JP6419424B2 - レンジフード - Google Patents

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本発明は、着脱可能なフィルタを備えるレンジフードに関する。
近年、キッチン等に設置されるレンジフードは、調理によって発生した油煙等をファンによってフード内に吸入し、吸入した油煙等を屋外等へ排出するレンジフードが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、フードとファンを備え、そのフードの内部にフィルタを設け、油煙吸入時には油煙に含まれる油脂分をフィルタで分離捕獲した後に屋外に排気するレンジフードが記載されている。フィルタは油脂分が付着するため定期的に清掃する必要があり、ゆえにフィルタは着脱可能に設けられている。
特開2000−039197号公報
しかしながら、従来の構成は、フィルタを所定の位置で保持する保持具とフィルタの外枠との間にクリアランスを設けてフィルタを着脱可能としていたため、送風機が稼働して油煙を吸入する際には、保持具と外枠との間のクリアランスによってフィルタが安定せず、フィルタが動き、異音が発生し、さらに騒音値が上がる場合があった。
そこで、本発明は、容易にフィルタを着脱可能にする一方、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値の低減をはかることができるレンジフードを提供する。
上記課題を解決するために、油分を捕獲するフィルタを煙道内で着脱可能に備えるレンジフードにおいて、弾性を有するフィルタと、そのフィルタの一の端部を支持する第1支持部と、一の端部と対向する他の端部を支持する第2支持部と、煙道の側面側内側面に凸状に盛り上がり、フィルタを押圧する押圧部と、を備え、フィルタは、押圧部がフィルタを押圧することで撓った状態で備えられ、押圧部は、第1支持部と第2支持部との間の略中央に位置し、第1支持部および第2支持部が支持する方向とは逆の方向に、フィルタの背面側の両側端近傍を押圧することで撓った状態で備えられることを特徴とするレンジフードが提供される。
これによれば、弾性のあるフィルタを2つの支持部の間でフィルタを押圧し撓った状態で備えることで、その復元力により、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値の低減をはかったレンジフードを提供することができる。
さらに、フィルタは、空気の流れを通過させる孔を備え、フィルタ全体が弾性を有した材料により作製され、フィルタ全体の弾性により撓った状態で備えられることを特徴としてもよい。
これによれば、全体が弾性を有した材料により作製されたフィルタを押圧し撓った状態で備えることで、その復元力により、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。
さらに、フィルタは、枠部と、その枠部以外の開口部に設けられ空気の流れを通過させる油捕集部材とを備え、枠部が弾性を有する材料により作製され、枠部の弾性により撓った状態で備えられることを特徴としてもよい。
これによれば、一部に弾性を有さない油捕集部材を備えたフィルタであっても、弾性を有する枠部を備えるフィルタを押圧し撓った状態で備えることで、その復元力により、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、容易にフィルタを着脱可能にする一方、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値の低減をはかることができるレンジフードを提供することができる。
本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図。 本発明に係る第一実施例における、(A)レンジフードを右下から見た斜視図、(B)レンジフードを右下から見た分解斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)整流板を取り外した場合の底面図、(B)フィルタの底面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)断面図(図1のA−A断面)、(B)支持部付近((A)におけるZ0部分)を示す拡大断面図。 