JP2020075684A - 動力伝達部材、プリテンショナ、リトラクタ及び動力伝達部材の製造方法 - Google Patents

動力伝達部材、プリテンショナ、リトラクタ及び動力伝達部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用環境に関係なく性能を安定させることができる、動力伝達部材、プリテンショナ、リトラクタ及び動力伝達部材の製造方法を提供する。【解決手段】本実施形態に係る動力伝達部材32aは、吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、動力伝達部材32aに機械特性を付与するエラストマーと、を含み、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝達部材、プリテンショナ、リトラクタ及び動力伝達部材の製造方法に関し、特に、塑性変形しながら歯車を回転させる樹脂製の動力伝達部材、該動力伝達部材を用いたプリテンショナ及びリトラクタ並びに前記動力伝達部材の製造方法に関する。
自動車等の車両には、一般に、乗員が着座する腰掛部と乗員の背面に位置する背もたれ部とを備えたシートに乗員を拘束するシートベルト装置が設けられている。かかるシートベルト装置は、乗員を拘束するウェビングと、ウェビングの巻き取りを行うリトラクタと、シートの側面に配置されたバックルと、ウェビングに配置されたトングと、を備え、トングをバックルに嵌着させることによって乗員をシートに拘束している。
また、リトラクタは、車両衝突時等の緊急時にウェビングの弛みを除去するプリテンショナを備えていることが一般的である(例えば、特許文献1、特許文献2等参照)。かかるプリテンショナにおいて、近年、樹脂製の細長いロッド形状の動力伝達部材をスプールに接続された歯車(ピニオン、リングギア、駆動輪等と称する場合もある。)に衝突させて、塑性変形させながら歯車を回転させる動力伝達機構が研究・開発されている。
例えば、特許文献1には、動力伝達部材(ラック)が、ナイロン(PA)、ポリ塩化ビニル(PVC)又はエラストマー等の軟質樹脂材料から形成されていることが開示されている。また、特許文献2には、動力伝達部材がPOM樹脂のホモポリマーにより形成されていることが開示されている。
特開2014−201155号 特開2015−217729号
ところで、上述した樹脂製の動力伝達部材を採用した場合、樹脂の吸水特性に基づく性能変動、低温環境下における強度低下等、使用環境によって動力伝達部材の性能が安定しないという問題がある。したがって、どのように動力伝達部材を製造するかは、重要な技術開発要素である。しかしながら、上述した特許文献には、動力伝達部材に関する詳細な記述はなされていない。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、使用環境に関係なく性能を安定させることができる、動力伝達部材、プリテンショナ、リトラクタ及び動力伝達部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、塑性変形しながら歯車に動力を伝達する樹脂製の動力伝達部材であって、吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、機械特性を付与するエラストマーと、を含み、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であることを特徴とする動力伝達部材が提供される。
また、本発明によれば、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールに接続された歯車と、緊急時に塑性変形しながら前記歯車に動力を伝達する動力伝達部材と、を含むプリテンショナにおいて、前記動力伝達部材は、吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、機械特性を付与するエラストマーと、を含み、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であることを特徴とするプリテンショナが提供される。
また、本発明によれば、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、緊急時に前記ウェビングを巻き取って弛みを除去するプリテンショナと、を含むリトラクタにおいて、前記プリテンショナは、前記スプールに接続された歯車と、緊急時に塑性変形しながら前記歯車に動力を伝達する動力伝達部材と、を含み、前記動力伝達部材は、吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、機械特性を付与するエラストマーと、を含み、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であることを特徴とするリトラクタが提供される。
