JP2020060685A - 光学モジュールおよび頭部装着型表示装置 - Google Patents

光学モジュールおよび頭部装着型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定方向の寸法を最小化できる、光学モジュールおよび頭部装着型表示装置を提供する。【解決手段】本発明の光学モジュールは、矩形状の第1表示部と第1接続部とを有する第1画像表示パネルと、矩形状の第2表示部と第2接続部とを有する第2画像表示パネルと、矩形状の第2表示部と第3接続部とを有する第3画像表示パネルと、第1画像光と第2画像光と第3画像光とを合成するクロスダイクロイックプリズムと、を備え、クロスダイクロイックプリズムは、2つの光合成面が交差する交差軸を有し、第1画像表示パネル、第2画像表示パネルおよび第3画像表示パネルは、第1表示部、第2表示部および第3表示部各々の長辺が交差軸に沿っており、かつ、第1接続部、第2接続部および第3接続部がそれぞれクロスダイクロイックプリズムの外側に位置した状態で、クロスダイクロイックプリズムの異なる面にそれぞれ貼り付けられていることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、光学モジュールおよび頭部装着型表示装置に関する。
従来、3つの表示パネルから射出したRGB各色の画像光を合成する光学モジュールとして、クロスダイクロイックプリズムと3つの表示パネルとを組み合わせた技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。このような光学モジュールは表示装置に搭載されるが、近年、表示装置においても小型化の要求が強く、光学モジュールを搭載するスペースの大きさも限られる。
特開2004−354437号公報
光学モジュールを搭載するスペースの制約から、光学モジュールにおける所定方向の寸法をより小型化したいという要請もあるが、上記従来技術の光学モジュールでは十分な小型化ができなかった。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光学モジュールは、矩形状の第1表示部と第1接続部とを有する第1画像表示パネルと、矩形状の第2表示部と第2接続部とを有する第2画像表示パネルと、矩形状の第2表示部と第3接続部とを有する第3画像表示パネルと、前記第1画像表示パネルから射出された第1画像光と、前記第2画像表示パネルから射出された第2画像光と、前記第3画像表示パネルから射出された第3画像光と、を合成するクロスダイクロイックプリズムと、を備え、前記クロスダイクロイックプリズムは、2つの光合成面が交差する交差軸を有し、前記第1画像表示パネル、前記第2画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは、前記第1表示部、前記第2表示部および前記第3表示部各々の長辺が前記交差軸に沿っており、かつ、前記第1接続部、前記第2接続部および前記第3接続部がそれぞれ前記クロスダイクロイックプリズムの外側に位置した状態で、前記クロスダイクロイックプリズムの異なる面にそれぞれ貼り付けられている、ことを特徴とする。
本発明の一つの態様の光学モジュールでは、前記第1映像表示パネルおよび前記第3映像表示パネルは対向するように配置されており、前記交差軸に沿う方向から平面視した際、前記第1映像表示パネルは前記クロスダイクロイックプリズムの光射出方向における一方側に張り出すように設けられ、前記第3映像表示パネルは前記光射出方向における他方側に張り出すように設けられる、のが好ましい。
本発明の一つの態様の光学モジュールでは、前記第1映像表示パネルおよび前記第3映像表示パネルは対向するように配置されており、前記交差軸に沿う方向から平面視した際、前記第1映像表示パネルおよび前記第3映像表示パネルは前記クロスダイクロイックプリズムの光射出方向にそれぞれ張り出すように設けられる、のが好ましい。
本発明の一つの態様の光学モジュールでは、前記第1画像表示パネルは前記第1表示部を駆動させる第1駆動回路部をさらに有し、前記第2画像表示パネルは前記第2表示部を駆動させる第2駆動回路部をさらに有し、前記第3画像表示パネルは前記第3表示部を駆動させる第3駆動回路部をさらに有しており、前記第1画像表示パネル、前記第2画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは、前記第1駆動回路部、前記第2駆動回路部および前記第3駆動回路部がそれぞれ前記クロスダイクロイックプリズムの外側に位置した状態で、前記クロスダイクロイックプリズムの異なる面にそれぞれ貼り付けられている、のが好ましい。
本発明の一つの態様の光学モジュールでは、前記複数の映像表示パネルは、自発光型パネルである、のが好ましい。また、前記自発光型パネルは有機ELパネルであるのが望ましい。
本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置は、本発明の一つの態様の光学モジュールと、前記光学モジュールからの光を観察者の瞳に投射する投射光学系と、を備える、ことを特徴とする。
観察者が第1実施形態のHMDを装着した状態を示す図である。 第1実施形態のHMDの斜視図である。 画像表示部の各部の構成を示す図である。 第1画像表示パネルの構成を斜視図である。 映像生成部の構成を示す斜視図である。 映像生成部の側面図である。 画像表示部の要部構成および画像光の光路を示す図である。 観察者に視認される虚像映像を概念的に示す図である。 第1ダイクロイック膜の入射角度依存性を示したグラフである。 比較例の映像生成部の構成を示す斜視図である。 第2実施形態の映像生成部の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
本実施形態の頭部装着型表示装置は、観察者が頭に装着して使用するヘッドマウントディスプレイの一例である。以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)を、HMDと略記する。