本発明に係る第二実施例におけるレンジフードの断面図(図1のA−A断面と同じ位置の断面)。(A)フィルタを設けていない場合、(B)フィルタを差し込む場合、(C)フィルタを設けた場合。 本発明に係る第二実施例におけるレンジフードの支持部付近を示す拡大断面図(図1のA−A断面と同じ位置の断面)。(A)フィルタを設けていない場合の第1凹状保持部付近(図5におけるZ1部分)を示す図、(B)フィルタを設けていない場合の第2凹状保持部付近(図5におけるZ2部分)を示す図、(C)フィルタを設けた場合の第1凹状保持部付近(図5におけるZ1部分)を示す図、(D)フィルタを設けた場合の第2凹状保持部付近(図5におけるZ2部分)を示す図。 本発明に係る第二実施例(変形例)におけるレンジフードの、(A)断面図(図1のA−A断面と同じ位置の断面)、(B)フィルタの斜視図。 本発明に係る第三実施例におけるレンジフードの断面図(図1のA−A断面と同じ位置の断面)。 本発明に係る第三実施例におけるレンジフードの支持部付近を示す拡大断面図(図1のA−A断面と同じ位置の断面)。(A)フィルタを設けた場合の第1凹状保持部付近(図8におけるZ3部分)を示す図、(B)フィルタを設けた場合の第2凹状保持部付近(図8におけるZ4部分)を示す図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1〜4を参照して、本発明に係る第一実施例のレンジフード1を説明する。レンジフード1は、調理器の上方に設けられ、下方または周囲で行われる調理によって発生する湯気や油煙等を含む空気を捕集するための、上方に凹状の内面パネル30を内面に有する薄型のフード2を有する。内面パネル30は内面パネル開口部31を有し、吸込口パネル40がその内面パネル開口部31に気密に取り付けられる。
そして、吸込口パネル40は吸込口41を有し、油煙等を含む空気をその吸込口41から吸込み、煙道7内に引込み、その煙道7内に配置されるフィルタ50が油煙等を空気から取り除く。また、フード2の下方に設けられ、内面パネル30と対向する整流板5を備え、整流板5は、その周囲に、内面パネル30との間に空気を吸い込む隙間を形成する。なお、吸込口41は、吸込口パネル40において、連通口6と一致する位置に適宜設けられる。
フード2は、吸込口パネルの吸込口41と適合した連通口6付近で、排気ダクト3に接続された送風機ボックス(換気装置)4と連結されている。送風機ボックス4は、連通口6と連通する煙道7と、ファン吸込口22で煙道7と連通する内部に空気の流れを発生させる送風機21を有するファンケーシング20を有する。従って、送風機21が稼働すると吸込口41は負圧となり、内面パネル30の下方の空気は吸込口41を通して吸入され、煙道7とファンケーシング20を経由して排気ダクト3を通して外部に排出される。なお、ファン吸込口22には、空気を低い抵抗でスムースに吸込むようにガイドするため、空気の流れに接する部分にラッパ口形状を有するベルマウス10を備える。
また、このレンジフード1では、送風機ボックス(換気装置)4が背面側に偏心し、フード2と送風機ボックス4は背面で面一となっており、背面側で壁に取り付けられるタイプである。なお、換気装置とは、本実施例においては送風機ボックス4として記載するが、背面側で壁に取り付けられるタイプ以外のレンジフードは言うまでもなく、食卓の上方に備えられ換気機能と照明機能とを備えた装置、浴室換気扇、浴室換気乾燥機、天井換気扇、空気清浄機などの装置、その他の送風機を備える装置を含むものである。
フィルタ50は、空気の流れを通過させる孔51を多数有し、油分を含んだ空気がこの孔51を通過する際に、油分がフィルタ面に衝突することで油分を捕獲する。フィルタ50は、フィルタ全体が弾性を有した材料により作製されることで、弾性を有している。例えば、フィルタ50は、全体が金属を材料として作製されたスロットフィルタである。
フィルタ50は、油分が付着した場合清掃を行うために、煙道7内に着脱可能に設けられる。フィルタ50は、その下端部53を吸込口41の背面側の近傍に、下端部53と対向するフィルタ50の上端部52を煙道7の正面側内側面に当接して、両側端は煙道7の側面側内側面に当接して、備えられる。従って、フィルタ50は、吸込口41から送風機21へ向かう空気の流れの全量が孔51を通って通過するように配置される。
