JP2020066914A - 屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、接続部材の取付けを簡易化し得るようにする。【解決手段】水下側に位置する第1の屋根葺き材11と、第1の屋根葺き材11の水上側に配置される第2の屋根葺き材12と、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と第2の屋根葺き材12の水下側の端部14との間を接続する接続部材15とを備えた屋根構造に関する。接続部材15は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13周辺、および、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14周辺に対して表面側から固定可能な屋根固定部16,17を有している。【選択図】図1

Description

この発明は、屋根構造に関するものである。
住宅などの建物の屋根には、水下側に位置する第1の屋根葺き材と、水上側に位置する第2の屋根葺き材とを、接続金具などで接続したものが存在している(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2015−214865号公報 特開2001−336257号公報 特開2004−60275号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された接続金具は、例えば、屋根葺き材の裏面側からの取付作業などが必要になるなどによって、取付けに手間がかかっていた。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、水下側に位置する第1の屋根葺き材と、該第1の屋根葺き材の水上側に配置される第2の屋根葺き材と、前記第1の屋根葺き材の水上側の端部と前記第2の屋根葺き材の水下側の端部との間を接続する接続部材とを備え、該接続部材は、前記第1の屋根葺き材の水上側の端部周辺、および、前記第2の屋根葺き材の水下側の端部周辺に対して表面側から固定可能な屋根固定部を有している屋根構造を特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、接続部材の取付けを簡易化することなどができる。
本実施の形態にかかる屋根構造を備えた住宅などの建物の斜視図である。 図1の建物の屋根構造のA−A線に沿った断面図である。 図2の水下側の屋根固定部の部分拡大図である。 図2の水上側の屋根固定部の部分拡大図である。 バックアップ材の部分的な斜視図である。 接続部材の部分的な斜視図である。 ユニット間接続部材の全体斜視図である。 建築現場での屋根構造の構築手順を示す作業工程図(斜視図)である。 図7に続く作業工程図(縦断面図)である。 図8に続く作業工程図(斜視図)である。 図9に続く作業工程図(縦断面図)である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図10は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1は、住宅などの建物1の斜視図である。この建物1は、ユニット建物とされている。ユニット建物は、工場で予め製造した建物ユニット3を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、短期間のうちに建物1を構築し得るようにしたものである。
そして、ユニット建物には、建物ユニット3によって構成された建物本体4の上に屋根ユニット5を設置することで、屋根6を構成するようにしたものも存在している。この実施例では、屋根6は、傾斜屋根によって構成された片流れ屋根となっている。
以下、ユニット建物の例として説明するが、この実施例の屋根構造を適用可能な建物1は、ユニット建物に限るものではなく、各種の構造の建物1に適用できる。また、この実施例の屋根構造を適用可能な屋根6は、片流れ屋根に限るものではなく、各種の形状の屋根6に適用できる。
そして、この実施例の屋根構造は、以下のような構成を備えることができる。
(1)屋根構造は、水下側に位置する第1の屋根葺き材11と、第1の屋根葺き材11の水上側に配置される第2の屋根葺き材12と、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と第2の屋根葺き材12の水下側の端部14との間を接続する接続部材15とを備えたものとされる。そして、図2に示すように、接続部材15は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13周辺、および、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14周辺に対して表面側から固定可能な屋根固定部16,17を有している。
ここで、屋根ユニット5は、屋根枠体21の上面に野地板などの屋根下地材22を取り付けて成る屋根パネル23を上部に有している。第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とは、本体部分がほぼ同じ形状にされている。第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とは、それぞれ屋根下地材22の上に防水シートなどを介して設置される。
ユニット建物の場合、第1の屋根葺き材11や第2の屋根葺き材12は、工場で予め各屋根ユニット5の上面に取付けられる。この実施例では、第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とは、それぞれ別々の屋根ユニット5に取付けられる。第1の屋根葺き材11を取付けた屋根ユニット5と、第2の屋根葺き材12を取付けた屋根ユニット5とは、建築現場で、水下側と水上側に位置するように建物本体4に隣接して設置される(水下側屋根ユニット5Aおよび水上側屋根ユニット5B)。建物本体4に屋根ユニット5を設置した状態では、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と第2の屋根葺き材12の水下側の端部14とは、間隔を有して離間される。
