JP2020060307A - 排気ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】レンジフードを小型化しつつ、シロッコファンを容易に取り外し可能な排気ユニットを提供する。【解決手段】建築物の壁面から離れて設置された対面式キッチンの上方に設けられるレンジフードと、一端が前記レンジフードに接続された排気ダクトと、前記排気ダクトの他端に接続されたファンボックスと、前記レンジフードから前記ファンボックスに向けた空気の流れを形成するためのシロッコファンと、前記ファンボックス内に収納され、前記シロッコファンが着脱可能に取り付けられ、前記シロッコファンにより送られた空気を前記建築物の壁面に設けられた排気口へ導くためのファンケーシングと、を備えた排気ユニットであって、前記ファンボックスは、前記対面式キッチンに対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられ、 前記ファンボックスの側面又は下面に、前記シロッコファンを前記ファンボックス内から取り出すための開口部が設けられる。【選択図】図1
Description
本発明の態様は、一般的に、排気ユニットに関する。
従来、ファンが内蔵されたファンボックスを有するレンジフードが知られている。例えば、特許文献1では、加熱調理器の上方に設けられた吸気ユニットと一体として構成された、ファンが内蔵されたファンボックスを有するレンジフードが記載されている。
レンジフードは、一般的に加熱調理器の上方に設置される。従って、特許文献1のようにレンジフードにファンが内蔵されていると、使用者がお手入れや交換をする際に、キッチンカウンターや加熱調理器などが障害となり、ファンをレンジフードから取り外し難い。レンジフード自体を大きくすることにより、レンジフードの下方からファンにアプローチし易くする方法も考えられるが、レンジフードの大型化やデザイン性の低下を招く。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、レンジフードを小型化しつつ、ファンを容易に取り外し可能な排気ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、建築物の壁面から離れて設置された対面式キッチンの上方に設けられるレンジフードと、一端が前記レンジフードに接続された排気ダクトと、前記排気ダクトの他端に接続されたファンボックスと、前記レンジフードから前記ファンボックスに向けた空気の流れを形成するためのシロッコファンと、前記ファンボックス内に収納され、前記シロッコファンが着脱可能に取り付けられ、前記シロッコファンにより送られた空気を前記建築物の壁面に設けられた排気口へ導くためのファンケーシングと、を備え、前記ファンボックスは、前記対面式キッチンに対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられ、 前記ファンボックスの側面又は下面に、前記シロッコファンを前記ファンボックス内から取り出すための開口部が設けられた排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、シロッコファンのお手入れや交換を行う際、キッチン本体が障害とならず、シロッコファンを容易にファンボックスから取り出すことができる。さらに、レンジフードを小型化でき、レンジフードのデザイン性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記シロッコファンは、その回転軸方向において前記排気ダクトの少なくとも一部と対向するように設けられる排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、空気が排気ダクトからシロッコファンへ流れる際の抵抗を小さくでき、排気効率を向上させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記シロッコファンは、前記排気ダクトと前記シロッコファンとを結ぶ第1方向に向けて移動させることで、前記ファンケーシングに対して着脱可能であり、前記ファンボックス内において、前記シロッコファンが前記ファンケーシングに取り付けられる位置と前記排気ダクトとの間には空間が設けられ、前記空間の前記第1方向の寸法は、前記シロッコファンの前記第1方向の寸法よりも長く、前記開口部は、前記ファンボックスの側面又は下面のうち、前記排気ダクトが接続される面と異なる面に設けられた排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、特定の面の面積が増大することを抑制でき、ファンボックスを小型化できる。
