JP2013133095A - 後進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型オートバイや、側車付きオートバイを車庫から引き出す際などに、既存の車両を改造する事無く、簡単で安全に後進させる事が可能な、廉価な製品が求められている。
【解決手段】直径が異なる2本のローラーを、所定の間隔を開けて平行に、回転自在に装置する。直径が大きいローラーを前にして2本のローラーの上に、駆動輪が後ろから乗り上げる事で、駆動輪の前進時の回転方向とは逆方向にローラーが回転し、後進する事ができる。
段差を乗り越える際は補助輪を使用し、センタースタンドの無い側車付きオートバイでは、車両の下部に取付ける事もできる。
【選択図】図9

Description

本発明は、主として大型のオートバイや側車付きオートバイを、車庫から出す場合などに、その車両全体を、特別な動力源を使用せずに後進させる為の装置に関する。
極一部の大型オートバイでは、エンジン始動用のスターターモーターを使用し、エンジン内部に後進用のギアを装置する事で、後進可能とした車両が存在する。
しかし、既存のオートバイなどに簡単に利用できる後進装置は存在せず、大型のオートバイに乗りたいと考えている高齢者などは、簡易的な後進装置を求めている。
スターターモーターを利用した後進装置は、車両のエンジン内部に特別なギア装置を取り付ける必要があり、エンジンの構造そのものが異なる為、既存のオートバイに追加する事は不可能であり、また、誤動作を行うと非常に危険な為、モーターの制御にも特別な技術が必要である。
さらに、スターターモーターには速度制御が無く、スイッチの断続しかできないので、常に同じ速度で後進してしまう為、初心者には使い難い面がある。
また、走行時には基本的に不要な、後進用のギアや付随装置を搭載している為、車両の重量が増加し、運動性能を確保する為に軽量化が求められるオートバイにおいて、欠点となる。
従って、既存のオートバイに簡単に使用可能で、コストも安く、簡易的に使用できる後進装置が求められている。そこで、単純に駆動輪の下にローラーを1本挿入すれば、ローラーが逆回転するので後進するとの発想はあるが、1本のローラーの上に駆動輪を乗せる事は不可能であり、2本にすると、乗せる事ができず、もし乗せた場合は、逆に、降りる事ができない。結局の所、アイデアは存在しても実現するのが不可能で、オートバイ業界の当業者や、部品・用品製造会社の間でも、簡易的な後進装置を実用化する事は不可能との考え方が定着している。
以上から、オートバイの後進装置を実用化し、広く一般に普及させる為には、次の全ての問題点を解決する事が必要で、これら全てが本発明の課題である。
1、既存のオートバイ等の車両を、簡単に後進させる事が可能で、車両に特別な改造を施す事無く、また、車両に傷を付けない事。
2、使用時は、運転者が車両の安定を保つ為に、両足を地面に付けた状態で後進する事。
即ち、運転者が通常の運転姿勢のままで後進可能な事。
3、未使用時は、車両とは別に、後進装置単体で保管できる事。また、必要に応じて車両への搭載も可能な事、又は搭載方法が考慮されている事。
4、使用時の足つき性を確保する為、使用時に100mm以上、運転者の着座位置が高くならない事。
5、後進時に、100mm程度の段差は、乗り越える事が可能な事。
6、後進速度は、運転者が任意に調整できる事。即ち、極低速で発進し、後進中に速度の増減が自在である事。
7、運転者1人だけで、装着・使用・取り外し・運搬・保管の作業が、容易にできる事。
8、既存の運転操作装置以外の、特別な操作装置を必要としない事。即ち、教習所で運転操作を習い、運転免許証を所持している運転者は、誰でも容易に後進可能な事。
9、特別な動力源を必要とせず、低コストで製造可能な事。
10、保管する場合や使用する場合に、持ち運びが容易な事。
11、製品を見ただけで後進するしくみが理解できる、シンプルな構造である事。
12、雨天や夜間の使用も、考慮されている事。
本発明の課題を解決する為には、本発明の請求項1から6のいずれかに詳述された通りに構成すれば良い。具体的には、簡単に乗り降りできる直径の小さいローラーと、簡単に乗り越える事ができない直径の大きいローラーとを、所定の間隔を開けて平行に配置し、直径の小さいローラーに駆動輪を乗せて後進する。また、段差を乗り越える為には、補助輪を装置する。
本発明によれば、後進ギアを装備していない既存のオートバイなどを、簡単に後進させる事が可能であり、各請求項に詳述された構成を、適宜採用する事によって、課題を確実に解決する事ができる。
