JP5385631B2 - ピッチ変換コネクタ - Google Patents

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本発明は、端子ピッチを変換しながら電気接続することのできるピッチ変換コネクタ(ピッチ変換スペーサとも言う)に関するものである。
例えば、一方の機器の複数の端子と他方の機器の複数の端子を相互接続するに当たり、両方の端子の配列ピッチが異なる場合、そのままでは簡単に端子同士を接続することができないので、ピッチ変換コネクタが使用される。また、自動車のECU(電子コントロールユニット)にフラットワイヤーハーネスを接続するような場合、ECU側の端子はフラットワイヤーハーネスの電線ピッチよりも狭いことが多いため、フラットワイヤーハーネスの端末とECUとの間にピッチ変換コネクタを介在させて相互接続を行っている。
図9および図10は、例えば特許文献1に記載された従来のピッチ変換コネクタの使用例を示している。
この場合は、電線ピッチP1(=N)のフラットケーブル220を図示しない機器のピッチP2(N/2)の端子に接続する場合に、ピッチ変換コネクタ200を使用しており、このピッチ変換コネクタ200のハウジング201の内部には、一端側211が狭いピッチP2(=N/2)の間隔で配列され、他端側212がその2倍の広いピッチP1(=N)の間隔で配列された複数の端子金具210が収容固定されている。そして、ピッチ変換コネクタ200の端子金具210の他端側212に、フラットケーブルコネクタ230を介して広いピッチP1で電線が配列されたフラットケーブル220の端末を接続することにより、ピッチ変換コネクタ200の端子金具210の一端側211に、狭いピッチの図示しない機器側の端子を接続できるようになっている。
特開平8−162228号公報
ところで、上述した従来のピッチ変換コネクタでは、端子の配列が両側とも一列になっていたので、極数が多くなると、特に広ピッチ側の占有スペースが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、極数が多くなっても占有スペースを大きくとらずに済むピッチ変換コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明のピッチ変換コネクタは、略Z型に折り曲げられることで、両端に互いに平行で且つ所定間隔Hを隔てた第1直線部と第2直線部とが設けられた端子金具の前記第2直線部を、2Hの間隔を隔てた上下の位置に2段に、それぞれ一定ピッチNで且つ上段のものと下段のもので半ピッチN/2だけ位相をずらして配列し、且つ、上段の端子金具と下段の端子金具の姿勢を上下に相互反転した姿勢とすることで、上段と下段の端子金具の前記第1直線部の配列位置を上下方向における同じ高さ位置に設定し、それにより、前記上段と下段の端子金具の第1直線部をN/2のピッチで一列に並ばせて、その状態で樹脂製のハウジングにより前記各端子金具を保持したピッチ変換コネクタであって、前記第1直線部と第2直線部のうちの少なくとも一方の直線部を前記ハウジング外に突出させて、そのハウジング外に突出させた直線部を、他の機器の端子やコネクタの端子と接続可能な端子とし、且つ、前記第1直線部と第2直線部のうちの少なくとも他方の直線部を前記ハウジング内に収容し、該ハウジング内に収容した直線部に電線接続部を設けたことを特徴としている。
請求項の発明は、請求項に記載のピッチ変換コネクタであって、前記端子金具の第2直線部を、前記ハウジングを構成する第1ハウジング部材の基板の直線状縁部の上面と下面に載せることで、上段と下段の2段に前記端子金具を配列し、且つ、上段の端子金具と下段の端子金具の姿勢を上下に相互反転した姿勢とすることで、前記各第1直線部を前記基板の直線状縁部の端面に位置させ、その状態で前記基板の上面と下面を覆うように、前記ハウジングを構成する第2ハウジング部材を被せることで前記端子金具保持したことを特徴としている。