第4の発明は、第3の発明において、前記ファンケーシングに取付けられた前記シロッコファンの取り外しを容易とする取り外し容易手段をさらに備えた排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、シロッコファンをファンケーシングから容易に取り外すことが可能である。
第5の発明は、第4の発明において、前記取り外し容易手段は、前記シロッコファンと前記ファンケーシングとを互いに固定するためのロック機構と、前記シロッコファンに設けられたロック解除部と、を有し、前記ロック解除部を操作することで、前記ロック機構が解除され、前記ファンケーシングから前記シロッコファンを取り外し可能となる排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、簡単な操作でシロッコファンをファンボックスに着脱することが可能である。
第6の発明は、第5の発明において、前記シロッコファンは、その回転軸が前記第1方向に対して前記開口部に向けて傾斜するように設けられる排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、使用者が開口部を通してシロッコファンをファンケーシングにより着脱し易くなる。
第7の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記ファンボックスの複数の面に、それぞれ前記開口部が設けられた排気ユニットである。
この排気ユニットによれば、シロッコファンを複数の方向から取り出すことが可能となる。
本発明の態様によれば、レンジフードを小型化しつつ、シロッコファンを容易に取り外し可能な排気ユニットが提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る排気ユニットを備えたシステムキッチンを表す斜視図である。
図2は、実施形態に係る排気ユニットを備えたシステムキッチンを表す側面図である。
図1及び図2に表したように、システムキッチン1は、実施形態に係る排気ユニット2と、キッチン本体3と、を備える。システムキッチン1は、建築物5のキッチン空間KSに設置して使用される。
図2は、実施形態に係る排気ユニットを備えたシステムキッチンを表す側面図である。
図1及び図2に表したように、システムキッチン1は、実施形態に係る排気ユニット2と、キッチン本体3と、を備える。システムキッチン1は、建築物5のキッチン空間KSに設置して使用される。
キッチン本体3は、例えば、左右方向に延びた直方体状である。キッチン本体3は、正面3a及び背面3bが建築物5の壁面WSから離れて位置するように、建築物5の内部に設置される。キッチン本体3は、キッチン空間KS及びリビング(ダイニング)と対面し、使用者がリビング側を向いた状態で炊事などを行えるように設置される、いわゆる対面式キッチンである。
以下、本願明細書においては、キッチン空間KSに立ち、キッチン本体3と対面する使用者からみた上方、下方、前方、後方、右方、及び左方を、それぞれ「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右方」、及び「左方」とする。前方は、換言すれば、壁面WSからキッチン本体3に向かう方向である。
キッチン本体3は、例えば左右の両側面も建築物5の壁面WSから離間させたアイランド型の対面式キッチンである。キッチン本体3は、左右方向の一方の面を建築物5の壁面に当接させたペニンシュラ型の対面式キッチンでもよい。また、キッチン本体3は、平面視においてL字状の対面式キッチンであってもよい。この場合、キッチン本体3の正面側の一部(L字状の部分の後端部)を後方の壁面WSに当接させてもよい。また、キッチン本体3は、背面3bの一部を建築物5の袖壁などに当接させて設置してもよい。
キッチン本体3には、加熱調理器91が設けられる。加熱調理器91は、例えば、ガスコンロ、電気コンロ、電磁調理器などである。加熱調理器91は、キッチン本体3に一体的に設けてもよいし、キッチン本体3と別体的に設けてもよい。加熱調理器91以外のキッチン本体3の具体的な構成は、任意である。例えば、キッチン本体3は、図1及び図2に表したように、カウンタ92と、シンク93と、水栓94と、を有する。
実施形態に係る排気ユニット2は、加熱調理器91の使用にともなって生じる水蒸気、煙、臭気などを建築物5の外部に排出するために用いられる。排気ユニット2は、レンジフード10と、排気ダクト20と、ファンボックス30と、を有する。
レンジフード10は、キッチン本体3の上方に設けられ、例えば加熱調理器91の直上に位置する。レンジフード10は、建築物5の天井面CSに直接的に取り付けられるか、あるいは吊りボルトなどを介して建築物5の天井面CSに取り付けられる。