特に近年、定年退職して資金力が豊富な人が、外国製の大型オートバイを購入する事例が増えているが、大型オートバイ等を押し動かす為には、相応の体力が必要であり、運転はできるものの、車庫への出し入れができない事で、購入を諦めている人が多数存在する。しかし本発明を利用すれば、体力とは関係無く、通常の運転技術が有れば、誰でも簡単に後進できる為、既に大型オートバイ等に乗っている人々や、これから購入を計画している人々にとって、遥か以前から強く求められていた画期的な装置を、廉価で提供する事ができる。
また、大型オートバイの販売台数の増加にも繋がり、広く産業の発展にも寄与できる。
車両の駆動輪が簡単に乗り上げられる直径の小さいローラーと、駆動輪が簡単に乗り越えられない直径の大きいローラーを、回転自在に平行に配置する。駆動輪が直径の小さいローラーに乗り上げ、2本のローラーと駆動輪の外周が当接した時に、駆動輪の回転軸は、小さいローラーの真上か、又は直径の大きいローラーの反対側となる様に、各寸法と位置関係を設定する。
具体的には、請求項1から6に詳述された、いずれかの構成の通りに装置する。
本発明を実施し、課題を解決する為の形態は、請求項1から6に詳述された通りであるが、その一例を、図を使用して説明する。尚、図1から図12は、機能を説明する為の模式図である。
図1は、本発明の基本構成を示す平面図であり、図2は、その側面図を示す。また、図1は図の上が車両の進行方向であり、図2は、図の右がオートバイ等の車両の進行方向である。
直径の大きいローラー1と、直径の小さいローラー2が、左右一対のステー3に、それぞれ回転軸4と5の上を回転自在に保持されている。この状態で、略平坦な地面31の上に本体を置き、オートバイなどの駆動輪を、1と2の両方の外周面に接する様に乗せる事で、各ローラーを駆動輪の前進時の回転方向とは逆に回転させ、図2における左方向へ車両を動かす事ができる。
また、図では一方のローラーの直径を、他方のローラーの直径よりも大きく明記してあるが、運転者の技量が極めて高ければ、同じ直径のローラーでも後進する事は可能であり、この点については、実車による実験で、結果が確認されている。
尚、ステー3は、地面31に絶対に設置しない形状に装置し、後進時の安全を確保する。以上が請求項1に記載の本発明の実施例である。
図3は、ローラーを鼓状に形成した構成を示す平面図であり、車軸となるボルト7で回転自在にステー3に取付けられる。本発明品を使用して後進する際、駆動輪、即ちタイヤがローラーから外れて、左右に落ちると危険であるが、図3の様に中央部を細くした鼓状のローラー6であれば、この問題を解決できる。
図4は、図3の断面図であり、各ローラーを、ステー3に回転自在に取り付ける場合の実施例を示している。ローラー6にはベアリング8が圧入されており、ローラーの幅よりも長いボルト7にて図の左側から、ステー3、ワッシャ36、ベアリング8の内輪、ワッシャ36、ステー3を貫き、図示していないがボルトの先端をナットで締め付ければ、ローラー6はステー3に確実に固定され、所定の間隔を開けて平行状態を保ちながら、回転自在となる。
図5は、鼓状のローラーの変化形であり、市販されているベアリング入りの車輪11を利用する構成である。市販の車輪を真っ直ぐな回転軸上に一対装置し、駆動輪を乗せると、車両の重量によって車輪を左右に押し開く力が発生し、車輪に内蔵されたベアリングに、想定していない斜め方向負荷が加わる為、滑らかに回転できなくなる。そこで、回転軸12の左右両端を曲げ、両端部が高くなる様に傾斜させ、車輪11を図5に示す形状に傾ける事で、滑らかに回転できなくなる問題を解決できる。
尚、本発明を商品として市販する場合、利便性を向上させる事が重要であり、その為には、夜間の使用に備えてステーに懐中電灯を備え、後方の路面を照らす事を可能とし、また、着脱時や持ち運び用には、取っ手や棒状のハンドルを設ければ良く、左右のステーをアームで連結して補強した場合は、そのアームにゴム製のグリップを装着すれば、取っ手と兼用できる。
また、万が一の飛び出しを防止する為、抵抗装置やラチェット機構により、ローラーが前進方向に回転する事を妨げる装置を設け、万が一駆動輪が前側の大きいローラーを乗り越えた場合でも、本体が単体で後方向に走り去ってしまうのを防ぐ為、車両と本体をワイヤーで連結する。
さらに、雨の日に、駆動輪とローラー、及びローラーと地面でスリップが発生する事を防止する為には、ローラーの表面を粗面とし、また、ゴムなどを貼れば良い。
オートバイ等を格納する車庫が平坦では無く、多少の段差が有る場合は、段差を乗り越え、滑らかに後進させる為、セットで備えた踏み板(図示無し)を使用する。この踏み板は、折り畳み式とし、畳んだ状態では本体と略同等のサイズとなる為、重ねて置く事が可能となり、利便性が高い。また、折り畳み方により、本体の収納箱にする事もできる。以上が、請求項2に記載の本発明の実施例である。
