JP2020066169A - 熱転写受像シート - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも白抜けの発生を抑制することができる熱転写受像シートを提供する。【解決手段】 基材シート10と、基材シートの一方の面側に配置される受容層30と、基材シートと前記受容層との間に配置される断熱層22と、を少なくとも備える熱転写受像シート1である。受容層側から測定したうねり曲線の二乗平均平方根傾斜(ISO 4287:1997)をWΔq[単位:なし]とし、受容層側より測定したマルテンス硬さ(ISO14577)をHM[単位:N/mm2]とすると、以下の式(1)が成立つようにした。HM ≦ 345.7−24156.9×WΔq ・・・(1)【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写受像シートに関する。
従来から、文字または画像等を被転写体に形成する方式として、昇華型熱転写方式、又は溶融型熱転写方式等が採用されている。例えば、昇華型熱転写方式の場合を説明する。
支持体上に染料やバインダー等を含む熱転写層等を設けた感熱転写記録媒体の熱転写層表面と、他の支持体上に染料を受容する染料受容層を設けた被熱転写体の染料受容層表面とを互いに重ね合わせる。重ね合わせた感熱転写記録媒体及び被熱転写体に対して、感熱転写記録媒体の熱転写層を設けていない面側から、文字または画像情報により温度制御されたサーマルヘッド等により加熱する。これにより、熱転写層中の染料を昇華させ、染料受容層へ移行させることで、被熱転写体に所望の文字または画像を形成する。
一方、溶融型熱転写方式の場合、支持体上に顔料やワックス等を含む熱溶融性の熱転写層を設けた熱転写記録媒体の熱転写層表面と、他の支持体上に受容層を設けた被熱転写体の受容層表面とを互いに重ね合わせる。重ね合わせた感熱転写記録媒体及び被熱転写体をサーマルヘッド等により加熱することで、熱転写層を融着させ、受容層へ移行させることで、被熱転写体に所望の文字または画像を形成する。上記の方式のうち、昇華型熱転写方式は、文字や図表などのモノクロプリントや、デジタルカメラ画像またはコンピューターグラフィックス画像などのカラープリントに広く採用されている。
ところで、感熱転写記録媒体を用いた昇華型熱転写方式にて印画物を熱転写受像シートに形成することに関し、白抜けが発生するという問題点がある。白抜けとは、熱転写受像シートを用いて印画物を作成する際に、熱転写受像シートにおいて印画されるべき領域内に部分的に印画されてない領域が発生することをいう。白抜け発生の主要な要因として熱転写受像シート表面に凹凸形状が形成されることが挙げられる。
詳しく説明すると、昇華型熱転写方式にて熱転写受像シートに印画する(すなわち、サーマルヘッド等の加熱手段による加熱にて感熱転写記録媒体の染料を熱転写受像シートの所定領域に転写する)際に、熱転写受像シートの表面に凹凸形状が存在すると、その凹凸形状により、感熱転写記録媒体とサーマルヘッドとの密着性(追従性)が阻害される。これにより、サーマルヘッドから十分に熱が伝えられない領域が感熱転写記録媒体や熱転写受像シートに部分的に発生する。その結果、サーマルヘッドによる熱が十分に伝わらなかった領域に白抜けが生じてしまう。
なお、白抜けの類似した現象として濃淡ムラがある。白抜けは完全に印画されない部分が生じるのに対して、濃淡ムラは周囲より色濃度が淡い部分が生じる現象である。濃淡ムラは、白抜けと同様に熱転写受像シートの凹凸形状の影響を受ける。白抜けは周期の大きい所謂うねりの影響を受けるのに対して、濃淡ムラは周期の小さい凹凸の影響を受けると考えられる。
また、感熱転写記録媒体の印画物の課題として、白抜けとは別に濃度不足がある。濃度不足は、印画物の色濃度が低くなってしまう現象である。濃度不足は、感熱転写記録媒体の断熱性が不足することにより、プリンタ印画時の熱が失われて昇華転写が不十分になることで生じると考えられる。
上記白抜けに対し、種々の改良技術が提案されている。たとえば、特許文献1には、多孔質層の中空粒子の含有率を制御して高濃度の印画特性を有し、かつ印画均一性を保つ熱転写受像シートの発明が開示されている。また、特許文献2には、多孔質層の中空粒子の粒子系を制御してざらつきを防止する熱転写受像シートの発明が開示されている。さらに特許文献3では、紙基材の2層のコート層に中紙の凹凸抑制とクッション性を持たせることにより、インキの転写ムラを防止する熱転写受像シートの発明が開示されている。
特許第4493565号 特開2007−98693号公報 特許第5470978号
しかしながら、特許文献1〜3の熱転写受像シートを用いて印画を実施しても、白抜けの発生を十分に抑制できず、濃淡ムラ、濃度不足が発生する場合があった。
そこで、本発明は、少なくとも白抜けの発生を抑制することができる熱転写受像シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る熱転写受像シートは、基材シートと、基材シートの一方の面側に配置される受容層と、基材シートと受容層との間に配置される断熱層と、を少なくとも備える熱転写受像シートであって、受容層側から測定したうねり曲線の二乗平均平方根傾斜(ISO4287:1997に準拠)をWΔq[単位:なし]とし、受容層側から測定したマルテンス硬さ(ISO14577に準拠)をHM[単位:N/mm]とすると、以下の式(1)が成立つことを特徴とする熱転写受像シート。HM ≦ 345.7−24156.9×WΔq ・・・(1)