そして、接続部材15は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と第2の屋根葺き材12の水下側の端部14との間を塞ぐと共に、第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とを繋ぐために用いられる補助的な屋根葺き材(接続用屋根葺き材)である。この実施例では、接続部材15は、建築現場にて、水下側の屋根ユニット5の第1の屋根葺き材11と、水上側の屋根ユニット5の第2の屋根葺き材12との間に、屋根ユニット5の上から(または、第1の屋根葺き材11や第2の屋根葺き材12の上面側から)の作業によって設置される。接続部材15は、水下側の屋根ユニット5の第1の屋根葺き材11と、水上側の屋根ユニット5の第2の屋根葺き材12との間に、屋根6の上方から設置される。但し、第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12を、同じ屋根ユニット5に設置されたものなどとしたり、接続部材15を工場で取付けるものとしたりすることも可能である。
接続部材15は、第1の屋根葺き材11や第2の屋根葺き材12の幅寸法とほぼ等しい長さとしたり、屋根ユニット5の幅寸法とほぼ等しい長さとしたり、これらの中間の長さとしたりすることができる。この実施例では、接続部材15は、屋根ユニット5の幅寸法とほぼ等しい長さで横方向(水下側の屋根ユニット5と水上側の屋根ユニット5との合わせ方向)へ延びる長尺材(横葺き材)、または、それよりも短い長尺材などとされている。
そして、後述するように、横方向に隣接する屋根ユニット5の間には、隣接する接続部材15の端部間を上から覆うように、ユニット間接続部材24が上方から取付けられる(図1、図6)。ユニット間接続部材24は、接続部材15とほぼ同様の側面形状を有している。ユニット間接続部材24は、接続部材15よりも横方向に短尺のものとされている。なお、図1では、接続部材15およびユニット間接続部材24は、便宜上、設置する位置のみ示している。
第1の屋根葺き材11の水上側の端部13周辺とは、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13および端部13の周辺部分のことである。また、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14周辺とは、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14および端部14の周辺部分のことである。
屋根固定部16,17は、接続部材15を第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とに対してそれぞれ固定するために接続部材15に設けられた部分である。屋根固定部16,17の固定には、ネジやリベットなどの固定具25,26が適宜用いられる。ネジやリベットなどの固定具25,26は、共に、上方から取付けられるようにするのが好ましい。これに対し、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13周辺や第2の屋根葺き材12の水下側の端部14周辺には、屋根固定部16,17に対するものとして、接続部材15を固定するための接続部材固定部が設けられる。
なお、図2では、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13における、屋根固定部16よりも水下側の位置には、雪止金具27などが設置されている。雪止金具27は、建築現場で適宜取付けられる。
(2)接続部材15は、第1の屋根葺き材11の上面11a側に位置されても良い(図3Aも併せて参照)。
ここで、第1の屋根葺き材11の上面11a側に位置されるとは、接続部材15の水下側の端部15a(の屋根固定部16)が、第1の屋根葺き材11の上面11aよりも上層に位置するような位置関係を有して取付けられることである。
この実施例では、接続部材15の水下側の端部15aは、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13または端部13周辺に対して上に重ねられた状態で設置される。この際、接続部材15の水下側の端部15aは、屋根6の上側での作業によって、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13または端部13周辺に対し上方から載置するように設置されて上方から取付けられるようになっている。なお、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13の構造については後述する。
(3)接続部材15は、第2の屋根葺き材12の下面12b側に位置されても良い(図3Bも併せて参照)。
ここで、第2の屋根葺き材12の下面12b側に位置されるとは、接続部材15の水上側の端部15b(の屋根固定部16)が、第2の屋根葺き材12の下面12bよりも下層に位置するような位置関係を有して取付けられることである。
この実施例では、接続部材15の水上側の端部15bは、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14または端部14周辺に対して下側へ入り込んだ状態で設置される。この際、接続部材15の水上側の端部15bは、屋根6の上側での作業によって、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14または端部14周辺に対し水下側から差し込むようにして取付けられるようになっている。第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の構造については後述する。
