JP2010118150A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】係止部の破損を防止でき、スペーサを所定位置で確実に係止できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、コネクタハウジング3とスペーサ4とを備えている。スペーサ4は、仮係止位置と本係止位置とに亘って移動自在にコネクタハウジング3に取り付けられる。スペーサ4には、スペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿って延びた、両持ちアーム状に形成されたアーム本体51が設けられている。また、アーム本体51の長手方向中央には、スペーサ4がコネクタハウジング3に取り付けられて仮係止位置に位置付けられるとコネクタハウジング3のスペーサ係止面に係止する仮係止突起52が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】コネクタ1は、コネクタハウジング3とスペーサ4とを備えている。スペーサ4は、仮係止位置と本係止位置とに亘って移動自在にコネクタハウジング3に取り付けられる。スペーサ4には、スペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿って延びた、両持ちアーム状に形成されたアーム本体51が設けられている。また、アーム本体51の長手方向中央には、スペーサ4がコネクタハウジング3に取り付けられて仮係止位置に位置付けられるとコネクタハウジング3のスペーサ係止面に係止する仮係止突起52が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電線等の接続に使用されるコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。この自動車は、前記電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、これら電線の端末に取り付けられたコネクタ(例えば、特許文献1参照)とを備えている。
特許文献1に記載されたコネクタは、端子金具と、コネクタハウジングと、スペーサとを備えている。端子金具は、所謂雌型の端子金具であり、導電性の板金に打ち抜き加工と折り曲げ加工が施されて得られる。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂等で構成され、箱状に形成されている。コネクタハウジングは、端子金具を収容する端子収容室と、スペーサを収容するスペーサ収容室とを備えている。
端子収容室は、複数設けられ、互いに並設されている。端子収容室は、それぞれ、直線状に延びており、長手方向の両端がコネクタハウジングの端面に開口している。端子収容室には、端子収容室の長手方向に沿って端子金具が挿入される。
スペーサ収容室は、コネクタハウジングの複数の外面のうち前述した端面と直交する一つの外面から凹に形成され、それぞれの端子収容室の長手方向中央を横切っている。スペーサ収容室の内面には、スペーサを係止する第1係止突部と第2係止突部とが突出している。スペーサ収容室には、端子金具の挿入方向に直交する方向に沿って、スペーサが挿入される。
スペーサは、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。スペーサは、箱状のスペーサ本体と、仮係止突起と、係止アームとを備えている。スペーサ本体には、端子金具を通す窓孔が設けられている。窓孔は、複数の端子収容室それぞれに対応して複数設けられ、互いに並設されている。窓孔は、それぞれ、矩形孔状に形成されてスペーサ本体を貫通し、その両端がスペーサ本体の端面に開口している。窓孔のスペーサの取付方向後方側の内面には、端子金具に係止する抜け防止突部が突出している。
仮係止突起は、スペーサ本体の前述した端面のうちの一方の端面からスペーサの外側に向かって突出している。係止アームは、スペーサ本体の他方の端面側に設けられている。係止アームは、両端がスペーサ本体に連なりかつスペーサの取付方向に沿って延びたアーム本体と、アーム本体からスペーサの外側に向かって突出したスペーサ係止突起とを備えている。
前述したスペーサをスペーサ収容室に挿入していくと、仮係止突起がコネクタハウジングの第1係止突部を乗り越えてこの第1係止突部に係止して、スペーサがコネクタハウジングに取り付けられる。また、このとき、係止アームのスペーサ係止突起が第2係止突部のスペーサの取付方向後方側の一方の端面に係止して、スペーサは仮係止位置に位置付けられる。
スペーサが仮係止位置に位置付けられると、スペーサの窓孔と端子収容室とが互いに連通して、端子収容室に端子金具を挿入可能になる。このように、仮係止位置に位置付けられたスペーサは、端子金具がコネクタハウジング内から抜け出ること(端子金具をコネクタハウジング内に挿入すること)を許容する。
また、仮係止位置に位置付けられたスペーサをさらにスペーサ収容室に挿入していくと、係止アームのアーム本体が弾性変形して、スペーサ係止突起が第2係止突部を乗り越えてこの第2係止突部のスペーサの取付方向前方側の他方の端面に係止して、スペーサは本係止位置に位置付けられる。