排気ダクト20は、断面が略円形の管状の部材であり、一端がレンジフード10に接続されている。排気ダクト20は、建築物5の天井面CSよりも下方に設けられており、支持部材22を介して天井面CSに取り付けられている。支持部材22には、例えば、吊りボルトなどが用いられる。支持部材22は、例えば、複数設けられる。
排気ダクト20は、レンジフード10と壁面WSとを結ぶ方向(前後方向:第1方向の一例)に延びており、他端がファンボックス30に接続されている。排気ダクト20は、前後方向以外の左右方向又は上下方向に延びる部分を有していても良い。また、排気ダクト20の少なくとも一部が、天井面CSよりも上方に設けられていても良い。排気ダクト20の具体的な形状や構造は、排気ダクト20がレンジフード10とファンボックス30を接続して煙などを排出できれば、適宜変更可能である。
ファンボックス30は、キッチン本体3に対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられている。なお、調理スペースとは、キッチン本体3と壁面WSとの間の空間の一部であり、キッチン本体3の使用者が立ったり移動したりする空間を指す。また、図1及び図2では、アイランド型のキッチン本体3を例示したが、この場合、調理スペースには、キッチン本体3の左右の両側面と、それらの両側面に対向する建築物5の不図示の壁面と、の間の空間も含まれる。
ファンボックス30は、シロッコファンを内蔵している。図1及び図2に表した例では、ファンボックス30は、キッチン空間KSに露出しているが、ウォールキャビネットや食器棚の中に収納され、使用者に対して隠蔽されていても良い。
図3(a)及び図3(b)は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す斜視図である。
図4は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す斜視図である。
図3(a)、図3(b)、及び図4では、ファンボックス30の内部構造を示すため、ファンボックス30を透過させて表している。
図4は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す斜視図である。
図3(a)、図3(b)、及び図4では、ファンボックス30の内部構造を示すため、ファンボックス30を透過させて表している。
図3(a)、図3(b)、及び図4に表したように、排気ユニット2は、シロッコファン40及びファンケーシング50をさらに有する。ファンケーシング50は、ファンボックス30内に収納され、ファンボックス30に固定されている。シロッコファン40は、ファンケーシング50内に収納され、ファンケーシング50に着脱可能に取り付けられている。図3(a)は、シロッコファン40がファンケーシング50に取り付けられた状態を表している。また、図3(b)は、シロッコファン40をファンケーシング50から取り外し、ファンボックス30から取り出すときの様子を表している。
シロッコファン40が回転すると、シロッコファン40の内側から外側に向けて空気が流れる。ファンケーシング50に取り付けられたシロッコファン40が回転することで、レンジフード10からファンボックス30に向けた空気の流れが形成される。すなわち、キッチン空間KSの空気がレンジフード10を通して吸引される。ファンケーシング50は、シロッコファン40により送られた空気を、建築物の壁面に設けられた排気口51へ導く。ファンケーシング50は、図3(a)に表したように、排気ダクト52を介して排気口51と接続されていても良いし、排気口51と直接接続されていても良い。
ファンボックス30には、開口部31及び接続部32が設けられている。開口部31は、シロッコファン40をファンボックス30内から取り出すための穴であり、ファンボックス30の下面又は側面に設けられる。接続部32は、排気ダクト20をファンボックス30に接続するための穴であり、ファンボックス30のいずれかの面に設けられる。図示した例では、開口部31が下面30bに設けられ、接続部32が前面30aに設けられている。
なお、側面とは、ファンボックス30が有する複数の面のうち、上面及び下面以外の面を指す。図示した例に限らず、開口部31は、前面30a、左面30c、又は右面30dに設けられても良い。接続部32は、下面30b、左面30c、右面30d、又は上面30eに設けられても良い。また、開口部31と接続部32が同じ面に設けられても良い。
開口部31には、例えば不図示の蓋が設けられる。シロッコファン40を取り出すとき以外は、開口部31は蓋により覆われる。シロッコファン40を取り出す際、使用者は、蓋を開け、開口部31からファンボックス30の内部へ手を差し込む。そして、シロッコファン40をファンケーシング50に固定しているロック機構を解除することで、図3(b)に表したように、開口部31を通してシロッコファン40をファンボックス30から取り出すことができる。