図1は、観察者が本実施形態のHMDを装着した状態を示す図である。図2は、本実施形態のHMDの斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のHMD(頭部装着型表示装置)300は、観察者が眼鏡を掛ける感覚で頭部に装着して使用するものである。本実施形態のHMD300は、透過型のHMDである。本実施形態のHMD300によれば、観察者は画像表示部により生成された画像を視認することができる。
図2に示すように、HMD300は、眼鏡に類似した形状を有する表示部100と、観察者が手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御装置(コントローラー)160と、を備えている。表示部100と制御装置160とは、有線または無線で通信可能に接続される。本実施形態では、表示部100を構成する左眼用画像表示部110Aおよび右眼用画像表示部110Bの各々と制御装置160とは、ケーブル150を介して有線で通信可能に接続され、画像信号や制御信号を通信する。
表示部100は、メインフレーム(装置本体)120と、左眼用画像表示部110Aと、右眼用画像表示部110Bと、を備えている。制御装置160は、表示パネル部170と、操作ボタン部180と、を備えている。
表示パネル部170は、例えば観察者に与える各種の情報や指示等を表示する。メインフレーム120は、観察者が耳に掛けるための一対のテンプル部122A,122Bを備えている。メインフレーム120は、左眼用画像表示部110Aと、右眼用画像表示部110Bと、を支持する部材である。
右眼用画像表示部110Bと左眼用画像表示部110Aとは、同様の構成を有しており、双方の画像表示部内の各構成要素は左右対称に配置されている。そのため、以下では、左眼用画像表示部110Aを単に画像表示部110として詳細に説明し、右眼用画像表示部110Bの説明を省略する。
図3は、画像表示部の各部の構成を示す図である。さらに、図3では、画像表示部110を装着する観察者の眼EYを図示している。なお、図3においては、観察者Mの眼EYの瞳孔中心を通り、かつ観察される画像の中心画角となる光線が通る経路を光軸AXとする。
図3に示すように、画像表示部110は、画像生成部(光学モジュール)11と、投射光学系12と、導光光学系13と、を備えている。画像表示部110は、これら画像生成部11、投射光学系12および導光光学系13は不図示の筐体に組み込むことでモジュール化されている。図3では、投射光学系12の光軸AX上を通過する画像光LLのみを示している。なお、図3において投射光学系12は概念的・抽象的に示されているが、実際には、単レンズまたは複数のレンズ群から構成される。
画像生成部11は、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bと、クロスダイクロイックプリズム50と、を有する。
本実施形態において、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bは自発光パネルである。
本実施形態では、自発光パネルとして有機ELパネルを用いた。自発光パネルとして有機ELパネルを用いることで、光源までを含めて一体化された部材として構成できるため、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bを小型および軽量化できる。なお、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bは後述するように射出する光の波長帯が異なる以外、同様の構成を有する。
ここで、第1画像表示パネル20Rの構成について説明する。
図4は、第1画像表示パネルの構成を斜視図である。
図4に示すように、第1画像表示パネル20Rは、第1表示部30Rと、第1駆動回路部31Rと、第1接続部32Rと、を有する。
第1表示部30Rは、赤色の光を発する有機EL素子からなる画素をマトリックス状に配列することで構成される。第1表示部30Rは、赤色波長帯(例えば、620nm〜750nm)の赤色画像光を射出する。第1表示部30Rは、全体の平面形状が長辺30aおよび短辺30bを有する矩形状となっている。第1表示部30Rは、複数の画素を駆動することで所望の赤色画像光を生成する。
第1駆動回路部31Rは、例えば走査線駆動回路やデータ線駆動回路を含み、第1表示部30Rを構成する各画素と電気的に接続されることで第1表示部30Rを駆動させる。第1接続部32Rは複数の実装端子32aを含み、複数の実装端子32aには例えば、フレキシブル配線基板等の外部接続基板33が接続される。
第1画像表示パネル20Rは、第1外部接続基板33Rを介して外部との信号のやり取りを行う。すなわち、第1接続部32Rは、第1画像表示パネル20Rと外部との信号のやり取りを行うインターフェース部として機能する。
このような構成に基づき、第1画像表示パネル20Rは、外部から入力された信号を第1接続部32Rから駆動回路部31Rへと送信する。そして、駆動回路部31Rは第1表示部30Rを駆動させることで所望の赤色画像光を生成する。
第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bは、第1画像表示パネル20Rと同様の構成を有する。第2画像表示パネル20Gは、第2表示部30Gと、第2駆動回路部31Gと、第2接続部32Gとを有し、緑色波長帯(例えば、495nm〜570nm)の緑色画像光を生成して射出する。第3画像表示パネル20Bは、第3表示部30Bと、第3駆動回路部31Bと、第3接続部32Bとを有し、青色波長帯(例えば、450nm〜495nm)の青色画像光を生成して射出する。
以下、第1表示部30R、第2表示部30Gおよび第3表示部30Bを特に区別しない場合、単に「表示部30」と呼ぶこともある。また、第1駆動回路部31R、第2駆動回路部31Gおよび第3駆動回路部31Bを特に区別しない場合、単に「駆動回路部31」と呼ぶこともある。また、第1接続部32R、第2接続部32Gおよび第3接続部32Bを特に区別しない場合、単に「接続部32」と呼ぶこともある。
なお、各画像表示パネル20R,20G,20Bにおいて、駆動回路部31および接続部32は表示部30の短辺30bに沿って配置されている。そのため、第1画像表示パネル20Rにおいて、表示部30の長辺30aに沿う方向に駆動回路部31および接続部32は配置されない。これにより、各画像表示パネル20R,20G,20Bの横幅は、表示部30の長辺30aと同等の長さに抑えられている。
