JP2020068572A - 電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバ間の通電品質を安定させること。【解決手段】バスバ30,40と、収容室13を有する複数の電気配線ブロック10,20と、収容室に保持構造60で保持され、それぞれのバスバの電気接続部35,45を収容室で挟み込んで電気的に接続させる接続部材50と、を備え、接続部材は、収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続部を各々の他方の壁面35b,45bに押圧力を作用させながら一対の押圧部53a,54aで挟み込む第1及び第2の対向壁体53,54と、を有し、第1対向壁体は、第1押圧部53aと、第1押圧部を押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部53bと、が設けられた第1押圧壁体53Aを複数有し、第2対向壁体54は、同様の第2押圧部54aと第2可動部54bとが設けられた第2押圧壁体54Aを第1押圧壁体毎に有すること。【選択図】図3

Description

本発明は、電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、筐体と、この筐体に収容される電子部品と、を備えた電気接続箱が知られている(下記の特許文献1から5)。例えば、電気接続箱においては、電子部品が収容された電気配線ブロックを筐体に収容することによって、この筐体に電子部品が収容される。この電気接続箱においては、複数の電気配線ブロックを1つの筐体に収容することがあり、それぞれの電気配線ブロック同士を接合することによって、繋がり合う電気配線ブロックの電子部品同士を電気的に接続させる。例えば、それぞれの電気配線ブロックには、自らが収容する電子部品に対して電気的に接続された板状のバスバを設ける。この場合には、互いに繋がり合う電気配線ブロックのバスバ同士を接続部材で繋ぐことによって、それぞれの電気配線ブロックの電子部品同士を電気的に接続させる。その接続部材としては、例えば、差し込み挿入されたバスバを挟み込むクリップの如き形態のものが考えられる。例えば、下記の特許文献6には、接続対象のバスバ毎に設けた板バネ状のクリップを有する中継用バスバが開示されている。その中継用バスバは、それぞれのクリップに接続対象のバスバを差し込むことによって、接続対象のバスバ同士を電気的に接続させる。
特開2004−201448号公報 特開平9−308047号公報 特開2007−129790号公報 特開2004−166322号公報 特開2002−315156号公報 特開2011−172393号公報
ところで、複数の電気配線ブロックが接合された接合体(電気配線ブロック接合体)においては、それぞれの電気配線ブロックに収容されているバスバの電気接続部をクリップ状の接続部材で挟み込み、それぞれの電気接続部の一方の壁面同士を重ね合わせることによって、バスバ間を電気的に接続させることも考えられる。この場合、接続部材は、一方の壁面同士の重ね合わせ方向(それぞれの電気接続部の挟み込み方向)に沿う押圧力をそれぞれの電気接続部の他方の壁面に作用させることによって、そのそれぞれの一方の壁面同士を面接触させる。これに伴い、この電気配線ブロック接合体においては、バスバ間の通電品質が好適なものとなる。しかしながら、それぞれの電気接続部は、バスバ自体の寸法公差、電気配線ブロックの寸法公差、電気配線ブロックとバスバとの間の組付け公差、接合対象となる2つの電気配線ブロックの間での組付け公差などによって、電気配線ブロックに対しての相対的な位置が所期の位置に対して傾いてしまう場合もある。そして、この場合の電気配線ブロック接合体においては、それぞれの電気接続部の接続部材に対しての相対的な位置についても所期の位置に対して傾いてしまうことになる。従って、この電気配線ブロック接合体においては、接続部材から他方の壁面への押圧力の印加方向と一方の壁面同士の重ね合わせ方向との間にずれが生じ、バスバ間の通電品質がばらついてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、バスバ間の通電品質を安定させることが可能な電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電気配線ブロック接合体は、導電性のバスバと、電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、を備え、接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴としている。
ここで、前記接続部材にて、対となる前記第1押圧壁体と前記第2押圧壁体の組み合わせは、前記収容室の室内でのそれぞれの前記電気接続部の傾きの有無を判断する上での基準方向に沿って並べて配置することが望ましい。
また、前記接続部材は、対となる前記第1押圧壁体と前記第2押圧壁体の組み合わせを3組以上有することが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、電子部品と、導電性のバスバと、前記電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、複数の前記電気配線ブロックを収容する筐体と、を備え、接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品と、導電性のバスバと、電線と、前記電子部品と前記バスバと前記電線を内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、複数の前記電気配線ブロックを収容し且つ前記電線を外方に引き出す筐体と、を備え、接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴としている。
接続部材は、そのような対となる第1押圧壁体と第2押圧壁体の組み合わせを複数備えているので、それぞれの電気接続部が収容室の室内で傾倒していなければ、それぞれの電気接続部の他方の壁面に対して、それぞれの対となる第1押圧壁体と第2押圧壁体が均等に押圧力を作用させることができる。よって、この接続部材は、それぞれの電気接続部の一方の壁面同士を均等に面接触させ、その面接触状態を維持させることができる。一方、この接続部材は、対となる第1押圧壁体と第2押圧壁体の組み合わせを複数備えているので、それぞれの電気接続部が収容室の室内で傾倒していたとしても、それぞれの電気接続部の他方の壁面に対して、それぞれの対となる第1押圧壁体と第2押圧壁体が各々追従しながら均等に押圧力を作用させることができる。よって、この接続部材は、それぞれの電気接続部が収容室の室内で傾倒していたとしても、それぞれの電気接続部の一方の壁面同士を均等に面接触させ、その面接触状態を維持させることができる。このように、本発明に係る電気配線ブロック接合体は、対となる第1押圧壁体と第2押圧壁体の組み合わせを接続部材が複数備えているので、それぞれの電気接続部の収容室の室内での位置ずれの有無に拘わらず、それぞれの電気接続部の一方の壁面同士が均等な面接触状態のまま維持される。従って、この電気配線ブロック接合体は、バスバ間の通電品質を安定させることができる。更に、本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスは、その電気配線ブロック接合体を備えているので、この電気配線ブロック接合体が奏する効果を同様に得ることができる。
図1は、実施形態の電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態の電気配線ブロック接合体の分解斜視図である。 図3は、組付け前の2つのバスバと接続部材と収容室を抜き出して示す分解斜視図である。 図4は、第1電気配線ブロック側の分解斜視図である。 図5は、第2電気配線ブロック側の分解斜視図である。 図6は、組付け前の対向配置状態の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す分解斜視図である。 図7は、組付け前の対向配置状態の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す別角度から見た分解斜視図である。 図8は、図6のX−X線断面図である。 図9は、組付け後の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す斜視図である。 図10は、組付け後の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す上面図である。 図11は、図10のX−X線断面図である。 図12は、組付け後の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す電気接続部が傾倒していないときの下面図である。 図13は、組付け後の2つのバスバの電気接続部と接続部材と収容室を抜き出して示す電気接続部が傾倒しているときの下面図である。
以下に、本発明に係る電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図13に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態の電気配線ブロック接合体を示す。また、図1の符号JBと符号WHは、各々、その電気配線ブロック接合体1を備えた本実施形態の電気接続箱と、この電気接続箱JBを備えた本実施形態のワイヤハーネスと、を示す。
電気配線ブロック接合体1とは、電子部品EPを収容する複数の電気配線ブロック(後述する第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)が接合されたものである(図1及び図2)。また、電気接続箱JBとは、筐体JBaに複数の電気配線ブロックが電子部品EPと共に収容されたものである(図1)。その筐体JBaには、少なくとも1つの電気配線ブロック接合体1が収容される。よって、この電気接続箱JBは、電気配線ブロック接合体1とは別の電気配線ブロック接合体や電気配線ブロックが筐体JBaに収容される場合もある。電気配線ブロック接合体1は、その筐体JBaに周知のロック機構(図示略)等を介して保持される。ワイヤハーネスWHとは、その電気接続箱JBの電子部品EPに対して電気的に接続された電線(電力供給線や信号線等)Weを筐体JBaの内方から外方に引き出したものである(図1)。尚、図中の筐体JBaは、フレームの外壁のみを示した概念図であり、このフレームの2つの開口を各々のカバーで塞いでいる。
電気接続箱JBは、電線Weと共にワイヤハーネスWHとして、例えば、車両(図示略)のエンジンコンパートメント等に設置される。この電気接続箱JBにおいては、車両に搭載された接続対象物(図示略)が電子部品EPに対して電線Weを介して電気的に接続されている。例えば、この電気接続箱JBにおいては、電子部品EPに対して少なくとも2本の電線Weを電気的に接続し、この電子部品EPを介して少なくとも2つの接続対象物の間を電気的に繋ぐ。電子部品EPとは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コネクタ、端子金具などのことを指している。本実施形態では、回路基板、電子制御ユニット(いわゆるECU)等の電子機器についても、筐体JBaに収容される電子部品EPの一形態として考える。また、接続対象物とは、二次電池などの電源、電気機器(アクチュエータ等)などの負荷、センサなどのことを指している。