図6も、鼓状のローラーの変化形であり、ローラーの中央部に対して左右両側に、直径の大きい部分9を設けた構成を示す。
オートバイ等の駆動輪は多種多様であり、オートバイ用の細いタイヤから、側車付きオートバイ用の極めて幅の広いタイヤまで存在する。そこで、図6の様に、ローラーを3分割し、中央部10を交換可能とすれば、それ以外の部品を全て共通使用しながら、多種多様な車種に対応できる。交換部品10は、単純な円筒形なのでコストもかからず、その長さ違い部品を複数用意するだけで、極めて高い汎用性が得られる。
図7は、ローラーを伸縮式とした構成の断面図を示す。ローラーは、外筒13と軸14により、伸縮自在に構成され、ステー16に圧入されたニードルベアリング17によって回転自在に保持され、ボルト18によって固定されている。13と14は、タイヤ、即ち駆動輪20の幅に応じて伸縮させ、所定の長さにて小ネジ15を締め付ける事により、13と14の相対位置が固定される。この構成により、図6の構成に対して、さらに汎用性を高める事ができる。
また、極端に幅が広い駆動輪や、四輪車のタイヤと同等の形状を有する、側車付きオートバイ用の駆動輪においては、ローラーを鼓状に形成するだけでは左右に駆動輪が脱落する問題を完全に防止する事ができない。そこで左右の各ステーに伸縮可能な回転軸21を取付け、ローラーと略直角に回転自在に保持した補助ローラー19を設ければ、多種多様な形状の駆動輪でも、確実に脱落を防止てきる。以上が請求項3に記載の本発明の実施例である。
図8は、本発明が確実に想定した機能を発揮する為に必要な位置関係を示す図であり、駆動輪の側面図を示す。また、図の右方向が、オートバイ等の車両の進行方向である。
単純に、直径が同じ2本のローラーを平行に配置しただけでは、駆動輪をローラーに乗せる事が難しく、乗った時の勢いで、2本とも乗り越えてしまい、本体が駆動輪によって後方に蹴り出されてしまう。また、確実に2本のローラーの上に乗る形態とすると、今度は、降りる事ができない。
そこで次に説明する、図8の位置関係を確保する事が、実用化の為に極めて重要となる。
本発明を、大きいローラー1が進行方向の前側になる向きとして、駆動輪20の直前の路面31上に置く。その状態で運転者がオートバイ等に跨り、通常の発進操作を行うと、駆動輪20が、小さいローラー2を巻き込みながら、その上に乗り上げる。そして、駆動輪20は、大きいローラー1を乗り越えられない為、図8の位置関係となり、そのまま駆動輪の前進回転によって、車両全体は後進する。
その際、駆動輪20の回転軸、即ち重心位置は、小さいローラー2よりも、26の距離だけ後にある為、駆動輪20に、エンジン等による駆動力が加わっている時は、図8の位置関係を保持できるが、駆動力を無くす、即ち、アクセルを戻す操作を行うと、駆動輪20は図8の状態を維持できず、大きなローラー1から離れ、地面に接地する。従って、後進が不要になった場合は、アクセルを戻すだけで、本発明品をオートバイ等の下から、簡単に取り出す事ができる。
もしも、26の長さがマイナスの場合、即ち駆動輪20の回転軸22が、2と1の間の上部空間にあると、本発明品の上に、常に重い駆動輪が乗ったままとなり、取り出す事ができない。さらに、後進時に駆動輪が地面に接すると、前進する力が発生してしまい、非常に危険な為、この問題を防ぐ為にも、図8の位置関係は極めて重要な意味を持つ。
実際の運転操作では、ゆっくり発進する操作を行うだけで良く、前ブレーキ、又は後ブレーキの操作によって、どの位置でも停止する事ができるので、極一般的な坂道発進程度の技量で、後進操作が可能で、即ち、運転免許証を保持している人であれば、誰でも後進操作ができる。
さらに、スターターモーターを利用した後進装置とは異なり、速度を可変できるので、初心者でも容易に操作が可能となる。
また、多種多様なサイズの駆動輪でも、図8の位置関係を保つ為には、ステー3を分割し、伸縮部23を設け、ボルト25で所定の長さに固定できる様にすれば良い。さらに、伸縮部の近傍に、タイヤサイズに応じたマークを設ければ、誰でも簡単に車両に合せて最適なステーの長さに調整する事が可能で、飛躍的に利便性が高まる。以上が請求項4に記載の本発明の実施例である。
本発明は、基本的に車庫に保管し、車庫から後進でオートバイ等を引き出す場合に使用する。
しかし、側車付きオートバイにおいては、その構造上、車両下部のセンタースタンドが存在しない為、その空間が余っている。そこで、その空間を利用し、通常は車両の下部、又は側車の下部に格納する事が可能となる。
図9は、オートバイ27の下部に、本発明を吊り下げた状態を示す。折り畳み構造により、伸縮可能なアーム30によって本発明のステー3を吊り下げ、通常走行時は、図9の位置に保持し、後進時は、アームを伸ばして後輪、即ち駆動輪20の直前に小さいローラー2が接する様に装置すれば、図8の状態となり、後進できる。
