JP7152250B2 - 電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、筐体と、この筐体に収容される電子部品と、を備えた電気接続箱が知られている(下記の特許文献1から5)。例えば、電気接続箱においては、電子部品が収容された電気配線ブロックを筐体に収容することによって、この筐体に電子部品が収容される。この電気接続箱においては、複数の電気配線ブロックを1つの筐体に収容することがあり、それぞれの電気配線ブロック同士を接合することによって、繋がり合う電気配線ブロックの電子部品同士を電気的に接続させる。例えば、それぞれの電気配線ブロックには、自らが収容する電子部品に対して電気的に接続された板状のバスバを設ける。この場合には、互いに繋がり合う電気配線ブロックのバスバ同士を接続部材で繋ぐことによって、それぞれの電気配線ブロックの電子部品同士を電気的に接続させる。その接続部材としては、例えば、差し込み挿入されたバスバを挟み込むクリップの如き形態のものが考えられる。例えば、下記の特許文献6には、接続対象のバスバ毎に設けた板バネ状のクリップを有する中継用バスバが開示されている。その中継用バスバは、それぞれのクリップに接続対象のバスバを差し込むことによって、接続対象のバスバ同士を電気的に接続させる。
特開2004-201448号公報 特開平9-308047号公報 特開2007-129790号公報 特開2004-166322号公報 特開2002-315156号公報 特開2011-172393号公報
ところで、複数の電気配線ブロックが接合された接合体(電気配線ブロック接合体)においては、接合対象となる2つの電気配線ブロックを組み付けた際に、それぞれの電気配線ブロックに収容されているバスバの電気接続体同士を隣接させる。そして、この電気配線ブロック接合体においては、隣接状態のそれぞれの電気接続体をクリップ状の接続部材に差し込み挿入させることによって、その接続部材でそれぞれの電気接続体を挟み込んで電気的に接続させることも考えられる。しかしながら、それぞれの電気接続体は、自らの形状如何で、また、バスバ自体の寸法公差、電気配線ブロックの寸法公差、電気配線ブロックとバスバとの間の組付け公差、接合対象となる2つの電気配線ブロックの間での組付け公差などによって、クリップで挟み込まれた際の接触形態が必ずしも所期の形態になっているとは限らない。従って、電気配線ブロック接合体においては、バスバ間の通電品質にばらつきが生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、バスバ間の通電品質を安定させることが可能な電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電気配線ブロック接合体は、導電性のバスバと、電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、を備え、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴としている。
ここで、前記電気接続体は、前記電気接続部を前記被押圧部に対して前記弾性変形部を介して片持ち状態で保持させることが望ましい。
また、前記電気接続部は、一方の平面が前記電気接続面となる平板状に形成し、前記被押圧部は、一方の平面が前記押圧壁体からの押圧力を受ける被押圧面となる平板状に形成し、前記弾性変形部は、弾性域内での屈曲が可能な弧状且つ板状に形成し、前記電気接続体は、前記電気接続部と前記被押圧部とを互いの平面に対する直交方向で間隔を空けて配置し、前記弾性変形部の周方向おける一端と他端とで前記電気接続部と前記被押圧部とを連結させた形状のものとして形成することが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、電子部品と、導電性のバスバと、前記電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、複数の前記電気配線ブロックを収容する筐体と、を備え、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品と、導電性のバスバと、電線と、前記電子部品と前記バスバと前記電線を内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、複数の前記電気配線ブロックを収容し且つ前記電線を外方に引き出す筐体と、を備え、前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴としている。
