JP4288774B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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    • H04N9/3141Constructional details thereof

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を投写表示する投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
投写型表示装置では、照明光学系から射出された光を、液晶パネルなどを用いて画像情報(画像信号)に応じて変調し、変調された光をスクリーン上に投写することにより画像表示を実現している。
【0003】
図11は、従来の投写型表示装置の要部を示す説明図である。この投写型表示装置は、3つの液晶ライトバルブ900R,900G,900Bと、クロスダイクロイックプリズム920と、投写光学系940とを備えている。図示しない照明光学系から射出された赤(R),緑(G),青(B)の3色の色光は、液晶ライトバルブ900R,900G,900Bを通過することによって、画像情報に応じて変調される。変調された光(変調光線束)は、クロスダイクロイックプリズム920によって合成され、合成光は投写光学系940によって投写される。これにより、スクリーンSC上にカラー画像が表示される。
【0004】
第1の液晶ライトバルブ900Rは、液晶パネル901Rと、液晶パネル901Rの光入射面側および光射出面側に貼り付けられた2つの偏光板902Ri,902Roとを備えている。光入射面側の第1の偏光板902Riは、入射する光のうち、偏光軸と同じ偏光方向の光を透過する。なお、図11では、第1の偏光板902Riに入射する光は、第1の偏光板902Riの偏光軸とほぼ同じ偏光方向を有していると仮定しているので、入射する光のほとんどが第1の偏光板902Riをそのまま透過する。第1の偏光板902Riを透過した光は、液晶パネル901Rと第2の偏光板902Roとによって所定の偏光方向の光に変換されて射出される。第2および第3の液晶ライトバルブ900G,900Bについても同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、照明光学系から射出された光が、液晶ライトバブルを照射すると、通常、液晶ライトバルブの偏光板が発熱する。このとき、偏光板の温度は、約80℃程度の高温となる場合もある。これは、偏光板を透過しない光が偏光板に吸収されるためである。図11においては、各液晶ライトバルブ900R,900G,900Bには、光入射面側の偏光板の偏光軸とほぼ同じ偏光方向の光が入射していると仮定しているため、光入射面側の偏光板902Ri,902Gi,902Biの発熱は比較的小さい。一方、射出面側の偏光板902Ro,902Go,902Boは、液晶パネルによって変調された光のうち、所定の偏光方向の光のみを透過し、その他の偏光方向の光を吸収するので、発熱は比較的大きい。仮に、黒画像をスクリーンSC上に表示するときには、射出面側の偏光板902Ro,902Go,902Boは、入射する光のほとんどすべてを吸収することになるので、発熱はかなり大きくなる。
【0006】
このように偏光板が発熱すると、偏光板は液晶パネルに貼り付けられているため、偏光板の内部には熱応力が発生する。また、偏光板がレンズやプリズムに貼り付けられている場合にも、同様に、偏光板の内部に熱応力が発生する。図12は、第1の液晶パネル901Rの光射出面側に貼り付けられた第2の偏光板902Roを−x方向から見たときの平面図である。偏光板の内部の熱応力は、図12の矢印に示すような方向に働いており、偏光板には熱応力に基づく歪みが発生する。この歪みは、偏光板に入射する光の強度分布にも依存するが、通常、図12に示す破線で囲まれた領域、すなわち、略矩形の偏光板902Roの四隅で特に大きくなる。このように偏光板が歪む場合には、偏光板は所望の特性を発揮することができない。すなわち、偏光板902Roは、遮断すべき光を透過したり、透過すべき光を遮断したりしてしまう。このとき、偏光板の歪んだ部分から射出される光は楕円偏光となっており、直線偏光の光を射出する正常な場合と比べて、光の強度は、大きくなる場合もあれば、小さくなる場合もある。このような現象は、偏光板の分子構造に歪みが生じるために発生すると考えられており、また、偏光板902Roに入射する光の偏光方向を決定する液晶分子の並び方にも依存すると考えられている。このように、偏光板902Roに熱応力が発生している場合には、射出される変調光線束は明るさむらを有している。したがって、この変調光線束を合成して、スクリーンSC上にカラー画像を表示する場合には、画像に色むらが発生してしまうという問題がある。なお、同様に、スクリーンSC上にモノクロ画像を表示する場合には、明るさむらが発生するという問題がある。
