JP6382502B2 - レンジフード - Google Patents

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本発明は、薄型のフードを有するレンジフードに関する。
近年、レンジフードのデザインとしてフード厚さを薄くし、フード上部に設ける換気装置を目隠しするダクトカバーをスリムにすることや、幕板タイプの場合にはフード背面から幕板設置位置までの距離を小さく取ることが流行りのデザインの一つとして要求されてきている。
ここで、このような薄型レンジフードの基本的な構成を説明する。薄型レンジフードは、フードの外殻を形成する底面に凹部を形成したフード外郭部と、フード外郭部の底面を覆うようにして滑らかに形成される内面パネルと、内面パネルの底面に対向する位置に取り付けられて内面パネルとの間の周囲の隙間に吸引口を形成する整流板と、フード部上面に設けた吸込口と連通してフード部の上部に設けられる換気装置と、吸込口付近に内面パネルとほぼ面一に取り付けられるフィルタと、を主な部品として構成されていることが多い。
次にこのような基本構成からなるレンジフードを薄型化する場合には、煙捕獲部分の容量の縮小による煙捕集能力の低下、整流板とフード部との隙間で形成する流路断面積の縮小による通気抵抗の増加、内面パネル上面にほぼ面一な状態でフィルタを設けた場合にはフィルタの全面が有効に活用されずに通気抵抗が増加すること、などの問題が生じる。
また、ダクトカバー部分をスリムにすることや、フード背面から幕板設置位置までの距離を小さくするためには換気装置自体を小さくする必要があるが、内面パネル上面にほぼ面一な状態でフィルタが設置されるため、フード部上面の吸込口をフィルタの大きさとほぼ合わせる必要があり、フィルタによる通気抵抗を小さくするためには、フィルタ及び吸込口が大きくならざるを得ないため、吸込口と連通する換気装置自体も大きくなってしまい換気装置を小さくスリムにすることが難しい。
またさらに、換気装置を小さくスリムにすることで、吸込口がフード部中央から偏芯(レンジフード設置壁面側へ)することになるため、換気装置から遠い方向の吸込力が小さくなってしまい、整流板周囲の各方向相互の吸込バランスが乱れてしまい、油煙の捕集能力に悪影響を及ぼすことがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、薄型フードを有するレンジフードにおいて、油煙捕集能力の低下や通気抵抗の増加を回避し、吸込口と連通する換気装置の小型化・薄型化と共に整流板周囲の各方向の吸込みバランスの適正化を図ったレンジフードを提供することである。
本発明者らは、かかる課題を解決し目的を達成するために鋭意検討した結果、煙道内で油煙等を捕集するフィルタを傾ける方向や程度、設置する位置により、煙道入口における吸込力が変化することを見いだし、油煙捕集能力の低下や通気抵抗の増加を回避し、吸込口と連通する換気装置の小型化・薄型化と共に整流板周囲の各方向の吸込みバランスを、設置タイプに応じて適正化を図ったレンジフードを提供できるという、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決するために、フードと、フードの上部に設けられる換気装置と、フードの内面に設けられ、換気装置と連通する吸込口を有する内面パネルと、フードの下方に設けられ、内面パネルと対向する整流板と、を備え、フードの側面側で壁面に設置されるレンジフードであって、換気装置は、空気の流れを発生させる送風機と、送風機と吸込口を連通する煙道と、煙道において、吸込口から送風機へ向かう空気の流れの全量が通過し、フィルタ上端が送風機から離れる方向に傾斜して配置される平面状のフィルタと、を有すると共に、送風機が煙道より側面側に位置するように吸込口が偏心し、吸込口のフィルタに対向する一辺からフィルタを含む平面への垂線の足は、フィルタ内に位置し、垂線の足は、フィルタの中央より下側に位置し、フィルタの下端は、吸込口の一辺に対向する他辺の近傍に配置され、一辺は、フードの側面側に平行に位置し、吸込口は、換気装置が偏心する同じ側面側に偏心し、一辺からのフードの一方の側面端までの距離は、他辺からフードの他方の側面端までの距離より大きいレンジフードが提供される。