スペーサが本係止位置に位置付けられると、抜け防止突部が端子収容室内に突出して端子金具に係止する。このように、本係止位置に位置付けられたスペーサは、端子金具がコネクタハウジング内から抜け出ること(端子金具をコネクタハウジング内に挿入すること)を防止する。
前述した特許文献1に記載されたコネクタにおいては、第1係止突部と第2係止突部とがスペーサ収容部の内面から突出しており、コネクタハウジングの外面に露出しない。このため、これら係止突部がコネクタハウジングにスペーサを取り付ける前のワイヤハーネスの輸送中等に周辺の物品とぶつかる等して破損することを防止できる。
特開平5−144499号公報
近年、コネクタの小型化の要望が高く、これに伴ってスペーサの小型化が検討されている。しかしながら、前述した特許文献1に記載されたコネクタのスペーサにおいては、係止アームのアーム本体がスペーサの取付方向に沿って延びている。このため、スペーサを小型化してアーム本体の幅が狭くなると、スペーサ係止突起の幅も狭くなり、スペーサ係止突起が肉薄になってしまう。そして、スペーサ係止突起がスペーサを取り付ける際等に破損しやすくなり、スペーサを仮係止位置や本係止位置で確実に係止できなくなる虞があった。
また、係止アームのアーム本体が、スペーサの取付方向に沿って延び、スペーサが本係止位置に位置付けられる際にスペーサの取付方向に対して湾曲するように弾性変形する。このため、アーム本体が中立状態に復帰するときにスペーサ係止突起が第2係止突部と当接しないように、スペーサ係止突起と第2係止突部との間にクリアランス(隙間)が必要になる。しかし、このクリアランスによって、スペーサとコネクタハウジングとの間にがたつきが生じてしまうといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、係止部の破損を防止でき、スペーサを所定位置で確実に係止できるコネクタを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、端子金具を収容するコネクタハウジングと、前記端子金具が前記コネクタハウジング内から抜け出ることを許容する仮係止位置と前記端子金具が前記コネクタハウジングから抜け出ることを規制する本係止位置とに亘って移動自在に前記コネクタハウジングに取り付けられたスペーサと、を備えたコネクタにおいて、前記コネクタハウジングと前記スペーサとのうちの一方に設けられ、スペーサの取付方向に交差する方向に沿って延びたアーム本体と、前記アーム本体に設けられ、前記スペーサが前記コネクタハウジングに取り付けられると他方に係止する係止部と、を備えたことを特徴としたコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたコネクタにおいて、前記アーム本体が、長手方向の両端が前記一方に連なった両持ちアーム状に形成されたことを特徴としたコネクタである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載されたコネクタにおいて、前記係止部が、前記アーム本体の長手方向中央に設けられたことを特徴としたコネクタである。
請求項4に記載された発明は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載されたコネクタにおいて、前記コネクタハウジングと前記スペーサとのうちの一方から他方に向かって突出して設けられ、前記スペーサが前記コネクタハウジングに取り付けられると前記他方に係止する係止突起と、前記他方に前記スペーサの取付方向に沿って延びて設けられ、前記他方に係止する前の前記係止突起を内側に位置付ける凹溝と、を備えたことを特徴としたコネクタである。
なお、請求項4に記載の「コネクタハウジングとスペーサとのうちの一方」は、請求項1及び請求項2に記載の「コネクタハウジングとスペーサとのうちの一方」と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
請求項1に記載された発明によれば、アーム本体がスペーサの取付方向に交差する方向に沿って延びている。このため、アーム本体の幅を狭くしても係止部の前記交差する方向の幅を広くすることができ、スペーサを取り付ける際に幅広の係止部全体に力が作用する。したがって、係止部の破損を防止でき、スペーサを所定位置で確実に係止できる。また、スペーサの取付方向に交差する方向に沿って延びたアーム本体が弾性変形して係止部がコネクタハウジング(またはスペーサ)に係止する。このため、係止部と、コネクタハウジング(またはスペーサ)の当該係止部を係止する部分との間にクリアランスが必要なくなる。したがって、コネクタハウジングと所定位置に位置付けられたスペーサとの間のがたつきを防止できる。
請求項2に記載された発明によれば、アーム本体が、長手方向の両端がコネクタハウジング(またはスペーサ)に連なった両持ちアーム状に形成されている。このため、アーム本体が破損しにくくなり、また、アーム本体の弾性復元力が大きくなる。したがって、係止部がコネクタハウジング(またはスペーサ)に確実に係止でき、スペーサを所定位置で確実に係止できる。