なお、上記赤色画像光、緑色画像光および青色画像光は偏光特性を有さない無偏光である。これは、赤色画像光、緑色画像光および青色画像光は有機薄膜中にランダムに配置された有機分子からの発光であり、液晶ディスプレイのような偏光特性はなく、基本的に非偏光の発光特性を有するためである。
図5は映像生成部の構成を示す斜視図である。
図5に示すように、画像生成部11の構成部品であるクロスダイクロイックプリズム50は、例えばガラス等の透光性材料からなる4つの三角柱状のプリズム部材を貼り合わせて形成される四角柱状の部材である。具体的に4つの三角柱状のプリズム部材は、合同な形状であって、底面が直角二等辺三角形となっている。当該底面の直角部分の頂点が揃うように4つの三角柱状のプリズム部材の側面を貼り合わせることで、四角柱状の部材とされる。この場合、当該底面の頂点に沿った稜線が重なり合って1つの交差軸が形成されることになる。各三角柱状のプリズム部材の側面である貼り合わせ部分には互いに交差する第1光合成面51および第2光合成面52が形成されている。
本実施形態のクロスダイクロイックプリズム50は、第1画像表示パネル20Rを貼り付ける第1面50aと、第2画像表示パネル20Gを貼り付ける第2面50bと、第3画像表示パネル20Bを貼り付ける第3面50cと、合成した光を射出する光射出面50dと、を有する。
すなわち、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20Bは、クロスダイクロイックプリズム50の異なる面にそれぞれ貼り付けられている。これら第1面50a、第2面50b、第3面50cおよび光射出面50dは、クロスダイクロイックプリズム50の6つの面のうち交差軸CXと交差しない4つの面で構成される。また、これら第1面50a、第2面50b、第3面50cおよび光射出面50dは各々同一の形状を有する。
第1面50aは第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRをプリズム内部に取り込む光入射面として機能する。第2面50bは第2画像表示パネル20Gから射出された緑色画像光GGをプリズム内部に取り込む光入射面として機能する。第3面50cは第3画像表示パネル20Bから射出された青色画像光GBを内部に取り込む光入射面として機能する。
第1光合成面51には、例えば、誘電体多層膜で構成される第1ダイクロイック膜DM1が設けられている。第1ダイクロイック膜DM1は、第2画像表示パネル20Gから射出された緑色画像光GGおよび第3画像表示パネル20Bから射出された青色画像光GBを透過させるとともに、第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRを緑色画像光GGの進行方向と同じ方向に反射させる。
第2光合成面52には、例えば、誘電体多層膜で構成される第2ダイクロイック膜DM2が設けられている。第2ダイクロイック膜DM2は、第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRおよび第2画像表示パネル20Gから射出された緑色画像光GGを透過させるとともに、第3画像表示パネル20Bから射出された青色画像光GBを緑色画像光GGの進行方向と同じ方向に反射させる。
なお、以下、第1ダイクロイック膜DM1および第2ダイクロイック膜DM2を特に区別しない場合、これらを合わせてダイクロイック膜DM1,DM2と称すことにする。
ダイクロイック膜DM1,DM2は、上記第1面50a、第2面50bおよび第3面50cに対して、45°傾いた状態で、かつ、互いに90°で交差するように配置されている。ここで、三角柱状のプリズム部材の底面の頂点に沿った稜線が重なり合って形成される1つの交差軸を、すなわち、第1ダイクロイック膜DM1と第2ダイクロイック膜DM2とが交差して形成される軸を交差軸CXと称すことにする。
このような構成に基づき、本実施形態のクロスダイクロイックプリズム50は、内部に入射した赤色画像光GR、緑色画像光GGおよび青色画像光GBをダイクロイック膜DM1,DM2で合成することでフルカラーの画像光LLを光射出面50dから射出するようになっている。
以下、画像生成部11の説明において、各部材の配置関係を理解しやすくするため、XYZ座標系を用いる。
具体的に、画像生成部11において、交差軸CXの延びる方向をY方向とし、画像光LLの射出方向をZ方向とする。なお、上記のように規定したY方向およびZ方向に対して、右手系とした場合のY方向およびZ方向に垂直な方向をX方向とする。
第1画像表示パネル20Rは、第1表示部30Rが第1面50aに貼り付けられることで、クロスダイクロイックプリズム50に保持されている。具体的に、第1画像表示パネル20Rは、第1表示部30Rの長辺30aが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム50の第1面50aに貼り付けられている。第1画像表示パネル20Rは、第1表示部30Rの短辺30bがZ方向に沿うように、クロスダイクロイックプリズム50に保持される。第1表示部30Rとクロスダイクロイックプリズム50の第1面50aとは接着層(不図示)を介して接合される。
第2画像表示パネル20Gは、第2表示部30Gが第2面50bに貼り付けられることで、クロスダイクロイックプリズム50に保持されている。具体的に、第2画像表示パネル20Gは、第2表示部30Gの長辺30aが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム50の第2面50bに貼り付けられている。第2画像表示パネル20Gは、第2表示部30Gの短辺30bがX方向に沿うように、クロスダイクロイックプリズム50に保持される。第2表示部30Gとクロスダイクロイックプリズム50の第2面50bとは接着層(不図示)を介して接合される。
図5に示したように、第3画像表示パネル20Bは、第3表示部30Bが第3面50cに貼り付けられることで、クロスダイクロイックプリズム50に保持されている。本実施形態において、第3画像表示パネル20Bは、クロスダイクロイックプリズム50を挟んで第1画像表示パネル20Rに対向するように配置されている。
