JP5564678B2 - コネクタ、スタック状電極への接続構造 - Google Patents

コネクタ、スタック状電極への接続構造 Download PDF

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本発明は、接続端子及びコネクタ、特にスタック状電極への接続に適した接続端子及びコネクタ並びにスタック状電極への接続構造に関する。
従来からスタック状の電極の端子に複数の線を配線する場合、図7に示すように、電極100一枚毎に、電極100の一部に丸線101を半田鏝で半田付け102をし、その後電極をスタック状に重ねる方法や、電極一枚毎に、電極の一部と丸線に夫々半田ペーストを塗布し、電極全体をリフローし、その後電極をスタック状に重ねる方法や、図8に示すように、電極100一枚毎に、電極100の一部に、丸線101の端部に取り付けた接続端子103をネジ止めし、その後電極をスタック状にかさねる方法が採用されている。
又、図9に示すように、スタック状の電極において、電極100一枚毎に、突起状の端子104を夫々設けると共に、丸線101の端部にソケット105を設け、電極100に設けられた突起状の端子104にソケット105を嵌合させる接続構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−339828号公報
しかし、上記従来の接続構造及び接続方法では以下の問題点があった。即ち、電極の一部に丸線を半田鏝で半田付けする場合、電極のサイズが大きいため、熱量が足りず、大掛かりな装置、例えば熱圧着装置が必要となる。又、電極一枚毎に、接続作業を行なう必要があり、しかも配線が交錯するので、接続を間違え易いという問題点や、作業が煩雑で、時間がかかるという問題点があった。又、端子接続後に電極をスタック状に重ねるので、スタック作業の作業性が極めて悪いという問題点があった。
又、電極の一部と丸線に夫々半田ペーストを塗布し、電極全体をリフローする場合、電極のサイズが大きいため、大きなリフロー炉が必要になる。又、リフローにより、電極全体に熱履歴が残ってしまうという問題点があった。又、電極一枚毎に、接続作業を行なう必要があり、しかも配線が交錯するので、接続を間違え易いという問題点や、作業が煩雑で、時間がかかるという問題点があった。又、端子接続後に電極をスタック状に重ねるので、スタック作業の作業性が極めて悪いという問題点があった。
又、電極に、丸線の端部に取り付けた接続端子をネジ止めする場合、接続端子がスペースをとり、スタックのピッチを狭くすることが出来ないという問題点があった。又、電極一枚毎に、接続作業を行なう必要があり、しかも配線が交錯するので、接続を間違え易いという問題点や、作業が煩雑で、時間がかかるという問題点があった。又、端子接続後に電極をスタック状に重ねるので、スタック作業の作業性が極めて悪いという問題点があった。
更に、特許文献1に記載されているような接続の場合であっても、やはり電極一枚毎に、接続作業を行なう必要があり、しかも配線が交錯するので、接続を間違え易いという問題点や、作業が煩雑で、時間がかかるという問題点があった。
又、配線として丸線を用いているので、配線を設置するための広いスペースが必要であるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、スタック状電極の設置、使用において、接続が容易且つ極めて短時間で出来、しかも接続を間違え難くすることを目的とする。又、接続のために特別な装置を用いることもなく、電極に熱履歴が残らなくすることを目的とする。又、スタックのピッチを必要に応じて狭くすることを可能とすることを目的とする。又、スタック作業の作業性を向上させることを目的とする。更に、省スペースで配線を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するための手段としての本発明は、複数の電極板を間隔をあけて積層してなるスタック状電極と、回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材とを接続するコネクタであって、コネクタハウジングと、該コネクタハウジングに収納される複数の接続端子とからなり、前記コネクタハウジングは、内部空洞を有する箱状の本体部を備え、該本体部の一端部には、前記電極板の先端部が挿入される複数の溝部と該溝部を形成したことにより形成される複数の挿入片とを有し、該本体部の他端には、前記接続端子が挿入される開口部を有し、複数の該挿入片のうち少なくとも2つの該挿入片には、前記電極板に設けた係止孔に係合する係止爪が形成され、前記接続端子は、方形筒状の中間部と、前記中間部の一端側の対向側面から延設する一対の対向する弾性接触片からなり、該弾性接触片同士の間に介在させた前記電極板に圧接し、該電極板を挟持する電極接続部と、前記中間部の他端側の前記弾性接触片が延設された側面と直交する対向側面から、前記弾性接触片と反対方向に延設する一対の対向する接続片からなり、前記配線材の先端部を挟持して前記導体露出部に接続される配線材接続部とを備え、前記溝部と、前記一対の対向する弾性接触片とが重なるように配置され、前記溝部に挿入された電極板を前記一対の対向する弾性接触片により挟持することを特徴とするコネクタである。