請求項の発明は、請求項に記載のピッチ変換コネクタであって、前記第1ハウジング部材の基板の上面と下面に、それぞれ前記第2直線部の配列ピッチNと同じ一定のピッチNで且つ上段と下段で半ピッチN/2だけ位相をずらして複数の端子収容室を配列して設け、隣接する前記端子収容室を仕切る隔壁の上端を開放すると共に、前記第2ハウジング部材の内面に前記各隔壁の上端の嵌まる溝を形成し、且つ、前記第2ハウジング部材の端壁同士の合わせ縁に、前記一列に並ぶ第1直線部の基端側の部分を上下から挟む端子保持溝を形成したことを特徴としている。
請求項1の発明のピッチ変換コネクタによれば、上下段の各端子金具の第2直線部はNのピッチでそれぞれ並ぶが、第1直線部は上下方向の同じ位置にN/2のピッチで一列に並ぶ。従って、第2直線部から第1直線部に向かっては半分のピッチ変換を行うことができ、反対に、第1直線部から第2直線部に向かっては2倍のピッチ変換を行うことができる。また、広いピッチで配列された第2直線部は上下に2段に並ぶので、端子の配列方向のハウジング寸法を小さくすることができ、占有スペースの縮小が図れる。また、上下段の端子金具は同じ形状のものを使用できるので、部品点数を削減できる。
特に、第1直線部と第2直線部のうちの少なくとも一方の直線部をハウジング外に突出させたので、ハウジング外に突出させた直線部を、他の機器や他のコネクタの端子と容易に接続することができる。
また、電線を各端子に直接接続することができるので、電線のピッチと端子のピッチが異なる場合のピッチ変換を行うことができる。
請求項の発明のピッチ変換コネクタによれば、端子金具の姿勢を上下に相互反転させた状態で、基板の上面と下面にそれぞれ端子金具の第2直線部を配列することで、上下の端子金具の第1直線部を上下方向の同じ高さ位置に一列に配列できるので、組立が容易にできる。また、第1直線部が基板の直線状縁部の端面に位置することにより、端子金具の前後方向の位置が決まるので、端子金具のセットが簡単にできる。
請求項の発明のピッチ変換コネクタによれば、第1ハウジング部材の基板の上面と下面の端子収容室に端子金具を所定の姿勢でセットし、その状態で第2ハウジング部材を基板の上下面を覆うように被せることにより、端子金具を前後方向に正しく位置決めした状態で固定することができる。また、端子金具の第1直線部の基端側を、上下から被せる第2ハウジング部材で挟み込むので、端子金具の第1直線部のガタつきを防止することができ、例えば、それら第1直線部を他の機器の端子に溶接等で接合する場合に、接合の信頼性を高め、品質の向上に寄与することができる。
本発明の第1実施形態のピッチ変換コネクタの使用状態を示す外観斜視図である。 同ピッチ変換コネクタの正面から見た分解図である。 同ピッチ変換コネクタの分解斜視図である。 同ピッチ変換コネクタの側面から見た分解図である。 本発明の第2実施形態のピッチ変換コネクタの使用例を示す外観斜視図である。 同ピッチ変換コネクタに内装されている端子金具だけをその配列のままに取り出して示す斜視図である。 同ピッチ変換コネクタをピッチ変換スペーサとしてメスコネクタに嵌め込んだ状態でECUにそのメスコネクタを接続した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態のピッチ変換コネクタと相手側メスコネクタの外観斜視図である。 従来のピッチ変換コネクタの使用前の状態を示す分解斜視図である。 従来のピッチ変換コネクタの使用状態を示す外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態のピッチ変換コネクタの使用状態を示す外観斜視図、図2は同ピッチ変換コネクタの正面から見た分解図、図3は同ピッチ変換コネクタの分解斜視図、図4は同ピッチ変換コネクタの側面から見た分解図である。
