JP2020075745A - 二重構造の容器 - Google Patents

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Masayuki Horiguchi
雅之 堀口
鈴木 雄太
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雄太 鈴木
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Abstract

【課題】本発明は、優れた意匠性、実用性、リサイクル性を兼ね備えた容器の提供を目的とする。【解決手段】外容器1と内容器2とを有し、これらの間に着色剤(A)が充填された二重構造の容器であって、前記着色剤(A)が、微粒子(B)と黒色系無彩物(C)と溶媒(D)とを含有し、微粒子(B)の平均粒子径が100nm〜600nmであり、微粒子(B)の変動係数Cv値が30%以下であり、黒色系無彩物(C)の含有量が、微粒子(B)100重量%に対して0.001〜10重量%であることを特徴とする容器。【選択図】図1

Description

本発明は、二重構造の容器に関する
近年、世界的に環境負荷低減の動きが高まっている。中でもプラスチック材料による環境汚染の問題が深刻化してきており、ペットボトルやシャンプーボトル等に代表されるプラスチック材料が自然界で分解される過程で形成されるマイクロプラスチックが海洋汚染を引き起こしており、プラスチック製品の再利用の徹底や、一部の地域ではビニール袋やストローなどのプラスチック製品の使用禁止、代替検討が進んでいる。
しかしながら、プラスチック製品の利便性や経済性等を考慮すると完全にプラスチック製品を無くすことは現実的に困難であるため、プラスチック製品の優れた再利用法の確立が重要となる。ただし、プラスチック製品は意匠性の観点から着色用マスターバッチ等を用いて着色されている製品が多く存在しており、これらはプラスチックの再利用の工程で脱色することが困難であるため、着色されたプラスチック製品の再利用には課題がある。
この課題を解決するために、特許文献1では非着色のプラスチックの全面にシュリンクラベルを使用することにより着色する方法が開示されている。また、特許文献2では表面に凹凸構造を有する二重構造のペットボトルの空隙に着色用の流体を充填することにより着色する方法が開示されている。
しかし特許文献1に開示された方法では着色プラスチックに比べて隠ぺい性が低いという課題や、シュリンクラベルで覆うことができる形状が限定されているため意匠性に劣ってしまうという課題があった。
また、特許文献2に開示された方法では着色する方法が明示されておらず、着色用の流体として例えば天然色素溶液を用いた場合では、隠ぺい性が低いため意匠性に劣るという点や、実際の使用の際に蛍光灯や日光により退色してしまったり、リサイクル工程の際に色素がプラスチック表面に吸着してしまったりという課題があり、実用性に優れたものであるとは言い難い。
このように、優れた意匠性、実用性、リサイクル性を全て兼ね備えた着色方法はまだ確立されておらず、これらを両立する着色方法が望まれている。
特開2017−146510号 特開2005−145488号
本発明は、優れた意匠性、実用性、リサイクル性を兼ね備えた容器の提供を目的とする。
本発明は、外容器と内容器とを有し、これらの間に着色剤(A)が充填された二重構造の容器であって、
前記着色剤(A)が、微粒子(B)と黒色系無彩物(C)と溶媒(D)とを含有し、
微粒子(B)の平均粒子径が100nm〜600nmであり、
微粒子(B)の変動係数Cv値が30%以下であり、
黒色系無彩物(C)の含有量が、微粒子(B)100重量%に対して0.001〜10重量%であることを特徴とする容器に関する。
また、本発明は、微粒子(B)が不飽和モノマー(E)の重合体からなることを特徴とする前記容器に関する。
また、本発明は、不飽和モノマー(E)が、アルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び/又は多官能不飽和モノマーを含有し、アルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び多官能不飽和モノマーの合計量が不飽和モノマー(E)100重量%中、1〜10重量%の範囲であることを特徴とする前記容器に関する。
また、本発明は、不飽和モノマー(E)100重量%中に、屈折率が1.50以上の不飽和モノマーを15重量%以上含有することを特徴とする前記容器に関する。
また、本発明は、黒色系無彩物(C)が炭素系黒色材料及び/又は有機系黒色顔料であることを特徴とする前記容器に関する。
また、本発明は、不飽和モノマー(E)100重量%中に、ベンゾトリアゾール骨格及び/又はヒンダードアミン骨格を有するモノマーを0.5〜10重量%の範囲で含有することを特徴とする前記容器に関する。。
本発明の容器は意匠性、実用性、リサイクル性に優れているため、本容器を用いることで環境負荷が小さく意匠性、実用性に優れた飲料容器等の容器製品を提供することができる。
本発明の容器の平面図 本発明の容器の形状の一例を説明するための平面図 本発明の容器の注入孔及び栓の構造を説明するための平面図 本発明の容器における注入孔及び栓の構造を説明するための部分拡大平面図 試験用容器を構成する外容器の構造図 試験用容器を構成する内容器の構造図 外容器と内容器を組み合わせることで形成される試験用容器の構造図
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下の説明は、本説明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に限定されない。
<容器>
本発明で使用される容器は、図1の容器の平面図で示すように、外容器1と内容器2とこれらの間に設けられた空間3を有する二重構造の容器である。空間3に着色剤(A)が充填されることにより着色容器となる。なお、容器形状としては、使用する用途により、蓋4が取り付けられる構造を形成しても良く、例えば図2に示すように、くびれた構造を形成し使用しても良い。
着色剤(A)を充填する方法としては、例えば図3に示すように、外容器の一部に注入孔5を設け、注入孔5から空間3に空気を排除しながら着色剤(A)を導入し充填した後に、着色剤(A)が漏れ出さないように栓6を用いて注入孔5を塞ぐ方法が挙げられる。なお、着色剤(A)を充填する方法並びに注入孔を塞ぐ方法は上記方法に限定されず、最適な充填・閉塞方法を用いることができる。