本発明に係る熱転写受像シートによれば、少なくとも白抜けの発生を抑制することができる。
本発明に係る熱転写受像シートを示す模式的な断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることがある。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置については、その記載を省略している。
[熱転写受像シート]
図1に示すように、本発明に係る実施形態(以下、本実施形態)の熱転写受像シート1は、基材シート10と、基材シート10の一方の面10aに積層された中間層20と、中間層20に積層された受容層30と、基材シート10の他方の面10bに積層された裏面層40と、を備えている。
中間層20は、基材シート10の一方の面10aに積層されたクッション層21と、クッション層21に積層された断熱層22と、断熱層22及び受容層30の間に積層された下引き層23と、を備えている。
[基材シート]
基材シート10は、中間層20と受容層30とを保持するという役割を有する。また、基材シート10は、熱転写時には熱が加えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。
このような基材シート10の材料としては、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、またはサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリエチレンテレフタレート(以下、PET)等のポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げられ、また、基材シート10の材料としては、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルムも使用でき、特に限定されない。
また、基材シート10の材料としては、上記基材シート10の任意の組み合わせによる積層体も使用できる。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙或いはセルロース合成紙とプラスチックフィルムとの合成紙が挙げられる。
基材シート10として、市販の基材を用いることもでき、例えば、RCペーパー(三菱製紙(株)製、商品名)等が好ましい。なお、基材シート10の厚みは、熱転写受像シートに要求される強度や耐熱性等や、素材の材質に応じて、適宜変更可能である。具体的に、基材シート10の厚みは、50μm〜1000μmの範囲内であることが好ましく、100μm〜300μmの範囲内であることがより好ましい。
[中間層を構成する断熱層]
中間層20を構成する断熱層22は、熱転写による画像形成時に加えられた熱が、基材シート10等への伝熱によって損失されることを防止できる断熱性を有するものである。
断熱層22は、中空粒子とバインダー樹脂によって構成されるものや、発泡ポリプロピレンフィルムや発泡ポリエチレンテレフタレート等の発泡フィルムなどを用いたもの、さらに発泡フィルムの片面または両面にスキン層を設けた複合フィルムを用いた断熱層を挙げることができる。ただし、発泡フィルムなどを用いた断熱層22は、コストの面、基材シート10と貼り合わせ行程に発生するカールを考慮すると、断熱層22には、中空粒子を用いた断熱層を用いるのが好ましい。
[中間層を構成するクッション層]
中間層20を構成するクッション層21は、印画時におけるプラテンローラとサーマルヘッド間の加圧による収縮で、熱転写受像シート1の凹凸を吸収することにより、サーマルヘッドから均一な加熱をさせる機能を持つ層である。同様の機能は基材シート10と断熱層22にもあるが、それだけでは不十分な場合にクッション層21が設けられている。
クッション層21には、スチレン−ブタジエン共重合体(スチレン・ブタジエンゴム(SBR))、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBRラテックス)、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体(MBRラテックス)、スチレン−ブタジエンアクリル系共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などの樹脂を単独または2種類以上を混合して用いることができる。
[中間層を構成する下引き層]
中間層20を構成する下引き層23は、耐溶剤、高温/高湿下での画像保存時の染料拡散バリア、層間接着、白色付与、基材のギラつき感/ムラの隠蔽、および帯電防止等の機能を付加するこができる。下引き層23の形成手段としては公知の手段を用いることができる。例えば、下引き層23として、蛍光増白剤、無機微粒子、中空微粒子、および導電性フィラーやポリアニリンスルホン酸のような有機導電材等を添加する方法が挙げられる。
[受容層]