本体の出し入れ操作は、運転車が着座した状態でも、降りた状態でも、どちらでも良く、側車の下に本体を格納して、使用時は車両本体に設けた回転軸を中心にアームを回転させ、本体を所定の位置に動かしても良い。また、本体を荷物として車両に搭載しても良い。
また、アーム30の替りに、油圧シリンダーで本体を支え、油圧モーターでシリンダーロッドを出し入れする場合等は、高強度を確保できる為、ローラーは1本だけにする事も可能であり、図8の状態から大きいローラー1を省略した状態で、小さいローラー2を、26の位置関係で保持したまま、後進させる事ができる。尚、走行中に、車両に搭載した本体が脱落・落下すると非常に危険な為、車両のフレーム等と本体とを貫通する安全ピンを装置し、これを引き抜かなければ、本発明品を搭載位置から移動できない様に装置すれば良い。以上が請求項5に記載の本発明の実施例である。
図10は、後進時、段差に遭遇した際に乗り越える為の、補助輪を備えた構成を示し、図11は、その平面図を示す。即ち、図2の状態に補助輪を追加した状態が図10であり、図1の状態に補助輪を追加した状態が、図11であり、19は、図7に示した補助ローラーである。
小さいローラー2の後側に、一対のステー28と回転軸35を装置し、図11の位置に補助輪29を回転自在に取り付ける。補助輪29は、段差に上り易くする事と、走行抵抗を減らす為、図10に示す様に、地面31から僅かに浮き上がった状態にすれば良い。
この状態で、後進、即ち図10の左方向へ進んだ場合、路面31よりも一段高い部分に遭遇すると、補助輪が無い場合は、小さいローラーが段差を乗り越える事ができず、衝撃的に停止してしまう為、ショックで駆動輪が大きいローラーを乗り越えて車両全体が前に飛び出すなど、非常に危険な状態となる。しかし補助輪を装置すれば、先に補助輪が段差に当接し、補助輪が段差に上る事によって、駆動輪が乗った状態の小さいローラーを、段差の上に引き上げるので、段差に激突する事無く、スムーズに段差を上る事ができる。
また、この構成の場合でも、補助輪が段差に接するよりも先に、駆動輪が段差に接してしまうと、車両に前進する力が発生してしまい、危険な為、補助輪と小さいローラーとの位置関係は重要であり、ステー28は、ステー23と同様の構造で伸縮自在とし、24と同等のマークを設ければ良い。
図12は、補助輪29の変形タイプであり、ヒトデ状の腕部材を備えた構成である。補助輪32は、回転軸35によってステー28に回転自在に取り付けられ、32に取付けられた3本のアーム37は、その各先端部分に、小型補助輪33を回転自在に取り付ける。以上の構成で、補助輪が図12の左方向へ後進し、段差34に差し掛かると、小型補助輪33は、自転しながら公転し、図12の上部に図示した補助輪が段差に乗り、回転軸35を引き上げるので、アーム28も持ち上げられる。その結果、図12では省略してあるが、小さいローラー2も段差の上に引き上げられる。
補助輪は、図12に示す様に、複数の腕部材を有するヒトデ状でも、多角形でも良く、また、さらに段差を上り易くする為には、小さいローラーと補助輪とを、ベルトやチェーンで連結し、補助輪を強制的に駆動構成や、無限軌道とする構成を採用すれば良い。以上が請求項6に記載の本発明の実施例である。
本発明によれば、自力で後進する事が不可能だった、大型オートバイや側車付きオートバイを、労力を使わず、特別な動力源も使わずに、容易に安全に後進させる事ができる。その結果、今まで購入したくても我慢していた人や、乗る度に苦労していた人が、容易に大型オートバイ等に乗れる様になり、市場が強く待ち望んでいる商品を、廉価で提供する事ができる。
従って、本発明品の普及に比例して、大型オートバイの大幅な売り上げ増加が見込まれ、広く産業の発展に貢献する事ができる。
本発明の基本構造の、平面図を表す模式図である。尚、図1から図面12は、本発明の機能を説明する為の模式図である。 本発明の側面図であり、使用する場合は、図の右側が車両の通常の進行方向となる。 本発明のローラーを、鼓状に形成した状態の平面図である。 ローラーの内部にベアリングを装置した場合の断面図である。 鼓状のローラーの改良形として、傾斜した車輪を使用した構成を示す図であり、車両の後部側からの視図である。 ローラーの幅を変更可能にする為、3分割した状態の平面図である。 ローラーの幅を伸縮自在とし、補助ローラーを設けた構成の断面図である。 ステーを伸縮調整可能とし、駆動輪に当接した状態の位置関係を示す側面図である。 本発明品の基本構造(図1)を、オートバイに搭載した状態を示す側面図である。 補助輪を装置した本発明品の、側面図である。 補助輪を装置した本発明品の平面図である。 3本の腕部材を備えた、ヒトデ状の補助輪の側面図である。