上述した動力伝達部材及びプリテンショナにおいて、前記ベース樹脂は、ポリアセタールのホモポリマーであってもよい。
また、本発明によれば、塑性変形しながら歯車に動力を伝達する樹脂製の動力伝達部材の製造方法であって、吸水特性を指標にしてベース樹脂を選択し、機械特性を指標にしてエラストマーの配合を決定する、ことを特徴とする動力伝達部材の製造方法が提供される。
前記吸水特性は、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であってもよい。さらに、前記ベース樹脂は、ポリアセタールのホモポリマーであってもよい。
前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であってもよい。
また、前記吸水特性は、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であり、かつ、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であってもよい。
上述した本発明に係る動力伝達部材、プリテンショナ及びリトラクタによれば、ベース樹脂として吸水率の低い樹脂を選択し、所定の機械特性を満たすようにエラストマーを配合したことにより、使用環境に関係なく動力伝達部材の性能を安定させることができる。
また、上述した本発明に係る動力伝達部材の製造方法によれば、動力伝達部材の性能に与える種々の因子が存在する中で、吸水特性を指標にしてベース樹脂を選択し、機械特性を指標としてエラストマーの配合を決定することにより、安定した性能を発揮する動力伝達部材を容易に製造することができる。
本発明の一実施形態に係るリトラクタを示す部品展開図である。 プリテンショナの作動を示す説明図であり、(A)は初期状態、(B)は作動開始状態、を示している。 プリテンショナの作動を示す説明図であり、(A)は作動状態、(B)は停止状態、を示している。 材料剛性評価試験結果を示す図であり、(A)は絶乾状態、(B)は吸湿状態、を示している。 プリテンショナ作動時における動力伝達部材の引張降伏応力とプリテンショナの作動量との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係るプリテンショナを含むリトラクタを示す部品展開図である。図2は、プリテンショナの作動を示す説明図であり、(A)は初期状態、(B)は作動開始状態、を示している。図3は、プリテンショナの作動を示す説明図であり、(A)は作動状態、(B)は停止状態、を示している。
図1に示したリトラクタ1は、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプール2と、緊急時に前記ウェビングを巻き取って弛みを除去するプリテンショナ3と、を含み、プリテンショナ3は、スプール2に接続されたリングギア31と、緊急時にリングギア31に動力を伝達する動力伝達装置32と、を含んでいる。なお、図1において、ウェビングの図は省略してある。
スプール2は、ウェビングを巻き取る巻胴であり、リトラクタ1の骨格を形成するベースフレーム11内に回転可能に収容されている。ベースフレーム11は、例えば、対峙する第一端面111及び第二端面112と、これらの端面を連結する側面113と、を有している。ベースフレーム11は、側面113と対峙し第一端面111及び第二端面112に接続されるタイプレート114を備えていてもよい。
また、例えば、第一端面111側にスプリングユニット4が配置され、第二端面112側にプリテンショナ3及びロック機構5が配置される。なお、スプリングユニット4、プリテンショナ3、ロック機構5等の配置は、図示した構成に限定されるものではない。
また、ベースフレーム11の第一端面111には、スプール2の軸部を挿通する開口部111aが形成されており、ベースフレーム11の第二端面112には、ロック機構5のパウル(図示せず)と係合可能な内歯を有する開口部112aが形成されている。また、ベースフレーム11の第二端面112の内側には、プリテンショナ3の一部(例えば、リングギア31)が配置される。また、ベースフレーム11の第二端面112の外側にはロック機構5が配置され、ロック機構5はリテーナカバー51内に収容される。
リテーナカバー51には、車体の急減速や傾きを検出するビークルセンサ6が配置されていてもよい。ビークルセンサ6は、例えば、球形の質量体(図示せず)と、質量体の移動によって揺動されるセンサレバー61と、を有している。ビークルセンサ6は、ベースフレーム11の第二端面112に形成した開口部112bに嵌め込まれて固定されていてもよい。