受容層30は、中間層20の下引き層23に積層されており、熱転写による画像形成時に感熱転写記録媒体から転写される昇華性染料を受容するとともに、受容した昇華性染料を保持することで、受容層30自身の面に画像を形成かつ維持することができる。この受容層30は、バインダー樹脂と、離型剤、硬化剤を含んでもよい。好ましい態様によれば、受容層30は、界面活性剤や、造膜助剤を各種目的に応じてさらに含んでもよい。
受容層30に含有されるバインダー樹脂としては、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(塩酢ビ系樹脂)、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル・アクリル共重合体、ポリアクリル酸エステル等のビニルポリマー、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等、およびこれら樹脂の混合系が挙げられ、好ましくは塩化ビニル系樹脂である。バインダー樹脂は、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/アクリル共重合体から選択される少なくとも1種類の塩化ビニル系樹脂であることがさらに好ましい。
受容層30に含有される離型剤としては、例えばシリコーン系、フッ素系、リン酸エステル系といった各種オイルや、界面活性剤や、金属酸化物、シリカ等の各種フィラー、ワックス類等が使用できる。離型剤として、これらは単独、あるいは2種以上を混合しても良い。離型剤として、これらの中でも、シリコーンオイルを使用することが好ましい。
受容層30に含有される硬化剤としては、例えばイソシアネート系硬化剤等が使用できる。イソシアネート系硬化剤としてはポリイソシアネート樹脂を好ましく使用することができる。ポリイソシアネート樹脂としては、従来種々のものが知られているが、そのうち芳香族系イソシアネートのアダクト体を使用することが望ましい。芳香族系ポリイソシアネートとしては、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、trans−シクロヘキサン、1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェートがあげられ、特に2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物が好ましい。
受容層30の厚さは、0.1μm以上10μm以下の範囲のものが使用可能であるが、より好ましくは0.2μm以上8μm以下程度のものが好ましい。また、受容層30は、必要に応じて酸化防止剤、蛍光染料や、公知の添加剤を含有しても良い。
[裏面層]
基材シート10の他方の面10bに積層される裏面層40は、プリンタ搬送性向上や、受容層30とのブロッキング防止、印画前後の熱転写受像シートのカール防止のために設けられる。裏面層40に用いられる材料としては従来公知のもので対応でき、例えばポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド等のバインダー樹脂を用いることができる。また、裏面層40は、必要に応じてフィラーや帯電防止剤等の、公知の添加剤を含有しても良い。
[熱転写受像シートの凹凸とクッション性について]
熱転写受像シート1において、熱転写受像シート1の表面に凹凸があると、印画時に熱転写受像シート1と感熱転写記録媒体との接触面積が不均一となり、サーマルヘッドから感熱転写記録媒体を介して熱転写受像シート1に加えられる熱にムラが生じる。この加熱ムラが原因で、白抜け、濃淡ムラが発生する。これを防ぐために、熱転写受像シート1は、凹凸を吸収するクッション性を有することが好ましい。要求されるクッション性は、熱転写受像シート1の表面の凹凸によって異なる。
必要なクッション性を満たすための熱転写受像シート1の特性は以下のとおりである。
(i)熱転写受像シート1の受容層30側から測定したうねり曲線の二乗平均平方根傾斜(ISO4287:1997に準拠)をWΔq[単位:なし]とし、同じく熱転写受像シート1の受容層30側から測定したマルテンス硬さ(ISO14577に準拠)をHM[単位:N/mm]とすると、以下の式(1)が成立つこと。
なお、WΔqは熱転写受像シート1の受容層30側をマイクロレンジの微小硬さ試験機FISCHERSCOPE HM2000(ヘルムート・フィッシャー社製)で測定した値であり、HMは熱転写受像シート1の受容層30側を微細形状測定機 サーフコーダET4000A(ヘルムート・フィッシャー社製)で測定した値である。
HM ≦ 345.7−24156.9×WΔq ・・・(1)
(ii)HMが、30N/mm以上であること。
前述の(i)(ii)において、HMが30N/mm以上の場合に、HM≦345.7−24156.9×WΔqが成立てば、熱転写受像シート1の凹凸が印画時の加圧による収縮で吸収され、熱転写受像シート1と感熱転写記録媒体との接触面積が均一となるために白抜けは発生しない。しかし、HM>345.7−24156.9×WΔqとなると、熱転写受像シート1の凹凸が印画時の加圧による収縮で十分に吸収されず、熱転写受像シート1と感熱転写記録媒体との接触面積が不均一になるために白抜けが発生してしまう。
一方で、例え式(1)が成立ったとしてもHMが30N/mm未満であると、クッション性の効果では相殺しきれない微細な凹凸の影響が出て印画時に濃淡ムラが発生してしまい、良好な印画品質を得られなくなってしまう。