そして、屋根6の上側での作業によって、接続部材15の水下側の端部15aが、第1の屋根葺き材11の上面11aよりも上側に設置され、水上側の端部15bが第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の下面12bよりも下側に設置され得るようにするために、接続部材15は、以下のような側面形状とされている。
即ち、接続部材15は、水下側の端部15aと水上側の端部15bとの間に、屋根面に設置したときに、屋根面よりも緩い勾配となる傾斜面部15cを有している。傾斜面部15cは、傾斜した屋根面(例えば、屋根下地材22の上面など)に対し、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の位置から第1の屋根葺き材11の水上側の端部13へ向かって傾斜される。
なお、傾斜面部15cの裏面と屋根面との間には、三角形状の空間が形成されるが、この空間は、そのまま残しておいても良いし、バックアップ材31(図4)などを設置しても良い。この実施例では、バックアップ材31を設置している。バックアップ材31は、三角形状の空間に合わせた大きさおよび形状を有する側面視ほぼ三角形状のものとされて、建築現場で設置される。バックアップ材31は、スチレンフォームなどの断熱材で形成しても良い。
(4)図5に示すように、接続部材15は、水切部41を有しても良い。
ここで、水切部41は、雨水などの水切りを行うための部分のことである。水切部41は、接続部材15の水下側の端部15aまたはその近傍の位置に設けられる。
(5)図3Aに示すように、水切部41は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13よりも水下側に位置しても良い。また、水切部41は、第1の屋根葺き材11の上面11aに向けて下方へ突出されても良い。
ここで、水切部41は、接続部材15の水下側の端部15a周辺の裏面側から突設された突出部とされている。水切部41は、接続部材15の全長に亘って連続して延びるものとしても良いし、不連続のものとしても良い。例えば、水切部41は、第1の屋根葺き材11などと干渉する部分を切り欠くことで不連続のものにすることができる。水切部41は、屋根面などに対してほぼ垂直に設けられる。
(6)第1の屋根葺き材11は、水上側の端部13に突出片51を有しても良い。
ここで、突出片51は、接続部材15の水下側の端部15a(の屋根固定部16)に対する取付部などとして設けられるものなどとされる。突出片51は、屋根固定部16を上方から載置するのに適した受け形状とするのが好ましい。
突出片51は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13を上方へ屈曲することで、第1の屋根葺き材11と一体に形成されている。
突出片51は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13に形成された屈曲部を有しており、この屈曲部は、屋根面(屋根下地材22など)に対してほぼ面直上方へ向かうものとされる。
突出片51は、上端部に水下側へ向けて形成された平行部52を有しても良い。平行部52は、屋根面とほぼ平行な向きに屈曲形成される。平行部52は、第1の屋根葺き材11の幅方向に対し連続して設けても良いし、部分的に(または不連続に)設けても良い。
そして、突出片51と平行部52は、接続部材15の水上側の端部15bと同様に、屋根6の上側での作業によって、水下側から差し込むように取付けるための形状(差込部)などとされている。
この突出片51や平行部52は、屋根下地材22にネジなどの固定具53で固定された水上受鋼板54によって、屋根下地材22に係止保持されている。この水上受鋼板54は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13よりも水上側に設置されて、屋根下地材22に第1の屋根葺き材11を取付ける際に、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13を、水下側から差し込むことで、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13の位置決めおよび係止保持を行うようになっている。
水上受鋼板54は、屋根下地材22に対する取付面部54aと、取付面部54aの水下側の端部からほぼ面直に立上がる縦面部54bと、縦面部54bの上端部から平行部52と平行に水下側へ延びる横面部54cとを有する、側面視ほぼZ型の部材などとされている。
そして、水上受鋼板54の縦面部54bと横面部54cとが、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13の突出片51や平行部52の、水下側からの差し込みを受ける受部になると共に、水上受鋼板54の横面部54cの上面が、接続部材15の水下側の端部15a(屋根固定部16)に対する、水下側の接続部材固定部になる。
これに対し、接続部材15の水下側の端部15aは、水上受鋼板54の横面部54cの上面に対し上方から載置され当接される当接面部とされている。この当接面部は、傾斜面部15cに対して屋根下地材22とほぼ平行な向きに屈曲形成されている。また、上記した水切部41は、接続部材15の水下側の端部15aを側面視ほぼT字状に折り曲げることなどによって形成されている。水切部41は、横面部54cや平行部52よりも水下側に位置される。