又、前記コネクタハウジングは、前記接続端子及び前記配線材を支持する支持部と、前記支持部と係合し、前記配線材を位置決めする蓋部を備え、前記支持部は、前記本体部の前記開口部の一端縁から延設され、前記蓋部は、前記支持部と対向して、前記本体部の前記開口部の他端縁から、柔軟性のある接続部を介して開閉自在に延設されていることを特徴とするコネクタである。
又、前記コネクタハウジングは、前記本体部の内部空洞を分割し、前記接続端子を設置する複数のガイド室を形成する隔壁を設けたことを特徴とするコネクタである。
又、複数の電極板を間隔をあけて積層してなるスタック状電極と、回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材とを接続する接続構造であって、
上記いずれかに記載のコネクタを用い、前記接続端子に柔軟性のある配線材が接続され、前記スタック状電極の電極板が前記溝部に挿入されていると共に、前記一対の弾性接触片間に挿入され、該一対の弾性接触片で前記電極板を挟持していることを特徴とするスタック状電極への接続構造である。
又、コネクタをスタック状電極へ接続する構造であって、上記いずれかに記載のコネクタを用い、前記接続端子に柔軟性のある配線材が接続され、前記スタック状電極の電極板が前記溝部に挿入されていると共に、前記一対の弾性接触片間に挿入され、該一対の弾性接触片で前記電極板を挟持していることを特徴とするスタック状電極への接続構造である。
以上のような本発明によれば、スタック状電極の設置、使用において、複数の端子を一括接続できるので、接続が容易且つ極めて短時間で出来、しかも接続を間違え難くすることが可能となった。又、電極への接続のために特別な装置を用いることもなく、電極に熱履歴が残らなくすることが可能となった。又、スタック状電極の電極間のピッチを必要に応じて狭くすることが可能となった。又、電極をスタック状にしてからコネクタを接続することが出来るので、スタック状に組み立てるスタック作業の作業性を向上させることが可能となった。更に、省スペースで配線が可能となった。又、配線を電極から容易に取り外すことが可能となった。
本発明接続端子一実施例接続状態斜視図 本発明コネクタに用いるコネクタハウジング一実施例一部破断斜視図 本発明コネクタ一実施例分解平面図 本発明コネクタ一実施例使用状態側面図 本発明コネクタ一実施例拡大平面図 本発明コネクタを用いたスタック状電極への接続構造を表す斜視図 従来のスタック状電極への配線接続構造を表す図 従来のスタック状電極への配線接続構造を表す図 従来のスタック状電極への配線接続構造を表す図
以下本発明の実施の形態を図に従って説明する。本発明の接続端子3は、スタック状電極と回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材を接続する接続端子であって、図1に示すように、銅や銅合金等の導電性材料の平板を打抜いて形成された、所定形状の導電性板の所定箇所を曲折して形成し、方形筒状の中間部と、電極接続部と、配線材接続部とを備えて構成されている。
電極接続部304は、方形筒状の中間部30の一端側の対向側面、図1では上下方向に延びる横の側面から延設された一対の対向する薄板状の弾性接触片34,34からなり、弾性接触片34,34同士の間に介在させたスタック状電極20の電極板2に圧接し、電極板2を挟持する。一対の弾性接触片34は、中間部30から弾性接触片34の先端部36にかけて互いに徐々に接近し、接触し、互いに反対方向に曲折して先端が離間している。尚、弾性接触片34,34間に電極板2を挟むことが可能であれば、一対の弾性接触片34,34同士は必ずしも接触する必要はなく、所定の間隔をもって離間していてもよい。
このように弾性接触片34が、中間部30から先端部36にかけて互いに接近し、接触し、先端が離間して、或いは電極板2を挟むことが可能な程度まで接近し、先端が離間して形成されると共に、一対の弾性接触片34が互いの方向に接近し、或いは更に接触するばね性を有している。そして、電極板2を弾性接触片34,34間に挿入することにより、このばね性により、電極板2に圧接し、電極板2挟持する。このような構成とすることで、接続端子3を電極板2と確実に接続することが出来る。
