JP2021086070A - 光学ユニットおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光体の加工を複雑にせずにゴーストを低減できる光学ユニットを提供する。【解決手段】本発明の光学ユニットは、画像光生成部と、画像光を射出瞳に向けて偏向させる偏向素子と、を備え、偏向素子は、射出面と、射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第1面と、射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第2面と、射出面に対して第2傾斜方向に傾斜した第3面と、を有する第1導光体と、第1面に設けられた第1ミラーと、第2面に設けられた第2ミラーと、第1導光体と対向する第2導光体と、を有し、第1導光体への画像光の入射方向から見て、第1ミラーと第2ミラーとは間隔を空けずに配置され、射出瞳から見て第1ミラーと第2ミラーとは間隔を空けて配置され、第1ミラーの第2ミラーに近い側の端部で反射された第1反射光線と、第2ミラーの第1ミラーに近い側の端部で反射された第2反射光線と、の間隔は、射出瞳から見て、1.5mm以下である。【選択図】図5

Description

本発明は、光学ユニットおよび表示装置に関する。
従来から、フレネル構造のミラーアレイを備えたヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどの表示装置が知られている。
例えば下記の特許文献1には、各々が第1方向に沿って延在する複数の第1面、および隣り合う第1面の間で各々が第2方向に沿って延在する複数の第2面を厚さ方向の一方側に備え、厚さ方向の他方側に端面を備えた第1導光体と、各々が複数の第1面に接する複数の第1ハーフミラーと、複数の第1ハーフミラーおよび複数の第2面に接する第2導光体と、を有する導光装置を備えた表示装置が開示されている。この表示装置において、第1導光体は、複数の第1面および複数の第2面のうち、隣り合う第1面と第2面との間で各々が第3方向に延在する複数の第3面を有している。
特開2019−66813号公報
特許文献1には、第1導光体が第3面を有することにより、第1ハーフミラーを透過した光が第1ハーフミラーで反射した光とは異なる方向に射出されるため、ゴーストが認識されにくい、と記載されている。しかしながら、第1導光体に複数の第3面を形成することにより第1導光体の加工が複雑になる、第3面で反射した光が他の場所で反射または散乱することにより他のゴーストが発生する、等のおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光学ユニットは、画像光を生成する画像光生成部と、前記画像光生成部から射出された前記画像光を射出瞳に向けて偏向させる偏向素子と、を備え、前記偏向素子は、前記画像光を射出させる射出面と、前記射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第1面と、前記第1面から離れて設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向に傾斜した第2面と、前記第1面と前記第2面との間に設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向とは異なる第2傾斜方向に傾斜した第3面と、を有する第1導光体と、前記第1面に設けられた第1ミラーと、前記第2面に設けられた第2ミラーと、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーを介して前記第1導光体と対向する第2導光体と、を有し、前記第1導光体への前記画像光の入射方向から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けずに配置され、前記射出瞳から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けて配置され、前記画像光のうち、前記第1ミラーの前記第2ミラーに近い側の端部で反射された第1光線と、前記第2ミラーの前記第1ミラーに近い側の端部で反射された第2光線と、の間隔は、前記射出瞳から見て、1.5mm以下である。
本発明の一つの態様の光学ユニットは、画像光を生成する画像光生成部と、前記画像光生成部から射出された前記画像光を射出瞳に向けて偏向させる偏向素子と、を備え、前記偏向素子は、前記画像光を射出させる射出面と、前記射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第1面と、前記第1面から離れて設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向に傾斜した第2面と、前記第1面と前記第2面との間に設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向とは異なる第2傾斜方向に傾斜した第3面と、を有する第1導光体と、前記第1面に設けられた第1ミラーと、前記第2面に設けられた第2ミラーと、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーを介して前記第1導光体と対向する第2導光体と、を有し、前記第1導光体への前記画像光の入射方向から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けずに配置され、前記射出瞳から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けて配置され、前記第2傾斜方向に沿う前記第3面の長さをb(mm)とし、前記第1ミラーの前記第2ミラーに近い側の端部で反射された第1光線と前記第1面とのなす角度をθとしたとき、b・sin(π−2×θ)≦1.5の関係を満たす。