実施形態の効果を説明する。
実施形態に係る排気ユニット2では、シロッコファン40を収納するファンボックス30が、レンジフード10とは別に、対面式のキッチン本体3に対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられる。そして、ファンボックス30の側面又は下面には、シロッコファン40をファンボックス30内から取り出すための開口部31が設けられている。この構成によれば、調理スペースを圧迫することなくシロッコファン40のお手入れや交換を行う際、キッチン本体3が障害とならず、シロッコファン40を容易にファンボックス30から取り出すことができる。さらに、ファンボックス30がレンジフード10とは別に設けられることで、レンジフード10を小型化でき、レンジフード10のデザイン性を向上させることができる。
実施形態に係る排気ユニット2では、シロッコファン40を収納するファンボックス30が、レンジフード10とは別に、対面式のキッチン本体3に対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられる。そして、ファンボックス30の側面又は下面には、シロッコファン40をファンボックス30内から取り出すための開口部31が設けられている。この構成によれば、調理スペースを圧迫することなくシロッコファン40のお手入れや交換を行う際、キッチン本体3が障害とならず、シロッコファン40を容易にファンボックス30から取り出すことができる。さらに、ファンボックス30がレンジフード10とは別に設けられることで、レンジフード10を小型化でき、レンジフード10のデザイン性を向上させることができる。
なお、キッチン本体3とファンボックス30との位置関係は、キッチン本体の前面3aに対し、調理スペースを挟む向かい側に設けられることがより好ましい。この配置によれば、使用者がキッチン本体3を使用する際、シロッコファン40が使用者の背面側に位置する。シロッコファン40が使用者の背面側に位置すると、シロッコファン40の音が使用者に聞こえ難くなり、使用者にとっての排気ユニット2の静音性を向上させることができる。
以下で、実施形態に係る排気ユニット2の望ましい構成について説明する。
シロッコファン40は、図4に表した回転軸41を中心に回転する。シロッコファン40は、この回転軸41に平行な回転軸方向41Dにおいて、排気ダクト20(接続部32)の少なくとも一部と対向するように設けられることが望ましい。この構造によれば、空気が排気ダクト20からシロッコファン40へ流れる際の抵抗を小さくでき、排気ユニット2の排気効率を向上させることができる。
シロッコファン40は、図4に表した回転軸41を中心に回転する。シロッコファン40は、この回転軸41に平行な回転軸方向41Dにおいて、排気ダクト20(接続部32)の少なくとも一部と対向するように設けられることが望ましい。この構造によれば、空気が排気ダクト20からシロッコファン40へ流れる際の抵抗を小さくでき、排気ユニット2の排気効率を向上させることができる。
図4に表した例では、回転軸方向41Dは前後方向に平行であり、排気ダクト20とシロッコファン40は前後方向において対向している。また、排気ダクト20の中心と回転軸41が前後方向に並んでいる。ただし、シロッコファン40が回転軸方向41Dにおいて排気ダクト20の少なくとも一部と対向していれば、回転軸方向41Dは、前後方向に対して上下方向又は左右方向に少し傾斜していても良い。また、排気ダクト20の中心と回転軸41が、左右方向又は上下方向においてずれていても良い。
より望ましくは、排気ダクト20が延びる方向、及び排気ダクト20とシロッコファン40を結ぶ方向は、レンジフード10とファンボックス30とを結ぶ方向と実質的に平行である。この構造によれば、レンジフード10とファンボックス30を接続する排気ダクト20の長さをより短くし、且つ空気がレンジフード10からシロッコファン40へ流れる際の抵抗をより小さくできる。
また、このようにすることにより、排気ダクト20をキッチン本体3の上方で引き回す必要がなく、キッチン本体3の上方にスペースを確保することが可能となり、キッチン本体3の使い勝手や排気ユニット2のデザイン性が向上する。
また、このようにすることにより、排気ダクト20をキッチン本体3の上方で引き回す必要がなく、キッチン本体3の上方にスペースを確保することが可能となり、キッチン本体3の使い勝手や排気ユニット2のデザイン性が向上する。
図5は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す側面図である。