以下に、電気配線ブロック接合体1について具体的に説明する。
電気配線ブロック接合体1は、先に示したように、複数の電気配線ブロックが接合されたものである。電気配線ブロックとは、電子部品EPの他に導電性のバスバも収容し、その電子部品EPとバスバを内方で電気的に接続させるものである。この電気配線ブロック接合体1においては、相互間での接合対象となる2つの電気配線ブロックを接合させ、それぞれの電気配線ブロックに収容されたバスバ同士を結合させることによって、それぞれのバスバを電気的に接続させる。この電気配線ブロック接合体1は、後で詳述するが、それぞれのバスバの電気接続部を電気的に接続させる接続部材を備えている。
ここでは、2つの電気配線ブロック(第1電気配線ブロック10、第2電気配線ブロック20)を備えた電気配線ブロック接合体1について例示する(図1及び図2)。第1電気配線ブロック10(図1から図4)と第2電気配線ブロック20(図1、図2及び図5)は、各々、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。
第1電気配線ブロック10は、電子部品EPとしてリレーEP1を収容すると共に、バスバ30を収容する(図4)。この第1電気配線ブロック10には、リレーEP1を収容及び保持する第1収容室11と、バスバ30を収容及び保持する第2収容室12と、が形成されている。この第1電気配線ブロック10においては、6つのリレーEP1を収容し、それぞれのリレーEP1を1つのバスバ30を介して電気的に接続させる。よって、この例示では、第1収容室11が格子状に6つ並べて配置されており、それぞれの第1収容室11に開口部11aを介してリレーEP1が1つずつ収容される。また、それぞれの第1収容室11には、第2収容室12に収容したバスバ30の端子接続部31が各々挿入されている。従って、リレーEP1は、第1収容室11に収容した際に、バスバ30に対して端子接続部31を介して物理的且つ電気的に接続される。
ここで、バスバ30は、金属等の導電性材料で成形する。この例示のバスバ30は、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである(図3及び図4)。このバスバ30は、リレーEP1毎の6つの端子接続部31を有している。この例示の端子接続部31は、所謂雄タブ型に形成されており、リレーEP1の一方の雌型の端子接続部(図示略)に挿入され且つ嵌合される。このバスバ30は、同一平面上で略等間隔に並べられた3つの端子接続部31の組み合わせを2組有しており、それぞれの組み合わせが対向配置されている。このバスバ30は、一方の組み合わせの3つの端子接続部31を同一平面上で連結させる矩形の第1連結部32と、他方の組み合わせの3つの端子接続部31を同一平面上で連結させる矩形の第2連結部33と、を有する。このバスバ30においては、それぞれの端子接続部31を第1連結部32と第2連結部33から同一平面上で同一方向に向けて突出させ且つ延在させており、その延在方向がリレーEP1の端子接続部との挿抜方向になる。更に、このバスバ30は、第1連結部32と第2連結部33を端子接続部31側とは逆側で連結させる矩形の第3連結部34を有する。このバスバ30においては、6つの端子接続部31と第1連結部32と第2連結部33と第3連結部34とで主体部分が形成されている。
この第1電気配線ブロック10においては、リレーEP1の他方の雌型の端子接続部(図示略)に電線Weの端部が電気的に接続される。その電線Weは、端部に取り付けた例えば雄タブ型の端子金具を介してリレーEP1に物理的且つ電気的に接続されている。この電線Weは、リレーEP1毎に設けられている。
第2電気配線ブロック20は、電子部品EPとして回路保護部品EP2を収容すると共に、バスバ40を収容する(図5)。この第2電気配線ブロック20には、回路保護部品EP2を収容及び保持する第1収容室21と、バスバ40を収容及び保持する第2収容室22と、が形成されている。この第2電気配線ブロック20においては、10個の回路保護部品EP2を収容し、それぞれの回路保護部品EP2を1つのバスバ40を介して電気的に接続させる。よって、この例示では、第1収容室21が格子状に10個並べて配置されており、それぞれの第1収容室21に開口部21aを介して回路保護部品EP2が1つずつ収容される。また、それぞれの第1収容室21には、第2収容室22に収容したバスバ40の端子接続部41が各々挿入されている。従って、回路保護部品EP2は、第1収容室21に収容した際に、バスバ40に対して端子接続部41を介して物理的且つ電気的に接続される。
ここで、バスバ40は、金属等の導電性材料で成形する。この例示のバスバ40は、第1電気配線ブロック10のバスバ30と同じように、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである(図3及び図5)。このバスバ40は、回路保護部品EP2毎の10個の端子接続部41を有している。この例示の端子接続部41は、所謂音叉端子型に形成されており、回路保護部品EP2の一方の雄タブ型の端子接続部EP2a(図5)が挿入されることで、この回路保護部品EP2の端子接続部EP2aを挟み込む。このバスバ40は、同一平面上で略等間隔に並べられた5つの端子接続部41の組み合わせを2組有しており、それぞれの組み合わせが対向配置されている。このバスバ40は、一方の組み合わせの5つの端子接続部41を同一平面上で連結させる矩形の第1連結部42と、他方の組み合わせの5つの端子接続部41を同一平面上で連結させる矩形の第2連結部43と、を有する。このバスバ40においては、それぞれの端子接続部41を第1連結部42と第2連結部43から同一平面上で同一方向に向けて突出させ且つ延在させており、その延在方向が回路保護部品EP2の端子接続部EP2aとの挿抜方向になる。更に、このバスバ40は、第1連結部42と第2連結部43を端子接続部41側とは逆側で連結させる矩形の第3連結部44を有する。このバスバ40においては、10個の端子接続部41と第1連結部42と第2連結部43と第3連結部44とで主体部分が形成されている。