[クッション層の膜厚について]
クッション層21の膜厚は、特に範囲を定めないが、素材の材質に応じて、前述の(i)(ii)を満たす範囲にする必要がある。
[断熱層の空隙率について]
熱転写受像シート1において、断熱層22の空隙率が52%以上であれば、印画物に十分な濃度が得られる。しかし、空隙率が52%未満であると断熱性が不足し、プリンタ印画時の熱が失われて濃度不足となってしまう。一方で、断熱層22の空隙率が56%を超えると、断熱性のムラが大きくなり、前述の(i)(ii)の条件を満たしていても、濃淡ムラが発生してしまう。
ここで、断熱層22の空隙率とは、熱転写受像シート1の断熱層22の断面を走査電子顕微鏡(SEM:Scannig Electron Microscope)で撮影し、その画像における物質面積および視認可能な空隙の面積を解析し、空隙面積を全面積で割った値である。
なお、SEM画像において、断熱層22を形成する材料と隙間とを識別する手法として、材料と空隙とでは、その画像中の色の濃さが異なることを利用した2値化、あるいは、材料と隙間との境界を検出するエッジ検出が好ましい。さらに、断熱層22を形成する材料が特有の形状を持っている場合には、マッチング等の画像処理を用いることで、材料と隙間とを高精度に判別することが可能となる。
[熱転写受像シートの効果]
次に、本実施形態の熱転写受像シート1の効果について述べる。
本実施形態の熱転写受像シート1は、少なくとも、基材シート10、断熱層22、及び受容層30がこの順で積層されてなる。熱転写受像シート1の受容層30側から測定したうねり曲線の二乗平均平方根傾斜(ISO4287:1997に準拠)をWΔq[単位:なし]とする。熱転写受像シート1の受容層30側より測定したマルテンス硬さ(ISO14577に準拠)をHM[単位:N/mm]とする。このとき、以下の式(1)が成り立つ。
HM ≦ 345.7−24156.9×WΔq ・・・(1)
これにより、熱転写受像シート1の凹凸が印画時の加圧による収縮で吸収される。熱転写受像シート1と感熱転写記録媒体との接触面積が均一になり、加熱ムラが低減されるため、少なくとも白抜けの発生が抑制される。熱転写受像シート1を用いた印画物では、実用レベルで、白抜けは発生しない。
また、本実施形態の熱転写受像シート1では、HMが30N/mm以上としている。これにより、熱転写受像シート1の印画時に微細な凹凸の影響が出ず、濃淡ムラが低減された良好な画質が得られる。熱転写受像シート1を用いた印画物では、実用レベルで、濃淡ムラは発生しない。
また、本実施形態の熱転写受像シート1は、断熱層22の空隙率が52%以上56%以下であるとしている。これにより、熱転写受像シート1の印画物に十分な濃度が得られ、かつ濃淡ムラが低減された良好な画質が得られる。熱転写受像シート1を用いた印画物では、実用レベルで、濃淡ムラは発生しない。
さらに、本実施形態の熱転写受像シート1は、基材シート10と断熱層22との間に、クッション層21が積層されている。このクッション層21は、印画時に加圧されて収縮し、熱転写受像シート1の凹凸が吸収されるので、加熱ムラの低減に寄与することができる。
次に、実施例及び比較例の熱転写受像シートを示して本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中で「部」または%とあるのは、特に断りのない限り重量基準である。また、本発明は実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
パターニングされた銅版に、UV硬化樹脂(商品名KR2000、(株)ADEKA)を塗布し、その上に厚さ188μmのPETフィルム(商品名コスモシャインA4100、東洋紡(株))を載せた。PETフィルムの一方の面が、UV硬化樹脂を介して、パターニングされた銅版と対向している。PETフィルムの反対面よりUV光を照射し、UV硬化樹脂を硬化させた。これにより、PETフィルムの一方の面に任意の凹凸パターンが形成された基材シート10を形成した。そして、この基材シート10を用いることにより、受容層30側から評価したWΔqが任意である熱転写受像シートを形成することができる。ここでは、熱転写受像シートの受容層30側から評価したWΔq(以下、熱転写受像シート1のWΔq)が0.0125となるようにした。
なお、WΔqは熱転写受像シート1の受容層30側をマイクロレンジの微小硬さ試験機FISCHERSCOPE HM2000(ヘルムート・フィッシャー社製)で測定した値であり、以降記載のWΔqは同様に測定した値である。
次に、基材シート10の凹凸パターンが形成された面側に、乾燥後の膜厚が24.0μmとなるように、以下の組成のクッション層用塗布液を塗工し、中間層20のクッション層21を形成した。
「クッション層用塗布液」
・スチレン・ブタジエンゴム溶液
(商品名Nipol LX110、日本ゼオン(株))(固形分40.5%) 74.07部
・純水 25.93部
次に、中間層20のクッション層21上に、乾燥後の膜厚が20μmとなるように、以下の組成の断熱層用塗布液1を塗工し、断熱層22を形成した。
「断熱層用塗布液1」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 19.35部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 51.70部