容器としては、例えば、ソフトドリンク用ボトル、宅配用牛乳瓶、調味料、カップ麺等の食品用容器、アルコール飲料用ボトル、医薬品容器、洗剤、スプレー等の化学製品の容器、トイレタリー用の容器等が挙げられる。上記容器の形状としては、特に限定されないが、例えば、円筒状、角形等のボトルタイプや、カップタイプ等の様々な形状が挙げられる。また、上記容器の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂(特に環状オレフィン系樹脂)等のプラスチック、ガラス、金属等が挙げられる。上記容器としては、外容器及び内容器の少なくとも一方が透明な容器であることが好ましく、中でも、意匠性の観点から少なくとも外容器が透明な容器であることが好ましい。上記透明な容器としては、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、環状オレフィン系樹脂等のプラスチック製容器又はガラス製容器が好ましく、着色プラスチックのリサイクルという観点ではプラスチック製容器であることが好ましい。
本発明で使用される容器の外容器と内容器の間の幅は、以下に限定されるものではないが、0.5〜10mmであることが好ましく、更に好ましくは1〜7mmである。
<着色剤(A)>
本発明で使用される着色剤(A)は、微粒子(B)と黒色系無彩物(C)と溶媒(D)を含有しており、コロイド結晶としての性質を利用した、いわゆる構造色による明確な呈色を示す着色剤であり、退色劣化などが起こらず実用性、意匠性に優れる
本発明で使用される着色剤(A)は、容器の壁面に穴を開けたり、容器を破砕したりする等の方法により着色剤(A)を抜き出し、温水などにより容易に洗浄可能であり、これらの特性によりリサイクル性に優れる容器を得ることができる。
<微粒子(B)>
本発明で使用される微粒子(B)は、体積基準で表される平均粒子径が100〜600nmの範囲であることを特徴とする。有彩光色をより鮮明に発色させるという観点から、平均粒子径は150〜400nmの範囲であることが好ましい。微粒子(B)の平均粒子径は有彩色材料で観測される発色と相関を有している。
本発明で使用される微粒子(B)は、変動係数Cv値が30%以下であり、発色性に優れるという観点から、好ましくは20%以下である。なお、本発明の変動係数Cv値は紛体の集団の全体積を100%とした累積カーブを求めた時の累積カーブが50%となる累積中位径であり、動的光散乱測定によって求められる平均粒子径及び粒子径の標準偏差の値を用いて以下の式から求められる。
[Cv値]=([粒子径の標準偏差]/[平均粒子径])
本発明で使用される微粒子(B)の材料としては、無機材料、有機材料が挙げられる。これらは単独でも良いし、混合物や結合物でも良い。微粒子の形態としては、単一構造、コア−シェル型、多層型、中空粒子のいずれでも良い。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
本発明で使用される微粒子(B)の無機材料の例としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニア等が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
本発明で使用される微粒子(B)の有機材料の例としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリルアミド系樹脂、ビニル系樹脂、アリル系樹脂等に代表される不飽和モノマー重合体、ポリエステル系重合体、ポリオレフィン系重合体、ポリエーテル系重合体、ポリアミド系重合体、メラミン系重合体及びこれらの共重合体や複合体が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
本発明で使用される微粒子(B)は、経時での微粒子(B)の沈降が起こりにくく、発色性に優れるという観点から有機材料であることが好ましく、中でもCv値の制御が容易であるという観点から不飽和モノマー重合体であることが好ましい。
不飽和モノマー重合体は、公知の不飽和モノマー(E)の混合物を、公知の重合開始剤を用いて重合反応することにより得られる。
本発明で使用される不飽和モノマー(E)としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ベヘニル等のアルキル基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル等の脂環構造を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコール、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、ビニルナフタレン、インデン等の芳香環を有する不飽和モノマー;
本発明で使用できるモノマー(E)としては、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、ビニルナフタレン、インデン等の芳香族炭化水素を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸ダイマー、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、ケイ皮酸等のカルボキシル基を有する不飽和モノマー;
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等の酸無水物基を有する不飽和モノマー;
2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート、ジブチル−2−アクリロイルオキシシエチルホスフェート等のリン酸基を有する不飽和モノマー;
スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸アンモニウム、スチレンスルホン酸リチウム、2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸、メタリルスルホン酸ナトリウム、アリルスルホン酸、アリルスルホン酸ナトリウム、アリルスルホン酸アンモニウム、ビニルスルホン酸、アリルオキシベンゼンスルホン酸、アリルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリルオキシベンゼンスルホン酸アンモニウム等のスルホン酸基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル等の水酸基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸メチルエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸テトラメチルピペリジニル、ジメチルアミノスチレン、ジエチルアミノスチレン等のアミノ基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸ヘプタデカフルオロデシル等のフッ素化アルキル基を有するモノマー;