1、直径の大きいローラー
2、直径の小さないローラー
3、左右一対のステー
4、直径の大きいローラーの回転軸
5、直径の小さいローラーの回転軸
6、鼓形のローラー
7、鼓形のローラーの回転軸となる、ボルト
8、ローラーに圧入された、ボールベアリング
9、ローラーの両端部の、直径が大きな部分
10、連結して幅を広くしたローラーの、中間部
11、傾斜させて回転自在に取り付けた車輪(又はローラー)
12、傾斜した車輪を支える軸
13、幅を可変自在としたローラー(外筒)
14、幅を可変自在としたローラーの、伸縮軸
15、ローラーの伸縮部を固定する、小ネジ(通称:イモネジ)
16、ニードルベアリングを圧入した、左右一対のステー
17、ニードルベアリング
18、固定ボルト(又は、ナット)
19、補助ローラー
20、駆動輪(タイヤ)
21、補助ローラーの回転軸
22、駆動輪(タイヤ)の回転軸
23、伸縮自在のステー
24、ステーに明示された、マーク
25、伸縮部を固定するボルト
26、駆動軸の中心と、小さいローラーの中心軸の、前後方向の水平距離
27、オートバイ(側車付きを含む、車両本体を示す)
28、補助輪を支える、左右一対のステー
29、回転自在に支えられた、補助輪
30、本体と車両を連結する、伸縮(折り畳み)自在のアーム
31、地面(車両が走行する路面)
32、3本の腕部材を有する、補助輪
33、補助輪に取り付けられた、小型補助輪
34、地面の段差
35、補助輪の回転軸
36、ベアリングの内輪に当接する、スペーサ
37、小型補助輪を公転させる、腕部材

Claims (6)

  1. 直径が200mm以下の棒状又はパイプ状のローラーと、そのローラーに対して直径が同等以上の、棒状又はパイプ状のローラーとを略平行に配置し、以下の様に構成した事を特徴とする後進装置。尚、本発明は、オートバイ、又は側車付きオートバイ、又は駆動輪が1輪の三輪オートバイの駆動輪の下に挿入し、その駆動輪がオートバイ等の車両を前進させる方向へ回転した際、ローラーが進行方向とは逆方向に回転する事で、前述の車両全体を後進させる装置を指す。
    1、ローラーの長さ、即ち進行方向に対する幅寸法は、20mmから500mmとし、2本のローラーの長さは略同等とする。尚、略平行に配置された2本のローラーの直径が、同一では無い場合は、直径が大きい方のローラーの長さを同等、又は長くする構成も含む。
    2、略平行に配置した2本のローラーの両端部近傍に、ステーを取り付け、2本のローラーが、所定の間隔で略平行状態を保持したまま、回転自在となる様に装置する。尚、ローラーの支持部は、パイプ状のローラーに、ローラーよりも長いシャフトを挿入し、シャフトの両端をステーで受ける構成や、棒状のローラーの両端部に、回転軸となる突起を一体成形、又は取り付け、この回転軸をステーで受ける構成や、ステーのローラー側に、軸となる突起を設け、この突起で、パイプ状のローラーや、両端に凹部を設けたローラーを受ける構成を含む。また、シャフト等にローラーの抜け止めを施した構成や、ローラーの位置決め用の、カラーやワッシャやサークリップを備えた構成や、ステーを片側だけとして、ローラーを片持ち構造とした構成も含む。
    3、上記2の状態、即ち、ステーに2本のローラーが略平行で回転自在に取り付けられた状態で、平板上に置いた時、2本のローラーの外周面が、平板と略線接触すると共に、ステーと平板の間には隙間が確保される様に構成する。つまり、平板を傾斜させると、2本のローラーが自由に回転して本体が転がり動き、ステーはその動きを妨げない形状・構成とする。
    4、ローラー及びステーの材質は、大型オートバイ、又は側車付きオートバイの駆動輪を乗せても破損や変形せず、ローラーが自在に回転できる状態を保持可能な材質とし、具体的には、金属・軽金属・樹脂・木材・グラスファイバー・カーボンファイバーのいずれか、又はいずれか複数の材質の組合せとする。尚、ローラーの表面に、滑り止めのゴム、又は樹脂を巻き付けた、又は表面を樹脂又はゴムで覆った、又は複合材とした構成を含み、樹脂又はゴムは、ローラー表面の全てを覆う、又は一部分のみを覆う構成のいずれかとする。
  2. 2本のローラーの、一方のローラーの直径を他方のローラーの直径よりも大きくすると共に、以下のいずれか、又は全ての特徴を有する、請求項1に記載の後進装置。尚、2本のローラーの直径が同一の構成も含み、その場合は、どちらか一方を直径が大きいと仮定して読み変える。
    1、2本のローラーの片方、又は両方の中央部近傍を、その両端部近傍の直径よりも細くし、鼓状に滑らかに直径が変化する様に装置する。
    2、ローラーの両端部近傍に、フランジ状の大径部を設ける、又はローラーの両端部に対して中央部を小径とする。