【0007】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、投写型表示装置において、表示される画像の明るむらや色むらを低減することのできる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、投写型表示装置であって、
照明光を射出する照明光学系と、
前記照明光学系からの光を画像情報に応じて変調する電気光学装置と、
前記電気光学装置で得られる変調光線束を投写する投写光学系と、
を備え、
前記電気光学装置は、
光入射面側または光射出面側の少なくとも一方に偏光板を備え、
前記偏光板は、前記偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明の投写型表示装置においては、偏光板は、偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられている。こうすれば、偏光板から射出される光の明るさむらを低減させることができ、この結果、表示される画像の明るさむらや色むらを低減することが可能となる。
【0010】
なお、本明細書において、「可撓性」とは、板材が撓む性質のみでなく、板材が元の形状に戻る性質も含んでいる。
【0011】
上記の装置において、
前記板材は、板材保持部によって保持されており、
前記板材保持部は、略矩形形状の前記板材の少なくとも四隅が撓み得るように保持することが好ましい。
【0012】
このように板材を保持する場合には、偏光板の形状変化に伴う変形が比較的大きいと予想される略矩形形状の板材の四隅において、板材を撓み易くすることができる。
【0013】
また、上記の装置において、
前記板材保持部は、前記板材を通過する光の進行方向の前後に前記板材が移動できるように保持することが好ましい。
【0014】
こうすれば、板材をより撓み易く保持することができる。
【0015】
上記の装置において、
前記板材保持部は、前記板材の側面において、前記板材を前記板材の内側に向かって弾力的に押しつけるようにして保持することが好ましい。
【0016】
こうすれば、板材を板材の撓みに追随して保持することが可能となる。
【0017】
あるいは、上記の装置において、
前記板材は、ゲル状の接着剤を介して透光性の部材に貼り付けられているようにしてもよい。
【0018】
このようにすれば、ゲル状の接着剤は容易に変形するので、偏光板の形状変化に応じて板材が容易に撓むように保持することができる。
【0019】
本発明の第2の装置は、カラー画像を投写表示するための投写型表示装置であって、
照明光を射出する照明光学系と、
前記照明光学系から射出された前記照明光を、3つの色成分をそれぞれ有する第1ないし第3の色光に分離する色光分離光学系と、
前記色光分離光学系により分離された第1ないし第3の色光を、画像情報に応じて変調して、第1ないし第3の変調光線束を生成する第1ないし第3の電気光学装置と、
前記第1および第3の変調光線束を合成する色合成部と、
前記色合成部から射出される合成光を投写する投写光学系と、
を備え、
前記第1ないし第3の電気光学装置のそれぞれは、
光入射面側または光射出面側の少なくとも一方に偏光板を備え、
前記偏光板は、前記偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられていることを特徴とする。
【0020】
この投写型表示装置においても、偏光板は、偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられている。したがって、各電気光学装置から射出される光の明るさむらを低減させることができるので、合成された変調光線束によって表示される画像の色むらを低減することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
A.第1実施例:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明を適用した投写型表示装置を示す説明図である。投写型表示装置1000は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3枚の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bと、クロスダイクロイックプリズム520と、投写光学系540とを備えている。
【0022】