これによれば、フィルタを傾斜させることで、吸引力を働かせる整流板周囲の各方向の指向性を備えることができ、吸込みバランスの適正化が図られ、油煙捕集能力の低下を回避したレンジフードを提供することができる。また、フィルタを大きく傾斜させることで、整流板とフィルタの間の空間が広くとれ、フィルタ全面を通気部として有効に使用することが出来るため、通気抵抗を低くすることができ、風量が増大するとともに、同一風量下での送風機出力を下げることができ騒音値も低下させることができる。また、フィルタを大きく傾斜させることで、換気装置の薄型化も可能となる。また、フィルタを吸込口の近傍に配置することで、吸引力を働かせる整流板周囲の各方向の指向性を備えることができ、吸込みバランスの適正化が図られ、油煙捕集能力の低下を回避したレンジフードを提供することができる。また、換気装置の小型化が可能となる。また、側面側で壁に取り付けられるタイプのレンジフードにおいて、換気装置から遠い方向の吸込力が弱くなるのを防ぎ、整流板周囲の各方向の吸込みバランスの適正化を図ることができる。
さらに、フードの厚みは、40mm以下であることを特徴としてもよい。
フード部の厚みが40mm以下程度のレンジフードでは、整流板とフードとの空間距離が小さいため、フードに水平にフィルタを取り付けた場合にはフィルタ全面を有効に活用できないため通気抵抗が高くなり、吸込み性能(風量)が悪くなる傾向にあるが、本構成によれば、かかる問題を解決することができる。
以上説明したように、本発明によれば、薄型フードを有するレンジフードにおいて、油煙捕集能力の低下や通気抵抗の増加を回避し、吸込口と連通する換気装置の小型化・薄型化と共に整流板周囲の各方向の吸込みバランスの適正化を図ったレンジフードを提供することができる。
本発明を説明する概念説明図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図。 本発明に係る第一実施例における、(A)レンジフードを右下から見た斜視図、(B)レンジフードを右下から見た分解斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)整流板を取り外した場合の底面図、(B)吸込口パネルの拡大図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの断面図(図2のH−H断面)。 本発明に係る第一実施例における吸込口パネルの、(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図、(E)右上から見た斜視図。 本発明に係る第二実施例におけるレンジフードの六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図。 本発明に係る第二実施例における、(A)レンジフードを右下から見た斜視図、(B)レンジフードを右下から見た分解斜視図。 本発明に係る第二実施例におけるレンジフードの、(A)整流板を取り外した場合の底面図、(B)吸込口パネルの拡大図。 本発明に係る第二実施例におけるレンジフードの断面図(図7のK−K断面)。 本発明に係る第二実施例における吸込口パネルの、(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図、(E)右上から見た斜視図。
まず、図1を参照し、煙道内で油煙等を捕集するフィルタを傾ける方向や程度、設置する位置により、煙道入口における吸込力が変化することについて説明する。図1は、換気装置C4が有するフィルタC50の面に垂直な面における断面図であり、換気装置C4の一部と空気の流れ方向や流量を矢印で示す。換気装置C4は、送風機C21とファン吸込口C22で連通する煙道C7を備える。煙道C7は、内部に空気の流れの全量が通過するように配置される平面状のフィルタC50を備えると共に、フィルタC50を挟んでファン吸込口C22と反対側に煙道C7の入り口を備える。この入口は、換気装置C4に連結されたフードC2の内面に備えられる内面パネルC30(または吸込口パネルC40)の吸込口C41に一致している。また、この概念説明図では、内面パネルの下方に整流板C5が備えられている。