本発明に係る電気配線ブロック接合体は、それぞれの電気接続体にて電気接続部と被押圧部との間にバネ性を持たせているので、それぞれの電気接続体に接続部材を組み付けることで、それぞれの電気接続部の電気接続面同士の面接触状態を維持することができる。更に、本発明に係る電気配線ブロック接合体は、それぞれの電気接続体にて電気接続部と被押圧部との間にバネ性を持たせているので、電気接続面同士が面接触状態になっていなくても、それぞれの電気接続体に接続部材を組み付けることによって、電気接続面同士を面接触状態に補正して、その面接触状態を維持することができる。つまり、本発明に係る電気配線ブロック接合体は、それぞれの電気接続体に接続部材を組み付ける前の電気接続面同士の対向配置形態に拘わらず、その電気接続面同士を面接触状態に維持し続けることができる。従って、この電気配線ブロック接合体は、バスバ間の通電品質を安定させることができる。更に、本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスは、その電気配線ブロック接合体を備えているので、この電気配線ブロック接合体が奏する効果を同様に得ることができる。
図1は、実施形態の電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態の電気配線ブロック接合体の分解斜視図である。 図3は、第1電気配線ブロック側の分解斜視図である。 図4は、第2電気配線ブロック側の分解斜視図である。 図5は、組付け前の2つのバスバと接続部材を抜き出して示す分解斜視図である。 図6は、組付け前の対向配置状態の2つのバスバの電気接続体と接続部材を抜き出して示す分解斜視図である。 図7は、組付け後の2つのバスバの電気接続体と接続部材を抜き出して示す斜視図である。 図8は、図7のX-X線断面図である。
以下に、本発明に係る電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電気配線ブロック接合体、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図8に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態の電気配線ブロック接合体を示す。また、図1の符号JBと符号WHは、各々、その電気配線ブロック接合体1を備えた本実施形態の電気接続箱と、この電気接続箱JBを備えた本実施形態のワイヤハーネスと、を示す。
電気配線ブロック接合体1とは、電子部品EPを収容する複数の電気配線ブロック(後述する第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)が接合されたものである(図1及び図2)。また、電気接続箱JBとは、筐体JBaに複数の電気配線ブロックが電子部品EPと共に収容されたものである(図1)。その筐体JBaには、少なくとも1つの電気配線ブロック接合体1が収容される。よって、この電気接続箱JBは、電気配線ブロック接合体1とは別の電気配線ブロック接合体や電気配線ブロックが筐体JBaに収容される場合もある。電気配線ブロック接合体1は、その筐体JBaに周知のロック機構(図示略)等を介して保持される。ワイヤハーネスWHとは、その電気接続箱JBの電子部品EPに対して電気的に接続された電線(電力供給線や信号線等)Weを筐体JBaの内方から外方に引き出したものである(図1)。尚、図中の筐体JBaは、フレームの外壁のみを示した概念図であり、このフレームの2つの開口を各々のカバーで塞いでいる。
電気接続箱JBは、電線Weと共にワイヤハーネスWHとして、例えば、車両(図示略)のエンジンコンパートメント等に設置される。この電気接続箱JBにおいては、車両に搭載された接続対象物(図示略)が電子部品EPに対して電線Weを介して電気的に接続されている。例えば、この電気接続箱JBにおいては、電子部品EPに対して少なくとも2本の電線Weを電気的に接続し、この電子部品EPを介して少なくとも2つの接続対象物の間を電気的に繋ぐ。電子部品EPとは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コネクタ、端子金具などのことを指している。本実施形態では、回路基板、電子制御ユニット(いわゆるECU)等の電子機器についても、筐体JBaに収容される電子部品EPの一形態として考える。また、接続対象物とは、二次電池などの電源、電気機器(アクチュエータ等)などの負荷、センサなどのことを指している。
以下に、電気配線ブロック接合体1について具体的に説明する。
電気配線ブロック接合体1は、先に示したように、複数の電気配線ブロックが接合されたものである。電気配線ブロックとは、電子部品EPの他に導電性のバスバも収容し、その電子部品EPとバスバを内方で電気的に接続させるものである。この電気配線ブロック接合体1においては、相互間での接合対象となる2つの電気配線ブロックを接合させ、それぞれの電気配線ブロックに収容されたバスバ同士を結合させることによって、それぞれのバスバを電気的に接続させる。この電気配線ブロック接合体1は、後で詳述するが、それぞれのバスバの電気接続体を電気的に接続させる接続部材を備えている。
