-temperature face-to-face annealing"、Journal of Crystal Growth 2016年 Vol.456、P.155−159
しかし、特許文献1におけるAlN層は、作製する際に結晶成長させる装置内への材料の供給を変化させる必要があり手間がかかる。また、AlGaN層のAlNのモル分率が小さい(0.7未満)AlGaN層の成長においては、下地であるAlN層と格子定数が大きく異なるため下地であるAlN層と同等の品質のAlGaN層の成長は困難である。
非特許文献1に示すように、発明者はサファイア基板の上にスパッタ法を用いてAlN層を結晶成長させ、高温(窒素雰囲気中、1700℃、3時間)でアニールすることで低欠陥のAlN結晶を作製する技術を開発した。このAlN層は結晶欠陥が1×109/cm2以下であり高品質である。しかし、このAlN層の表面にAlGaN層を積層して結晶成長させると、格子定数の違いによりAlGaN層に圧縮応力がかかることによって格子緩和が生じ、AlGaN層内において、AlN層とAlGaN層との界面から結晶欠陥が生じる。そのため、サファイア基板の上にスパッタ法を用いてAlN層を結晶成長させて高温でアニールしたAlN層の上に後述する図1に示す構造を作製した場合、結晶表面における欠陥密度は、サファイア基板上にMOCVD法等を用いて積層した欠陥の多いAlN層の表面に同様の構造(後述する図1に示す構造)を結晶成長した場合と同等(3〜5×109/cm2)であることがわかった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、AlNを含み下地となる層による影響に関わらず、品質の良好な窒化物半導体を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の窒化物半導体は、
AlN又はAlGaNで形成された第1層と、
前記第1層の表面に積層して結晶成長され、AlGaNを含み、AlNのモル分率が前記第1層より小さく、前記第1層側に位置する界面に転位が集中した複数の転位集中領域、及び前記転位集中領域の表面に積層され前記転位集中領域より転位が少ない上層を有する第2層と、
を備えていることを特徴とする。
この窒化物半導体は、AlN又はAlGaNで形成された下地となる層である第1層の表面に、AlGaNを含み、AlNのモル分率が第1層より小さい第2層を積層して結晶成長すると、格子定数の違いにより、第2層に転位が生じることになる。この窒化物半導体は、第2層に転位集中領域を形成することによって、第2層を積層する初期の段階に転位を集中させておき、さらには、転位集中領域から外側に延びた転位を曲げることで、上層への転位の伝搬を抑えることができる。これにより、この窒化物半導体は発光層等の構造を上層の表面に良好に形成することができる。
したがって、本発明の窒化物半導体はAlNを含み下地となる層による影響に関わらず品質が良好である。
実施例1の窒化物半導体の構造を示す模式図である。 実施例1の窒化物半導体を作製中に、作製中の窒化物半導体の表面に向けて658nmの波長の光を照射し、結晶成長する時間に対する、作製中の窒化物半導体の表面からの光の反射率の変化をプロットしたグラフである。 実施例1の窒化物半導体を作製中に、スパッタ法を用いたAlNテンプレート基板の表面に積層されたAlGaN層の表面にn−AlGaN層を1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時におけるそれぞれの結晶表面の顕微鏡写真、及びn−AlGaN層を1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時までの反射率の変化をプロットしたグラフである。 実施例1の窒化物半導体の表面をCL測定して得られた画像である。 実施例1の窒化物半導体における(11−20)面に平行な結晶断面のTEM画像である。 実施例1〜3の窒化物半導体のそれぞれを作製中に、各基板の表面に積層されたAlGaN層の表面にn−AlGaN層を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時における結晶表面の顕微鏡写真である。 実施例1〜3の窒化物半導体の各基板の表面に積層されたAlGaN層の表面にn−AlGaN層を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時までの反射率の変化をプロットしたグラフである。 実施例1〜3の窒化物半導体のそれぞれを作製中に、各基板の表面に積層されたAlGaN層の表面にn−AlGaN層を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時にCL測定して得られた表面の画像である。 実施例4の窒化物半導体の構造を示す模式図である。 実施例4の窒化物半導体を作製中に、作製中の窒化物半導体の表面に向けて658nmの波長の光を照射し、結晶成長する時間に対する、作製中の窒化物半導体の表面からの光の反射率の変化をグラフである。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の窒化物半導体の第2層の反射率は、層の厚み方向の中間部が上部、及び下部よりも低くなり得る。この場合、この窒化物半導体の中間部には転位集中領域の先端部が位置し、上部には上層が位置しており、転位集中領域の表面に上層を積層して結晶成長させることによって、反射率が中間部から上部に向けて高くなっている。つまり、この窒化物半導体は、上層を積層して結晶成長することによって上部の結晶性を良好にすることができ、これにより、この窒化物半導体は発光層等の構造を上層の表面に良好に形成することができる。