照明光学系100は、偏光発生光学系160を含んでおり、光源装置20から射出された光を偏光方向の揃った1種類の直線偏光光に変換して射出する。照明光学系100から射出された光は、色光分離光学系200において赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離される。分離された各色光は、液晶ライトバルブ300R,300G,300Bにおいて画像情報(画像信号)に応じて変調される。液晶ライトバルブ300R,300G,300Bにおいて変調された3色の変調光線束は、クロスダイクロイックプリズム520で合成され、投写光学系540によってスクリーンSC上に投写される。これにより、スクリーンSC上にカラー画像が表示されることとなる。なお、図1に示すような投写型表示装置の各部の構成および機能については、例えば、本願出願人によって開示された特開平10−325954号公報に詳述されているので、本明細書において詳細な説明は省略する。
【0023】
図2は、図1の投写型表示装置1000の要部を示す説明図である。図2では、図1の3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bとクロスダイクロイックプリズム520とが示されている。
【0024】
第1ないし第3の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bには、それぞれ色光R,G,Bが入射する。第1の液晶ライトバルブ300Rから射出された色光Rの変調光線束はクロスダイクロイックプリズム520の赤色光反射膜521で反射され、第3の液晶ライトバルブ300Bから射出された色光Bの変調光線束は青色光反射膜522で反射される。一方、第2の液晶ライトバルブ300Gから射出された色光Gの変調光線束は、クロスダイクロイックプリズム520の2つの反射膜521,522を透過する。このようにして、3つの変調光線束が合成され、投写光学系540によってスクリーンSC上にカラー画像が表示される。なお、図2では、図示の便宜上、赤色光と青色光が反射される位置を、2つの反射膜521,522からずれた位置に描いている。
【0025】
第1の液晶ライトバルブ300Rは、液晶パネル301Rと、その光入射面側および光射出面側に設けられた2つの偏光板302Ri,302Roとを備えている。第1の偏光板302Riは、液晶パネル301Rに貼り付けられている。一方、第2の偏光板302Roは、液晶パネル301Rから離された位置で透光性のガラス板308に貼り付けられている。
【0026】
第1の液晶ライトバルブ300Rに入射する色光Rは、上記のように、偏光発生光学系160を備える照明光学系100(図1)から射出されているので、直線偏光光となっている。液晶ライトバルブ300Rの光入射面側に設けられた第1の偏光板302Riの偏光軸は、入射する直線偏光光の偏光方向と同じとなるように設定されている。したがって、第1の偏光板302Riに入射した色光Rのほとんどが第1の偏光板302Riをそのまま透過する。第1の偏光板302Riから射出された偏光光は、液晶パネル301Rによって変調される。第2の偏光板302Roは、液晶パネル301Rにおいて変調された光のうち、偏光軸と同じ偏光方向の光のみを射出する。第2の偏光板302Roから射出された変調光線束は、ガラス板308を通過してクロスダイクロイックプリズム520に入射する。
【0027】
ところで、従来の投写型表示装置においては、図11に示すように、第2の偏光板902Roは、液晶パネル901R(あるいはプリズムなど)に貼り付けられているのに対し、本実施例の投写型表示装置においては、第2の偏光板302Roは比較的薄いガラス板308上に貼り付けられている。このようにすれば、偏光板302Roが発熱して熱応力が発生するような場合にも、偏光板302Roから射出される変調光線束の明るさむらを低減することが可能である。すなわち、偏光板302Roの熱応力に基づく形状変化に応じて、比較的薄いガラス板308が撓んだり、戻ったりするので、偏光板302Ro内部に発生する熱応力をかなり小さくすることができる。この結果、偏光板は、透過すべき光を透過し、遮断すべき光を遮断するという所望の特性を発揮することができるので、射出される変調光線束の明るさむらを低減することが可能となる。なお、第2および第3の液晶ライトバルブ300G,300Bについても同じである。以下では、第3の液晶ライトバルブ300Bに注目して説明する。
【0028】
図3は、図2の第2の偏光板302Boとガラス板308との拡大断面図である。図示するように、偏光板302Boは、ガラス板308上に貼り付けられている。実際には、偏光板302Boとガラス板308との間には、両者を接着する接着層が存在するが、図3では接着層の図示を省略している。
【0029】