ここでは、2つの電気配線ブロック(第1電気配線ブロック10、第2電気配線ブロック20)を備えた電気配線ブロック接合体1について例示する(図1及び図2)。第1電気配線ブロック10(図1から図3)と第2電気配線ブロック20(図1、図2及び図4)は、各々、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。
第1電気配線ブロック10は、電子部品EPとしてリレーEP1を収容すると共に、バスバ30を収容する(図3)。この第1電気配線ブロック10には、リレーEP1を収容及び保持する第1収容室11と、バスバ30を収容及び保持する第2収容室12と、が形成されている。この第1電気配線ブロック10においては、6つのリレーEP1を収容し、それぞれのリレーEP1を1つのバスバ30を介して電気的に接続させる。よって、この例示では、第1収容室11が格子状に6つ並べて配置されており、それぞれの第1収容室11に開口部11aを介してリレーEP1が1つずつ収容される。また、それぞれの第1収容室11には、第2収容室12に収容したバスバ30の端子接続体31が各々挿入されている。従って、リレーEP1は、第1収容室11に収容した際に、バスバ30に対して端子接続体31を介して物理的且つ電気的に接続される。
ここで、バスバ30は、金属等の導電性材料で成形する。この例示のバスバ30は、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである(図3及び図5)。このバスバ30は、リレーEP1毎の6つの端子接続体31を有している。この例示の端子接続体31は、所謂雄タブ型に形成されており、リレーEP1の一方の雌型の端子接続体(図示略)に挿入され且つ嵌合される。このバスバ30は、同一平面上で略等間隔に並べられた3つの端子接続体31の組み合わせを2組有しており、それぞれの組み合わせが対向配置されている。このバスバ30は、一方の組み合わせの3つの端子接続体31を同一平面上で連結させる矩形の第1連結体32と、他方の組み合わせの3つの端子接続体31を同一平面上で連結させる矩形の第2連結体33と、を有する。このバスバ30においては、それぞれの端子接続体31を第1連結体32と第2連結体33から同一平面上で同一方向に向けて突出させ且つ延在させており、その延在方向がリレーEP1の端子接続体との挿抜方向になる。更に、このバスバ30は、第1連結体32と第2連結体33を端子接続体31側とは逆側で連結させる矩形の第3連結体34を有する。このバスバ30においては、6つの端子接続体31と第1連結体32と第2連結体33と第3連結体34とで主体部分が形成されている。
この第1電気配線ブロック10においては、リレーEP1の他方の雌型の端子接続体(図示略)に電線Weの端部が電気的に接続される。その電線Weは、端部に取り付けた例えば雄タブ型の端子金具を介してリレーEP1に物理的且つ電気的に接続されている。この電線Weは、リレーEP1毎に設けられている。
第2電気配線ブロック20は、電子部品EPとして回路保護部品EP2を収容すると共に、バスバ40を収容する(図4)。この第2電気配線ブロック20には、回路保護部品EP2を収容及び保持する第1収容室21と、バスバ40を収容及び保持する第2収容室22と、が形成されている。この第2電気配線ブロック20においては、10個の回路保護部品EP2を収容し、それぞれの回路保護部品EP2を1つのバスバ40を介して電気的に接続させる。よって、この例示では、第1収容室21が格子状に10個並べて配置されており、それぞれの第1収容室21に開口部21aを介して回路保護部品EP2が1つずつ収容される。また、それぞれの第1収容室21には、第2収容室22に収容したバスバ40の端子接続体41が各々挿入されている。従って、回路保護部品EP2は、第1収容室21に収容した際に、バスバ40に対して端子接続体41を介して物理的且つ電気的に接続される。
ここで、バスバ40は、金属等の導電性材料で成形する。この例示のバスバ40は、第1電気配線ブロック10のバスバ30と同じように、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである(図4及び図5)。このバスバ40は、回路保護部品EP2毎の10個の端子接続体41を有している。この例示の端子接続体41は、所謂音叉端子型に形成されており、回路保護部品EP2の一方の雄タブ型の端子接続体EP2a(図4)が挿入されることで、この回路保護部品EP2の端子接続体EP2aを挟み込む。このバスバ40は、同一平面上で略等間隔に並べられた5つの端子接続体41の組み合わせを2組有しており、それぞれの組み合わせが対向配置されている。