具体的に、第3画像表示パネル20Bは、第3表示部30Bの長辺30aが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム50の第3面50cに貼り付けられている。第3画像表示パネル20Bは、第3表示部30Bの短辺30bがZ方向に沿うように、クロスダイクロイックプリズム50に保持される。第3表示部30Bとクロスダイクロイックプリズム50の第3面50cとは接着層(不図示)を介して接合される。
図6は映像生成部の側面図である。図6は画像生成部11を交差軸CXに沿う方向(+Y方向)から見た図である。
図6に示すように、第1画像表示パネル20Rは、+Y方向から平面視した際、クロスダイクロイックプリズム50の光射出方向(+Z方向)に沿って該クロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。
具体的に、第1画像表示パネル20Rのうち第1駆動回路部31Rおよび第1接続部32Rは、第1面50aよりも外側に配置されている。すなわち、第1画像表示パネル20Rは、第1駆動回路部31Rおよび第1接続部32Rがクロスダイクロイックプリズム50に対向しない状態で、クロスダイクロイックプリズム50に第1表示部30Rのみが貼り付けられている。
また、第2画像表示パネル20Gは、+Y方向から平面視した際、光射出方向(+Z方向)に交差する方向である−X方向に沿ってクロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。
具体的に、第2画像表示パネル20Gのうち第2駆動回路部31Gおよび第2接続部32Gは、第2面50bよりも外側に配置されている。すなわち、第2画像表示パネル20Gは、第2駆動回路部31Gおよび第2接続部32Gがクロスダイクロイックプリズム50に対向しない状態で、クロスダイクロイックプリズム50に第2表示部30Gのみが貼り付けられている。
第3画像表示パネル20Bは、+Y方向から平面視した際、クロスダイクロイックプリズム50の光射出方向と反対方向(−Z方向)に沿って該クロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。
具体的に、第3画像表示パネル20Bのうち第3駆動回路部31Bおよび第3接続部32Bは、第3面50cよりも外側に配置されている。すなわち、第3画像表示パネル20Bは、第3駆動回路部31Bおよび第3接続部32Bがクロスダイクロイックプリズム50の外側に位置した状態で、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。
本実施形態の画像生成部11において、各画像表示パネル20R,20G,20Bは、各々の表示部30の長辺30a同士を隣接させるように、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。図5に示したように、クロスダイクロイックプリズム50の大きさ(体積)は三辺(長辺30a、短辺30b、短辺30b)の積で概ね規定される。
また、本実施形態の画像生成部11では、クロスダイクロイックプリズム50の外側の異なる方向に各画像表示パネル20R,20G,20Bが張り出している。すなわち、各画像表示パネル20R,20G,20Bの接続部32にそれぞれ接続される外部接続基板33は、クロスダイクロイックプリズム50から異なる方向にそれぞれ引き出される。よって、本実施形態の画像生成部11は、外部接続基板33を異なる3方向に引き出すレイアウトを採用可能である。
また、本実施形態の画像生成部11では、交差軸CXに沿うY方向において、第1画像表示パネル20R、第2画像表示パネル20Gおよび第3画像表示パネル20B各々の幅がクロスダイクロイックプリズム50の光射出面50dの略幅と等しい。すなわち、本実施形態の画像生成部11では、Y方向においてクロスダイクロイックプリズム50の端面から各画像表示パネル20R,20G,20Bが突出しない。そのため、図5に示したように、画像生成部11におけるY方向の寸法H1はクロスダイクロイックプリズム50の幅のみで規定される。
図7は、本実施形態の画像表示部110の要部構成および画像光LLの光路を示す図である。なお、図7では、投射光学系12を3つのレンズ12a〜12cで構成したものとして例示している。
導光光学系13は、投射光学系12からの画像光LLを内部反射させつつ、射出することで、観察者の眼前に導く導光部材、あるいは導光装置である。導光光学系13は、画像光を取り込む入射部21と、導光用の平行導光体22と、画像光を取り出すための射出部23とを備える。
入射部21は、観察者の耳側に配置され、射出部23は、観察者の鼻側に配置される。平行導光体22と入射部21の本体とは、高い光透過性を有する樹脂材料により成形された一体品又は一部材である。なお、平行導光体22は、観察者の眼EYを基準とする光軸OXに対して傾けて配置されている。これにより、平行導光体22を顔の曲線に沿って配置することができる。また、入射部21と平行導光体22とを別部品で構成し、両者を接着剤で接合して構成してもよい。
入射部21は、投射光学系12からの画像光LLを取り込む光入射面ISと、取り込んだ画像光LLを反射して平行導光体22内に導く反射面RSとを有する。光入射面ISは、投射光学系12側に凹の曲面で形成されており、反射面RSで反射された画像光LLを内面側で全反射する機能も有する。反射面RSは、投射光学系12側に凹の曲面で形成されている。反射面RSは、曲面上にアルミ蒸着等の成膜を施すことにより形成され、光入射面ISから入射した画像光LLを反射し光路を所定方向に折り曲げる。光入射面ISは、反射面RSで反射された画像光LLを内側で全反射し光路を所定方向に折り曲げる。なお、各面を形成する曲面は、非軸対称自由曲面であるが、これに限らず、軸対称自由曲面、球面、非球面等とすることができる。また、各曲面は、投射光学系12によるコリメート機能を補助することができる。
平行導光体22は、平板部分であり、平行に延びる一対の面である2つの対向する平面22a,22bを有する。平面22a,22bは、平行平面であるため、外界像に関して拡大やフォーカスズレを生じさせない。平行導光体22のうち一方の平面22aは、入射部21からの画像光を全反射させる全反射面として機能し、画像光を少ない損失で射出部23に導く役割を有する。裏側の平面22bは、平行導光体22と射出部23との境界面となっている。なお、平面22a,22b上の全体又は一部にミラーコートやハーフミラー膜を形成することで画像光を反射させてもよい。