本発明の一つの態様の光学ユニットにおいて、前記射出瞳から見て、前記偏向素子の形状は矩形状であり、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、前記偏向素子の互いに対向する第1辺と第2辺との間に湾曲して設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光学ユニットにおいて、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、前記第1辺と前記第2辺との間で互いに隣り合う第1分割ミラーと第2分割ミラーとを含む複数の分割ミラーに分割され、前記第1分割ミラーと前記第2分割ミラーとは、前記第1辺および前記第2辺の延在方向にずれて配置されていてもよい。
本発明の一つの態様の光学ユニットにおいて、前記第1分割ミラーと前記第2分割ミラーとは、前記第1辺および前記第2辺の延在方向と交差する方向に間隔を空けて設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光学ユニットにおいて、前記第1分割ミラーおよび前記第2分割ミラーのそれぞれは、角部が丸められた形状を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光学ユニットにおいて、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、入射した光の一部を反射させ、他の一部を透過させるハーフミラーで構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置は、本発明の一つの態様の光学ユニットと、前記光学ユニットを収容する筐体と、を備える。
観察者が第1実施形態の表示装置を装着した状態を示す図である。 第1実施形態の表示装置の斜視図である。 光学ユニットの概略構成図である。 射出瞳から見た偏向素子の正面図である。 図4のV−V線に沿う偏向素子の断面図である。 第1導光体の各面の形状を説明するための図である。 射出瞳から見た第1変形例の偏向素子の正面図である。 射出瞳から見た第2変形例の偏向素子の正面図である。 射出瞳から見た第3変形例の偏向素子の正面図である。 第2実施形態の偏向素子の断面図である。 第3実施形態の光学ユニットの概略構成図である。 第4実施形態の光学ユニットの概略構成図である。 従来の光学ユニットの問題点を説明するための図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。
第1実施形態の表示装置は、観察者が頭に装着して使用するヘッドマウントディスプレイの一例である。
以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)を、HMDと略記する。
図1は、観察者が第1実施形態のHMDを頭部に装着した状態を示す図である。図2は、第1実施形態のHMDの斜視図である。
なお、以下の全ての図面において、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1に示すように、本実施形態のHMD300は、観察者が眼鏡を掛ける感覚で頭部に装着して使用される。本実施形態のHMD300は、シースルー型のHMDである。すなわち、本実施形態のHMD300によれば、観察者は画像光生成部により生成された画像を視認できるとともに、HMD300の外部の景色等の外界像を視認できる。
図2に示すように、HMD300は、眼鏡に類似した形状を有する表示装置100と、観察者が手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御装置(コントローラー)200と、を備えている。表示装置100と制御装置200とは、有線または無線により通信可能に接続される。本実施形態では、表示装置100を構成する左眼用画像表示部110Aおよび右眼用画像表示部110Bのそれぞれと制御装置200とは、ケーブル150を介して有線により通信可能に接続され、画像信号および制御信号を通信する。
表示装置100は、メインフレーム120と、サブフレーム130と、左眼用画像表示部110Aと、右眼用画像表示部110Bと、を備えている。制御装置200は、表示部210と、操作ボタン部250と、を備えている。表示部210は、例えば観察者に与える各種の情報または指示等の項目を表示する。メインフレーム120は、リム部121と、観察者が耳に掛けるための一対のテンプル部122A,122Bと、を備えている。サブフレーム130は、左眼用画像表示部110Aと右眼用画像表示部110Bとを収容する筐体である。