送風機C21が回転すると、空気の流れA1が発生する。したがって、送風機C21とフィルタC50との間には大きな負圧が生じているので、フィルタC50の煙道入口側の面では吸込まれる方向であってその面にほぼ垂直にかつほぼ均等に空気の流れA2が発生する。空気の流れA2により、煙道入口付近である吸込口C41では、本図内の矢印A31〜A33で示すように、吸込口C41における位置により異なる流量の空気の流れが発生する。即ち、フィルタC50を含む平面にほぼ平行をなす、吸込口C41の2辺(紙面垂直方向の辺であるC42とC43)の内、そのフィルタ平面からの距離が遠い方にある一辺C42に近ければ、大きな流量の空気の流れA31が発生し、逆にそのフィルタ平面からの距離が近い方にある他辺C42に近ければ、小さな流量の空気の流れA33が発生し、吸込口C41の中央部分では、A31とA33の中間の流量の空気の流れA32が発生する。内面パネルC30と対向するように整流板C5が設けられる場合、内面パネルC30と整流板C5とで形成される隙間から空気が吸込まれることになるが、一辺C42に近い方の隙間からは大きな流量の空気の流れA41が吸込まれ、他辺C43に近い方の隙間からは小さな流量の空気の流れA42が吸込まれることとなる。
このようにして、フィルタを傾けると、フィルタの吸込み側が対面する煙道内側面側の空気の流れ(A31)とその煙道内側面と対向する対向面側の空気の流れ(A33)を比べると、前者の方が流量の大きい空気の流れが生ずることが明らかとなった。即ち、煙道の入り口付近である吸込口では、フィルタ平面から遠い方にある一辺側に近ければ流量の大きな空気の流れが生じ、フィルタ平面から近い方にある他辺側に近ければ流量の小さな空気の流れが生じるのである。かかる技術を使用して、整流板周囲の各方向の吸込みバランスを、設置タイプに応じて適正化を図ることが可能となる。
なお、煙道内におけるフィルタC50の傾け度合いは、適宜選択される。しかし、フィルタ吸込み面が、煙道内で吸込口を含む面と平行に近くなると(図視で水平に近くなると)、フィルタの吸込み側が対面する煙道内側面側の空気の流れ(A31)とその煙道内側面と対向する対向面側の空気の流れ(A33)との差が小さくなってくるので、フィルタ吸込み面と吸込口を含む面とのなす角度はある程度大きい方がよい。即ち、フィルタ平面からの距離が遠い方にある一辺C42から、換言すれば吸込口C41のフィルタC50に対向する一辺C42からフィルタC50を含む平面への垂線の足Hは、フィルタの上下位置における中央より下側に位置することが好ましい。
また、煙道内におけるフィルタC50の図視上下方向における設置位置は、フィルタC50の下端が吸込口C41から遠くなると、フィルタの吸込み側が対面する煙道内側面側の空気の流れ(A31)とその煙道内側面と対向する対向面側の空気の流れ(A33)との差が小さくなってくるので、フィルタC50は吸込口から近い方が、即ち、フィルタC50の下端は、吸込口C41の一辺C42に対向する他辺C43の近傍に配置されることが好ましい。例えば、吸込口C41のフィルタC50に対向する一辺C42からフィルタC50を含む平面への垂線の足Hが、フィルタ内にある程度が好ましい。
このようにして煙道内でフィルタを傾けて設置すると、また、煙道内でフィルタを煙道入口近傍に設置すると、吸込口と連通する換気装置の小型化・薄型化が可能となり、さらに整流板周囲の各方向の吸込みバランスを、設置タイプに応じて適正化を図ることが可能となる。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図2〜5は、本発明に係る第一実施例におけるレンジフード1を示す。また、図6は、レンジフード1に使用される吸込口パネル40を示す。
レンジフード1は、調理器の上方に設けられ、下方または周囲で行われる調理によって発生する湯気や油煙等を含む空気を捕集するための、上方に凹状の内面パネル30を内面に有する薄型のフード2を有する。内面パネル30は開口部31を有し、吸込口パネル40がその開口部31に気密に取り付けられる。
そして、吸込口パネル40は吸込口41を有し、油煙等を含む空気をその吸込口41から吸込み、煙道7内に引込み、その煙道7内に配置されるフィルタ50が油煙等を空気から取り除く。また、フード2の下方に設けられ、内面パネル30と対向する整流板5を備え、整流板5は、その周囲に、内面パネル30との間に空気を吸い込む隙間を形成する。なお、吸込口パネル40は、吸込口41の周囲に空気の流れの下流側へ立ち上がる立上部44を備える。吸込口41は、吸込口パネル40において、連通口6と一致する位置に適宜設けられる。
フード2は、吸込口パネルの吸込口41と適合した連通口6付近で、排気ダクト3に接続された送風機ボックス(換気装置)4と連結されている。送風機ボックス4は、連通口6と連通する煙道7と、ファン吸込口22で煙道7と連通する内部に空気の流れを発生させる送風機21を有するファンケーシング20を有する。従って、送風機21が稼働すると吸込口41は負圧となり、内面パネル30の下方の空気は吸込口41を通して吸入され、煙道7とファンケーシング20を経由して排気ダクト3を通して外部に排出される。なお、ファン吸込口22には、空気を低い抵抗でスムースに吸込むようにガイドするため、空気の流れに接する部分にラッパ口形状を有するベルマウス10を備える。