請求項3に記載された発明によれば、係止部がアーム本体の長手方向中央に設けられている。このため、スペーサを取り付ける際にアーム本体の両端に力が均等に分散して作用する。したがって、アーム本体の破損を防止でき、スペーサを所定位置で確実に係止できる。
請求項4に記載された発明によれば、スペーサ(またはコネクタハウジング)に係止する前の係止突起を内側に位置付ける凹溝を備えている。このため、係止突起は、スペーサ(またはコネクタハウジング)の当該係止突起を係止する部分に係止するまでの間、スペーサ(またはコネクタハウジング)の前記部分以外の他の部分と無駄に当接することがない。したがって、スペーサをより低挿入力でスムーズに取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタを図1ないし図19を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるコネクタ1は、自動車等に配索されるワイヤハーネスを構成する。ワイヤハーネスは、図7等に示す複数の電線7と、図1等に示すコネクタ1とを備えている。電線7は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。
コネクタ1は、図1に示すように、端子金具2(図17等)と、コネクタハウジング3と、スペーサ4とを備えている。端子金具2は、所謂雌型端子金具であり、導電性の板金に打ち抜き加工と折り曲げ加工が施されて得られる。端子金具2は、図17に示すように、電線接続部21と電気接触部22とを一体に備えている。電線接続部21は、帯状の底板部と、底板部の幅方向両端に連なる加締め片とを備えている。底板部上に芯線が露出された電線7の端部が載置され、加締め片がこの電線7の端部を加締めることによって、電線接続部21は電線7の芯線と電気的かつ機械的に接続する。
電気接触部22は、四角筒状に形成され、底板部に連なっている。電気接触部22内には、図示しない相手方のコネクタの雄型端子金具が挿入される。電気接触部22内には、電気接触部22の一つの内面との間に雄型端子金具を挟持する弾性片が設けられている。前記一つの内面と弾性片との間に雄型端子金具を挟持して、電気接触部22は雄型端子金具と電気的かつ機械的に接続する。
コネクタハウジング3は、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。コネクタハウジング3は、図1に示すように、箱状のハウジング本体30と、ロックアーム31とを備えている。ハウジング本体30は、端子金具2を収容する端子収容室32と、スペーサ4を収容するスペーサ収容室33とを備えている。
端子収容室32は、図1に示すように、複数設けられ、互いに並設されている。端子収容室32は、直線状に延びており、長手方向の両端がハウジング本体30の端面30aに開口している。複数の端子収容室32は、互いに平行に設けられている。複数の端子収容室32内には、それぞれ、端子収容部32の長手方向に沿って端子金具2が挿入される。端子金具2が挿入される方向を、矢印X(図1等)で示し、端子金具の挿入方向Xと呼ぶ。
また、複数の端子収容室32は、コネクタハウジング3の幅方向に沿って並んで端子収容室列32a、32bを構成している。この端子収容室列32a、32bは、コネクタハウジング3の高さ方向に沿って2列設けられている。2列の端子収容室列32a、32bのうち、図1中上方の端子収容室列32aを第1端子収容室列32a、図1中下方の端子収容室列32bを第2端子収容室列32bとする。
また、それぞれの端子収容室32には、図17等に示すように、係止ランス34が設けられている。係止ランス34は、端子収容室32の内面に連なり、この内面から端子収容室32の内側に向かって延びている。係止ランス34は、端子金具2の電気接触部22の外面から凹に設けられた段部22aに係止して、端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内から抜け出ることを防止する。
スペーサ収容室33は、図8等に示すように、ハウジング本体30のスペーサ4と相対する外面(以下、底面という)30bから凹に形成されている。スペーサ収容室33の平面形状は、矩形状に形成され、スペーサ4の後述するスペーサ本体40の上面40bと略等しい。スペーサ収容室33は、それぞれの端子収容室32の長手方向中央を横切っている。スペーサ収容室33は、スペーサ4を収容可能な大きさ及び形状に形成されている。
前述したスペーサ収容室33にスペーサ4が収容されて、コネクタハウジング3にスペーサ4が取り付けられる。コネクタハウジング3にスペーサ4が取り付けられる(及び取り外される)際にコネクタハウジング3とスペーサ4とが相対的に接離する(近づいたり離れたりする)方向を、矢印Y(図1等)で示し、スペーサの取付方向Yと呼ぶ。スペーサの取付方向Yは、前述した端子金具の挿入方向Xに直交する。