次に、本発明の窒化物半導体発光素子を具体化した実施例1〜4について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
今回、発明者らが鋭意検討した結果、AlN層の表面側にAlGaN層を積層して結晶成長する成長条件として、V/III比を高くして、従来に比べて低い成長レートとすることによって、AlN層の表面側にAlGaN層を積層して結晶成長する初期の段階において、山形状の転位集中領域を含む三次元成長をさせ、その後、二次元成長させることによって、従来に比べて表面の平坦性が向上した高品質なAlGaN層を得ることができることを見出した。
実施例1の窒化物半導体1は、図1に示すように、サファイア基板10A、第1層であるAlN層10B、第1層であるAlGaN層11、第2層であるn−AlGaN層12、発光層13を備えている。発光層13は第1ガイド層13A、2重量子井戸活性層13B、及び第2ガイド層13Cを備えている。窒化物半導体1は結晶欠陥のレベルを確認するためのテスト構造であり、発光層13として機能する2重量子井戸活性層13Bの表面に位置する第2ガイド層13Cまでの結晶成長を行ったものである。
実施例1の窒化物半導体1は、MOCVD法(有機金属気相成長法)を用いて積層して結晶成長する。
サファイア基板10AはC面((0001)面)が表面(表は図1における上側である、以下同じ)である。AlN層10Bはサファイア基板10Aの表面に、スパッタ法を用いて積層される。AlN層10BはAlNで形成されている。AlN層10BはAlNのモル分率が1である。AlN層10Bの厚みは175nmである。AlN層10Bを積層したところで、N2(窒素)雰囲気中で1700℃、3時間アニールを行う。こうして、サファイア基板10A、及びAlN層10Bを有するスパッタ法を用いたAlNテンプレート基板10(以下、スパッタ−テンプレート基板10ともいう)を作製する。その後、MOCVD法を用いて層構造を形成する。
MOCVD法を実行することができる反応炉(以下、反応炉ともいう)内にスパッタ−テンプレート基板10を配置し、スパッタ−テンプレート基板10の表面にN(窒素)原料であるNH3(アンモニア)を流しながら(以下、供給は停止しない)、H2(水素)雰囲気中で、スパッタ−テンプレート基板10の温度を1150℃まで昇温した後、10分間保持する。
次に、AlN層10Bの表面にAlGaN層11を積層して結晶成長する。AlGaN層11の厚みは1μmである。AlGaN層11は、スパッタ−テンプレート基板10の温度を1150℃にした状態で、Ga(ガリウム)原料のTMGa(トリメチルガリウム)、及びAl(アルミニウム)原料のTMAl(トリメチルアルミニウム)を反応炉内に供給して形成する。AlGaN層11はAlNにGaNを少量添加したものであり、AlNのモル分率が0.99である。AlGaN層11はAlGaNで形成されている。AlGaN層11は結晶表面の平坦性向上を目的としてAlNにGaを1%添加しているが、Gaを添加せずAlNでもよい。
次に、AlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を積層して結晶成長する。n−AlGaN層12の厚みは5μmである。n−AlGaN層12はAlN層10Bの表面側に積層して結晶成長される。先ず、スパッタ−テンプレート基板10の温度を1130℃まで降温し、所定の温度に達したら、AlNのモル分率が0.6になるようにN2、TMGa、TMAl、及びドナーとなるSi原料であるSiH4(シラン)を反応炉内に供給する。この時、V/III比は800〜1200として、成長レートを0.8〜1.2μm/hとし、低く抑える。n−AlGaN層12におけるSiの添加濃度は3×1018cm-3になるように原料の供給流量を調整する。つまり、n−AlGaN層12はAlGaNを含み、n−AlGaN層12のAlNのモル分率はAlN層10B、及びAlGaN層11より小さい。
次に、n−AlGaN層12の表面に発光層13を積層して結晶成長する。先ず第1ガイド層13Aを積層して結晶成長する。第1ガイド層13Aの厚みは180nmである。
先ず、TMGa、TMAl、及びSH4の反応炉内への供給を停止し、スパッタ−テンプレート基板10の温度を1100℃まで降温する。所定の温度に達したら、AlNのモル分率が0.5になるようにTMGa、及びTMAlを反応炉内に供給する。