偏光板302Boは、偏光フィルムPFと、偏光フィルムPFの両面に設けられた2枚のセルロース系フィルムSF1,SF2とで構成されている。偏光フィルムPFは、ポリビニルアルコール(PVA)で成形されており、約20μmの厚みに設定されている。2枚のセルロース系フィルムSF1,SF2は、それぞれトリアセチルセルロース(TAC)で成形されており、約70μmの厚みに設定されている。したがって、偏光板302Boは、合計約140μmの厚みを有する。
【0030】
ガラス板308は、白板ガラスで構成されており、約500μmの厚みに設定されている。このようにガラス板308としては、偏光板302Boの厚み(約140μm)に対して、比較的薄いものが用いられている。ガラス板308の厚みとしては、偏光板302Boの熱応力に基づく形状変化に応じて、撓んだり戻ったりする可撓性を発揮できるような厚みが好ましい。上記のような偏光板302Boに対して白板ガラスを用いる場合には、白板ガラスの厚みを、約300〜約500μmに設定したときに、偏光板302Bo内部に発生する熱応力に適した可撓性が得られる。
【0031】
なお、偏光板302Boの入射面とガラス板308の射出面には、反射防止膜AR1,AR2が形成されている。これにより、偏光板302Boに入射する光のほとんどを偏光板302Bo内に導くことができ、ガラス板308内部を通過する光のほとんどをガラス板308から射出させることができる。
【0032】
なお、ガラス板308としては、白板ガラスに代えて他の種類のガラス(無機ガラス)を用いてもよく、また、アクリル板などの有機ガラスを用いてもよい。一般には、偏光板は偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられていればよい。ただし、本実施例のように、白板ガラスなどの無機ガラスを用いる方が、耐熱性に優れているとともに、反射防止膜AR2を形成し易いという利点がある。
【0033】
図4は、偏光板302Boおよびガラス板308が撓む様子を示す概念図である。図4(A)は、偏光板302Boの温度が比較的小さな場合の偏光板302Boおよびガラス板308を示しており、図4(B)は、偏光板302Boの温度が比較的大きな場合の偏光板302Boおよびガラス板308を示している。図4(A),(B)に示すように、偏光板302Boが発熱して温度が高くなると、偏光板302Bo内部に発生する熱応力に基づいて、偏光板302Boの形状が弓なりに変化する。このように、可撓性を有するガラス板308に偏光板302Boを貼り付ければ、偏光板302Boの熱応力に基づく形状変化に応じてガラス板308が撓んだり、戻ったりするので、偏光板内部の熱応力を低減させることができる。この結果、偏光板は、透過すべき光を透過し、遮断すべき光を遮断するという所望の特性を発揮することができ、射出される変調光線束の明るさむらを低減することができる。したがって、このような変調光線束を合成してカラー画像を表示すれば、画像の色むらを低減することが可能となる。
【0034】
なお、以上の説明からも分かるように、本実施例において、第1ないし第3の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bが、それぞれ本発明における第1ないし第3の電気光学装置に相当する。なお、一般に、電気光学装置の語は、液晶パネルのみを示す狭義の電気光学装置を意味する場合もあるが、本明細書では、液晶パネルと偏光板とを含む広義の電気光学装置を意味している。
【0035】
図5は、偏光板が貼り付けられたガラス板308を保持するための保持部を示す説明図である。本実施例では、ガラス板308の可撓性を発揮させるために、ガラス板308を以下に説明するようにして保持している。
【0036】
図5では、図1のクロスダイクロイックプリズム520に3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bを取り付けるときの様子が示されている。保持部は、クロスダイクロイックプリズム520を固定するためのプリズム固定台400と、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bをそれぞれ保持するための3組のバルブ保持部410R,410G,410Bとを備えている。3組のバルブ保持部410R,410G,410Bの構成は同じであり、各バルブ保持部は、バルブ取付枠420と、第1および第2の偏光板保持枠430,470と、パネル保持枠480とを備えている。なお、以下では第3の液晶ライトバルブ300Bを保持するための第3のバルブ保持部410Rに注目して説明する。
【0037】