尚、一対の対向する弾性接触片34は、電極板2を挟むことが可能であればその形状は特に限定されず、図示はしないが、中間部30から直ぐ接触し、先端のみが離間した形状や、中間部30から互いに一定の距離を保ち、両方の或いは一方の先端部を内側に曲折して、先端は離間させつつ、曲折した部分を接触或いは電極板2を挟むことが可能な程度まで接近させた形状等とすることとしてもよい。又、一対の対向する弾性接触片34の先端は、電極板2を挿入可能であれば、必ずしも離間させる必要はないが、弾性接触片34の先端、即ち接続端子3の先端を離間させることにより、電極板2を弾性接触片34,34間に挿入することが極めて容易となるので好ましい。
又、図4及び5に示すように、一対の弾性接触片34,34の接触部分は、一方の弾性接触片34に孔344を設け、他方の弾性接触片34の一部を孔344に挿入可能な程度に細く形成して、一方の弾性接触片34に設けた孔344に、他方の弾性接触片34の細く形成された部分346を挿入させておくことにより、ばね性を高めることが出来、より確実に電極板2に圧接させ、電極板2を挟持することが出来るので、好ましい。この場合、弾性接触片34は、中間部30から先端部36にかけて互いに接近し、交差して接触し、離間している。
配線材接続部302は、方形筒状の中間部30の、弾性接触片34が延設された一端側と反対側の他端側であって、弾性接触片34が延設された側面と直交する対向側面、図1では上下の側面から、弾性接触片34と反対方向に延設された一対の対向する薄板状の接続片31,32からなり、配線材の先端部を挟持して導体の露出部に接続される。
詳しくは、一方の接続片32から他方の接続片31方向に延設した挟持爪33を曲折して、一方の接続片32と該一方の接続片32から延設した挟持爪33で、他方の接続片31を挟持し、一対の接続片31,32間に配線材を挿入することで、配線材の導体の露出部を挟持し、配線材と接続端子3の接続することが可能となっている。
接続端子3は上記のような構成であるので、電極接続部304に挟持される電極板2と配線材接続部302に挟持される配線材は、互いの延長面が直交する位置関係となる。
このような接続端子3は、スタック状電極20と回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材との接続に好適に用いることが出来る。尚、スタック状電極20は板状の電極板2を複数重ねたものであり、例えば燃料電池のスタック電極等がある。そして、接続端子3を、スタック状電極20と接続する際には、電極板2毎に、電極板2を接続端子3の弾性接触片34,34間に挿入し、弾性接触片34,34で電極板2を挟持させて行なう。
このような接続端子3を用いて、配線材とスタック状電極20を接続するに際して、複数の導体を有する柔軟性のある配線材としてのフレキシブルプリント基板1に接続端子3を接続すればよく、複数の導体としての複数の回路11が設けられたフレキシブルプリント基板1の先端部の導体の露出部に、回路11に対応して回路11毎に接続端子3が設けられた構成を採用することが出来る。
このような配線材としてのフレキシブルプリント基板1に接続端子3を接続する構成の一例を以下に説明する。図1に示すように、フレキシブルプリント基板1の端部には回路11に対応して、回路11を挟むように支持孔12、又は、フレキシブルプリント基板1の側端部には支持溝13が設けられている。
フレキシブルプリント基板1は接続片31,32間に挿入され、一方の接続片31がフレキシブルプリント基板1の上面で回路11と接触しており、フレキシブルプリント基板1の下面と接触している接続片32から挟持爪33が支持孔12を貫通して又は、支持溝13に沿ってフレキシブルプリント基板1の上面側に突出し、曲折されて接続片32と共に接続片31を挟持し、回路11と接続端子3を接続していると共に、フレキシブルプリント基板1と接続端子3を固定している。
フレキシブルプリント基板1への接続端子3の接続は、上述のように圧着を用いる他、半田付けで行なうこととしてもよい。又、フレキシブルプリント基板1の接続端子3との接続部分は、フレキシブルプリント基板1の破損を防止し、フレキシブルプリント基板1と接続端子3との接続強度を高めるため、樹脂封止等により補強をしてもよい。