次に、第1ガイド層13Aの表面に2重量子井戸活性層13Bを積層して結晶成長する。2重量子井戸活性層13BはAlNのモル分率が0.3のAlGaN井戸層、及びAlNモル分率が0.5のAlGaN障壁層を有している(図示せず。)。AlGaN井戸層の厚みは4nmである。AlGaN障壁層の厚みは8nmである。2重量子井戸活性層13Bは、スパッタ−テンプレート基板10の温度を1100℃にした状態でAlGaN井戸層を積層して結晶成長させ、続いて、第1ガイド層13Aと同じ成長条件でAlGaN障壁層を積層して結晶成長させる。これを2回繰り返すことで、AlGaN/AlGaNの2重量子井戸活性層13Bを形成する。
次に、AlNのモル分率が0.5になるようにTMGa、及びTMAlを反応炉内に供給して、第2ガイド層13Cを積層して結晶成長する。こうして、発光層13を形成する。第2ガイド層13Cの厚みは180nmである。
そして、TMGa、及びTMAlの反応炉内への供給を停止して、結晶成長を終了させ、H2とNH3を反応炉内に流しながら室温までスパッタ−テンプレート基板10の温度を降温する。スパッタ−テンプレート基板10の温度が室温になった後、反応炉のパージを十分行い、スパッタ−テンプレート基板10を反応炉から取り出す。こうして、図1に示す層構造を有する窒化物半導体1が完成する。
MOCVD法を用いて作製中の窒化物半導体1の表面に向けて658nmの波長の光を照射し、結晶成長する時間に対する、作製中の窒化物半導体1の表面からの光の反射率の変化をプロットしたグラフを図2に示す。
図2に示すように、AlGaN層11の結晶成長中には反射率の低下が見られないが、AlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を積層して結晶成長させると反射率が急激に低下する。さらにn−AlGaN層12を積層して結晶成長させ、n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ100分経過した(n−AlGaN層12の厚みがおよそ2μmになった)ところで反射率は極小値を示す。そして、さらに結晶成長を続けると反射率は上昇し、n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ260分経過した(n−AlGaN層12の厚みがおよそ5μmになった)ところでAlGaN層11の結晶成長中における反射率とほぼ同じになり、定常状態となる。つまり、n−AlGaN層12は厚みがおよそ5μm以上になると平坦な結晶表面が得られることがわかった。n−AlGaN層12の結晶成長中における反射率は層の厚み方向の中間部が上部、及び下部よりも低い。
窒化物半導体1はn−AlGaN層12のAlNのモル分率を0.6としているが、AlNのモル分率を0.5としても同様の結果が得られる(図示せず。)。
MOCVD法を用いて窒化物半導体1を作製中に、スパッタ−テンプレート基板10の表面に積層されたAlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時におけるそれぞれの結晶表面の顕微鏡写真、及びn−AlGaN層12を1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時までの反射率の変化をプロットしたグラフを図3に示す。
図3に示すように、n−AlGaN層12の厚みが1μmの時(n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ50分経過した時)には、結晶表面に多くの凹凸が現われ、反射率が低下していく。
n−AlGaN層12の厚みが3μmの時(n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ150分経過した時)には、結晶表面の凹凸が埋没しつつあり、平坦になりつつあるが、まだ、凹凸が現れており、極小値を示した反射率が回復する傾向にある。
n−AlGaN層12の厚みが5μmの時(n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ260分経過した時)には、結晶表面が極めて平坦になり、反射率がAlGaN層11の結晶成長中における反射率とほぼ同じになり、定常状態になっている。
以上から、n−AlGaN層12の厚みがおよそ2μmまで(n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ100分の間)三次元成長(凹凸)が生じ、n−AlGaN層12の厚みがおよそ2μmを超える(n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ100分を過ぎる)と、三次元成長(凹凸)を埋没させるように二次元成長するものと考えられる。
窒化物半導体1の表面をCL測定して得られた画像を図4に示す。図4における複数の黒い点は転位であることを示している。CL測定における加速電圧は3.0kVである。CL測定によって得られた画像から見積もられた窒化物半導体1の第2ガイド層13Cにおける転位密度は7.5×108/cm2であり、極めて転位の数が少ない。