フィルタ50の下端部53は、吸込口41の背面側の近傍に設けられた凹状保持部27により保持され支持されている。また、フィルタ50の上端部52は、煙道7の正面側内側面に当接して支持されている。さらに詳細に説明すれば、凹状保持部27の底部は、フィルタ50の下端部53の端面を支持し、凹状保持部27の正面側内側面である第2支持部24は、傾斜して設けられるフィルタ50の正面側フィルタ面を支持する。また、フィルタ50の上端部52が煙道7の正面側内側面に当接する部分である第1支持部23は、傾斜して設けられるフィルタ50の正面側フィルタ面と端面との角を支持する。
また、押圧部25は、第1支持部23と第2支持部24との間に位置し、煙道7の側面側内側面に凸状に備えられる。より正確には、押圧部25は、フィルタ50が煙道7に取り付けられた時、凸状に盛り上がった押圧部25の段部がフィルタ50の背面側の両側端近傍を正面側へ押圧した状態となる位置に備えられる。即ち、フィルタ50を背面側の面を押圧する押圧部25の段部は、第1支持部23と第2支持部24がフィルタ50の正面側の面を支持した点を含む平面よりわずかに正面側に位置する(この場合、フィルタ50の厚さは無視するものとする)。押圧部25がかかる位置に備えられることで、フィルタ50は、押圧部25に押圧されることで撓った状態で備えられることになる。
図4に示すように、第1支持部23は、フィルタ50にほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F1でフィルタ50を支持し、第2支持部24は、フィルタ50にほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F2でフィルタ50を支持する。また、押圧部25は、第1支持部23および第2支持部24が支持する方向とは逆の方向(図視左下方向)の力F3で押圧する。フィルタ50は弾性を有するので、第1支持部23および第2支持部24と押圧部25から与えられる力F1、F2およびF3により撓い、弾性変形を起こす。
弾性変形を起こしたフィルタ50は、その復元力(弾性力)により、逆に第1支持部23および第2支持部24と押圧部25を押し返そうとしてしっかりと固定される。従って、フィルタ50は、自らのその復元力により、油煙吸引時であってもガタつくことがないように安定させて設けることができ、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。なお、押圧部25によりフィルタ50を押圧する力は、塑性変形を起こすことのない弾性変形の範囲内の力である。
レンジフード1の使用者は、フィルタ50を煙道7に装着する場合、フィルタつまみ56を手でつまむなどし、例えば、煙道7の正面側内側面に上端部52の角を摺動させつつ、煙道7の奥の方へ(図視上方へ)フィルタ50を徐々に押し上げる。フィルタ50の下端部53が凹状保持部27の正面側の上端より上の位置に来た時に、使用者は、凹状保持部27の方(背面側の方)へフィルタつまみ56を介してフィルタ50を押す。そうすると、下端部53付近のフィルタ50の背面側の面が凹状保持部27の背面側内側面に当接する前に、フィルタ50の両側端は、押圧部25の段部に当接する。
その状態からさらに、使用者がフィルタ50の復元力(弾性力)に抗して凹状保持部27の方へフィルタつまみ56を介してフィルタ50を押すと、フィルタ50は正面側(図視左下)に凸となるように撓みながら、下端部53付近のフィルタ50の背面側の面が凹状保持部27の背面側内側面に当接する。そして、使用者がその状態からフィルタつまみ56を介してフィルタ50を、煙道7の正面側内側面に上端部52の角を、押圧部25の段部にフィルタ50の両側端を摺動させつつ、下端部53の端面が凹状保持部27の底部に当接するまで下に引き下げる。
その後、使用者がフィルタつまみ56から手を離すと、フィルタ50の復元力により下端部53は正面側へ戻ろうとするので、下端部53付近のフィルタ50の正面側フィルタ面は凹状保持部27の正面側内側面に当接する。この状態で、煙道7の正面側内側面上の上端部52の角と当接している部分が第1支持部23となり、凹状保持部27の正面側内側面上のフィルタ50の正面側フィルタ面と当接している部分が第2支持部24となる。