左眼用画像表示部110Aと右眼用画像表示部110Bとは、同一の構成を持って左右対称に配置されている。したがって、以下の説明では、右眼用画像表示部110Bを中心に説明し、左眼用画像表示部110Aについては説明を省略する。
また、以下の説明では、左眼用画像表示部110Aと右眼用画像表示部110Bとを区別せずに、光学ユニット10として説明する。
図3は、光学ユニット10の概略構成図である。
図3においては、光学ユニット10を観察者から見て、前後方向に延びる軸をZ軸とし、左右方向に延びる軸をX軸とし、上下方向に延びる軸をY軸とする。前方を+Z方向とし、後方を−Z方向とし、上方を+Y方向とし、下方を−Y方向とする。右側、すなわち、観察者の耳側を+X方向とし、左側、すなわち、観察者の鼻側を−X方向とする。図3では、画像光生成部20から射出される画像光L0として、画角の中央の光線と画角の両端の光線とを示してある。
図3に示すように、光学ユニット10は、画像光L0を生成する画像光生成部20と、画像光生成部20から射出された画像光L0を射出瞳E1に向けて偏向させる偏向素子50と、を備えている。また、光学ユニット10は、画像光生成部20から偏向素子50に向かう画像光L0の光路上に、画像光生成部20から射出された画像光L0を偏向素子50に向けて導く導光光学系30を備えている。偏向素子50は、観察者の眼Eの前方に配置され、画像光生成部20は観察者の頭部の側方に配置され、導光光学系30は、画像光生成部20の前方に配置されている。
画像光生成部20は、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示素子等の表示パネルから構成されている。この構成によれば、小型で高画質な画像表示が可能な画像光生成部20を実現することができる。
画像光生成部20は、照明光源と、照明光源から射出された照明光を変調する液晶表示素子等の表示パネルから構成されていてもよい。この構成によれば、照明光源の選択が可能なため、画像光L0の波長特性の自由度が広がる。本実施形態では、画像光生成部20は、カラー表示可能な1枚の表示パネルから構成されている。また、画像光生成部20は、各色に対応する複数の表示パネルと、複数の表示パネルから射出された各色の画像光を合成する合成光学系と、を有する構成を有していてもよい。さらに、画像光生成部20は、レーザー光をマイクロミラーデバイスで変調する構成を有していてもよい。
導光光学系30は、第1レンズ31と、第2レンズ32と、第3レンズ33と、ミラー35と、を有する。第1レンズ31、第2レンズ32、および第3レンズ33は、投射光学系を構成する。第2レンズ32、および第3レンズ33のレンズ面は、例えば自由曲面で構成されている。
ミラー35は、第1レンズ31、第2レンズ32、および第3レンズ33を透過した画像光L0を、斜め後方から偏向素子50に向けて投射する。導光光学系30によれば、画像光L0の中央、および画角の端部から射出された画像光L0の中心光軸を平行とすることができる。
偏向素子50は、偏向素子50の厚さ方向を前後方向、すなわち、Z軸方向に向けて配置された板状部材で構成されている。偏向素子50は、板状の第1導光体60と、第1導光体60の前方に接着剤等によって接合された板状の第2導光体70と、を備えている。第1導光体60および第2導光体70のそれぞれは、左右方向、すなわち、X軸方向に延在している。また、第1導光体60の射出面には、反射防止膜51が設けられている。
第1導光体60は、屈折率がn1の透光性部材から構成されている。第2導光体70は、屈折率がn2の透光性部材から構成されている。本実施形態において、第1導光体60および第2導光体70は、透光性を有する樹脂材料から構成されている。第1導光体60の屈折率n1と第2導光体70の屈折率n2とは、互いに異なる。
図4は、観察者の眼Eから見た偏向素子50の正面図である。図5は、図4のV−V線に沿う偏向素子50の断面図である。
図5に示すように、偏向素子50は、第1導光体60と、複数のミラー40と、第2導光体70と、を有する。また、複数のミラー40のうち、左右方向、すなわち、X軸方向において互いに隣り合う任意の2つのミラー40のそれぞれを第1ミラー41、第2ミラー42と称する。
第1導光体60は、射出面60dと、第1面60aと、第2面60bと、第3面60cと、を有する。射出面60dは、複数のミラー40によって偏向された画像光L0を偏向素子50から外部に射出させる面である。
第1面60aは、射出面60dに対して第1傾斜方向K1に傾斜した面である。ここで、第1傾斜方向K1とは、図5に示す各面60a,60b,60cの2つの端部のうち、導光光学系30に近い側(+X方向)の第1端部が相対的に前側(+Z方向)に位置し、導光光学系30から遠い側(−X方向)の第2端部が相対的に後側(−Z方向)に位置する向きに、面が傾斜した方向のことである。
第2面60bは、第1面60aから離れて設けられ、射出面60dに対して第1傾斜方向K1、すなわち、第1面60aと同じ方向に傾斜した面である。なお、第1面60aと第2面60bとは、互いに平行であってもよいし、射出面60dに対して異なる傾斜角度で設けられていてもよい。したがって、第1傾斜方向K1は、傾斜角度まで同じであることを意味するのではなく、傾斜角度に係わらず、射出面60dに対する傾斜の向きが同じであることを意味している。