この第2電気配線ブロック20においては、回路保護部品EP2の他方の雄タブ型の端子接続部EP2b(図5)に電線Weの端部が電気的に接続される。その電線Weは、端部に取り付けた例えば音叉端子型の端子金具を介して回路保護部品EP2に物理的且つ電気的に接続されている。この電線Weは、回路保護部品EP2毎に設けられている。
ここで示した第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20は、第1収容室11の開口部11a(リレーEP1の挿入口)と第1収容室21の開口部21a(回路保護部品EP2の挿入口)とが同じ向きに口を開けるように接合する。先に示したように、この電気配線ブロック接合体1においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20を接合させ、それぞれのバスバ30,40同士を結合させることによって、それぞれのバスバ30,40を電気的に接続させる。ここで、後述する接続部材50を用いて電気的に接続される2つのバスバ(この例示のそれぞれのバスバ30,40)は、その接続部材50によって接触状態で挟み込まれる電気接続部35,45を各々有している(図3及び図6から図11)。ここでは、そのそれぞれの電気接続部35,45を結合させることによって、それぞれのバスバ30,40を電気的に接続させる。
それぞれのバスバ30,40は、接合対象となる2つの電気配線ブロック(この例示の第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)に予め収容されていてもよく、組み付けられた後の電気配線ブロックに収容してもよい。ここでは、それぞれのバスバ30,40が第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とに各々予め収容されており、この第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とを組み付けることによって、そのそれぞれの電気接続部35,45が互いに隣り合わせに配置される。接続部材50は、その隣り合わせに配置されているそれぞれの電気接続部35,45に対して組み付ける。
バスバ30においては、主体部分(6つの端子接続部31と第1連結部32と第2連結部33と第3連結部34)から突出させた状態で電気接続部35を設ける(図3及び図4)。このバスバ30においては、第1連結部32の端部(一辺)から電気接続部35を突出させる。ここでは、第1連結部32において、3つの端子接続部31の配列方向における一方の端部に電気接続部35を設けている。また、バスバ40においては、主体部分(10個の端子接続部41と第1連結部42と第2連結部43と第3連結部44)から突出させた状態で電気接続部45を設ける(図3及び図5)。このバスバ40においては、第1連結部42の端部(一辺)から電気接続部45を突出させる。ここでは、第1連結部42において、5つの端子接続部41の配列方向における一方の端部に電気接続部45を設けている。
この例示の電気接続部35は、第1連結部32と同一平面上で矩形の平板状に形成されている。この電気接続部35は、相手方の電気接続部45に接触させる一方の壁面(平面)35aと、接続部材50に挟み込まれているときに、この接続部材50からの押圧力が作用している他方の壁面(平面)35bと、を有する(図8、図10及び図11)。また、この例示の電気接続部45は、第1連結部42と同一平面上で矩形の平板状に形成されている。この電気接続部45は、相手方の電気接続部35に接触させる一方の壁面(平面)45aと、接続部材50に挟み込まれているときに、この接続部材50からの押圧力が作用している他方の壁面(平面)45bと、を有する(図8、図10及び図11)。
それぞれのバスバ30,40においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20を組み付けることによって、それぞれの電気接続部35,45の一方の壁面35a,45a同士が隣り合わせとなって対向配置される。そして、それぞれのバスバ30,40においては、それぞれの電気接続部35,45が接続部材50で他方の壁面35b,45b側から挟み込まれることによって、一方の壁面35a,45a同士の接触状態が保たれて、互いの電気接続状態が維持される。
この電気配線ブロック接合体1は、それぞれの電気接続部35,45を電気的に接続させる接続部材50を備えている(図2、図3及び図6から図11)。その接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45を結合させると共に、その結合状態を保つための部材である。この接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45を結合させたまま保持することによって、これらを電気的に接続させる。例えば、この接続部材50は、金属等の導電性材料で成形する。この例示の接続部材50は、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである。
接続部材50は、一方の壁面35a,45a同士を対向配置させているそれぞれの電気接続部35,45が差し込み挿入されていくことによって、その一方の壁面35a,45a同士が互いに重ね合わされた状態でそれぞれの電気接続部35,45を結合し、かつ、それぞれの電気接続部35,45を結合状態のまま保持する。