フィルタ50を煙道7から取り外す場合、使用者は、上記装着手順の逆の手順を採る。使用者がフィルタ50の復元力(弾性力)に抗してレンジフード1の背面側の方へフィルタつまみ56を介してフィルタ50を押すと、下端部53付近のフィルタ50の正面側フィルタ面は、凹状保持部27の正面側内側面から離れる。そして、使用者がその状態から、煙道7の正面側内側面に上端部52の角を、押圧部25の段部にフィルタ50の両側端を摺動させつつ、下端部53の端面が凹状保持部27の底部から離れるようにフィルタつまみ56を介してフィルタ50を上へ押し上げる。
フィルタ50の下端部53が凹状保持部27の正面側の上端より上の位置に来た時に、使用者は、フィルタ50の復元力に抗する力を緩めて、フィルタ50の復元力に任せて、下端部53が凹状保持部27から離れる方(正面側の方)へフィルタ50を徐々に戻す。徐々に戻していくと、フィルタ50の両側端は、当接している押圧部25の段部から当接を離れる。フィルタ50の両側端が、押圧部25の段部から離れた時に、フィルタ50は撓った状態ではなくなり、フィルタ50自体の復元力は無くなる。使用者は、その状態で、煙道7の奥の方から吸込口41の方へ(図視下方へ)フィルタ50を降ろして、取り外す。
上述したように、使用者は、フィルタを容易に着脱することができる。その一方、弾性のあるフィルタを撓った状態で備えることで、フィルタが元の状態に戻ろうとする復元力により、フィルタは押圧部と2つの支持部とで押さえられ、フィルタは安定的な固定を伴ってレンジフードに備えられることができる。
<第二実施例>
図5および6を参照して、本発明に係る第二実施例のレンジフード1Aについて説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例と異なるところを中心に述べる。レンジフード1Aは、吸込口41Aの背面側の近傍に第2凹状保持部27Aを備えると共に、送風機ボックス4Aの天板と煙道7A正面側内側面との角部に第1凹状保持部26Aを備える。
フィルタ50Aの下端部53Aは、第2凹状保持部27Aにより保持され支持されており、また、フィルタ50Aの上端部52Aは、第1凹状保持部26Aにより保持され支持されている。さらに詳細に説明すれば、第2凹状保持部27Aの底部は、フィルタ50Aの下端部53Aの端面を支持し、第2凹状保持部27Aの正面側内側面である第2支持部24Aは、傾斜して設けられるフィルタ50Aの正面側フィルタ面を支持する。また、フィルタ50Aの上端部52Aは、図5(B)と(C)に示すように、第1凹状保持部26Aの凹部に差し込まれて保持される。そして、フィルタ50Aの上端部52Aが第1凹状保持部26Aの正面側内側面に当接する部分である第1支持部23Aは、傾斜して設けられるフィルタ50の正面側フィルタ面と端面との角を支持する。
また、押圧部25Aは、第1凹状保持部26Aの背面側内側面の下端に位置し、送風機ボックス4Aの天板の裏面に設けられた平板を折り曲げた角部として備えられる。より正確には、押圧部25Aは、フィルタ50Aが煙道7Aに取り付けられた時、角部が押圧部25Aとしてフィルタ50Aの上端部52Aの近傍の背面側を正面側へ押圧した状態となる位置に備えられる。
即ち、押圧部25Aは、第1支持部23Aと第2支持部24Aとの間に位置し、フィルタ50Aの上端部52A近傍の背面側の面を押圧し、第1支持部23Aと第2支持部24Aがフィルタ50Aの正面側の面を支持した点を含む平面よりわずかに正面側に位置する(この場合、フィルタ50Aの厚さは無視するものとする)。押圧部25Aがかかる位置に備えられることで、フィルタ50Aは、押圧部25Aに押圧されることで撓った状態で備えられることになる。
なお、フィルタ50Aの厚さを考慮する場合は、押圧部25Aは、第1支持部23Aと第2支持部24Aがフィルタ50Aの正面側の面を支持した点を含む平面を背面側にフィルタ50Aの厚さ分の距離を平行移動した平面よりわずかに正面側に位置する。
なお、第一実施例に比べて、第1支持部23Aと押圧部25Aの距離が非常に短いので、本実施例においては、フィルタ50Aは、第1凹状保持部26Aにより上端部52Aにモーメントが与えられて撓った状態で備えられることになると言い換えても良く、押圧部25Aは、上端部52Aを押圧する位置に備えられる。
図6(C)および(D)に示すように、第1支持部23Aは、フィルタ50Aにほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F1でフィルタ50Aを支持し、第2支持部24Aは、フィルタ50Aにほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F2でフィルタ50Aを支持する。また、押圧部25Aは、第1支持部23Aおよび第2支持部24Aが支持する方向とは逆の方向(図視左下方向)の力F3で押圧する。フィルタ50Aは弾性を有するので、第1支持部23Aおよび第2支持部24Aと押圧部25Aから与えられる力F1、F2およびF3により撓い、弾性変形を起こす。