尚、フレキシブルプリント基板1に設ける導体としての回路11の数及び回路11に対応して設ける接続端子3の数は特に限定されず、フレキシブルプリント基板1に1本の回路のみ設けると共に、1個の接続端子3のみを設ける構成も採用でき、この場合、複数の接続端子を一括接続することは出来ないが、半田付けやビス止め等の従来技術と比較した場合、接続が容易且つ極めて短時間で出来、接続のために特別な装置を用いることもない等、上述の本発明の効果を充分に発揮しうるものである。しかし、より接続を容易且つ極めて短時間で行なうことが出来、しかも接続を間違え難くするために、複数の回路11を設けたフレキシブルプリント基板1に複数の接続端子3を接続することが好ましい。
回路11及び接続端子3を複数設ける場合には、図示はしないが、フレキシブルプリント基板1の先端部に切り込みをいれ、先端部を複数に分割し、分割したフレキシブルプリント基板1の夫々の先端部に設けられた所定数の回路11の数に対応して、夫々同数の接続端子3を設けることとしてもよい。この場合においても、分割したフレキシブルプリント基板1の夫々の先端部に設ける回路11及び接続端子3の数は上述と同様に特に限定されない。
尚、上述のようにして、フレキシブルプリント基板1及び接続端子3を備えて構成されるスタック状電極用配線10を構成することが出来る。
このように、上述のような接続端子3のみでもスタック状電極20と配線材とを接続することは充分に可能であるが、接続端子3のスタック状電極20への固定を強固にするために、コネクタハウジング4とコネクタハウジング4に収納される複数の接続端子3を備えて構成される、スタック状電極20と配線材を接続するコネクタ7を用いることが好ましい。
コネクタハウジング4は、図2に示すように、内部空洞410を有する箱状の本体部41を備え、本体部41の一端部には、前記電極板2の先端部が挿入される複数の溝部43を有し、本体部41の他端には、接続端子3が挿入される開口部401を有している。
コネクタハウジング4は、可撓性を有する合成樹脂等を用いて形成され、内部空洞410を有する箱状の本体部41の一端部には、スタック状電極20の電極板2の先端部が挿入される複数の溝部43が互いに平行に形成され、溝部43間に電極板2間に挿入される複数の板状の挿入片42が、同一方向に櫛歯状に互いに平行に形成されて、電極板2に差し込まれる櫛状の挿入部44が構成されている。溝部43は内部空洞410に達し、内部空洞410は、挿入片42と同一方向に延びる隔壁411により分割され、接続端子3の挿入方向を案内し、位置固定して設置するための、並列する複数のガイド室412が設けられている。一個の隔壁411は隣接する二本の挿入片42,42と連続して設けられている。
尚、コネクタハウジング4は、隔壁411を設けないこととしてもよいが、隔壁411を設けることにより、ガイド室412に接続端子3を挿入して、更に挿入片42方向に挿入することで、接続端子3は挿入片42,42間に案内され、接続端子3の先端、即ち弾性接触片34,34の離間した先端は溝部43と重なり、接続端子3と電極板2との接続を容易とすることが出来、好ましい。
又、本体部41の溝部43を形成した一端部と反対側の他端には、接続端子3が挿入される、内部空洞410に連なる開口部401が形成され、本体部41の開口部401の一端縁から、接続端子3及び配線材を支持する支持部45が、挿入片42と反対方向に、且つ挿入片42と直交する向きに延設されている。支持部45は、上面が平坦で該上面がガイド室412の底面に連なり、本体部41と同幅で延設されている。又、支持部45と係合し、配線材を位置決めする蓋部46が、支持部45と対向して、開口部401の他端縁から、柔軟性のある薄板状の接続部49を介して上方に開閉自在に延設され、本体部41に接続されている。そして、蓋部46の後端、即ち、接続部49と接続した端部と反対方向の端部の両側から、支持部45方向に可撓性を有する係合片461が延設され、係合片461の内側に係合突起462を突出させる一方、支持部45の後端の両側面に、係合突起462と係合する係合段部452を設け、蓋部46を支持部45に係合可能としている。
コネクタハウジング4が備える溝部43、隔壁411、ガイド室412、挿入片42等の数は特に限定されず、設置する接続端子3の数に対応させて、溝部43及びガイド室412は少なくとも接続端子3の数以上、挿入片42は少なくとも接続端子3の数の2倍以上の適宜所定数を設ければよく、例えば、コネクタ7を4個の接続端子3を備えて構成する場合、コネクタハウジング4には3つの隔壁411を設け、コネクタハウジング4の両側壁と隔壁411で4個のガイド室412を設け、挿入片42は本体部41の両側壁を構成する2本と、隔壁411から連設する6本の計8本を設け、溝部43を7個設ければよい。又、接続端子3が1個の場合には、隔壁411は必要ないが、隔壁411を備えた2個以上の接続端子3を設置可能なコネクタハウジング4を使用してコネクタ7を構成してもよい。又、コネクタハウジング4は、支持部45及び蓋部46を設けない構成としてもよい。