    3、ローラーの、少なくとも両端部近傍に転がり軸受け、又は滑り軸受けを装置し、ローラーが滑らかに回転可能とする。
    4、ローラーの、少なくとも中央部近傍に転がり軸受け、又は滑り軸受けを装置し、ローラーが滑らかに回転可能とする。
    5、ステーの、ローラーを支持する部分に、転がり軸受け、又は滑り軸受けを装置し、ローラーが滑らかに回転可能とする。尚、転がり軸受けは、両シール付きのグリース封入タイプとする構成も含み、上記3と4の転がり軸受けも同様とする。
    6、直径が小さいローラーの回転抵抗を、直径の大きいローラーよりも大きくする。具体的には、直径が大きいローラーのみに転がり軸受けを装置する構成や、直径が小さいローラーに、摩擦による抵抗部材を設けた構成とする。
    7、直径が大きいローラーの回転抵抗を、直径の小さいローラーよりも大きくする。具体的には、直径が小さいローラーのみに転がり軸受けを装置する構成や、直径が大きいローラーに、摩擦による抵抗部材を設けた構成とし、直径が同一の場合は、どちらか片方とする。
    8、ラチェット装置、又はこれに類する一方向のみに抵抗を加える装置を取り付け、ローラーを一方向のみ滑らかに回転可能とし、他方向へは回転できない、又は大きな抵抗を与えて滑らかに回転できない様に構成する。
    9、ステーに、持ち運び用の取っ手を設けた。
    10、本体をオートバイの下部空間に設置する為の、ハンドルや所定の長さを有する棒状部材を、ステーに取り付けた。尚、ハンドルや棒状部材は、折りたたみ式、伸縮式、着脱式、のいずれかの構成として、使用時のみ、所定の長さを確保可能とした構成も含む。
    11、ローラー、又はローラーを覆う樹脂やゴムの表面を、粗面とした、又は凹凸を設けた、又は複数のスリットや貫通孔を設けた
    12、ステーの片側、又は両側に、車両の後方を照らす照明装置を取付けた。尚、照明装置は、乾電池式の懐中電灯の他、オートバイ本体から電源を取る照明器具を含み、懐中電灯を取付け可能な保持具やステーやフックのみを備えた構成も含み、運転用ハンドルに設けたスイッチで、照明のオンとオフを切り替え可能にした構成も含む。
    13、ラチェット装置、又はこれに類する装置により、ローラーの回転によって音が出る様に構成した。尚、ラチェット装置に類する装置とは、薄板をローラーに設けた突起で断続的に弾く、オルゴール状の装置や、摩擦によって連続音や断続音を出す装置を指す。
    14、左右のステーを、ローラーと略平行な、補強用のアーム部材で連結した。尚、補強用のアーム部材を握り易い形状に成形する、又はゴムや樹脂製のグリップを装置する事により、持ち運び用の取っ手と兼用した構成も含む。
    15、オートバイ等の車両の構造部材と、本発明のローラー以外の部分とを、着脱自在のワイヤーで連結可能とした。尚、構造部材とは、フレームやフレームに固定されたブラケットやアームなどの、荷重や応力を受ける部材を指す。また、連結したワイヤーの長さは、全てのローラーが、オートバイ等の車両の駆動輪の後端より、車両進行方向の後部側に移動、又は単独走行する事を防止可能な長さとする。
    16、上記15の構成において、巻き取り装置、又はネジによる固定装置を設け、使用するワイヤーの長さを、任意の長さに調整可能とした。
    17、後進時に、所定の高さまでの段差を乗り越える為の、踏み板を装置した。尚、踏み板は、本体と、紐やワイヤーで連結した構成や、踏み板単体で独立させた構成とし、踏み板の幅は駆動輪の幅以上とし、長さは、段差上に置いた時、その傾斜角度が45度以下になる長さとする。
    18、上記17の構成において、踏み板を折り畳み式とし、折り畳んだ時のサイズが本体の大きさと略同等となり、踏み板の上に本体を置いて、コンパクトに収納可能とした。又は踏み板を畳むと断面が長方形の筒状になる様に装置し、その中に本体が収納可能に構成した。
    19、2本のローラーの内、少なくとも1本のローラーを左右に分割し、回転軸を、ローラーの左右の端部が高くなる様に傾斜させた。尚、ベアリング入りの車輪、又はベアリング入りのゴムタイヤを一対用意し、その回転軸を、内側に向けて傾斜させた状態でステーに取付けた構成も含み、ローラー又は車輪の回転軸の傾斜角度は、水平から上向きに、0度から45度の範囲で、なおかつ、水平から前後方向に、−45度から+45度の範囲とする。
  3. 以下のいずれか、又は全ての構成により、ステーの長さ、即ち2本のローラーの軸間距離と、本体の幅、即ちローラーの長さとを、それぞれ個別に変更可能とし、多種多様なサイズの駆動輪にも使用可能とした事を特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の後進装置。