スプール2は、中心部に空洞を有し、軸心を形成するトーションバー21が挿通されていてもよい。トーションバー21は、第一端部がスプール2の端部に接続されたロック機構5のロッキングベース52に接続されており、第二端部がスプール2に固定されるとともにスプリングユニット4のスプリングコアに接続されている。
したがって、スプール2は、ロッキングベース52及びトーションバー21を介して、スプリングユニット4に接続されており、スプリングユニット4に格納されたゼンマイバネによりウェビングを巻き取る方向に付勢されている。なお、スプール2に巻き取り力を付与する手段は、スプリングユニット4に限定されるものではなく、電動モータ等を用いた他の手段であってもよい。
ロッキングベース52は、その側面部から出没可能に配置されたパウル(図示せず)を備えている。ロック機構5の作動時には、パウルをロッキングベース52の側面部から突出させることにより、ベースフレーム11の開口部112aに形成された内歯に係合させ、ロッキングベース52のウェビング引き出し方向の回転を拘束する。
したがって、ロック機構5が作動した状態で、ウェビング引き出し方向に荷重が負荷された場合であっても、トーションバー21に閾値以上の荷重が生じるまでは、スプール2を非回転状態に保持することができる。そして、トーションバー21に閾値以上の荷重が生じた場合には、トーションバー21が捻れることによって、スプール2が相対的に回転運動を生じ、ウェビングが引き出される。
また、ロック機構5は、ロッキングベース52に隣接するように配置されたロックギア53を備えている。ロックギア53は、揺動可能に配置されたフライホイール(図示せず)を備えており、ウェビングが通常の引き出し速度よりも早い場合には、フライホイールが揺動してリテーナカバー51に形成された内歯に係合する。また、ビークルセンサ6が作動した場合には、そのセンサレバー61がロックギア53の側面に形成された外歯に係合する。
このように、ロックギア53は、フライホイール又はビークルセンサ6の作動により回転が規制される。そして、ロックギア53の回転が規制されると、ロッキングベース52とロックギア53との間に相対回転が生じ、この相対回転に伴ってパウルがロッキングベース52の側面部から突出される。
なお、ロック機構5は、図示した構成に限定されるものではなく、従来から存在している種々の構成のものを任意に選択して使用することができる。また、スプール2は、トーションバー21の代わりに、シャフトとワイヤ状又はプレート状の塑性変形部材との組み合わせによって構成される衝撃吸収機構を備えていてもよい。
プリテンショナ3は、例えば、外周に係合歯を備えた歯車形状のリングギア31と、動力伝達装置32と、リングギア31を格納するプリテンショナカバー33と、動力伝達部材32aの移動空間を形成するガイドスペーサ34と、リングギア31の径方向の移動を規制するシャフトガイド35と、を備えている。
プリテンショナカバー33、ガイドスペーサ34及びシャフトガイド35は、ベースフレーム11の第二端面112の内側に配置され、ガイドスペーサ34及びシャフトガイド35はプリテンショナカバー33内に収容される。リングギア31は、ガイドスペーサ34によって確保されたプリテンショナカバー33と第二端面112との間の空間に位置するように配置される。なお、リングギア31は駆動輪や回転部材と称することもある。
動力伝達装置32は、例えば、塑性変形しながらリングギア31(歯車)に動力を伝達する樹脂製の動力伝達部材32aと、動力伝達部材32aをリングギア31に案内するパイプ形状の圧力容器32bと、動力伝達部材32aの後方に配置されたストッパボール32cと、ストッパボール32cの後方に配置されたピストン32dと、圧力容器32bの後端部に配置されたガス発生器32eと、動力伝達部材32aとリングギア31との噛合開始時に動力伝達部材32aを支持するガイドブロック32fと、を備えている。
また、動力伝達装置32は、例えば、細長い形状を有する圧力容器32bの後端から先端に向かって、ガス発生器32e、ピストン32d、ストッパボール32c、細長いロッド形状の動力伝達部材32aの順に配置されている。動力伝達部材32a、ストッパボール32c及びピストン32dは、圧力容器32b内に収容されており、圧力容器32bの後端に配置されたガス発生器32eから発生した作動ガスによって圧力容器32b内を移動する。
圧力容器32bは、例えば、図1に示したように、第一端面111の上部、タイプレート114の上部、第二端面112の上部を通り、第二端面112及び側面113によって形成される角隅部内側の上部から下方に向かって延設するように配置されている。