・純水 27.45部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
1.50部
次に、中間層20の断熱層22上に、乾燥後の膜厚が1μmとなるように、以下の組成の下引き層用塗布液を塗工し、下引き層23を形成した。
「下引き層用塗布液」
・ポリエステル(バイロナールMD-1480、固形分25%、東洋紡積社製) 100部
・純水 25部
次に、中間層20の下引き層23上に、乾燥後の膜厚が3μmとなるように、以下の組成の受容層用塗布液を塗工して受容層30を形成した。これにより、熱転写受像シート1を形成した。
「受溶層用塗布液」
・塩化ビニル系エマルジョン
(ビニブラン900、日信化学工業(株)、Tg=70℃、固形分=40%) 100.00部
・エチレングリコールジエチルエーテル 0.25部
・シリコーン離型剤
(ジメチルシリコン NP2406、旭化成ワッカーシリコン(株)、固形分=60%)
0.17部
・イソシアネート系硬化剤(型番:DNW-6000、DIC(株)) 1.29部
<実施例2>
クッション層21の膜厚が22.5μmであること以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例3>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であること以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例4>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が22.5μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例5>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が17.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例6>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が15.5μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例7>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0080であること以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例8>
熱転写受像シー1トのWΔqが0.0080であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が22.5μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例9>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0080であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が17.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例10>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0080であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が7.5μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<実施例11>
断熱層22に以下の組成の断熱層用塗布液2を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
「断熱層用塗布液2」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 25.19部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 44.53部
・純水 28.33部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
1.95部
<実施例12>
断熱層22に以下の組成の断熱層用塗布液3を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
「断熱層用塗布液3」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 22.30部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 44.08部
・純水 27.90部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
1.72部
<実施例13>
断熱層22に以下の組成の断熱層用塗布液4を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