なお、換気装置とは、本実施例においては送風機ボックス4として記載するが、レンジフードを始めとして、食卓の上方に備えられ換気機能と照明機能とを備えた装置、浴室換気扇、浴室換気乾燥機、天井換気扇などの装置、その他の送風機を備える装置を含むものである。
このレンジフード1では、送風機ボックス(換気装置)4が背面側に偏心し、フード2と送風機ボックス4は背面で面一となっており、背面側で壁に取り付けられるタイプである。吸込口41の背面側の近傍に、空気の流れを通過させる孔51を有するフィルタ50の下端53が配置されている。フィルタ50の上端52は煙道7の正面側内側面に当接し、フィルタ50の両側端は煙道7の側面側内側面に当接するように配置される。従って、フィルタ50は、吸込口41から送風機21へ向かう空気の流れの全量が孔51を通って通過するように配置される。
吸込口41のフィルタ50に対向する一辺42からフィルタ50を含む平面への垂線の足Hは、フィルタ50内に位置する。なお、吸込口41のフィルタ50に対向する一辺42とは、フィルタ50を含む平面にほぼ平行である吸込口の2辺(一辺42と他辺43)の内、その平面からの距離が遠い方にある1辺である。このように、フィルタ50は、一辺42がフード2の正面側に位置し、正面側へ吸込み面を下方に向けるようにして配置されることで、内面パネル30と整流板5との間にできる正面側の隙間に生ずる空気の流れA41の流量は、背面側の隙間に生ずる空気の流れA42の流量よりも大きくなる。これによれば、フィルタ50を正面側へ傾斜させることで、吸引力を働かせる整流板5の正面側の隙間の方への指向性を備えることができ、吸込みバランスの適正化が図られたレンジフード1を提供することができる。特に、通常吸込力が最も必要とされるレンジフードの正面側の吸込力を、他の方向より大きくすることができる。なお、レンジフードの正面側とは通常調理者が調理時に対面して立つ側の面のことである。
また、垂線の足Hは、フィルタ50の上下位置の中央より下側に位置することが好ましい。垂線の足Hがフィルタ50の上下位置の中央より下側に位置することで、フィルタ50を大きく傾斜させることができる。そうすると、整流板5とフィルタ50の間の空間が広くとれ、フィルタ全面を孔51が存在する通気部として有効に使用することが出来るため、通気抵抗を低くすることができる。また、風量が増大するとともに、同一風量下での送風機出力を下げることができ騒音値も低下させることができる。また、フィルタ50を大きく傾斜させることで、換気装置4の薄型化も可能となる。
また、フィルタ50の下端53は、吸込口41の一辺42に対向する他辺43の近傍に配置されることが好ましい。これによれば、フィルタ50を煙道7の入り口となる吸込口41の近傍に配置することで、吸引力を働かせる整流板周囲の各方向の指向性を備えることができ、吸込みバランスの適正化が図られ、油煙捕集能力の低下を回避したレンジフードを提供することができる。また、換気装置の小型化が可能となる。
なお、レンジフード1のフードの厚みは、特に限定されるものではないが、本発明の効果が大きく表れるのは、フード2の厚みが40mm以下であるようなフードを備える場合である。このように、フード部の厚みが40mm以下程度のレンジフードでは、整流板5とフード2との空間距離が小さいため、フード2に水平にフィルタを取り付けた場合にはフィルタ全面を有効に活用できないため通気抵抗が高くなり、吸込み性能(風量)が悪くなる傾向にあるが、本構成によれば、かかる問題を解決することができる。
<第二実施例>
図7〜10は、本発明に係る第二実施例におけるレンジフード1Aを示す。また、図11は、レンジフード1Aに使用される吸込口パネル40Aを示す。なお、重複記載を避けるため、第一実施例と異なるところを主に説明する。
このレンジフード1Aでは、送風機ボックス(換気装置)4Aが側面側(左側面側)に偏心し、フード2Aと送風機ボックス4Aは側面で面一となっており、側面側で壁に取り付けられるタイプである。吸込口41Aの左側面側の近傍に、孔51Aを有するフィルタ50Aの下端53Aが配置されている。フィルタ50Aの上端52Aは煙道7Aの右側面側内側面に当接し、フィルタ50Aの両側端は煙道7Aの正面および背面側の内側面に当接するように配置される。従って、フィルタ50Aは、吸込口41Aから送風機21Aへ向かう空気の流れの全量が孔51Aを通って通過するように配置される。