クロスダイクロイックプリズム520は、略正四角柱形状のプリズム固定台400に固定されている。クロスダイクロイックプリズム520の側面には、略矩形形状を有するバルブ取付枠420が設けられており、プリズム固定台400に固定されている。バルブ取付枠420の光入射面側には、偏光板302Boが貼り付けられたガラス板308を挟んで、略矩形形状を有する第1および第2の偏光板保持枠430,470が設けられている。バルブ取付枠420と第1および第2の偏光板保持枠430,470とは、図中、破線で示すように、それぞれに設けらた取付穴を介してねじ止めされる。第2の偏光板保持枠470は、対向する1組の辺に、それぞれ比較的幅の広い平面領域であるパネル取付部471a,471bを有している。パネル取付部471a,471bには、それぞれ楔(くさび)状のスペーサ472a,472bが接着固定され、2つのスペーサ472a,472bを介してパネル保持枠480が取り付けられる。すなわち、パネル保持枠480の光射出面側には、2つのスペーサ472a,472bと係合するような係合部481a,481bが設けられており、この係合部481a,481bとスペーサ472a,472bとをそれぞれ接着固定することにより、パネル保持枠480は第2の偏光板保持枠470に取り付けられる。パネル保持枠480は、光入射面側に第1の偏光板302Biが貼り付けられた液晶パネル301B(図2)を保持している。また、パネル保持枠480には、液晶パネル301Bに画像信号を供給するためのフレキシブルプリント基板FPCが接続されている。なお、液晶パネル301Bから射出された光は、バルブ取付枠420と第1および第2の偏光板保持枠430,470の内側の開口部を通過して、クロスダイクロイックプリズム520に入射することとなる。
【0038】
図6は、第1の偏光板保持枠430を拡大して示す説明図である。なお、図6は、第3のバルブ保持部410Rに含まれる第1の偏光板保持枠430を図5と同じ方向から見たときの拡大図である。図7は、第1の偏光板保持枠430を種々の方向から見たときの平面図である。図7(A)には、第1の偏光板保持枠430を−x方向から見たときの正面図が示されている。図7(B)には、−z方向から見たときの側面図が示されており、図7(C)には、+z方向から見たときの側面図が示されている。同様に、図7(D)には、+y方向から見たときの側面図が示されており、図7(E)には、−y方向から見たときの側面図が示されている。以下では、図7(A)に示す正面図に注目して説明する。
【0039】
図6,図7に示すように、第1の偏光板保持枠430は、略矩形の外形形状を有しており、その内側には略矩形の開口部が設けられている。第1の偏光板保持枠430は、平坦な金属製の板材に種々の形状が施されたものであり、一体成形されている。偏光板保持枠430の平面部432は、上下(y方向)に突出した2つの凸部432a,432bと、鍵状に形成された鍵部432cと、周辺部に設けられた複数の取付穴とを有している。なお、平面部432は、左右(z方向)の端部において、紙面奥手方向(+x方向)に折り曲げられている。
【0040】
また、第1の偏光板保持枠430は、ガラス板308の紙面奥手方向(+x方向)、すなわち、光の進行方向への移動を制限するための5つの光軸方向移動制限部434a〜eを有している。第5の光軸方向移動制限部434eは、鍵部432cに設けられている。なお、ガラス板308の紙面手前方向(−x方向)への移動の制限は、図5の第2の偏光板保持枠470に設けられた比較的幅の広い2つのパネル取付部471a、471bによって実現される。この説明からも分かるように、5つの光軸方向移動制限部434a〜eと2つのパネル取付部471a、471bとによって、ガラス板308の光の進行方向の前後(±x方向)への移動が、所定の移動量の範囲内に制限される。なお、5つの光軸方向移動制限部434a〜eおよび2つのパネル取付部471a,471bは、ともに平面部432と平行に形成された平面領域である。
【0041】
さらに、第1の偏光板保持枠430は、光の進行方向と直交するy方向およびz方向への移動を制限するための6つの垂直方向移動制限部436a〜fを有している。なお、各垂直方向移動制限部436a〜fは、平面部432と垂直に形成された平面領域である。第4の垂直方向移動制限部436dは、その一方の先端部分が内側に向かって折り曲げられた屈曲部を有している。また、第5の垂直方向移動制限部436eは鍵部432cに形成されており、第6の垂直方向移動制限部436fよりも、少し内側に突出して設けられている。鍵部432cおよび第4の垂直方向移動制限部436dの屈曲部とは、装着されるガラス板308を弾力的に押さえ付けるための押圧機構であり、図中、矢印の方向に容易に撓んだり戻ったりする。
【0042】