    1、ステーを内筒又は棒状部材と、外筒とで構成し、伸縮可能とした。尚、伸縮部をネジで固定可能とした構成や、外筒の内側をメネジ、棒状部材をオネジとして、相対回転によって全体の長さを調整可能とした構成も含む。
    2、ステーを、2本以上の棒状部材、又は板状部材、又はアングル材で構成し、各部材の相対位置をずらし、所定の位置にてネジで固定する構成とした。
    3、ステーを3つ以上に分割し、中間の部品を、長さの異なる部品に交換可能とした。
    4、ローラーを、上記1と同様の構成及び構造として、伸縮・調整可能とした。
    5、ローラーを、上記3と同様の構成及び構造として、伸縮・調整可能とした。
    6、左右両側のステーに、ローラーの回転軸と略直角の回転軸有する、補助ローラーを取付け、駆動輪が進行方向に対して左右方向へ脱落する事を防止した。尚、補助ローラーの回転部は、滑り軸受け、又は転がり軸受けを備えた構成も含み、補助ローラーの回転軸は、上記1から5に記載の長さ調整機構と同様の構造により、伸縮可能とした構成も含む。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の構成において、以下のいずれか、又は全ての特徴を有する後進装置。尚、中心軸とは、車輪やローラーの回転軸を指す。また、本請求項に記載の前とは、オートバイ等の車両の進行方向を指し、後とは、その進行方向とは逆方向を指し、進行方向とは運転者がシートに着座してハンドルを保持し、運転操作を行う状態で、その視線の方向を指す。
    1、本体を平坦な地面上に置き、オートバイ等の車両の駆動輪の外周面を、2本のローラーの両方に当接させた際、駆動輪が地面から離れる様に、各ローラーの直径と2本のローラーの軸間距離を設定した。
    2、上記1の構成において、駆動輪が地面から離れる距離は、1mm以上で、なおかつ、ローラーの直径が異なる場合は、直径が小さい方のローラーの直径以下の距離とした。
    3、直径の異なる2本のローラーに、駆動輪の外周面を当接させた時、駆動輪の中心軸は、直径の小さいローラーの中心軸に対して、直径の大きなローラーと反対側となる様に装置した。即ち、駆動輪の外周面が2本のローラーの円筒部外周面に接した時、各中心軸の平面的な位置関係は、車両進行方向の前から、直径の大きいローラー、直径の小さいローラー、駆動輪の順番で並ぶ様に、各ローラーの直径と配置を設定した構成を指す。
    4、上記3の構成において、駆動輪の中心軸が、直径の小さいローラーの中心軸の、ほぼ上部に配置される様に装置した。尚、ほぼ上部とは、直径が小さいローラーの直径の範囲内の上部空間に、駆動輪の中心軸が配置される位置を指す。
    5、上記2から4の位置関係を容易に得る為、請求項3に記載の、ステーの長さを変更可能に装置した部分、又はその近傍に、目盛り、又はマーク、又は記号、又は文字表示を設け、駆動輪の直径に応じて目盛り等を合せる事で、ローラーの軸間距離を所定の距離に調整し、簡単に上記1から4の、いずれかの位置関係が得られる様に装置した。即ち、ステーの伸縮部の目盛りを合せるだけで、多種多用なサイズの駆動輪でも使用可能とした。
  5. 以下のいずれか、又は全ての特徴を有する、請求項1から4のいずれかに記載の、後進装置。
    尚、本請求項に記載の前とは、オートバイ等の車両の進行方向を指し、後とは、その進行方向とは逆方向を指す。
    1、本体を、オートバイ等の車両の駆動輪よりも前側で、なおかつ地面側から視認可能な位置に搭載した。尚、搭載する向きは、ローラーの回転軸を駆動輪の回転軸と略平行とし、ローラーの直径が異なる場合は、直径が小さい方のローラーが後部側、即ち駆動輪側とする。
    2、側車付きオートバイ、又は三輪のオートバイにおいて、本体を車両の下部で地面側から視認可能な位置に搭載した。
    3、上記1又は2の構成において、本体を所定の容器に入れて搭載した、又は保持装置を設け、車両からの脱落を防止すると共に、使用時は容易に所定の位置に移動可能に搭載した。
    4、上記1から3のいずれかの構成において、オートバイ又は側車に棒状のレバーを揺動自在にピン結合し、このレバーの端部に本体を連結する事で、搭載された本体が、駆動輪の直前の位置と所定の搭載位置との間を、移動自在に構成した。
    5、上記1から4のいずれかの構成において、本体を弾性部材で所定の搭載位置に保持し、本体に接続したワイヤーを引く事により、本体を駆動輪の直前の位置に引き出せる様に装置し、ワイヤーの張力を緩めた時は、弾性部材の付勢力によって所定の搭載位置に戻る様に構成した。