図1に示すように、この実施形態のピッチ変換コネクタ10は、例えば、広いピッチP1(=N)で電線が配列された図示略のフラットケーブル等のワイヤーハーネスを、狭いピッチP2(=N/2)で端子102が配列されたECU等の機器100に接続するためのもので、図2及び図3に示すように、複数個の端子金具1と、樹脂成形品よりなるベースハウジング(第1ハウジング部材)20と、同じく樹脂成形品よりなる上面及び下面のカバー(第2ハウジング部材)30A、30Bとから構成されている。ベースハウジング20及び上下のカバー30A、30Bは、端子金具1を収容保持するハウジングを構成している。
端子金具1は、図3、図4に示すように、長さ方向の途中で略Z型に折り曲げられることで、両端に、互いに平行で且つ所定間隔Hを隔てた第1直線部2と第2直線部3とが設けられたものである。第1直線部2はオス端子として構成され、第2直線部3の先端側(第1直線部2のある側と反対側)には、電線接続部としての導体接続部5及び被覆加締部6が設けられている。
そして、第1直線部2と第2直線部3との間に、前記所定間隔である段差Hを稼ぐための折れ曲がり部4が設けられている。なお、第2直線部3は、第1直線部2と平行をなすように前後方向に真っ直ぐに延びた部分であり、必ずしも棒状になっている必要はなく、図示例のように、後述する端子収容室22に収容した際に安定的に収容されるフラット部を有する形状になっていてもよい。
このピッチ変換コネクタ10では、端子金具1の第2直線部3を、前記折れ曲がり部4で確保した段差Hの2倍の2Hの間隔を隔てた上下の位置に2段に、それぞれ一定ピッチP1(=N)で配列しており、上段の端子金具1の配列と下段の端子金具1の配列は、半ピッチN/2だけ位相がずれている。しかも、上段の端子金具1と下段の端子金具1の姿勢は、上下で相互反転した姿勢となっている。
そして、こうすることにより、上段と下段の端子金具1の第1直線部2の配列位置が、上下方向において同じ高さ位置に設定されており、それにより、上段と下段の端子金具1の第1直線部2が、ピッチP2(=N/2)で一列に並んでいる。
ベースハウジング20は、前縁部が直線状に形成された帯板状の基板21と、その両端に設けられた取付ブラケット28とを有し、基板21の上面と下面に、端子金具1を一定ピッチで配列できるようにするための端子収容室22が形成されている。端子収容室22は、端子金具1の第2直線部3の少なくとも導体接続部5を含む部分までを内部に収容できる長さのもので、端子金具1の第2直線部3の配列ピッチP1(=N)と同じピッチP1(=N)で配列されており、上面側の端子収容室22と下面側の端子収容室22は、半ピッチN/2だけ位相がずれている。
また、基板21の厚さtは、後述するように、上下の端子収容室22に端子金具1の第2直線部3を収容した際に、上下の端子金具1の第1直線部2が、ちょうど同じ高さ位置で一列に並ぶように設定されている。また、隣接する端子収容室22の境界には隔壁23が立設されており、各隔壁23の上端はそれぞれ自由端として開放されている。
また、ベースハウジング20の上下面を覆うようにベースハウジング20に装着固定される上下のカバー30A、30Bの内面には、前記各隔壁23の上端の嵌まる溝33が形成されている。また、カバー30A、30Bの前端壁31同士の合わせ縁には、一列に並ぶ上下の端子金具1の第1直線部2の基端側の部分を上下から挟む端子保持溝32が形成されている。
このピッチ変換コネクタ10を組み立てる場合は、端子金具1の第2直線部3を、ベースハウジング20の上下の端子収容室22にそれぞれセットする。その際、上側の端子収容室1は、第2直線部3より第1直線部2が下側となる姿勢でセットし、下側の端子収容室1は、第2直線部3より第1直線部2が上側となる姿勢でセットする。つまり上下の端子金具1は、上下方向に相互反転した姿勢でセットする。