(メタ)アクリル酸2−アセトアセトキシエチル等のケト基含有モノマー;
(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸3,4−エポキシシクロヘキシル等のグリシジル基を有する不飽和モノマー;
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリブトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシメチルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシメチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン等のアルコキシシリル基を有する不飽和モノマー;
モノ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール(日本油脂社製、ブレンマーPE−90、200、350、350G、AE−90、200、400等)モノ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール(日本油脂社製、ブレンマー50PEP−300、70PEP−350等)、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート(日本油脂社製、ブレンマーPME−400、550、1000、4000等)等のポリエチレンオキサイド基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−ペントキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(メトキシメチル)アクリルアミド、N−エトキシメチル−N−メトキシメチルメタアクリルアミド、N,N−ジ(エトキシメチル)アクリルアミド、N−エトキシメチル−N−プロポキシメチルメタアクリルアミド、N,N−ジ(プロポキシメチル)アクリルアミド、N−ブトキシメチル−N−(プロポキシメチル)メタアクリルアミド、N,N−ジ(ブトキシメチル)アクリルアミド、N−ブトキシメチル−N−(メトキシメチル)メタアクリルアミド、N,N−ジ(ペントキシメチル)アクリルアミド、N−メトキシメチル−N−(ペントキシメチル)メタアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビドロキシエチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド塩化メチル4級塩、アクリロイルモルフォリン等の(メタ)アクリルアミド基を有する不飽和モノマー;
(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸ビニル、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,9−ノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,10−デカンジオール、ジ(メタ)アクリル酸ネオペンチルグリコール、ジ(メタ)アクリル酸グリセリン、ジ(メタ)アクリル酸ジメチロールトリシクロデカン、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリストールジビニルベンゼン、アジピン酸ジビニル、イソフタル酸ジアリル、フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、マレイン酸ジアリル等の2つ以上の重合性官能基を有する多官能不飽和モノマー等が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
本発明で使用される微粒子(B)が不飽和モノマー重合体である場合、着色剤(A)の温度やpHによる発色性の変化が起こりづらく実用性に優れるという観点から、不飽和モノマー(E)はアルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び/又は多官能不飽和モノマーを含むことが好ましく、不飽和モノマー(E)の混合物100重量%のうち合計で1〜10重量%の範囲で含有することが好ましい。
本発明で使用される微粒子(B)が不飽和モノマー重合体である場合、発色性に優れるという観点から、不飽和モノマー(E)の混合物100重量%のうち屈折率が1.50以上の不飽和モノマー(E)を15重量%以上含有することが好ましい。なお、本発明では、モノマーの屈折率として、POLYMER HANDBOOK FOURTH EDITION(J.Brandrup, E. Immergut, E. A. Gruke)に記載の値を使用した。
屈折率が1.50以上の不飽和モノマーとしては、例えば、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチレン、ヘプチルスチレン、オクチルスチレン、メトキシスチレン、フルオロスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、クロルメチルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコール等のような芳香族炭化水素骨格を有するモノマーが挙げられる。中でも、重合性に優れるという観点から、スチレン、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチルから選択される少なくとも1つの不飽和モノマーであることが好ましい。
芳香族炭化水素骨格を有するモノマーを30重量%以上含有する場合は、ベンゾトリアゾール骨格及び/又はヒンダードアミン骨格を有するモノマーをさらに含有することにより、優れた耐光性を得ることができる。これらの好ましい含有量としては、合計で0.5〜10重量%の範囲である。
ベンゾトリアゾール骨格を有するモノマーとしては、2−[2−ヒドロキシ−5−[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]フェニル]−2H−ベンゾトリアゾールが挙げられ、市販品としてはRUVA−93(大塚化学社製)が挙げられる。