第3面60cは、第1面60aと第2面60bとの間に設けられ、射出面60dに対して第1傾斜方向K1とは異なる第2傾斜方向K2に傾斜した面である。第2傾斜方向K2とは、図5に示す各面60a,60b,60cの2つの端部のうち、導光光学系30に近い側(+X方向)の第1端部が相対的に後側(−Z方向)に位置し、導光光学系30から遠い側(−X方向)の第2端部が相対的に前側(+Z方向)に位置する向きに、面が傾斜した方向のことである。
なお、3つの面60a,60b,60cのみを取りだして説明したが、第1導光体60の全体を見ると、第1傾斜方向K1に傾斜した面と、第2傾斜方向K2に傾斜した面とは、交互に繰り返し配列されている。図5においては、これらの複数の面のうち、第1傾斜方向K1に傾斜する2つの面と、その間に位置して第2傾斜方向K2に傾斜する1つの面と、の1つの組にのみ符号60a,60b,60cを付している。
第1ミラー41は、第1面60aの第1端部60a1と第2端部60a2との間の全域に設けられている。第2ミラー42は、第2面60bの第1端部60b1と第2端部60b2との間の全域に設けられている。第1ミラー41および第2ミラー42のそれぞれは、入射した光の一部を反射させ、他の一部を透過させるハーフミラーで構成されている。この場合、各ハーフミラーの反射率および透過率は、特に限定されることなく、表示画像と外界像の見易さを考慮して適宜設定されればよい。第1ミラー41と第2ミラー42とは、同一の構成および厚さを有する反射膜で構成されており、例えば金属膜、誘電体多層膜等から構成されている。
偏向素子50の全体を見ると、ミラー40は、第1傾斜方向K1に傾斜した複数の面のそれぞれに設けられている。図5においては、これらの複数のミラー40のうち、互いに隣り合う任意の2つのミラー40のみに着目し、第1面60aに設けられたミラー40を第1ミラー41とし、第2面60bに設けられたミラー40を第2ミラー42としている。また、第2傾斜方向K2に傾斜した第3面60cに、ミラー40は配置されていない。
第2導光体70は、第1ミラー41および第2ミラー42を含むミラー40を介して第1導光体60と対向して設けられている。第2導光体70は、観察者から見て、第1導光体60の奥側、すなわち、+Z方向に設けられている。第2導光体70は、外光が入射する入射面70eと、第1導光体60の第1面60a、第2面60bおよび第3面60cのそれぞれに対応する複数の傾斜面と、を有している。
図5では、画像光L0のうち、特定の4つの画角に相当する4本の光線を示している。1本の光線L11に着目すると、1本の光線L11の進行方向は、第3面60cの傾斜方向に平行となっている。言い換えると、第1面60aの第2端部60a2と第2面60bの第1端部60b1、すなわち、第1ミラー41の一方の端部と第2ミラー42の他方の端部とは、1本の光線L11の光路上に位置している。そのため、画像光L0を構成する各光線は、第3面60cに入射しない構成となっている。したがって、画像光L0から見ると、第1面60aと第2面60bとは、間隔を空けずに連続して配置されていることになる。すなわち、第1導光体60への画像光L0の入射方向から見て、第1ミラー41と第2ミラー42とは、間隔を空けずに配置されている。
図4に示すように、観察者の眼E、すなわち射出瞳E1から見て、偏向素子50の形状は、矩形状である。図4において、偏向素子50の4辺のうち、互いに対向する上辺および下辺をそれぞれ第1辺50a、第2辺50bとする。第1ミラー41および第2ミラー42のそれぞれは、偏向素子50の第1辺50aと第2辺50bとの間に湾曲して設けられている。
図5に示すように、第1導光体60の第3面60cは、射出面60dに対して垂直ではなく、傾斜した面であるため、図4に示すように、観察者の眼Eには、第1ミラー41と第2ミラー42との間に、ミラー40が配置されていない第3面60cが見えることになる。したがって、射出瞳E1から見て、第1ミラー41と第2ミラー42とは、間隔を空けて配置されている。
図6は、第1導光体60の各面60a,60b,60cの配置角度を説明するための図である。なお、図6では、ミラー40の図示を省略する。
ここで、図6に示すように、画像光L0の一つの光線L11のうち、第1面60aの第2面60bに近い側の第2端部60a2で反射された第1反射光線R11と、第2面60bの第1面60aに近い側の第1端部60b1で反射された第2反射光線R12と、に着目する。本実施形態の光学ユニット10において、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aは、射出瞳E1から見て、1.5mm以下である。また、第1面60aおよび第2面60bの形状は、第1反射光線R11と第2反射光線R12とが概ね平行になるように設計されている。第1面60aおよび第2面60bの断面形状は、平面形状であってもよいし、曲面形状であってもよい。