圧力容器32bの先端部には、ガイドブロック32fが配置される。また、圧力容器32bの先端部には、ガイドブロック32fに案内された動力伝達部材32aを圧力容器32bからプリテンショナカバー33及びガイドスペーサ34により形成された空間に放出する開口部32hが形成されている。ガイドブロック32fは、例えば、ボルト32gによって、圧力容器32b及び側面113に固定される。
圧力容器32bの先端部であって開口部32hの手前(後端側)には、圧力容器32bの断面積が部分的に小さく形成された縮径部32iが形成されていてもよい。縮径部32iは、例えば、圧力容器32bの外周の全部又は一部を絞り加工することによって形成される。なお、図示しないが、縮径部32iは、ボルトやリベット等の金具や圧力容器32bとは別体の筒部材を用いて形成するようにしてもよい。
プリテンショナ3の作動時には、この縮径部32iにストッパボール32cが衝突することによって停止し、ストッパボール32cと圧力容器32bとの隙間をピストン32dがシールすることによって、作動ガスの外部放出を抑制している。
ここで、上述したプリテンショナ3の動作について、図2(A)〜図3(B)を参照しつつ説明する。図2(A)に示したように、プリテンショナ3の作動前の状態である初期状態において、動力伝達部材32aは圧力容器32b内に収容されている。このとき、動力伝達部材32aの先端は、ガイドブロック32fに近接した位置に配置されていてもよい。
また、プリテンショナカバー33内には、プリテンショナ3の作動時に動力伝達部材32aが通過可能な空間である通路36が形成されている。かかる通路36は、リングギア31、プリテンショナカバー33、ガイドスペーサ34、ガイドブロック32f等によって形成されている。通路36の終端には、ストッパ37が配置されていてもよい。
車両衝突時等の緊急時にはプリテンショナ3が作動し、ガス発生器32eから圧力容器32b内に作動ガスが供給され、ピストン32d及びストッパボール32cを介して動力伝達部材32aが押し出され、圧力容器32b内を移動する。
圧力容器32b内で押し出された動力伝達部材32aは、図2(B)に示したように、ガイドブロック32fの表面に沿って移動し、リングギア31の係合歯に衝突する位置に到達し、リングギア31を回転させる。
その後、動力伝達部材32aは、図3(A)に示したように、リングギア31の係合歯によって塑性変形しながら通路36に沿って移動し、リングギア31に動力を伝達する。
そして、動力伝達部材32aは、図3(B)に示したように、ウェビングの弛みを巻き取り終えることによって停止する。なお、動力伝達部材32aは、通路36の終端に配置されたストッパ37に衝突して停止する場合もある。
上述した動力伝達部材32aは、ウェビングの弛みを巻き取るために、スプール2に同軸に接続されたリングギア31(歯車)を回転させる部品であり、動力伝達部材32aには大きな負荷が生じる。したがって、プリテンショナ3の作動時の負荷に耐え得る剛性又は強度を有していなければならない。一方で、動力伝達部材32aは、通路36内で詰まらずにリングギア31によって塑性変形し得る程度の軟質性を備えている必要もある。
また、動力伝達部材32aは、車載部品であることから、−35℃〜+85℃の温度範囲で安定して作動しなければならない。また、動力伝達部材32aは、樹脂製であることから、湿度の変化や経年劣化等も考慮した素材でなければならない。特に、樹脂は吸水量によって剛性又は強度が低下しやすいという性質を有している。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、これらの条件を満足する動力伝達部材を開発するに至った。具体的には、本実施形態に係る動力伝達部材32aは、吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、動力伝達部材32aに機械特性を付与するエラストマーと、を含んでいる。なお、動力伝達部材32aは、安定剤、難燃剤、帯電防止剤、滑剤等のその他の添加剤を含んでいてもよい。
動力伝達部材32aに求められる機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、であることを特徴としている。なお、「ISO」は、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略であり、その後の数字は国際規格の番号を意味している。
かかる動力伝達部材32aは、上述した吸水特性を指標にしてベース樹脂を選択し、上述した機械特性を指標にしてエラストマーの配合を決定する、ことによって製造される。