ベースハウジング20の上下の端子収容室22にこのように端子金具1の第2直線部3を上下で反転した姿勢でセットすることにより、上段の端子金具1と下段の端子金具1の第2直線部3が、上述したように、一定のピッチP1で配列される。同時に、上段の端子金具1と下段の端子金具1の第1直線部2が、ベースハウジング20の基板21の直線状前縁部の端面に、前方に先端を突き出した形態で位置し、同じ高さで交互に一列に一定のピッチP2で並ぶ。この場合、上下段の端子金具1は半ピッチN/2ずれているので、第1直線部2はそのピッチN/2で一列に並ぶ。
そこで、最後にカバー30A、30Bを基板21の上面と下面を覆うように被せて、カバー30A、30Bの内面の溝33を端子収容室22の隔壁23の上端に嵌め、同時に、カバー30A、30Bの前端壁31の合わせ縁に設けた端子保持溝32を、端子金具1の第1直線部2の基端側に上下から挟むように嵌める。そして上下のカバー30A、30Bをベースハウジング20と一体に図示略のロック手段で結合することにより、ハウジング(カバー30A、30B)の前端壁31からオス端子としての第1直線部2の先端が突出したピッチ変換コネクタ10が出来上がる。この状態で、端子金具1の第1直線部2の基端側が、上下のカバー30A、30Bによって挟持されているので、端子金具1が前後方向に位置決めされて確実にガタつかないように固定される。
このピッチ変換コネクタ10を使用して、例えば、広いピッチP1(=N)で電線が配列された図示しないフラットケーブル等のワイヤーハーネスを、狭いピッチP2(=N/2)で端子102が配列されたECU等の機器100に接続するする場合は、フラットケーブルを幅方向に2つ折りにして、各電線の端末を上下段の端子金具1の電線接続部(導体接続部5及び被覆加締部6)に接続する。この際、フラットケーブルの電線ピッチと端子金具1の第2直線部3の配列ピッチは同じであるから、無理なく接続することができる。
そして、このピッチ変換コネクタ10のハウジング(カバー30A、30B)から突出したオス端子(第1直線部2)を、図1に示すように、機器100側の端子102に半田付けや溶接等の手段により接合する。こうすることで、異なるピッチの電線と機器100の端子102とを無理なく接続することができる。
この場合、上下段の各端子金具1の第2直線部3はNのピッチでそれぞれ並ぶが、第1直線部2は上下方向の同じ高さ位置にN/2のピッチで一列に並ぶ。従って、第2直線部3から第1直線部2に向かっては半分のピッチ変換を行うことができ、反対に、第1直線部2から第2直線部3に向かっては2倍のピッチ変換を行うことができる。また、広いピッチで配列された第2直線部3は上下に2段に並ぶので、端子配列方向におけるハウジングの寸法を小さくすることができ、占有スペースの縮小が図れる。
また、端子金具1の第1直線部2の基端側を、上下から被せるカバー30A、30Bの前端壁31で挟み込むので、端子金具1の第1直線部2のガタつきを防止することができ、例えば、それら第1直線部2を他の機器の端子に溶接等によって接合する場合に、接合の信頼性を高めることができて、品質の向上に寄与することができる。
また、本実施形態のピッチ変換コネクタ10では、上下段の端子金具1として同じ形状のものを使用するので、部品点数を削減することができる。
また、図1の使用例では、ピッチ変換コネクタ10のオス端子(第1直線部2)を機器100の端子102に半田付けや溶接等により接合する場合を示したが、オス端子(第1直線部2)を、他のコネクタのメス端子に嵌合により接続することもできる。
また、本実施形態では、端子金具1の姿勢を上下に相互反転させた状態で、ベースハウジング20の基板21の上面と下面の端子収容室22にセットするだけで、それぞれ端子金具1の第2直線部3を一定ピッチで配列できると共に、上下の端子金具1の第1直線部2を上下方向の同じ高さ位置に一列に配列できるので、組立が容易にできる。