「断熱層用塗布液4」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 16.28部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 55.47部
・純水 26.99部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
1.26部
<実施例14>
断熱層22に以下の組成の断熱層用塗布液5を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
「断熱層用塗布液5」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 14.69部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 57.43部
・純水 26.75部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
1.13部
<実施例15>
断熱層22に以下の組成の断熱層用塗布液6を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
「断熱層用塗布液6」
・ゼラチン(商品名:SN、新田ゼラチン(株))水溶液(固形分30%) 9.83部
・中空粒子(商品名:SN-1055、ダウケミカル日本(株)、固形分26.5%) 63.40部
・純水 26.01部
・エポキシ架橋剤(商品名:カルボジライトE−02、ナガセケムテックス(株)製)
0.76部
<比較例1>
クッション層21の乾燥後の膜厚が21.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例2>
クッション層21の乾燥後の膜厚が17.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例3>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が14.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例4>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が11.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例5>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が7.5μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例6>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0105であることと、クッション層21を設けないこと以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例7>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0080であることと、クッション層21の乾燥後の膜厚が6.0μmになるようにした以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<比較例8>
熱転写受像シート1のWΔqが0.0080であることと、クッション層21を設けないこと以外は実施例1と同様の方法で、熱転写受像シート1を形成した。
<感熱転写記録媒体の形成>
次に、実施例で使用する感熱転写記録媒体について説明する。
基材として、4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その非易接着処理面に、以下の組成の耐熱滑性層用塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるように塗布、乾燥し、耐熱滑性層付き基材を形成した。次に、耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、以下の組成の熱転写層用塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるように塗布、乾燥して熱転写層を形成し、感熱転写記録媒体を形成した。
「耐熱滑性層用塗布液」
・シリコーン系アクリルグラフトポリマー(東亜合成(株)US-350) 50.00部
・メチルエチルケトン 50.00部
「熱転写層用塗布液」
・C.I.ソルベントブルー36 2.50部
・C.I.ソルベントブルー63 2.50部
・ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
・トルエン 45.0部
・メチルエチルケトン 45.0部
<画質評価について>
実施例1〜15、比較例1〜8の熱転写受像シート1に、感熱転写記録媒体を用いてサーマルシミュレーターにて印画を行い、白抜け、濃淡ムラ、濃度を評価した。なお、印画は全て、下記の条件で行っている。
・印画環境:23℃,50%RH
・印加電圧:24V
・印画速度:10inch/sec
・印画密度:主走査300dpi 副走査300dpi
(白抜け評価)