窒化物半導体1における(11−20)面に平行な結晶断面のTEM画像を図5に示す。図5に示すように、AlGaN層11の表面にn−AlGaN層12が積層して結晶成長する初期の段階において、高さが2μm未満の山形状の特異な領域が複数形成されている。この領域は、圧縮応力が集中している領域であることが解析によってわかった。この領域は転位が集中する転位集中領域12Aである。転位集中領域12Aにおける転位には多方向に伸びる傾向が見られる。転位集中領域12Aにおける転位密度は2.5×1010/cm2である。n−AlGaN層12は、転位集中領域12Aに転位が集中することによって、n−AlGaN層12の上部における転位を低減させていることがわかった。つまり、n−AlGaN層12の上部は転位集中領域12Aよりも転位が少ない上層12Bである。
上層12Bにおける転位には上下方向に伸びる傾向が見られる。上層12Bの下部(すなわち、転位集中領域12Aの近傍)における転位密度は2.6×109/cm2である。また、上層12Bの上部(すなわち、第1ガイド層13Aの近傍)における転位密度は1.8×109/cm2である。
つまり、n−AlGaN層12はAlN層10B側に位置する界面に転位が集中した複数の転位集中領域12A、及び転位集中領域12Aの表面に転位集中領域12Aより転位が少ない上層12Bを有する。
また、第1ガイド層13Aにおける転位密度は1.5×109/cm2であり、第2ガイド層13Cにおける転位密度は7.5×108/cm2である。
こうして、n−AlGaN層12の表面にさらに第1ガイド層13A、2重量子井戸活性層13B、及び第2ガイド層13C等の構造をエピタキシャル成長する過程において転位はより低減し、最終的に第2ガイド層13Cの転位密度が1×109/cm2を下回ることがわかった。
このように、窒化物半導体1は、AlNで形成された下地となる層であるAlN層10B、及びAlGaNで形成されたAlGaN層11の表面に、AlGaNを含み、AlNのモル分率がAlN層10B、及びAlGaN層11より小さいn−AlGaN層12を積層して結晶成長すると、格子定数の違いにより、n−AlGaN層12に転位が生じることになる。窒化物半導体1は、n−AlGaN層12に転位集中領域12Aを形成することによって、n−AlGaN層12を積層する初期の段階に転位を集中させておき、さらには、転位集中領域12Aから外側に延びた転位を曲げることで、上層12Bへの転位の伝搬を抑えることができる。これにより、窒化物半導体1は発光層13等の構造を上層12Bの表面に良好に形成することができる。
したがって、本発明の窒化物半導体1はAlNを含み下地となるAlN層10B、及びAlGaN層11による影響に関わらず品質が良好である。
窒化物半導体1のn−AlGaN層12の反射率は、層の厚み方向の中間部が上部、及び下部よりも低い。つまり、窒化物半導体1の中間部には転位集中領域12Aの先端部が位置し、上部には上層12Bが位置しており、転位集中領域12Aの表面に上層12Bを積層して結晶成長させることによって、反射率が中間部から上部に向けて高くなっている。つまり、窒化物半導体1は、上層12Bを積層して結晶成長することによって上部の結晶性を良好にすることができ、これにより、窒化物半導体1は発光層13等の構造を上層12Bの表面に良好に形成することができる。
<実施例2、3>
次に、スパッタ−テンプレート基板10に代えて、MOCVD法を用いてサファイア基板10Aの表面にAlN層を積層して結晶成長したテンプレート基板(以下、MOCVD−テンプレート基板ともいう)を使い、窒化物半導体1と同様の構造を備えた実施例2の窒化物半導体2(以下、実施例2の窒化物半導体2ともいう)、及びスパッタ−テンプレート基板10に代えて、AlN自立基板を使い、窒化物半導体1と同様の構造を備えた実施例3の窒化物半導体3(以下、実施例3の窒化物半導体3ともいう)を作製した。
実施例2の窒化物半導体2はMOCVD−テンプレート基板を使用している点が実施例1の窒化物半導体1と相違する。実施例1と同一の構成は符号を付して詳細な説明は省略する。実施例2の窒化物半導体2を作製する手順は、実施例1のスパッタ−テンプレート基板10を作製する手順を除き実施例1の窒化物半導体1を作製する手順と同一であり詳細な説明は省略する。
実施例3の窒化物半導体3はAlN自立基板を使用している点が実施例1の窒化物半導体1と相違する。実施例1と同一の構成は符号を付して詳細な説明は省略する。実施例3の窒化物半導体3を作製する手順は、実施例1のスパッタ−テンプレート基板10を作製する手順を除き実施例1の窒化物半導体1を作製する手順と同一であり詳細な説明は省略する。
MOCVD法を用いて窒化物半導体1〜3のそれぞれを作製中に、各基板(スパッタ−テンプレート基板10、MOCVD−テンプレート基板、及びAlN自立基板)の表面に積層されたAlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時の結晶表面の顕微鏡写真を図6に示す。