夫々のガイド室412には接続端子3が1個づつ挿入され、更に挿入されて接続端子3先端部36は挿入部44内に挿入固定され、挿入片42,42間に位置する。この際、接続端子3はガイド室412で位置決めされ、接続端子3の一対の弾性接触片34,34の先端の離間した部分が溝部43と重なる位置に配置されると共に、図4に示すように、接続端子3から突出させた係止爪306が本体部41の内部に設けた係止溝419に挿入され、係止爪306が係止溝419に係止され、コネクタハウジング4から接続端子3が抜ける方向への移動を規制し、接続端子3とコネクタハウジング4が固定される。
挿入片42は、その間に形成される溝部43の幅Lが電極板2を挿入可能な幅となれば特にその形状は限定されず、平板状、棒状等でもよいが、その上端部及び下端部に、接続端子3を挟んで対向する挿入片42方向に延設する張出部425を設け、断面略コの字型とし、接続端子3の弾性接触片34,34の離間した先端と重なる溝部43の幅Lを狭めて電極板2の厚さと同程度とすることが好ましい。このような構成とすることで、電極板2を挿入片42,42間に挟持することが可能となり、コネクタハウジング4の固定が確実なものとなるからである。張出部425は挿入片42の上端部又は下端部の一方に設けることとしてもよく、又、挿入片42の先端に設けることも出来る。
又、電極板2を挿入する溝部43の先端部分は、テーパー状に形成することが好ましい。このような形状とすることで、電極板2の挿入が容易となるからである。
コネクタハウジング4の少なくとも1つの挿入片42には、溝部43方向に突出する係止爪421を設けると共に、スタック状電極20の電極板2には、係止孔22が設けられていることが好ましい、このような構成とすることで、スタック状電極20にコネクタハウジング4が挿入されると、係止爪421が係止孔22に挿入され、係止爪421が係止孔22に係合し、コネクタハウジング4がスタック状電極20に係止され、コネクタハウジング4ひいてはコネクタ7とスタック状電極20が確実に固定される。尚、係止孔22は、コネクタハウジング4の固定と共に、コネクタハウジング4のスタック状電極20への挿入程度の目印にもなっている。
コネクタハウジング4に設ける係止爪421は1つでもよいが、2つ以上設けることにより、コネクタハウジング4のスタック状電極20への固定が強固なものとなるので、好ましい。又、図2に示すように、コネクタハウジング4の両端の挿入片42に係止爪421を設ける場合、外方に突出させると、隣接してスタック状電極20へ設置する他のコネクタハウジング4とぶつかり、隣接してハウジング4を設置しにくくなるので、内方に向けて突出させることが好ましい。従って、コネクタハウジング4の両端以外の挿入片42に係止爪421を設ける場合には、溝部43方向であれば、内方に向けて突出させてもよく、外方に向けて突出させてもよい。
このような接続端子3とコネクタハウジング4を備えたコネクタ7を、スタック状電極20と接続する際には、電極板2毎に、電極板2を、溝部43に挿入し、接続端子3の弾性接触片34,34間に電極板2を、挿入片42に設けた係止爪421が電極板2に設けられた係止孔22に挿入されるまで挿入し、弾性接触片34,34で電極板2を挟持させる。電極板2は同時に挿入片42,42間に挿入され、或いは更に挟持される。そして、挿入片42に設けた係止爪421が電極板2に設けられた係止孔22に挿入され、係止爪421が係止孔22に係止され、スタック状電極20とコネクタハウジング4ひいてはコネクタ7とが固定される。
このようなコネクタ7をフレキシブルプリント基板1と接続して使用する場合、フレキシブルプリント基板1の接続端子3との接続部分は、支持部45上に載置され、蓋部46を閉じ、係合片461の可撓性を利用して、支持部45の係合段部452に係合突起462を係合させ、蓋部46を閉じた状態で固定する。尚、フレキシブルプリント基板1とコネクタ7との固定時に、フレキシブルプリント基板1の、係合片461に対応する位置に凹部130を設けることが好ましい。このような構成とすることで、凹部130に蓋部46の係合片461を挿入でき、フレキシブルプリント基板1を係合片461に係止させることができ、抜けをより効果的に防止できるからである。