第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aは、画像光L0を構成する各光線の入射角に対する第1面60a、第2面60bおよび第3面60cの傾斜角度によって変化する。したがって、本実施形態の光学ユニット10において、第1面60a、第2面60bおよび第3面60cの傾斜角度は、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aが、射出瞳E1から見て1.5mm以下となるように設定されている。
第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔をa(mm)とし、第2傾斜方向K2に沿う第3面60cの長さをb(mm)とし、第1ミラー41の第2ミラー42に近い側の第1端部で反射された第1反射光線R11と第1面60aとのなす角度をθとする。このとき、第1光線L11は、第1ミラー41に対して第3面60cと平行に入射し、第1ミラー41で正反射するため、第1面60aを延長した仮想面60vと第3面60cとのなす角度は、θとなる。よって、第1反射光線R11と第3面60cとのなす角度は、π−2×θとなる。以上のことから、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aは、以下の(1)式で表される。
a=b・sin(π−2×θ) …(1)
本実施形態では、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aが1.5mm以下であるから、本実施形態の光学ユニット10は、第1面60a、第2面60bおよび第3面60cの傾斜角度が、以下の(2)式の条件を満たすように設定されている。
b・sin(π−2×θ)≦1.5 …(2)
図13は、特許文献1に記載された従来の光学ユニット90の問題点を説明するための図である。なお、ここでは、本実施形態との比較のため、各面の名称を本実施形態に合わせて説明する。また、ハーフミラーの図示を省略する。
図13に示すように、従来の光学ユニット90において、第1導光体91は、射出面91e、第1面91a、第2面91b、第3面91c、および第4面91dを有する。この構成によれば、第2面91bのハーフミラーを透過した光線L11の一部が第3面91cを透過し、第4面91dで反射する。この場合、特許文献1には、第4面91dで反射した後に射出面91eで屈折して外部に射出される光線R13は、第2面91bのハーフミラーで反射した光線R14とは大きく異なる方向に射出されるため、ゴーストが認識されにくい、と記載されている。
ところが、従来の光学ユニット90においては、第1導光体91が第4面91dを有するため、第1面91aの一部に第1面91aとは傾斜角度が異なる第4面91dを形成しなければならず、第1導光体91の加工が複雑になる。また、第4面91dで反射した後に射出される光線R13が表示装置内の他の場所で反射または散乱することがあり、ゴーストを十分に低減できない場合がある。
これに対して、本実施形態の光学ユニット10によれば、第1ミラー41の端部で反射された第1反射光線R11と、第2ミラー42の端部で反射された第2反射光線R12とが略同じ方向から射出瞳E1に入射する。一般に、人間の瞳孔径は、2〜5mm程度と言われている。本実施形態の場合、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aが最小の瞳孔径の3/4以下である1.5mm以下であるため、第1反射光線R11と第2反射光線R12とが瞳孔に入射し、観察者にとっては、切れ目のない連続した画像光として認識される。以上により、本実施形態の光学ユニット10によれば、第1導光体60の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減することができる。
また、本実施形態のHMD300は、上記の光学ユニット10を備えているため、製造工程を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減することができる。
また、本実施形態の場合、第1ミラー41および第2ミラー42を含む複数のミラー40がハーフミラーで構成されているため、外光の一部がハーフミラーを通して観察者の眼Eに入射する。これにより、観察者は、外界像を明るく視認することができる。また、ハーフミラーの透過率を変えることによって、外界像の明るさを調整することができる。
なお、第1ミラー41および第2ミラー42を含む複数のミラー40は、必ずしもハーフミラーでなくてもよく、略100%の光を反射するミラーで構成されていてもよい。この構成であっても、上述したように、観察者の眼Eにはミラーが配置されていない第3面60cを通して外光が入射するため、外界像を視認することができる。
なお、本実施形態の偏向素子50において、観察者の眼Eから見た第1ミラー41および第2ミラー42の形状は、以下に示す変形例であってもよい。
(第1変形例)
図7は、第1変形例の偏向素子52を射出瞳E1から見た正面図である。