実施例1〜15、比較例1〜8の熱転写受像シート1に、感熱転写記録媒体を用いてサーマルシミュレーターにて印画を行い、印画物の白抜けを評価した。評価画像は、中間の階調のベタ画像を用いた。なお、評価基準は以下のとおりで、△以上が実用上問題ないレベルである。
○:白抜けが、認められない
△:白抜けが、ごく僅かに認められる
×:白抜けが、全面で認められる
(濃淡ムラ評価)
実施例1〜15、比較例1〜8の熱転写受像シート1に、感熱転写記録媒体を用いてサーマルシミュレーターにて印画を行い、印画物の濃淡ムラを評価した。評価画像は、中間の階調のベタ画像を用いた。なお、評価基準は以下のとおりで、△以上が実用上問題ないレベルである。また、白抜けが発生すると濃淡ムラの判別ができなくなるため、白抜け評価が×の場合は濃淡ムラを評価不能とした。
○:濃淡ムラが、認められない
△:濃淡ムラが、ごく僅かに認められる
×:濃淡ムラが、全面で認められる
(濃度評価)
実施例1〜15、比較例1〜8の熱転写受像シート1に、感熱転写記録媒体を用いてサーマルシミュレーターにて印画を行い、印画物の濃度を評価した。評価画像は、高階調のベタ画像を用いた。なお、評価基準は以下のとおりで、△以上が実用上問題ないレベルである。また、白抜けが発生すると濃度の評価ができなくなるため、白抜け評価が×の場合は濃度を評価不能とした。
○:濃度が十分に高い
△:濃度がやや不足している
×:濃度が不足している
実施例1〜15、比較例1〜8について、熱転写受像シートのWΔq[単位:なし]とHM[単位:N/mm]の評価結果及び345.7−24156.9×WΔqの計算結果、断熱層の空隙率の評価結果、印画物の白抜け、濃淡ムラ、濃度の評価結果を、表1に示した。
なお、HMは熱転写受像シート1の受容層30側を微細形状測定機 サーフコーダET4000A(ヘルムート・フィッシャー社製)で測定した値である。
Figure 2020066169
表1より、HMの値が345.7−24156.9×WΔqの値以下である実施例1〜15では、白抜けが発生しなかった。また、HMの値が345.7−24156.9×WΔqの値を超える比較例1〜8では、白抜けが発生した。
このことから、白抜けを発生させないためには、HMが345.7−24156.9×WΔq以下になるようにする必要があることがわかった。
一方、上記で白抜けが発生しなかった実施例1〜10において、HMが30N/mm以上である実施例2、4、5、6、8、9、10では濃淡ムラが発生せず、HMが30N/mm未満である実施例1、3、7では濃淡ムラが発生した。
このことから、濃淡ムラを発生させないためには、HMを30N/mm以上にする必要があることがわかった。
表1より、345.7−24156.9×WΔq、HMが同じで白抜けが発生していない実施例5、11〜15を比べると、断熱層22の空隙率が52%以上の実施例5、12〜15では十分な濃度が得られた。しかし、断熱層22の空隙率が52%未満である実施例11では濃度不足となってしまった。このことから、十分な濃度を得るためには断熱層22の空隙率を52%以上にする必要があることがわかった。
一方、上記の実施例5、11〜15において、断熱層22の空隙率が56%以下である実施例5、11〜13では濃淡ムラが発生しなかった。しかし、断熱層22の空隙率が56%を超える実施例14、15では濃淡ムラが発生してしまった。このことから、濃淡ムラが発生しないようにするためには断熱層22の空隙率を56%以下にする必要があることがわかった。
上記のことから、十分な濃度が得られて、濃淡ムラが発生しない断熱層22の空隙率は52%以上56%以下であることが確認された。
ここでは、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は当業者にとって自明なことである。
1 熱転写受像シート
10 基材シート
10a 基材シート10の一方の面
10b 基材シート10の他方の面
20 中間層
21 クッション層
30 受容層
40 裏面層
21 クッション層
22 断熱層
23 下引き層

Claims (4)

  1. 基材シートと、
    前記基材シートの一方の面側に配置される受容層と、
    前記基材シートと前記受容層との間に配置される断熱層と、を少なくとも備える熱転写受像シートであって、
    前記受容層側から測定したうねり曲線の二乗平均平方根傾斜(ISO4287:1997に準拠)をWΔq[単位:なし]とし、
    前記受容層側から測定したマルテンス硬さ(ISO14577に準拠)をHM[単位:N/mm]とすると、
    以下の式(1)が成立つことを特徴とする熱転写受像シート。
    HM ≦ 345.7−24156.9×WΔq ・・・(1)
  2. 前記HMが、30N/mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 前記断熱層の空隙率が、52%以上、且つ56%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
  4. 前記基材シートと前記断熱層との間に配置されるクッション層を、さらに備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の熱転写受像シート。
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