そこで、この接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45が一方の壁面35a,45a同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間51と、それぞれの電気接続部35,45を収容空間51に差し込み挿入可能な差し込み口52と、を有している(図2、図3、図6から図8及び図11)。また、この接続部材50は、収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続部35,45を挟み込む第1及び第2の対向壁体53,54を有している(図2、図3、図6から図8、図10及び図11)。その第1及び第2の対向壁体53,54は、それぞれの電気接続部35,45に対する挟み込み方向で互いに間隔を空けて対向配置されており、その内の一方が電気接続部35の他方の壁面35bに押圧力を作用させる押圧部を有し、かつ、その内の他方が電気接続部45の他方の壁面45bに押圧力を作用させる押圧部を有している。この第1及び第2の対向壁体53,54は、収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続部35,45を各々の他方の壁面35b,45bに押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む。更に、この接続部材50は、差し込み口52とは逆側で一対の対向壁体53を連結させる連結壁体55を有している(図2、図3及び図6から図11)。この接続部材50においては、その第1及び第2の対向壁体53,54と連結壁体55とで囲まれた空間が収容空間51になる。また、この接続部材50においては、第1及び第2の対向壁体53,54における連結壁体55側とは逆側の端部間が差し込み口52になる。
ここで、接合対象となる2つの電気配線ブロック(この例示の第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)は、その内の少なくとも一方によって、それぞれの電気接続部35,45と接続部材50とが収容される収容室を形成する。その収容室は、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とが組み付けられた際に、この第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20の壁体又は壁面を互いに組み合わせて形成されるものであってもよく、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20の内の一方に予め形成されているものであってもよい。ここでは、その収容室としての第3収容室13を第1電気配線ブロック10に設けている(図1から図4)。
第3収容室13は、両端を開口させた筒状に形成されている。この第3収容室13には、その筒軸方向に沿ってそれぞれの電気接続部35,45と接続部材50とが挿入される。この例示の第3収容室13は、角筒状に形成されており、それぞれの電気接続部35,45を挿入するための第1挿入口13a(図3、図6から図9及び図11)と、接続部材50を挿入するための第2挿入口13b(図1から図4及び図6から図11)と、を有する。この第3収容室13においては、第2挿入口13bが第1収容室11の開口部11aと同じ向きに口を開けている。
この第1電気配線ブロック10においては、バスバ30の主体部分が第2収容室12に収容された際に、このバスバ30の電気接続部35が第1挿入口13aから第3収容室13に収容される。また、その第3収容室13には、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とが接合された際に、バスバ40の電気接続部45が第1挿入口13aから収容される。よって、第2電気配線ブロック20においては、バスバ40の主体部分を第2収容室22に収容させた際に、このバスバ40の電気接続部45を外方に突出させている。
この第3収容室13の内壁面13cは、互いに間隔を空けて対向配置された第1対向壁面13cと第2対向壁面13cとを有する(図8)。第1対向壁面13cには、第3収容室13に収容された電気接続部45の他方の壁面45bが間隔を空けて対向配置される。第2対向壁面13cには、第3収容室13に収容された電気接続部35の他方の壁面35bが間隔を空けて対向配置される。また、この内壁面13cは、第1及び第2の対向壁面13c,13cの対向配置方向と接続部材50の第2挿入口13bからの挿入方向とに対する直交方向(以下、「接続部材50の幅方向」という。)で互いに間隔を空けて対向配置された第3及び第4の対向壁面13c,13cを有する(図8)。
この第3収容室13には、それぞれの電気接続部35,45が収容されている状態で、第2挿入口13bから接続部材50が挿入される。その接続部材50は、第3収容室13に挿入していくことによって、差し込み口52からそれぞれの電気接続部35,45が差し込み挿入されていく。この接続部材50においては、その第3収容室13への挿入と差し込み挿入の進行と共に、それぞれの電気接続部35,45が差し込み口52とは逆側の連結壁体55に向けて収容空間51の中を移動する。この接続部材50においては、それぞれの電気接続部35,45が所定位置まで収容空間51の中を移動することによって、それぞれの電気接続部35,45の収容空間51への収容が完了する。第1及び第2の対向壁体53,54は、先に示したように、その収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続部35,45を各々の他方の壁面35b,45bに押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む。