開口部31と接続部32は、同じ面に設けられても良いが、ファンボックス30の小型化のために、互いに異なる面に設けられることが望ましい。例えば、図4に表したように、ファンボックス30の前面30aに接続部32が設けられる場合、開口部31は、下面30b、左面30c、又は右面30dに設けられることが望ましい。
開口部31と接続部32は、同じ面に設けられても良いが、ファンボックス30の小型化のために、互いに異なる面に設けられることが望ましい。例えば、図4に表したように、ファンボックス30の前面30aに接続部32が設けられる場合、開口部31は、下面30b、左面30c、又は右面30dに設けられることが望ましい。
開口部31と接続部32を同じ面に設けると、その面の面積を大きくする必要がある。特に、上述したように排気ダクト20とシロッコファン40を対向させる場合、接続部32の位置の制約から面積はさらに増大する。開口部31と接続部32を互いに異なる面に設けることで、特定の面の面積が増大することを抑制でき、ファンボックス30を小型化できる。
開口部31が、ファンボックス30の面のうちシロッコファン40と対向する面以外に設けられる場合、ファンボックス30の内部には、図5に表したようにシロッコファン40を取り出すための空間SPが設けられる。図示した例では、シロッコファン40をファンケーシング50に対して前後方向に移動させることで、シロッコファン40がファンケーシング50に着脱される。空間SPの前後方向の寸法D2は、シロッコファン40の前後方向の寸法D1よりも長い。これにより、シロッコファン40をファンケーシング50から取り外して空間SPに移動させた後、開口部31を通してファンボックス30から取り出すことができる。
また、排気ユニット2は、ファンケーシング50に取り付けられたシロッコファン40の取り外しを容易とする、取り外し容易手段を有することが望ましい。取り外し容易手段を有することで、シロッコファン40をファンケーシング50から容易に取り外せるようになる。
具体的には、取り外し容易手段は、シロッコファン40をファンケーシング50に固定するためのロック機構と、シロッコファン40に設けられたロック解除部と、を有する。ロック解除部を操作することで、ロック機構が解除され、ファンケーシング50からシロッコファン40を取り外すことができる。
図6は、実施形態に係る排気ユニットのシロッコファンを表す分解斜視図である。
図6に表したように、シロッコファン40は、回転部材42と、収容部材43と、ガイド部材44と、操作レバー部材45と、付勢部材46と、を有する。
図6に表したように、シロッコファン40は、回転部材42と、収容部材43と、ガイド部材44と、操作レバー部材45と、付勢部材46と、を有する。
シロッコファン40は、回転軸41に連結される。回転軸41が不図示のモータにより回転されると、シロッコファン40が回転する。また、回転軸41の下端部41aは、下方に向かうほど径が短くなっている。下端部41aの上には、下端部41aに隣接して、後述する操作レバー部材45が係止される係止溝41bが設けられている。
回転部材42は、環状に配列された多数の羽根42aと、その内側に設けられた開口42bと、を有する。回転部材42が回転すると、開口42bを通して羽根42aの内側に空気が吸い込まれ、羽根42aの周りに空気が送られる。
収容部材43は、ガイド部材44、操作レバー部材45、及び付勢部材46を収容するものであり、回転部材42に固定されて。ガイド部材44は、収容部材43の内部に固定される。ガイド部材44の上面には、操作レバー部材45を摺動可能に保持する所定の幅を有する下方に凹んだガイド溝44aが形成されている。操作レバー部材45は、このガイド溝44aに沿って回転軸41の軸方向に対して垂直方向に摺動することができる。
操作レバー部材45は、押圧部45a及び付勢受け部45bを有する。押圧部45aは上方に突出するように折り曲げられ、この突出した押圧部45aを使用者が指等で押圧可能となっている。付勢受け部45bは、付勢部材46により加えられる力を受けるように構成されている。押圧部45aが使用者によって、付勢部材46の付勢力を上回る所定以上の押圧力で押圧されると、操作レバー部材45がガイド部材44のガイド溝44aに沿って回転軸41の軸方向に対して垂直方向内側に摺動し、収容部材43の内側へ押し込まれるようになっている。
付勢部材46は、操作レバー部材45の上方に設けられている。操作レバー部材45は、ガイド部材44と付勢部材46との間に摺動可能に挟み込まれる。付勢部材46の内側端部は下方に折り曲げられており、この下方に折り曲げられた部分には、板ばね46aが設けられている。板ばね46aは、操作レバー部材45がガイド部材44と付勢部材46との間に組み込まれた状態で操作レバー部材45の付勢受け部45bに当接する。