弾性変形を起こしたフィルタ50Aは、その復元力により、逆に第1支持部23Aおよび第2支持部24Aと押圧部25Aを押し返そうとしてしっかりと固定される。従って、フィルタ50Aは、自らのその復元力により、油煙吸引時であってもガタつくことがないように安定させて設けることができ、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。なお、レンジフード1Aは、第一実施例と同様の押圧部25A’を備えるが、この押圧部25A’は、上述した押圧部25Aがあれば無くても良い。押圧部25A’をさらに備え、2か所でフィルタ50Aを押圧することで、フィルタ50Aは、よりしっかりと固定される。
レンジフード1Aの使用者は、フィルタ50Aを煙道7Aに装着する場合、フィルタつまみ56Aを手でつまむなどし、例えば、煙道7Aの正面側内側面に上端部52Aの角を摺動させつつ、煙道7Aの奥の方へ(図視上方へ)フィルタ50Aを徐々に押し上げる。フィルタ50Aの上端部52Aが第1凹状保持部26Aの凹部に差し込まれ、フィルタ50Aの下端部53Aが第2凹状保持部27Aの正面側の上端より上の位置に来た時に、使用者は、第2凹状保持部27Aの方(背面側の方)へフィルタつまみ56Aを介してフィルタ50Aを押す。そうすると、下端部53A付近のフィルタ50Aの背面側の面が第2凹状保持部27Aの背面側内側面に当接する前に、フィルタ50Aの上端部52の背面側の面は、押圧部25Aに当接する。
その状態からさらに、使用者がフィルタ50Aの復元力に抗して第2凹状保持部27Aの方へフィルタつまみ56Aを介してフィルタ50Aを押すと、フィルタ50Aは正面側(図視左下)に凸となるように撓みながら、フィルタ50Aの両側端は、押圧部25A’の段部に当接する。その状態からさらに、使用者がフィルタ50Aの復元力に抗して第2凹状保持部27Aの方へフィルタつまみ56Aを介してフィルタ50Aを押すと、下端部53A付近のフィルタ50Aの背面側の面が第2凹状保持部27Aの背面側内側面に当接する。
そして、使用者がその状態からフィルタつまみ56Aを介してフィルタ50Aを、煙道7Aの正面側内側面に上端部52Aの角を、押圧部25Aにフィルタ50の上端部52Aの背面側の面を摺動させつつ、下端部53Aの端面が第2凹状保持部27Aの底部に当接するまで下に引き下げる。その後の装着手順と取り外し手順は、ほぼ同様なので記載を省略する。
上述したように、使用者は、フィルタを容易に着脱することができる。その一方、弾性のあるフィルタを撓った状態で備えることで、フィルタが元の状態に戻ろうとする復元力(弾性力)により、フィルタは2つの押圧部と2つの支持部とで押さえられ、フィルタはより安定的な固定を伴ってレンジフードに備えられることができる。なお、第1支持部23Aと押圧部25Aとの距離が短く、かつ押圧部25Aとフィルタつまみ56Aとの距離が長いため容易に撓ませることができ、小さい力でフィルタ50Aを装着することができる。
<第二実施例の変形例>
図7を参照して、本発明に係る第二実施例の変形例であるレンジフード1A’について説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例と異なるところを中心に述べる。レンジフード1A’は、フィルタ50’以外の構成はレンジフード1Aと同じである。レンジフード1Aでは、第一実施例と同じフィルタ全体が弾性を有した材料により作製されたフィルタ50Aを備えていた。
本変形例におけるフィルタ50A’は、枠部54A’と、その枠部54A’以外の部分である開口部55A’を備え、枠部54A’が弾性を有する材料により作製されている。開口部55A’には、不燃紙等の複合材からなるフィルタ、多孔質フィルタやHEPAフィルタなどの空気の流れを通過させる油捕集部材を備える。フィルタ50A’は、油分を含んだ空気がこの油捕集部材を通過する際に油分を捕獲する。