上述の又、図3から5に示すコネクタ7、或いはスタック状電極用配線10においては、一対の挿入片42,42間に一個の接続端子3が挿入され、電極板2は弾性接触片34,34で挟持され、櫛歯状に設けられた挿入片42間の溝部43総てに電極板2が挿入される一方、積層された電極板2は一枚おきに接続端子3と接続されるが、隔壁411は一本の挿入片42と連続して設け、隣接する接続端子3間には1個の挿入片42を設け、隣接する接続端子3間で1個の挿入片42を共有させ、総ての溝部43に、接続端子3の弾性接触片34,34の離間した先端が重なるように接続端子3を設置し、溝部43総てに電極板2が挿入されると共に、溝部43に挿入された電極板2は総て接続端子3と接続される構成を採用することも出来る。
尚、上述の説明では、接続端子3やコネクタ7に接続する、複数の導体を有する柔軟性のある配線として、フレキシブルプリント基板1を使用しているが、複数の導体を有する柔軟性のある配線としては、フレキシブルプリント基板1に限定されず、フレキシブルフラットケーブルやメンブレンを使用することとしてもよい。この場合、フレキシブルプリント基板1を用いる場合と同様、フレキシブルフラットケーブルの導体としての銅線先端部やメンブレンの導体としての回路先端部に接続端子3を接続して構成すればよい。
1 フレキシブルプリント基板
10 スタック状電極用配線
11 回路
12 支持孔
13 支持溝
2 電極板
20 スタック状電極
22 係止孔
3 接続端子
30 中間部
302 配線材接続部
304 電極接続部
31 接続片
32 接続片
33 挟持爪
34 弾性接触片
36 先端部
4 コネクタハウジング
41 本体部
411 隔壁
412 ガイド室
42 挿入片
421 係止爪
425 張出部
43 溝部
44 挿入部
45 支持部
452 係合段部
46 蓋部
461 係合片
462 係合突起
7 コネクタ

Claims (4)

  1. 複数の電極板を間隔をあけて積層してなるスタック状電極と、回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材とを接続するコネクタであって、
    コネクタハウジングと、該コネクタハウジングに収納される複数の接続端子とからなり、
    前記コネクタハウジングは、内部空洞を有する箱状の本体部を備え、
    該本体部の一端部には、前記電極板の先端部が挿入される複数の溝部と該溝部を形成したことにより形成される複数の挿入片とを有し、該本体部の他端には、前記接続端子が挿入される開口部を有し、
    複数の該挿入片のうち少なくとも2つの該挿入片には、前記電極板に設けた係止孔に係合する係止爪が形成され、
    前記接続端子は、方形筒状の中間部と、前記中間部の一端側の対向側面から延設する一対の対向する弾性接触片からなり、該弾性接触片同士の間に介在させた前記電極板に圧接し、該電極板を挟持する電極接続部と、前記中間部の他端側の前記弾性接触片が延設された側面と直交する対向側面から、前記弾性接触片と反対方向に延設する一対の対向する接続片からなり、前記配線材の先端部を挟持して前記導体露出部に接続される配線材接続部とを備え、
    前記溝部と、前記一対の対向する弾性接触片とが重なるように配置され、
    前記溝部に挿入された電極板を前記一対の対向する弾性接触片により挟持することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングは、前記接続端子及び前記配線材を支持する支持部と、前記支持部と係合し、前記配線材を位置決めする蓋部を備え、前記支持部は、前記本体部の前記開口部の一端縁から延設され、前記蓋部は、前記支持部と対向して、前記本体部の前記開口部の他端縁から、柔軟性のある接続部を介して開閉自在に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングは、前記本体部の内部空洞を分割し、前記接続端子を設置する複数のガイド室を形成する隔壁を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 複数の電極板を間隔をあけて積層してなるスタック状電極と、回路基板の先端部に導体露出部が形成されてなる配線材とを接続する接続構造であって、
    請求項1からのうちいずれか1項に記載のコネクタを用い、前記接続端子に柔軟性のある配線材が接続され、前記スタック状電極の電極板が前記溝部に挿入されていると共に、前記一対の弾性接触片間に挿入され、該一対の弾性接触片で前記電極板を挟持していることを特徴とするスタック状電極への接続構造。
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