射出部23は、平行導光体22の奥側すなわち観察者の鼻側において、裏側の平面22bに沿ってその延長上に層状に形成された部材であり、透過性を有する複数のミラー等を配列してなる反射ユニットを有する。これにより、射出部23は、平行導光体22の全反射面である外界側の平面22aにおいて全反射された画像光LLを通過させる際に、入射した画像光LLを所定角度で反射して光射出面OS側へ折り曲げる。
なお、光路上における導光光学系13の各光学面を、光路下流側から順に以下のようにする。まず、平行導光体22の平面22b又は光射出面OSを第1面S1とし、平面22aを第2面S2とする。次に、入射部21の光入射面ISについて全反射による反射面として捉える場合を第3面S3とする。さらに、入射部21の反射面RSを第4面S4とする。最後に、光入射面ISについて光を取り込む面として捉える場合を第5面S5とする。
以下、画像光LLの光路に沿ってHMD300の動作および画像生成部11の詳細な構成について説明する。なお、図中において、光射出面20aは、画像生成部11において合成された画像光LLの射出位置を仮想的に示しており、第2画像表示パネル20G(図3等参照)の光射出面に相当する。
まず、画像生成部11の光射出面20aから射出された画像光LLは、3つのレンズ12a〜12cで構成される投射光学系12を経て、導光光学系13に向けて射出される。画像光LLは、導光光学系13の第5面S5から入射すると、第4面S4で反射され、さらに、第3面S3及び第2面S2においてそれぞれ全反射されて、第1面S1に到達し、折り曲げられつつ観察者の眼EYに向けて射出される。すなわち、導光光学系13により導光されることで、観察者の眼EYまで到達する。眼EYの位置に達するに際して、画像光LLの各成分は平行化された光線束となっており、かつ、眼EYの位置において重畳して入射する。観察者は、光の入射方向あるいは入射角度をもって、画像位置を識別し、虚像を視認することになる。この場合、眼EYの位置において重畳している各光線束の断面形状が、アイリング形状となり、その径がアイリング径となる。ここで、アイリング径とは、画像表示部110により観察者Mの眼EYの瞳孔近傍に形成される射出瞳の大きさを意味する。
なお、上記構成の場合、第1面S1〜第5面S5の一部に自由曲面を設けることで、投射光学系12の負担を低減でき、結果として光学系を薄くできる。また、光学設計に際しては、上記と逆の順すなわち、眼EYの位置を最初の基準として、第1面S1側から順に光路を追うことで、各部の設定がなされる。
以上のような構成により、画像生成部11を構成するクロスダイクロイックプリズム50において合成された画像光LLが、確実に観察者の眼EYまで導かれる。画像光LLは虚像映像として観察者に視認される。
図8は、観察者に視認される虚像映像を概念的に示す図である。図8において、観察者の左右の眼が並ぶ方向B1として示した。
図8に示すように、本実施形態のHMD300において、画像光LLは虚像映像IMとして観察者に視認される。一般に、人間の眼は、横方向についての視野が縦方向よりも広い。そのため、本実施形態のHMD300では、横方向についての画角θを縦方向についての画角θよりも大きくすることで、虚像映像IMを横長にしている。なお、クロスダイクロイックプリズム50における交差軸CXは、虚像映像IM上において水平方向(横方向)に延びる仮想軸IMaに相当する。また、交差軸CXは観察者の左右の眼が並ぶ方向B1に対応する。
また、人間の眼はその特性上左右によく動き、また、左右の眼の並び具合については、個人差がある。以上のような理由から、画像の欠けが無いように、すなわち光が眼に届くようにするためには、特に眼の並ぶ方向である横方向についての画像光のアイリング径を大きくとることが重要となる。つまり、眼の並ぶ方向に垂直な方向である縦方向については、横方向ほどには、アイリング径を要しないといえる。
本実施形態のHMDでは、眼EYの位置におけるアイリング形状RFを、観察者の左右の眼が並ぶ方向B1を長軸方向とする形状としている。具体的に、アイリング形状RFのアイリング径について、眼EYの並ぶ方向B1についての径R1が、これに垂直な方向についての径R2よりも大きくなっている。アイリング形状RFは、眼の並ぶ方向B1を長軸方向とする楕円形状、すなわち横方向に長い楕円形状となっている。
図8において、アイリング形状RFの短辺と長辺とである径R2と径R1との比を、例えば、1:2程度にすれば、横長の映像において欠けも無く、また、眼幅のバラツキにも対応できる。また、アイリング形状RFを楕円とすることにより、眼EYの方向に映像を偏向させるミラー等の各部の大きさも小さくできる。
本実施形態のHMD300では、上述した楕円形状のアイリング形状RFを実現するとともに虚像映像IMが横長になるように、各画像表示パネル20R,20G,20Bから射出する各画像光GR,GG,GBにおける発散角を調整している。
ところで、本実施形態のHMD300では、クロスダイクロイックプリズム50のダイクロイック膜DM1,DM2における反射特性を考慮して各画像光GR,GG,GBにおける発散角を調整する必要がある。
一般的にダイクロイック膜は入射角度依存性を有しており、45°で入射する光を効率よく反射するように反射特性が設計されている。本実施形態のダイクロイック膜DM1,DM2についても45°から大きく離れた入射角度で入射する成分については、良好な映像を視認できる程度に高い反射率を得られなくなるおそれもある。
以下では、第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRに対する第1ダイクロイック膜DM1の入射角度依存性を例に挙げて説明するが、第3画像表示パネル20Bから射出された青色画像光GBに対する第2ダイクロイック膜DM2の入射角度依存性についても同様のことが言える。
図9は第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRに対する第1ダイクロイック膜DM1の入射角度依存性を示したグラフである。図9に示すグラフにおいて、横軸は入射する光の波長(単位:nm)、縦軸は入射した光の反射率(単位:%)である。図9には、入射角度が35°、38°、45°、52°及び55°での反射特性を示す5本の曲線を示した。