また、この接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45の収容空間51への収容が完了することによって、自らの第3収容室13への収容が完了する。この接続部材50においては、その第3収容室13の室内で、第1対向壁体53が第1対向壁面13cに対して間隔を空けて対向配置され、第2対向壁体54が第2対向壁面13cに対して間隔を空けて対向配置されている(図10及び図11)。また、この接続部材50においては、第3収容室13の室内で、幅方向における一端が第3対向壁面13cに対して間隔を空けて対向配置され、幅方向における他端が第4対向壁面13cに対して間隔を空けて対向配置されている(図10及び図11)。
ここで、第3収容室13は、室内で接続部材50を保持する保持構造60を有している(図3及び図6から図11)。この例示の保持構造60は、第1及び第2の対向壁体53,54を挟み込むことによって、接続部材50を第3収容室13の室内に保持する。また、この例示の保持構造60は、第2挿入口13bから挿入されてきた接続部材50を案内しながら、差し込み口52からそれぞれの電気接続部35,45を差し込み挿入させる挿入ガイド構造としての機能も持たせている。
例えば、その保持構造60は、第3収容室13の内壁面13cに設けた第1保持部61と第2保持部62とを備える(図3及び図6から図11)。ここでは、第1保持部61を第1対向壁面13cに設け、第2保持部62を第2対向壁面13cに設ける。第1保持部61は、第1対向壁面13cから第2対向壁面13cに向けて突出させる(図8、図10及び図11)。この例示の第1保持部61は、接続部材50の第2挿入口13bからの挿入方向に沿って延在させている。一方、第2保持部62は、第2対向壁面13cから第1対向壁面13cに向けて突出させる(図8、図10及び図11)。この例示の第2保持部62は、接続部材50の第2挿入口13bからの挿入方向に沿って延在させている。
この例示の保持構造60においては、第1保持部61と第2保持部62とを各々の突出方向で対向配置させ、その第1保持部61と第2保持部62とで第3収容室13の室内の接続部材50を第1及び第2の対向壁体53,54のそれぞれの外壁面側から挟持させる。その一対の第1保持部61と第2保持部62は、自らの対向配置方向における間隔が、第1保持部61と第2保持部62との間への接続部材50の挿入を可能にする範囲内で、第1対向壁体53の外壁面側と第2対向壁体54の外壁面側との間隔よりも狭くなるように形成する。
この例示の保持構造60においては、その一対の第1保持部61と第2保持部62の組み合わせを2組備えている。ここでは、一方の第1保持部61と第2保持部62の組み合わせと他方の第1保持部61と第2保持部62の組み合わせとが、接続部材50の幅方向で間隔を空けて配置されている。この保持構造60は、それぞれの一対の第1保持部61と第2保持部62によって、第2挿入口13bから挿入されてきた接続部材50を案内しながら、差し込み口52からそれぞれの電気接続部35,45を差し込み挿入させることができる。そして、この保持構造60は、それぞれの一対の第1保持部61と第2保持部62によって、第3収容室13への収容が完了した接続部材50を保持することができる。
ところで、第1及び第2の電気配線ブロック10,20やバスバ30,40は、それぞれが自らの公差の範囲内での部品ばらつきを持って成形されている。また、第1電気配線ブロック10とバスバ30との間においては、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。これと同様に、第2電気配線ブロック20とバスバ40との間においては、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。また、この電気配線ブロック接合体1においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20との間においても、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。特に、この電気配線ブロック接合体1においては、それらの組付けを容易ならしめるために、公差の範囲を広く採る場合もある。よって、それぞれの電気接続部35,45は、部品ばらつきや組付けばらつきによって、第3収容室13に対する室内での相対的な位置が所期の位置に対して傾いてしまう可能性がある。これに対して、それぞれの電気接続部35,45に組み付ける接続部材50は、第3収容室13の室内の保持構造60で保持されることによって、その室内での位置が公差の範囲内で所期の位置に固定される。つまり、この電気配線ブロック接合体1においては、接続部材50よりもそれぞれの電気接続部35,45の方が第3収容室13の室内で大きく位置ずれしてしまう可能性がある。そして、そのようなずれ量の差は、接続部材50からそれぞれの他方の壁面35b,45bに作用させる押圧力の大きさや作用点、その押圧力の印加方向にずれを生じさせる可能性がある。
そこで、本実施形態の接続部材50は、第3収容室13の室内で傾倒しているそれぞれの電気接続部35,45に追従させながら、それぞれの他方の壁面35b,45bに対して均等に押圧力を作用させることによって、それぞれの一方の壁面35a,45a同士を均等に面接触させるよう以下の如く形成する。