コネクタハウジング3にスペーサ4が取り付けられると、スペーサ収容室33の端子金具の挿入方向Xに沿って平坦かつスペーサの取付方向Yに沿って平坦な一対の内面33a(図8等)のそれぞれが、スペーサ4の後述するスペーサ本体40の一対の側面40d(図8等)のそれぞれと僅かな間隔をあけて相対する。
ロックアーム31は、ハウジング本体30のスペーサ収容室33の開口する底面30bと平行な外面(上面)に連なり、相手方のコネクタから離れる方向に延びている。ロックアーム31は、コネクタ1と相手方のコネクタとが嵌合すると、相手方のコネクタのロック突起と係合する。
さらに、コネクタハウジング3には、図8等に示すように、スライド溝35と、スペーサ係止面36と、係止突起としてのスペーサ係止突起37とが設けられている。スライド溝35とスペーサ係止面36とスペーサ係止突起37とは、前述したスペーサ収容室33の内面33aに設けられて、コネクタハウジング3の内面に設けられている。
スライド溝35は、内面33aのそれぞれに設けられて、一対設けられている。スライド溝35は、図14に示すように、内面33aから凹に形成され、スペーサの取付方向Yに沿って直線状に延びている。スライド溝35のスペーサ4寄りの一端は、内面33aのスペーサ4と相対する外縁よりもコネクタハウジング3の内側に位置している。スライド溝35は、内側にスペーサ4の後述する仮係止突起52を位置付けてスペーサ4をスライド溝35の長手方向に沿ってスライド自在にし、スペーサ4を後述する仮係止位置と本係止位置とに亘って案内する。
スペーサ係止面36は、内面33aのそれぞれに設けられて、一対設けられている。スペーサ係止面36は、前述したスライド溝35のスペーサ4寄りの一端面である。スペーサ係止面36は、図14に示すように、内面33aに直交し、かつスペーサの取付方向Yに直交する方向に沿って平坦に形成されている。スペーサ係止面36は、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられるとスペーサ4の後述する仮係止突起52の直交面52bと重なり合って、コネクタハウジング3にスペーサ4を係止する。
スペーサ係止突起37は、内面33aのそれぞれに設けられて、一対設けられている。スペーサ係止突起37は、図14に示すように、スペーサ係止面36と、内面33aのスペーサ4と相対する外縁との間に設けられている。スペーサ係止突起37は、内面33aからコネクタハウジング3の内側に向かって突出して設けられ、スペーサ収容室33内に収容されるスペーサ4に向かって突出して設けられている。スペーサ係止突起37は、内面33aから突出しており、コネクタハウジング3の外面に露出しない。このため、スペーサ係止突起37がコネクタハウジング3にスペーサ4を取り付ける前のワイヤハーネスの輸送中等に周辺の物品とぶつかる等して破損することを防止できる。
また、スペーサ係止突起37には、2つのテーパ面37a、37bが設けられている。テーパ面37aは、スペーサ係止突起37のスペーサ4と相対する側に形成され、スペーサ4に近づくにしたがって徐々に内面33aに近づく方向にスペーサの取付方向Yに対して傾斜している。テーパ面37aは、図14に示すように、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられるとスペーサ4の後述する仮係止斜面57と重なり合って、スペーサ4を仮係止位置に係止する。
テーパ面37bは、スペーサ係止突起37のスペーサ4から離れた側に形成され、スペーサ4から離れるにしたがって徐々に内面33aに近づく方向にスペーサの取付方向Yに対して傾斜している。テーパ面37bは、図16に示すように、スペーサ4が本係止位置に位置付けられるとスペーサ4の後述する本係止斜面58と重なり合って、スペーサ4を本係止位置に係止する。
スペーサ4は、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。スペーサ4は、図1に示すように、箱状のスペーサ本体40を備えている。スペーサ本体40は、窓孔41と、抜け防止突部42と、空隙部43とを備えている。
窓孔41は、複数設けられ、互いに並設されている。窓孔41は、直線状に延びており、長手方向の両端がスペーサ本体40の端面40aに開口している。複数の窓孔41は、互いに平行に設けられている。窓孔41の長手方向は、スペーサの取付方向Yに直交し、かつ端子金具の挿入方向Xに平行である。窓孔41は、第2端子収容室列32bを構成する端子収容室32と同数設けられ、これら端子収容室32間の間隔と等しい間隔をあけて並んでいる。窓孔41は、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられると第2端子収容室列32bの端子収容室32と連通して、内側に端子金具2を通す。