図9に示すように、第1ダイクロイック膜DM1の反射特性は、該第1ダイクロイック膜DM1に入射する光の入射角度によって大きく変化することが明らかに分かる。
本実施形態のHMD300において、第1画像表示パネル20Rから射出された赤色画像光GRは45°傾いて配置された第1ダイクロイック膜DM1に入射する。ここで、赤色画像光GRのうち虚像映像IMの水平方向(図9における左右方向)、すなわち赤色画像光GRにおける交差軸CXに沿う方向の画角を決める発散角をαとし、赤色画像光GRのうち虚像映像IMの垂直方向(図9における上下方向)、すなわち赤色画像光GRにおける交差軸CXに直交する方向の画角を決める発散角をβとする。
本実施形態では、上述のように交差軸CXに沿って長い横長の虚像映像IMを形成するため、発散角βを発散角αよりも小さくしている。具体的に、本実施形態では、発散角αを10°、発散角βを7°程度に抑えた。
第1ダイクロイック膜DM1において、赤色画像光GRにおける発散角βの広がりは、発散角βの差が入射角度の差として、そのまま影響する。すなわち、赤色画像光GRは45°±βの範囲で第1ダイクロイック膜DM1に入射することになるので、上述したような入射角度依存性の影響を大きく受けることになる。
これに対し、第1ダイクロイック膜DM1において、赤色画像光GRにおける発散角αの拡がりは、第1ダイクロイック膜DM1での反射に大きな影響が出難いようになっている。
本実施形態のHMD300では、第1ダイクロイック膜DM1において入射角度依存性の影響を受けにくい発散角αを10°に設定して相対的に大きくするとともに、第1ダイクロイック膜DM1において入射角度依存性の影響を受けやすい発散角βを7°に設定することで相対的に小さくしている。
これにより、図9に示したような楕円形状のアイリング形状RFを実現しつつ、かつ、第1ダイクロイック膜DM1における入射角度依存性の影響を抑えることで、高い反射透過特性を維持することで明るい赤色画像光GRを効率よく生成できる。よって、観察者は画像の欠けが無い明るい虚像映像として赤色画像光GRを視認することができる。
なお、発散角については、上記のような交差軸CXに沿う方向の画角を決める発散角αと交差軸CXに直交する方向の画角を決める発散角βとの他に、これらの双方の成分を含んだ斜め方向に進む光の成分についても考慮する必要があると考えられる。しかしながら、これらの成分のダイクロイック膜DM1,DM2に対する傾きは、交差軸CXに垂直な方向についての傾きからそれほど大きく変わらない。これは、交差軸CXに直交する方向に発散する角度については、そのまま基準の45°に対して加減算される一方、交差軸CXに平行な方向に発散する角度については、ほとんど入射角度に影響を与えないためである。
したがって、交差軸CXに垂直な方向についての発散角の範囲を考慮し、例えばこれに若干のマージンをもたせておけば、所望の透過反射特性を有するダイクロイック膜DM1,DM2を形成することができる。
また、青色画像光GBに対する第2ダイクロイック膜DM2の入射角度依存性についても同様のことが言える。すなわち、本実施形態のHMD300において、第3画像表示パネル20Bから射出された青色画像光GBは45°傾いて配置された第2ダイクロイック膜DM2に入射する。青色画像光GBにおける交差軸CXに沿う方向の画角を決める発散角は、青色画像光GBにおける交差軸CXに直交する方向の画角を決める発散角よりも大きくなっている。
これにより、図9に示したような楕円形状のアイリング形状RFを実現しつつ、かつ、第2ダイクロイック膜DM2における入射角度依存性の影響を抑えることで、高い反射透過特性を維持することで明るい青色画像光GBを効率よく生成できる。よって、観察者は画像の欠けが無い明るい虚像映像として青色画像光GBを視認することができる。
また、ダイクロイック膜DM1,DM2を透過する緑色画像光GGは、該ダイクロイック膜DM1,DM2の入射角度依存性の影響を受けにくい。そのため、観察者は画像の欠けが無い明るい虚像映像として緑色画像光GGを視認することができる。
また、一般的に観察者の頭部に装着されるHMDはできるだけ小型かつ軽量なものであることが望まれている。これに対し、本実施形態のHMD300は小型化および軽量化を図っている。
ここで、図10に示す比較例を参照にしつつ、本実施形態の画像生成部11における大きさあるいは重さについて説明する。図10は比較例の映像生成部の構成を示す斜視図である。なお、図10では各画像表示パネル20R,20G,20Bの構成を簡略化して示してある。
なお、図10に示す比較例の画像生成部11Aと本実施形態の画像生成部11との違いは、クロスダイクロイックプリズム60の交差軸CXに対する各画像表示パネル20R,20G,20Bの貼り付け方向であり、それ以外は共通である。そのため、以下では、交差軸CXに対する各画像表示パネル20R,20G,20Bの貼り付け方向の違いを主体に説明する。
図10に示すように、比較例の画像生成部11Aにおいて、第1画像表示パネル20Rは、第1表示部30Rの短辺30bが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム60の第1面60aに貼り付けられている。また、第2画像表示パネル20Gは、第2表示部30Gの短辺30bが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム60の第2面60bに貼り付けられている。同様に、第3画像表示パネル20Bは、第3表示部30Bの短辺30bが交差軸CXに沿うように、クロスダイクロイックプリズム60の第3面60cに貼り付けられている。
比較例の画像生成部11Aにおいて、交差軸CXはX方向に沿って延び、画像光LLはZ方向に射出され、各表示部30の長辺30aはY方向に沿って延びる。なお、図10に示す比較例の画像生成部11AにおけるXYZ座標系と図5に示す画像生成部11におけるXYZ座標系とは対応する。