実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12の厚みが1μmの時にはヒロックが発生することによって凹凸が多く現れている。実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12の厚みが5μmの時には厚みが1μmの時に比べて表面が平坦になっている。実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3におけるn−AlGaN層12の結晶成長中の結晶表面の様子の変化は実施例1の窒化物半導体1におけるn−AlGaN層12の結晶成長中の結晶表面の様子の変化と同様の傾向を示している。
各基板の表面に積層されたAlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時までの反射率の変化をプロットしたグラフを図7に示す。
図7に示すように、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12を結晶成長させると反射率は一旦低下した後上昇している。実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3における反射率の変化は実施例1の窒化物半導体1における反射率の変化と同様の傾向を示している。
MOCVD法を用いて窒化物半導体1〜3のそれぞれを作製中に、各基板の表面に積層されたAlGaN層11の表面にn−AlGaN層12を各々1μm、3μm、5μmエピタキシャル成長した時にCL測定して得られた表面の画像を図8に示す。図8における複数の黒い点は転位であることを示し、黒い帯状の領域は転位が密集していることを示している。CL測定における加速電圧は3.0kVである。
図8に示すように、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12の厚みが1μmの時に多くの転位が見られる。また、表面には凹凸が現れている(図6参照。)。つまり、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3は転位が集中する転位集中領域を有している。
そして、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12の厚みが3μmの時に転位が大きく低減する。また、表面の平坦性はn−AlGaN層12の厚みが1μmの時に比べて向上している(図6参照。)。つまり、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3は転位集中領域の表面に転位集中領域より転位が少ない上層を有する。
そして、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3はn−AlGaN層12の厚みが5μmの時に転位がさらに低減する。
このように、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3におけるn−AlGaN層12の結晶成長に伴う転位の変化は実施例1の窒化物半導体1におけるn−AlGaN層12の結晶成長に伴う転位の変化と同様の傾向を示している。
以上より、MOCVD−テンプレート基板、及びAlN自立基板を使用しても、スパッタ−テンプレート基板10を使用した場合と同様にn−AlGaN層12の結晶成長によって表面に伝搬する転位を低減することができることがわかった。
このように、窒化物半導体2、3は、AlNで形成された下地となる層であるAlN層、AlN自立基板、及びAlGaNで形成されたAlGaN層11の表面に、AlGaNを含み、AlNのモル分率がAlN層、AlN自立基板、及びAlGaN層11より小さいn−AlGaN層12を積層して結晶成長すると、格子定数の違いにより、n−AlGaN層12に転位が生じることになる。窒化物半導体2、3は、n−AlGaN層12に転位集中領域を形成することによって、n−AlGaN層12を積層する初期の段階に転位を集中させておき、さらには、転位集中領域から外側に延びた転位を曲げることで、上層への転位の伝搬を抑えることができる。これにより、窒化物半導体2、3は発光層13等の構造を上層の表面に良好に形成することができる。
したがって、実施例2の窒化物半導体2、及び実施例3の窒化物半導体3もAlNを含み下地となるAlN層、AlN自立基板、及びAlGaN層11による影響に関わらず品質が良好である。
<実施例4>
実施例4の窒化物半導体4は、図9に示すように、AlGaN層11とn−AlGaN層12との間にAlGaN組成傾斜層16を積層して結晶成長している点、及びn−AlGaN層12の厚みが実施例1〜3と相違する。実施例1と同一の構成は符号を付して詳細な説明は省略する。
AlGaN組成傾斜層16は、AlGaN層11の表面に積層して結晶成長している。また、n−AlGaN層12はAlGaN組成傾斜層16の表面に積層して結晶成長している。AlGaN組成傾斜層16は、AlGaN層11からn−AlGaN層12に向かうにつれて、AlNのモル分率が0.99から0.6に徐々に変化して結晶成長している。AlGaN組成傾斜層16の厚みは1μmである。n−AlGaN層12の厚みは4μmである。