抜け防止突部42は、スペーサ本体40のコネクタハウジング3と相対する外面(以下、上面という)40bと、それぞれの窓孔41のコネクタハウジング3から離れた内面と、の双方に設けられ、上面40b及び前記内面から突出している。スペーサ本体40の上面40bの抜け防止突部42は、第1端子収容室列32aを構成する端子収容室32と同数設けられ、上面40bの長手方向に沿ってこれら端子収容室32間の間隔と等しい間隔をあけて並んでおり、これら端子収容室32に対応している。窓孔41の前記内面に設けられた抜け防止突部42は、第2端子収容室列32bを構成する端子収容室32のそれぞれに対応している。
前述した抜け防止突部42は、図19に示すように、スペーサ4が本係止位置に位置付けられるとそれぞれ対応する端子収容室32内に突出し、端子金具2の電気接触部22の電線接続部21寄りの端部に係止して、端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内から抜け出ることを防止する。
空隙部43は、スペーサ本体40のコネクタハウジング3から離れた側の外面(以下、底面という)40c(図8)と、窓孔41との間に複数設けられている。空隙部43は、直線状に延びており、長手方向の両端がスペーサ本体40の窓孔41の開口する端面40aに開口している。
さらに、スペーサ4には、図1に示すように、第1係止アーム50と、第2係止アーム55と、凹溝としての突起通し溝59とが設けられている。第1係止アーム50と第2係止アーム55と突起通し溝59とは、スペーサ本体40の端面40aや上面40bや底面40cと直交する一対の外面(以下、側面という)40dのそれぞれに設けられて、スペーサ4の外面に設けられている。
第1係止アーム50は、図2に示すように、アーム本体51と、係止部としての仮係止突起52とを備えている。アーム本体51は、長手方向が窓孔41の長手方向即ちスペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿った棒状に形成されている。アーム本体51は、長手方向の両端がスペーサ本体40即ちスペーサ4に連なった両持ちアーム状に形成され、スペーサ4の内側に向かって弾性変形自在に設けられている。アーム本体51のスペーサ4外方向の外面51aは、前述したスペーサ本体40の側面40dと面一とされている。アーム本体51は、第2端子収容室列32bの両端の端子収容室32に対応する窓孔41と、外部空間との間を隔てている。アーム本体51は、特許請求の範囲に記載された「アーム本体」に相当する。
仮係止突起52は、アーム本体51の長手方向中央に設けられ、アーム本体51の前述した外面51aから突出している。仮係止突起52には、テーパ面52aと直交面52bとが設けられている。テーパ面52aは、仮係止突起52のコネクタハウジング3と相対する側に形成され、コネクタハウジング3に近づくにしたがって徐々にアーム本体51の外面51aに近づく方向にスペーサの取付方向Yに対して傾斜している。直交面52bは、仮係止突起52のコネクタハウジング3から離れた側に形成され、スペーサの取付方向Yに直交する方向に沿って平坦に形成されている。直交面52bが前述したスペーサ係止面36に係止することによって、仮係止突起52はコネクタハウジング3に係止する。
前述した第1係止アーム50は、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられるまでは、図10に示すように、アーム本体51がスペーサ4の内側に向かって弾性変形して、長手方向中央が複数の窓孔41のうち両端に位置する窓孔41内に突出し、これら両端の窓孔41に対応する第2端子収容室列32bの両端の端子収容室32内に端子金具2が挿入されることを防止する。また、第1係止アーム50は、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられると、図12に示すように、アーム本体51が弾性変形していない中立状態に復帰して前述した窓孔41内から抜け出て、前記両端の窓孔41に対応する端子収容室32内に端子金具2が挿入されることを許容する。なお、図10及び図12では、端子金具2が位置付けられる部分を点線で示している。
第2係止アーム55は、図2に示すように、アーム本体56と、仮係止斜面57と、本係止斜面58とを備えている。アーム本体56は、長手方向が窓孔41の長手方向即ちスペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿った棒状に形成されている。アーム本体56と前述した第1係止アーム50のアーム本体51とは、互いに平行に設けられ、スペーサの取付方向Yに沿って並んでいる。アーム本体56は、アーム本体51よりコネクタハウジング3から離れた側に位置している。アーム本体56は、長手方向の両端がスペーサ本体40即ちスペーサ4に連なった両持ちアーム状に形成され、スペーサ4の内側に向かって弾性変形自在に設けられている。アーム本体56のスペーサ4外方向の外面56aは、前述したスペーサ本体40の側面40dと面一とされている。アーム本体56は、空隙部43と外部空間との間を隔てている。
仮係止斜面57は、アーム本体56の長手方向中央に設けられ、アーム本体56の外面56aに設けられている。仮係止斜面57は、外面56aのコネクタハウジング3寄りの外縁に形成され、コネクタハウジング3に近づくにしたがって徐々に外面56aから離れる方向にスペーサの取付方向Yに対して傾斜している。