図7に示すように、第1変形例の偏向素子52において、第1ミラー53および第2ミラー54のそれぞれは、第1辺52aと第2辺52bとの間で互いに隣り合う第1分割ミラー531,541と第2分割ミラー532,542とを含む複数の分割ミラーに分割されている。また、第1分割ミラー531,541と第2分割ミラー532,542とは、第1辺52aおよび第2辺52bの延在方向にずれて配置されている。本変形例の場合、第1分割ミラー531,541と第2分割ミラー532,542とは、第1辺52aおよび第2辺52bの延在方向に半ピッチずつずれて配置されている。
本変形例においても、第1導光体の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、本変形例の場合、第1辺52aおよび第2辺52bの延在方向と交差する上下方向、すなわち、Y軸方向において、ミラーが存在する領域およびミラーが存在しない領域のそれぞれが連続せず、途切れた状態となる。これにより、ミラーが存在する領域とミラーが存在しない領域との境界が視認されにくく、表示画像および外界像の視認性を高めることができる。
(第2変形例)
図8は、第2変形例の偏向素子55を射出瞳E1から見た正面図である。
図8に示すように、第2変形例の偏向素子55において、第1ミラー56および第2ミラー57のそれぞれは、第1辺55aと第2辺55bとの間で互いに隣り合う第1分割ミラー561,571と第2分割ミラー562,572とを含む複数の分割ミラーに分割されている。また、第1分割ミラー561,571と第2分割ミラー562,572とは、第1辺55aおよび第2辺55bの延在方向と交差する方向に間隔を空けて設けられている。すなわち、複数の分割ミラー561,571,562,572は、それぞれが孤立して配置されている。
本変形例においても、第1導光体の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本変形例の場合、第1変形例と同様、ミラーが存在する領域とミラーが存在しない領域との境界が視認されにくく、表示画像および外界像の視認性を高めることができる。さらに、ミラーが存在しない領域の面積が第1変形例と比べて増えるため、外界像を明るく視認することができる。
(第3変形例)
図9は、第3変形例の偏向素子62を射出瞳E1から見た正面図である。
図9に示すように、第3変形例の偏向素子62において、第1ミラー63と第2ミラー64とを構成する複数の分割ミラーは、第2変形例と同様、それぞれが孤立して配置されている。また、第1分割ミラー631,641と第2分割ミラー632,642とを含む複数の分割ミラーのそれぞれは、角部が丸められた形状を有する。本変形例の場合、射出瞳E1から見た各分割ミラー631,641,632,642の形状は、楕円形である。なお、各分割ミラー631,641,632,642の形状は、楕円形に限定されず、適宜変更が可能である。
本変形例においても、第1導光体の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本変形例の場合、第1変形例と同様、ミラーが存在する領域とミラーが存在しない領域との境界が視認されにくく、表示画像および外界像の視認性を高めることができる。また、第2変形例と同様、ミラーが存在しない領域の面積が第1変形例と比べて増えるため、外界像を明るく視認することができる。さらに、各分割ミラー631,641,632,642は角部が丸められた形状を有するため、尖ったミラーの角部における画像光の回折に起因するゴーストを抑制することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態の光学ユニットの基本構成は第1実施形態と同様であり、導光体の形状が第1実施形態と異なる。
図10は、第2実施形態の偏向素子の断面図である。
図10において、第1実施形態で用いた図5と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の偏向素子66は、第1導光体67と、第1ミラー41および第2ミラー42を含む複数のミラー40と、第2導光体68と、を有する。第1導光体67は、射出面67dと、第1面67aと、第2面67bと、第3面67cと、を有する。
第1導光体67の第3面67cは、第1実施形態と異なり、射出面67dに対して垂直に近い角度に形成されている。第1実施形態では、第3面60cの傾斜方向が光線L11の進行方向に平行であり、画像光L0を構成する各光線は第3面60cに入射しない構成となっていた。これに対して、本実施形態では、第3面67cの傾斜角度が第1実施形態と異なることによって、画像光L0を構成する光線L11は、第2面67bを通過した後、第3面67cを通過する構成となっている。
上記の第1導光体67の構成の違いによって、第1ミラー41および第2ミラー42の配置も第1実施形態と異なる。第1実施形態では、第1ミラー41および第2ミラー42のそれぞれは、第1面60aおよび第2面60bの全域に設けられていた。これに対して、本実施形態では、第1ミラー41は、第1面67aの一部に設けられており、第1面67aのうち、第1端部67a1および第2端部67a2に近い領域には第1ミラー41が設けられていない。同様に、第2ミラー42は、第2面67bの一部に設けられており、第2面67bのうち、第1端部67b1および第2端部67b2に近い領域には第2ミラー42が設けられていない。