比較例の画像生成部11Aにおいて、各画像表示パネル20R,20G,20Bは、各々の表示部30の短辺30b同士を隣接させるように、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。クロスダイクロイックプリズム60の大きさ(体積)は三辺(長辺30a、長辺30a、短辺30b)の積で概ね規定される。すなわち、比較例の画像生成部11Aのクロスダイクロイックプリズム60は、三辺(長辺30a、短辺30b、短辺30b)の積で規定される画像生成部11のクロスダイクロイックプリズム50よりも大きくなる。
また、比較例の画像生成部11Aでは、Y方向に直交する第1面60aおよび第3面60cに第1画像表示パネル20Rおよび第3画像表示パネル20Bがそれぞれ貼り付けられている。そのため、比較例の画像生成部11AにおけるY方向の寸法H2は、クロスダイクロイックプリズム60、第1画像表示パネル20Rおよび第3画像表示パネル20Bを合わせた幅で規定される。
本実施形態の画像生成部11におけるY方向の寸法H1は、図5に示したようにクロスダイクロイックプリズム60の幅のみで規定される。これに対し、比較例の画像生成部11AにおけるY方向の寸法H2は、図7に示したように第1画像表示パネル20Rおよび第3画像表示パネル20Bの厚さだけ大きくなる。
したがって、本実施形態の画像生成部11によれば、比較例の画像生成部11Aに比べて、Y方向における寸法H1を小型化できる。よって、本実施形態の画像表示部110は、画像生成部11を搭載するためのスペースの寸法が所定方向(Y方向)において小さくなるので、所定方向(Y方向)における外形を小型化することができる。
本実施形態の画像表示部110は、観察者Mの顔の表面から離間するY方向の寸法が小さくなるので、観察者Mの顔に沿う形状を採用することが可能となる。これにより、小型かつデザイン性に優れたHMD300を提供できる。
また、本実施形態の画像表示部110によれば、比較例の画像生成部11Aに比べて、クロスダイクロイックプリズム50を小さくできる。クロスダイクロイックプリズム50はガラスなどの透光性部材で構成されるため、小型化することで重量を大幅に軽減できる。したがって、本実施形態の画像表示部110によれば、比較例の画像生成部11Aを採用する場合に比べてクロスダイクロイックプリズム50が小型化されるので、軽量化を図ることができる。よって、本実施形態のHMD300によれば、画像表示部110を有するので、装置構成の小型化及び軽量化を図ることができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の映像生成部について説明する。本実施形態の映像生成部と第1実施形態の画像生成部11との違いは、各画像表示パネル20R,20G,20Bの貼り付け方であり、それ以外の構成は共通である。そのため、以下では、共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細な説明については省略する。
図11は第2実施形態の映像生成部の斜視図である。なお、図11は第1実施形態の図6に対応する図である。
図11に示すように、第2実施形態の第1画像表示パネル20Rは、+Y方向から平面視した場合に、クロスダイクロイックプリズム50の光射出方向(+Z方向)に沿って該クロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。
第1画像表示パネル20Rのうち第1駆動回路部31Rおよび第1接続部32Rは、第1面50aよりも外側に配置されている。すなわち、第1画像表示パネル20Rは、第1駆動回路部31Rおよび第1接続部32Rがクロスダイクロイックプリズム50に対向しない状態で、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。
第2画像表示パネル20Gは、+Y方向から平面視した際、光射出方向(+Z方向)に交差する方向である−X方向に沿ってクロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。
第2画像表示パネル20Gのうち第2駆動回路部31Gおよび第2接続部32Gは、第2面50bよりも外側に配置されている。すなわち、第2画像表示パネル20Gは、第2駆動回路部31Gおよび第2接続部32Gがクロスダイクロイックプリズム50に対向しない状態で、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。
第2実施形態の第3画像表示パネル20Bは、+Y方向から平面視した際、クロスダイクロイックプリズム50の光射出方向(+Z方向)に沿って該クロスダイクロイックプリズム50の外側に張り出すように設けられている。すなわち、第2実施形態において、第1画像表示パネル20Rおよび第3画像表示パネル20Bは同一方向(+Z方向)に張り出した状態でクロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。
第2実施形態の画像生成部111においても、各画像表示パネル20R,20G,20Bは、各々の表示部30の長辺30a同士を隣接させるように、クロスダイクロイックプリズム50に貼り付けられている。そのため、クロスダイクロイックプリズム50の大きさ(体積)は三辺(長辺30a、短辺30b、短辺30b)の積で概ね規定される。
第2実施形態の画像生成部111において、画像表示パネル20R,20Bの各接続部32R,32Bに接続される外部接続基板33は、クロスダイクロイックプリズム50から同一方向にそれぞれ引き出される。
また、第2実施形態の画像生成部111でも、Y方向においてクロスダイクロイックプリズム50の端面から各画像表示パネル20R,20G,20Bが突出しないため、画像生成部111におけるY方向の寸法はクロスダイクロイックプリズム50の幅となる。
本実施形態の画像生成部111によれば、第1実施形態の画像生成部11と同様の効果を奏することができる。すなわち、上述した比較例の画像生成部11Aに比べて、Y方向における寸法H1を小型化できる。よって、本実施形態の画像表示部210においても所定方向(Y方向)における外形を小型化できる。また、本実施形態の画像生成部111を含む画像表示部によれば、比較例の画像生成部11Aに比べて、クロスダイクロイックプリズム50を小型化することで軽量化を図ることができる。よって、本実施形態のHMDにおいても装置構成の小型化及び軽量化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、アイリングの形状については、横長の楕円形状としているが、本発明はこれに限らず、観察者の眼の並ぶ方向を長軸方向とする種々の形状とすることができる。