本係止斜面58は、アーム本体56の長手方向中央に設けられ、アーム本体56の外面56aに設けられている。本係止斜面58と仮係止斜面57とは、アーム本体56の幅方向即ちスペーサの取付方向Yに沿って並んでいる。本係止斜面58は、外面56aのコネクタハウジング3から離れた外縁に形成され、コネクタハウジング3から離れるにしたがって徐々に外面56aから離れる方向にスペーサの取付方向Yに対して傾斜している。
突起通し溝59は、図1に示すように、スペーサ本体40の側面40dから凹に形成され、スペーサの取付方向Yに沿って直線状に延びている。突起通し溝59は、長手方向の一端がコネクタハウジング3に向かって開口しかつ長手方向の他端が仮係止斜面57に向かって開口して、仮係止斜面57よりもコネクタハウジング3寄りに形成されている。突起通し溝59の延長線上に、仮係止斜面57と本係止斜面58とが位置している。突起通し溝59の長手方向中央は、第1係止アーム50のアーム本体51の長手方向中央と交差している。
コネクタハウジング3にスペーサ4を近づけていくと、コネクタハウジング3のスペーサ係止突起37は、前記一端から突起通し溝59内に進入していき、第1係止アーム50と当接する。さらにスペーサ4を近づけていくと、スペーサ係止突起37は、第1係止アーム50の仮係止突起52を乗り越え、突起通し溝59の前記他端側上方を仮係止斜面57に向かって移動した後に、仮係止斜面57に係止する。このように、突起通し溝59は、仮係止斜面57に係止する前のスペーサ係止突起37を内側に位置付ける。
前述した構成のスペーサ4は、スペーサ本体40の側面40dがスペーサ収容室33の内面33aと重なり合い、スペーサ本体40の上面40bがスペーサ収容室33の内面33aと直交する奥側内面33bと相対した状態でスペーサ収容室33内に収容されて、コネクタハウジング3に取り付けられる。
また、スペーサ4は、第1係止アーム50の仮係止突起52がコネクタハウジング3のスライド溝35内に通されて、コネクタハウジング3に対してスペーサの取付方向Yに沿って移動自在にコネクタハウジング3に取り付けられる。スペーサ4は、図11及び図13等に示す端子金具2がコネクタハウジング3内から抜け出ること(端子金具2がコネクタハウジング3内に挿入されること)を許容する仮係止位置と、図15等に示す前記仮係止位置よりもコネクタハウジング3寄りでかつ端子金具2がコネクタハウジング3内から抜け出ること(端子金具2がコネクタハウジング3内に挿入されること)を防止する本係止位置とに亘って、前記取付方向Yに沿って移動自在にコネクタハウジング3に取り付けられる。
前述した仮係止位置では、図12及び図14に示すように、スペーサ4の第1係止アーム50の仮係止突起52の直交面52bと、コネクタハウジング3のスペーサ係止面36とが重なり合って互いに係止し、スペーサ4がコネクタハウジング3から脱落することを防止する。さらに、スペーサ4の第2係止アーム55の仮係止斜面57と、コネクタハウジング3のスペーサ係止突起37のテーパ面37aとが重なり合って互いに係止し、スペーサ4が仮係止位置を越えて本係止位置へ移動することを防止する。
また、仮係止位置では、図11及び図17に示すように、窓孔41と第2端子収容室列32bを構成する端子収容室32とが端子金具2を通すことができるように連通し、かつ抜け防止突部42が端子収容室32内に突出しない。このため、仮係止位置では、スペーサ4は、端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内から抜け出ること(端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内に挿入されること)を許容する。なお、スペーサ4が前述した仮係止位置に位置付けられるまでは窓孔41と端子収容室32とが端子金具2を通すことができるようには連通しないので、スペーサ4は、端子金具2をコネクタハウジング3内に挿入することを規制する。
また、前述した本係止位置では、図16に示すように、スペーサ4の第2係止アーム55の本係止斜面58と、コネクタハウジング3のスペーサ係止突起37のテーパ面37bとが重なり合って互いに係止し、スペーサ4が本係止位置から仮係止位置へ戻ることを防止する。
また、本係止位置では、図19に示すように、抜け防止突部42が端子収容室32内に突出して端子収容室32内の端子金具2に係止する。このため、本係止位置では、スペーサ4は、端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内から抜け出ること(端子金具2が端子収容室32内即ちコネクタハウジング3内に挿入されること)を防止する。