また、本実施形態では、端子収容室22に端子金具1の第2直線部3を収容することにより、第1直線部2がベース基板21の直線状縁部の端面に位置し、その上でカバー30A、30Bをベースハウジング20に被せることで、端子金具1の前後方向の位置を決めるようにしているので、端子金具1を前後方向に正しく位置決めした状態で、確実にガタつかないように固定することができる。
図5は本発明の第2実施形態のピッチ変換コネクタの使用状態を示す外観斜視図、図6は同ピッチ変換コネクタに内装されている端子金具だけをその配列のままに取り出して示す斜視図、図7は同ピッチ変換コネクタをピッチ変換スペーサとしてメスコネクタに嵌め込んだ状態でECUにそのメスコネクタを接続した状態を示す斜視図である。
図7に示すように、この実施形態のピッチ変換コネクタ40は、広いピッチで端子が配列されたメスコネクタ70を、狭いピッチで端子が配列されたECU等の機器100に接続する場合に、ピッチ変換スペーサとして使用されている。
メスコネクタ70は、前部にフード部72の付いたコネクタハウジング71の各端子収容室73内に、広いピッチP1(=N)でメス端子75を収容したものである。これを接続しようとする相手側の機器100は、半分のピッチP2(=N/2)で配列された端子102を有する。
この場合のピッチ変換コネクタ40は、図6に示すような形状の端子金具51と、メスコネクタ70のフード部72内に嵌まる形状の樹脂製のハウジング41とを有している。樹脂製のハウジング41は、成形金型に端子金具51をセットした状態でインサート成形されており、それにより、後述する端子金具51の第1直線部52と第2直線部55の各基端側がそれぞれ樹脂内に埋設固定されていると共に、第1直線部51と第2直線部55の先端側が共にハウジング41外に突出している。なお、このハウジング41の外側面には、メスコネクタ70のコネクタハウジング71と嵌合した際、メスコネクタ70側のロックアーム74と係合して外れないようにロックするロック突起44が設けられている。
端子金具51は、長さ方向の途中で略Z型に折り曲げられることで、両端に、互いに平行で且つ所定間隔Hを隔てた第1直線部52と第2直線部55とが設けられたものである。第1直線部52及び第2直線部55は共にオス端子として構成され、第1直線部52と第2直線部55との間に、前記所定間隔である段差Hを稼ぐための折れ曲がり部54が設けられている。
このピッチ変換コネクタ40では、端子金具51の第2直線部55を、前記折れ曲がり部54で確保した段差Hの2倍の2Hの間隔を隔てた上下の位置に2段に、それぞれ一定ピッチP1(=N)で配列しており、上段の端子金具1の配列と下段の端子金具1の配列は、半ピッチN/2だけ位相がずれている。しかも、上段の端子金具1と下段の端子金具1の姿勢は、上下で相互反転した姿勢となっている。そして、こうすることにより、上段と下段の端子金具1の第1直線部52の配列位置が、上下方向において同じ高さ位置に設定されており、それにより、上段と下段の端子金具51の第1直線部52が、ピッチP2(=N/2)で一列に並んでいる。
このように、端子金具51を金型にセットしてハウジング41をインサート成形することにより、ハウジング41の両側に第1直線部52と第2直線部55をそれぞれオス端子として突出させたタイプのガタつきのないピッチ変換コネクタを簡単に得ることができる。
このピッチ変換コネクタ40を使用する場合は、図5及び図7に示すように、ピッチ変換コネクタ40の第2直線部55側をメスコネクタ70の端子収容室73の先端からそれぞれ差し込みながら、ピッチ変換コネクタ40のハウジング41を、メスコネクタ70のフード部72の内部に嵌め込む。