枠部54A’は、第1支持部23Aおよび第2支持部24Aと、押圧部25Aおよび押圧部25A’から力を受けても、塑性変形を起こすことのない程度の弾性を有する。従って、フィルタ50A’は、枠部54A’の弾性により撓った状態で備えられる。これによれば、一部に弾性を有さない油捕集部材を備えたフィルタであっても、弾性を有する枠部を備えるフィルタを押圧し撓った状態で備えることで、その復元力により、油煙吸引時にガタつくことがないようにフィルタを確実に安定させて、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。
<第三実施例>
図8および9を参照して、本発明に係る第三実施例のレンジフード1Bについて説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例と異なるところを中心に述べる。レンジフード1Bは、吸込口41Bの背面側の近傍に第2凹状保持部27Bを備えると共に、煙道7Bの正面側内側面に第1凹状保持部26Bを備える。
フィルタ50Bは、空気の流れを通過させる孔51B(図示せず)を多数有し、油分を含んだ空気がこの孔51Bを通過する際に、油分がフィルタ面に衝突することで油分を捕獲する。フィルタ50Bは、フィルタ全体が弾性を有した材料により作製されることで、弾性を有している。例えば、フィルタ50Bは、全体が金属を材料として作製されたパンチングにより孔が開けられた平板からなるフィルタである。フィルタ50Bは、平板からなるフィルタなので、その端面の厚さは小さい。
フィルタ50Bの下端部53Bは、第2凹状保持部27Bにより保持され支持されており、また、フィルタ50Bの上端部52Bは、第1凹状保持部26Bにより保持され支持されている。さらに詳細に説明すれば、第2凹状保持部27Bの底部は、フィルタ50Bの下端部53Bの端面を押圧し、第2凹状保持部27Bの正面側内側面である第2支持部24Bは、傾斜して設けられるフィルタ50Bの正面側フィルタ面を支持する。また、フィルタ50Bの上端部52Bは、第1凹状保持部26Bの凹部に差し込まれて保持される。そして、第1凹状保持部26Bの凹状底部(凹部の頂部)は、フィルタ50Bの上端部52Bの端面を押圧し、第1凹状保持部26Bの正面側内側面である第1支持部23Bは、フィルタ50Bの正面側フィルタ面を支持する。
第2凹状保持部27Bの底部と第1凹状保持部26Bの凹状底部(凹部の頂部)の直線距離は、撓っていない状態のフィルタ50Bの下端部53Bの端面と上端部52Bの端面の距離(フィルタ50Bの縦長さ)より短い。そうすると、フィルタ50Bが第1凹状保持部26Bと第2凹状保持部27Bにより保持され、煙道7Bに備えられた状態においては、第2凹状保持部27Bの底部と第1凹状保持部26Bの凹状底部が、それぞれ下端部53Bの端面と上端部52Bの端面を両側から中央方向に向かって押圧することとなる。
従って、本実施例においては、第1凹状保持部26Bの底部と第2凹状保持部27Bの凹状底部が、それぞれ押圧部251Bと押圧部252Bとなる。これら2つの押圧部は、フィルタ50Bの上端部52Bと下端部53Bにおいて、第1支持部23Bおよび第2支持部24Bの位置より外側に位置し、両押圧部がフィルタ50Bを押圧する方向は互いに対向する方向であって、フィルタ50Bの中心方向に押圧する。その結果、フィルタ50Bは、撓った状態で備えられることとなる。
図9に示すように、第1支持部23Bは、フィルタ50Bにほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F1でフィルタ50Bを支持し、第2支持部24Bは、フィルタ50Bにほぼ垂直な方向(図視右上方向)に力F2でフィルタ50Bを支持する。また、押圧部251Bと押圧部252Bは、フィルタ50Bの中心方向へ互いに対向する方向の力F31とF32でそれぞれ押圧する。フィルタ50Bは弾性を有するので、第1支持部23Bおよび第2支持部24Bと押圧部251B/252Bから与えられる力F1、F2およびF31/F32により撓い、弾性変形を起こす。
弾性変形を起こしたフィルタ50Bは、その復元力により、逆に第1支持部23Bおよび第2支持部24Bと押圧部251B/252Bを押し返そうとしてしっかりと固定される。従って、フィルタ50Bは、自らのその復元力により、油煙吸引時であってもガタつくことがないように安定させて設けることができ、異音の発生を抑え、かつ騒音値を低減させることができる。