ただし、第1ミラー41の一方の端部と第2ミラー42の他方の端部とが1本の光線L11の光路上に位置している点は、第1実施形態と共通である。また、本実施形態においても、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔aは、射出瞳E1から見て、1.5mm以下である。また、第1反射光線R11と第2反射光線R12との間隔をa(mm)とし、第2傾斜方向K2に沿う第3面67cの長さをb(mm)とし、第1ミラー41の第2ミラー42に近い側の端部で反射された第1反射光線R11と第1面67aとのなす角度をθとしたとき、第1面67a、第2面67bおよび第3面67cの傾斜角度は、第1実施形態で示した(2)式の条件を満たす。
本変形例においても、第1導光体67の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図11を用いて説明する。
本発明の一つの形態の光学ユニットは、第1実施形態のように、観察者の耳の側方に配置した画像生成部から画像光を眼に導く形態、いわゆる水平展開方式の第1実施形態のHMDに限らず、観察者の頭上に配置した画像生成部から画像光を眼に導く形態、いわゆる垂直展開方式のHMDに適用することも可能である。本実施形態では、光学ユニットを垂直展開方式のHMDに適用した例を説明する。
図11は、第3実施形態の光学ユニット72の概略構成図である。
図11に示すように、本実施形態の光学ユニット72は、画像光生成部20と、画像光L0を投射する投射光学系73と、画像光L0を射出瞳E1に向けて偏向させる偏向素子74と、を備えている。投射光学系73は、レンズ75と、凸面ミラー76と、を備えている。
本実施形態の光学ユニット72においても、第1導光体の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図12を用いて説明する。
本発明の一つの形態の光学ユニットは、投射光学系を備えた第1〜第3実施形態のHMDに限らず、導光体を備えたHMDに適用することも可能である。本実施形態では、導光体を備えたHMDに本発明の一つの形態の光学ユニットを適用した例を説明する。
図12は、第4実施形態の光学ユニット78の概略構成図である。
図12に示すように、本実施形態の光学ユニット78は、画像光生成部20と、レンズ79と、導光体80と、を備えている。
本実施形態の場合、第1ミラー81および第2ミラー82を含む複数のミラー83は、導光体80の内部に設けられている。したがって、導光体80は、内部で画像光L0を導光させるとともに、画像光L0を射出瞳E1に向けて偏向させる偏向素子の機能を有している。導光体80は、入射面80aと、射出面80bと、反射面80cと、を有している。
画像光生成部20から射出された画像光L0は、レンズ79を介して入射面80aから導光体80に入射する。導光体80に入射した画像光L0は、反射面80cおよび射出面80bで反射しつつ導光体80の内部を進み、第1ミラー81および第2ミラー82を含む複数のミラー83に入射する。以下の作用は、第1実施形態で説明した通りである。
本実施形態の光学ユニット78においても、第1導光体の加工を複雑にすることなく、ゴーストのおそれを低減できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、液晶パネル、有機ELパネル等のフラットパネルを備えた画像光生成部の例を挙げたが、この構成に代えて、例えばレーザーと光走査デバイスとを備えた画像光生成部が用いられてもよい。その他、光学ユニットおよび表示装置の各部の具体的な構成については、上記実施形態に限ることなく、適宜変更が可能である。
なお、第1実施形態の水平展開方式、本実施形態の垂直展開方式に限らず、例えば観察者の頭上側方から画像光を斜めに眼に導く形態の表示装置、または、水平展開方式と垂直展開方式とを組み合わせた形態の表示装置に、本発明の一つの態様の光学ユニットを適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、表示装置の一例として、ヘッドマウントディスプレイを挙げたが、例えばヘッドアップディスプレイ、双眼鏡のように装置本体を手で持って覗き込む形態のディスプレイ、いわゆるハンドヘルドディスプレイ等に本発明を適用してもよい。
10,72,78…光学ユニット、20…画像光生成部、41,53,56,63,81…第1ミラー、42,54,57,64,82…第2ミラー、50,52,55,62,66,74…偏向素子、50a,52a,55a…第1辺、50b,52b,55b…第2辺、60,67…第1導光体、60a,67a…第1面、60b,67b…第2面、60c,67c…第3面、60d,67d…射出面、68,70…第2導光体、100…表示装置、130…サブフレーム(筐体)、531,561,631…第1分割ミラー、532,562,632…第2分割ミラー、a…間隔、E1…射出瞳、L0…画像光、R11…第1反射光線、R12…第2反射光線。

Claims (8)

  1. 画像光を生成する画像光生成部と、
    前記画像光生成部から射出された前記画像光を射出瞳に向けて偏向させる偏向素子と、
    を備え、
    前記偏向素子は、