そして、接続部材15の水下側の端部15aと、水上受鋼板54の横面部54cと、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13の平行部52とは、順番に上下に重ねられた状態で、ネジなどの固定具25によって、上方から共締め状態で一体に固定される。
(7)図3Bに示すように、第2の屋根葺き材12は、水下側の端部14に突出片61を有しても良い。
ここで、突出片61は、接続部材15の水上側の端部15b(の屋根固定部17)に対する取付部などとして設けられるものなどとされる。突出片61は、屋根固定部17の水下側からの差し込みを受けるものとするのが好ましい。
突出片61は、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14を上側へ屈曲することで、第2の屋根葺き材12と一体に形成される。または、突出片61は、第2の屋根葺き材12とは別部材で設けて、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14に固定するようにしても良い。
突出片61は、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14に形成された屈曲部を有しており、この屈曲部は、水下側へ向けて屋根面(屋根下地材22)よりも緩い勾配で下るように屈曲したものとされる。
突出片61は、下端部に水下側へ向けて形成された平行部62を有しても良い。平行部62は、屋根面とほぼ平行な向きに屈曲形成される。平行部62の水下側の端部には、屋根面へ向けてほぼ面直下方へ延びる下方屈曲部63などを設けても良い。この下方屈曲部63は、水切り部や、接続部材15の水上側の端部15bに対する係止部などとして機能することができる。
そして、突出片61と平行部62は、接続部材15の水下側の端部15aと同様に、屋根6の上側での作業によって、水下側からの差し込みを受けるための形状(受部)などとされている。
この突出片61や平行部62は、屋根下地材22にネジなどの固定具64で固定された水下受鋼板65によって、下面12b側を屋根下地材22に支持されている。この水下受鋼板65は、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の位置に設置されて、屋根下地材22に第2の屋根葺き材12を取付ける際に、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14を下側から受けるようになっている。また、水下受鋼板65は、接続部材15の水上側の端部15bよりも水上側に設置されて、接続部材15を取付ける際に、接続部材15の水上側の端部15bを、水下側から差し込むことで、接続部材15の水上側の端部15bの位置決めおよび係止保持を行うようになっている。
水下受鋼板65は、水上受鋼板54とほぼ同様の形状をしており、屋根下地材22に対する取付面部65aと、取付面部65aの水下側の端部からほぼ面直に立上がる縦面部65bと、縦面部65bの上端部から平行部62と平行に水下側へ延びる横面部65cとを有する、側面視ほぼZ型の部材などとされている。取付面部65aは、突出片61の下方に位置するように屋根下地材22に固定される。
そして、水下受鋼板65の縦面部65bと横面部65cとが、接続部材15の水上側の端部15bの立上部67や平行部68の、水下側からの差し込みを受ける受部になる。即ち、接続部材15の水上側の屋根固定部17に対する水上側の接続部材固定部になる。また、水下受鋼板65の横面部65cの上面が、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の平行部62を下から受ける受部となる。
これに対し、接続部材15の水上側の端部15bは、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13とほぼ同様の形状とされており、屋根ユニット5の上部からの作業によって、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14または端部14周辺に対し水下側から差し込むようにして設置される差込部などとなっている。そのために、接続部材15の水上側の端部15bは、屋根下地材22の上面に当接される接地部66と、接地部66の先端部から面直上方へ向かう立上部67と、立上部67の上端部から水下側へ向けて延びる平行部68とを有している。
接地部66は、バックアップ材31の先端部よりも水上側となる位置に形成される。接地部66は、平行部68とほぼ同じ大きさなどとされる。立上部67は、水下受鋼板65の縦面部65bの水下側に位置して、縦面部65bよりも若干低い高さとされる。平行部68は、水下受鋼板65の横面部65cよりも下側に位置して、横面部65cよりも若干短く形成される。接地部66と立上部67と平行部68は、接続部材15の水上側の端部15bを屈曲することなどによって形成されている。
そして、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14の平行部62と、水下受鋼板65の横面部65cと、接続部材15の水上側の端部15bの平行部68とは、順番に上下に重ねられた状態でネジなどの固定具26によって、上方から共締め状態で一体に固定される。
(8)図7(図8)に示すように、第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12は、縦葺き材71としても良い。
ここで、縦葺き材71は、屋根6の傾斜に沿って水上側から水下側へ延びる帯状の長尺材のことである。ユニット建物の場合、縦葺き材71は、屋根ユニット5の屋根面(屋根下地材22など)の傾斜方向のほぼ全長に亘る長さのものや、それよりも長いものまたは短いものなどとすることができる。