そうすると、図7に示すように、端子金具51の第2直線部55がオス端子として突出した形状の組み合わせコネクタが出来上がるので、このコネクタのオス端子(第2直線部55)を機器100の端子102に溶接等により接合する。このように使用することで、メスコネクタ70に繋がる電線と機器100の端子102のピッチの違いを克服しながら、電気接続を行うことができる。
なお、図5〜図7に示した第2実施形態では、メスコネクタ70のコネクタハウジング71にフード部72がついていたが、図8に示す第3実施形態のように、メスコネクタ70B側のフード部を省略し、反対にピッチ変換コネクタ40B側にフード部48を設け、メスコネクタ70Bとピッチ変換コネクタ40Bを嵌合する際、ピッチ変換コネクタ40B側のフード部48の内部にメスコネクタ70Bのコネクタハウジングが嵌まるようにしてもよい。
1 端子金具
2 第1直線部(一方の直線部)
3 第2直線部(他方の直線部)
5 導体接続部(電線接続部)
6 被覆固定部(電線接続部)
10 ピッチ変換コネクタ
20 ベースハウジング(第1ハウジング部材)
21 基板
22 端子収容室
23 隔壁
30A カバー(第2ハウジング部材)
30B 下面のカバー(第2ハウジング部材)
31 前端壁
32 端子保持溝
33 溝
100 ECU等の機器
102 端子
40 ピッチ変換コネクタ
41 ハウジング
44 ロック部
51 端子金具
52 第1直線部
55 第2直線部
40B ピッチ変換コネクタ
48 フード部

Claims (3)

  1. 略Z型に折り曲げられることで、両端に互いに平行で且つ所定間隔Hを隔てた第1直線部と第2直線部とが設けられた端子金具の前記第2直線部を、2Hの間隔を隔てた上下の位置に2段に、それぞれ一定ピッチNで且つ上段のものと下段のもので半ピッチN/2だけ位相をずらして配列し、且つ、上段の端子金具と下段の端子金具の姿勢を上下に相互反転した姿勢とすることで、上段と下段の端子金具の前記第1直線部の配列位置を上下方向における同じ高さ位置に設定し、それにより、前記上段と下段の端子金具の第1直線部をN/2のピッチで一列に並ばせて、その状態で樹脂製のハウジングにより前記各端子金具を保持したピッチ変換コネクタであって、
    前記第1直線部と第2直線部のうちの少なくとも一方の直線部を前記ハウジング外に突出させて、そのハウジング外に突出させた直線部を、他の機器の端子やコネクタの端子と接続可能な端子とし、
    且つ、前記第1直線部と第2直線部のうちの少なくとも他方の直線部を前記ハウジング内に収容し、該ハウジング内に収容した直線部に電線接続部を設けたことを特徴とするピッチ変換コネクタ。
  2. 請求項1に記載のピッチ変換コネクタであって、
    前記端子金具の第2直線部を、前記ハウジングを構成する第1ハウジング部材の基板の直線状縁部の上面と下面に載せることで、上段と下段の2段に前記端子金具を配列し、且つ、上段の端子金具と下段の端子金具の姿勢を上下に相互反転した姿勢とすることで、前記各第1直線部を前記基板の直線状縁部の端面に位置させ、その状態で前記基板の上面と下面を覆うように、前記ハウジングを構成する第2ハウジング部材を被せることで前記端子金具を保持したことを特徴とするピッチ変換コネクタ。
  3. 請求項に記載のピッチ変換コネクタであって、
    前記第1ハウジング部材の基板の上面と下面に、それぞれ前記第2直線部の配列ピッチNと同じ一定のピッチNで且つ上段と下段で半ピッチN/2だけ位相をずらして複数の端子収容室を配列して設け、隣接する前記端子収容室を仕切る隔壁の上端を開放すると共に、前記第2ハウジング部材の内面に前記各隔壁の上端の嵌まる溝を形成し、且つ、前記第2ハウジング部材の端壁同士の合わせ縁に、前記一列に並ぶ第1直線部の基端側の部分を上下から挟む端子保持溝を形成したことを特徴とするピッチ変換コネクタ。
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