ヒンダードアミン骨格を有するモノマーとしては、メタクリル酸1,2,2,6,6−ペンタメチルー4−ピペリジル、メタクリル酸2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル等が挙げられ、市販品としてはアデカスタブLA−82、LA−87(ADEKA社製)等が挙げられる。
本発明で使用される微粒子(B)が有機材料である場合、リサイクル時の洗浄性に優れるという観点から、微粒子(B)のガラス転移温度(Tg)が30℃以上であることが好ましい。また、融点は30℃以上であることが好ましい。なお、本発明で使用される微粒子(B)のガラス転移温度及び融点は、JIS K7121に準じてDSC測定により求めることができる。
重合開始剤としては、例えば、アゾ系開始剤、過酸化物、等が挙げられる。上記アゾ系開始剤としては、例えば2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられ、過酸化物としては、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等が挙げる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
重合開始剤の配合量は、モノマー混合物100重量部に対して0.02〜10重量部用いることが好ましく、0.1〜5重量部がより好ましい。重合時の反応温度は、適宜調整できるが、一般的に50〜120℃程度である。
また、重合開始剤の重合速度を制御するためにアスコルビン酸、酒石酸、クエン酸等の還元性有機化合物や、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等の還元性無機化合物、塩化第一鉄、ロンガリット、二酸化チオ尿素等に例示される公知の還元剤を用いることができる。
還元剤の添加量としては、不飽和モノマー(E)の混合物100重量部に対して0.05〜5重量部の範囲で用いることが好ましい。
(メタ)アクリル樹脂微粒子の重合法としては、懸濁重合、分散重合、乳化重合、ソープフリー乳化重合より選ばれる公知の重合法を用いることが好ましく、中でも好ましい範囲での粒径およびCv値の制御が容易という観点から乳化重合が好ましい。上記重合を行う際、重合安定性を向上させるために、公知の乳化剤、分散安定剤、中和剤等を用いても良い。
乳化剤としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、ドデシルベンゼンスルホネート、ウンデシルベンゼンスルホネート、トリデシルベンゼンスルホネート、ノニルベンゼンスルホネート、これらのナトリウム塩、カリウム塩等のアニオン性界面活性剤;、
セチルトリメチルアンモニウムブロミド、塩化ヘキサデシルピリジニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤;
ピリジニウム等のノニオン性界面活性剤等が挙げられる。それらの中でも、重合反応時に微粒子構造に取り込まれる重合性官能基を有する反応性界面活性剤を用いても良い。
分散安定剤としては、親水基を有する水溶性樹脂が好ましく、以下に限定されるわけではないが、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアクリル酸樹脂、スチレン−アクリル酸共重合樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
中和剤としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、アンモニアやトリエチルアミン、ジメチルアミノエタノール等の水溶性アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性の無機塩等が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。また、これら中和剤は重合時に使用しても良いし、重合後に使用しても良い。
本発明で使用される微粒子(B)を製造する際、溶媒を使用することができる。溶媒としては、以下に限定されることなく、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒;
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール系溶媒;
ジメチルホルムアミド等、ジエチルホルムアミド等のアミド系溶媒;
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;
n−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられる。中でも、微粒子(B)の分散安定性に優れるという観点から、水、アルコール系溶媒、グリコール系溶媒、アミド系溶媒から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、中でも水を含むことが好ましい。
<黒色系無彩物(C)>
本発明で使用される黒色系無彩物(C)は、色味がなく低明度のであり、微粒子(A)の構造による発色以外の散乱光を効率的に吸収することで発色を鮮明化させるために使用する。
本発明で使用される黒色系無彩物(C)の明度、彩度はCIE1976(L*,a*,b*)色空間で表した時に、明度であるL*が60以下、彩度である(a*の二乗+b*の二乗)の平方根が20以下であるものを指す。なお、L*、a*,b*の算出は、臭化カリウム粉末中に黒色系無彩物(C)を0.1
重量%で分散し、脱水、加圧した後に膜厚1mmのペレットを作成し、ペレットの透過スペクトルを測定することにより求められる。
本発明で使用される黒色系無彩物(C)としては、以下に限定されるわけではないが、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、黒鉛等の炭素系黒色材料;
酸化鉄、酸化マンガン、硫化亜鉛等の無機系黒色材料;
ニグロシン類、アジン類、メラミン類、イカ墨、タコ墨等の有機系黒色材料等が挙げられる。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
中でも、リサイクル性に優れるという観点から、黒色系無彩物(C)は炭素系黒色材料又は有機系黒色材料のいずれかを含むことが好ましく、黒色系無彩物(C)の全重量中に30〜100重量%で含まれることが好ましい。