このバスバ40は、一方の組み合わせの5つの端子接続体41を同一平面上で連結させる矩形の第1連結体42と、他方の組み合わせの5つの端子接続体41を同一平面上で連結させる矩形の第2連結体43と、を有する。このバスバ40においては、それぞれの端子接続体41を第1連結体42と第2連結体43から同一平面上で同一方向に向けて突出させ且つ延在させており、その延在方向が回路保護部品EP2の端子接続体EP2aとの挿抜方向になる。更に、このバスバ40は、第1連結体42と第2連結体43を端子接続体41側とは逆側で連結させる矩形の第3連結体44を有する。このバスバ40においては、10個の端子接続体41と第1連結体42と第2連結体43と第3連結体44とで主体部分が形成されている。
この第2電気配線ブロック20においては、回路保護部品EP2の他方の雄タブ型の端子接続体EP2b(図4)に電線Weの端部が電気的に接続される。その電線Weは、端部に取り付けた例えば音叉端子型の端子金具を介して回路保護部品EP2に物理的且つ電気的に接続されている。この電線Weは、回路保護部品EP2毎に設けられている。
ここで示した第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20は、第1収容室11の開口部11a(リレーEP1の挿入口)と第1収容室21の開口部21a(回路保護部品EP2の挿入口)とが同じ向きに口を開けるように接合する。先に示したように、この電気配線ブロック接合体1においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20を接合させ、それぞれのバスバ30,40同士を結合させることによって、それぞれのバスバ30,40を電気的に接続させる。ここで、後述する接続部材50を用いて電気的に接続される2つのバスバ(この例示のそれぞれのバスバ30,40)は、接合対象となる2つの電気配線ブロック(この例示の第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)を組み付けることによって互いに隣り合い、かつ、接続部材50によって接触状態で挟み込まれる電気接続体35,45を各々有している(図5から図8)。ここでは、そのそれぞれの電気接続体35,45を結合させることによって、それぞれのバスバ30,40を電気的に接続させる。
バスバ30においては、主体部分(6つの端子接続体31と第1連結体32と第2連結体33と第3連結体34)から突出させた状態で電気接続体35を設ける(図3及び図5)。このバスバ30においては、第1連結体32の端部(一辺)から電気接続体35を突出させる。ここでは、第1連結体32において、3つの端子接続体31の配列方向における一方の端部に電気接続体35を設けている。第1電気配線ブロック10においては、このバスバ30の主体部分を第2収容室12に収容させ、かつ、このバスバ30の電気接続体35を外方に突出させる。
電気接続体35は、相手方の電気接続体45に接触させる電気接続部35aと、接続部材50に挟み込まれているときに、この接続部材50からの押圧力が作用している被押圧部35bと、を有する(図3及び図5から図8)。電気接続部35aは、電気接続体45に接触させる電気接続面35aを有している(図3、図5及び図8)。その電気接続面35aは、平面状に形成することが望ましい。この例示では、電気接続面35aを平面状に形成している。また、被押圧部35bは、接続部材50からの押圧力を受ける被押圧面35bを有している(図8)。
また、バスバ40においては、主体部分(10個の端子接続体41と第1連結体42と第2連結体43と第3連結体44)から突出させた状態で電気接続体45を設ける(図4及び図5)。このバスバ40においては、第1連結体42の端部(一辺)から電気接続体45を突出させる。ここでは、第1連結体42において、5つの端子接続体41の配列方向における一方の端部に電気接続体45を設けている。第2電気配線ブロック20においては、このバスバ40の主体部分を第2収容室22に収容させ、かつ、このバスバ40の電気接続体45を外方に突出させる。
電気接続体45は、相手方の電気接続体35に接触させる電気接続部45aと、接続部材50に挟み込まれているときに、この接続部材50からの押圧力が作用している被押圧部45bと、を有する(図4から図8)。電気接続部45aは、電気接続体35に接触させる電気接続面45aを有している(図8)。その電気接続面45aは、平面状に形成することが望ましい。この例示では、電気接続面45aを平面状に形成している。また、被押圧部45bは、接続部材50からの押圧力を受ける被押圧面45bを有している(図4から図8)。