以下、前述した構成のコネクタ1を組み立てる際の過程について、図3ないし図19を参照して説明する。図3ないし図7は、それぞれ、スペーサ4がコネクタハウジング3と相対した状態(図3)、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられる途中の状態(図4)、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられた状態(図5)、スペーサ4が仮係止位置のコネクタハウジング3内に端子金具2が挿入された状態(図6)、スペーサ4が本係止位置に位置付けられた状態(図7)のコネクタ1の側面図を示している。また、図8、図9、図11、図13、図15は、それぞれ、図3ないし図7に対応し、図3ないし図7の図3中VIII−VIII線に沿った断面図を示している。また、図17ないし図19は、それぞれ図5ないし図7に対応し、図5ないし図7の図8中XVII−XVII線に沿った断面図を示している。
まず、図3及び図8に示すように、スペーサ本体40の上面40bとハウジング本体30の底面30bとを相対させ、スペーサ4を矢印Yに沿ってスペーサ収容室33内に挿入していく。すると、スペーサ4の突起通し溝59内にコネクタハウジング3のスペーサ係止突起37が進入していき、スペーサ4の第1係止アーム50がスペーサ係止突起37と当接する。
さらにスペーサ4を挿入していくと、第1係止アーム50の仮係止突起52のテーパ面52aがスペーサ係止突起37のテーパ面37a上に乗り上げて、第1係止アーム50のアーム本体51がスペーサ4の内側に向かって弾性変形する。その後、仮係止突起52は、図9及び図10に示すように、スペーサ係止突起37を乗り越えた後にスペーサ収容室33の内面33a上を摺動していく。このとき、弾性変形したアーム本体51が、前述のように第2端子収容室列32bの両端の端子収容室32内に突出する。
その後、図11及び図12に示すように、仮係止突起52がコネクタハウジング3のスライド溝35内に進入してアーム本体51が弾性変形していない中立状態に復帰し、仮係止突起52の直交面52bとコネクタハウジング3のスペーサ係止面36とが重なり合って、仮係止突起52がコネクタハウジング3に係止する。また、このとき、図13及び図14に示すように、第2係止アーム55の仮係止斜面57とスペーサ係止突起37のテーパ面37aとが重なり合って互いに係止する。そして、スペーサ4が仮係止位置に位置付けられる。
そして、図13及び図18に示すように、第1端子収容室列32aの端子収容室32内と、窓孔41と連通した第2端子収容室列32bの端子収容室32とに、端子金具2を矢印Xに沿って挿入する。端子金具2は、係止ランス34によって端子収容室32内に係止される。
その後、さらにスペーサ4を挿入していくと、仮係止突起52がスライド溝35内を移動していき、第2係止アーム55の仮係止斜面57がスペーサ係止突起37のテーパ面37a上に乗り上げて、第2係止アーム55のアーム本体56がスペーサ4の内側に向かって弾性変形してスペーサ本体40の空隙部43内に突出する。
その後、図15及び図16に示すように、仮係止斜面57がスペーサ係止突起37を乗り越えて第2係止アーム55の本係止斜面58とスペーサ係止突起37のテーパ面37bとが重なり合って、スペーサ係止突起37がスペーサ4に係止して、スペーサ4が本係止位置に位置付けられる。また、このとき、図19に示すように、スペーサ4の抜け防止突部42が端子収容室32内に突出して端子金具2に係止する。係止ランス34に係止された端子金具2は、抜け防止突部42によって端子収容室32内に二重に係止される。以上のように、コネクタ1が組み立てられる。
本実施形態によれば、アーム本体51がスペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿って延びている。このため、アーム本体51の幅を狭くしても仮係止突起52のスペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向の幅を広くすることができ、スペーサ4を取り付ける際に幅広の仮係止突起52全体に力が作用する。したがって、仮係止突起52の破損を防止でき、スペーサ4を仮係止位置で確実に係止できる。
また、スペーサの取付方向Yに直交(交差)する方向に沿って延びたアーム本体51が弾性変形して仮係止突起52がコネクタハウジング3のスペーサ係止面36に係止する。このため、仮係止突起52とスペーサ係止面36との間にクリアランスが必要なくなる。したがって、コネクタハウジング3と仮係止位置に位置付けられたスペーサ4との間のがたつきを防止できる。
アーム本体51が、長手方向の両端がスペーサ4に連なった両持ちアーム状に形成されている。このため、アーム本体51が破損しにくくなり、また、アーム本体51の弾性復元力が大きくなる。したがって、仮係止突起52がスペーサ係止面36に確実に係止でき、スペーサ4を仮係止位置で確実に係止できる。
仮係止突起52がアーム本体51の長手方向中央に設けられている。このため、スペーサ4を取り付ける際にアーム本体51の両端に力が均等に分散して作用する。したがって、アーム本体51の破損を防止でき、スペーサ4を仮係止位置で確実に係止できる。
スペーサ4の仮係止斜面57に係止する前のスペーサ係止突起37を内側に位置付ける突起通し溝59を備えている。このため、スペーサ係止突起37は、仮係止斜面57に係止するまでの間、仮係止斜面57以外の他の部分と無駄に当接することがない。したがって、スペーサ4をより低挿入力でスムーズに取り付けることができる。