レンジフード1Bの使用者は、フィルタ50Bを煙道7Bに装着する場合、フィルタつまみ56Bを手でつまむなどし、例えば、煙道7Bの正面側内側面に上端部52Bの角を摺動させつつ、煙道7Bの奥の方へ(図視上方へ)フィルタ50Bを徐々に押し上げる。フィルタ50Bの上端部52Bが第1凹状保持部26Bの凹部に差し込まれ、上端部52Bの端面が第1凹状保持部26Bの凹状底部(凹部の頂部)に突き当たった時、フィルタ50Bは平板からなるので、容易に正面側(図視左下)に凸となるように撓む。つまり、フィルタ50Bは平板からなるため、周縁部をコの字状に形成したタイプのフィルタに比べ撓みやすく、ゆえに小さい力で容易に装着することができる。
その状態から、使用者がさらにフィルタ50Bの復元力に抗して凹状保持部27Bの方へフィルタつまみ56Bを介してフィルタ50Bを押すと、フィルタ50Bの下端部53Bは第2凹状保持部27Bの正面側の上端より上の位置に来る。その時に、使用者は、第2凹状保持部27Bの方(背面側の方)へフィルタつまみ56Bを介してフィルタ50Bをさらに押す。そうすると、下端部53B付近のフィルタ50Bの背面側の面と端面との角が第2凹状保持部27Bの背面側内側面に当接する。
その後、使用者がフィルタつまみ56Bを少し下方へ下ろし気味にして手を離すと、フィルタ50Bの復元力により下端部53Bは正面側やや下方へ戻ろうとするので、下端部53B付近のフィルタ50Bの正面側フィルタ面は凹状保持部27Bの正面側内側面に当接する。この状態で第1凹状保持部26Bの正面側内側面上の上端部52Bと当接している部分が第1支持部23Bとなり、第2凹状保持部27Bの正面側内側面上の下端部53Bと当接している部分が第2支持部24Bとなる。また、第2凹状保持部27Bの底部と第1凹状保持部26Bの凹状底部の直線距離は、撓っていない状態のフィルタ50Bの縦長さより短いので、第2凹状保持部27Bの底部と第1凹状保持部26Bの凹状底部が、両端面を押圧する押圧部251B/252Bとなる。
上述したように、使用者は、フィルタを容易に着脱することができる。その一方、弾性のあるフィルタを撓った状態で備えることで、フィルタが元の状態に戻ろうとする復元力(弾性力)により、フィルタは2つの押圧部と2つの支持部とで押さえられ、フィルタは安定的な固定を伴ってレンジフードに備えられることができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。
1 レンジフード
2 フード
3 排気ダクト
4 送風機ボックス(換気装置)
5 整流板
6 連通口
7 煙道
10 ベルマウス
20 ファンケーシング
21 送風機
22 ファン吸込口
23 第1支持部
24 第2支持部
25 押圧部
26 第1凹状保持部
27 第2凹状保持部
30 内面パネル
31 内面パネル開口部
40 吸込口パネル
41 吸込口
50 フィルタ
51 孔
52 フィルタの上端部
53 フィルタの下端部
54 枠部
55 開口部
56 フィルタつまみ

Claims (3)

  1. 油分を捕獲するフィルタを煙道内で着脱可能に備えるレンジフードにおいて、
    弾性を有するフィルタと、
    前記フィルタの一の端部を支持する第1支持部と、
    前記一の端部と対向する他の端部を支持する第2支持部と、
    前記煙道の側面側内側面に凸状に盛り上がり、前記フィルタを押圧する押圧部と、
    を備え、
    前記フィルタは、前記押圧部が前記フィルタを押圧することで撓った状態で備えられ、
    前記押圧部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間の略中央に位置し、前記第1支持部および前記第2支持部が支持する方向とは逆の方向に、前記フィルタの背面側の両側端近傍を押圧することで撓った状態で備えられることを特徴とする、
    レンジフード。
  2. 前記フィルタは、空気の流れを通過させる孔を備え、フィルタ全体が弾性を有した材料により作製され、前記フィルタ全体の弾性により撓った状態で備えられることを特徴とする請求項に記載のレンジフード。
  3. 前記フィルタは、枠部と、該枠部以外の開口部に設けられ空気の流れを通過させる油捕集部材とを備え、前記枠部が弾性を有する材料により作製され、前記枠部の弾性により撓った状態で備えられることを特徴とする請求項に記載のレンジフード。
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