本発明で使用される黒色系無彩物(C)の含有量は、優れた発色が得られるという観点から微粒子(A)100重量%に対して0.001〜10重量%の範囲である。
<溶媒(D)>
溶媒(D)としては特に限定されないが、微粒子(B)の製造に用いた溶媒や他の溶媒を使用することができる。
本発明で使用される着色剤(A)は溶媒(D)を用いて最適な固形分濃度に調整して使用することができる。好ましい固形分濃度としては、30〜65重量%の範囲である。なお、固形分濃度は、着色剤(A)をメンタム缶に約1g採取し、200℃の熱風オーブンで10分間乾燥した後の重量変化を測定することにより求められる。
本発明の着色剤(A)は、発明の効果を損ねない範囲で、公知の添加剤が使用できる。公知の添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、表面調整剤、粘度調整剤等が挙げられる。
本発明の着色剤(A)は、冷温条件下での体積変化を考慮して充填量を調整することができる。
以下に、実施例をもって本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、実施例で「部」とあるのは「重量部」を、「%」とあるのは「重量%」を意味する。
<不揮発分の測定>
着色剤(A)の不揮発分は、電気オーブンで200℃−10分後の乾燥前後の重量比から求めた。
<ガラス転移温度の測定>
微粒子(B)が有機材料である場合、ガラス転移温度は微粒子(B)を試料として示差走査熱量計(DSC)による測定により決定した。ロボットDSC(示差走査熱量計、セイコーインスツルメンツ社製「RDC220」)に「SSC5200ディスクステーション」(セイコーインスツルメンツ社製)を接続して測定に使用した。測定試料には、微粒子(B)を十分に乾燥させたものを用いた。測定試料10mgを上記示差走査熱量計にセットし、100℃の温度で5分後保持した後、液体窒素を用いて−140℃まで急冷した。その後、昇温速度10℃/分で昇温し、250℃まで昇温してDSC測定を行った。得られたDSCチャートから、ガラス転移温度を決定した。
<粒子径の測定>
微粒子(B)及び黒色系無彩物(C)の平均粒子径は、動的光散乱測定機(DLC)による測定により決定した。微粒子(B)又は黒色系無彩物(C)を試料として、重量が500〜2000倍となるように水に分散しておく。該分散液約5mlを測定装置(動的光散乱測定機 マイクロトラック、マイクロトラック・ベル社製)のセルに注入し、サンプルに応じた溶媒(本発明では水)および微粒子(B)の屈折率条件を入力後、測定を行った。この時得られた累積中位径の値を平均粒子径とした。
<変動係数Cv値の測定>
微粒子(B)を試料として、粒子径の測定と同様の方法でマイクロトラックを用いて測定を行い、得られた粒子径の標準偏差と平均粒子径の値を用いて変動係数Cv値を測定した。
<微粒子(B)の製造>
以下に示す方法に従い微粒子(B)を製造した。表1に製造に使用した原料の配合量と得られた化合物の性状を示す。
<製造例1>微粒子(B−1)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を130.0部、乳化剤としてアデカリアソープSR−10(ADEKA社製、反応型アニオン界面活性剤)を1.0部仕込み、撹拌しながら80℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を0.6部仕込むと同時に、アクリル酸(東京化成工業社製)4.5部、スチレン(東京化成工業社製)20.0部、アクリル酸2−エチルヘキシル(東京化成工業社製)75.5部のモノマー混合物を滴下管から100分間かけて滴下反応させた。滴下完了後、80℃のまま2時間撹拌を行い、30℃まで冷却した後にメタノール(東京化成工業)を20.0部加えて更に30分間撹拌し反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−1)溶液の平均粒子径は210nm、変動係数Cv値は24%、ガラス転移温度は−30℃、不揮発分は40.4%であった。
<製造例2>微粒子(B−2)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を148.0部、乳化剤としてエマールO(花王社製、アニオン界面活性剤)を1.0部仕込み、撹拌しながら80℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を0.6部仕込むと同時に、アクリル酸(東京化成工業社製)3.0部、メタクリル酸メチル(東京化成工業社製)74.5部、アクリル酸n−ブチル(東京化成工業社製)22.5部のモノマー混合物を滴下管から100分間かけて滴下反応させた。滴下完了後、80℃のまま2時間撹拌を行い、30℃まで冷却した後にアンモニア水を2.0部加えて更に30分間撹拌し反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−2)溶液の平均粒子径は225nm、変動係数Cv値は22%、ガラス転移温度は56℃、不揮発分は40.4%であった。
<製造例3>微粒子(B−3)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を150.0部、乳化剤としてアデカリアソープSR−10(ADEKA社製、反応型アニオン界面活性剤)を0.8部仕込み、撹拌しながら80℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を0.6部仕込むと同時に、アクリル酸(東京化成工業社製)3.0部、スチレン(東京化成工業社製)74.5部、アクリル酸n−ブチル(東京化成工業社製)22.5部のモノマー混合物を滴下管から100分間かけて滴下反応させた。滴下完了後、そのまま80℃のまま2時間撹拌を行い、30℃まで冷却した後にエチレングリコール(東京化成工業社製)を20.0部加えて更に30分間撹拌し後に水酸化カリウム(東京化成工業社製)を1.0部加えて更に30分間撹拌し反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−3)溶液の平均粒子径は290nm、変動係数Cv値は18%、ガラス転移温度は53℃、不揮発分は40.6%であった。