また、上記実施形態では、画像生成部11,111において、光射出側での発散角の関係を維持しつつ画像光LLを導くことで楕円形状のアイリングを形成しているが、本発明はこれに限らず、画像生成部11,111において、例えば集光点に設ける絞りの形状を調整すること等によって、最終的に得られるアイリングを所望の形状としてもよい。
上記の説明では、HMDとして、右眼及び左眼の双方に対応して一組ずつ設ける構成としているが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ設け、虚像映像を片眼で視認する構成に適用してもよい。
上記の説明では、平行導光体22を横長とし、光入射面ISを眼の横方向外側に位置するように形成しているが、画像光LLを導光光学系13内に適切に導くことができれば、光入射面ISの位置はこれに限らず、例えば導光光学系13の上下にある上端面や下端面の一部等に設けることも可能である。
上記の説明では、各画像表示パネル20R,20G,20Bにおいて、接続部32が表示部30に隣接して設けられる場合を例に挙げたが、接続部32は表示部30の周囲に分散して配置されていてもよいし、各パネルにおける表示部30の実装面と反対の面である裏面に配置されていてもよい。
11…画像生成部(光学モジュール)、12…投射光学系、20R…第1画像表示パネル、20G…第2画像表示パネル、20R…第3画像表示パネル、22a,22b…平面、30R…第1表示部、30G…第2表示部、30B…第3表示部、30a…長辺(画素部の長辺)、32R…第1接続部、32G…第2接続部、32B…第3接続部、50…クロスダイクロイックプリズム、50d…光射出面、51…第1光合成面、52…第2光合成面、300…HMD(頭部装着型表示装置)、LL…画像光、GR…赤色画像光、GG…緑色画像光、GB…青色画像光、CX…交差軸、M…観察者、EY…眼。

Claims (7)

  1. 矩形状の第1表示部と第1接続部とを有する第1画像表示パネルと、
    矩形状の第2表示部と第2接続部とを有する第2画像表示パネルと、
    矩形状の第2表示部と第3接続部とを有する第3画像表示パネルと、
    前記第1画像表示パネルから射出された第1画像光と、前記第2画像表示パネルから射出された第2画像光と、前記第3画像表示パネルから射出された第3画像光と、を合成するクロスダイクロイックプリズムと、を備え、
    前記クロスダイクロイックプリズムは、2つの光合成面が交差する交差軸を有し、
    前記第1画像表示パネル、前記第2画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは、前記第1表示部、前記第2表示部および前記第3表示部各々の長辺が前記交差軸に沿っており、かつ、前記第1接続部、前記第2接続部および前記第3接続部がそれぞれ前記クロスダイクロイックプリズムの外側に位置した状態で、前記クロスダイクロイックプリズムの異なる面にそれぞれ貼り付けられている、
    ことを特徴とする光学モジュール。
  2. 前記第1画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは前記クロスダイクロイックプリズムを挟んで互いが対向するように配置されており、
    前記交差軸に沿う方向から平面視した際、前記第1画像表示パネルは前記クロスダイクロイックプリズムの光射出方向に沿って該クロスダイクロイックプリズムの外側に張り出すように設けられ、前記第3画像表示パネルは前記光射出方向と反対方向に沿って前記クロスダイクロイックプリズムの外側に張り出すように設けられ、前記第2画像表示パネルは前記光射出方向に交差する方向に沿って前記クロスダイクロイックプリズムの外側に張り出すように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 前記第1画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは前記クロスダイクロイックプリズムを挟んで互いが対向するように配置されており、
    前記交差軸に沿う方向から平面視した際、前記第1画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネル各々は、前記クロスダイクロイックプリズムの光射出方向に沿って該クロスダイクロイックプリズムの外側に張り出すように設けられ、前記第2画像表示パネルは前記光射出方向に交差する方向に沿って前記クロスダイクロイックプリズムの外側に張り出すように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学モジュール。
  4. 前記第1画像表示パネルは前記第1表示部を駆動させる第1駆動回路部をさらに有し、
    前記第2画像表示パネルは前記第2表示部を駆動させる第2駆動回路部をさらに有し、
    前記第3画像表示パネルは前記第3表示部を駆動させる第3駆動回路部をさらに有しており、
    前記第1画像表示パネル、前記第2画像表示パネルおよび前記第3画像表示パネルは、前記第1駆動回路部、前記第2駆動回路部および前記第3駆動回路部がそれぞれ前記クロスダイクロイックプリズムの外側に位置した状態で、前記クロスダイクロイックプリズムの異なる面にそれぞれ貼り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  5. 前記複数の画像表示パネルは、自発光型パネルである、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  6. 前記自発光型パネルは有機ELパネルである、
    ことを特徴とする請求項5のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学モジュールと、
    前記光学モジュールからの光を観察者の眼に投射する投射光学系と、を備える、
    ことを特徴とする頭部装着型表示装置。
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