本実施形態の第1対向壁体53は、一方の押圧部としての第1押圧部53aと、この第1押圧部53aを連結壁体55に対して押圧力(電気接続部35の他方の壁面35bに作用させる押圧力)の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部53bと、が設けられた第1押圧壁体53Aを複数有している(図2、図3、図6及び図7)。そして、本実施形態の第2対向壁体54は、他方の押圧部としての第2押圧部54aと、この第2押圧部54aを連結壁体55に対して押圧力(電気接続部45の他方の壁面45bに作用させる押圧力)の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部54bと、が設けられた第2押圧壁体54Aを第1押圧壁体53A毎に有している(図2、図3、図6及び図7)。その対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aは、それぞれの電気接続部35,45の挟み込み方向で互いに間隔を空けて対向配置させる。
この接続部材50は、そのような対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせを複数備えているので、それぞれの電気接続部35,45が第3収容室13の室内で傾倒していなければ、それぞれの電気接続部35,45の他方の壁面35b,45bに対して、それぞれの対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aが均等に押圧力を作用させることができる(図12)。よって、この接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45の一方の壁面35a,45a同士を均等に面接触させ、その面接触状態を維持させることができる。一方、この接続部材50は、対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせを複数備えているので、それぞれの電気接続部35,45が第3収容室13の室内で傾倒していたとしても、それぞれの電気接続部35,45の他方の壁面35b,45bに対して、それぞれの対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aが各々追従しながら均等に押圧力を作用させることができる(図13)。よって、この接続部材50は、それぞれの電気接続部35,45が第3収容室13の室内で傾倒していたとしても、それぞれの電気接続部35,45の一方の壁面35a,45a同士を均等に面接触させ、その面接触状態を維持させることができる。
例えば、第1可動部53bは、上記の如き第1押圧部53aの相対移動を行わせるための撓みが可能な可撓部として形成している。例えば、この例示の第1押圧壁体53Aは、可撓性を持たせた片持ちの矩形の片体状に第1可動部53bを形成し、その自由端側に第1押圧部53aを設けている。この例示の第1対向壁体53は、それぞれの第1押圧壁体53Aにおける第1可動部53bの固定端側が連結された矩形の平板状の連結壁体53Bを有している(図2、図3、図6及び図7)。それぞれの第1可動部53bの固定端側は、その連結壁体53Bを介して連結壁体55に繋がれている。この第1対向壁体53においては、第1押圧部53aと第1可動部53bを連結壁体53Bよりも収容空間51側にオフセットさせている。従って、この第1対向壁体53においては、第1保持部61の挟持力が連結壁体53Bの外壁面側にのみ作用することになるので、第1可動部53bを弾性域内で自在に撓ませることができる。
また、例えば、第2可動部54bは、上記の如き第2押圧部54aの相対移動を行わせるための撓みが可能な可撓部として形成している。例えば、この例示の第2押圧壁体54Aは、可撓性を持たせた片持ちの矩形の片体状に第2可動部54bを形成し、その自由端側に第2押圧部54aを設けている。この例示の第2対向壁体54は、それぞれの第2押圧壁体54Aにおける第2可動部54bの固定端側が連結された矩形の平板状の連結壁体54Bを有している(図2、図3、図6及び図7)。それぞれの第2可動部54bの固定端側は、その連結壁体54Bを介して連結壁体55に繋がれている。この第2対向壁体54においては、第2押圧部54aと第2可動部54bを連結壁体54Bよりも収容空間51側にオフセットさせている。従って、この第2対向壁体54においては、第2保持部62の挟持力が連結壁体54Bの外壁面側にのみ作用することになるので、第2可動部54bを弾性域内で自在に撓ませることができる。
ここで、例えば、接続部材50にて、対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせは、第3収容室13の室内でのそれぞれの電気接続部35,45の傾きの有無を判断する上での基準方向Bdに沿って並べて配置することが望ましい(図13)。例えば、ここで示す電気配線ブロック接合体1においては、第1及び第2の対向壁体53,54によるそれぞれの電気接続部35,45の挟み込み方向と、差し込み口52からのそれぞれの電気接続部35,45の差し込み挿入方向と、に対する直交方向が、第3収容室13の室内でのそれぞれの電気接続部35,45の傾きの有無を判断する上での基準方向Bdになっている。このため、接続部材50にて、対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせは、その直交方向に沿って並べて配置している(図13)。
また、接続部材50は、その基準方向Bdに沿うそれぞれの電気接続部35,45の長さにも依るが、例えば、対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせを3組以上有することが望ましい。この例示では、その組み合わせを3組設けている。
以上示したように、本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、対となる第1押圧壁体53Aと第2押圧壁体54Aの組み合わせを接続部材が複数備えているので、それぞれの電気接続部35,45の第3収容室13の室内での位置ずれの有無に拘わらず、それぞれの電気接続部35,45の一方の壁面35a,45a同士が均等な面接触状態のまま維持される。従って、この電気配線ブロック接合体1は、バスバ30,40間の通電品質を安定させることができる。そして、本実施形態の電気接続箱JB及びワイヤハーネスWHは、その電気配線ブロック接合体1を備えているので、この電気配線ブロック接合体1が奏する効果を同様に得ることができる。