<製造例4>微粒子(B−4)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を150.0部、乳化剤としてアデカリアソープSR−10(ADEKA社製、反応型アニオン界面活性剤)を0.5部仕込み、撹拌しながら80℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を0.6部仕込むと同時に、アクリル酸(東京化成工業社製)2.0部、スチレン(東京化成工業社製)8.0部、メタクリル酸メチル(東京化成工業社製)66.5部、アクリル酸2−エチルヘキシル(東京化成工業社製)21.5部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東京化成工業社製)2.0部のモノマー混合物を滴下管から100分間かけて滴下反応させた。滴下完了後、80℃のまま2時間撹拌を行い、30℃まで冷却して反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−4)溶液の平均粒子径は420nm、変動係数Cv値は21%、ガラス転移温度は55℃、不揮発分は40.3%であった。
<製造例5>微粒子(B−5)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を150.0部、乳化剤としてアデカリアソープSR−10(ADEKA社製、反応型アニオン界面活性剤)を1.0部仕込み、撹拌しながら80℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を0.6部仕込むと同時に、メタクリル酸(東京化成工業社製)3.0部、スチレン(東京化成工業社製)32.5部、メタクリル酸ベンジル(東京化成工業社製)36.0部、アクリル酸n−ブチル(東京化成工業社製)22.5部、ジビニルベンゼン(東京化成工業社製)4.0部、RUVA−93(大塚化学社製、2−[2−ヒドロキシ−5−[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール)1.0部、アデカスタブLA−82(ADEKA社製、メタクリル酸1,2,2,6,6−ペンタメチルー4−ピペリジル)1.0部のモノマー混合物を滴下管から100分間かけて滴下反応させた。滴下完了後、80℃のまま2時間撹拌を行い、30℃まで冷却して反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−5)溶液の平均粒子径は215nm、変動係数Cv値は14%、ガラス転移温度は44℃、不揮発分は40.4%であった。
<比較製造例1>微粒子(B−6)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら、イオン交換水を700.0部、エマールO(花王社製、アニオン界面活性剤)を0.1部、スチレン(東京化成工業社製)を100.0部仕込み、撹拌しながら70℃まで昇温した。次に、開始剤として過硫酸カリウム(東京化成工業社製)を2.0部添加し、70℃のまま20時間撹拌反応を行った。その後、減圧しながら100℃に加熱脱水を行い、イオン交換水を約150部留去したところで反応をやめ、30℃まで冷却した後に反応を終了させた。
こうして得られた微粒子(B−6)溶液の平均粒子径は740nm、変動係数Cv値は12%、ガラス転移温度は98℃、不揮発分は38.1%であった。
<比較製造例2>微粒子(B−7)の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下管、窒素導入管を備えた反応装置を2つ用意し、各反応装置で実施例4及び実施例6と同条件にて微粒子を製造し、製造した2種の微粒子を混合した後に30℃で1時間撹拌を行った。
こうして得られた微粒子(B−7)溶液の平均粒子径は325nm、変動係数Cv値は40.2%、ガラス転移温度は50℃、不揮発分は40.5%であった。
表1中の略号の意味は以下の通りである。
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東京化成工業社製)
RUVA−93:RUVA−93(大塚化学社製、2−[2−ヒドロキシ−5−[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール)
LA−82:アデカスタブLA−82(ADEKA社製、メタクリル酸1,2,2,6,6−ペンタメチルー4−ピペリジル)過硫酸カリウム:過硫酸カリウム(東京化成工業社製)
SR−10:アデカリアソープSR−10(ADEKA社製、反応型アニオン界面活性剤)
エマールO:エマールO(花王社製、アニオン界面活性剤)
<製造例6> 着色剤(A−1)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−1)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として0.01部となるように仕込み、溶媒(D)としてメタノール(東京化成工業社製)を6.3部仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−1)溶液を得た。
<製造例7> 着色剤(A−2)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−2)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてWD−IOB50(酸化鉄の水分散体、大東化成社製)が不揮発分として0.2部となるように仕込み、溶媒(D)としてエチレングリコール(東京化成工業社製)6.3部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−2)溶液を得た。
<製造例8> 着色剤(A−3)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−3)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてイカ墨インキ(環境創研社製)が不揮発分として2.0部となるように仕込み、溶媒(D)としてイオン交換水6.8部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−3)溶液を得た。
<製造例9> 着色剤(A−4)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−4)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてC.Iアシッドブラック2(ニグロシン染料、関東化学社製)が不揮発分として8.0部となるように仕込み、溶媒(D)としてイオン交換水3.0部とエチレングリコール(東京化成工業社製)3.1部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−4)溶液を得た。