回転部材42、ガイド部材44、操作レバー部材45、及び付勢部材46には、それぞれ、挿入孔42d、挿入孔44d、挿入孔45d、及び挿入孔46dが設けられている。シロッコファン40が回転軸41に取り付けられると、挿入孔42d、挿入孔44d、挿入孔45d、及び挿入孔46dに回転軸41が挿入される。
図7(a)〜図7(d)は、実施形態に係る排気ユニットのシロッコファンの着脱動作を表す模式図である。
図7(a)〜図7(c)は、シロッコファン40を回転軸41に取り付けるときの様子を表している。図7(a)に表したように、操作レバー部材45の挿入孔45dの形状は、卵形を呈している。換言すると、挿入孔45dは、操作レバー部材45の摺動方向及び回転軸41の軸方向に対して垂直方向において、径が長い部分と径が短い部分を有する。
図7(a)〜図7(c)は、シロッコファン40を回転軸41に取り付けるときの様子を表している。図7(a)に表したように、操作レバー部材45の挿入孔45dの形状は、卵形を呈している。換言すると、挿入孔45dは、操作レバー部材45の摺動方向及び回転軸41の軸方向に対して垂直方向において、径が長い部分と径が短い部分を有する。
シロッコファン40を回転軸41に取り付ける際、回転軸41の下端部41aは、回転軸方向において、挿入孔45dの径が短い部分と対向する。当該部分の径は、下端部41aの下部の径よりも長いが、下端部41aの上部の径よりも短い。従って、回転軸41の下端部41aが挿入孔45dに挿入されると、下端部41aの上部が、挿入孔45dの外縁に接触する。
下端部41aが挿入孔45dの外縁に接触すると、回転軸41から操作レバー部材45へ、付勢部材46による付勢力と反対方向の力が加えられる。これにより、操作レバー部材45が矢印αで示す方向に移動していき、下端部41aと挿入孔45dの径が長い部分とが重なる。当該部分の径は、下端部41aの上部の径よりも長い。従って、図7(b)に表したように、下端部41aの全体が、挿入孔45dに挿通される。
また、下端部41aの上部には、下端部41aに隣接して係止溝41bが設けられている。係止溝41bの径は、下端部41aの上部の径よりも短い。従って、下端部41aの全体が挿入孔45dに通されると、回転軸41から操作レバー部材45へ加えられる力が弱まり、付勢部材46からの付勢力により、操作レバー部材45が矢印βで示す方向に移動する。これにより、図7(c)に表したように、挿入孔45dの径が短い部分が係止溝41bに嵌まり、回転軸41に操作レバー部材45(シロッコファン40)が固定される。
シロッコファン40を回転軸41から取り外す際、使用者は、操作レバー部材45を矢印αで示す方向に移動させる。これにより、挿入孔45dの径が長い部分と回転軸41とが回転軸方向において対向し、シロッコファン40を回転軸41から取り外し可能な状態となる。この状態のまま、シロッコファン40を回転軸方向に移動させることで、シロッコファン40を回転軸41から取り外すことができる。
すなわち、図6及び図7に表した例では、ガイド部材44、操作レバー部材45、及び付勢部材46がロック機構として機能し、操作レバー部材45がロック解除部として機能する。図6及び図7に表した構造によれば、簡単な操作でシロッコファン40を回転軸41(ファンボックス50)に着脱することができる。
図8は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す模式的側面図である。
図8に表したように、排気ダクト20とシロッコファン40とが対向する場合において、シロッコファン40の回転軸方向41Dは、排気ダクト20とシロッコファン40とを結ぶ方向D(図示した例では前後方向)に対して開口部31に向けて傾斜しても良い。シロッコファン40が開口部31に向けて傾斜することで、使用者が開口部31を通してシロッコファン40を着脱し易くなる。
図8に表したように、排気ダクト20とシロッコファン40とが対向する場合において、シロッコファン40の回転軸方向41Dは、排気ダクト20とシロッコファン40とを結ぶ方向D(図示した例では前後方向)に対して開口部31に向けて傾斜しても良い。シロッコファン40が開口部31に向けて傾斜することで、使用者が開口部31を通してシロッコファン40を着脱し易くなる。
図9は、実施形態に係る排気ユニットの一部を表す斜視図である。
図9に表したように、シロッコファン40を取り出すための開口部31は、ファンボックス30の複数の面に設けられていても良い。ファンボックス30の複数の面にそれぞれ開口部31が設けられることで、シロッコファン40を複数の方向から取り出すことが可能となる。
図9に表したように、シロッコファン40を取り出すための開口部31は、ファンボックス30の複数の面に設けられていても良い。ファンボックス30の複数の面にそれぞれ開口部31が設けられることで、シロッコファン40を複数の方向から取り出すことが可能となる。