ところで、本実施形態の電気配線ブロック接合体1においては、接合対象となる2つの電気配線ブロック(この例示の第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)を組み付けた後で、それぞれの電気配線ブロックにバスバ(この例示のそれぞれのバスバ30,40)を収容し、その収容後のそれぞれのバスバに接続部材50を組み付けてもよい。本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、このような組付け形態のものであっても、先の例示と同様の効果を得ることができる。そして、本実施形態の電気接続箱JB及びワイヤハーネスWHは、この場合でも、その電気配線ブロック接合体1を備えているので、この電気配線ブロック接合体1が奏する効果を同様に得ることができる。
1 電気配線ブロック接合体
10 第1電気配線ブロック
13 第3収容室(収容室)
20 第2電気配線ブロック
30,40 バスバ
35,45 電気接続部
35a,45a 一方の壁面
35b,45b 他方の壁面
50 接続部材
51 収容空間
52 差し込み口
53 第1対向壁体
53A 第1押圧壁体
53a 第1押圧部
53b 第1可動部
54 第2対向壁体
54A 第2押圧壁体
54a 第2押圧部
54b 第2可動部
55 連結壁体
60 保持構造
61 第1保持部
62 第2保持部
Bd 基準方向
EP 電子部品
JB 電気接続箱
JBa 筐体
We 電線
WH ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 導電性のバスバと、
    電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、
    を備え、
    接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、
    前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、
    前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴とした電気配線ブロック接合体。
  2. 前記接続部材にて、対となる前記第1押圧壁体と前記第2押圧壁体の組み合わせは、前記収容室の室内でのそれぞれの前記電気接続部の傾きの有無を判断する上での基準方向に沿って並べて配置することを特徴とした請求項1に記載の電気配線ブロック接合体。
  3. 前記接続部材は、対となる前記第1押圧壁体と前記第2押圧壁体の組み合わせを3組以上有することを特徴とした請求項1又は2に記載の電気配線ブロック接合体。
  4. 電子部品と、
    導電性のバスバと、
    前記電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、
    複数の前記電気配線ブロックを収容する筐体と、
    を備え、
    接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、
    前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、
    前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴とした電気接続箱。
  5. 電子部品と、
    導電性のバスバと、
    電線と、
    前記電子部品と前記バスバと前記電線を内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続部同士を電気的に接続させる接続部材と、
    複数の前記電気配線ブロックを収容し且つ前記電線を外方に引き出す筐体と、
    を備え、
    接合対象となる2つの前記電気配線ブロックは、その内の少なくとも一方によって、それぞれの前記電気接続部と前記接続部材とが収容される収容室を形成し、
    前記収容室は、室内で前記接続部材を保持する保持構造を有し、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続部が一方の壁面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続部を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続部を各々の他方の壁面に押圧力を作用させながら一対の押圧部で挟み込む第1及び第2の対向壁体と、前記差し込み口とは逆側で前記第1及び第2の対向壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記第1対向壁体は、一方の前記押圧部としての第1押圧部と、前記第1押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第1可動部と、が設けられた第1押圧壁体を複数有し、
    前記第2対向壁体は、他方の前記押圧部としての第2押圧部と、前記第2押圧部を前記連結壁体に対して前記押圧力の作用方向及びその逆方向に相対移動させることが可能な第2可動部と、が設けられた第2押圧壁体を前記第1押圧壁体毎に有することを特徴としたワイヤハーネス。
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