    6、所定の長さを有する2本の棒状部材を、長さの略中央部でX状にピン結合し、複数のX状部材をピン結合で連結し、交差した棒状部材の開閉動作によって他端までの距離が伸縮する装置を、オートバイ又は側車付きオートバイの下部に取付け、上記4と同様の機能を得られる様に構成した。
    7、上記4と6、又は上記5と6の構成を、組合せた。
    8、上記1から7のいずれかの構成において、本体の可動範囲の両側、又は片側に、ガイドレールを設け、本体の動きが所定の範囲内に収まる様に、規制した。
    9、車両と本発明の本体とを、油圧シリンダーで連結し、油圧モーターによる加圧・減圧でシリンダーのロッドを伸縮させ、本体を格納状態、又は使用状態の位置に、自在に移動可能に構成した。尚、ステーの一端を車両に取り付け、ステーが油圧シリンダーで伸縮する構成も含む。
    10、上記1から9の構成において、ローラーを1本のみとし、使用時は、駆動輪が浮き上がる位置で、ローラーを回転自在に保持可能に装置した。即ち、格納位置に保持されたローラーを、使用時は、前述の各種伸縮装置にて駆動輪の直前まで移動させ、駆動輪が回転し、ローラーを巻き込みながらローラーの上に登り、駆動輪が地面から浮き上がった状態で、ローラーの車両に対する相対位置を維持し、後進可能とする。
    11、上記1から9の構成において、本体の脱落を防止する安全ピン、又はネジを装置し、後進時は、ピン又はネジを取り外さないと、本体を駆動輪の直前部に移動できない様に構成した。
  6. 以下のいずれか、又は全ての特徴を有する、請求項1から4のいずれかに記載の、後進装置。
    尚、本請求項に記載の前とは、オートバイ等の車両の進行方向を指し、後とは、その進行方向とは逆方向を指す。また、直径の大きい方のローラーを大輪、直径の小さい方のローラーを小輪と、簡略表記する。
    1、回転中心軸を、前から大輪・小輪の順番となる様に配置し、小輪よりも後側に回転中心軸を有する補助輪を装置した。尚、補助輪の回転部に、ベアリングを装置した構成も含む。
    また、補助輪の取付けは、左右のステーを延長する、又はステーに別のアームやステーを取り付ける構成とし、ネジによって、そのアームやステーを着脱自在とした構成も含む。
    2、上記1の構成において、小輪の略前方、又は略後方に駆動輪が配置され、駆動輪の外周が大輪と小輪の両方に接している状態で、補助輪は駆動輪の左右で、駆動輪に触れない位置に一対装置し、なおかつ補助輪の回転中心軸の前後方向の位置は、小輪及び駆動輪の回転中心軸よりも後側とした。
    3、上記1又は2の構成において、大輪と小輪を平面上、又は平坦な地面上に置いた時、大輪と小輪の外周面の全て、又は一部が平面又は地面に接するが、補助輪は接しない位置関係とした。尚、補助輪が接しないとは、0.1mm以上かつ小輪の直径寸法以下の範囲で、補助輪が地面等から浮いている状態を指す。
    4、上記1から3のいずれかの構成において、補助輪の形状を、側面視で多角形とした。
    5、上記1から3のいずれかの構成において、補助輪の形状を、側面視で星形、又は複数の腕部材を有するヒトデ状とし、その各頂点部近傍、又は腕部材の先端近傍に、小型補助輪を回転自在に装置した。尚、補助輪が回転した時、小型補助輪は、自転可能な状態で公転する構成とし、小型補助輪の数は2個から12個の範囲であり、各小型補助輪の回転中心軸の位置は、補助輪の回転中心軸に対して等距離で、回転対称に配置する。
    6、上記1から5のいずれかの構成において、大輪と小輪の上に駆動輪が乗り、駆動輪が地面から離れた状態で、オートバイ等の車両全体を後進させ、その後方に、地面よりも高くなっている段差が存在した場合、駆動輪と小輪よりも先に、補助輪が段差に当接する位置関係に各部を構成すると共に、補助輪は、地面からの高さが10cmまでの段差を引っ掛からずに登り、そのまま後進する事で、小輪と大輪を段差の上に引き上げ可能となる様に、小輪に対する補助輪の位置と形状、又は小型補助輪の直径と配置を設定した。
    7、上記6の構成において、補助輪を取付けるステー又はアームを伸縮自在とした。具体的には、請求項3に記載されたステーの伸縮装置と同様の長さ可変装置とした。尚、請求項4の5に記載の、目盛りやマーク等を装置した構成も含む。
    8、小輪又は大輪と、補助輪とを、チェーン、又はベルト、又はギアで連結し、小輪又は大輪の回転力を、補助輪に伝達可能に構成した。即ち、補助輪が地面から離れている構成においても、補助輪がローラーの回転に合せて自転する様に装置した。
    9、上記8の構成において、チェーン又はベルトを、無限軌道とし、上記6に記載された段差が車両の後方に存在した場合は、最初に無限軌道が段差に当接する様に、各部の位置関係やローラーの配置を設定した。
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