また、接続部32の形状は、開口部31の形状と同じであっても良い。この場合、排気ダクト20は、両端の形状が互いに異なる連結部材21を介して、接続部32と接続される。連結部材21は、互いに形状が異なる排気ダクト20と接続部32を接続するために設けられる。開口部31と接続部32を同じ形状にすることで、排気ユニット2が設けられる環境に応じて、開口部31として用いる穴と接続部32として用いる穴を適宜選択できるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、システムキッチン1、排気ユニット2、キッチン本体3などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 システムキッチン、 2 排気ユニット、 3 キッチン本体、 3a 正面、 3b 背面、 5 建築物、 10 レンジフード、 20 排気ダクト、 21 連結部材、 22 支持部材、 30 ファンボックス、 30a 前面、 30b 下面、 30c 左面、 30d 右面、 30e 上面、 31 開口部、 32 接続部、 40 シロッコファン、 41 回転軸、 41D 回転軸方向、 41a 下端部、 41b 係止溝、 42 回転部材、 42a 羽根、 42b 開口、 42d 挿入孔、 43 収容部材、 44 ガイド部材、 44a ガイド溝、 44d 挿入孔、 45 操作レバー部材、 45a 押圧部、 45b 付勢受け部、 45d 挿入孔、 46 付勢部材、 46d 挿入孔、 50 ファンケーシング、 51 排気口、 52 排気ダクト、 91 加熱調理器、 92 カウンタ、 93 シンク、 94 水栓、 α、β 矢印、 CS 天井面、 D 方向、 D1、D2 寸法、 D2 寸法、 KS キッチン空間、 SP 空間、 WS 壁面
Claims (7)
- 建築物の壁面から離れて設置された対面式キッチンの上方に設けられるレンジフードと、
一端が前記レンジフードに接続された排気ダクトと、
前記排気ダクトの他端に接続されたファンボックスと、
前記レンジフードから前記ファンボックスに向けた空気の流れを形成するためのシロッコファンと、
前記ファンボックス内に収納され、前記シロッコファンが着脱可能に取り付けられ、前記シロッコファンにより送られた空気を前記建築物の壁面に設けられた排気口へ導くためのファンケーシングと、
を備え、
前記ファンボックスは、前記対面式キッチンに対して調理スペースを挟んだ向かい側に設けられ、
前記ファンボックスの側面又は下面に、前記シロッコファンを前記ファンボックス内から取り出すための開口部が設けられた排気ユニット。 - 前記シロッコファンは、その回転軸方向において前記排気ダクトの少なくとも一部と対向するように設けられる請求項1記載の排気ユニット。
- 前記シロッコファンは、前記排気ダクトと前記シロッコファンとを結ぶ第1方向に向けて移動させることで、前記ファンケーシングに対して着脱可能であり、
前記ファンボックス内において、前記シロッコファンが前記ファンケーシングに取り付けられる位置と前記排気ダクトとの間には空間が設けられ、
前記空間の前記第1方向の寸法は、前記シロッコファンの前記第1方向の寸法よりも長く、
前記開口部は、前記ファンボックスの側面又は下面のうち、前記排気ダクトが接続される面と異なる面に設けられた請求項2記載の排気ユニット。 - 前記ファンケーシングに取付けられた前記シロッコファンの取り外しを容易とする取り外し容易手段をさらに備えた請求項3記載の排気ユニット。
- 前記取り外し容易手段は、
前記シロッコファンと前記ファンケーシングとを互いに固定するためのロック機構と、
前記シロッコファンに設けられたロック解除部と、
を有し、
前記ロック解除部を操作することで、前記ロック機構が解除され、前記ファンケーシングから前記シロッコファンを取り外し可能となる請求項4記載の排気ユニット。 - 前記シロッコファンは、その回転軸が前記第1方向に対して前記開口部に向けて傾斜するように設けられる請求項5記載の排気ユニット。
- 前記ファンボックスの複数の面に、それぞれ前記開口部が設けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の排気ユニット。
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-
2018
- 2018-10-05 JP JP2018189914A patent/JP2020060307A/ja active Pending
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