図8は、第1の偏光板保持枠430にガラス板308を装着したときの様子を示す説明図である。ガラス板308を第1の偏光板保持枠430に装着する場合には、ガラス板308を第1ないし第4の光軸方向移動制限部434a〜dと、鍵部432cに設けられた第5の光軸方向移動制限部434e上に乗せる。このとき、ガラス板308は、6つの垂直方向移動制限部436a〜fで囲まれた領域内に設置される。これにより、鍵部432cの第5の垂直方向移動制限部436eと、第4の垂直方向移動制限部436dの先端の屈曲部とによって弾力的に押さえ付けられる。なお、平面部432に設けられた2つの凸部432a,432bは、ガラス板308の保持には寄与していない。
【0043】
このように第1の偏光板保持枠430に装着されたガラス板308は、第1および第2の偏光板保持枠470に挟まれた状態で、バルブ取付枠420(図5)に取り付けられる。このとき、ガラス板308のx方向への移動は、前述したように、第1の偏光板保持枠430に設けられた5つの光軸方向移動制限部434a〜eと、第2の偏光板保持枠470に設けられた2つのパネル取付部471a、471bとによって所定の移動量の範囲内に制限される。
【0044】
図9は、第1および第2の偏光板保持枠430,470に挟まれたガラス板308が押さえ付けられている様子を示す説明図である。ガラス板308は、図9中、破線で囲んだ6箇所で押さえ付けられている。すなわち、ガラス板308は、第1および第4の垂直方向移動制限部436a,436dによって横方向(z方向)に押さえ付けられており、第2,第3,第5および第6の垂直方向移動制限部436b,436c,436e,436fによって縦方向(y方向)に押さえ付けられている。
【0045】
図9に示すように、本実施例では、略矩形形状のガラス板308の四隅は、押さえつけられていない。このようにしてガラス板308を保持すれば、偏光板302Boの熱応力に基づく形状変化が比較的大きいと予想される四隅において、ガラス板308を撓みやすくすることができる。
【0046】
また、前述したように、ガラス板308は、第1および第2の偏光板保持枠430,470の間に挟まれているので、所定の移動量の範囲内で、光の進行方向の前後への移動が可能である。このようにすれば、移動できない場合と比べ、ガラス板308をより撓み易くすることができる。
【0047】
さらに、ガラス板308は、その側面の中央部において、ガラス板の内側に向かって弾力的に押し付けるように保持されている。これにより、ガラス板308の撓みに追随してガラス板308を保持することが可能となる。
【0048】
なお、以上の説明からも分かるように、本実施例の第1および第2の偏光板保持枠430,480が、本発明における板材保持部に相当する。
【0049】
B.第2実施例:
図10は、可撓性を有するガラス板308の他の保持方法を示す説明図である。図10では、ガラス板308は、ゲル状の接着剤492に貼り付けられて保持されている。すなわち、偏光板302Boを貼り付けたガラス板308は、ゲル状の接着剤492を介して透光性の第2のガラス板490に貼り付けられている。
【0050】
図10(A)は、偏光板302Boの温度が比較的小さな場合の偏光板302Boおよびガラス板308を示しており、図10(B)は、偏光板302Boの温度が比較的大きな場合の偏光板302Boおよびガラス板308を示している。図示するように、ゲル状の接着剤492を用いてガラス板308を保持する場合には、ゲル状の接着剤492は容易に変形するため、偏光板302Boの形状変化に応じてガラス板308が容易に撓んだり戻ったりするようにすることができる。ゲル状の接着剤492としては、偏光板302Boから射出された光をうまく透過させることができるようなものが好ましい。例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社が販売する2種類の溶液JCR6119A,JCR6119Bを同量混合してゲル状に硬化させたものを使用することができる。
【0051】
なお、図10では、偏光板を貼り付けたガラス板308は、ゲル状の接着剤492を介して第2のガラス板490に貼り付けられているが、これに代えて、クロスダイクロイックプリズム520に貼り付けるようにしてもよい。こうすれば、第2のガラス板490を省略することができる。一般には、偏光板が貼り付けられたガラス板は、ゲル状の接着剤を介して透光性の部材に貼り付けられていればよい。
【0052】
以上説明したように、本発明においては、偏光板は、偏光板の熱応力に基づく形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられている。これにより、偏光板からは、明るさむらのない光が射出される。したがって、この偏光板から射出された3色の変調光線束を合成すれば、スクリーンSC上に色むらのないカラー画像を表示することが可能となる。
【0053】