なお、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13は、第1の屋根葺き材11が取付けられている屋根ユニット5の屋根下地材22の水上側の端部よりも、接続部材15などを設置するのに必要な分だけ短く形成される。また、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14は、第2の屋根葺き材12が取付けられている屋根ユニット5の屋根下地材22の水下側の端部よりも、接続部材15などを設置するのに必要な分だけ短く形成される。
そして、縦葺き材71は、屋根面に対し、横方向に並べて配置される。横方向に隣接する縦葺き材71の側面間は、図示しない屋根継材などを用いて継がれると共に、屋根継材による継部分は目地カバー部材75によって覆われている。突出片51や突出片61は、目地カバー部材75よりも高く形成される。
異なる屋根ユニット5に設置された第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とは、互いに横方向の位置を揃えて設置することで、屋根ユニット5を組み立てたときに、屋根6の傾斜方向に連続した状態となるようにするのが好ましい。
(9)第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12は、金属製としても良い。
ここで、金属製の第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12は、どのような材料で形成しても良いが、例えば、フッ素鋼板や塩ビ鋼板やその他の耐水性を有する金属板(耐水鋼板81)などによって形成するのが好ましい。第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12は、互いに同じ材質の耐水鋼板81で形成するのが好ましい。
また、接続部材15やユニット間接続部材24についても、第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12と同じく金属製のものとすることができる。接続部材15やユニット間接続部材24も、第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12と同様に、どのような材料で形成しても良いが、例えば、フッ素鋼板や塩ビ鋼板やその他の耐水性を有する耐水鋼板81などによって形成するのが好ましい。接続部材15やユニット間接続部材24も、第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12と同じく、互いに同じ材質の耐水鋼板81で形成するのが好ましい。
なお、図6に示すように、上記したユニット間接続部材24は、接続部材15と同様に、水下側の端部24aと、水上側の端部24bと、傾斜面部24cとを有するものとなっており、水下側の端部24aには、水切部41aが形成され、水上側の端部24bには、接地部66aや立上部67aや平行部68aが形成されている。
ユニット間接続部材24を隣接する接続部材15の間に上から重ねて取付けられるようにするために、水切部41aは、接続部材15の水切部41よりも水下側の位置に干渉しないように形成されている。また、接地部66aや立上部67aや平行部68aは、内側に差し込めるように、接続部材15の接地部66や立上部67や平行部68よりも若干小さく形成されている。ユニット間接続部材24は、図9、図10に示すようにして、屋根ユニット5の上側からの作業によって、隣接する接続部材15間に、上方から設置され上方から固定される。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
建物本体4の上部に設置された水下側の屋根ユニット5の第1の屋根葺き材11と、水上側の屋根ユニット5の第2の屋根葺き材12とを接続部材15で接続する場合、まず、図7に示すように、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14との間の位置に、バックアップ材31を設置する。バックアップ材31は、水下側の端部を水上受鋼板54に当てるようにして設置する。
次に、接続部材15を、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14との間の位置に設置する。この際、接続部材15は、水上側の端部15bを、第2の屋根葺き材12の水下側の端部14、および、水下受鋼板65に、水下側から差し込むようにして設置する。また、接続部材15は、水上側の端部15aを、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13、および水上受鋼板54の上に載置する。
そして、図8に示すように、接続部材15の水上側の端部15bの屋根固定部17をリベットなどの固定具26で上方から第2の屋根葺き材12の水下側の端部14、および、水下受鋼板65に固定する。
次に、図9に示すように、隣接する接続部材15の端部間に、上から変性シリコーンなどのコーキング材91による連続したコーキングを施す。そして、図10に示すように、隣接する接続部材15の端部間に、接続部材15と同様にして、ユニット間接続部材24を上方から屋根ユニット5間に跨るように設置し、リベットなどの固定具26で上方から水上側の端部24bや水下側の端部24aなどを接続部材15などに取付ける。
最後に、ネジなどの固定具25を用いて、接続部材15の水下側の端部15aや、ユニット間接続部材24の水下側の端部24aなどを第1の屋根葺き材11の水上側の端部13、および、水上受鋼板54に上方から固定する。
以上により、屋根6の上側からの作業によって、第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とが接続部材15で接続される。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果 1)第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12とを接続部材15で接続しても良い。これにより、接続部材15が、接続用屋根葺き材になるため、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13と第2の屋根葺き材12の水下側の端部14とを接続部材15で容易に繋ぐことができる。