ベース樹脂は、例えば、ポリアセタールのホモポリマーである。また、エラストマーは、ゴム弾性を有する高分子材料の総称である。エラストマーとしては、例えば、熱によって軟化し難い耐熱性を有する熱硬化性エラストマーを使用することができる。なお、エラストマーは、上述した機械特性を満たすことができれば、市販されている種々のエラストマーから任意に選択して使用することができる。
ここで、図4は、材料剛性評価試験結果を示す図であり、(A)は絶乾状態、(B)は吸湿状態、を示している。各図において、横軸は荷重負荷装置のストローク(試験体の変位)[mm]、縦軸は荷重負荷装置の荷重[kN]を示している。
材料剛性評価試験は、内径11mm・高さ80mmのスチール製パイプを基板上に立設し、そのパイプ内に直径9.6mm・長さ50mmの樹脂ロッドを挿入し、樹脂ロッドが1mm/sの速度で変位するように上から荷重負荷装置(例えば、液圧シリンダ等)を用いて荷重を負荷した場合の荷重の変動を計測する試験である。かかる材料剛性評価試験によって得られた荷重の数値は、試験体の剛性を意味している。
試験体Aは、本実施形態に係る動力伝達部材32aを構成する樹脂を使用したものであり、試験結果を実線で表示している。試験体Bは、比較例1としてポリアミド66(PA66)を使用したものであり、試験結果を一点鎖線で表示している。試験体Cは、比較例2としてポリアミド12(PA12)を使用したものであり、試験結果を点線で表示している。
なお、試験体Aの吸水特性はISO62method1で吸水率0.9%であり、試験体Bの吸水特性はISO62method1で吸水率5.5%であり、試験体Cの吸水特性はISO62method1で吸水率1.2%である。
図4(A)に示した絶乾状態における材料剛性評価試験は、80℃環境下で材料剛性評価試験を実施したものである。図4(A)に示したように、本実施形態に係る動力伝達部材32aを構成する樹脂によって形成された試験体Aは、試験体B及び試験体Cと比較して剛性の絶対値が高いことがわかる。
図4(B)に示した吸湿状態における材料剛性評価試験は、温度80℃、湿度95%の環境下で飽和吸水させた試験体を使用して、80℃環境下で材料剛性評価試験を実施したものである。図4(B)に示したように、試験体B及び試験体Cでは吸湿後の剛性が大きく低下しているのに対して、本実施形態に係る動力伝達部材32aを構成する樹脂によって形成された試験体Aは、剛性の低下が極めて小さいことがわかる。
次に、上述した機械特性の中で重要な指標である引張降伏応力について検討する。ここで、図5は、プリテンショナ作動時における動力伝達部材の引張降伏応力とプリテンショナの作動量との関係を示す図である。図5に示した試験結果は、横軸が動力伝達部材32aの引張降伏応力[MPa]を示し、縦軸がプリテンショナ3の作動量[mm]を示している。
図5に示した試験結果は、吸水特性がISO62method1で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、動力伝達部材32aに機械特性を付与するエラストマーと、を含む動力伝達部材32aの試験体P〜Tを作成し、実機試験を行い、プリテンショナ3の作動量を計測した結果である。
ここで、試験体Pは26MPaの引張降伏応力(ISO527)を有し、試験体Qは40MPaの引張降伏応力(ISO527)を有し、試験体Rは47MPaの引張降伏応力(ISO527)を有し、試験体Sは54MPaの引張降伏応力(ISO527)を有し、試験体Tは70MPaの引張降伏応力(ISO527)を有している。なお、試験体P〜Tは、いずれも引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、の条件を満たしている。
そして、各試験体P〜Tについて、異なる三つの温度環境下(低温環境下、常温環境下、高温環境下)で試験を行い、低温環境下(−40℃雰囲気)の試験結果を□、常温環境下(22℃雰囲気)の試験結果を◇、高温環境下(80℃雰囲気)の試験結果を△で図示している。図5は、この試験結果から各温度環境下における動力伝達部材32aの引張降伏応力とプリテンショナ3の作動量との関係を示す近似曲線を図示したものである。
この動力伝達部材32aの実機試験において、試験後に動力伝達部材32aが損壊しているか否かを調査したところ、試験体P及び試験体Tでは、全ての温度環境下において動力伝達部材32aの損壊が発生し、試験体Q、試験体R及び試験体Sでは、全ての温度環境下において動力伝達部材32aの損壊が発生していないことが判明した。