それぞれのバスバ30,40においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20を組み付けることによって、電気接続面35a,45a同士が対向配置される。そして、それぞれのバスバ30,40においては、それぞれの電気接続体35,45が下記の接続部材50で被押圧面35b,45b側から挟み込まれることによって、電気接続面35a,45a同士の接触状態が保たれて、互いの電気接続状態が維持される。
この電気配線ブロック接合体1は、それぞれの電気接続体35,45を電気的に接続させる接続部材50を備えている(図2及び図5から図8)。その接続部材50は、それぞれの電気接続体35,45を結合させると共に、その結合状態を保つための部材である。この接続部材50は、それぞれの電気接続体35,45を結合させたまま保持することによって、これらを電気的に接続させる。
接続部材50は、電気接続面35a,45a同士を対向配置させているそれぞれの電気接続体35,45が差し込み挿入されていくことによって、その電気接続面35a,45a同士が互いに重ね合わされた状態でそれぞれの電気接続体35,45を結合し、かつ、それぞれの電気接続体35,45を結合状態のまま保持する。
そこで、この接続部材50は、それぞれの電気接続体35,45が電気接続面35a,45a同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間51と、それぞれの電気接続体35,45を収容空間51に差し込み挿入可能な差し込み口52と、を有している(図2、図5、図6及び図8)。また、この接続部材50は、互いに対向配置させ、収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続体35,45を被押圧部35b,45bに押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体53を有している(図2、図5、図6及び図8)。更に、この接続部材50は、差し込み口52とは逆側でそれぞれの押圧壁体53を連結させる連結壁体54を有している(図2及び図5から図8)。この接続部材50においては、その2つの押圧壁体53と連結壁体54とで囲まれた空間が収容空間51になる。また、この接続部材50においては、2つの押圧壁体53における連結壁体54側とは逆側の端部間が差し込み口52になる。
この電気配線ブロック接合体1においては、接合対象となる第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20の内の少なくとも一方に、それぞれの電気接続体35,45と接続部材50とを収容する収容室を設ける。ここでは、その収容室としての第3収容室13を第1電気配線ブロック10に設けている(図1から図3)。第1電気配線ブロック10においては、第2収容室12にバスバ30が収容された際に、電気接続体35が第3収容室13に収容される。また、その第3収容室13には、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とが接合された際に、バスバ40の電気接続体45が収容される。ここで、第3収容室13は、第1収容室11の開口部11aと同じ向きに口を開けた開口部13aを有する。
接続部材50は、その開口部13aから第3収容室13に挿入していくことによって、差し込み口52からそれぞれの電気接続体35,45が差し込み挿入されていく。この接続部材50においては、その第3収容室13への挿入と差し込み挿入の進行と共に、電気接続面35a,45a同士が互いに重ね合わされたまま、それぞれの電気接続体35,45が差し込み口52とは逆側の連結壁体54に向けて収容空間51の中を移動する。この接続部材50においては、それぞれの電気接続体35,45が所定位置まで収容空間51の中を移動することによって、それぞれの電気接続体35,45の収容空間51への収容が完了する。2つの押圧壁体53は、その収容空間51に収容されたそれぞれの電気接続体35,45の被押圧面35b,45bに押圧力を作用させながら挟み込む。
例えば、この接続部材50は、金属等の導電性材料で成形する。この例示の接続部材50は、銅板等の金属板を母材にしてプレス成形された板状のものである。この例示の接続部材50は、2つの押圧壁体53と連結壁体54とを各々矩形の片体状に形成している。押圧壁体53は、差し込み口52側を収容空間51側にオフセットさせた矩形の押圧部53aを有する(図2及び図5から図7)。その押圧部53aは、電気接続体35(45)の被押圧面35b(45b)に押圧力を作用させる。