なお、吸込口パネル40Aにおいて、吸込口41Aは、連通口6Aと一致する位置に適宜設けられる。本実施の場合、第一実施例とは、フィルタの傾斜方向が90度異なっているので、吸込口41Aの縦横比は、吸込口パネル40Aの縦横比とは大きく異なった形状をなす。
吸込口41Aのフィルタ50Aに対向する一辺42Aからフィルタ50Aを含む平面への垂線の足Hは、フィルタ50A内に位置する。このように、フィルタ50Aは、一辺42Aがフード2Aの右側面側に位置し、右側面側へ吸込み面を下方に向けるようにして配置されることで、内面パネル30Aと整流板5Aとの間にできる右側面側の隙間に生ずる空気の流れA41の流量は、左側面側の隙間に生ずる空気の流れA42の流量よりも大きくなる。これによれば、フィルタ50Aを右側面側へ傾斜させることで、吸引力を働かせる整流板5Aの右側面側の隙間の方への指向性を備えることができ、吸込みバランスの適正化が図られたレンジフード1Aを提供することができる。本実施例のような側面側で壁に取り付けられるタイプでは、壁側の方へ送風機ボックス4Aが寄ると吸込口41Aも壁側(本実施例では左側)に寄るため、壁とは反対側(本実施では右側)における空気の流れの流量が不足する場合があるが、かかる吸引力の指向性を備えることで、壁とは反対側(本実施では右側)での流量も十分に確保することができる。
本実施では、送風機ボックス4Aが左側面側に偏心しているが、言うまでもなく右側面側に偏心していてもよい。従って、フィルタ50Aに対向する一辺42Aは、フード2Aの側面側であって壁とは反対側の側面側に位置する。送風機ボックス4Aが壁側に偏心することで、吸込口41Aも平面視でいずれかの側面側に偏心することとなる。そうすると、一辺42Aからのフード2Aの一方の側面端までの距離は、他辺43Aからフード2の他方の側面端までの距離より大きい。なお、フード2Aの一方の側面端とは、一辺42Aと一方の側面端との距離が、(フード横幅−吸込口幅)/2以上となる側面端(図10内S1A)を言う。これによれば、換気装置4Aから遠い方向の吸込力が弱くなるのを防ぎ、整流板周囲の各方向の吸込みバランスの適正化を図ることができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。
1 レンジフード
2 フード
3 排気口
4 送風機ボックス(換気装置)
5 整流板
6 連通口
7 煙道
10 ベルマウス
20 ファンケーシング
21 送風機
22 ファン吸込口
30 内面パネル
31 開口部
40 吸込口パネル
41 吸込口
42 一辺
43 他辺
44 立上部
50 フィルタ
51 孔
52 フィルタの下端
53 フィルタの上端
Ax 空気の流れの向きや大きさ

Claims (2)

  1. フードと、
    前記フードの上部に設けられる換気装置と、
    前記フードの内面に設けられ、前記換気装置と連通する吸込口を有する内面パネルと、
    前記フードの下方に設けられ、前記内面パネルと対向する整流板と、
    を備え、
    前記フードの側面側で壁面に設置されるレンジフードであって、
    前記換気装置は、
    空気の流れを発生させる送風機と、
    前記送風機と前記吸込口を連通する煙道と、
    前記煙道において、前記吸込口から前記送風機へ向かう前記空気の流れの全量が通過し、フィルタ上端が送風機から離れる方向に傾斜して配置される平面状のフィルタと、
    を有すると共に、前記送風機が前記煙道より前記側面側に位置するように前記吸込口が偏心し、
    前記吸込口の前記フィルタに対向する一辺から前記フィルタを含む平面への垂線の足は、前記フィルタ内に位置し、
    前記垂線の足は、前記フィルタの中央より下側に位置し、
    前記フィルタの下端は、前記吸込口の前記一辺に対向する他辺の近傍に配置され、
    前記一辺は、前記フードの側面側に平行に位置し、
    前記吸込口は、前記換気装置が偏心する同じ側面側に偏心し、
    前記一辺からの前記フードの一方の側面端までの距離は、前記他辺から前記フードの他方の側面端までの距離より大きい
    レンジフード。
  2. 前記フードの厚みは、40mm以下であることを特徴とする請求項に記載のレンジフード。
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