<製造例10> 着色剤(A−5)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−5)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として0.1部となるように仕込み、溶媒(D)としてイオン交換水6.3部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−5)溶液を得た。
<比較製造例3> 着色剤(A−6)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−6)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として0.1部となるように仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−6)溶液を得た。
<比較製造例4> 着色剤(A−7)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−7)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として0.1部となるように仕込み、溶媒(D)としてイオン交換水6.5部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−7)溶液を得た。
<比較製造例5> 着色剤(A−8)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−5)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら溶媒(D)としてイオン交換水6.3部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−8)溶液を得た。
<比較製造例6> 着色剤(A−9)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら天然色素溶液モナスコレッドAL(ベニコウジ色素、キリヤ化学社製)を不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として0.1部となるように仕込み、溶媒(D)としてメタノール31.6部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−9)溶液を得た。
<比較製造例7> 着色剤(A−10)の製造
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応装置に窒素ガスを吹き込みながら微粒子(B−5)が不揮発分として100部となるように仕込み、30℃まで加温し撹拌しながら黒色系無彩物(C)としてライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)が不揮発分として15.0部となるように仕込み、溶媒(D)としてイオン交換水6.3部を仕込み、添加剤としてトップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)を0.01部仕込み、そのまま1時間撹拌を続けることで着色剤(A−10)溶液を得た。
表2中の略号の意味は以下の通りである。
モナスコレッドAL:モナスコレッドAL(ベニコウジ色素、キリヤ化学社製)
WD−IOB50:WD−IOB50(酸化鉄の水分散体、大東化成社製)
W−310A:ライオンペーストW−310A(ケッチェンブラック、ライオン社製)
イカ墨インキ:イカ墨インキ(東京化成工業社製)
C.Iアシッドブラック2:C.Iアシッドブラック2(東京化成工業社製)
トップサイド300:トップサイド300(防腐剤、パーマケム・アジア社製)
<試験用容器の作成>
(実施例1〜5、比較例1〜5)
性能試験の実施のために、厚さ2.5mmのポリメタクリル酸メチル製(可視光線透過率量が約95%)のプラスチック板を用いて図5に示す形状の外容器(Xa1=103mm、Ya1=103mm、Za1=186.5mm、Xa2=98mm、Ya2=98mm)と図6に示す形状の内容器(Xb1=90mm、Yb1=90mm、Zb1=182.5mm、Xb2=85mm、Yb2=85mm、Xb3=20mm、Yb3=20mm、Xb4=45mm、Zb4=90mm、X−Z面の一方の面に黒字で半径30mm、太さが3mmの円が印字されている)を製造し、これを図7の容器平面図に示すように外容器と内容器を組み合わせることで形成される閉塞された幅G=4mmの空間に対して体積比率が80%となるように着色剤(A)を外容器に充填し、その後図7に示すように外内容と内容器を組み合せ、外容器と内容器の接する面を接着剤で固定することにより試験用容器を作成した。
着色剤(A)は、製造例6〜10、比較製造例3〜7に示す着色剤(A)を用いた。
<常温着色性>
得られた試験用容器について、25℃環境下にて目視により着色剤(A)の発色性と隠ぺい性から着色性を評価した。なお、隠ぺい性は試験用容器の内容器に印字された円が容器外壁側から見えるかどうかによって評価した。評価基準を以下に示す。
◎:発色性に優れ、文字が見えず隠ぺい性に優れる。優秀。
○:発色性に優れ、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。良好。
△:発色はしているが白味があり、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。実用域。
×:発色性に劣る、又は文字が完全に見え隠ぺい性に劣る。不良。
<高温着色性>
得られた容器(試験用容器)について、80℃環境下にて目視により着色剤(A)の着色性を評価した。評価基準を以下に示す。
◎:発色性に優れ、文字が見えず隠ぺい性に優れる。優秀。
○:発色性に優れ、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。良好。
△:発色はしているが白味があり、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。実用域。
×:発色性に劣る、又は文字が完全に見え隠ぺい性に劣る。不良。
<低温着色性>
得られた容器(試験用容器)について5℃環境下にて目視により着色剤(A)の着色性を評価した。評価基準を以下に示す。
◎:発色性に優れ、文字が見えず隠ぺい性に優れる。優秀。
○:発色性に優れ、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。良好。