    前記画像光を射出させる射出面と、前記射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第1面と、前記第1面から離れて設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向に傾斜した第2面と、前記第1面と前記第2面との間に設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向とは異なる第2傾斜方向に傾斜した第3面と、を有する第1導光体と、
    前記第1面に設けられた第1ミラーと、
    前記第2面に設けられた第2ミラーと、
    前記第1ミラーおよび前記第2ミラーを介して前記第1導光体と対向する第2導光体と、
    を有し、
    前記第1導光体への前記画像光の入射方向から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けずに配置され、
    前記射出瞳から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けて配置され、
    前記画像光のうち、前記第1ミラーの前記第2ミラーに近い側の端部で反射された第1反射光線と、前記第2ミラーの前記第1ミラーに近い側の端部で反射された第2反射光線と、の間隔は、前記射出瞳から見て、1.5mm以下である、光学ユニット。
  2. 画像光を生成する画像光生成部と、
    前記画像光生成部から射出された前記画像光を射出瞳に向けて偏向させる偏向素子と、
    を備え、
    前記偏向素子は、
    前記画像光を射出させる射出面と、前記射出面に対して第1傾斜方向に傾斜した第1面と、前記第1面から離れて設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向に傾斜した第2面と、前記第1面と前記第2面との間に設けられ、前記射出面に対して前記第1傾斜方向とは異なる第2傾斜方向に傾斜した第3面と、を有する第1導光体と、
    前記第1面に設けられた第1ミラーと、
    前記第2面に設けられた第2ミラーと、
    前記第1ミラーおよび前記第2ミラーを介して前記第1導光体と対向する第2導光体と、
    を有し、
    前記第1導光体への前記画像光の入射方向から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けずに配置され、
    前記射出瞳から見て、前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、間隔を空けて配置され、
    前記第2傾斜方向に沿う前記第3面の長さをb(mm)とし、前記第1ミラーの前記第2ミラーに近い側の端部で反射された第1反射光線と前記第1面とのなす角度をθとしたとき、
    b・sin(π−2×θ)≦1.5の関係を満たす、光学ユニット。
  3. 前記射出瞳から見て、前記偏向素子の形状は矩形状であり、
    前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、前記偏向素子の互いに対向する第1辺と第2辺との間に湾曲して設けられている、請求項1または請求項2に記載の光学ユニット。
  4. 前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、前記第1辺と前記第2辺との間で互いに隣り合う第1分割ミラーと第2分割ミラーとを含む複数の分割ミラーに分割され、
    前記第1分割ミラーと前記第2分割ミラーとは、前記第1辺および前記第2辺の延在方向にずれて配置されている、請求項3に記載の光学ユニット。
  5. 前記第1分割ミラーと前記第2分割ミラーとは、前記第1辺および前記第2辺の延在方向と交差する方向に間隔を空けて設けられている、請求項4に記載の光学ユニット。
  6. 前記第1分割ミラーおよび前記第2分割ミラーのそれぞれは、角部が丸められた形状を有する、請求項5に記載の光学ユニット。
  7. 前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのそれぞれは、入射した光の一部を反射させ、他の一部を透過させるハーフミラーで構成されている、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の光学ユニット。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学ユニットと、
    前記光学ユニットを収容する筐体と、を備える、表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102022110479A1 (de) 2021-05-21 2022-11-24 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Steuerungsvorrichtung, nicht-transitorisches computerlesbares Speichermedium und System

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