この接続部材50は、連結壁体54側を支点にしてそれぞれの押圧壁体53を撓ませることができ、それぞれの押圧壁体53の対向配置された内壁面の間隔を変えることができる。そして、この接続部材50においては、その撓みを弾性域内で発生させることによって、それぞれの押圧壁体53の間にバネ力を発生させることができる。この接続部材50は、収容空間51にそれぞれの電気接続体35,45が収容される前に、それぞれの押圧部53aの対向配置された内壁面の間隔が、電気接続体35における電気接続面35aと被押圧面35bとの間隔及び電気接続体45における電気接続面45aと被押圧面45bとの間隔の合計値よりも狭くなるように形成する。これにより、この接続部材50においては、差し込み口52からそれぞれの電気接続体35,45が収容空間51に差し込み挿入されていった際に、それぞれの電気接続体35,45の被押圧面35b,45bによって、それぞれの押圧部53aが内壁面側から押し広げられ、それぞれの押圧壁体53に弾性域内での撓みが発生する。これにより、それぞれの押圧部53aは、それぞれの電気接続体35,45の被押圧面35b,45bに押圧力を作用させることができ、それぞれの電気接続体35,45の電気接続面35a,45a同士を重ね合わせた状態のまま挟持することができる。よって、この接続部材50は、それぞれのバスバ30,40を結合させ、互いの電気的な接続状態を保持することができる。
ここで、第1及び第2の電気配線ブロック10,20やバスバ30,40は、それぞれが自らの公差の範囲内での部品ばらつきを持って成形されている。また、第1電気配線ブロック10とバスバ30との間においては、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。これと同様に、第2電気配線ブロック20とバスバ40との間においては、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。また、この電気配線ブロック接合体1においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20との間においても、組付け公差の範囲内での組付けばらつきが生じる。
そこで、本実施形態の電気配線ブロック接合体1においては、それぞれの電気接続体35,45が接続部材50で挟み込まれているときに、そのような部品ばらつきや組付けばらつきの有無や大きさに拘わらず、電気接続面35a,45a同士を所期の形態で重ね合わせることができるように構成する。ここでは、それぞれの電気接続体35,45が接続部材50で挟み込まれているときに、そのような部品ばらつきや組付けばらつきに伴う電気接続面35aと電気接続面45aとの間の位置ずれを補正して、電気接続面35a,45a同士を所期の形態で重ね合わせることができるように、それぞれの電気接続体35,45を次のように形成する。
電気接続体35においては、電気接続部35aと被押圧部35bとを互いに間隔を空けて配置し(図6から図8)、この電気接続部35aと被押圧部35bとの間にバネ性を持たせる。この電気接続体35は、自らの弾性変形と共に電気接続部35aと被押圧部35bとの間を電気接続面35aに対する交差方向に相対移動させる弾性変形部35cを有している(図3及び図5から図8)。
具体的に、この例示の電気接続体35では、電気接続部35aと被押圧部35bとを互いに間隔を空けて対向配置させ、その対向配置方向における一端側に電気接続面35aを設け、その対向配置方向における他端側に被押圧面35bを設ける。そして、この電気接続体35においては、電気接続部35aを被押圧部35bに対して弾性変形部35cを介して片持ち状態で保持させる。この電気接続体35は、弾性変形部35c側(つまり、電気接続部35aの固定端側)が開口部13a側に配置され、かつ、電気接続部35aの自由端側が開口部13a側とは逆側に配置されるように、第3収容室13に収容される。
例えば、電気接続部35aは、一方の平面が電気接続面35aとなる平板状に形成する。また、被押圧部35bは、一方の平面が押圧壁体53からの押圧力を受ける被押圧面35bとなる平板状に形成する。また、弾性変形部35cは、弾性域内での屈曲が可能な弧状且つ板状に形成する。この電気接続体35は、電気接続部35aと被押圧部35bとを互いの平面に対する直交方向で間隔を空けて配置し、弾性変形部35cの周方向おける一端と他端とで電気接続部35aと被押圧部35bとを連結させた形状のものとして形成する。つまり、この電気接続体35においては、金属板を折り曲げ加工することで得られる対向配置状態の2つの平板部を各々電気接続部35aと被押圧部35bとして利用し、かつ、その折り曲げに伴い得られる弧状の屈曲部を弾性変形部35cとして利用する。
この電気接続体35は、例えば、金属板をU字状に折り曲げて形成する。よって、その母材となる金属板には、折り曲げに伴い得られる弾性変形部35cが弾性変形し得るものとなるような板厚のものを用いる。ここでは、電気接続部35aと被押圧部35bとを矩形の平板状に形成し、それぞれの平面に対する直交方向で間隔を空けて他方の平面同士を対向配置させている。