△:発色はしているが白味があり、やや文字が見えるが隠ぺい性は高い。実用域。
×:発色性に劣る、又は文字が完全に見え隠ぺい性に劣る。不良。
<リサイクル性>
得られた容器(試験用容器)の外容器と内容器の接着面を剥がし、外容器と内容器にわけ、40℃の温水にて洗浄した後の外容器および内容器の色残り度合いを目視にて評価した。評価基準を以下に示す。
◎:温水につけたらすぐに洗浄され、色残りがない。優秀。
○:温水につけて少しこすると洗浄され、色残りがない。良好。
×:温水につけても完全には洗浄されず、色残りがある。不良。
<耐光性>
得られた容器(試験用容器)に対して、25℃環境下、照明器具として蛍光灯を用いて、容器上面の照明照度が500ルクス、照明器具と容器上面間の距離が1.5mとなるよう容器を配置し、90日間光照射を行った。その後25℃環境下にて目視により着色剤(A)の静置前後での着色性の変化の有無を評価した。評価基準を以下に示す。
○:着色性の変化なし。
△:着色性に若干の変化があるも高い着色性を維持。実用域。
×:着色性が大きく悪化。不良。
表2に示すように、比較例1は微粒子(B)の平均粒子径が100〜600nmの範囲にないため、構造色由来の発色性が発現できず容器の着色性が著しく劣っていた。
また、比較例2は変動係数Cv値が30%より高いため、発色性が悪く容器の着色性が著しく劣っていた。
また、比較例3は黒色系無彩物(C)を含有していないため、散乱光による白味が強く構造色由来の発色性が発現できずに容器の着色性が著しく劣っていた。
また、比較例4は着色剤(A)として構造色による着色剤ではなく天然色素を使用しており、隠ぺい性に劣っており容器の着色性が著しく劣っていた。更に温水洗浄した際も容器に色素が沈着してしまい容器のリサイクル性も悪く、光による退色がひどく容器の耐光性も劣っていた。
また、比較例5は着色剤(A)における黒色系無彩物(B)の含有量が微粒子(A)100重量%に対して0.001〜10重量%の範囲よりも多かったため、黒味が強すぎて発色性が悪化し容器の着色性が著しく劣っていた。
一方、実施例1〜5は二重構造の容器の閉塞される空間に充填された着色剤(A)が微粒子(B)と黒色系無彩物(C)と溶媒(D)とを含有し、微粒子(B)の平均粒子径が100nm〜600nmであり、微粒子(B)の変動係数Cv値が30%以下であり、黒色系無彩物(C)の含有量が微粒子(A)100重量%に対して0.001〜10重量%であるため、容器の着色性、リサイクル性、耐光性等の各種物性をバランスよく満たしていた。
中でも、実施例5は全ての試験で優れた性能を示した。
実施例5は、微粒子(B)のガラス転移温度が30℃以上という好ましい範囲であったため、実施例1よりも洗浄時に色残りしにくく容器のリサイクル性に優れていた。
また、実施例5は、微粒子(B)を構成する不飽和モノマー(E)100重量%のうち、屈折率が1.50以上の不飽和モノマーを15重量%以上という好ましい範囲で含有しているため、実施例2、4よりも容器の着色性に優れていた。
また、実施例5は、微粒子(B)を構成する不飽和モノマー(E)100重量%のうち、アルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び/又は多官能不飽和モノマーを1〜10重量%という好ましい範囲で含有しているため、実施例3よりも高温条件での容器の着色性に優れていた。
また、実施例5は、微粒子(B)が芳香族炭化水素骨格を有するモノマーを30重量%以上含有しているが、ベンゾトリアゾール骨格及び/又はヒンダードアミン骨格を有するモノマーを含有しているため、含有しない実施例8と比べて耐光性に優れていた。
本発明に係る容器は、飲料品、医療機器、化粧品等、安定して優れた発色性が必要でありかつリサイクル性が必要とされる用途に広く好適に使用される。
1:外容器
2:内容器
3:空間
4:蓋
5:注入孔
6:栓
7:印字部
M:注入孔周辺の拡大図
Xa1:外容器外側の縦の長さ
Ya1:外容器外側の横の長さ
Za1:外容器外側の高さ
Xa2:外容器内側の縦の長さ
Ya2:外容器内側の横の長さ
Xb1:内容器外側の縦の長さ
Yb1:内容器外側の横の長さ
Zb1:内容器外側の高さ
Xb2:内容器内側の縦の長さ
Yb2:内容器内側の横の長さ
Xb3:内容器上面の縦の長さ
Yb3:内容器上面の横の長さ
Xb4:内容器外側端部から印字された円の中心までの長さ
Zb4:内容器外側底辺から印字された円の中心までの長さ
G:外容器と内容器の間の幅



Claims (6)

  1. 外容器と内容器とを有し、これらの間に着色剤(A)が充填された二重構造の容器であって、
    前記着色剤(A)が、微粒子(B)と黒色系無彩物(C)と溶媒(D)とを含有し、
    微粒子(B)の平均粒子径が100nm〜600nmであり、
    微粒子(B)の変動係数Cv値が30%以下であり、
    黒色系無彩物(C)の含有量が、微粒子(B)100重量%に対して0.001〜10重量%であることを特徴とする容器。
  2. 微粒子(B)が不飽和モノマー(E)の重合体からなることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 不飽和モノマー(E)が、アルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び/又は多官能不飽和モノマーを含有し、アルコキシシリル基を有する不飽和モノマー及び多官能不飽和モノマーの合計量が不飽和モノマー(E)100重量%中、1〜10重量%の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 不飽和モノマー(E)100重量%中に、屈折率が1.50以上の不飽和モノマーを15重量%以上含有することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の容器。
  5. 黒色系無彩物(C)が炭素系黒色材料及び/又は有機系黒色顔料であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の容器。
  6. 不飽和モノマー(E)100重量%中に、ベンゾトリアゾール骨格及び/又はヒンダードアミン骨格を有するモノマーを合計で0.5〜10重量%の範囲で含有することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の容器。


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