MOCVD法を用いて実施例4の窒化物半導体4を作製中に、作製中の窒化物半導体4の表面に向けて658nmの波長の光を照射し、結晶成長する時間に対する、作製中の窒化物半導体4の表面からの光の反射率の変化をプロットしたグラフを図10に示す。
図10に示すように、実施例4の窒化物半導体4は、AlGaN層11の結晶成長中に反射率の低下が見られないが、AlGaN組成傾斜層16の結晶成長中のAlNのモル分率が0.7を下回る組成から反射率の低下が見られ(図10における、n−AlGaN層12の近傍のAlGaN組成傾斜層16)、AlGaN組成傾斜層16の表面にn−AlGaN層12を積層して結晶成長させると反射率が急激に低下する。このことから、AlGaN組成傾斜層16において、AlNのモル分率がおよそ0.7を下回ると転位が増加し、転位集中領域の形成が開始していると考えられる。そして、AlGaN組成傾斜層16において、AlNのモル分率がおよそ0.7を下回らなければ、転位が増加しないと考えられる。つまり、AlGaN組成傾斜層16において転位の量は、AlNのモル分率がおよそ0.7を境にして発生せず増加しない傾向と増加する傾向とに遷移すると考えられる。さらにn−AlGaN層12を積層して結晶成長をさせ、n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ70分経過した(n−AlGaN層12の厚みがおよそ1.5μmになった)ところで反射率は極小値を示す。そして、さらに結晶成長を続けると反射率は上昇し、n−AlGaN層12の結晶成長を開始しておよそ210分経過した(n−AlGaN層12の厚みがおよそ4μmになった)ところでAlGaN層11及びAlGaN組成傾斜層16の結晶成長中における反射率とほぼ同じになり、定常状態となる。つまり、実施例4の窒化物半導体4の反射率の変化は窒化物半導体1〜3で得られた反射率の変化と同様の傾向を示すことがわかった。
以上より、実施例4の窒化物半導体4のn−AlGaN層12は実施例1の窒化物半導体1と同様に、転位が集中した複数の転位集中領域、及び転位集中領域の表面に転位集中領域より転位が少ない上層を有していると考えられる。また、AlGaN組成傾斜層16においても転位集中領域の形成が開始していると考えられる。
このように、窒化物半導体4は、AlNで形成された下地となる層であるAlN層10B、及びAlGaNで形成されたAlGaN層11の表面に、AlGaNを含み、AlNのモル分率がAlN層10B、及びAlGaN層11より小さいn−AlGaN層12を積層して結晶成長すると、格子定数の違いにより、n−AlGaN層12に転位が生じることになる。窒化物半導体4は、n−AlGaN層12に転位集中領域を形成することによって、n−AlGaN層12を積層する初期の段階に転位を集中させておき、さらには、転位集中領域から外側に延びた転位を曲げることで、上層への転位の伝搬を抑えることができると考えられる。これにより、窒化物半導体4は発光層13等の構造を上層の表面に良好に形成することができる。
したがって、実施例4の窒化物半導体4もAlNを含み下地となるAlN層10B、及びAlGaN層11による影響に関わらず品質が良好である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1〜4に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、n型不純物としてSiを添加してn−AlGaN層としているが、これに限らず、n型不純物である、Ge、Te等であっても良い。また、p型不純物としてMg、Zn,Be、Ca、Sr、及びBa等を添加して、p−AlGaN層としてもよい。
(2)実施例1、2、4ではサファイア基板を使用しているがSiC基板等の他の基板にAlN層を積層して結晶成長しても良い。
(3)実施例1では、AlGaN層のAlNのモル分率が0.99であるが、GaNを添加せず、組成をAlNのみとしてもよい。
1、2、3、4…窒化物半導体
10B…AlN層(第1層)
11…AlGaN層(第1層)
12…n−AlGaN層(第2層)
12A…転位集中領域
12B…上層

Claims (2)

  1. AlN又はAlGaNで形成された第1層と、
    前記第1層の表面に積層して結晶成長され、AlGaNを含み、AlNのモル分率が前記第1層より小さく、前記第1層側に位置する界面に転位が集中した複数の転位集中領域、及び前記転位集中領域の表面に積層され前記転位集中領域より転位が少ない上層を有する第2層と、
    を備えていることを特徴とする窒化物半導体。
  2. 前記第2層の反射率は、層の厚み方向の中間部が上部、及び下部よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体。
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