電気接続体45においては、電気接続部45aと被押圧部45bとを互いに間隔を空けて配置し(図6から図8)、この電気接続部45aと被押圧部45bとの間にバネ性を持たせる。この電気接続体45は、自らの弾性変形と共に電気接続部45aと被押圧部45bとの間を電気接続面45aに対する交差方向に相対移動させる弾性変形部45cを有している(図3及び図5から図8)。
具体的に、この例示の電気接続体45では、電気接続部45aと被押圧部45bとを互いに間隔を空けて対向配置させ、その対向配置方向における一端側に電気接続面45aを設け、その対向配置方向における他端側に被押圧面45bを設ける。そして、この電気接続体45においては、電気接続部45aを被押圧部45bに対して弾性変形部45cを介して片持ち状態で保持させる。この電気接続体45は、弾性変形部45c側(つまり、電気接続部45aの固定端側)が開口部13a側に配置され、かつ、電気接続部45aの自由端側が開口部13a側とは逆側に配置されるように、第3収容室13に収容される。
例えば、電気接続部45aは、一方の平面が電気接続面45aとなる平板状に形成する。また、被押圧部45bは、一方の平面が押圧壁体53からの押圧力を受ける被押圧面45bとなる平板状に形成する。また、弾性変形部45cは、弾性域内での屈曲が可能な弧状且つ板状に形成する。この電気接続体45は、電気接続部45aと被押圧部45bとを互いの平面に対する直交方向で間隔を空けて配置し、弾性変形部45cの周方向おける一端と他端とで電気接続部45aと被押圧部45bとを連結させた形状のものとして形成する。つまり、この電気接続体45においては、金属板を折り曲げ加工することで得られる対向配置状態の2つの平板部を各々電気接続部45aと被押圧部45bとして利用し、かつ、その折り曲げに伴い得られる弧状の屈曲部を弾性変形部45cとして利用する。
この電気接続体45は、例えば、金属板をU字状に折り曲げて形成する。よって、その母材となる金属板には、折り曲げに伴い得られる弾性変形部45cが弾性変形し得るものとなるような板厚のものを用いる。ここでは、電気接続部45aと被押圧部45bとを矩形の平板状に形成し、それぞれの平面に対する直交方向で間隔を空けて他方の平面同士を対向配置させている。
この電気配線ブロック接合体1においては、第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20とが組み付けられていくことで、それぞれの電気接続体35,45の電気接続面35a,45a同士が対向配置される。その際、電気接続面35a,45a同士は、先に示した部品ばらつきや組付けばらつきによって、例えば、所望の面接触状態の対向配置形態になっている場合もあれば、非接触状態の対向配置形態になっている場合もあれば、互いに傾きを持って点接触状態又は線接触状態又は非接触状態の対向配置形態になっている場合もある。
しかしながら、この電気配線ブロック接合体1においては、それぞれの電気接続体35,45が差し込み口52から差し込み挿入されるように接続部材50を組み付けていくことによって、電気接続面35a,45a同士が面接触状態の対向配置形態の場合、それぞれの押圧壁体53から被押圧部35b,45bへの押圧力によって、電気接続面35a,45a同士の面接触状態を保つことができる。更に、この場合には、その押圧力が過大になったり、その押圧力の印加方向に多少のずれが生じたとしても、過大な押圧力の余剰分を弾性変形部35c,45cで吸収したり、押圧力の印加方向のずれを弾性変形部35c,45cで吸収したりすることができるので、電気接続面35a,45a同士の面接触状態を保つことができる。
また、電気接続面35a,45a同士が点接触状態又は線接触状態又は非接触状態の対向配置形態になっている場合には、それぞれの電気接続体35,45に接続部材50を組み付けていくことによって、これらの状態が弾性変形部35c,45cの弾性変形によって面接触状態に補正されていく。
このように、本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、それぞれの電気接続体35,45にて電気接続部35a,45aと被押圧部35b,45bとの間にバネ性を持たせているので、それぞれの電気接続体35,45に接続部材50を組み付けることで、それぞれの電気接続部35a,45aの接触状態を維持することができる。この例示では、それぞれの電気接続部35a,45aが電気接続面35a,45a同士を互いに重ね合わせるものとして形成されているので、その電気接続面35a,45a同士の面接触状態を維持することができる。更に、本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、それぞれの電気接続体35,45にて電気接続部35a,45aと被押圧部35b,45bとの間にバネ性を持たせているので、電気接続面35a,45a同士が面接触状態になっていなくても、それぞれの電気接続体35,45に接続部材50を組み付けることによって、電気接続面35a,45a同士を面接触状態に補正して、その面接触状態を維持することができる。