上記実施例においては、カラー画像を表示する投写型表示装置1000を例に説明しているが、モノクロ画像を表示する投写型表示装置においても同様である。すなわち、モノクロ画像を表示する投写型表示装置においては、偏光板から明るさむらのない光が射出されるため、スクリーン上に明るさむらのないモノクロ画像を表示することが可能となる。
【0054】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0055】
(1)上記実施例では、図2に示すように、各液晶ライトバルブ300R,300G,300Bの光射出面側に設けられた第2の偏光板302Ro,302Go,302Boのみを可撓性を有するガラス板308に貼り付けているが、さらに、光入射面側に設けられた第1の偏光板302Ri,302Gi,302Biを可撓性を有するガラス板に貼り付けるようにしてもよい。こうすれば、第1の偏光板302Ri,302Gi,302Biは、偏光度の高い直線偏光光を液晶パネル301R,301G,301Bに入射させることが可能となる。
【0056】
また、上記実施例では、投写型表示装置1000は、直線偏光光を射出する照明光学系100を備えているが、これに代えて偏りのない光を射出する照明光学系を備えるようにしてもよい。ただし、この場合には、光入射面側に設けられた第1の偏光板302Ri,302Gi,302Biにおける発熱が大きくなるため、第1の偏光板も可撓性を有するガラス板に貼り付けるようにすることが好ましい。なお、上記実施例のように直線偏光光を射出する照明光学系100を用いれば、光入射面側の第1の偏光板に入射する光を有効に利用することができるので、スクリーンSC上に明るい画像を表示できるという利点がある。また、光入射面側の偏光板は、入射する直線偏光光の偏光度を高めるために設けられているので、省略できるという利点もある。
【0057】
上記の説明からも分かるように、本発明は、電気光学装置の光入射面側または光射出面側の少なくとも一方に偏光板が備えられているような投写型表示装置に適用可能である。
【0058】
(2)上記第1実施例では、本発明の板材保持部である第1および第2の偏光板保持枠430,470は、偏光板が貼り付けられたガラス板308を、その側面の中央部において、ガラス板の内側に向かって弾力的に押しつけて保持しているが、ガラス板308は他の方法によって保持されていてもよい。例えば、ガラス板308は、側面の中央部において、しっかりと押しつけられて保持されていてもよい。この場合にも、ガラス板308の四隅は容易に撓む。一般に、板材保持部は、略矩形の板材の少なくとも四隅が撓み得るように板材を保持していればよい。このように、他の方法で保持する場合にも、板材保持部は、上記第1実施例で説明したように、板材を透過する光の進行方向の前後に板材が移動できるように板材を保持することが好ましく、また、板材の側面において、板材の内側に向かって弾力的に押しつけるようにして板材を保持することが好ましい。
【0059】
(3)上記実施例では、図5,図10に示すように、偏光板を可撓性を有するガラス板308に貼り付けることによって偏光板から所定の偏光方向の光を射出させているが、これに加えて、偏光板を強制的に冷却するような冷却装置を用いてもよい。例えば、冷却用ファンを用いてガラス板に貼り付けられた偏光板を冷却するようにしてもよい。また、偏光板が貼り付けられたガラス板を液体中に設置して、熱交換機との間で液体を循環させることにより冷却するようにしてもよい。あるいは、ペルチェ素子を偏光板やガラス板の隅に接触させることにより偏光板を冷却するようにしてもよい。このような冷却装置を用いれば、偏光板から所定の偏光方向の光を射出させることが容易となる。なお、上記のように強制的に冷却する場合には、偏光板のみでなく、液晶ライトバルブ全体を冷却するようにしてもよい。
【0060】
(4)上記投写型表示装置は、透過型の投写型表示装置に本発明を適用した場合を例に説明しているが、本発明は反射型の投写型表示装置にも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型液晶パネルのように光変調手段としての電気光学装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶パネルのように光変調手段としての電気光学装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型の投写型表示装置にこの発明を適用した場合にも、透過型の投写型表示装置とほぼ同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した投写型表示装置を示す説明図である。
【図2】図1の投写型表示装置1000の要部を示す説明図である。
