JP2020069983A - 自動車を荷台に載せる台車 - Google Patents
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以上の構成によると、ガイド輪をゴムロールとするので、ガイド輪の下面を歩み板の表面に対して広い面積で確実に接触でき、ガイド輪の表面を歩み板に対して滑らせることなく確実に転動させて前輪を歩み板の上面に移動できる。
以上の構成によると、ガイド輪の外径を走行輪の外径より小さくすることで、ガイド輪を前輪の前方に省スペースに配置して、台車全体をコンパクトにしながら、前輪の前方の段差を確実に乗り越えて台車を移動できる。
以上の構成によると、ベース台を縦枠と横枠からなる四角形のベースフレームとして、横枠の内側に固定した一対の載せ枠の間に位置決め凹部を設けて自動車の車輪を載せるので、ベース台の定位置に自動車の車輪を安定して載せながら走行できる。
以上の構成によると、ガイド輪の回転軸を縦枠に連結して、一対の縦枠の内側にゴムロールを配置することで、ゴムロールからなるガイド輪を簡単かつ容易に、定位置に水平姿勢で配置できる。
以上の構造によると、後輪の前方にサブガイド輪を備えると共に、このガイド輪の下面を後輪の下面よりも高い位置に配置しているので、後輪を歩み板の上面に移動させる際においても、後輪の前方に設けたサブガイド輪が後輪に先駆けて歩み板の上面に移動されることにより、サブガイド輪に続いて後輪をスムーズに歩み板の上面に載せて移動できる。
以上の構成によると、サブガイド輪の外径をガイド輪の外径より小さくすることで、サブガイド輪を後輪の前方の狭い空間に省スペースに配置して、台車全体をコンパクトにしながら、後輪の前方の段差を確実に乗り越えて台車を移動できる。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想の具体例を示すものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
ベース台1は、図2〜図5に示すように、縦枠11の両端部に横枠12を連結してなる四角形のベースフレーム10としている。図のベースフレーム10は、左右の縦枠11を、垂直姿勢で前後方向に延長して配置された金属プレートとしている。また、ベースフレーム10は、一対の縦枠11の前後の両端部を連結する横枠12を金属筒としている。図のベースフレーム10は、前方に配置される横枠12を横断面視が四角形の角筒とし、この角筒の両端を開口する状態で縦枠11の前端部に溶接して固定している。この横枠12は、詳細には後述するが、図2に示すように、左右に配置される2台の台車9を連結するための連結部材5を挿入する連結筒部6に兼用している。後方の横枠12は、金属筒の両端を縦枠11である一対の金属プレートの内面に溶接して固定している。
ベース台1は、台車9を走行させるために複数の走行輪2を備えている。走行輪2は、台車9の進行方向の前方に配置される前輪2Aと、後方に配置される後輪2Bとを備えている。前輪2Aは、位置決め凹部14の前方に配置された載せ枠13の下方の領域に配置されており、後輪2Bは、位置決め凹部14の後方に配置された載せ枠13ないし後方の横枠12の下方の領域に配置されている。
以上の台車9は、自動車30の車輪31を位置決め凹部14に載せた状態で、走行面を移動させるが、走行面に段差等があっても台車9をスムーズに走行できるように、とくに、図6と図7に示すように、車両運搬車の荷台の後端に設けた歩み板24の先端と路面40との間に挟まれた異物42による段差41を吸収しながら歩み板24の上に移動できるように、走行輪2の進行方向の前方に配置してなるガイド輪3を設けている。このガイド輪3は、前輪2Aの前方に配置されており、下面を前輪2Aの下面よりも高い位置に配置している。
(R−r) < h1 < R
となるように決定される。例えば、走行輪2の外径(直径)を10cm、ガイド輪3の外径(直径)を4cmとする場合、ガイド輪3の下面と前輪2Aの下面との段差(h1)は、3cm〜5cmとして効果的に歩み板24の段差41を通過できる。
さらに、図に示す台車9は、歩み板24の段差41に対して後輪2Bをスムーズに移動できるように、後輪2Bの前方にサブガイド輪4を配置している。このサブガイド輪4は、後輪2Bの前方に配置されており、下面を後輪2Bの下面よりも高い位置に配置している。サブガイド輪4も、前述の走行輪2及びガイド輪3と同様に、ゴムロール7としている。ゴムロール7であるサブガイド輪4は、左右方向に延長して後輪2Bと平行な姿勢で配置されており、回転軸4aの両端を左右の縦枠11に対して回転自在に連結している。
以上の台車9は、位置決め凹部14に自動車30の車輪31を載せる状態で、走行輪2を介してベース台1を移動させて車両運搬車20の荷台23に移動される。自動車30は、前輪又は後輪である2つの車輪31を2台の台車9に載せた状態で車両運搬車20に移動される。2つの車輪31を載せて移動させるために、2台の台車9は、図2の平面図に示すように、左右に互いに平行な姿勢で所定の間隔に並べると共に、連結部材5を介して連結された状態でワイヤー26で牽引されて車両運搬車20の荷台23に移動される。
(2)図6(B)で示すように、前輪2Aに先だって、前輪2Aの前方に配置されたガイド輪3が歩み板24に当接する。この状態で引き上げられる台車9は、図に示すように、歩み板24の上面に沿ってガイド輪3が移動することで、前輪2Aが路面40から持ち上げられるようになって、段差41を乗り越えやすくなる。