つまり、本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、それぞれの電気接続体35,45に接続部材50を組み付ける前の電気接続面35a,45a同士の対向配置形態に拘わらず、その電気接続面35a,45a同士を面接触状態に維持し続けることができる。従って、この電気配線ブロック接合体1は、バスバ30,40間の通電品質を安定させることができる。そして、本実施形態の電気接続箱JB及びワイヤハーネスWHは、その電気配線ブロック接合体1を備えているので、この電気配線ブロック接合体1が奏する効果を同様に得ることができる。
ところで、本実施形態の電気配線ブロック接合体1においては、接合対象となる2つの電気配線ブロック(この例示の第1電気配線ブロック10と第2電気配線ブロック20)を組み付けた後で、それぞれの電気配線ブロックにバスバ(この例示のそれぞれのバスバ30,40)を収容し、その収容後のそれぞれのバスバに接続部材50を組み付けてもよい。本実施形態の電気配線ブロック接合体1は、このような組付け形態のものであっても、先の例示と同様の効果を得ることができる。そして、本実施形態の電気接続箱JB及びワイヤハーネスWHは、この場合でも、その電気配線ブロック接合体1を備えているので、この電気配線ブロック接合体1が奏する効果を同様に得ることができる。
1 電気配線ブロック接合体
10 第1電気配線ブロック
20 第2電気配線ブロック
30,40 バスバ
35,45 電気接続体
35a,45a 電気接続部
35a,45a 電気接続面
35b,45b 被押圧部
35b,45b 被押圧面
35c,45c 弾性変形部
50 接続部材
51 収容空間
52 差し込み口
53 押圧壁体
54 連結壁体
EP 電子部品
JB 電気接続箱
JBa 筐体
We 電線
WH ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 導電性のバスバと、
    電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴とした電気配線ブロック接合体。
  2. 前記電気接続体は、前記電気接続部を前記被押圧部に対して前記弾性変形部を介して片持ち状態で保持させることを特徴とした請求項1に記載の電気配線ブロック接合体。
  3. 前記電気接続部は、一方の平面が前記電気接続面となる平板状に形成し、
    前記被押圧部は、一方の平面が前記押圧壁体からの押圧力を受ける被押圧面となる平板状に形成し、
    前記弾性変形部は、弾性域内での屈曲が可能な弧状且つ板状に形成し、
    前記電気接続体は、前記電気接続部と前記被押圧部とを互いの平面に対する直交方向で間隔を空けて配置し、前記弾性変形部の周方向おける一端と他端とで前記電気接続部と前記被押圧部とを連結させた形状のものとして形成することを特徴とした請求項1又は2に記載の電気配線ブロック接合体。
  4. 電子部品と、
    導電性のバスバと、
    前記電子部品と前記バスバを内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、
    複数の前記電気配線ブロックを収容する筐体と、
    を備え、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴とした電気接続箱。
  5. 電子部品と、
    導電性のバスバと、
    電線と、
    前記電子部品と前記バスバと前記電線を内方で電気的に接続させる複数の電気配線ブロックと、
    相互間での接合対象となる2つの前記電気配線ブロックに収容されたそれぞれの前記バスバの電気接続体同士を電気的に接続させる接続部材と、
    複数の前記電気配線ブロックを収容し且つ前記電線を外方に引き出す筐体と、
    を備え、
    前記接続部材は、それぞれの前記電気接続体が電気接続面同士を互いに重ね合わせて収容される収容空間と、それぞれの前記電気接続体を前記収容空間に差し込み挿入可能な差し込み口と、互いに対向配置させ、前記収容空間に収容されたそれぞれの前記電気接続体を被押圧部に押圧力を作用させながら挟み込む2つの押圧壁体と、前記差し込み口とは逆側でそれぞれの前記押圧壁体を連結させる連結壁体と、を有し、
    前記電気接続体は、前記電気接続面を有する電気接続部と、前記電気接続部に対して間隔を空けて配置した前記被押圧部と、自らの弾性変形と共に前記電気接続部と前記被押圧部との間を前記電気接続面に対する交差方向に相対移動させる弾性変形部と、を有することを特徴としたワイヤハーネス。
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