この際、接続部材15が、屋根固定部16,17を有することで、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13周辺、および、第2の縦葺き材71の水下側の端部周辺を、屋根固定部16,17によって表面側(上側)から固定することなどが可能になる。これによって、第1の屋根葺き材11と第2の屋根葺き材12との間の接続構造を簡易化して、接続部材15を簡単、確実に取付けることが可能になる。
(効果 2)接続部材15は、第1の屋根葺き材11の上面11a側に位置されても良い。これにより、接続部材15の雨水を第1の屋根葺き材11の上面11a側へと導くことができる。よって、第1の屋根葺き材11の下側に雨水が入り込むことを防止できる。
(効果 3)接続部材15は、第2の縦葺き材71の下面側に位置されても良い。これにより、第2の屋根葺き材12の雨水を接続部材15の上面側へと導くことができる。よって、接続部材15の下側に雨水が入り込むことを防止できる。
(効果 4)接続部材15は、水切部41を有しても良い。これにより、接続部材15の雨水を、水切部41によって水切りすることができる。
(効果 5)水切部41は、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13よりも水下側の位置に設置しても良い。これにより、接続部材15に付着した雨水を、水切部41によって、第1の屋根葺き材11の水上側の端部13よりも水下側の位置で水切りすることができる。また、水切部41は、第1の屋根葺き材11の上面11aに向けて下方へ突出されても良い。これにより、接続部材15に付着した雨水を、水切部41によって、第1の屋根葺き材11の上面11aで水切りすることができる。そのため、水切部41で水切りされた雨水が第1の屋根葺き材11の下側へ入り込むことを防止できる。
(効果 6)第1の屋根葺き材11は、水上側の端部に突出片51を有しても良い。これにより、突出片51に接続部材15の水下側の端部15aを上から載せて上方から固定することができるようになり、接続部材15を取付ける作業を容易化することができる。
(効果 7)第2の屋根葺き材12は、水下側の端部14に突出片61を有しても良い。これにより、突出片61に接続部材15の水上側の端部15bを水下側から差し込んで上方から固定することができるようになり、接続部材15を取付ける作業を容易化することができる。
(効果 8)第1の屋根葺き材11および第2の縦葺き材71は、縦葺き材71としても良い。これにより、第1の屋根葺き材11と第2の縦葺き材71とを、接続部材15を介して、水上側から水下側に沿って連続した見栄えの良いものとすることができる。また、雨水を第1の屋根葺き材11から接続部材15を介して第2の屋根葺き材12へと連続的に流下させることができる。
(効果 9)第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12は、金属製としても良い。これにより、第1の屋根葺き材11および第2の屋根葺き材12に高い耐水性や耐久性を持たせることができる。
11 第1の屋根葺き材
11a 上面
12 第2の屋根葺き材
12b 下面
13 水上側の端部
14 水下側の端部
15 接続部材
16 屋根固定部
17 屋根固定部
41 水切部
51 突出片
61 突出片
71 縦葺き材
81 耐水鋼板

Claims (9)

  1. 水下側に位置する第1の屋根葺き材と、該第1の屋根葺き材の水上側に配置される第2の屋根葺き材と、前記第1の屋根葺き材の水上側の端部と前記第2の屋根葺き材の水下側の端部との間を接続する接続部材とを備え、該接続部材は、前記第1の屋根葺き材の水上側の端部周辺、および、前記第2の屋根葺き材の水下側の端部周辺に対して表面側から固定可能な屋根固定部を有していることを特徴とする屋根構造。
  2. 前記接続部材は、前記第1の屋根葺き材の上面側に位置されることを特徴とする請求項1に記載の屋根構造。
  3. 前記接続部材は、前記第2の屋根葺き材の下面側に位置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の屋根構造。
  4. 前記接続部材は、水切部を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の屋根構造。
  5. 前記水切部は、前記第1の屋根葺き材の水上側の端部よりも水下側に位置すると共に、前記第1の屋根葺き材の上面に向けて下方へ突出されていることを特徴とする請求項4に記載の屋根構造。
  6. 前記第1の屋根葺き材は、水上側の端部に突出片を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の屋根構造。
  7. 前記第2の屋根葺き材は、水下側の端部に突出片を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の屋根構造。
  8. 前記第1の屋根葺き材および前記第2の屋根葺き材は、縦葺き材であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の屋根構造。
  9. 前記第1の屋根葺き材および前記第2の屋根葺き材は、金属製であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の屋根構造。
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