前述した実施形態では、第1係止アーム50のアーム本体51がスペーサの取付方向Yに直交する方向に沿って延びていたが、本発明では、少なくともスペーサの取付方向Yに交差する方向に沿って延びていればよい。また、前述した実施形態では、アーム本体51がスペーサ4に設けられていたが、本発明では、アーム本体51がコネクタハウジング3に設けられ、仮係止突起52がスペーサ4に係止する構成にしてもよい。また、前述した実施形態では、係止部が仮係止突起52とされていたが、本発明では、係止部がアーム本体51の外面51aから凹に形成された係止凹部とされ、この係止凹部がコネクタハウジング3の内面から突出した係止突部に係止するような構成にしてもよい。
また、前述した実施形態では、スペーサ係止突起37がコネクタハウジング3に設けられ、突起通し溝59がスペーサ4に設けられていたが、本発明では、スペーサ係止突起37がスペーサ4に設けられ、突起通し溝59がコネクタハウジング3に設けられていてもよい。
また、前述した実施形態においては、アーム本体51が特許請求の範囲に記載のアーム本体に相当しかつ仮係止突起52が係止部に相当するとしたが、アーム本体56が特許請求の範囲に記載のアーム本体に相当しかつ仮係止斜面57及び本係止斜面58が係止部に相当するとしてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ
2 端子金具
3 コネクタハウジング
4 スペーサ
37 スペーサ係止突起(係止突起)
51 アーム本体
52 仮係止突起(係止部)
59 突起通し溝(凹溝)
Y スペーサの取付方向
2 端子金具
3 コネクタハウジング
4 スペーサ
37 スペーサ係止突起(係止突起)
51 アーム本体
52 仮係止突起(係止部)
59 突起通し溝(凹溝)
Y スペーサの取付方向
Claims (4)
- 端子金具を収容するコネクタハウジングと、前記端子金具が前記コネクタハウジング内から抜け出ることを許容する仮係止位置と前記端子金具が前記コネクタハウジングから抜け出ることを規制する本係止位置とに亘って移動自在に前記コネクタハウジングに取り付けられたスペーサと、を備えたコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングと前記スペーサとのうちの一方に設けられ、スペーサの取付方向に交差する方向に沿って延びたアーム本体と、
前記アーム本体に設けられ、前記スペーサが前記コネクタハウジングに取り付けられると他方に係止する係止部と、を備えたことを特徴とするコネクタ。 - 前記アーム本体が、長手方向の両端が前記一方に連なった両持ちアーム状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記係止部が、前記アーム本体の長手方向中央に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
- 前記コネクタハウジングと前記スペーサとのうちの一方から他方に向かって突出して設けられ、前記スペーサが前記コネクタハウジングに取り付けられると前記他方に係止する係止突起と、
前記他方に前記スペーサの取付方向に沿って延びて設けられ、前記他方に係止する前の前記係止突起を内側に位置付ける凹溝と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2008288309A JP2010118150A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | コネクタ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-11-11 JP JP2008288309A patent/JP2010118150A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
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WO2013012052A1 (ja) * | 2011-07-19 | 2013-01-24 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP2013025959A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Yazaki Corp | コネクタ |
US9153896B2 (en) | 2011-07-19 | 2015-10-06 | Yazaki Corporation | Connector having locking parts |
JP2013055018A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Yazaki Corp | コネクタ |
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