(3)この状態で、図6(C)で示すように、前輪2Aが歩み板24の上面に移動される。
(4)さらに、図7(D)で示すように、ウィンチ25でワイヤー26を巻き取って、台車9の前輪2Aを歩み板24上で前進させる。
(5)図7(E)で示すように、後輪2Bに先だって、後輪2Bの前方に配置されたサブガイド輪4が歩み板24に当接する。この状態で引き上げられる台車9は、図に示すように、歩み板24の上面に沿ってサブガイド輪4が移動することで、後輪2Bが路面40から持ち上げられるようになって、段差41を乗り越えやすくなる。
(6)その後、図6(F)で示すように、後輪2Bが歩み板24の上面に移動される。
さらに、この状態で、ウィンチ25でワイヤー26を巻き取って、台車9を歩み板24から荷台の上に移動させる。
2…走行輪
2A…前輪
2a…回転軸
2B…後輪
2b…回転軸
3…ガイド輪
3a…回転軸
4…サブガイド輪
4a…回転軸
5…連結部材
6…連結筒部
7…ゴムロール
7A…分割ロール
8…スペーサー
9…台車
10…ベースフレーム
11A…チャンネル材
11…縦枠
12…横枠
13…載せ枠
14…位置決め凹部
15…開口部
16…連結具
17…フック部
18…支持プレート
18A…挿通穴
20…車両運搬車
21…車体
22…キャビン
23…荷台
24…歩み板
24A…傾斜面
25…ウィンチ
26…ワイヤー
30…自動車
31…車輪
40…路面
41…段差
42…異物
90…事故車運搬車
91…荷台
92…支持ビーム
93…吊り上げ機構
95…故障車両
Claims (9)
- 自動車の車輪を定位置に載せる上方開口の位置決め凹部を有するベース台と、
前記ベース台を水平姿勢で走行させる複数の走行輪とを備え、
前記位置決め凹部に自動車の車輪を載せる状態で、前記走行輪を介して前記ベース台を移動させて自動車を車両運搬車の荷台に移動させる台車であって、
前記走行輪は、当該台車の進行方向の前方に配置される前輪と、後方に配置される後輪とを備えており、さらに、
前記前輪の前方に配置してなるガイド輪を有し、
前記ガイド輪の下面を前記前輪の下面よりも高い位置に配置してなることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1に記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ガイド輪がゴムロールであることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1または2に記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ガイド輪が、前記走行輪の外径より小さいゴムロールであることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ベース台が、縦枠の両端部に横枠を連結してなる四角形のベースフレームで、前記横枠の内側に一対の載せ枠が固定されて、前記載せ枠の間に自動車の車輪を定位置に載せる前記位置決め凹部を設けてなることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項4に記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ガイド輪の回転軸が、前記縦枠に連結されてゴムロールが一対の縦枠の内側に配置されてなることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載する自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ガイド輪の下面が、前記走行輪の下面との段差(d)が3cm以上であって10cm以下であることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記ガイド輪と前記走行輪の間隔(D)が、3mm以上であって5cm以下であることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載する自動車を荷台に載せる台車であって、さらに、
前記後輪の前方に配置してなるサブガイド輪を有し、
前記サブガイド輪の下面を前記後輪の下面よりも高い位置に配置してなることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。 - 請求項8に記載する自動車を荷台に載せる台車であって、
前記サブガイド輪が、前記ガイド輪の外径より小さいゴムロールであることを特徴とする自動車を荷台に載せる台車。
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JP2013133095A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Aihara Masahiko | 後進装置 |
JP2014076709A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Yamamoto Jidosha Co Ltd | 車両移動用台車 |
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