【図3】図2の第2の偏光板302Boとガラス板308との拡大断面図である。
【図4】偏光板302Boおよびガラス板308が撓む様子を示す概念図である。
【図5】偏光板が貼り付けられたガラス板308を保持するための保持部を示す説明図である。
【図6】第1の偏光板保持枠430を拡大して示す説明図である。
【図7】第1の偏光板保持枠430を種々の方向から見たときの平面図である。
【図8】第1の偏光板保持枠430にガラス板308を装着したときの様子を示す説明図である。
【図9】第1および第2の偏光板保持枠430,470に挟まれたガラス板308が押さえ付けられている様子を示す説明図である。
【図10】可撓性を有するガラス板308の他の保持方法を示す説明図である。
【図11】従来の投写型表示装置の要部を示す説明図である。
【図12】第1の液晶パネル901Rの光射出面側に設けられた第2の偏光板902Roを−x方向から見たときの平面図である。
【符号の説明】
100…照明光学系
1000…投写型表示装置
120…光源装置
160…偏光発生光学系
200…色光分離光学系
220…リレー光学系
300R,300G,300B…液晶ライトバルブ
301R,301G,301B…液晶パネル
302Ri,302Gi,302Bi…第1の偏光板
302Ro,302Go,302Bo…第2の偏光板
308…ガラス板
400…プリズム固定台
410R,410G,410B…バルブ保持部
420…バルブ取付枠
430…第1の偏光板保持枠
470…第2の偏光板保持枠
432…平面部
432a,432b…凸部
432c…鍵部
434a〜e…光軸方向移動制限部
436a〜436f…垂直方向移動制限部
471a,471b…パネル取付部
472a,472b…スペーサ
480…パネル保持枠
481a,481b…係合部
490…ガラス板
492…ゲル状の接着剤
520…クロスダイクロイックプリズム
521…赤色光反射膜
522…青色光反射膜
540…投写光学系
900R,900G,900B…液晶ライトバルブ
901R,901G,901B…液晶パネル
902Ri,902Gi,902Bi…第1の偏光板
902Ro,902Go,902Bo…第2の偏光板
920…クロスダイクロイックプリズム
940…投写光学系
AR1,AR2…反射防止膜
PF…偏光フィルム
SF1,SF2…セルロース系フィルム
FPC…フレキシブルプリント基板
SC…スクリーン

Claims (3)

  1. 投写型表示装置であって、
    照明光を射出する照明光学系と、
    前記照明光学系からの光を画像情報に応じて変調する電気光学装置と、
    前記電気光学装置で得られる変調光線束を投写する投写光学系と、
    を備え、
    前記電気光学装置は、
    光入射面側または光射出面側の少なくとも一方に偏光板を備え、
    前記偏光板は、前記偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられており、
    前記板材は、板材保持部によって保持されており、
    前記板材保持部は、略矩形形状の前記板材の少なくとも四隅が撓み得るように、前記板材の側面を弾力的に押しつけるようにして、前記板材を保持することを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型表示装置であって、
    前記板材保持部は、前記板材を通過する光の進行方向の前後に前記板材が移動できるように保持する、投写型表示装置。
  3. カラー画像を投写表示するための投写型表示装置であって、
    照明光を射出する照明光学系と、
    前記照明光学系から射出された前記照明光を、3つの色成分をそれぞれ有する第1ないし第3の色光に分離する色光分離光学系と、
    前記色光分離光学系により分離された第1ないし第3の色光を、画像情報に応じて変調して、第1ないし第3の変調光線束を生成する第1ないし第3の電気光学装置と、
    前記第1および第3の変調光線束を合成する色合成部と、
    前記色合成部から射出される合成光を投写する投写光学系と、
    を備え、
    前記第1ないし第3の電気光学装置のそれぞれは、
    光入射面側または光射出面側の少なくとも一方に偏光板を備え、
    前記偏光板は、前記偏光板の形状変化に応じて撓むような可撓性を有する透光性の板材に貼り付けられており、
    前記板材は、板材保持部によって保持されており、
    前記板材保持部は、略矩形形状の前記板材の少なくとも四隅が撓み得るように、前記板材の側面を弾力的に押しつけるようにして、前記板材を保持することを特徴とする投写型表示装置。
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