この試験結果に加えて、プリテンショナの作動量は90[mm]以上であることが求められる可能性が高いことに鑑みれば、動力伝達部材32aの引張降伏応力の下限は40[MPa]に設定することができる。また、動力伝達部材32aの引張降伏応力が高い場合には、湾曲したパイプ形状である圧力容器32bに挿入し難いという問題があることに鑑みれば、動力伝達部材32aの引張降伏応力の上限は54[MPa]に設定することができる。したがって、本実施形態に係る動力伝達部材32aの引張降伏応力は、40[MPa]以上54[MPa]以下の範囲(図中の灰色に塗り潰した範囲)に設定される。
上述した本実施形態に係る動力伝達部材32aによれば、ベース樹脂として吸水率の低い樹脂を選択し、所定の機械特性を満たすようにエラストマーを配合したことにより、使用環境に関係なく動力伝達部材32aの性能を安定させることができる。
また、上述した本実施形態に係る動力伝達部材32aの製造方法によれば、動力伝達部材32aの性能に与える種々の因子が存在する中で、吸水特性を指標にしてベース樹脂を選択し、機械特性を指標としてエラストマーの配合を決定することにより、安定した性能を発揮する動力伝達部材32aを容易に製造することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 リトラクタ
2 スプール
3 プリテンショナ
4 スプリングユニット
5 ロック機構
6 ビークルセンサ
11 ベースフレーム
21 トーションバー
31 リングギア(歯車)
32 動力伝達装置
32a 動力伝達部材
32b 圧力容器
32c ストッパボール
32d ピストン
32e ガス発生器
32f ガイドブロック
32g ボルト
32h 開口部
32i 縮径部
33 プリテンショナカバー
34 ガイドスペーサ
35 シャフトガイド
36 通路
37 ストッパ
51 リテーナカバー
52 ロッキングベース
53 ロックギア
61 センサレバー
111 第一端面
111a 開口部
112 第二端面
112a,112b 開口部
113 側面
114 タイプレート

Claims (9)

  1. 塑性変形しながら歯車に動力を伝達する樹脂製の動力伝達部材であって、
    吸水特性が、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であるベース樹脂と、機械特性を付与するエラストマーと、を含み、
    前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、である、
    ことを特徴とする動力伝達部材。
  2. 前記ベース樹脂は、ポリアセタールのホモポリマーである、請求項1に記載の動力伝達部材。
  3. 乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールに接続された歯車と、緊急時に塑性変形しながら前記歯車に動力を伝達する動力伝達部材と、を含むプリテンショナにおいて、
    前記動力伝達部材は、請求項1又は請求項2に記載の動力伝達部材である、ことを特徴とするプリテンショナ。
  4. 乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、緊急時に前記ウェビングを巻き取って弛みを除去するプリテンショナと、を含むリトラクタにおいて、
    前記プリテンショナは、請求項1又は請求項2に記載の動力伝達部材を含むプリテンショナである、ことを特徴とするリトラクタ。
  5. 塑性変形しながら歯車に動力を伝達する樹脂製の動力伝達部材の製造方法であって、
    吸水特性を指標にしてベース樹脂を選択し、
    機械特性を指標にしてエラストマーの配合を決定する、
    ことを特徴とする動力伝達部材の製造方法。
  6. 前記吸水特性は、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下である、請求項5に記載の動力伝達部材の製造方法。
  7. 前記ベース樹脂は、ポリアセタールのホモポリマーである、請求項6に記載の動力伝達部材の製造方法。
  8. 前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、である請求項5に記載の動力伝達部材の製造方法。
  9. 前記吸水特性は、ISO62method1(23℃の水中に24時間浸漬した後の重量増加率を測定する方法)で吸水率が1%以下であり、かつ、前記機械特性は、引張降伏応力(ISO527):40〜54MPa、引張破壊ひずみ(ISO527):50%以上、引張弾性率(ISO527):1200〜1900MPa、曲げ弾性率(ISO178):1100〜1700MPa、ノッチなしシャルピー衝撃強さ(ISO179):−30℃以上で破壊なし、である請求項5に記載の動力伝達部材の製造方法。

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